JP5636866B2 - 磁気検出装置 - Google Patents

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本発明は、ブリッジ回路を用いた磁気検出装置に関する。
磁界強度に応じて電気的特性が変化する磁気センサ素子を用いて、磁界の変化を検出する磁気検出装置が知られている。磁気センサ素子としては、巨大磁気抵抗効果(GMR: Giant Magneto-Resistance Effect)素子やトンネル磁気抵抗効果(TMR: Tunnel Magneto-Resistance Effect)素子などがある。これらの磁気抵抗効果素子は、磁化の向きが一定方向にピン(固定)されたピン層と、磁化の向きが外部磁界に応じて変化するフリー層とを備えており、ピン層の磁化の向きと、フリー層の磁化の向きの相対関係に応じて抵抗値が変化する。
特許文献1には、図8に示すように4個のGMR素子1a、1b、2a、2bをブリッジ接続し、中点の電位差に基づいて磁気の有無を検出するブリッジ回路が開示されている。但し、GMR素子1a及び2aのピン層の磁化の向きは第1方向であり、GMR素子1b及び2bのピン層の磁化の向きは第1方向と異なる第2方向に設定してある。
また、特許文献2には、チャタリングを防止する観点から、ブリッジ回路からの出力信号をシュミットトリガ回路に供給する磁気検出装置が開示されている。
特開2008−270471号公報 WO2008/099662号公報
しかしながら、上述したブリッジ回路において磁気の有無を検出する場合、外部磁界の極性が+Hに対応するシュミットトリガ回路と、外部磁界の極性が−Hに対応するシュミットトリガ回路を設ける必要があり、構成が複雑になっていた。
また、磁気検出装置が低電圧で動作する場合、シュミットトリガ回路で調整する閾値電圧が微小電圧となり、高い精度が要求されるといった問題があった。
くわえて、ブリッジ回路の後段に設けられた回路などオフセット電圧が存在し、これをキャンセルするために構成が複雑となるといった問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で磁気の有無を検出可能とするブリッジ回路を用いた磁気検出装置を提供することを解決課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るブリッジ回路は、第1電源電位が供給される第1電源端子と、第2電源電位が供給される第2電源端子と、前記第1電源端子から前記第2電源端子へ至る第1経路と、前記第1電源端子から前記第2電源端子へ至る第2経路と、前記第1経路に設けられ第1出力電圧を出力する第1出力端子と、前記第2経路に設けられ第2出力電圧を出力する第2出力端子と、前記第1経路において前記第1電源端子から前記第1出力端子までの間に設けられた第1磁気センサ素子と、前記第1経路において前記第1出力端子から前記第2電源端子までの間に設けられた第2磁気センサ素子と、前記第2経路において前記第1電源端子から前記第2出力端子までの間に設けられた第3磁気センサ素子と、前記第2経路において前記第2出力端子から前記第2電源端子までの間に設けられた第4磁気センサ素子と、複数のノードを有し、前記第1経路及び前記第2経路の少なくとも一方に設けられ、前記複数のノードのいずれかが選択されることによって、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧との間にオフセット電圧を与えるラダー抵抗と、前記複数のノードのうち一つを選択する選択部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、外部磁界の磁界強度に応じて第1乃至第4磁気センサ素子の抵抗値が変化するので、第1出力電圧と第2出力電圧とを監視することによって磁気の有無を検出することが可能となる。さらに、ラダー抵抗を備え、複数のノードを選択できるようにしたので、第1出力電圧と第2出力電圧との間にオフセット電圧を与えることができる。このため、外部磁界の磁界強度が所定値の場合に、第1出力電圧と第2出力電圧とが等しくなるように設定することが可能となる。さらに、ブリッジ回路の後段の回路にオフセット電圧がある場合には、外部磁界の磁界強度が所定値の場合に、第1出力電圧と第2出力電圧との間に逆のオフセット電圧が発生するように複数のノードを選択することも可能となる。
