JP5560960B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、さらに詳しくは、画像形成部(インクジェット記録、電子写真方式による画像形成等またはそれら複数の機能の組み合わせを含む)、上下方向に少なくとも上下2段のシートロール(ロール紙)支持部を、装置本体の上部から下部に向けてこの順に配置した画像形成装置に関する。
装置本体の上部から下部に向けて、用紙(シート)に画像形成を行う画像形成部と、長尺の用紙が巻回されてなるロール紙(シートロール)から該用紙を繰り出し可能に支持するための、装置本体の鉛直・上下方向に少なくとも上下2段のロール紙支持部(シートロール支持部)とをこの順に配置した画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。このようなロール紙を用いて画像形成を行う画像形成装置としては、例えば大型の図面用の、複写機やプリンタ、プロッタ、インクジェット記録装置などが挙げられる。
特許文献1における給紙装置は、上下2段のロール紙トレイを有していて、ロール紙トレイが装置本体から引き出し可能になっていることにより、このロール紙トレイを引き出した状態でロール紙のセットやジャム処理を行うように構成されている(段落「0029」参照)。
特許文献2には、ロール紙が交換可能に収容されるロール紙収容部と、該ロール紙収容部に収容されたロール紙を巻きほどきながら引き出す用紙引出手段と、該用紙引出手段により引き出された用紙を切断するカッタと、該カッタにより切断された用紙を所定の搬送路に送り出す用紙送出手段と、前記ロール紙収容部、前記用紙引出手段、前記カッタ、および前記用紙送出手段を収容する、引出し式の筐体とを備えた給紙装置において、前記引出し式の筐体の上部に、該筐体が引き出された状態における、ロール紙の一時的な載置が自在な凹形形状のロール紙支持部材を備えたことを特徴とする給紙装置が開示されている。
また、プリンタに取付けるようになっている取外し可能なロールフィード装置であって、媒体のロールを保持するための支持手段を備えており、前記支持手段は当該プリンタの下側に取付けることができることを特徴とする取外し可能なロールフィード装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
一般的に装置本体高さの位置を低く抑え、かつ、ユーザによる操作パネルや原稿セット等の各種操作、あるいはジャム処理等の作業を装置本体の前面(以下、「正面」ともいう)から行うためには、用紙(ロール紙)等の収納部を装置本体前方下部に配置することが多い。これは、いわゆる「フロントオペレーション」あるいは「フロントローディング」とも呼ばれ、用紙補給やジャム処理作業などを装置本体の前面側から行うためである。
ロール紙は、巻かれている用紙の種類や用紙幅、巻き数にもよるが、重量が10kgを超えるものもあり、通常の流通形態で梱包されているカット用紙・枚葉紙束と比べて、一般的に重く、その交換作業は容易ではない。また紙種として光沢紙を用いたロール紙などは、現状価格で数万円もするものもあり、打痕や傷を付けぬようにその交換作業は非常に気を遣う。
特許文献1および特許文献2のように、広幅機などによく用いられるロール紙を複数セット可能な画像形成装置においては、鉛直・上下方向にロール紙を収容・配置するレイアウトとしているが、ロール紙を収容する引出し式の筐体を備えているため、ユーザは、筐体を引き出すことで上方から下方へロール紙を容易にセットすることが可能である。
ところが、筐体を引き出す構成にする場合、そのための複雑な構成が必要となる。すなわち、引出し式の筐体を構成する部品点数が多くなり、コストアップおよび装置が大型化し、さらにロール紙をセットするために筐体を引き出す工程が必要となることで操作性が悪くなるという問題点がある。
そこで、特許文献3に示されているように、開口部からロール紙をセットする方法を採用すれば、装置の小型化およびロール紙のセット性向上が図れる。
しかしながら、従来技術の場合、重いロール紙を上下方向ではなく、水平方向へセットしなければならない構成であるため、上下複数段のロール紙をセットする構成を採用すると、特に下段のロール紙をセットするときのユーザの姿勢が窮屈となり、さらにはユーザの腰への負担が大きくなってしまうという新たな問題点が発生する。
シートロール支持部がマシン(装置本体)の上部に配置されている例(特にロール紙一本対応の機種に多く見られるが)もあるが、10kgを超えるロール紙を自分の胸の高さ近くまで持ち上げる作業は、負荷が余りにも大きく、特に女性ユーザにはとても辛い作業となることから支持されないものと思われる。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、画像形成部、上下方向に少なくとも上下2段のシートロール(ロール紙)支持部を、装置本体の上部から下部に向けてこの順に配置した画像形成装置において、シートロール支持部、画像形成部などの相対的位置関係や、シートロール交換開口部の形状を工夫することで、シートロールの交換や原稿セットなどのユーザが行う作業性の向上、装置本体(マシン)サイズ低減、交換作業時に懸念されるシートロールへの汚染、打痕などのダメージが防止可能な画像形成装置を実現し提供することを、主な目的とする。
上述した課題を解決するとともに上述した目的を達成するために、請求項ごとの発明では、以下のような特徴ある手段・発明特定事項(以下、「構成」という)を採っている。
請求項1記載の発明は、装置本体の上部から下部に向けて、シートに画像形成を行う画像形成部と、長尺のシートが巻回されてなるシートロールから該シートを繰り出し可能に支持するための、前記装置本体の上下方向に隣る少なくとも上下2段のシートロール支持部とをこの順に配置した画像形成装置において、前記装置本体の前面部に、該前面側からシート搬送可能位置の前記各シートロール支持部へ個別に前記シートロールをセット可能である、該各シートロール支持部に対応した開口部が形成され、前記上下2段のシートロール支持部にセットされた前記各シートロールの中心位置が、前記装置本体の前後方向にオフセットし、かつ、前記下段のシートロールの中心位置が、前記上段のシートロールの中心位置よりも前記前面寄りに偏倚し、なおかつ、前記上段のシートロール支持部における前記開口部の上端部は、前記前面から前記後側に向うに従い上方から下方へ傾斜した傾斜部を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、装置本体の上部から下部に向けて、シートに画像形成を行う画像形成部と、長尺のシートが巻回されてなるシートロールから該シートを繰り出し可能に支持するための、前記装置本体の上下方向に隣る少なくとも上下2段のシートロール支持部とをこの順に配置した画像形成装置において、前記装置本体の前面部に、該前面側からシート搬送可能位置の前記各シートロール支持部へ個別に前記シートロールをセット可能である、該各シートロール支持部に対応した開口部が形成され、前記上下2段のシートロール支持部にセットされた前記各シートロールの中心位置が、前記装置本体の前後方向にオフセットし、かつ、前記下段のシートロールの中心位置が、前記上段のシートロールの中心位置よりも前記前面寄りに偏倚し、なおかつ、前記下段のシートロール支持部における前記開口部の上端部は、前記前面から前記後側に向うに従い上方から下方へ傾斜した傾斜部を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記下段のシートロール支持部にセットされた前記シートロールの前記中心位置が、前記上段のシートロール支持部の上方において前記装置本体の最も前面側に位置する装置本体前面端より前記前後方向の後方に位置することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