JP5635048B2 - ソーラーパネル設置用の基礎 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光で発電するソーラーパネルを設置するための基礎に関する。
ソーラーパネルを地上に設置する場合、敷地を整地して地表を平坦水平にし、地表の平坦水平面に基礎を設置する。基礎の上には、架台を固定する。架台の上には、ソーラーパネルを取り付ける。
ソーラーパネルは、方形板状にしている。このソーラーパネルは、設置する際、太陽に対面させるため、北半球では南向きにし、前端を後端より低くして前下りの傾斜姿勢にする。その南向きの傾斜姿勢は、発電効率が高くなる姿勢、設計姿勢にする。
架台は、鋼材で構成している。ソーラーパネルを重ねて固定する方形枠状の取付部と、基礎に固定する脚部を備えている。脚部は、取付部の下側に設けている。
基礎は、コンクリートで構成している。プレキャストコンクリートブロックの基礎は、架台の1箇所を支える単独の小形の基礎と、架台の複数箇所又は全体を支える大型の基礎がある。単独の小形基礎は、1台の架台に対し複数個を使用する。基礎は、ソーラーパネルが受ける風の力で移動したり横転したりしない重量にしている。
特開平9−70188号公報
[課 題]
ソーラーパネルを地上に設置する場合、敷地を整地してプレキャストコンクリートブロックの基礎を設置したとき、地表の基礎設置部分が平坦水平面になっていないと、地表上の基礎は傾く。すると、基礎の上端の架台固定位置がずれる。架台が傾く。ソーラーパネルは、傾いて設計姿勢からずれる。発電効率が低くなることになる。また、基礎の架台固定位置がずれると、基礎に架台を固定する作業の手間が多くなることになる。
基礎は、大型になると、設置面積、整地面積が増え、整地の手間が増加する。また、重量が増加し、運搬や設置に手間が多く掛かる。大型の基礎は、大型の重機や施工機械が使用できない敷地では、設置が極めて困難になる。
敷地が山肌のような傾斜地である場合、平地である場合に比べ、整地の手間が多くなり、基礎の運搬や設置の手間が多くなる。
敷地の整地が不十分であっても、基礎の架台固定位置のずれが少ないことが望まれる。発電効率が低くならないこと、基礎に架台を固定する作業の手間が多くならないことが望まれる。
また、大型の重機や施工機械が使用できない敷地や、傾斜地の敷地であっても、整地の手間や基礎の運搬、設置の手間が少ないことが望まれる。
[着 想]
1.単独の小形の基礎
プレキャストコンクリートブロックの基礎は、架台の1箇所を支える単独の小形の基礎にする。大型の基礎に比べ、地表の基礎設置面積、整地面積が狭くなり、整地の手間が少なくなる。重量と大きさが小さくなり、運搬、設置の手間が少なくなる。
2.補正機構付きの基礎
単独の基礎は、敷地に設置したときの傾きが架台固定位置のずれに与える影響を小さくする補正機構を設ける。
補正機構付きの基礎は、敷地に設置する基部と、架台を上端に固定する柱状部を設ける。柱状部は、基部の上面に開口した竪穴に挿入する。竪穴内の柱状部は、竪穴の中心位置から前側、後側、左側又は右側のどの側にも傾斜可能にする。
敷地に設置した基部が傾いているときは、竪穴内の柱状部は、基部の傾きと反対側に傾ける。基部の傾きは、柱状部の傾きで補正する。竪穴内の柱状部は、竪穴の中心位置から傾いている姿勢で基部に固定する。すると、柱状部の上端の架台固定位置は、基部の傾きに基づくずれが柱状部の傾きで低減される。
敷地の整地が不十分で基部が傾いても、柱状部の架台固定位置のずれが大きくならない。ソーラーパネルの設計姿勢からのずれが大きくならない。発電効率の低下が少ない。基礎に架台を固定する作業の手間が多くならない。
更に、補正機構付きの基礎は、運搬時、設置時には、基部と柱状部が一体化されていない。各部は、全体より重量と大きさが小さくなり、運搬、設置の手間が少なくなる。
3.部分ブロック積上げ式の基部
補正機構付きの基礎は、基部を複数の部分ブロックを積み上げて構成する。各段の部分ブロックは、重量と大きさが小さくなり、運搬、設置の手間が少なくなる。また、部分ブロックの積み上げ段数を増減して基部の高さ、重量を調整することができる。