上述したブリッジ回路において、前記ラダー抵抗は、前記第1経路に設けられた第1ラダー抵抗と、前記第2経路に設けられた第2ラダー抵抗とを備え、前記選択部は、前記第1ラダー抵抗に対応して設けられた第1選択部と、前記第2ラダー抵抗に対応して設けられた第2選択部とを含み、前記第1磁気センサ素子の一方の端子と前記第3磁気センサ素子の一方の端子とは前記第1電源端子に接続され、前記第2磁気センサ素子の一方の端子と前記第4磁気センサ素子の一方の端子とは前記第2電源端子に接続され、前記第1ラダー抵抗の一方の端子は前記第1磁気センサ素子の他方の端子と接続され、前記第1ラダー抵抗の他方の端子は前記第2磁気センサ素子の他方の端子と接続され、前記第2ラダー抵抗の一方の端子は前記第3磁気センサ素子の他方の端子と接続され、前記第2ラダー抵抗の他方の端子は前記第4磁気センサ素子の他方の端子と接続され、前記第1選択部は、前記第1のラダー抵抗の複数のノードのうち一つを選択して前記第1出力端子に接続し、前記第2選択部は、前記第2のラダー抵抗の複数のノードのうち一つを選択して前記第2出力端子に接続することを特徴とする。この発明によれば、第1経路の第1ラダー抵抗と第2経路の第2ラダー抵抗を備えるので、第1出力電圧と第2出力電圧とを個別に調整することが可能となる。
上述したブリッジ回路において、前記第1磁気センサ素子は、一方の端子が前記第1電源端子と接続され、他方の端子が前記第1出力端子と接続され、前記第2磁気センサ素子は、一方の端子が前記ラダー抵抗の一方の端子と接続され、他方の端子が前記第1出力端子と接続され、前記第3磁気センサ素子は、一方の端子が前記第1電源端子と接続され、他方の端子が前記第2出力端子と接続され、前記第4磁気センサ素子は、一方の端子が前記ラダー抵抗の他方の端子と接続され、他方の端子が前記第2出力端子と接続され、前記選択部は、前記ラダー抵抗の複数のノードのうち一つを選択して前記第2電源端子に接続する、ことを特徴とする。この発明によれば、一つのラダー抵抗で第1経路の抵抗値と第2経路の抵抗値のバランスを調整することが可能となる。
また、上述したブリッジ回路において、前記第1磁気センサ素子及び前記第4磁気センサ素子は、外部磁界の磁界強度が大きくなると抵抗値が大きくなり、前記第2磁気センサ素子及び前記第3磁気センサ素子は前記外部磁界の磁界強度が大きくなると抵抗値が小さくなることが好ましい。この発明によれば、外部磁界の磁界強度が変化したとき、第1出力電圧の変化方向と第2出力電圧の変化方向を逆にすることができる。
次に、本発明に係る磁気検出装置は、外部磁界の磁界強度に対して複数の閾値で変化するヒステリシス特性を付与して磁気の有無を示す検出信号を出力するものであって、上述したブリッジ回路と、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを比較して比較結果を示す第1信号を出力するコンパレータと、前記選択部を制御して前記複数の閾値ごとに前記複数のノードを切り替えるとともに、前記複数のノードの切り替えごとに前記第1信号を取得し、前記複数の閾値に対応する第1信号と前回の検出信号とに基づいて今回の検出信号を生成する判定部とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、ヒステリシス特性の変化点に対応する閾値と同じ磁界強度の外部磁界が印加された場合に第1出力電圧と第2出力電圧とが等しくなるように複数のノードのうち一つが選択される。また、複数の閾値ごとに第1信号を取得することによって、外部磁界の磁界強度が複数の閾値で区切られたどの範囲に属するかを特定することができる。検出信号にはヒステリシス特性を付与するので、磁界強度が所定の範囲に属する場合は、検出信号が磁気有りを示すこともあれば、磁気無しを示すこともある。そのような場合には、磁界強度が増加して当該範囲に至ったのか、磁界強度が減少して当該範囲に至ったのかによって磁気の有り無しが特定される。前回の検出信号によって時間的に過去の磁気の有無が示されるので、前回の判定時に磁界強度がどの範囲に有ったかを知ることができる。判定部は複数の閾値に対応する第1信号と前回の検出信号とに基づいて今回の検出信号を生成するから、検出信号にヒステリシス特性を付与することができる。
また、上述した磁気検出装置において、前記判定部は、前記コンパレータのオフセット電圧をキャンセルするとともに前記閾値に対応するように前記複数のノードを切り替えることが好ましい。この発明によれば、コンパレータのオフセット電圧を同時にキャンセルすることができるので、構成を簡素化できるとともに、磁気の有無の検出精度を向上させることができる。
