JP5638322B2 - タッチパネル及び携帯通信端末 - Google Patents

タッチパネル及び携帯通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP5638322B2
JP5638322B2 JP2010197367A JP2010197367A JP5638322B2 JP 5638322 B2 JP5638322 B2 JP 5638322B2 JP 2010197367 A JP2010197367 A JP 2010197367A JP 2010197367 A JP2010197367 A JP 2010197367A JP 5638322 B2 JP5638322 B2 JP 5638322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
touch panel
transparent
wiring
outer peripheral
peripheral seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010197367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012053806A (ja
Inventor
俊男 春木
俊男 春木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2010197367A priority Critical patent/JP5638322B2/ja
Publication of JP2012053806A publication Critical patent/JP2012053806A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5638322B2 publication Critical patent/JP5638322B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、入力デバイスとして利用されるタッチパネルに関する。
タッチパネルを入力デバイスとして利用する携帯通信端末がある。
携帯通信端末等の電子機器で利用されているタッチパネルとして、例えば、特許文献1、特許文献2に記載されているタッチパネルがある。
以下、図面を用いて、携帯通信端末等の電子機器で利用されている従来のタッチパネルの構成について説明する。
図9は、携帯通信端末等の電子機器で利用される従来のタッチパネルの断面図である。
タッチパネル900は、表面側から順に、板状のタッチパッド930と板状の液晶ディスプレイ920とが重ね合わせられて構成されている。そして、タッチパネル900の表面上には、タッチパネル900の表面を保護するための透明なカバーレンズ911が重ね合わされている。
タッチパッド930は、その外縁部に不透明な導体(例えば、銅)でできた複数の配線を有する配線領域932を備えている。
液晶ディスプレイ920は、液晶を封じ込めた板状の液晶封入領域923を備え、液晶封入領域923に封じ込められた液晶の配向状態を制御することで文字、図形等を表示する。
一般に、タッチパッド930の外縁部にある配線領域932は、不透明な配線を含んでいるために見栄えが悪い。
そこで、携帯通信端末等の電子機器外部から、配線領域932を見られないようにするために、カバーレンズ911の配線領域932に対向する位置には、不透明となるように加工された額縁901が形成されている。
特開2007−102565号公報 特開2008−32756号公報
一般に、タッチパネルに表示される文字、図形等が小さくなると、タッチパネルの操作性が悪くなってしまう。
そこで、携帯通信端末といった比較的小さな電子機器に搭載されるタッチパネルは、限られた大きさの中で、文字、図形等を表示するための液晶が封じ込められている板状の液晶封入領域の面積が可能な限り大きいことが望まれる。
前述の従来のタッチパネル900は、カバーレンズ911に配線領域932を隠すための不透明な額縁901が形成されるため、液晶封入領域923の全部が、額縁901で囲まれた領域よりも小さな領域に収められなければならない。
よって、液晶封入領域923の幅は、携帯通信端末等の電子機器の製造時等に発生する組立誤差及び斜めから見たときの視認性確保を考慮して、互いに対向する額縁901の辺に挟まれた幅よりオフセット量(例えば0.5mm)だけ狭い幅となる必要がある。
そこで、本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、液晶封入領域に封じ込められている板状の液晶の幅が、互いに対向する額縁の辺に挟まれた幅よりオフセット量だけ狭い幅となるように制限されることのないタッチパネルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るタッチパネルは、板状の液晶の側周面を不透明な外周シールで囲繞したものを、2枚の透明板で挟み込んでなる構造体と、中央の透明電極の外周に不透明な配線を含む配線部が配置されてなるタッチパッドと、バックライトとが、操作面側から上記順に重ね合わせられ、かつ、操作面側から見て、前記配線部が前記外周シールの背後に隠れていることを特徴とする。