置において、前記画像形成部の上部に、原稿の画像を読み取る画像読取部を配置し、前記画像読取部は、前記前面から前記後側に向けて画像読取位置へ原稿を搬送すべく原稿をセットする原稿載置台を有し、前記下段のシートロール支持部にセットされた前記シートロールの最大外径時における前記前後方向の前面端が、前記原稿載置台における前記前後方向の最も前面側に位置する原稿載置台前面端より前記前後方向の後方に位置していることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一つに記載の画像形成装置において、前記傾斜部は、前記上端部に配設されている部材の角を落とした切り欠き部であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記傾斜部は、前記上段のシートロール支持部を支持する支持部材に設けられていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一つに記載の画像形成装置において、前記下段のシートロール支持部は、前記装置本体が設置される床面に近づけて配置されていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか一つに記載の画像形成装置において、前記下段のシートロール支持部への前記シートロールのセット時の挿入角度は、前記上段のシートロール支持部への前記シートロールのセット時のそれと比べて、鉛直線に対してより鋭角に設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記課題を解決して新規な画像形成装置を実現し提供することができる。請求項ごとの効果を挙げれば次のとおりである。
請求項1記載の発明によれば、前記構成により、ユーザによるシートロール交換時の作業性が向上するとともに、上下段シートロール支持部にセットされた上下段シートロール間の距離を詰めることが可能となり、結果として装置本体(マシン)の高さが抑えられることで装置を小型化できる。また、シートロール交換作業時におけるシートロールと装置本体との接触によるシートロールへの汚れ、打痕などのダメージを防止できる。特に、上段のシートロールを交換する際、装置本体の前面開口部の手前から少し後(奥)側に向かってシートロールを落としこんでセットすることが可能となるので、さらに交換作業性が向上するとともに、上段のシートロール交換作業時のシートロールと装置本体との接触によるシートロールへの汚れ、打痕などのダメージをより確実に防止できる。
請求項2記載の発明によれば、前記構成により、ユーザによるシートロール交換時の作業性が向上するとともに、上下段シートロール支持部にセットされた上下段シートロール間の距離を詰めることが可能となり、結果として装置本体(マシン)の高さが抑えられることで装置を小型化できる。また、シートロール交換作業時におけるシートロールと装置本体との接触によるシートロールへの汚れ、打痕などのダメージを防止できる。特に、下段のシートロールを交換する際、装置本体の前面開口部の手前から少し後(奥)側に向かってシートロールを落としこんでセットすることが可能となるので、さらに交換作業性が向上するとともに、下段のシートロール交換作業時のシートロールと装置本体との接触によるシートロールへの汚れ、打痕などのダメージをより確実に防止できる。
請求項3記載の発明によれば、前記構成により、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、装置をより小型化できる。
請求項4記載の発明によれば、原稿セット等を含む原稿読取作業を行う際、ユーザは装置本体の前面(正面)に立って操作を行うが、下段のシートロール支持部にセットされたシートロールの最大外径時における前後方向の前面端が、原稿載置台における前後方向の最も前面側に位置する原稿載置台前面端より前後方向の後方に位置していることにより、請求項1ないし3の何れか一つに記載の発明の効果に加えて、画像読取部の高さを低減できるので原稿読取作業性も向上するとともに、ユーザの脚が装置本体(例えば、下段のシートロール支持部にセットされたシートロールの最大外径時における前後方向の前面端等)にぶつかることなく、快適に原稿読取作業を行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、前記構成により、請求項1または2記載の発明の効果と同様の効果を奏する。
請求項6記載の発明によれば、前記構成により、上段のシートロール支持部を支持する支持部材の強度を維持しつつ、下段のシートロール支持部への下段のシートロールの交換作業性がさらに向上する。
請求項7記載の発明によれば、前記構成により、請求項1ないし6の何れか一つに記載の発明の効果に加えて、下段のシートロールをセットするときのユーザの作業姿勢が楽になることでユーザの腰への負担が軽くなり、特に下段のシートロール支持部に対する下段のシートロールの交換作業性がさらに向上する。
請求項8記載の発明によれば、前記構成により、請求項1ないし7の何れか一つに記載の発明の効果に加えて、ユーザによる上段および下段のシートロール支持部へのシートロールのセット時の作業姿勢が楽になるので、シートロールの交換作業性がさらに向上する。
本発明の第1の実施形態を示す画像形成装置全体の断面図である。 図1における画像形成部、開口部、上下段のフランジ受け台の外観斜視図である。 上段ロール紙がフランジ部材を介して上段フランジ受け台にセットされた状態を示す外観斜視図である。 フランジ部材の外観斜視図である。 装置本体の前面から見て左側のフランジ部材とフランジ受け台との関係を示す斜視図である。 上段ロール紙に装着されたフランジ部材がフランジ受け台に装着・セットされた状態において、図5における主走査方向から見た側面図である。 第1の実施形態の特徴部分を示す画像形成装置全体の断面図である。 第1の実施形態の別の特徴部分を示す画像形成装置全体の断面図である。 図8における要部の断面図である。 第1の実施形態の別の特徴部分を示す画像形成装置全体の断面図である。 (a)は、第1の実施形態におけるフランジ受け台と受け台位置決めステーとの締結関係を示す断面図、(b)は、比較例において(a)と同様の締結関係を示す断面図である。 変形例1における要部の断面図である。 (a)は、変形例2を示す画像形成装置全体の断面図、(b)は、(a)の画像読取部の拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す画像形成装置における画像形成部、開口部、上下段のスプール軸受け台、スタンドの外観斜視図である。 図14の断面図である。 上段ロール紙に装着されたスプールと上段スプール軸受け台との関係および動作を装置本体の前面から見た状態で説明する要部の斜視図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施形態を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。
(第1の実施形態)
図1〜図11(a)を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。まず、図1および図2を参照して、第1の実施形態に係る画像形成装置全体の構成とともに要部の動作を説明する。図1に示す画像形成装置は、装置本体1の上部から下部に向けて、画像読取部2と、画像形成部3と、フランジ受け台5a,5bとがこの順に配置されている。
