JP5636383B2 - 調理装置 - Google Patents

調理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5636383B2
JP5636383B2 JP2012027022A JP2012027022A JP5636383B2 JP 5636383 B2 JP5636383 B2 JP 5636383B2 JP 2012027022 A JP2012027022 A JP 2012027022A JP 2012027022 A JP2012027022 A JP 2012027022A JP 5636383 B2 JP5636383 B2 JP 5636383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating
notification
thermal power
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012027022A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013164194A (ja
Inventor
道弘 橋本
道弘 橋本
陽一郎 石垣
陽一郎 石垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2012027022A priority Critical patent/JP5636383B2/ja
Publication of JP2013164194A publication Critical patent/JP2013164194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5636383B2 publication Critical patent/JP5636383B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Stoves And Ranges (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Description

本発明は、被調理物が入った調理容器を加熱手段で加熱して加熱調理する調理装置に関する。
被調理物が入った調理容器を加熱するガスバーナと、調理容器の底の温度を測定する温度センサと、ガスバーナの燃焼を制御する制御手段とを備え、例えば、使用者により調理容器の加熱温度が設定されると、制御手段が、温度センサで測定される測定温度が設定温度になるように、ガス流量を増加あるいは減少させる自動火力調整制御を行う調理装置が知られている。この種の調理装置では、測定温度が設定温度より高くなるとガス流量を制限して火力を強火から弱火にし、測定温度が設定温度よりも低くなるとガス流量を増加させて火力を弱火から強火に変化させる制御が行われる。そのため、ガス流量を絞った状態から、瞬時にガス流量を増加させると、急激に炎が大きくなることから、例えば、自動火力調整制御において、弱火から強火に火力変更する場合、火力を緩やかに変化させることが提案されている(特許文献1)。
特開平10−47682号公報
しかしながら、通常、調理時にはコンロ上に鍋などの調理容器が載置されているため、上記のように火力を増加させるにあたって、弱火から強火に緩やかに変化させても、使用者には火力が変化している状態が見え難い。そのため、火力が強火になったときに、使用者が火加減を見ようとして覗き込んだり、調理中の調理容器の近傍に手を近づけたりすると、火傷をしたり袖に火が引火したりする虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、調理時の加熱温度を設定温度に保つために自動火力調整制御を行なう場合でも、使用者が安全に調理を行なうことができる調理装置を提供することを目的とする。
本発明は、調理容器を加熱する加熱手段と、
調理容器の温度を測定する温度測定手段と、
加熱温度を決定する温度決定手段と、
前記温度測定手段で測定した測定温度に基づいて、測定温度が温度決定手段で決定した決定温度になるように、前記加熱手段の火力を増減する自動火力調整制御を行なう制御手段と、
前記制御手段からの指示により所定の報知を行う報知手段と、を備える調理装置であって、
前記制御手段は、
決定温度に基づいて前記加熱手段の火力を減少する側に変更する火力減少温度および前記加熱手段の火力を増加する側に変更する火力増加温度を予め設定して前記自動火力調整制御を行っているとき、
前記火力減少温度となった後の測定温度の下降変化から温度下降勾配を算出し、
前記温度下降勾配に基づいて、前記火力増加温度に到達するまでの予測時間を外挿し、
前記予測時間と予め設定した前記報知手段を報知させる報知時間とに基づいて、前記報知手段の報知開始時間を算出して、
火力変更の報知完了後に前記加熱手段の火力を増加させることを特徴とする調理装置である。
自動火力調整制御が行われていても、被調理物や調理容器の種類によって温度測定手段で測定される測定温度の変化は異なるため、火力を減少させてから火力を増加させる火力増加温度に到達するまでの到達時間も変化する。