上述の構成を備える本発明に係るタッチパネルは、タッチパネルの外部に配線領域が見られないようにするための不透明な額縁を必要としないため、従来のタッチパネルのように、板状の液晶の幅が、互いに対向する額縁の辺に挟まれた幅よりオフセット量だけ狭い幅となるように制限されることがないという効果を奏する。
携帯電話機100の斜視図 タッチパネル101の構成を示す分解斜視図 タッチパネル101についての、Y軸に垂直な平面における断面図 タッチパネル101についての、X軸に垂直な平面における断面図 タッチパッド230の構成を示す分解斜視図 X軸検知電極シート501とY軸検知電極シート502との平面図 タッチパネル作製方法を示すフローチャート 変形タッチパネル801の断面図 従来のタッチパネル900の断面図
<実施の形態>
<概要>
以下、本発明に係るタッチパネルの一実施形態として、操作面側から見て、文字、図形等を表示するための板状の液晶が封じ込められている液晶封入領域の背後に、タッチセンサとして機能する板状のタッチパッドが重なって配置されているタッチパネルについて説明する。
このタッチパネルは、携帯電話機の入力デバイスとして利用され、タッチパッドの外縁部にある不透明な配線領域の全てが、操作面側から見て、液晶封入領域に液晶を封入するための不透明な外周シールの背後に隠れている。
従って、この携帯電話機は、従来の携帯電話機で必要な、携帯電話機を利用するユーザに配線領域を見られないようにするための額縁がなくても、配線領域をユーザによって見られることはない。
以下、本実施の形態に係るタッチパネルの構成について、図面を参照しながら説明する。
<構成>
図1は、タッチパネル101を備える携帯電話機100の斜視図である。
同図に示す通り、携帯電話機100は、主表面が透明な板状のカバーレンズで構成され、内部にタッチパネル101を有し、主表面上にレシーバ開口部102と、マイク開口部103とを有する。
タッチパネル101は、文字、図形等を表示する機能と、携帯電話機100を操作するためのコマンドの入力を受け付ける機能とを有し、携帯電話機100の主表面を構成する透明なカバーレンズの背後に配置されている。
携帯電話機100を使用するユーザは、携帯電話機100の主表面を構成する透明なカバーレンズを通して、タッチパネル101が表示する文字、図形等を見ることができ、また、携帯電話機100の主表面を構成する透明なカバーレンズを通して、タッチパネル101を利用して携帯電話機100を操作するためのコマンドを入力することができる。
図2は、タッチパネル101の構成を示す分解斜視図である。
同図に示す通り、タッチパネル101は、携帯電話機100の主表面を構成するカバーレンズ211の背面側に配置され、板状の第1偏光板221と、板状のカラーフィルタガラス222と、板状の液晶封入領域223と、外周シール227と、板状のTFT(Thin Film Transistor)ガラス224と、外縁部に配線領域232を有する板状のタッチパッド230と、板状の第2偏光板225と、板状のバックライトモジュール229とが重ね合わせられることによって構成されている。
以下、タッチパネル101を構成する構成要素の詳細について、図面を用いて説明する。
図3は、タッチパネル101についての、図2におけるY軸に垂直な平面における断面図であって、図4は、タッチパネル101についての、図2におけるX軸に垂直な平面における断面図である。
カバーレンズ211は、タッチパネル101の表面を覆う、例えばガラス製の透明板であって、厚さが、例えば0.6mmとなっている。
第1偏光板221は、タッチパネル101のカバーレンズ211側表面に配置され、偏光方向が、ペアとなる第2偏光板225の偏光方向に対して90度ずれている関係となるように配置された偏光板であって、厚さが、例えば0.2mmとなっている。
カラーフィルタガラス222は、第1偏光板221と液晶封入領域223との間に挟まれて配置され、液晶封入領域223側の表面に、RGB(Red Green Blue)カラーフィルタが形成されている、例えばガラス製の透明板であって、厚さが、例えば0.4mmとなっている。
液晶封入領域223は、カラーフィルタガラス222とTFTガラス224との間に挟まれて配置され、互いに配向方向が90度ずれている1対の透明な配向膜と、その1対の配向膜に挟まれた板状の液晶と、それぞれの配向膜の配向方向に、それぞれの配向膜近傍の液晶を配向させるための1対の透明電極板とから構成され、厚さが、例えば50μmとなっている。
配向膜は、例えばポリイミド樹脂膜によって構成され、透明電極板の透明電極は、透明導体、例えばITO(Indium Tin Oxide)によって構成されている。