画像読取部2は、原稿(図示せず)の画像を読み取る機能・構成を、画像形成部3は、搬送されてくるシートとしての用紙10に画像形成を行う機能・構成を有する。フランジ受け台5a,5bは、長尺の用紙が巻回されてなるシートロールとしてのロール紙4a,4bから用紙10をそれぞれ繰り出し可能に支持するシートロール支持部としての機能・構成を有し、装置本体1の鉛直方向でもある上下方向Zに隣る上下2段に配置されている。なお、フランジ受け台5a,5bは、図1を含め、後述する図7、図11(a)、(b)、図13では、見やすくするために格子状模様を付している。
上下方向Zに直交する前後方向Xにおいて、図1における装置本体1の左側が前面1F(正面)側であり、右側が後(奥)側である。上下方向Zおよび前後方向Xに直交するとともに図1の紙面を貫通する方向が主走査方向Y(図2参照)であり、シート幅方向(用紙幅方向)に相当する。
以下、図において上段に位置するフランジ受け台5aを「上段フランジ受け台5a」と、図において下段に位置するフランジ受け台5bを「下段フランジ受け台5b」ともいう。同様に、上段フランジ受け台5aにセットされるロール紙4aを「上段ロール紙4a」と、下段フランジ受け台5bにセットされるロール紙4bを「下段ロール紙4b」ともいう。
画像読取部2は、装置本体1の前面から後側に向けて画像読取位置へ原稿を搬送すべく原稿をセットする原稿載置台としての原稿台11と、画像読取位置へ原稿を搬送する原稿搬送手段としての原稿給送ローラ12と、画像読取位置に配置され原稿の画像を読み取る画像読取手段としての密着イメージセンサ14と、画像読み取り終了後の原稿を排出する原稿排出手段としての原稿排出ローラ15と、排出された原稿を積載する原稿排出台16とを有する。
原稿台11上に載置された原稿(図示せず)は原稿給送ローラ12により1枚ずつ原稿搬送路13に給送される。原稿給送ローラ12により給送されてきた原稿(図示せず)は原稿搬送路13の画像読取位置に配置された密着イメージセンサ14によりその画像が読み取られ、この画像の読み取り終了後に、原稿排出ローラ15により原稿排出台16に排出される。
密着イメージセンサ14は、全体として主走査方向Y(図2参照)に長い形状をしており、原稿を照明する光源およびイメージセンサを有している。密着イメージセンサ14の上記光源で原稿搬送路13において原稿を照明し、該原稿からの反射光をレンズアレイなどを通して上記イメージセンサ上に結像させて、光電変換を行うことにより画像信号を出力する。また、密着イメージセンサ14の上方近傍に設けられたコンタクトガラス(図示せず)に対向して、原稿を押圧する白色基準板を兼ねる圧板17が設けられている。
画像形成部3は、本実施形態例ではインクジェット記録方式で画像形成を行う構成である。図2に示すように、本インクジェット記録装置は、シリアル型インクジェット記録装置である。
画像形成部3に対応した装置本体1の内部には、ガイドロッド18およびガイドレール19が図示しない側板に掛け渡され、これらのガイドロッド18およびガイドレール19にキャリッジ20が主走査方向Yに摺動可能に保持されている。キャリッジ20には、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインク滴を吐出する液体吐出ヘッドである液体記録ヘッド(図示せず)が搭載されている。各液体記録ヘッドには、図示しないが、各液体記録ヘッドにインクを供給するサブタンクが一体的に備えられている。
キャリッジ20を主走査方向Yに移動走査する主走査機構は、主走査方向Yの一方側(図において左斜め上方)に配置された駆動モータ21と、この駆動モータ21の出力軸に連結され駆動モータ21によって回転駆動される駆動プーリ22と、主走査方向Yの他方側(図において右斜め下方)に配置された従動プーリ23と、駆動プーリ22と従動プーリ23との間に巻き掛けられたベルト部材24とを備えている。従動プーリ23は、図示しないテンションスプリングによって外方、すなわち駆動プーリ22から離れる方向にテンションが掛けられている。
ベルト部材24は、キャリッジ20背面側に設けられたベルト固定部にその一部分が固定保持されていることで、キャリッジ20を主走査方向Yに牽引するようになっている。
キャリッジ20の主走査方向Yに沿ってキャリッジ20の主走査位置を検知するためのエンコーダシート(図示せず)が配置され、キャリッジ20に設けられたエンコーダセンサ(図示せず)によって、上記エンコーダシートが読み取られる。このキャリッジ20における主走査領域のうち、記録領域では上段ロール紙4aまたは下段ロール紙4bから後述するように繰り出され搬送されてきた用紙10が図示しない紙送り機構によって、キャリッジ20の移動方向である主走査方向Yと直交する副走査方向(図1の前後方向Xのうちの前方向Xaである)に間欠的に搬送される。
また、主走査領域のうちの一方の端部側領域(図において右斜め下方側)には、キャリッジ20内の各液体記録ヘッドの維持回復を行う維持回復機構25が配置され、さらに、各液体記録ヘッドのサブタンクに供給する各色のインクを収容したメインカートリッジ26が装置本体1に対して着脱自在に装着される。
図1において、画像形成部3の図中左矢印で示す出口前方には排紙ガイド板(図1では省略、図9、図12参照)が配設されており、該排紙ガイド板の手前には用紙10を所定の長さに切断するシート切断手段としてのカッタ27が配置されている。このカッタ27は、複数のプーリ(そのうちの1つのプーリは駆動モータに連結されている)間に掛け渡されたワイヤやタイミングベルトに固定され、駆動モータによりプーリを介してワイヤやタイミングベルトが主走査方向Yに移動することで用紙を所定の長さに切断する公知のものからなる。
次に、ロール紙4a,4bおよびフランジ受け台5a,5bについて説明する。
図1および図2に示すように、フランジ受け台5aにはフランジ部材6a(図1では省略)を介してロール紙4aが、フランジ受け台5bにはフランジ部材6b(図1では省略)を介してロール紙4bがそれぞれセットされているが、幅方向のサイズや紙種(シート種類)が異なるロール紙をセット可能である。幅方向のサイズとしては、例えばA0やA1に対応した大きいサイズやその他様々なサイズが、紙種としては上述したような光沢紙等の大変高価なものから普通紙等も用いられる。
ロール紙は、通常、長尺の用紙が、厚紙などを材料として構成された紙管等の芯管(図示せず)に巻き付けられて形成されている。本実施形態では、未使用時のロール紙4a,4bの最大外径として、例えば大体200mm程度までを用いることを想定しているが、この数値に限定されるものではない。
図1および図2に示すように、装置本体1の前面1Fは、フランジ部材6a,6bを介してロール紙4a,4bを前面1F側からフランジ受け台5a,5bへセット可能とする、各フランジ受け台5a,5bに対応した複数(本実施形態例では2つ)の開口部7,8を有する。
図3および図4等に示すように、上段ロール紙4aをマシンである装置本体1へセットする際は、フランジと呼ばれるガイド部材である上段ロール紙4a用のフランジ部材6aを、上段ロール紙4aにおける前記紙管両端の内部に挿し込み、上段ロール紙4aの両端に固定されたフランジ部材6aを上段フランジ受け台5aに落とし込んでセットする。同様に、下段ロール紙4aを装置本体1へセットする際は、下段ロール紙4b用のフランジ部材6bを、下段ロール紙4bにおける前記紙管両端の内部に挿し込み、下段ロール紙4bの両端に固定されたフランジ部材6bを下段フランジ受け台5bに落とし込んでセットする。
上記のとおり、フランジ部材6a,6bは、上段ロール紙4a(または下段ロール紙4b)の前記紙管(巻き芯)の軸方向に沿って両端にそれぞれ同軸上に固定される。フランジ部材6a,6bの外径は、ロール紙4a,4bの最大外径(未使用時)よりも小さく形成されている。図3において、31は、主走査方向Yの両端に位置する上段フランジ受け台5aを保持する「受け台位置決めステー」を示す。