また、上述した磁気検出装置において、前記複数の閾値は、第1の閾値、第2の閾値、第3の閾値、及び第4の閾値の順に大きくなる4個の閾値からなり、前記検出信号は、磁気が無い場合に第1論理値となり、磁気が有る場合に第2論理値となり、前記判定部は、前記第1の閾値に対応するように前記選択部を制御して、外部磁界の磁界強度が前記第1の閾値未満であるか否かを判定し、外部磁界の磁界強度が前記第1の閾値未満である場合には、今回の検出信号を前記第2論理値とし、外部磁界の磁界強度が前記第1の閾値以上の場合には、前記第2の閾値に対応するように前記選択部を制御して、外部磁界の磁界強度が前記第2の閾値未満であるか否かを判定し、外部磁界の磁界強度が前記第2の閾値未満である場合には、今回の検出信号の論理値を前回の検出信号の論理値とし、外部磁界の磁界強度が前記第2の閾値以上の場合には、前記第3の閾値に対応するように前記選択部を制御して、外部磁界の磁界強度が前記第3の閾値未満であるか否かを判定し、外部磁界の磁界強度が前記第3の閾値未満である場合には、今回の検出信号を前記第1論理値とし、外部磁界の磁界強度が前記第3の閾値以上の場合には、前記第4の閾値に対応するように前記選択部を制御して、外部磁界の磁界強度が前記第4の閾値未満であるか否かを判定し、外部磁界の磁界強度が前記第4の閾値未満である場合には、今回の検出信号の論理値を前回の検出信号の論理値とし、外部磁界の磁界強度が前記第4の閾値以上である場合には、今回の検出信号を前記第1論理値とすることが好ましい。
第1施形態の磁気検出装置の構成を示すブロック図である。 ヒステリシス特性を示すグラフである。 第1乃至第4磁気センサの基板上での配置を示す説明図である。 判定回路において検出信号を生成するための真理値表である。 第1施形態の磁気検出装置の構成を示すブロック図である。 変形例に係る判定回路において検出信号を生成するための真理値表である。 変形例に係る判定回路の動作を示すフローチャートである。 従来のブリッジ回路の構成を示す回路図である。
<1.第1実施形態>
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る磁気検出装置100Aの構成を示すブロック図である。この図に示すように、磁気検出装置100Aは、ブリッジ回路3A、コンパレータ10、判定回路20、メモリ30、及び選択信号生成回路40Aを備える。
ブリッジ回路3Aは、高電源電位Vddが供給される第1電源端子T1a、低電源電位Vssが供給される第2電源端子T1b、第1出力電圧V1と取り出す第1出力端子T2a、及び第2出力電圧V2を取り出す第2出力端子T2bを備える。
第1電源端子T1aから第2電源端子T1bに至る第1経路には、磁気センサ素子1A、第1ラダー抵抗Ra、及び第2磁気センサ素子1Bが直列に接続されている。また、第1電源端子T1aから第2電源端子T1bに至る第2経路には、磁気センサ素子2B、第2ラダー抵抗Rb、及び第4磁気センサ素子2Aが直列に接続されている。
第1乃至第4磁気センサ素子1A、1B、2B、及び2Aは、磁気抵抗効果素子で構成され、例えば、GMR素子を採用できる。第1及び第4磁気センサ素子1A及び2Aは正方向(+)の外部磁界(+H)が強くなると抵抗値が増加し、負方向(−)の外部磁界(−H)が強くなると抵抗値が減少する。一方、第2及び第3磁気センサ素子1B及び2Bは負方向(−)の外部磁界(−H)が強くなると抵抗値が増加し、正方向(+)の外部磁界(+H)が強くなると抵抗値が減少する。
図2は、第1乃至第4磁気センサ1A、1B、2B、及び2Aの基板上での配置を示したものである。基板5は、トランジスタなどの回路が形成されたシリコン基板、シリコン基板上の配線層、及び配線層上に形成されたシリコン酸化膜(SiO)の厚膜層からなる。
第1乃至第4磁気センサ素子1A、1B、2B、及び2AをGMR素子などの磁気抵抗効果素子で構成した場合、磁気抵抗効果素子は、シリコン基板上の厚膜層に形成することができる。さらに、GMR素子を採用した場合には、フリー層、スペーサ層、ピン層、及びギャップ層からなる帯状の複数の素子をリード線で直列につなぐことで一つの磁気センサ素子を形成することができる。
このような磁気抵抗効果素子を、素子の長手方向が基板の向かい合う辺に平行になるように4つ配置し、規則化熱処理を施すことによりピン層の磁化の向きを、基板表面に平行で磁気抵抗効果素子の長手方向と直角の向きに固定することができる。図2ではピン層の磁化の向きは黒色の矢印で示されている。
説明を図1に戻す。第1ラダー抵抗Raはn(nは2以上の自然数)個の抵抗素子R11、R12、…R1nを直列に接続して構成される。抵抗素子R11、R12、…R1nの各々の両端のノードは、スイッチSW10〜SW1nの一方の端子に接続される。スイッチSW10〜SW1nの他方の端子は第1出力端子T2aに接続されている。スイッチSW10〜SW1nは、第1ラダー抵抗Raの複数のノードの一つを選択して第1出力端子T2aに接続する第1選択部X1として機能する。