本発明の調理装置によれば、火力を減少させている間の温度下降勾配を算出し、この温度下降勾配に基づいて前記火力増加温度に到達するまでの時間を予測できるので、被調理物等の違いによって火力増加温度に到達するまでの時間が異なっても、火力増加温度に到達する前に使用者に報知することができる。
さらに、本発明の調理装置は、算出した前記温度下降勾配に基づいて、前記火力増加温度に到達するまでの予測時間を外挿し、前記予測時間と予め設定した前記報知手段を報知させる報知時間とに基づいて、前記報知手段の報知開始時間を算出して、火力変更の報知完了後に前記加熱手段の火力を増加させるので、調理容器を加熱する加熱温度を一定の範囲に維持しながら、被調理物や調理容器の種類により温度下降勾配が異なっても、火力が増加される前に、所定の報知時間を確保するので、報知後に行われる火力変更を使用者に確実に認識させることができる。
このように、使用者は、自動火力調整制御により火力が大きくなる前に、前記報知手段による報知によって火力が大きくなることを知ることができるので、調理中、強火になるときに火加減を見ようとして覗き込んだり、調理容器の近傍に手を近づけたりすることを防止できる。
本発明の調理装置は、
調理容器を加熱する加熱手段と、
調理容器の温度を測定する温度測定手段と、
加熱温度を決定する温度決定手段と、
前記温度測定手段で測定した測定温度に基づいて、測定温度が温度決定手段で決定した決定温度になるように、前記加熱手段の火力を増減する自動火力調整制御を行なう制御手段と、
前記制御手段からの指示により所定の報知を行う報知手段と、を備える調理装置であって、
前記制御手段は、
前記自動火力調整制御を行っているとき、
前記決定温度に基づいて、前記加熱手段の火力を増加させる前に前記報知手段から火力変更を報知する報知開始温度を設定し、
前記加熱手段の火力を減少させた状態における測定温度が報知開始温度に到達すると、所定の報知時間、火力変更を報知した後、前記加熱手段の火力を増加させることを特徴とする調理装置としてもよい。
このような構成によれば、火力を減少させてからの温度変化によらず、所定の報知開始温度になれば、一定の報知時間、火力変更が報知され、報知後に、火力を増加させる火力変更が行われるから、報知開始から火力を増加させる火力変更までの時間を固定することができる。従って、自動火力調整制御を行なう場合、簡単な制御で、報知の開始と、報知終了後に火力を変更する制御とを行なうことができる。
本発明に係る調理装置によれば、調理容器を加熱する加熱温度を一定の範囲に維持しながら、被調理物や調理容器の種類により温度下降勾配が異なっても、火力が増加される前に、所定の報知時間を確保して、報知後に行われる火力変更を使用者に確実に認識させることができる。その結果、使用者は、自動火力調整制御により火力が大きくなることを事前に知ることができるので、調理中、強火になるときに火加減を見ようとして覗き込んだり、調理容器の近傍に手を近づけたりすることを防止でき、火力が大きくなることで驚くことなく安全に加熱調理をすることができる。
また、本発明に係る調理装置は、火力を減少させてからの温度変化によらず、所定の報知開始温度になれば、一定の報知時間、火力変更を報知して、報知後に火力を増加させる火力変更が行われるように構成することにより、報知開始から火力を増加させる火力変更までの時間を固定することができ、自動火力調整制御を行なう場合、簡単な制御で、報知の開始と、報知終了後に火力を変更する制御とを行なうことができ、火力が増加される前に、使用者に、火力変更を確実に認識させることができる。
本発明の実施形態1に係るガスコンロの全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係るガスコンロの制御装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態1において、調理中、自動加熱温度調整を行なう場合の経過時間−測定温度の関係を示すグラフであって、報知のタイミングを示す。 本実施形態1に係るガスコンロの作動を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るガスコンロの制御装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態2において、調理中、自動加熱温度調整を行なう場合の経過時間−測定温度の関係を示すグラフであって、報知のタイミングを示す。 本実施形態2に係るガスコンロの作動を説明するフローチャートである。
[実施形態1]
以下に、本発明の実施形態1に係る調理装置について、添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すガスコンロ1は、3つのガスバーナ11を設けたコンロ本体10がカウンタトップ12の開口に落とし込まれるように設置されるビルトインタイプと称されるものである。
コンロ本体10の上方には、コンロ本体10の上方開放部を覆うように矩形状のコンロ用天板13が配設され、このコンロ用天板13の上面にガスバーナ11が露出される。また、コンロ用天板13上の各ガスバーナ11の周囲には、五徳14が位置されている。
各ガスバーナ11の中央には、先端の感熱部が鍋等の調理容器の底部に接触して調理容器の底部温度を測定する本発明の温度測定手段に該当する温度センサ2が設けられている。この温度センサ2は、昇降自在にガスバーナ11に支持されている。