図4を参照して、ロール紙給紙方式の一つであるフランジ方式の一例を説明する。フランジ部材6a,6bは、ロール紙の端面に突き当たる大径円盤部6cと、紙管内部に差し込まれる小径円筒部6dとから主に構成される。同図に示すフランジ部材の例では、上段ロール紙4a用のフランジ部材6aと下段ロール紙4b用のフランジ部材6bとの差異は、例えば2インチ、3インチ等のロール紙の前記紙管の内径に対して圧着ないし嵌合固定される小径円筒部6dの外径の大きさだけであるので、以下、上段ロール紙4a用のフランジ部材6aを代表して詳しく説明する。当然のことながら、上・下段ロール紙用のフランジ部材は、上記差異がある例に限定されず、例えば上段ロール紙用と下段ロール紙用とで小径円筒部の外径等の大きさが同じで共通使用されても良いことは無論である。
フランジ部材6a,6bの大径円盤部6cは、後述する図5に示す中継コロ28および支持コロ29と当接して回転可能に支持される当接部6eと、図5に二点鎖線で示す上段ロール紙4aの端面に突き当たる突き当て部6fとから形成されている。
ロール紙とフランジ部材との固定は、大径円盤部にレバー(図示せず)が備えられており、このレバーを操作することで小径円筒部から爪(図示せず)が突出し、紙管に食い込んで嵌合する構成や、小径円筒部がテーパ形状となっており、小径円筒部を紙管に強く挿し込んでテーパ部を紙管に食い込み・嵌合させるものなどが一般的に知られている。
ロール紙給紙方式には、大別して上記フランジ方式とスプール方式とがある。フランジ方式は、後述するスプール方式と比べて、フランジ部材自体が軽いためその操作・作業性は良いが、フランジ部材に対する摩擦で回転駆動力を伝達するため、一般的にその駆動機構が複雑になる。これに対し、スプール方式は、例えばアルミ等の金属製のスプールもしくはマンドリルシャフト(特許文献2の段落「0002」、図6等参照)と呼ばれる、長尺シャフトをロール紙の紙管に差込・装着固定するため、狭い作業スペースであるとその作業がやりにくい。また、スプール方式では、重いロール紙を中心1点で支持できる利点があり、最低2点、しかもフランジ外径を支持するフランジ方式に比べると、起動・停止時の慣性が小さくて済む。また、スプール方式は、フランジ方式であると必要な、ロール紙の下方に配置されたステー(後述する図3、図5、図6に示す受け台位置決めステー31参照)が不要となる。
本実施形態では、ロール紙セットの作業性向上、交換作業時に懸念されるロール紙への汚染や打痕などのダメージ向上が大きな目的であるため、ロール紙給紙方式としてフランジ方式を採用しているが、後述する第2の実施形態で説明するスプール方式でもよいことは無論である。
図5および図6を参照して、フランジ部材6a,6bおよびフランジ受け台5a,5bについて、さらに詳しく説明する。図5は、装置本体1の前面(正面)から見て左側のフランジ部材6aとフランジ受け台5aとの関係を示す斜視図である。図6は、上段ロール紙4aの両端部に装着されたフランジ部材6aがフランジ受け台5aに装着・セットされた状態において、図5における主走査方向Yから見た側面図を示す。両図において、上段ロール紙4aを二点鎖線で示す。
上段ロール紙4aの両端部に装着されたフランジ部材6aを上段フランジ受け台5aに装着・セットするときの図と、下段ロール紙4bの両端部に装着されたフランジ部材6bを下段フランジ受け台5bに装着・セットするときの図とは、図3、図5および図6に示す受け台位置決めステー31の形状が主に相違するだけであり、これを表すため図3では下段ロール紙4b、下段フランジ受け台5bおよびフランジ部材6bに括弧を付して区別している。以下、上段ロール紙4aの両端部に装着されたフランジ部材6aを上段フランジ受け台5aに装着・セットする場合を代表して説明する。
フランジ受け台5aは、主走査方向Yに延在する受け台位置決めステー31にスライド移動可能に取り付けられている。説明が前後するが、図3のみに示すように、両端の各フランジ受け台5aは、受け台位置決めステー31の裏面側に設けられたラックアンドピニオン機構(図示せず)によって、受け台位置決めステー31に主走査方向Yと平行に形成された案内溝31a,31bに沿って主走査方向Yにスライド移動可能、かつ、任意の位置でロック可能に構成されている。
フランジ受け台5aは、ロール紙4aから用紙が繰り出し可能に、すなわち回転可能に支持されるロール紙4aの両端に対応し、受け台位置決めステー31の2箇所に設けられている。また、中継コロ28、支持コロ29は、支持されるロール紙(図5および図6の例では上段ロール紙4a、以下同じ)の回転軸に垂直な同一の面内に設けられている。また、巻戻しローラ30は、ロール紙4aの両端に位置している2つのフランジ受け台5aの中継コロ28と接触するように長尺に形成されている。
図5に示すように、フランジ受け台5aには、支持されるロール紙の回転軸に沿う手前側の収容壁32と、支持されるロール紙4aの回転中心軸線に沿う手前側と反対側である外側の収容壁33とが一体的に形成されており、収容壁32と収容壁33とのそれぞれに、フランジ部材6aに一体的に形成された当接部6eの形状に対応して略半円形の切欠き部32aが設けられている。
図6に示すように、フランジ部材6aの当接部6eは、中継コロ28および支持コロ29と当接して回転可能に支持される。テーパ部35は、フランジ受け台5aに装着・セットされたロール紙4aの回転中心軸に沿う手前側に隣接して、ロール紙4aから用紙を給紙する際のガイドとして機能する。
このように構成されたフランジ受け台5aは、ロール紙4aの両端にフランジ部材6aが取り付けられるのに対応し、ロール紙4aの回転中心軸方向に沿って両端から等距離にある中心点を通り、回転軸に垂直な面を中心として略面対称になるように、さらにもう一つがロール紙4aの他端に対応して設けられる。すなわち、フランジ受け台5aは、左右一対になるように設けられる。
フランジ受け台5aに装着・セットされたフランジ部材6aは、フランジ受け台5aの中継コロ28および支持コロ29によって、ロール紙4aに取り付けられたフランジ部材6aが回転可能に支持されるとともに、フランジ受け台5aの収容壁32、33によって、フランジ部材6aが取り付けられたロール紙4aが回転中心軸に沿う方向、すなわち主走査方向Yに移動しないように拘束されている。
巻戻しローラ30は、ロール紙4aの両端に位置している2つのフランジ受け台5aの中継コロ28と接触するように長尺に形成されている。巻戻しローラ30は、図示しない駆動装置により駆動され、ロール紙4aに用紙を巻戻すよう機能する。巻戻しローラ30によるロール紙4aへの用紙の巻戻しは、ロール紙4aから用紙を繰り出し・順送りするときの撓み除去や、上段ロール紙4aから下段ロール紙4bまたはこの逆のときの用紙搬送位置制御のために行われる。具体的には、巻戻しローラ30−中継コロ28−フランジ部材6aへの摩擦接触によって、駆動装置からの駆動力が巻戻しローラ30に伝達され、フランジ部材6aを逆回転させる。すなわち、中継コロ28は、巻戻しローラ30からの駆動力をフランジ部材6aに中継伝達するものである。
巻戻しローラ30の軸部には、クラッチ機構として、図示しないワンウェイクラッチが介装されている。この巻き戻しローラ4に設けられたワンウェイクラッチは、駆動装置からの駆動力を、巻き戻し回転の際には伝達し、順送り回転の際には遮断する。
駆動装置は、例えばモータ等で構成され、ロール紙4aからの用紙を順方向へ搬送するための駆動力を図1に示す給紙ローラ9a,9bに、またロール紙4aに用紙を巻き戻すための駆動力を巻戻しローラ30に与える。
上述のとおり、上段ロール紙4aがフランジ部材6aを介して上段フランジ受け台5aに載置・セットされた際には、中継コロ28および支持コロ29によって回転可能に、すなわち上段ロール紙4aからの用紙が繰り出し可能となり、この際、上段ロール紙4aの回転中心位置である中心位置4a1の芯出しが自動的に行われることとなる。下段ロール紙4bがフランジ部材6bを介して下段フランジ受け台5bセットされた際にも、上記同様に下段ロール紙4bの回転中心位置である中心位置4b1の芯出しが自動的に行われる。