同様に、第2ラダー抵抗Rbは複数の抵抗素子R21、R22、…R2nを直列に接続して構成される。抵抗素子R21、R22、…R2nの各々の両端のノードは、スイッチSW20〜SW2nの一方の端子に接続される。スイッチSW20〜SW2nの他方の端子は第2出力端子T2bに接続されている。スイッチSW20〜SW2nは、第2ラダー抵抗Rbの複数のノードの一つを選択して第2出力端子T2bに接続する第2選択部X2として機能する。
この例では、スイッチSW10〜SW1nのうちいずれか一つをオン状態にし、他をオフ状態にする選択信号SEL1とスイッチSW20〜SW2nのうちいずれか一つをオン状態にし、他をオフ状態にする選択信号SEL2が選択信号生成回路40Aから供給される。
ここで、選択信号SEL1及びSEL2が、第1ラダー抵抗Ra及び第2ラダー抵抗Rbの中点を選択することを指定する場合を想定する。この場合、外部磁界の磁界強度がゼロであれば、第1出力電圧V1と第2出力電圧V2とは等しい。また、正方向(+)の外部磁界(+H)が強くなると、磁気センサ素子1A及び磁気センサ素子2Aの抵抗値が増加する一方、磁気センサ素子1B及び磁気センサ素子2Bの抵抗値が減少するので、V2>V1となる。逆に、負方向(−)の外部磁界(−H)が強くなると、磁気センサ素子1B及び磁気センサ素子2Bの抵抗値が増加する一方、磁気センサ素子1A及び磁気センサ素子2Aの抵抗値が減少するので、V2<V1となる。
次に、コンパレータ10は第1出力端子T2aから出力される第1出力電圧V1と第2出力端子T2bから出力される第2出力電圧V2とを比較して第1信号10aを生成する。
判定回路20は、磁気の有無を示す検出信号DETを出力するとともに、第1選択部X1と第2選択部X2におけるノードを定められた順序で選択するように選択信号生成回路40Aに対して制御信号CTLを供給する。検出信号DETは「1」で磁気有りを示し、「0」で磁気無しを示す。また、判定回路20は、生成した検出信号DETをメモリ30に記憶し、次回の判定において、前回の検出信号DETを用いる。
磁気の有無の判定において、正方向(+)の外部磁界(+H)の磁界強度が上限閾値より大きい場合、又は負方向(−)の外部磁界(−H)の磁界強度が下限閾値より小さい場合に磁気「有り」と判定し、磁界強度が下限閾値から上限閾値の間にある場合に磁気「無し」と判定する。但し、磁界強度が下限閾値及び上限閾値の近辺で変動すると、チャタリングが発生するため、ヒステリシス特性を持たせる必要がある。
図3は、本実施形態におけるヒステリシス特性について、外部磁界の電界強度と磁気有無の判定結果との関係を示すグラフである。この図に示すように、磁気無し「0」の状態から、負方向(−)の外部磁界(−H)が次第に大きくなり、磁界強度が第1閾値−H1を下回ると磁気有り「1」の状態に変化する。一方、負方向(−)の外部磁界(−H)が大きく磁気有り「1」の状態から外部磁界(−H)の磁界強度が次第にゼロに近づく場合、磁界強度が第2閾値−H2を上回ると磁気無し「0」の状態に変化する。また、正方向(+)の外部磁界(+H)が次第に大きくなり、磁界強度が第4閾値+H2を上回ると磁気有り「1」の状態に変化する。一方、正方向(+)の外部磁界(+H)が大きく磁気有り「1」の状態から外部磁界(+H)の磁界強度が次第にゼロに近づく場合、磁界強度が第3閾値+H1を下回ると磁気無し「0」の状態に変化する。
ここで、磁界強度が第1閾値−H1を下回る範囲を第1範囲W1、磁界強度が第1閾値−H1以上で第2閾値−H1未満の範囲を第2範囲W2、磁界強度が第2閾値−H2以上で第3閾値+H1未満の範囲を第3範囲W3、磁界強度が第3閾値+H1以上で第4閾値+H2未満の範囲を第4範囲W4、磁界強度が第4閾値+H2以上の範囲を第5範囲W5としたとき、判定回路20は、現在の磁界強度がどの範囲に属するかを判定し、この判定結果と前回の検出信号DETとに基づいてヒステリシス特性を持たせた今回の検出信号DETを生成する。
例えば、前回の検出信号DETが「0」で、今回の磁界強度が第2範囲W2に属する場合は、今回の検出信号DETは「0」とする。一方、前回の検出信号DETが「1」で、今回の磁界強度が第2範囲W2に属する場合は、今回の検出信号DETは「1」とする。磁界強度が第2範囲W2か第4範囲W4に属する場合、図3に示すように検出信号DETは「0」の場合もあれば「1」の場合もある。どちらになるかは、過去の磁界強度による。磁界強度が第3範囲W3から第2範囲W2に変化した場合には、検出信号DETを「0」とし、磁界強度が第1範囲W1から第2範囲W2に変化した場合には、検出信号DETを「1」とする。また、磁界強度が第3範囲W3から第4範囲W2に変化した場合には、検出信号DETを「0」とし、磁界強度が第5範囲W5から第4範囲W4に変化した場合には、検出信号DETを「1」とする。