コンロ本体10の正面部には、各ガスバーナ11を点消火させるための点消火ボタン15と、各ガスバーナ11の火力調節を行う火力調節レバー16とが設けられている。点消火ボタン15及び火力調節レバー16は、図示していないが、ガス配管とガスバーナ11との間に配設されてガス配管からガスバーナ11へのガス供給を制御する器具栓に接続されている。
器具栓は、図示していないが、ガスの内部通路が形成された弁筐内に、点消火ボタン15及び火力調節レバー16の操作で駆動される電磁安全弁、元ガス弁及びガス量調節のためのニードル弁が収納されており、内部通路に導入されたガスはガスバーナ11へと送られるようになっている。
そして、図2のブロック図に示すように、このガスコンロ1は、ガスコンロ1の動作を制御するマイクロコンピュータ等で構成された自動火力調整制御を行う制御装置4を備えている。さらに、図示しない器具栓とガスバーナ11との間のガス供給路には、図2に示すように、点消火ボタン15の点火操作で開かれ、その後は制御装置4により開閉制御されるガス遮断弁31と、加熱温度を制御する為に制御装置4により流量制御される流量制御弁32とが設けられている。
また、コンロ本体10には、制御装置4からの信号に応じて、所定の報知をするための報知手段であるスピーカー5が取り付けられている。このスピーカー5は、制御装置4のスピーカー制御部43による制御で報知が制御され、例えば、自動火力調整制御が行われているとき、火力変更を予め報知したり、また加熱温度を設定した場合には調理容器の温度が設定温度に達したことを報知したり、さらに調理容器の温度が高くなり過ぎ過熱状態になったことを報知したりする。なお、報知手段は、本実施形態1では、スピーカー5を用いたが、LEDなどの光により報知を行う発光手段を用いることもできる。
また、ガスコンロ1は、図1に示すように、収納タイプの操作部17を備えており、この操作部17は、図2に示すように、加熱温度を設定する温度設定部18を備え、さらに、調理モードや調理時間などの、各種調理条件を設定ができるようになっている。また、ガスコンロ1は、図2に示すように、調理時間を測定するタイマ6を備えている。なお、以下では、使用者が調理時の加熱温度を所定の決定温度(設定温度)に決定する温度設定部18が、本発明の温度決定手段として用いられているが、制御装置4が鍋底温度から調理時における温度上昇勾配等の調理状態を判断して加熱温度を所定の決定温度に決定する場合は、制御装置4が本発明の温度決定手段として用いられてもよい。
制御装置4は、ガス遮断弁31及び流量制御弁32を駆動制御してガスバーナ11の火力を制御する火力制御部41を備える。この火力制御部41は、温度センサ2の測定温度に基づいて、流量制御弁32の開度を調整してガスバーナ11の火力を調整したり、ガス遮断弁31を閉鎖して消火したりする制御を行なう。本実施形態1では、例えば、温度設定部18で加熱温度が設定され、温度センサ2で測定される測定温度[Th]が設定された設定温度[Ts]となるように自動火力調整制御が行なわれる場合、図3のグラフに示すように、温度センサ2の測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)以上になると火力を減少させるように流量制御弁32を制御し、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−2℃)以下に低下すると火力を増加させるように流量制御弁32を制御する。
また、制御装置4は、自動火力調整制御中、火力を増加させる場合、予め火力が変更されることを報知するための報知時間[N]を設定する報知時間設定部42と、報知時間設定部42で設定された報知時間[N]などに応じてスピーカー5を報知させる制御を行なうスピーカー制御部43とを備える。本実施形態1では、報知時間[N]は例えば2秒に設定されている。
さらに、制御装置4は、設定温度[Ts]に基づいて自動火力調整制御を行なう場合に、火力を減少させるときの高温側の火力変更温度となる火力減少温度と、火力を増加させるときの低温側の火力変更温度となる火力増加温度とを設定する火力変更温度設定部44と、火力を減少させたときの温度センサ2による測定温度[Th]とタイマ6で測定される加熱経過時間とに基づいて温度下降勾配を算出する温度勾配算出部45と、温度勾配算出部45で算出した温度下降勾配に基づいて、現時点から低温側の火力増加温度に到達するまでの予測時間[Tp]を外挿する予測時間算出部46と、予測時間算出部46で算出した予測時間[Tp]と報知時間設定部42で設定した報知時間[N]とに基づいて、報知開始時間[To]を算出する報知開始時算出部47とを備える。
火力変更温度設定部44は、温度設定部18で設定した設定温度[Ts]に基づいて火力を減少させるときの高温側の火力減少温度と、火力を増加させるときの低温側の火力増加温度とを設定する。本実施形態1では、火力を減少させるときの火力減少温度を(設定温度[Ts]+2℃)に、火力を増加させるときの火力増加温度を(設定温度[Ts]−2℃)に設定している。これらの火力変更温度は、火力制御部41に入力されると共に、後述する予測時間算出部46に入力される。