1.敷地を整地して設置するプレキャストコンクリートブロックの基礎であって、
敷地に設置した基礎の上に架台の脚部を固定し、架台の取付部の上にソーラーパネルを取り付け、ソーラーパネルを発電効率が高くなる設計姿勢にするソーラーパネル設置用の基礎において、
架台の脚部の1箇所を支える単独の基礎にし、
単独の基礎は、敷地に設置する基部と、架台の脚部の1箇所を上端に固定する柱状部を設け、
基部は上面に竪穴を開口し、柱状部は基部の竪穴に挿入し、
竪穴内の柱状部は、下端を竪穴の底に当て、上端の架台固定位置を基部の上側に配置し、竪穴との間に隙間を形成し、竪穴の中心位置から前側、後側、左側又は右側のどの側にも傾斜可能にし、
竪穴内の柱状部は、竪穴の中心位置から傾いている姿勢又は傾いていない姿勢で基部に固定可能にし
敷地に設置した基部が傾いていないときは、竪穴内の柱状部を竪穴の中心位置に保持して基部に固定する構成にし、
敷地に設置した基部が傾いているときは、竪穴内の柱状部を基部の傾きと反対側に傾けて竪穴の中心位置から傾いている姿勢で基部に固定し、基部の傾きに基づく架台固定位置のずれを低減する構成にしていることを特徴とするソーラーパネル設置用の基礎。
2.上記1のソーラーパネル設置用の基礎において、
基部は、複数の部分ブロックを積み上げて構成していることを特徴とする。
3.上記1又は2のソーラーパネル設置用の基礎において、
竪穴内の柱状部と竪穴の間の隙間にセメントモルタル又はセメントペーストを詰めて基部と柱状部を一体化する構成にしていることを特徴とする。
4.上記1、2又は3のソーラーパネル設置用の基礎において、
竪穴内の柱状部と竪穴の間の隙間に楔を打ち込んで柱状部を基部に固定する構成にしていることを特徴とする。
5.上記1〜4のいずれかのソーラーパネル設置用の基礎において、
柱状部は、下端面を凸状の球面にしていることを特徴とする。
6.上記1〜5のいずれかのソーラーパネル設置用の基礎において、
竪穴は、底面を凹状の球面又は円錐面にしていることを特徴とする。
7.上記1〜6のいずれかのソーラーパネル設置用の基礎において、
基部は、平面外形状を円形状、方形状又は多角形状にしていることを特徴とする。
敷地の整地が不十分で基部が傾いても、柱状部の架台固定位置のずれを少なくすることができる。
また、大型の重機や施工機械が使用できない敷地や、傾斜地の敷地であっても、整地の手間や基礎の運搬、設置の手間が少なくなる。
本発明の実施形態の第1例におけるソーラーパネル設置用の基礎の縦断正面図。 同基礎の平面図。 同基礎の基部の部分ブロック分離状態を示す縦断正面図。 同基部の平面図。 同基礎の柱状部の正面図。 同柱状部の平面図。 同基礎に架台、ソーラーパネルを取り付けた状態を示す一部縦断面図で、ソーラーパネルの右側面図。 同ソーラーパネルの正面図。 図7のA−A線断面拡大図。 図7と同様な図で、同基礎の基部が傾いたときの状態を示す図。 図10のB−B線断面拡大図。 図7と同様な図で、同ソーラーパネルを傾斜地に設置した状態を示す図。 図12と同様な図で、同ソーラーパネルを他の傾斜地に設置した状態を示す図。 実施形態の第2例におけるソーラーパネル設置用の基礎の縦断正面図。 同基礎の平面図。 第3例におけるソーラーパネル設置用の基礎の縦断正面図。 同基礎の平面図。 第4例におけるソーラーパネル設置用の基礎の縦断斜視図。 同基礎の平面図。
[第1例(図1〜図13参照)]
〈基礎の構成(図1〜図6参照)〉
本例のソーラーパネル設置用の基礎は、図1と図2に示す。この基礎は、図3と図4に示す基部と、図5と図6に示す柱状部を設けている。基部と柱状部は、主部材にし、それぞれ、無筋又は鉄筋のプレキャストコンクリートブロックにしている。
基部1は、数個の部分ブロック5、6、7を積み上げて、太くて短い柱状に構成している。基部1の上面は、円形状にし、中心部に竪穴2を開口している。竪穴2は、基部1の下面に対して垂直に配置し、横断面を円形状にしている。また、竪穴2は、底面3を凹状の球面にしている。底面3の凹状球面と基部1の下面の間には、竪穴2と同心状に排出孔4を貫通している。排出孔4は、内径を竪穴2の数分の一にしている。竪穴2に入った雨水やゴミを排出するのに使用する。