なお、本実施形態においては、上段ロール紙4aと下段ロール紙4bとの各紙管の内径および用紙幅が互いに異なる2種類のものを用いており、これに対応してフランジ部材6a,6bおよび上・下段フランジ受け台5a,5bも互いに異なる2種類のものを用いている。ロール紙には、上述したように紙種が異なるものがある他、紙管(芯管)の径が異なる複数のサイズ、例えば一般的なサイズである2インチや3インチのものがあり、その場合には上記した支持コロの配置位置や数を変えて対応できるように構成されるが、これ以上の説明は本発明の範囲を超えるため省略する。
図1および図2を参照して、上述した構成を有する画像形成装置全体の動作を説明する。図1および図2において、上述したように、ロール紙に対するフランジ部材の装着・セット操作等によって、上段フランジ受け台5aにはフランジ部材6aを介して上段ロール紙4aが、下段フランジ受け台5bにはフランジ部材6bを介して下段ロール紙4bがそれぞれセットされ、また図1に示す給紙ローラ9aからは上段ロール紙4aの用紙10の先端が、給紙ローラ9bからは下段ロール紙4bの用紙10の先端がそれぞれ給紙可能状態にセットされているものとする。
ユーザによって、画像読取部2の原稿台11に画像形成すべき原稿(図示せず)がセットされるとともに、画像読取部2近傍の装置本体1に配設された図示しない操作部のキー操作などが行われることで、各種の画像形成条件、例えば上下段のロール紙の選択や、カラー色の選択、画像形成枚数などが設定される。これらの信号が画像形成装置の制御部(図示せず)に入力されると、画像形成装置が作動する。すなわち、画像読取部2では上述した原稿画像の読み取りが行われて、密着イメージセンサ14から画像信号が出力される。
そして、前記キー操作により、例えば上段ロール紙4aが選択されたときには、前記モータの回転駆動により給紙ローラ9aが回転されることで、フランジ受け台5a上に載置されたフランジ部材6aが用紙繰り出し方向に回転し、上段ロール紙4aから用紙10が給送される。給紙ローラ9aから給送された用紙10は、装置後方から前方に向けて、図示しない搬送ローラなどの搬送手段により用紙(シート)搬送路を搬送されて画像形成部3のインクジェット記録領域へ搬送される。すると、図2において、キャリッジ20が主走査方向Yに移動し、用紙10を間欠的に送りながら、液体記録ヘッドを画像情報に応じて駆動して液滴を吐出させることによって、用紙10上に所要の画像が形成される。さらに、画像形成後の用紙10は、図1では省略されている排紙ガイド板(図9参照)の奥側に配設されたシート切断手段としてのカッタ27が主走査方向Yに移動することにより、所定の長さにカットされ、装置正面側に配置される図示しない排紙トレイへ排出される。
画像情報(画像データ)としては、画像読取部2で読み取られる原稿画像によるものに限らず、画像形成装置に通信可能に接続されたパソコン等のコンピュータから送信されるものであってよいことは無論である。
図1を参照して、本実施形態の特徴部分を説明する。
同図において、上述したように、上段ロール紙4aはフランジ部材6a(図1では省略、図2等参照)を介して上段フランジ受け台5aに、下段ロール紙4bはフランジ部材6b(図1では省略、図2等参照)を介して下段フランジ受け台5bにそれぞれセットされ、上段ロール紙4aと下段ロール紙4bとは、装置本体1の前面1F側の下端部に配置されている。装置本体1の前面1Fは、装置本体1の前面1Fから上段ロール紙4aの交換を行うための開口部7と下段ロール紙4bの交換を行うための開口部8とを備えている。
本実施形態では、上下2段の各フランジ受け台5a,5bにセットされた上・下段ロール紙4a,4bの中心位置4a1,4b1が、装置本体1の前後方向Xにオフセットし、かつ、下段ロール紙4bの中心位置4b1が、上段ロール紙4aの中心位置4a1よりも装置本体1の前面1F寄りに偏倚していることを特徴としている。
換言すれば、上・下段ロール紙4a,4bをセットする上・下段フランジ受け台5a,5bが、装置本体1の前後方向Xにずらして配置されており、これと同様に、上段フランジ受け台5aを支持する受け台位置決めステー31(図1では省略、図3、図5および図6等参照)の中心位置が、下段フランジ受け台5bを支持する受け台位置決めステー(図示せず)の中心位置よりも装置本体1の後側寄りにαmmだけ偏倚して配置されているとも言える。
ここで、上段ロール紙4aの中心位置4a1とは、フランジ部材6aを介して上段フランジ受け台5aにセットされた際の、フランジ部材6aの回転中心と同義であり、同様に、下段ロール紙4bの中心位置4b1とは、フランジ部材6bを介して下段フランジ受け台5bにセットされた際の、フランジ部材6bの回転中心と同義である。
偏倚量αmmは、本実施形態に対応した効果を奏するように、すなわち上・下段フランジ受け台5a,5bに対する上・下段ロール紙4a,4bの交換作業性の向上、原稿読取部2の原稿台11の高さを1000mm程度に低く抑えること、用いる上・下段ロール紙4a,4bの最大外径(未使用時)などを考慮して具体的に決める事項である。
また、本実施形態では、下段フランジ受け台5bは、装置本体1が設置される床面36に近づけて配置されていることを特徴としている。下段フランジ受け台5bの最下面と床面36との距離βmmは、下段フランジ受け台5bに対する下段ロール紙4bの交換作業性向上のため、β=100mm以上に設定するのが好ましい。
さらに、本実施形態では、上・下段フランジ受け台5a,5bに対する上・下段ロール紙4a,4bの交換作業性向上のため、開口部8を介しての下段フランジ受け台5bへの下段ロール紙4bのセット時の挿入角度θb(破線矢印で示す)は、開口部7を介しての上段フランジ受け台5aへの上段ロール紙4aのセット時の挿入角度θa(破線矢印で示す)と比べて、鉛直線に対してより鋭角、すなわちθb<θaに設定されていることを特徴としている。
本実施形態によれば、上記した構成および動作により、従来のような引出し式の筐体構成といった部品点数が多く高コストで複雑な構成を採らなくても、簡単なレイアウト構成によってユーザによる上・下段ロール紙4a,4bの交換作業性を改善できる。また、上・下段フランジ受け台5a,5bにセットされた上・下段ロール紙4a,4b間の距離を詰めることが可能となり、結果として装置本体1(マシン)の高さが抑えられることで原稿読取作業性が向上し、マシンサイズを小さくすることができる。また、上・下段ロール紙4a,4b交換作業時における上・下段ロール紙4a,4bと装置本体1との接触による上・下段ロール紙4a,4bへの汚れ、打痕などのダメージを防止できる。
また、下段フランジ受け台5bは、装置本体1が設置される床面36に近づけて配置されていることにより、ユーザの作業姿勢が楽になることでユーザの腰への負担が軽くなり、特に下段フランジ受け台5bに対する下段ロール紙4bの交換作業性がさらに向上する。さらに、挿入角度θb<挿入角度θaに設定されていることにより、ユーザによる上段フランジ受け台5a,5bおよび下段フランジ受け台5bへの上・下段ロール紙4a,4bのセット時の作業姿勢が楽になるので、上・下段ロール紙4a,4bの交換作業性がさらに向上する。
図7を参照して、別の観点から本実施形態の特徴を説明する。
図7に示す本実施形態の特徴は、下段フランジ受け台5bにセットされた下段ロール紙4bの中心位置4b1が、上段フランジ受け台5aにセットされた上段ロール紙4aの上方において装置本体1の最も前面1F側に位置する装置本体前面端1Fa(長円状破線で囲んで示す)より前後方向Xの後方寄りに位置するレイアウト構成にある。
具体的には上段フランジ受け台5aにセットされた上段ロール紙4aの上方にある装置本体前面端1Faが、下段フランジ受け台5bにセットされた下段ロール紙4bの中心位置4b1よりも前後方向Xの前面1F側にγmmだけ偏倚して位置するレイアウト構成となっている。