温度勾配算出部45は、自動火力調整制御中に火力が減少されて、所定の温度に低下してからの測定温度[Th]と、この所定の温度に低下してからタイマ6で測定される経過時間とに基づいて温度下降勾配を算出する。火力が減少された後、所定の温度に低下してからとは、図3に示すように、例えば、強火による加熱によって、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)になると、火力は弱火に変更されるが、オーバーシュートにより調理容器の測定温度[Th]は暫く(設定温度[Ts]+2℃)よりも上昇し、その後、低下し始め、再度(設定温度[Ts]+2℃)になる。本実施形態1では、この再度、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)に低下した以降の経過時間をタイマ6で測定し、この経過時間と火力が減少状態にあるときの温度センサ2による測定温度[Th]の変化に基づいて温度下降勾配を算出する。
具体的には、温度勾配算出部45は、火力が減少された後、測定温度[Th]が再度(設定温度[Ts]+2℃)になってから(設定温度[Ts]+1℃)になるまでの時間、即ち、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)から(設定温度[Ts]+1℃)まで1℃低下するまでの経過時間[t1]と、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+1℃)から設定温度[Ts]まで1℃低下するまでの経過時間[t2]と、測定温度[Th]が設定温度[Ts]から(設定温度[Ts]−1℃)まで1℃低下するまでの経過時間[t3]とをそれぞれ求める。そして、温度勾配算出部45は、3℃低下する間の経過時間の合計から、温度が1℃低下するあたりの温度下降勾配の平均値[t1+t2+t3(秒)/3(℃)]を算出する。
予測時間算出部46は、温度勾配算出部45で算出された、温度が1℃低下するあたりの温度下降勾配の平均値に基づいて現在(本実施形態1では、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1℃)になった時点)から火力変更温度設定部44で設定された低温側の火力増加温度(設定温度[Ts]−2℃)に到達するまでの予測時間[Tp=t1+t2+t3(秒)/3(℃)]を外挿する。本実施形態1では、(設定温度[Ts]−1℃)から(設定温度[Ts]−2℃)に1℃低下するまでの予測時間を外挿するため、算出した温度下降勾配の平均値と予測時間が一致するが、例えば、火力増加温度が(設定温度[Ts]−3℃)であった場合には、予測時間[Tp]は、[Tp={t1+t2+t3(秒)/3(℃)}×2]となる。
報知開始時算出部47は、予測時間算出部46で外挿した予測時間[Tp]と、報知時間設定部42で設定した報知時間[N]とに基づいて、報知開始時間[To]を算出する。具体的には、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1℃)になった時点から火力変更温度設定部44で設定された火力増加温度(設定温度[Ts]−2℃)に到達するまでの予測時間[Tp]から報知時間[N]を引いた時間を算出して待機時間[Tw]を算出し、現時点である(設定温度[Ts]−1℃)になった時点からこの待機時間[Tw]が経過する時点が報知を開始する報知開始時間[To]として算出される。
スピーカー制御部43は、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1℃)になった時点から待機時間[Tw]が経過して報知開始時算出部47で算出した報知開始時間[To]になると、スピーカー5による報知を開始し、報知時間設定部42で設定した報知時間[N]が経過すると報知を終了するようにスピーカー5を制御する。このように、本実施形態1では、報知終了時の調理容器の測定温度[Th]が、ほぼ(設定温度[Ts]−2℃)となるようにスピーカー5による報知が制御される。
また、火力制御部41には、温度設定部18で設定された設定温度[Ts]、温度センサ2で測定された測定温度[Th]、及び火力変更温度設定部44で設定された火力減少温度及び火力増加温度が入力されると共に、スピーカー制御部43から報知完了の信号が入力される。火力制御部41は、スピーカー制御部43からの報知完了信号により、スピーカー5による報知終了後に火力を増加させるようにガスバーナ11の火力を制御する。このような制御により、ガスバーナ11は、調理容器の測定温度[Th]がほぼ(設定温度[Ts]−2℃)となった時点で火力変更される。従って、調理容器を加熱する加熱温度を一定の範囲に維持しながら、被調理物や調理容器の種類により温度下降勾配が異なっても、火力が増加される前に、所定の報知時間[N]を確保して、報知後に行われる火力変更を使用者に確実に認識させることができる。その結果、火力の覗き込み等による、使用者の危険を防止できる。
なお、図3のグラフは、本実施形態1におけるガスコンロ1において調理容器の温度を設定温度[Ts]に維持する自動火力調整制御を行なっている場合を表しており、時間経過に伴う火力と調理容器の測定温度との関係を示している。図3のグラフは、ほぼ(設定温度[Ts]±2℃)の範囲で調理容器の温度を維持するようにガスバーナ11の火力が制御されている状態を示す。