本実施形態では、外部磁界の磁界強度がどの範囲に属するかを特定するために、磁界強度が第1乃至第4閾値(−H1、−H2、+H1、+H2)を超えるか否かを判定する。具体的には、第1乃至第4閾値に相当する外部磁界が印加され場合に、第1出力電圧V1と第2出力電圧V2とが等しくなるように、第1選択部X1と第2選択部X2におけるノードの選択を切り替える。
第1選択部X1において、第1ラダー抵抗Raのうち磁気センサ素子1Aに近いノードを選択する場合には第1出力電圧V1は高くなる一方、第1ラダー抵抗Raのうち磁気センサ素子1Bに近いノードを選択する場合には第1出力電圧V1は低くなる。この点は、第2選択部X2におけるノードの選択でも同様である。即ち、どのノードを選択するかによって、第1出力電圧V1及び第2出力電圧V2の大きさを調整することができる。また、上述したように正方向(+)の外部磁界(+H)が強くなると、第1出力電圧V1が小さくなるとともに第2出力電圧V2が大きくなる一方、負方向(−)の外部磁界(−H)が強くなると、第1出力電圧V1が大きくなるとともに第2出力電圧V2が小さくなる。従って、第1選択部X1と第2選択部X2において、ノードを適宜選択すれば、第1乃至第4閾値に相当する外部磁界が印加され場合に、第1出力電圧V1と第2出力電圧V2とを等しくすることができる。
より具体的には、判定回路20は、第1乃至第4閾値の種別を順次指定する制御信号CTLを選択信号生成回路40Aに供給する。例えば、制御信号CTLは2ビットの信号であり、「00」の場合は第1閾値−H1に対応する選択を指定し、「01」の場合は第2閾値−H2に対応する選択を指定し、「10」の場合は第3閾値+H1に対応する選択を指定し、「11」の場合は第4閾値+H2に対応する選択を指定する。そして、制御信号CTLを、「00」→「01」→「10」→「11」と切り替えることによって、外部磁界の磁界強度を第1乃至第4閾値の各々と比較した比較結果をコンパレータ10の第1信号10aとして得ることができる。
ここで、外部磁界の磁界強度をHx、前回の検出信号DETの値をDET’としたとき、第1乃至第4閾値(−H1、−H2、+H1、+H2)との比較結果である第1信号10aと第1乃至第5範囲W1〜W5との関係、及び今回の検出信号DETとの関係を図4に示す。
例えば、第1閾値−H1に対応する第1信号10aが「0」、第2閾値−H2に対応する第1信号10aが「0」、第3閾値+H1に対応する第1信号10aが「0」、第4閾値+H1に対応する第1信号10aが「1」の場合、外部磁界の磁界強度は第4範囲W4にある。この場合には、図3に示すように、過去の外部磁界の状態に応じて、今回の検出信号DETは「0」となることもあれば、「1」となることもある。そして、前回の検出信号DET’が「0」であれば今回の検出信号DETは「0」であり、前回の検出信号DET’が「1」であれば今回の検出信号DETは「1」である。
判定回路20は、図4に示す真理値表に従った論理演算を実行して、今回の検出信号DETを生成する。
このように第1実施形態によれば、複数の閾値で変化するヒステリシス特性によって外部磁界の磁界強度を判定するのに、一回の計測で磁気の有無を検出するのではなく、バランス抵抗として機能する第1ラダー抵抗Ra及び第2ラダー抵抗Rbのノードを選択可能としたので、後段の構成を大幅に簡素化することが可能となる。すなわち、第1出力電圧V1と第2出力電圧V2との大小関係を判定するコンパレータ10を用いて、外部磁界の磁界強度がどの範囲に属するかを複数回の判定で判定し、その判定結果と前回の検出信号DET’とに基づいて、ヒステリシス特性が付与された今回の検出信号DETを得ることができる。この結果、複数のシュミットトリガ回路を不要にでき、しかも低電圧動作において微小電圧の加減算が不要となるので、磁気検出装置100Aの動作を安定させることができる。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る磁気検出装置100Bについて説明する。図5は、第2実施形態に係る磁気検出装置100Bの構成を示すブロック図である。磁気検出装置100Bは、ブリッジ回路3Aの替わりにブリッジ回路3Bを用いる点及び選択信号生成回路40Aの替わりに選択信号生成回路40Bを用いる点を除いて、図1に示す第1実施形態に記載の磁気検出装置100Aと同様に構成されている。なお、図1と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