ここで、1対の配向膜のうちの第1偏光板221側の配向膜の配向方向は、第1偏光板221の偏光方向と一致し、1対の配向膜のうちの第2偏光板225側の配向膜の配向方向は、第2偏光板225の偏光方向と一致するように配置されている。
液晶封入領域223は、構成要素である液晶を、液晶封入領域223に封じ込めるために、側周面を不透明な外周シール227で取り囲まれている。
外周シール227は、カラーフィルタガラス222とTFTガラス224との間に挟まれ、液晶封入領域223の側周面を取り囲むように配置された、液晶を液晶封入領域223に封じ込めるためリング状の不透明な、例えば熱硬化型エポキシ樹脂製のシール材であって、厚さが、液晶封入領域223の厚さと同じ例えば50μmとなっていて、幅が、例えば0.6mmとなっている。
TFTガラス224は、液晶封入領域223とタッチパッド230との間に挟まれて配置され、液晶封入領域223側の表面に、液晶封入領域の透明電極板の電極に電圧を加えるためのスイッチとして機能する薄膜トランジスタが形成されている、例えばガラス製の透明板であって、厚さが、例えば0.4mmとなっている。
さらに、TFTガラス224の裏面には、X軸検知電極シート501(後述)が形成されている。
ここで、カラーフィルタガラス222と液晶封入領域223と外周シール227とTFTガラス224によって、構造体300が構成されている。
前述の外周シール227は、幅が、例えば0.5mm以上であれば、液晶を構造体300内に封じ込めるために必要な強度を確保することができる。
タッチパッド230は、TFTガラス224と第2偏光板との間に挟まれて配置される、カバーレンズ211の表面に触れている指の位置を検出するための静電容量方式タッチパッドであって、3辺の外縁部に、不透明導体、例えば銅によって構成される配線を含む配線領域232を有し、厚さが例えば50μmとなっている。
このタッチパッド230は、カバーレンズ211の表面に触れている指の、図2中のX軸方向の位置を検出するためのX軸検知電極シートと、カバーレンズ211の表面に触れている指の、図2中のY軸方向の位置を検出するためのY軸検知電極シートとを有し、図示していないタッチパッドコントローラによって制御される。
以下、図面を用いて、タッチパッド230の構成について説明する。
図5は、タッチパッド230の構成を示す分解斜視図である。
同図に示す通り、タッチパッド230は、X軸検知電極シート501と、絶縁膜503と、Y軸検知電極シート502とが重ね合わされて構成されている。
絶縁膜503は、表面に金属を蒸着させることができる透明な絶縁膜であって、例えば絶縁性プラスチック薄膜である。
図6は、X軸検知電極シート501とY軸検知電極シート502との平面図である。
X軸検知電極シート501は、アレイ状に配置された複数の正方形の透明電極パッドと、複数の透明配線と、複数の不透明配線とから構成されている。
透明電極パッドのそれぞれと、透明配線のそれぞれとは、透明導体、例えばITOをTFTガラス224の第2偏光板225側表面に蒸着させることで形成される。
不透明配線のそれぞれは、TFTガラス224の第2偏光板225側表面に、不透明導体、例えば銅を蒸着させることで形成される。
図6の右側の図に示すように、アレイ状に配置された透明電極パッドは、Y軸方向に互いに隣接する透明電極パッド間を透明配線によって接続され、Y軸方向に最下部に位置する透明電極パッドのそれぞれは、透明配線と、第1不透明配線群641を構成する不透明配線のそれぞれ、及び、第2不透明配線群642を構成する不透明配線のそれぞれとによって、X軸検知電極シート501外部へと電気的に接続される。
ここで、不透明配線のそれぞれは、X軸検知電極シート501の3辺の外縁部の、例えば幅0.5mmの配線領域232X内に形成されている。
また、配線領域232Xの幅(ここでは、例えば0.5mm)は、外周シール227の幅(ここでは、例えば0.6mm)よりも細くなっていて、さらに、配線領域232Xの位置は、タッチパネル101のカバーレンズ211側から見て、配線領域232Xの全部が外周シール227の背後に隠れる位置となっている。
第1不透明配線群641を構成する不透明配線のそれぞれと、第2不透明配線群642を構成する不透明配線のそれぞれとは、図示しない配線ケーブルを介して、図示しないタッチパッドコントローラと電気的に接続されている。
Y軸検知電極シート502は、アレイ状に配置された複数の正方形の透明電極パッドと、複数の透明配線と、複数の不透明配線とから構成されている。
透明電極パッドのそれぞれと、透明配線のそれぞれとは、透明導体、例えばITOを絶縁膜503の第2偏光板225側表面に蒸着させることで形成される。
不透明配線のそれぞれは、不透明導体、例えば銅を絶縁膜503の第2偏光板225側表面に蒸着させることで形成される。