次に、本実施形態1のガスコンロ1において設定温度[Ts]に維持する自動火力調整制御により調理容器を加熱する際のガスバーナ11の火力の制御について図4のフローチャートに基づいて説明する。
ガスバーナ11が点火されて、使用者が温度設定部18で加熱温度を設定する自動火力調整制御が実行されると、図4のフローチャートに示すように、ガスバーナ11は火力を強火で調理容器を加熱し始める(ステップS1)。つぎに測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)以上であるか否かの判断を行なう(ステップS2)。測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)以上になった場合には、ガスバーナ11の火力を弱火に制御する(ステップS3)。次に、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)から(設定温度[Ts]+1℃)に到達するまでの時間[t1]、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+1℃)に到達してから設定温度[Ts]に到達するまでの時間[t2]、測定温度[Th]が設定温度[Ts]から(設定温度[Ts]−1℃)に到達するまでの時間[t3]を初期化してゼロ秒とする(ステップS4)。
[t1],[t2],[t3]が初期化されると、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)以下で(設定温度[Ts]+1℃)超の範囲にあるか否かの判定を行なう(ステップS5)。測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)以下で(設定温度[Ts]+1℃)超の範囲にある場合には(ステップS5でYes)は、時間[t1]を1秒加算する(ステップS6)。
測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)以下で(設定温度[Ts]+1℃)超の範囲に無い場合には(ステップS5でNo)、次のステップS7に進み、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+1℃)以下で設定温度[Ts]超の範囲にあるか否かの判定を行なう。測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+1℃)以下で設定温度[Ts]超の範囲にある場合には(ステップS7でYes)は、時間[t2]を1秒加算する(ステップS8)。
測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+1℃)以下で設定温度[Ts]超の範囲に無い場合には(ステップS7でNo)、次のステップS9に進み、測定温度[Th]が設定温度[Ts]以下で(設定温度[Ts]−1℃)超の範囲にあるか否かの判定を行なう。測定温度[Th]が設定温度[Ts]以下で(設定温度[Ts]−1℃)超の範囲にある場合には(ステップS9でYes)は、時間[t3]を1秒加算する(ステップS10)。
測定温度[Th]が設定温度[Ts]以下で(設定温度[Ts]−1℃)超の範囲に無い場合には(ステップS9でNo)、次のステップS11に進み、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1℃)以下になったか否かの判定を行なう。測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1℃)以下になっていない場合には(ステップS11でNo)、ステップS5に戻って測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1℃)以下になるまで、ステップS5からステップS11までの動作を繰返す。なお、ステップS11からステップS5に戻って再度ステップS5の判断を行なう場合には、前回のステップS5の判断から1秒が経過した後に、今回のステップS5の判断を行なうようになっている。
そして、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1℃)以下になった場合には(ステップS11でYes)、温度勾配算出部45において、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)から(設定温度[Ts]+1℃)まで1℃低下するまでの経過時間[t1]から、この間の温度下降勾配を求め、(設定温度[Ts]+1℃)から設定温度[Ts]まで1℃低下するまでの経過時間[t2]から、この間の温度下降勾配を求め、さらに、設定温度[Ts]から(設定温度[Ts]−1℃)まで1℃低下するまでの経過時間[t3]から、この間の温度下降勾配を求める。そして、これらの3つの温度下降勾配の値から温度が1℃低下するあたりの温度下降勾配の平均値(t1+t2+t3/3)を求める。この温度下降勾配の平均値は、温度が1℃低下するのに要する時間でもあるので、現在の時間である(設定温度[Ts]−1℃)から(設定温度[Ts]−2℃)まで温度が低下するのに要する予測時間[Tp]を外挿することができる。そして、この予測時間[Tp]から報知時間設定部42で設定した報知時間[N]を引くことで、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1℃)になった時点から報知開始時間[To]までの待機時間[Tw]が求められる。