ブリッジ回路3Bにおいて、磁気センサ素子1Aは、一方の端子が第1電源端子T1aと接続され、他方の端子が第1出力端子T2aと接続される。第2磁気センサ素子1Bは、一方の端子がラダー抵抗Rの一方の端子と接続され、他方の端子が第1出力端子T2aと接続される。第3磁気センサ素子2Bは、一方の端子が第1電源端子T1aと接続され、他方の端子が第2出力端子T2bと接続される。磁気センサ素子2Aは、一方の端子がラダー抵抗Rの他方の端子と接続され、他方の端子が第2出力端子T2bと接続される。
また、選択部Xは、第1ラダー抵抗Raはn(nは2以上の自然数)個の抵抗素子R1、R2、…Rnを直列に接続して構成される。抵抗素子R1、R2、…Rnの各々の両端のノードは、スイッチSW0〜SWnの一方の端子に接続される。スイッチSW0〜SWnの他方の端子は第2電源端子T1bに接続されている。選択部Xは、ラダー抵抗Rの複数のノードの一つを選択して第2電源端子T1bに接続する。
また、選択信号生成回路40Bは、制御信号CTLに基づいて、選択信号SELを生成し選択部Xに供給する。選択部Xにおけるノードの選択によって、第1電源端子T1aから磁気センサ素子1A及び1Bを経由して第2電源端子T1bに至る第1経路と、第1電源端子T1aから磁気センサ素子2A及び2Bを経由して第2電源端子T1bに至る第2経路とのバランスを調整することができる。
具体的には、第1実施形態と同様に、第1乃至第4閾値に相当する外部磁界が印加され場合に、第1出力電圧V1と第2出力電圧V2とが等しくなるように、選択部Xにおけるノードの選択を切り替える。
この磁気検出装置100Bによれば、第1実施形態と同様に、複数の閾値で変化するヒステリシス特性によって外部磁界の磁界強度を判定するのに、一回の計測で磁気の有無を検出するのではなく、バランス抵抗として機能するラダー抵抗Rのノードを選択可能としたので、後段の構成を大幅に簡素化することが可能となる。すなわち、複数のシュミットトリガ回路を不要にでき、しかも低電圧動作において微小電圧の加減算が不要となるので、磁気検出装置100Bの動作を安定させることができる。
さらに、第1実施形態の磁気検出装置100Aと比較すると、ラダー抵抗と選択部の数を減らすことができるので、より一層、構成を簡素化することができる。
<3.変型例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる変形が可能である。
(1)上述した実施形態では、外部磁界の磁界強度がヒステリシス特性の変化点で区切られるどの範囲に属するかを特定するために、第1乃至第4閾値に対応するノードを順次選択するように選択部を制御した。すなわち、4回のノード切換を実行していた。しかしながら、図4に示す真理値表において、今回の検出信号DETの論理値を決定しているのは、太枠で囲まれた部分であり、その他の部分は、今回の検出信号DETに影響を与えていない。この点に着目して図4の真理値表を書き直すと、図6に示す真理値表が得られる。図6において「−」を記載した欄は、「0」「1」のいずれであってもよいことを意味する。
即ち、前回の検出信号DET’によって、今回の検出信号DETの論理値が影響を受けるのは、第2範囲W2及び第4範囲W4のみであり、第1範囲W1、第3範囲W3、及び第5範囲W5では、前回の検出信号DET’を参照する必要はない。さらに、外部磁界の磁界強度Hxが第1閾値−H1未満であれば、第1範囲W1であることが確定する。この場合は、今回の検出信号DETは「1」となる。従って、第2乃至第4閾値(−H2、+H1、+H2)に対応して選択部のノードを切り替える必要はない。
そこで、変型例に係る磁気検出装置の判定回路20は、図7に示すフローチャートに従って判定動作を実行する。まず、判定回路20は、外部磁界の磁界強度Hxが第1閾値−H1未満であるか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、選択部におけるノードの選択が第1閾値−H1となるように制御信号CTLを生成する。この時、第1信号10aが「1」であれば、磁界強度Hxが第1閾値−H1未満であると判定する。これは、磁界強度Hxが図3に示す第1範囲W1に属する場合であり、今回の検出信号DETを「1」とする(ステップS2)。判定回路20は今回の検出信号DET「1」をメモリ30に記憶して(ステップS3)、処理を終了する。
一方、ステップS1の判定処理において、第1信号10aが「0」であれば、その判定条件が否定され、磁界強度Hxが第2閾値−H2未満であるか否かを判定する(ステップS4)。具体的には、選択部におけるノードの選択が第2閾値−H2となるように制御信号CTLを生成する。この時、第1信号10aが「1」であれば、磁界強度Hxが第2閾値−H2未満であると判定し、処理をステップS5に進める。これは、磁界強度Hxが図3に示す第2範囲W1に属する場合である。ステップS5において、判定回路20は、メモリ30から前回の検出信号DET’を読み出して、その論理値を今回の検出信号DETの論理値とする。従って、前回の検出信号DET’が「1」であれば今回の検出信号DETは「1」となり、前回の検出信号DET’が「0」であれば今回の検出信号DETは「0」となる。
次に、ステップS4の判定処理において、第1信号10aが「0」であれば、その判定条件が否定され、磁界強度Hxが第3閾値+H1未満であるか否かを判定する(ステップS6)。具体的には、選択部におけるノードの選択が第3閾値+H2となるように制御信号CTLを生成する。この時、第1信号10aが「1」であれば、磁界強度Hxが第3閾値+H1未満であると判定し、処理をステップS7に進める。これは、磁界強度Hxが図3に示す第3範囲W3に属する場合である。判定回路20は、今回の検出信号DETを「0」とする。
次に、ステップS6の判定処理において、第1信号10aが「0」であれば、その判定条件が否定され、磁界強度Hxが第4閾値+H2未満であるか否かを判定する(ステップS8)。具体的には、選択部におけるノードの選択が第4閾値+H2となるように制御信号CTLを生成する。この時、第1信号10aが「1」であれば、磁界強度Hxが第4閾値+H2未満であると判定し、処理をステップS5に進める。これは、磁界強度Hxが図3に示す第4範囲W4に属する場合である。ステップS5において、判定回路20は、メモリ30から前回の検出信号DET’を読み出して、その論理値を今回の検出信号DETの論理値とする。
次に、ステップS8の判定処理において、第1信号10aが「0」であれば、その判定条件が否定される。この場合、磁界強度Hxは第4閾値+H2以上であり、図3に示す第5範囲W5に属する。判定回路20は、今回の検出信号DETを「1」とする(ステップS2)。
ステップS5及びステップS7の処理が終了すると、判定回路20は今回の検出信号DETをメモリ30に書き込む。なお、ステップS5が終了した場合は、前回の検出信号DET’と今回の検出信号DETとが一致するので、ステップS3のメモリ30への書き込みを省略してもよい。
この変形例によれば、外部磁界の磁界強度Hxがどの範囲に属するかが確定すると、選択部におけるノードの切り換えを中止するので、処理速度を向上させることができ、しかも消費電力を低減することができる。
(2)上述した第1実施形態では、磁気センサ素子1A及び1Bを含む第1経路と、磁気センサ素子2B及び2Aを含む第2経路の各々にラダー抵抗を設けた。また、第2実施形態では、第1経路と第2経路に跨るようにラダー抵抗を設けた。しかしながら、一方の経路にのみラダー抵抗を設け、複数のノードを選択するように制御してもよい。すなわち、ラダー抵抗は、第1経路と第2経路の少なくとも一方に設ければよい。
また、上述した第2実施形態において、ラダー抵抗Rを第1電源端子T1a側に設けてもよい。
(3)上述した各実施形態及び変形例において、コンパレータ10のオフセット電圧をキャンセルするようにラダー抵抗のノードを選択するようにしてもよい。ここで、コンパレータ10の入力に換算したオフセット電圧がΔV(=V2−V1)であれば、V2−V1=-ΔVとなるようにノードを選択すればよい。例えば、第1閾値−H2に対応するノードを選択するのであれば、外部磁界の磁界強度Hxが第1閾値−H2である場合に、V2−V1=-ΔVとなるように、ノードを選択すればよい。
この変形例によれば、コンパレータ10のオフセット電圧をキャンセルすることができるので、より正確に磁気の有無を検出することが可能となる。
100A,100B…磁気検出装置、1A,1B,2A,2B…磁気センサ素子、10…コンパレータ、20…判定回路、30…メモリ、40A,40B…選択信号生成回路、3A,3B…ブリッジ回路、R…ラダー抵抗、Ra…第1ラダー抵抗、Rb…第2ラダー抵抗、T1a…第1電源端子、T1b…第2電源端子、T2a…第1出力端子、T2b…第2出力端子、X…選択部、X1…第1選択部、X2…第2選択部、CTL…制御信号、DET…検出信号。

Claims (5)

  1. 外部磁界の磁界強度に対して複数の閾値で変化するヒステリシス特性を付与して磁気の有無を示す検出信号を出力する磁気検出装置であって、
    ブリッジ回路と、コンパレータと、判定部とを備え、
    前記ブリッジ回路は、
    第1電源電位が供給される第1電源端子と、
    第2電源電位が供給される第2電源端子と、
    前記第1電源端子から前記第2電源端子へ至る第1経路と、
    前記第1電源端子から前記第2電源端子へ至る第2経路と、
    前記第1経路に設けられ第1出力電圧を出力する第1出力端子と、
    前記第2経路に設けられ第2出力電圧を出力する第2出力端子と、
    前記第1経路において前記第1電源端子から前記第1出力端子までの間に設けられた第1磁気センサ素子と、
    前記第1経路において前記第1出力端子から前記第2電源端子までの間に設けられた第2磁気センサ素子と、
    前記第2経路において前記第1電源端子から前記第2出力端子までの間に設けられた第3磁気センサ素子と、
    前記第2経路において前記第2出力端子から前記第2電源端子までの間に設けられた第4磁気センサ素子と、
    複数のノードを有し、前記第1経路及び前記第2経路の少なくとも一方に設けられ、前記複数のノードのいずれかが選択されることによって、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧との間にオフセット電圧を与えるラダー抵抗と、
    前記複数のノードのうち一つを選択する選択部とを有し、
    前記コンパレータは、前記第1出力電圧と前記第2出力電圧とを比較して比較結果を示す第1信号を出力し、
    前記判定部は、前記選択部を制御して前記複数の閾値ごとに前記複数のノードを切り替えるとともに、前記複数のノードの切り替えごとに前記第1信号を取得し、前記複数の閾値に対応する第1信号と前回の検出信号とに基づいて今回の検出信号を生成する、
    ことを特徴とする磁気検出装置。
  2. 前記ラダー抵抗は、前記第1経路に設けられた第1ラダー抵抗と、前記第2経路に設けられた第2ラダー抵抗とを備え、
    前記選択部は、前記第1ラダー抵抗に対応して設けられた第1選択部と、前記第2ラダー抵抗に対応して設けられた第2選択部とを含み、
    前記第1磁気センサ素子の一方の端子と前記第3磁気センサ素子の一方の端子とは前記第1電源端子に接続され、
    前記第2磁気センサ素子の一方の端子と前記第4磁気センサ素子の一方の端子とは前記第2電源端子に接続され、
    前記第1ラダー抵抗の一方の端子は前記第1磁気センサ素子の他方の端子と接続され、前記第1ラダー抵抗の他方の端子は前記第2磁気センサ素子の他方の端子と接続され、
    前記第2ラダー抵抗の一方の端子は前記第3磁気センサ素子の他方の端子と接続され、前記第2ラダー抵抗の他方の端子は前記第4磁気センサ素子の他方の端子と接続され、
    前記第1選択部は、前記第1のラダー抵抗の複数のノードのうち一つを選択して前記第1出力端子に接続し、
    前記第2選択部は、前記第2のラダー抵抗の複数のノードのうち一つを選択して前記第2出力端子に接続する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気検出装置。
  3. 前記第1磁気センサ素子は、一方の端子が前記第1電源端子と接続され、他方の端子が前記第1出力端子と接続され、
    前記第2磁気センサ素子は、一方の端子が前記ラダー抵抗の一方の端子と接続され、他方の端子が前記第1出力端子と接続され、
    前記第3磁気センサ素子は、一方の端子が前記第1電源端子と接続され、他方の端子が前記第2出力端子と接続され、
    前記第4磁気センサ素子は、一方の端子が前記ラダー抵抗の他方の端子と接続され、他方の端子が前記第2出力端子と接続され、
    前記選択部は、前記ラダー抵抗の複数のノードのうち一つを選択して前記第2電源端子に接続する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気検出装置。
  4. 前記第1磁気センサ素子及び前記第4磁気センサ素子は、外部磁界の磁界強度が大きくなると抵抗値が大きくなり、前記第2磁気センサ素子及び前記第3磁気センサ素子は前記外部磁界の磁界強度が大きくなると抵抗値が小さくなることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の磁気検出装置。
  5. 前記判定部は、前記コンパレータのオフセット電圧をキャンセルするとともに前記閾値に対応するように前記複数のノードを切り替えることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の磁気検出装置。
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