図6の左側の図に示すように、アレイ状に配置された透明電極パッドは、X軸方向に互いに隣接する透明電極パッド間を透明配線によって接続され、X軸方向に最右部に位置する透明電極パッドのうちのY軸方向の下半分に位置するもののそれぞれは、透明配線と、第3不透明配線群643を構成する不透明配線のそれぞれとによってX軸検知電極シート501外部へと電気的に接続され、X軸方向に最左部に位置する透明電極パッドのうちのY軸方向の上半分に位置するもののそれぞれは、透明配線と、第4不透明配線群644を構成する不透明配線のそれぞれとによってX軸検知電極シート501外部へと電気的に接続される。
ここで、不透明配線のそれぞれは、Y軸検知電極シート502の3辺の外縁部の、例えば幅5mmの配線領域232Y内に形成されている。
また、配線領域232Yの幅(ここでは、例えば0.5mm)は、外周シール227の幅(ここでは、例えば0.6mm)よりも細くなっていて、さらに、配線領域232Yの位置は、タッチパネル101のカバーレンズ211側から見て、配線領域232Yの全部が外周シール227の背後に隠れる位置となっている。
第3不透明配線群643を構成する不透明配線のそれぞれと、第4不透明配線群644を構成する不透明配線のそれぞれとは、図示しない配線ケーブルを介して、図示しないタッチパッドコントローラと電気的に接続されている。
再び、図3、図4に戻って、タッチパネル101を構成する構成要素の説明を続ける。
第2偏光板225は、タッチパッド230とバックライトモジュール229との間に挟まれて配置され、偏光方向が、ペアとなる第1偏光板221の偏光方向に対して90度ずれている関係となるように配置された偏光板であって、厚さが、例えば0.2mmとなっている。
バックライトモジュール229は、タッチパネル101の裏面に配置され、第2偏光板225側表面から光を発することができる、市販されているバックライトモジュールであって、厚さが、例えば0.7mmとなっている。
以上のように構成されるタッチパネル101の作製方法について、以下、図面を用いて説明する。
<タッチパネル101の作製方法>
図7は、タッチパネル101の作製方法を示すフローチャートである。
タッチパネル101を作製する作製者は、タッチパネル101の作製を開始すると、まず、ガラス基板の表面上にTFTを形成して、TFTガラス224を作製し(ステップS700)、他のガラス基板の裏面上にRGBカラーフィルタを形成して、カラーフィルタガラス222を作製する(ステップS710)。
ステップS710の工程が終了すると、作製者は、作製したTFTガラス224の裏面上に、透明導体、例えばITOを蒸着させて透明電極パッドと透明配線とを形成させ、不透明導体、例えば銅を蒸着させて不透明配線を形成させることでX軸検知電極シート501を作製する(ステップS720)。
ステップS720の工程が終了すると、作製者は、絶縁膜503の裏面上に、透明導体、例えばITOを蒸着させて透明電極パッドと透明配線とを形成させ、不透明導体、例えば銅を蒸着させて不透明配線を形成させることでY軸検知電極シート502を作製する(ステップS730)。
ステップS730の工程が終了すると、作製者は、裏面上にY軸検知電極シート502を作製された絶縁膜503を、裏面上にX軸検知電極シート501を作製されたTFTガラス224の裏面に重ね合わせることで、TFTガラス224の裏面側に、タッチパッド230を作製する(ステップS740)。
ステップS740の工程が終了すると、作製者は、1組の配向膜と1組の透明電極板と板状の液晶とからなる液晶封入領域223と、外周シール227とを、TFTガラス224とカラーフィルタガラス222とで挟み込む(ステップS750)。
ステップS750の工程が終了すると、作製者は、カラーフィルタガラス222の表面側とタッチパッド230の裏面側とに、それぞれ、第1偏光板221と第2偏光板225とを配置し(ステップS760)、さらに、第2偏光板225の裏面側にバックライトモジュール229とを配置する(ステップS770)。
ステップS770の工程が終了すると、作製者は、タッチパネル101の作製を終了するする。
<まとめ>
上述のタッチパネル101によれば、タッチパネル101の操作面側からみて、タッチパッド230の外縁部にある配線領域232の全てが、不透明な外周シール227の背後に隠れているため、タッチパネル101の外部、例えばカバーレンズ211に、配線領域232を見られないようにするための額縁を必要としない。
従来のタッチパネルを搭載した従来の携帯電話機では、配線領域を見られないようにするための額縁が、例えばカバーレンズに必要なため、文字、図形等を表示するための液晶が封じ込められている液晶封入領域の面積を、額縁で囲まれた領域よりも小さくする必要がある。
上述の通り、タッチパネル101を搭載する携帯電話機100は、額縁を必要としないため、液晶封入領域223の表面積を、携帯電話機100と同じ大きさの従来の携帯電話機に搭載される従来のタッチパネルにおける液晶封入領域の表面積よりも、広くすることができる。