偏倚量γmmは、本構成に対応した効果を奏するように、すなわち第1の実施形態と同様の内容を考慮して具体的に決める事項である。
図8および図9を参照して、本実施形態の別の特徴を説明する。
両図に示す本実施形態の特徴は、上段フランジ受け台5aにおける開口部7の上端部が、前面1Fから後側に向うに従い上方から下方へ傾斜した傾斜部39aを有する点にある。
図8は、上段フランジ受け台5aにおける開口部7の上端部の断面図、図9は、図8の要部を拡大した断面図である。図9において、38,39はカッタ27によって切断された画像形成済みの用紙10を図示しない排紙トレイに排出案内する上下一対の排紙ガイド板を、37は画像形成部3でインクジェット記録により画像形成が行われる際に用紙10の裏面を吸引する吸引ファンをそれぞれ示す。排紙ガイド板38,39は、例えば板金を加工して製作される。
図8および図9に示すように、開口部7の上端部には、排紙ガイド板39が、吸引ファン37の前面側を囲むように配置されている。排紙ガイド板39には、吸引ファン37の領域までは前面1Fから後側に向うに従い上方から下方へ傾斜した、破線で囲んで示す傾斜部39aが形成されている。
傾斜部39aは、上段ロール紙4aが存在する領域全てに必要である。つまり、上段ロール紙4aをセットする際に手で持つ両端だけでなく、その最大外径がフランジ部材より大きい場合は全領域を逃げる必要がある。
傾斜部39aにするか後述する図12に示す切り欠き部39bにするかは、デザイン、および加工性の観点から決定することが望まれる。例えば、この効果は上記発明の効果に記載したように、角を落とした切り欠き部39bでも、傾斜部39aを有した形状でも同じであるが、特にプレス加工でテーパ形状を備え持つ部品は加工性が大きく劣る可能性があるので、この点を考慮して切削加工等の機械加工または塑性加工を採用するかを決定すればよい。また、この傾斜部39aおよび図12に示す切り欠き部39bによる「逃げ」量については、周辺にある機能部品との共存や、逃げを追加する部品の強度などを考慮し、決定すべきである。
具体的には、本構成に対応した上記発明の効果を奏するように、上段フランジ受け台に上段ロール紙4aが装着セットされた状態から、上段ロール紙4aが上段ロール紙着脱方向40に着脱される軌跡に沿って、想定される最大外径の上段ロール紙4aが周辺部品と干渉することのないように設定すべきである。
図10および図11(a)を参照して、本実施形態の別の特徴を説明する。図10は、下段フランジ受け台における開口部の上端部を要部として示す画像形成装置全体の断面図、図11(a)は、図10におけるフランジ受け台と受け台位置決めステーとの締結関係を示す断面図である。
図10および図11(a)に示す本実施形態の特徴は、下段フランジ受け台における開口部8の上端部が、前面1Fから前後方向Xの後側に向うに従い上方から下方へ傾斜した傾斜部31cを有する点にある。
下段フランジ受け台における開口部8の上端部には、上段フランジ受け台5aを支持する受け台位置決めステー31が配設されている。受け台位置決めステー31は、フランジ部材6aとともに上段ロール紙4aがセットされる上段フランジ受け台5aを支持する支持部材であり、強度部材として機能する。受け台位置決めステー31は、例えば板金で形成されている。
図11(a)に示すように、上段フランジ受け台5aと受け台位置決めステー31との締結構成は、前記受け台位置決めステー31と、この受け台位置決めステー31の内部に上段フランジ受け台5aを用紙幅方向(主走査方向)の任意の位置にスライド移動させるためのラック42と、このラック42と上段フランジ受け台5aとを固定する締結ネジ43とで構成されている。本実施形態例のように、受け台位置決めステー31の前後方向Xの幅が十分あれば、受け台位置決めステー31は上段ロール紙4aの重心に対して前後方向Xに余裕を持って、締結ネジ43による締結が可能となる。
しかしながら、図11(a)の本実施形態例に対し、図11(b)に示す比較例のように、下段ロール紙4bの交換作業性を最優先して傾斜部31c’による開放領域を大きく取った場合、ラック42の前後幅や締結ネジ43のスパンが狭くなり、結果として上段ロール紙4aの重心に対して受け台位置決めステー31’がアンバランスとなり、装置本体1前側のラック42’、受け台位置決めステー31’に対して大きな荷重が太矢印方向にかかってしまうので好ましくない。
(変形例1)
図12を参照して、変形例1を説明する。
本変形例は、図8および図9に示した第1の実施形態例と比較して、図12に示すように、傾斜部39aに代えて、上段フランジ受け台における開口部7の上端部に配設されている排紙ガイド板39の角を落とした切り欠き部39bを有する点が主に相違する。本変形例は、上記相違点以外は第1の実施形態と同様である。
切り欠き部39bが、上段ロール紙4aが存在する領域全てに必要である点等は図8および図9に示した傾斜部39aと同様である。具体的には、切り欠き部39bは、図8および図9に示した傾斜部39aと同様に、本変形例に対応した上記発明の効果を奏するように、上段フランジ受け台に上段ロール紙4aが装着セットされた状態から、上段ロール紙4aが着脱方向40に着脱される軌跡に沿って、想定される最大外径の上段ロール紙4aが周辺部品と干渉することのないように設定すべきである。
図示を省略しているが、図12に示した変形例1と同様に、図10および図11(a)に示した傾斜部31cに代えて、「角を落とした切り欠き部を有した」形状でも全く同様の効果が得られる。その場合の例では、図10を借りて説明すると、下段フランジ受け台5bにおける開口部8の上端部には、上段フランジ受け台5aを支持する受け台位置決めステー31が存在している。
本例によれば、図10および図11(a)に示した第1の実施形態例と同様に、下段ロール紙の下段フランジ受け台へのセット位置が低いため、切り欠き部による下段ロール紙の交換作業性向上の効果は顕著である。また、下段ロール紙の交換作業時の下段ロール紙と装置本体との接触による下段ロール紙へのダメージ(汚れ、打痕など)を防止できる。
(変形例2)
図13を参照して、第1の実施形態の変形例2を説明する。
変形例2は、図1〜図11(a)に示した第1の実施形態と比較して、図13(a)、(b)に示すレイアウト構成とした点のみが相違する。すなわち、変形例2は、図1等に示した原稿台11に代えて、原稿台11が前後方向Xの前側に装置本体前面端1Faより延びて原稿載置台前面端としての原稿台前面端11aを構成している点、下段フランジ受け台5bにセットされた下段ロール紙4bの最大外径時(用紙の未使用時)における前後方向Xの前面端5b1が、原稿台前面端11aより前後方向Xの後方に位置している点が主に相違する。本変形例は、上記相違点以外は第1の実施形態と同様である。
本変形例では、具体的には下段フランジ受け台5bにセットされた下段ロール紙4bの最大外径時(用紙の未使用時)における前後方向Xの前面端5b1が、原稿台11における前後方向Xの最も前側に位置する原稿台前面端11aより前後方向Xの後方にδmmだけ偏倚して位置するレイアウト構成となっている。
偏倚量δmmは、本変形例に対応した上記発明の効果を奏するように、その内容を考慮して具体的に決める事項である。
本変形例の画像形成装置で原稿読取作業を行う際、ユーザ34は装置本体1の前面1F(正面)に立って操作を行うが、上記レイアウト構成により、ユーザ34の脚34aが下段ロール紙4bの前面端5b1や、装置本体1の前面1Fの他の部位とぶつかることなく、快適に原稿読取作業を行うことができる。
(第2の実施形態)
図14〜図16を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。図14は、本発明の第2の実施形態を示す画像形成装置における画像形成部、開口部、上下段のスプール軸受け台、スタンドの外観斜視図である。図15は、図14の断面図である。図16は、上段ロール紙に装着されたスプールと上段スプール軸受け台との関係および動作を装置本体の前面から見た状態で説明する要部の斜視図である。
第2の実施形態は、第1の実施形態と比較して、スプール方式を採用した点が相違する。これにより、第2の実施形態は、図1、図2等に示したフランジ受け台5a,5bに代えて、図14および図15に示すスプール軸受け台101a,101bを用いる点、図5等に示した受け台位置決めステー31を除去した点、図5等に示したテーパ部35に代えて、ロール紙ガイド部102a,102bを用いる点、図2に示した装置本体1の下部形状(ロール紙を収容する領域)が箱型に代えて、スタンド103を用いる点が主に相違する。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付しその説明を省略する。
第2の実施形態は、上記相違点以外は第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態との上記相違点を中心に第2の実施形態の構成および動作を説明する。また、図14および図15では、図1等に示した第1の実施形態の画像読取部2がない画像形成装置を示しているが、この例に限らず、第1の実施形態のような画像読取部2を画像形成部3の上方に設けてもよい。
スプール軸受け台101a,101bは、ロール紙4a,4bから用紙10をそれぞれ繰り出し可能に支持するシートロール支持部としての機能・構成を有し、装置本体1の上下方向Zに隣る上下2段に配置されている。以下、図において上段に位置するスプール軸受け台101aを「上段スプール軸受け台101a」と、図において下段に位置するスプール軸受け台101bを「下段スプール軸受け台101b」ともいう。同様に、上段スプール軸受け台101aにセットされるロール紙4aを「上段ロール紙4a」と、下段スプール軸受け台101bにセットされるロール紙4bを「下段ロール紙4b」ともいう。同様に、図において上段に位置するロール紙ガイド部102aを「上段ロール紙ガイド部102a」と、図において下段に位置するロール紙ガイド部102bを「下段ロール紙ガイド部102b」ともいう。
上段ロール紙4aは、図16を参照して後述するようにスプール100を構成するギヤ104d、外軸104cを介して上段スプール軸受け台101aに、下段ロール紙4bは、ギヤ104d、外軸104cを介して下段スプール軸受け台101bにそれぞれセットされ、図14および図15に示すように、上段ロール紙4aと下段ロール紙4bとは、装置本体1の前面1F側の下端部に配置されている。装置本体1の前面1Fは、装置本体1の前面1Fから上段ロール紙4aの交換を行うための開口部7と下段ロール紙4bの交換を行うための開口部8とを備えている。
本実施形態において、上段ロール紙4aを上段スプール軸受け台101aへセットする際の、上段スプール軸受け台101aに対応する開口部7は、画像形成部3の筐体下端部(傾斜部39a)、上段スプール軸受け台101aの内側の面、ロール紙ガイド部102aで形成される。また、下段ロール紙4bを下段スプール軸受け台101bへセットする際の、下段スプール軸受け台101bに対応する開口部8は、ロール紙ガイド部102a、下段スプール軸受け台101bの内側の面、ロール紙ガイド部102bで形成される。
図16を参照して、スプール100、ロール紙セット手順およびスプール軸受け台101a,101bについて、詳しく説明する。図16は、装置本体1の前面(正面)から見て右側の、上段ロール紙4aに装着セットされたスプール100と上段スプール軸受け台101aとの関係を示す斜視図である。
上段ロール紙4aに装着されたスプール100を上段スプール軸受け台101aに装着・セットするときの図と、下段ロール紙4bに装着されたスプール100を下段スプール軸受け台101bに装着・セットするときの図とは、実質的に同様であり、これを表すため図16では下段ロール紙4b、下段スプール軸受け台101b、下段ロール紙ガイド102bに括弧を付して区別している。以下、上段ロール紙4aに装着されたスプール100を上段スプール軸受け台101aに装着・セットする場合を代表して説明する。
スプール100は、図16に示すように、上段ロール紙4aの紙管を挿通する挿通軸104aと、外軸104cの一端部に固着され、上段ロール紙4aの長手方向の一端面と当接し上段ロール紙4aが長手方向に移動することを規制する規制部104bを備えたスプールフランジ104と、スプール軸ガイド溝107に挿通・案内される外軸104cと、外軸104cの一端部に固着され、連結ギヤ106と噛み合うことで駆動が伝達されるギヤ104dとで構成される。スプールフランジ104は、第1の実施形態で用いたフランジ部材6a,6bと外観形状が類似していて概略切頭円錐台形状をなしている。
スプール軸受け台101aは、画像形成装置で用いる最大の用紙幅に対応したスプール軸長さに合わせて主走査方向Yにおける装置本体1の両端部に取り付け・固定されている。図16に示すように、スプール軸受け台101aは、スプール100の外軸104cが挿入されるスプール軸ガイド溝107と、スプール軸ガイド溝107を案内されたスプール100の外軸104cの一端部に固着されたギヤ104dと噛み合う連結ギヤ106と、連結ギヤ106と噛み合う駆動ギヤ105aを出力軸に備えた駆動モータ105とを有する。
スプールタイプのロール紙セットの一例について説明する。図16に示すように、紙管(図示せず)を芯に持つロール紙4aの図示しない紙管の一端部側(図において右側)から、スプールフランジ104が固着されたスプール100の挿通軸104a、外軸104cを挿入する。次いで、同図では破断して省略されている反対側のスプール軸(挿通軸104a、外軸104c)に対してスライド可能なスプールフランジ(図示せず)を挿入し、スプールフランジ104およびこれと対向する図示しないスプールフランジを、公知のロック・固定手段によりロール紙4aの図示しない紙管に固定すると共に、図示しないスプールフランジをスプール軸(挿通軸104a、外軸104c)にロック・固定することにより、スプールフランジセット完了状態にする。このスプールフランジセット完了状態の、スプール100を装着したロール紙4aをスプール軸受け台101aにセットすることとなる。
なお、スプールのロール紙へのセット方法・装置としては、上記したものに限らず、例えば特許第3590866号公報、特開平11−116109号公報、あるいは特開平10−198097号公報等に記載の周知の技術を適用可能である。
上・下段のロール紙ガイド部102a,102bは、上・下段のスプール軸受け台101a,101bに装着・セットされた上・下段のロール紙4a,4bの回転中心軸に沿う手前側に隣接して、上・下段のロール紙4a,4bから用紙を給紙する際のガイドとしてそれぞれ機能するものであり、第1の実施形態で用いた受け台位置決めステー31のテーパ部35と同様に機能する。また、上段ロール紙ガイド部102aは、第1の実施形態で用いた受け台位置決めステー31の傾斜部31cと同様の機能、すなわち下段スプール軸受け台101bにおける開口部8の上端部が、前面1Fから前後方向Xの後側に向うに従い上方から下方へ傾斜した傾斜部としても機能させることができる。
第1の実施形態、変形例1、2は、図11に示した第1の実施形態例を除き、第2の実施形態にも適用することができる。重複説明を避けるため、課題を解決するための手段に対応した第2の実施形態、変形例1、2の特徴部分を詳細には記載しないが、当業者であれば、次のような構成要素の読み替えを行えば容易に理解して実施することができる。すなわち、図1〜図10に示した第1の実施形態、図12に示した変形例1、図13に示した変形例2において説明した特徴部分において、「フランジ受け台5a,5b」を「スプール軸受け台101a,101b」に読み替えればよい。