最下段の部分ブロック5は、平盤状にし、竪穴2の底部と排出孔4を形成している。最下段部分ブロック5の上面は、位置決め凸部8を左右の位置に設けている。
最上段の部分ブロック6は、平盤状にし、竪穴2の開口部を形成している。最上段部分ブロック6の下面は、位置決め凹部9を左右の位置に設けている。
中間段の部分ブロック7は、平盤状にし、竪穴2の中間部を形成している。中間段部分ブロック7の上面は、位置決め凸部8を左右の位置に設けている。この左右の位置決め凸部8は、上段の部分ブロック下面の左右の位置決め凹部9に嵌まる。また、中間段部分ブロック7の下面は、位置決め凹部9を左右の位置に設けている。この左右の位置決め凹部9には、下段の部分ブロック上面の左右の位置決め凸部8が嵌まる。
柱状部11は、円柱状にし、竪穴2の深さより長くし、竪穴2の内径より細くしている。柱状部11の上端面は、中心部にインサートによるネジ穴12を開口している。このネジ穴12を使用してソーラーパネル設置用架台の1箇所を柱状部11の上端面に固定する。ネジ穴12の位置は、架台固定位置にしている。柱状部11は、下端面13を凸状の球面にしている。凸状の球面13は、竪穴底面の凹状の球面3より曲率半径を短くしている。
基礎の施工時は、基部1を敷地に設置し、竪穴2に柱状部11を挿入する。すると、柱状部11は、下端面の凸状球面13が竪穴底面の凹状球面3に当たる。凸状球面13は、中心部が凹状球面3の中心部に重なり、排出孔4の上端開口を閉鎖する。柱状部11の上端は、基部1の上に突き出す。架台固定位置12が基部1の上側になる。柱状部11の回りには、竪穴2との間に隙間が形成される。柱状部11は、竪穴2の中心位置から前側、後側、左側又は右側のどの側にも傾斜可能になる。竪穴2内の柱状部11は、後記のように、竪穴2の中心位置から傾いている姿勢又は傾いていない姿勢で基部1に固定する。
〈基礎の施工例1(図7〜図9参照)〉
敷地Gには、コンクリート工場から、最下段の部分ブロック5、最上段の部分ブロック6、中間段の部分ブロック7と柱状部11を搬入する。
敷地Gは、整地して地表を平坦水平にし、地表の平坦水平面に基礎1、11を設置する。基礎1、11は、図7と図8に示すように、前後左右の位置に同様に設置する。
各基礎1、11においては、地表の設計位置に最下段の部分ブロック5を配置する。最下段の部分ブロック5の上には、中間段の部分ブロック7を積み重ねる。その際、中間段の部分ブロック7は、左右の位置決め凹部9を最下段部分ブロック5の左右の位置決め凸部8に嵌める。中間段の部分ブロック7の上には、最上段の部分ブロック6を積み重ねる。その際、最上段の部分ブロック6は、左右の位置決め凹部9を中間段部分ブロック7の左右の位置決め凸部8に嵌める。最下段、中間段と最上段の3個の部分ブロック5、6、7を同心状に積み上げて、基部1を構成する。
基部1の上面に開口した竪穴2には、柱状部11を挿入する。すると、柱状部11は、下端面の凸状球面13が竪穴底面の凹状球面3に当たる。排出孔4は、上端開口が閉鎖する。基部1の上側には、柱状部11の上端が突き出し、架台固定位置12が位置する。柱状部11は、その回りに竪穴2との間に隙間が形成され、竪穴2の中心位置から前側、後側、左側又は右側のどの側にも傾斜可能になる。
敷地Gの整地に不備がなく、基部1が傾かず、基部1の竪穴2の中心軸が鉛直であるときは、図7〜図9に示すように、柱状部11は、鉛直にし、竪穴2の中心位置に配置する。竪穴2の開口部と柱状部11の間の隙間には、楔16を打ち込む。複数の楔16で、柱状部11を竪穴2の中心位置に保持して基部1に固定する。なお、楔16は、合成樹脂成形品にしている。
次に、竪穴2、柱状部11と楔16の間の隙間には、セメントモルタル17を流し込んで充填する。隙間に詰めたセメントモルタル17が硬化すると、柱状部11は、竪穴2の中心位置から傾いていない姿勢、鉛直姿勢で基部1に固定される。架台固定位置12は、基部1の上側に配置される。基部1は、部分ブロック5、6、7が一体化する。基部1と柱状部11が一体化する。