従って、携帯電話機100に搭載されるタッチパネル101は、表示する文字、図形等を、携帯電話機100と同じ大きさの従来の携帯電話機に搭載される従来のタッチパネルよりも大きく表示させることができるようになる。
<変形例>
以下、本発明に係るパッチパネルの一実施形態として、実施の形態で説明したタッチパネル101の一部を変形した変形タッチパネルについて説明する。
実施の形態に係るタッチパネル101は、タッチパッド230が、TFTガラス224と第2偏光板225との間に挟まれて配置されている例であったが、変形例に係る変形タッチパネルは、タッチパッドが第2偏光板225とバックライトモジュール229との間に挟まれて配置されている例となっている。
この変型タッチパネルは、実施の形態に係るタッチパネル101と同様に、タッチパッドの外縁部にある配線領域の全てが、操作面側から見て、液晶封入領域に液晶を封入するための不透明な外周シールの背後に収まっている。
従って、変形タッチパネルの外部に配線領域を見られないようにするための額縁がなくても、配線領域を変形タッチパッドのユーザによって見られることはない。
以下、変形例に係る変形タッチパネルの構成について、実施の形態に係るタッチパネル101からの変更点を中心に、図面を用いて説明する。
<構成>
図8は、変形タッチパネル801の断面を横方向から見た断面図である。
同図に示すように、変形タッチパネル801は、表面側から順に、第1偏光板221と、カラーフィルタガラス222と、側周面を外周シール227で取り囲まれている液晶封入領域223と、板状のTFTガラス824と、第2偏光板225と、板状のタッチパッド830と、バックライトモジュール229とが重ね合わされて構成されている。
TFTガラス824は、実施の形態に係るTFTガラス224の一部が変形されたものであり、液晶封入領域223側の表面に、液晶封入領域の透明電極板の電極に電圧を加えるためのスイッチとして機能する薄膜トランジスタが形成されている、例えばガラス製の透明板であって、厚さが、例えば0.4mmとなっている。
実施の形態に係るTFTガラス224は、裏面にX軸検知電極シート501が形成されていたが、このTFTガラス824の裏面には、X軸検知電極シートが形成されていない。
タッチパッド830は、実施の形態に係るタッチパッド230の一部が変形されたものであり、カバーレンズ211の表面に触れている指の位置を検出するための静電容量方式タッチパッドであって、3辺の外縁部に、不透明な例えば銅製の配線を含む配線領域832を有し、厚さが例えば50μmとなっている。
ここで、配線領域832の幅は、例えば0.5mmである。
実施の形態に係るタッチパッド230は、TFTガラス224の裏面に形成されたX軸検知電極シート501と、絶縁膜503と、絶縁膜503の裏面に形成されたY軸検知電極シート502とが重ね合わされて構成されるものであるが、このタッチパッド830は、第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の裏面に形成されたX軸検知電極シートと、第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜の裏面に形成されたY軸検知電極シートとが重ね合わされて構成されるものである。
また、配線領域832の幅(ここでは、例えば0.5mm)は、外周シール227の幅(ここでは、例えば0.6mm)よりも細くなっていて、さらに、配線領域832の位置は、変形タッチパネル801のカバーレンズ211側から見て、配線領域832の全部が外周シール227の背後に隠れる位置となっている。
<まとめ>
上述の変形タッチパネル801によれば、実施の形態に係るタッチパネル101と同様に、変形タッチパネル801の操作面側からみて、タッチパッド830の外縁部にある配線領域832の全てが、不透明な外周シール227の背後に隠れているため、変形タッチパネル801の外部、例えばカバーレンズ211に、配線領域832を見られないようにするための額縁を必要としない。
<補足>
以上、本発明に係るタッチパネルの一実施形態として、実施の形態、変形例において、2つのタッチパネルの例について説明したが、以下のように変形することも可能であり、本発明は上述した実施の形態、変形例で示した通りのタッチパネルに限られないことはもちろんである。
(1)実施の形態において、タッチパッド230は、静電容量方式タッチパッドである場合を例として説明したが、カバーレンズ211の表面に触れている指の位置を検出することができれば、タッチパッド230は必ずしも静電容量方式に限られる必要はない。
例えば、カバーレンズ211とタッチパッド230との間の構成要素それぞれが、カバーレンズ211への指の押下の圧力をタッチパッド230に伝達することができる材質で構成されていて、タッチパッド230は抵抗膜方式である場合等が考えられる。