以上説明したように、本実施形態においても、簡単なレイアウト構成によってユーザによる上・下段ロール紙4a,4bの交換作業性を改善できる。また、上・下段スプール軸受け台101a,101bにセットされた上・下段ロール紙4a,4b間の距離を詰めることが可能となり、結果として装置本体1(マシン)の高さが抑えられることで原稿読取作業性が向上し、マシンサイズを小さくすることができる。また、上・下段ロール紙4a,4b交換作業時における上・下段ロール紙4a,4bと装置本体1との接触による上・下段ロール紙4a,4bへの汚れ、打痕などのダメージを防止できる。その他、課題を解決するための手段に対応した上記発明の効果欄に記載した効果を奏することも無論である。
なお、本実施形態例では、上段ロール紙4aの開口部7の上辺を構成する画像形成部3の筐体下端部が、傾斜部39aであったが、これに限らず、第1の実施形態例のように傾斜していなくてもよい。
以上説明したとおり、本発明を特定の実施形態や変形例等について説明したが、本発明が開示する技術的範囲は、上述した実施形態や変形例等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
例えば、図1等に示した画像読取部2、画像形成部3、装置本体1の上下方向Zに隣る上下2段のフランジ受け台5a,5bやスプール軸受け台101a,101b、これらの構成部品や部材は、上述したものに限らず、それらと均等な全ての公知のものに置き換えても良い。一例を挙げると、画像形成部3は、シリアル型インクジェット記録装置に限定されず、ライン型インクジェット記録装置や電子写真方式による画像形成装置等またはそれら複数の機能を組み合わせた装置でも良い。
また、図1や図13等に示した画像形成装置に限らず、画像読取部2に加えて、装置本体の上部の正面側に操作部としての操作パネルを設けたものであっても良い。
また、ロール紙およびこれから用紙を繰り出し可能に支持するフランジ受け台やスプール軸受け台は、図1や図15等に示したように、上下方向に隣る上下2段の構成に限らず、上下方向に3段以上の構成、すなわち装置本体の上下方向に隣る少なくとも上下2段のシートロール支持部を配置したものでも良い。
1 装置本体
1F 装置本体の前面
1Fa 装置本体前面端
2 画像読取部
3 画像形成部
4a 上段ロール紙(上段のシートロール)
4a1 上段ロール紙の中心位置(上段のシートロールの中心位置)
4b 下段ロール紙(下段のシートロール)
4b1 下段ロール紙の中心位置(下段のシートロールの中心位置)
5a 上段フランジ受け台(上段のシートロール支持部)
5b 下段フランジ受け台(下段のシートロール支持部)
6a、6bフランジ部材
6c 大径円盤部
6c 小径円筒部
7 開口部
8 開口部
10 用紙(シート)
11 原稿台(原稿載置台)
11a 原稿台前面端(原稿載置台前面端)
20 キャリッジ
28 中継コロ
29 支持コロ
30 巻き戻しローラ
31 受け台位置決めステー(支持部材)
36 床面
39 排紙ガイド板(上端部)
39a 傾斜部
39b 切り欠き部
100 スプール
101a 上段スプール軸受け台(上段のシートロール支持部)
101b 下段スプール軸受け台(下段のシートロール支持部)
102a,102b ロール紙ガイド
103 スタンド
104 スプールフランジ
104d ギヤ
105 駆動モータ
107 スプール軸ガイド溝
X 前後方向
Y 主走査方向、シート幅方向
Z 上下方向
θa 上段ロール紙の挿入角度
θb 下段ロール紙の挿入角度
特開2009−130792号公報 特許第3498626号公報 特開平11−139632号公報

Claims (8)

  1. 装置本体の上部から下部に向けて、シートに画像形成を行う画像形成部と、長尺のシートが巻回されてなるシートロールから該シートを繰り出し可能に支持するための、前記装置本体の上下方向に隣る少なくとも上下2段のシートロール支持部とをこの順に配置した画像形成装置において、
    前記装置本体の前面部に、該前面側からシート搬送可能位置の前記各シートロール支持部へ個別に前記シートロールをセット可能である、該各シートロール支持部に対応した開口部が形成され
    前記上下2段のシートロール支持部にセットされた前記各シートロールの中心位置が、前記装置本体の前後方向にオフセットし、かつ、前記下段のシートロールの中心位置が、前記上段のシートロールの中心位置よりも前記前面寄りに偏倚し、なおかつ、前記上段のシートロール支持部における前記開口部の上端部は、前記前面から前記後側に向うに従い上方から下方へ傾斜した傾斜部を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 装置本体の上部から下部に向けて、シートに画像形成を行う画像形成部と、長尺のシートが巻回されてなるシートロールから該シートを繰り出し可能に支持するための、前記装置本体の上下方向に隣る少なくとも上下2段のシートロール支持部とをこの順に配置した画像形成装置において、
    前記装置本体の前面部に、該前面側からシート搬送可能位置の前記各シートロール支持部へ個別に前記シートロールをセット可能である、該各シートロール支持部に対応した開口部が形成され
    前記上下2段のシートロール支持部にセットされた前記各シートロールの中心位置が、前記装置本体の前後方向にオフセットし、かつ、前記下段のシートロールの中心位置が、前記上段のシートロールの中心位置よりも前記前面寄りに偏倚し、なおかつ、前記下段のシートロール支持部における前記開口部の上端部は、前記前面から前記後側に向うに従い上方から下方へ傾斜した傾斜部を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記下段のシートロール支持部にセットされた前記シートロールの前記中心位置が、前記上段のシートロール支持部の上方において前記装置本体の最も前面側に位置する装置本体前面端より前記前後方向の後方に位置することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部の上部に、原稿の画像を読み取る画像読取部を配置し、
    前記画像読取部は、前記前面から前記後側に向けて画像読取位置へ原稿を搬送すべく原稿をセットする原稿載置台を有し、
    前記下段のシートロール支持部にセットされた前記シートロールの最大外径時における前記前後方向の前面端が、前記原稿載置台における前記前後方向の最も前面側に位置する原稿載置台前面端より前記前後方向の後方に位置していることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置。
  5. 前記傾斜部は、前記上端部に配設されている部材の角を落とした切り欠き部であることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一つに記載の画像形成装置。
  6. 前記傾斜部は、前記上段のシートロール支持部を支持する支持部材に設けられていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 前記下段のシートロール支持部は、前記装置本体が設置される床面に近づけて配置されていることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一つに記載の画像形成装置。
  8. 前記下段のシートロール支持部への前記シートロールのセット時の挿入角度は、前記上段のシートロール支持部への前記シートロールのセット時のそれと比べて、鉛直線に対してより鋭角に設定されていることを特徴とする請求項1ないし7の何れか一つに記載の画像形成装置。
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