待機時間[Tw]が求められると、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1℃)になった時点から報知開始時間[To]までの待機時間[Tw]のカウントを開始し(ステップS12)、待機時間[Tw]のカウントが終了すると(ステップS13でYes)、スピーカー5による火力変更の報知が開始される(ステップS14)。そして、報知時間[N]が終了すると(ステップS15でYes)、火力変更の報知を終了させ(ステップS16)、ステップS1に戻り、ガスバーナ11の火力が強火に制御される。
以上のように、本実施形態1に係る調理装置によれば、火力を減少させた状態における、実際の測定温度の変化から温度下降勾配を求め、この温度下降勾配により現在から火力変更がされる時点までの予測時間を外挿して、自動火力調整制御により火力変更される前に使用者に火力が増加されることが報知されるので、使用者は、火力変更を事前に知ることができる。それゆえ、調理中、強火になるときに火加減を見ようとして覗き込んだり、調理容器の近傍に手を近づけたりすることを防止でき、火力が大きくなることで驚くことなく安全に加熱調理をすることができる。
[実施形態2]
上記実施形態1では、火力増加温度、及び温度下降勾配に基づいて、報知開始時間を算出し、火力が変更される前の報知開始時間から所定の報知時間、火力変更を報知するようにしたが、本実施形態2は、火力変更する旨の報知を開始する報知開始温度を設定し、測定温度がこの報知開始温度になると火力変更の報知を行なうようにしている。
本実施形態2は、制御装置7の構成が前述した実施形態1と異なるだけであり、同じ構成について説明を省略し、制御装置7について図5のブロック図に基づいて説明する。
制御装置7も、ガス遮断弁31及び流量制御弁32を駆動制御してガスバーナ11の火力を制御する火力制御部71と、操作部17に加熱温度を設定する温度設定部18を備える。火力制御部71は、温度センサ2の測定温度に基づいて、流量制御弁32の開度を調整してガスバーナ11の火力を調整したり、ガス遮断弁31を閉鎖して消火したりする制御を行なう。本実施形態2では、例えば、温度設定部18で設定した設定温度[Ts]となるように自動火力調整制御を行なう場合、図6のグラフに示すように、温度センサ2で測定した温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)以上になると火力を減少させるように流量制御弁32を制御する。また、測定温度[Th]が報知開始温度である(設定温度[Ts]−1.5℃)に低下すると、火力変更の報知を開始し、所定の報知時間、火力変更を報知した後に、火力を増加させるように流量制御弁32を制御する。
制御装置7も、自動火力調整制御中、火力が増加される際に、火力変更を報知するための報知時間[N]を設定する報知時間設定部72と、報知時間設定部72で設定された報知時間[N]などに応じてスピーカー5を報知させる制御を行なうスピーカー制御部73とを備える。本実施形態2も、報知時間[N]は例えば2秒に設定されている。
さらに、制御装置7は、自動火力調整制御を行なう場合に、火力を減少させるときの高温側の火力減少温度を設定する火力変更温度設定部74と、火力を増加させるときの火力変更を行う前に、スピーカー5により火力変更を報知し始める報知開始温度を設定する報知開始温度設定部75とを備える。
火力変更温度設定部74は、温度設定部18で設定した設定温度[Ts]に基づいて火力を減少させるときの火力減少温度を設定する。本実施形態2も、火力を減少させるときの高温側の火力減少温度を(設定温度[Ts]+2℃)に設定している。この火力減少温度は、火力制御部71に入力される。
報知開始温度設定部75は、温度設定部18で設定した設定温度[Ts]に基づいて、火力を増加させる前に、火力が変更されることを事前にスピーカー5により報知するために、このスピーカー5により報知を開始する報知開始温度を設定する。本実施形態2では、火力が減少されて、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1.5℃)になると報知が開始されるように設定されている。この報知開始温度は、スピーカー制御部73に入力される。
スピーカー制御部73は、測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1.5℃)になった時点からスピーカー5による報知を開始し、報知時間設定部72で設定した報知時間[N]が経過すると報知を終了するようにスピーカー5を制御する。
また、火力制御部71には、温度設定部18で設定された設定温度[Ts]、温度センサ2で測定された測定温度[Th]、及び火力変更温度設定部74で設定された高温側の火力減少温度が入力されると共に、スピーカー制御部73から報知完了の信号が入力される。火力制御部71は、スピーカー5による報知終了後に、火力を増加させるようにガスバーナ11の火力を制御する。
このような制御により、ガスバーナ11の火力が減少された後、調理容器の測定温度[Th]が(設定温度[Ts]−1.5℃)になると所定の報知時間、火力変更の報知が行なわれ、この報知完了後に火力が増加されるので、火力が増加される前に、使用者に、火力変更を確実に認識させることができる。
本実施形態2の図6のグラフも、ガスコンロ1において調理容器の温度を設定温度[Ts]に維持する自動火力調整制御を行なっている場合を表しており、時間経過に伴う火力と調理容器の測定温度との関係を示している。
次に、本実施形態2のガスコンロ1において設定温度[Ts]に維持する自動火力調整制御により調理容器を加熱する際のガスバーナ11の火力の制御について図7のフローチャートに基づいて説明する。
ガスバーナ11が点火されて、使用者が温度設定部18で加熱温度を設定する自動火力調整制御が実行されると、図7のフローチャートに示すように、まず、設定された設定温度に基づき報知開始温度(設定温度[Ts]−1.5℃)が設定され(ステップ21)、ガスバーナ11は火力を強火で調理容器を加熱し始める(ステップS22)。つぎに測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)以上であるか否かの判断を行なう(ステップS23)。測定温度[Th]が(設定温度[Ts]+2℃)以上になった場合には、ガスバーナ11の火力を弱火に制御する(ステップS24)。次に、測定温度[Th]が報知開始温度である(設定温度[Ts]−1.5℃)以下になったか否かの判断を行なう(ステップS25)。
測定温度[Th]が報知開始温度の(設定温度[Ts]−1.5℃)以下になった場合には(ステップS25でYes)、スピーカー5による火力変更の報知が開始される(ステップS26)。そして、報知時間[N]が終了すると(ステップS27でYes)、火力変更の報知を終了させ(ステップS28)、ステップS22に戻り、ガスバーナ11の火力が強火に制御される。
以上のように、本実施形態2に係る調理装置によれば、設定温度に基づき、報知開始温度(設定温度[Ts]−1.5℃)が設定され、測定温度[Th]が報知開始温度以下になると、火力変更の報知が開始される。そして、所定の報知時間[N]の終了後に火力を増加させるので、簡単な制御で、自動火力調整制御による火力変更を使用者に報知することができ、使用者は、火力変更を事前に知ることができる。それゆえ、調理中、強火になるときに火加減を見ようとして覗き込んだり、調理容器の近傍に手を近づけたりすることが防止でき、火力が大きくなることで驚くことなく安全に加熱調理をすることができる。
本発明に係る調理装置は、上記各実施形態に限定されるものではなく、種々の設計変更を施すことが可能である。例えば、上記実施形態1では、(設定温度[Ts]+2℃)から温度が1℃低下するごとに要する時間をそれぞれ測定したが、(設定温度[Ts]+2℃)から3℃低下するまでの時間を測定して温度が1℃低下するあたりの温度下降勾配を求めることもできる。
さらに、上記実施形態では、温度設定部18で設定された設定温度に基づいて、自動火力調整制御を行なう場合について説明したが、実施形態1と同様に、煮込み調理時や揚げ調理時において、それぞれの調理状態を鍋底の温度上昇勾配から自動的に判断して、恒温状態になった時の温度に基づいて恒温状態を維持させる加熱温度を自動的に決定する場合にも本発明を適用できる。この場合、自動的に決定された決定温度に基づいて自動火力調整制御を行ない、決定温度に基づいて所定の火力増加温度を設定して報知手段の制御を行なったり、決定温度に基づいて報知開始温度を設定したりすることができる。
また、本発明は、ガスバーナ11上に調理容器を設置せずに、食品を直接加熱する場合、焼き魚などにも適用できる。
1 ガスコンロ
2 温度センサ(温度測定手段)
4 制御装置(制御手段)
5 スピーカー(報知手段)
11 ガスバーナ(加熱手段)
18 温度設定部(温度設定手段)

Claims (2)

  1. 調理容器を加熱する加熱手段と、
    調理容器の温度を測定する温度測定手段と、
    加熱温度を決定する温度決定手段と、
    前記温度測定手段で測定した測定温度に基づいて、測定温度が温度決定手段で決定した決定温度になるように、前記加熱手段の火力を増減する自動火力調整制御を行なう制御手段と、
    前記制御手段からの指示により所定の報知を行う報知手段と、を備える調理装置であって、
    前記制御手段は、
    決定温度に基づいて前記加熱手段の火力を減少する側に変更する火力減少温度および前記加熱手段の火力を増加する側に変更する火力増加温度を予め設定して前記自動火力調整制御を行っているとき、
    前記火力減少温度となった後の測定温度の下降変化から温度下降勾配を算出し、
    前記温度下降勾配に基づいて、前記火力増加温度に到達するまでの予測時間を外挿し、
    前記予測時間と予め設定した前記報知手段を報知させる報知時間とに基づいて、前記報知手段の報知開始時間を算出して、
    火力変更の報知完了後に前記加熱手段の火力を増加させることを特徴とする調理装置。
  2. 調理容器を加熱する加熱手段と、
    調理容器の温度を測定する温度測定手段と、
    加熱温度を決定する温度決定手段と、
    前記温度測定手段で測定した測定温度に基づいて、測定温度が温度決定手段で決定した決定温度になるように、前記加熱手段の火力を増減する自動火力調整制御を行なう制御手段と、
    前記制御手段からの指示により所定の報知を行う報知手段と、を備える調理装置であって、
    前記制御手段は、
    前記自動火力調整制御を行っているとき、
    前記決定温度に基づいて、前記加熱手段の火力を増加させる前に前記報知手段から火力変更を報知する報知開始温度を設定し、
    前記加熱手段の火力を減少させた状態における測定温度が報知開始温度に到達すると、所定の報知時間、火力変更を報知した後、前記加熱手段の火力を増加させることを特徴とする調理装置。
JP2012027022A 2012-02-10 2012-02-10 調理装置 Active JP5636383B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012027022A JP5636383B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 調理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012027022A JP5636383B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 調理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013164194A JP2013164194A (ja) 2013-08-22
JP5636383B2 true JP5636383B2 (ja) 2014-12-03

Family

ID=49175655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012027022A Active JP5636383B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 調理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5636383B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5950483B2 (ja) * 2015-03-25 2016-07-13 シャープ株式会社 加熱調理器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3053706B2 (ja) * 1992-10-08 2000-06-19 パロマ工業株式会社 加熱調理器の温度制御装置
JP5563900B2 (ja) * 2010-06-21 2014-07-30 株式会社ハーマン コンロ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013164194A (ja) 2013-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2885583B1 (en) Cooktop with a device for fire mitigation and corresponding method
CN104344430B (zh) 烹调装置
JP5636383B2 (ja) 調理装置
JP6722542B2 (ja) 加熱調理器
JP6257553B2 (ja) 加熱調理装置
JP5816236B2 (ja) 加熱調理器
JP5215029B2 (ja) 加熱調理器
JP2008190833A (ja) 加熱調理装置
KR940008514B1 (ko) 곤로의 제어장치
KR101460903B1 (ko) 조리 장치
JP5897401B2 (ja) コンロ
JP4359215B2 (ja) コンロ
JP4673824B2 (ja) 加熱調理機器
KR940008515B1 (ko) 곤로의 제어장치
JP5204190B2 (ja) 調理装置
JP4139270B2 (ja) 調理器
JP4382971B2 (ja) 加熱調理器
KR101981592B1 (ko) 가스레인지용 비등검지장치
JP2019190746A (ja) 加熱調理器
JPH04309717A (ja) 温度センサ付加熱調理器
JP2582986B2 (ja) こんろの制御装置
JP2020030020A (ja) 加熱調理器
KR940008244B1 (ko) 온도센서가 부착된 가열조리기의 제어방법
JPH076632B2 (ja) こんろの制御装置
JPH0462316A (ja) こんろの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140930

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5636383

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250