(2)実施の形態において、タッチパッド230は、X軸検知電極シート501とY軸検知電極シート502との2枚の電極シートを有する構成を例として説明したが、カバーレンズ211の表面に触れている指の位置を検出することができれば、タッチパッド230は必ずしも2枚の電極シートを有する構成に限られる必要はない。
例えば、検知する軸の方向が互いに120度ずつずれている3枚の電極シートを有する構成や、表面型電極シートを1枚有する構成等が考えられる。
(3)実施の形態において、X軸検知電極シート501、及びY軸検知電極シート502を構成する透明電極パッドの形状が正方形である場合を例として説明したが、カバーレンズ211の表面に触れている指の位置を検出することができれば、必ずしも透明電極パッドの形状は正方形である場合に限られない。
例えば、透明電極パッドの形状が、菱形である場合、六角形である場合等が考えられる。
(4)以下、さらに本発明の一実施形態に係るタッチパネルの構成及びその変形例と各効果について説明する。
(a)本発明の一実施形態に係るタッチパネルは、板状の液晶の側周面を不透明な外周シールで囲繞したものを、2枚の透明板で挟み込んでなる構造体と、中央の透明電極の外周に不透明な配線を含む配線部が配置されてなるタッチパッドと、バックライトとが、操作面側から上記順に重ね合わせられ、かつ、操作面側から見て、前記配線部が前記外周シールの背後に隠れていることを特徴とする。
上述の構成を備えるタッチパネルは、タッチパネルの操作面側からみて、不透明な配線を含む配線部が不透明な外周シールの背後に隠れているため、タッチパネルを利用するユーザによって、配線部を見られることはない。
従って、このタッチパネルは、タッチパネルの外部に配線領域が見られないようにするための不透明な額縁を必要としないため、従来のタッチパネルのように、板状の液晶の幅が、互いに対向する額縁の辺に挟まれた幅よりオフセット量だけ狭い幅以下となるように制限されることがないという効果を奏する。
(b)また、前記タッチパネルは、前記配線部の外縁は、操作面側から見て、前記外周シールの外縁の内方に退避し、前記配線部の内縁は、操作面側から見て、前記外周シールの内縁の内方に退避しているとしてもよい。
ここで、外周シールの外縁の内方とは、外周シールの外縁から見て、外周シールの内縁の方向のことであり、外周シールの内縁の内方とは、外周シールの内縁から見て、外周シールの外縁の方向のことである。
このような構成にすることによって、操作面側から見て、不透明な配線を含む配線部が外周シールの外縁と内縁との間に挟まれる位置となるため、タッチパネルを利用するユーザによって、配線部を見られることはない。
(c)また、前記タッチパネルは、前記タッチパッドと前記バックライトとの間に板状の偏光板を備え、前記透明電極は、前記構造体を構成する2枚の透明板のうちの前記バックライト側に位置する透明板の、前記バックライト側表面に蒸着されて形成されているとしてもよい。
このような構成にすることによって、タッチパッドと、前記構造体を構成する2枚の透明板のうちの前記バックライト側に位置する透明板とが、互いに自身の一部を共用して構成されることとなる。
従って、上述の構成を備えるタッチパネルは、タッチパッドと、前記構造体を構成する2枚の透明板のうちの前記バックライト側に位置する透明板とが、互いに自身の一部を共用せずに構成されるタッチパネルよりも、薄い形状にすることができる。
(d)また、前記タッチパネルは、前記タッチパッドは、静電容量方式であるとしてもよい。
このような構成にすることによって、タッチパッドの形状が変形されなくても、タッチパッド近傍(例えば3mm以内)に存在する指等の人体の一部を検知することができるようになる。
従って、タッチパッドの形状を変形させることが困難な形態の電子機器であっても利用することができるタッチパネルを提供することができるようになる。
(e)また、前記タッチパネルは、前記外周シールの幅の最大値は、前記配線部の幅の最大値の1.5倍以下であり、前記外周シールの幅の最小値は、前記液晶を前記構造体内部に封じ込めるために必要な強度を確保するために必要な幅以上であるとしてもよい。
一般に、タッチパネルの大きさが一定である場合、外周シールの幅が大きくなればなるほど、板状の液晶の面積が小さくなってしまう。
従って、このような構成にすることによって、板状の液晶の面積を必要以上に小さくすることのないタッチパネルを提供することができるようになる。
101 タッチパネル
211 カバーレンズ
221 第1偏光板
222 カラーフィルタガラス
223 液晶封入領域
224 TFTガラス
225 第2偏光板
227 外周シール
229 バックライトモジュール
230 タッチパッド
232 配線領域

Claims (7)

  1. 板状の液晶の側周面を不透明な外周シールで囲繞したものを、2枚の透明板で挟み込んでなる構造体と、
    中央の透明電極の外周に不透明な配線を含む配線部が配置されてなるタッチパッドと、
    バックライトとが、
    操作面側から上記順に重ね合わせられ、かつ、操作面側から見て、前記配線部が前記外周シールの背後に隠れている