基礎1、11は、前後左右の設計位置に設置した後、前後左右の架台固定位置12にそれぞれ架台の脚部21の1箇所を固定する。架台の取付部22には、ソーラーパネル23を重ねて固定する。
〈基礎の施工例2(図10、図11参照)〉
施工例1において、敷地Gの整地が不十分であって基部1が傾き、基部1の竪穴2の中心軸が鉛直から傾いているときは、次のようにする。
竪穴2内の柱状部11は、図10と図11に示すように、竪穴2の中心位置から基部1の傾きと反対側に傾ける。鉛直姿勢又は鉛直に近い姿勢にする。竪穴2の開口部と柱状部11の間の隙間には、楔16を打ち込む。複数の楔16で、柱状部11を竪穴2の中心位置から傾いている姿勢、鉛直姿勢又は鉛直に近い姿勢に保持して基部1に固定する。
次に、竪穴2、柱状部11と楔16の間の隙間には、セメントモルタル17を施工例1におけるのと同様に詰め込む。柱状部11は、基部1が傾いていても、鉛直姿勢又は鉛直に近い姿勢で基部1に固定される。架台固定位置12は、基部1の上側に配置される。各部1、5、6、7、11が一体化する。架台固定位置12は、基部1の傾きに基づくずれが柱状部11の反対側への傾きで消滅する。又は、低減する。架台固定位置12には、架台の脚部21を固定する。架台の取付部22には、ソーラーパネル23を固定する。
その他の点は、施工例1におけるのと同様である。施工例1におけるのと同様な部分には、図中、施工例1におけるのと同一の符号を付ける。
〈基礎の施工例3(図12参照)〉
敷地Gが山肌のような傾斜地である。傾斜地表は、図12に示すように、基礎設置部分のみを整地して平坦水平にする。その平坦水平部分に基礎1、11を設置する。設置の詳細は、施工例1におけるのと同様にする。
基礎1、11は、傾斜地表の前後左右の設計位置に設置し、架台固定位置12に架台の脚部21を固定し、架台の取付部22にソーラーパネル23を固定する。
敷地が傾斜地である場合、平地である場合に比べ、後側の基礎1、11は、前側のそれより高い位置になる。架台は、後側の脚部21が短くなる。
敷地Gの整地が不十分であって基部1が傾いているときは、施工例2におけるのと同様にする。竪穴2内の柱状部11は、竪穴2の中心位置から基部1の傾きと反対側に傾け、鉛直姿勢又は鉛直に近い姿勢で基部1に固定する。
その他の点は、施工例1におけるのと同様である。施工例1におけるのと同様な部分には、図中、施工例1におけるのと同一の符号を付ける。
〈基礎の施工例4(図13参照)〉
敷地Gが傾斜地である。前側の基礎1、11は、図13に示すように、後側のそれより高さを低くしている。前側の基部1は、部分ブロックを2段にし、最下段の部分ブロック5の上に最上段の部分ブロック6を積み重ねている。柱状部11は、2段の基部1に適した長さにしている。
後側の基礎1、11は、基部1の部分ブロックを3段にしている。そして、最下段の部分ブロック5は、敷地Gに埋め込んでいる。ソーラーパネル23が受ける風の力に対する抵抗力が増える。
敷地Gの整地が不十分であって基部1が傾いているときは、施工例2におけるのと同様にする。竪穴2内の柱状部11は、基部1の傾きと反対側に傾け、鉛直姿勢又は鉛直に近い姿勢で基部1に固定する。
その他の点は、施工例1におけるのと同様である。施工例1におけるのと同様な部分には、図中、施工例1におけるのと同一の符号を付ける。
[第2例(図14、図15参照)]
本例のソーラーパネル設置用の基礎は、図14と図15に示すように、基部1の積み上げた部分ブロック5、6、7同士の結合を強固にするため、ボルト34を使用している。
最下段の部分ブロック5は、上面にインサートによるネジ穴31を開口している。ネジ穴31は、左右の位置に配置している。
最上段の部分ブロック6は、ボルト孔32を上下方向に貫通している。ボルト孔32は、上端部を大径にし、ボルト34の頭部を没入する大径部を設けている。このボルト孔32は、左右の位置に配置している。
中間段の部分ブロック7は、ボルト孔33を上下方向に貫通している。ボルト孔33は、左右の位置に配置している。
基部1は、敷地に設置する際、最下段の部分ブロック5、中間段の部分ブロック7と最上段の部分ブロック6を積み上げ、左右のネジ穴31、ボルト孔33とボルト孔32をそれぞれ上下方向に連通する。そして、ボルト34は、ボルト孔32とボルト孔33に挿入し、ネジ穴31に捩じ込む。ボルト34の頭部は、ボルト孔32の大径部に没入する。積み上げた部分ブロック5、6、7は、左右のボルト34で結合する。
その後、竪穴2に挿入した柱状部11と竪穴2の間の隙間にセメントモルタル17を充填する際、ボルト孔32の大径部にもセメントモルタルを充填する。そのセメントモルタルには、ボルト34の頭部を埋没する。基部1の部分ブロック5、6、7は、ボルト34とセメントモルタル17で強固に結合する。
その他の点は、第1例におけるのと同様である。第1例におけるのと同様な部分には、図中、第1例におけるのと同一の符号を付ける。
[第3例(図16、図17参照)]
本例のソーラーパネル設置用の基礎は、図16と図17に示すように、基部1と柱状部11の結合を強固にするため、ボルトナット45、46、47、48を使用している。
最上段の部分ブロック6は、ボルト孔41を左右方向に貫通している。ボルト孔41は、竪穴2を横断している。ボルト孔41の左右の端部は、それぞれ、大径部にしている。中間段の部分ブロック7も、同様に、ボルト孔42を設けている。最下段の部分ブロック5は、ボルト孔を設けず、第1例におけるのと同様にしている。
柱状部11は、竪穴2に挿入したときに、最上段のボルト孔41と同心状になるボルト通過孔43と、中間段のボルト孔42と同心状になるボルト通過孔44を、それぞれ、左右方向に貫通している。ボルト通過孔43、44は、ボルト孔41、42より大径にしている。
敷地に設置した基部1、5、6、7は、竪穴2に柱状部11を挿入する。ボルト通過孔43は最上段のボルト孔41と、ボルト通過孔44は中間段のボルト孔42と、それぞれ、同心状に配置する。そして、ボルト45は、最上段のボルト孔41とボルト通過孔43に挿入する。ボルト45の頭部は、ボルト孔41の片端の大径部に没入する。ボルト45の先端部は、ボルト孔41の他端の大径部に突出し、ナット46を螺合する。また、ボルト47は、同様に、中間段のボルト孔42とボルト通過孔44に挿入する。ボルト47の頭部は、ボルト孔42の片端の大径部に没入する。ボルト47の先端部は、ボルト孔42の他端の大径部に突出し、ナット48を螺合する。基部1と柱状部11は、上下のボルトナット45、46、47、48で連結する。なお、ボルト45とボルト通過孔43の間、ボルト47とボルト通過孔44の間には、それぞれ、隙間を設けている。柱状部11の傾斜を妨げない構成にしている。
その後、柱状部11と竪穴2の間の隙間にセメントモルタル17を充填する際、ボルト45とボルト通過孔43の間の隙間、ボルト47とボルト通過孔44の間の隙間、ボルト孔41、42の左右の大径部にもセメントモルタルを充填する。上下のボルトナット45、46、47、48は、セメントモルタルに埋没する。基部1と柱状部11は、ボルトナット45、46、47、48とセメントモルタル17で強固に結合する。
その他の点は、第1例におけるのと同様である。第1例におけるのと同様な部分には、図中、第1例におけるのと同一の符号を付ける。
[第4例(図18、図19参照)]
本例のソーラーパネル設置用の基礎は、図18と図19に示すように、基部1の平面外形状、部分ブロック5、6、7の平面外形状を、方形状にしている。
その他の点は、第1例におけるのと同様である。第1例におけるのと同様な部分には、図中、第1例におけるのと同一の符号を付ける。
[変形例]
本発明は、上記の実施形態に限定されない。次のような変形が例示される。
1.上記の実施形態において、基部1は、複数の部分ブロックで構成しているが、1個の全体ブロックで構成する。
2.上記の実施形態において、基部1を構成する部分ブロック5、6、7の個数は、3個又は2個にしているが、4個又は5個以上にする。
3.上記の実施形態の第1、3、4例において、最上段の部分ブロック6は、中間段の部分ブロック7とは位置決め凸部8の有無で異なっているが、中間段の部分ブロック7と同じにする。
4.上記の実施形態において、基部1、部分ブロック5、6、7は、平面外形状を円形状又は方形状にしているが、多角形状にする。
5.上記の実施形態において、柱状部11と竪穴2は、横断面形状を円形状にしているが、多角形状又は方形状にする。
6.上記の実施形態において、竪穴2の底面3は、凹状の球面にしているが、凹状の円錐面にする。
7.上記の実施形態において、基部1は、排出孔4を設けているが、排出孔4を設けない。
8.上記の実施形態において、柱状部11と竪穴2の間に詰め込む結合材は、セメントモルタル17にしているが、セメントペーストにする。又は、その他にする。
9.上記の実施形態において、楔16は、合成樹脂製にしているが、その他の材質にする。
1、11 ソーラーパネル設置用の基礎
1 基部
2 竪穴
3 竪穴の底面、凹状の球面
4 排出孔
5 最下段の部分ブロック
6 最上段の部分ブロック
7 中間段の部分ブロック
8 位置決め凸部
9 位置決め凹部
11 柱状部
12 ネジ穴、架台固定位置
13 柱状部の下端面、凸状の球面
16 楔
17 セメントモルタル
G 敷地
21 架台の脚部
22 架台の取付部
23 ソーラーパネル
31 ネジ穴
32 ボルト孔
33 ボルト孔
34 ボルト
41 ボルト孔、最上段のボルト孔
42 ボルト孔、中間段のボルト孔
43 ボルト通過孔
44 ボルト通過孔
45 ボルト
46 ナット
47 ボルト
48 ナット

Claims (7)

  1. 敷地を整地して設置するプレキャストコンクリートブロックの基礎であって、
    敷地に設置した基礎の上に架台の脚部を固定し、架台の取付部の上にソーラーパネルを取り付け、ソーラーパネルを発電効率が高くなる設計姿勢にするソーラーパネル設置用の基礎において、
    架台の脚部の1箇所を支える単独の基礎にし、
    単独の基礎は、敷地に設置する基部と、架台の脚部の1箇所を上端に固定する柱状部を設け、
    基部は上面に竪穴を開口し、柱状部は基部の竪穴に挿入し、
    竪穴内の柱状部は、下端を竪穴の底に当て、上端の架台固定位置を基部の上側に配置し、竪穴との間に隙間を形成し、竪穴の中心位置から前側、後側、左側又は右側のどの側にも傾斜可能にし、
    竪穴内の柱状部は、竪穴の中心位置から傾いている姿勢又は傾いていない姿勢で基部に固定可能にし
    敷地に設置した基部が傾いていないときは、竪穴内の柱状部を竪穴の中心位置に保持して基部に固定する構成にし、
    敷地に設置した基部が傾いているときは、竪穴内の柱状部を基部の傾きと反対側に傾けて竪穴の中心位置から傾いている姿勢で基部に固定し、基部の傾きに基づく架台固定位置のずれを低減する構成にしていることを特徴とするソーラーパネル設置用の基礎。
  2. 基部は、複数の部分ブロックを積み上げて構成していることを特徴とする請求項1に記載のソーラーパネル設置用の基礎。
  3. 竪穴内の柱状部と竪穴の間の隙間にセメントモルタル又はセメントペーストを詰めて基部と柱状部を一体化する構成にしていることを特徴とする請求項1又は2に記載のソーラーパネル設置用の基礎。
  4. 竪穴内の柱状部と竪穴の間の隙間に楔を打ち込んで柱状部を基部に固定する構成にしていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のソーラーパネル設置用の基礎。
  5. 柱状部は、下端面を凸状の球面にしていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のソーラーパネル設置用の基礎。
  6. 竪穴は、底面を凹状の球面又は円錐面にしていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のソーラーパネル設置用の基礎。
  7. 基部は、平面外形状を円形状、方形状又は多角形状にしていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のソーラーパネル設置用の基礎。
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