    ことを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記配線部の外縁は、操作面側から見て、前記外周シールの外縁の内方に退避し、
    前記配線部の内縁は、操作面側から見て、前記外周シールの内縁の内方に退避している
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  3. 前記タッチパッドと前記バックライトとの間に板状の偏光板を備え、
    前記透明電極は、前記構造体を構成する2枚の透明板のうちの前記バックライト側に位置する透明板の、前記バックライト側表面に蒸着されて形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  4. 前記タッチパッドは、静電容量方式である
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  5. 前記外周シールの幅の最大値は、前記配線部の幅の最大値の1.5倍以下であり、
    前記外周シールの幅の最小値は、前記液晶を前記構造体内部に封じ込めるために必要な強度を確保するために必要な幅以上である
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  6. 請求項1記載のタッチパネルを有する携帯通信端末。
  7. 前記タッチパッドと前記バックライトとの間に板状の偏光板を備え
    前記タッチパッドは、
    前記透明電極が、シート状の透明なX軸検知電極とシート状の透明なY軸検知電極とからなる投影型静電容量方式であって、
    前記X軸検知電極と、絶縁膜と、前記Y軸検知電極とが、操作面側から上記順に重ね合わせられて構成され、
    前記X軸検知電極は、前記構造体を構成する2枚の透明板のうちの前記バックライト側に位置する透明板の、前記バックライト側表面に蒸着されて形成され、
    前記Y軸検知電極は、前記絶縁膜の、前記バックライト側表面に蒸着されて形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
JP2010197367A 2010-09-03 2010-09-03 タッチパネル及び携帯通信端末 Expired - Fee Related JP5638322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010197367A JP5638322B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 タッチパネル及び携帯通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010197367A JP5638322B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 タッチパネル及び携帯通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012053806A JP2012053806A (ja) 2012-03-15
JP5638322B2 true JP5638322B2 (ja) 2014-12-10

Family

ID=45907015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010197367A Expired - Fee Related JP5638322B2 (ja) 2010-09-03 2010-09-03 タッチパネル及び携帯通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5638322B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103336613A (zh) * 2013-06-19 2013-10-02 深圳莱宝高科技股份有限公司 一种面板结构及其制作方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102056459B1 (ko) 2012-05-07 2019-12-17 삼성디스플레이 주식회사 플렉서블 터치 스크린 패널 및 이를 구비한 플렉서블 표시장치
US8946985B2 (en) 2012-05-07 2015-02-03 Samsung Display Co., Ltd. Flexible touch screen panel and flexible display device with the same
JP5849033B2 (ja) 2012-08-31 2016-01-27 株式会社日本自動車部品総合研究所 操作入力装置
JP2014216075A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 株式会社東海理化電機製作所 静電タッチスイッチ装置用電極及び静電タッチスイッチ装置
KR101930380B1 (ko) * 2014-08-21 2018-12-18 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 이동 단말기
JP6610107B2 (ja) * 2015-09-11 2019-11-27 大日本印刷株式会社 画像表示装置
JP7150197B2 (ja) * 2019-11-25 2022-10-07 三菱電機株式会社 表示装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3745908B2 (ja) * 1998-12-17 2006-02-15 株式会社リコー 液晶表示装置
JP2005284139A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Optrex Corp 表示装置及びその製造方法
JP5322622B2 (ja) * 2008-12-21 2013-10-23 アルパイン株式会社 狭額縁lcd対応タッチパネル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103336613A (zh) * 2013-06-19 2013-10-02 深圳莱宝高科技股份有限公司 一种面板结构及其制作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012053806A (ja) 2012-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102373330B1 (ko) 터치 센서를 포함하는 표시 장치 및 그 제조 방법
JP5638322B2 (ja) タッチパネル及び携帯通信端末
JP7023904B2 (ja) タッチセンサを含む表示装置
US10216332B2 (en) Color filter substrate and in-cell touch display device
TWI629623B (zh) Display device
TWI477851B (zh) 觸控顯示面板與觸控液晶顯示面板
JP6710531B2 (ja) センサ付き表示装置及びセンサ装置
KR101682755B1 (ko) 전자 컴포넌트, 터치 패널 및 이를 이용하는 액정 표시 장치
US20110134075A1 (en) Touch panel, display, and electronic device
US10698246B2 (en) Display screen, display screen assembly, and terminal
WO2012046702A1 (ja) 表示装置及び表示装置の製造方法
US11507234B2 (en) Touch substrate, manufacturing method thereof, and display device
JP2009086184A (ja) タッチパネル付き液晶表示装置
JP2010160745A (ja) カラーフィルタ、および、表示装置
US9207483B2 (en) In-cell touch display panel structure with metal layer on lower substrate for sensing
JP2019101095A (ja) 液晶パネル
US20180046278A1 (en) Touch display panel
KR20140134620A (ko) 전자 컴포넌트, 터치 패널 및 이를 이용하는 액정 표시 장치
JP2010191287A (ja) 表示装置
JP2014021865A (ja) タッチパネル付液晶表示装置及びタッチパネル付液晶表示装置の製造方法
US10795482B2 (en) Touch panel and electronic device
JP2011186623A (ja) タッチパネル付き表示装置
WO2018131554A1 (ja) 表示装置
JP2019101548A (ja) 液晶パネル
US10732447B2 (en) Touch panel and electronic device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140407

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140930

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5638322

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees