JP5634652B1 - 活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物 Download PDF

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Abstract

本発明の課題は、良好な硬化性、低黄変、光安定性及び玩具、食品包装用途のための低毒性、低マイグレーション性を兼ね備えつつ、オフセット印刷のより高い印刷適性を再現する活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物を提供することにある。体質顔料、光重合開始剤組成物、4官能以上の重合性アクリレートモノマー、重合基を有する樹脂オリゴマーを含有する活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物であって、前記光重合開始剤組成物が数平均分子量320以上1300以下であるα−ヒドロキシケトン系光重合開始剤であることを特徴とする活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物。

Description

本発明は、活性エネルギー線条件下で良好な硬化性、低黄変、光安定性を有し玩具及び食品包装用途のための低毒性・低マイグレーション等安全性に配慮した活性エネルギー線硬化型オフセットインキの発明、並びにその印刷物に関する。
活性エネルギー線条件下で硬化する、中でも紫外線硬化型オフセットインキは、瞬間乾燥の特性の利便性から、玩具や紙器等の食品包装向けパッケージ印刷の分野で広く使用されている。
紫外線硬化型オフセットインキの中でも無色透明、乳白色、半透明の外観を呈し、着色成分を含有しないことを特徴とするインキ(以下無色透明系インキと記載)は、(1)着色インキ上に上刷りし光沢・皮膜強度付与用途のオーバープリントニス(OPニス)、(2)着色インキの濃度調整剤用途で用いるメジウムインキ、(3)インキ受理性の劣る印刷基材へ着色インキの接着付与を目的として用いるアンカー・プライマー剤等、上記に示した用途で幅広く使用されている。
紫外線硬化型オフセットインキは菓子箱、飲料パックといった食品包装用途に広く用いられているが、近年、欧米各国を中心にインキ成分の内包食品への移行(マイグレーション)が問題視される風潮が広まりつつあり、印刷物作成の為の諸材料の一つでもある印刷インキについても安全性向上が強く要望されている。
紫外線硬化型オフセットインキの処方として、比較的低分子量である光重合開始剤や増感剤の成分の内包食品へのマイグレーションが問題になりやすい。
例えば、玩具及び食品包装用途のインキジェットジェットインキ組成物として、高分子材料を用いたインキ組成物が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。しかし該技術は、インクジェット印刷と比較して遥かに高い生産性を要求されるオフセット印刷において乾燥性が不足しており、十分な低マイグレーション性能を発現することは出来ない。
加えて、内包食品向けのマイグレーションの量の多少のみならず、食品包装用インキに用いる原材料自体の安全性、毒性の有無にも配慮する必要がある。
特表2011−502188 特表2011−500932
本発明の課題は、良好な乾燥性、低黄変、光安定性及び玩具、食品包装用途のための低毒性、低マイグレーション性を兼ね備えつつ、オフセット印刷における優れた乾燥性による生産性向上及び流動性を有する活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物を提供することにある。
本発明者らは、従来に比べ高分子の光重合開始剤や増感剤と、反応性の優れた多官能モノマー及び重合性オリゴマーを適宜組合せ採用することで、上記課題を達成できることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、体質顔料、光重合開始剤組成物、4官能以上の重合性アクリレートモノマー、重合基を有する樹脂オリゴマーを含有する活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物であって、前記光重合開始剤組成物が数平均分子量320以上1300以下であるα−ヒドロキシケトン系光重合開始剤であることを特徴とする活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物を提供する。
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物により、従来の乾燥性は高いものの毒性がありマイグレーションも高い、玩具、食品包装に適さないインキ組成に対し、乾燥性に遜色なく、光安定性が優れ、黄変も少なく、毒性が低く、低マイグレーション性を兼ね備えた玩具、食品包装向け活性エネルギー線硬化型オフセットインキを得ることができる。
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物を用いて展色した印刷物に紫外線照射し、インキ層を硬化させた印刷物を示す図である。 紫外線照射後の印刷物の上面に、ミルクカートン白紙の裏面が接する様に重ね合わせ、プレスする図である。
本発明は、体質顔料、数平均分子量320以上1300以下であるα−ヒドロキシケトン系光重合開始剤、4官能以上の重合性アクリレートモノマー、重合基を有する樹脂オリゴマーの全てを適量含有することで目的とする本発明の効果を奏するものである。
ここで述べる光重合開始剤組成物は、数平均分子量320以上1300以下であるα−ヒドロキシケトン系光重合開始剤である。
α−ヒドロキシケトン系光重合開始剤について、数平均分子量320を下回ると、内包物への光重合開始剤成分移行の移行に伴うマイグレーション量が増加する傾向にあり、数平均分子量1300を超えるとインキ自体の流動性の低下、光重合開始剤の結晶化に伴う再析出による保存安定性低下、印刷後の皮膜乾燥性の低下に繋がる。また上記開始剤成分をエステル化等の手法により多価アルコール類や脂肪酸類等の共役二重結合を有さない成分を化学的に結合させることによって、数平均分子量1300を超えても溶解性に優れる化合物を提供することも技術的には可能であるが、これら数平均分子量1300を超える誘導体は化合物中における開始剤の実効成分濃度(紫外線吸収能を有する共役二重結合の割合)が低下することから十分な乾燥性を得ることが困難である。
着色系インキで優れた低マイグレーション性を示す、数平均分子量350以上1000以下のα−アミノアルキルフェノン系光重合開始剤2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノンー1(数平均分子量:366.5)、2−(ジメチルアミノ)−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オン(数平均分子量:380.5)や、アシルフォスフィンオキサイド系光重合開始剤ビス(2、4、6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド(数平均分子量418.5)、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド(数平均分子量348.0)は、硬化反応による硬化皮膜の変色(黄変)、光安定性の低下があるため無色透明系での使用は好ましくない。
前記した数平均分子量320以上1300以下であるα−ヒドロキシケトン系光重合開始剤としては、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2-ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]−フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン(数平均分子量:340.4)、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン)(数平均分子量:424.57)、2−ヒドロキシ−1−{4−〔4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)フェノキシ〕フェニル}−2−メチルプロパノン(数平均分子量:342.39)等があげられ、これらはどれか1つ以上含まれればよく、複数組み合わせて用いてもよい。同じα−ヒドロキシケトン系光重合開始剤である1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(数平均分子量:204.3)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(数平均分子量:164.2)等はこれらに含まれない。また無色透明系インキにおいて2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(数平均分子量256.3)が広範囲で使用されるが、低マイグレーション性が劣るため使用は好ましくない。
前記したα−ヒドロキシケトン系光重合開始剤のインキ組成物中の含有率は、インキ全量に対し1〜8重量%の範囲にあることが好ましい。1重量%未満の添加量では良好な乾燥性を得ることが困難であり、また8重量%を超える添加量では、開始剤量が過剰となり、同様にインキ流動性や低マイグレーション性能を損なうことから好ましくない。
前記したα−ヒドロキシケトン系光重合開始剤の他、特許第2514804号に記載される、開始剤分子に重合性基を導入したフェニルケトン系組成物群もインキ乾燥性と低マイグレーション性を付与する目的で利用できる。例えば具体的には、この組成物群のうち4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトンが「ダロキュアZLI3331」の名称で過去にメルク社(現BASF社)より販売されており、本発明において利用することができる。
またα−ヒドロキシケトン系光重合開始剤を高分子量化し重合性基を導入した組成物(数平均分子量約1100)が「イルガキュアLEX201」の名称でBASF社より販売されており、低マイグレーション性能に優れており同様に本発明において好適に利用することができる。
食品包装用インキに用いる原材料自体の安全性、毒性の有無にも配慮した光重合開始剤の具体例を上げると、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モノフォリノプロパン−1−オンであるIRGACURE907(BASF社製)は極めて優れた硬化性(インキ乾燥性)を有し、特に紫外線硬化型オフセットインキに広範に使用されているが、生殖毒性の高懸念物質であることから(GHS分類:生殖毒性区分1B(生殖能力)および1B(胎児))、これに依存する事なく、なお且つ低マイグレーション性、低臭気、優れた乾燥性および流動性等、オフセットインキに必要とされるより高い印刷適性を可能とさせたのが本発明である。
更に光重合開始剤の例として、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイドであるDAROCURE TPO(BASF社製)は優れた内部硬化性能を有し、同様に広範に使用されているが、安全性面では旧第二種監視化学物質として公示され、長期毒性の疑いがあることから、これに依存する事なく、なお且つ低マイグレーション性、低臭気、優れた乾燥性および流動性等、オフセットインキに必要とされるより高い印刷適性を可能とさせたのが本発明である。
また原料樹脂の例として、ジアリルフタレート樹脂(DAP樹脂)であるダイソーダップシリーズ(ダイソーダップA、ダイソーダップS、ダイソーダップK、いずれもダイソー社製)は優れた皮膜強度を有することから既存UVオフセットインキに極めて広範に使用されているが、樹脂中に残存する未反応のジアリルフタレートモノマー(フタル酸ジアリル、CAS番号131−17−9)が旧第二種監視化学物質であり、また変異原性の高懸念物質であることから(GHS区分1B(生殖細胞変異原性))、これに依存する事なく、乾燥性に優れかつ安全性に配慮した食品包装用インキの提供を可能とさせたのが本発明である。
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物の必須成分として、4官能以上の重合性アクリレートモノマーが挙げられる。4官能の重合性アクリレートモノマーの具体的な例としては、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート(DTMPTA)、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート(EO−PETA)、プロピレンオキサイド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PO−PETA)、等が挙げられる。5官能性の重合性アクリレートモノマーの具体的な例としては、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート等が、6官能性の重合性アクリレートモノマーの具体的な例としては、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。これらは、単独でも、複数組合せて用いてもよい。
前記した4官能以上の重合性アクリレートモノマーのインキ組成物中の含有率は、インキ全量に対し15重量%から60重量%の範囲であることが好ましく、15重量%未満であると、すなわちインキ化に際して3官能以下の重合性アクリレートモノマーを使用することに繋がり硬化性が低下し乾燥性及び低マイグレーション性が悪くなり、また、60重量%を超える添加量では、オフセットインキとして好適な粘度を得ることが困難となる。また、前記5官能の重合性アクリレートモノマーであるジペンタエリスリトールペンタアクリレートおよび6官能の重合性アクリレートモノマーであるジペンタエリスリトールヘキサアクリレートに関しては、使用量がインキ全量に対し10重量%以上であることが好ましい。通常、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートは単体もしくは混合物の状態で製造販売されており、製品名として「DPHA(サートマー社製、製品中のヘキサアクリレートの割合:ほぼ100重量%)」「アロニックスM−400(東亞合成社製、製品中のペンタアクリレートの割合:40〜50重量%)」「アロニックスM−402(東亞合成社製、製品中のペンタアクリレートの割合:30〜40重量%)」「アロニックスM−403(東亞合成社製、製品中のペンタアクリレートの割合:50〜60重量%)」「アロニックスM−404(東亞合成社製、製品中のペンタアクリレートの割合:30〜40重量%)」「アロニックスM−405(東亞合成社製、製品中のペンタアクリレートの割合:10〜20重量%)」「アロニックスM−406(東亞合成社製、製品中のペンタアクリレートの割合:25〜35重量%)」「LUMICURE DPA−600T(張家港東亜油愛生化学有限公司社製)」「カヤラッドDPHA(日本化薬社製)」「SR399(サートマー社製、製品中のペンタアクリレートの割合:ほぼ100重量%)」「MIRAMER M600(MIWON社製、製品中のヘキサアクリレートの割合:100重量%)」等が挙げられ、5官能および6官能アクリレートの混合比率は各々異なるが、いずれも本発明において好適に使用することができる。
更に、本発明の活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物の必須成分として、重合基を有する樹脂オリゴマーが挙げられる。分子中に重合性基を有さない非反応性樹脂類(イナート樹脂)と比較して反応性が高く、より優れた低マイグレーション性を付与することが可能である。重合基を有する樹脂オリゴマーとしては、例えば、エポキシアクリレート、脂肪族アクリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート等が挙げられる。中でもエポキシアクリレート及びその誘導体である事がより好ましく、例としてビスフェノールAジグリシジルエーテルジアクリレート及びその誘導体が挙げられ、ビスフェノールAジグリシジルエーテルジアクリレートが特に好ましい。
前記した重合基を有する樹脂オリゴマーのインキ組成物中の含有率は、インキ全量に対し20〜65重量%の範囲にあることが好ましい。20重量%未満であると十分な皮膜乾燥性やオフセット印刷適性が得られず、また65重量%を超える添加量では、一般にこれら重合性オリゴマーは高粘度である為に本発明の実施例で述べる組成においてオフセットインキとして好適な粘度を得ることが困難となる。また一方で粘度調整の為に低粘度の低分子モノマー類(一般に単官能及び2官能アクリレートモノマー)を多量併用することで重合性オリゴマーが65重量%を超える割合で添加した場合は、好適な粘度を得ることができたとしても低マイグレーション性が損なわれる。
更に本発明では、増感剤として数平均分子量400以上1500以下であり波長250〜450nmにおける極大吸収を280〜340nmの範囲に有する芳香族3級アミンであるアルキルアミノベンゾエート化合物を添加してもよい。中でも2官能アミン誘導体のポリ(エチレングリコール)ビスジメチルアミノベンゾエート(数平均分子量488〜532)、4官能アミン誘導体のポリ(エチレングリコール)ビスジメチルアミノベンゾエート(数平均分子量860)は比較的分子量が高くマイグレーションし難い点において好ましい。同じアルキルアミノベンゾエート化合物であるエチル−4−(ジメチルアミノ)ベンゾエート(数平均分子量193.2)、2−(ジメチルアミノ)エチルベンゾエート(数平均分子量193.2)、2−エチルヘキシル−4−(ジメチルアミノ)ベンゾエート(数平均分子量277.4)、等はこれらに含まれない。
アルキルアミノベンゾエート以外の芳香族3級アミンとしてはアルキルアミノベンゾフェノン化合物があり、中でも4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン(数平均分子量324.47)は乾燥性に優れ低マイグレーション性を示すが波長250〜450nmにおける極大吸収波長が365nmと高く硬化反応による硬化皮膜の変色(黄変)が激しいため無色透明系での使用は好ましくない。
前記したアルキルアミノベンゾエート化合物のインキ組成物中の含有率は、インキ全量に対し1〜8重量%の範囲にあることが好ましい。1重量%未満の添加量では乾燥速度の更なる向上が得られない点で望ましくなく、また8重量%を超えて添加しても、使用しただけの効果が認められず好ましくない。
また無色透明系インキにおいては、水素引き抜き型光重合開始剤であるベンゾフェノン(数平均分子量182.22)、4−メチルベンゾフェノン(数平均分子量196.24)、O−メチルベンゾイルベンゾエート(数平均分子量240.25)等が広範に使用されるがマイグレーション性が劣るため使用は好ましくない。
紫外線硬化型オフセットインキにおいて体質顔料は、インキの流動性調整や印刷時のミスチング防止、紙基材への浸透防止等の物性改良・機能性付与を目的として幅広く使用されている。体質顔料としては公知公用の着色用有機顔料を挙げることができ、例えば「顔料便覧(編集:日本顔料技術協会編)」に掲載される印刷インキ用体質顔料等が挙げられ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリンクレー、タルク、ベントナイト、マイカ、硫酸バリウム、シリカ及び水酸化アルミニウム等が使用可能である。
本発明の印刷物で使用する印刷基材としては、特に限定は無く、例えば、上質紙、コート紙、アート紙、模造紙、薄紙、厚紙等の紙、各種合成紙、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンビニルアルコール共重合体、エチレンメタクリル酸共重合体、ナイロン、ポリ乳酸、ポリカーボネート等のフィルム又はシート、セロファン、アルミニウムフォイル、その他従来から印刷基材として使用されている各種基材を挙げることが出来る。
本発明で述べるオフセット印刷インキの製造は、従来の紫外線硬化型インキと同様に、前記体質顔料、重合性アクリレートモノマー、重合基を有する樹脂オリゴマー、光重合開始剤、増感剤、その他添加剤等を配合してミキサー等で撹拌混合し、三本ロールミル、ビーズミル等の分散機を用いて練肉することで製造される。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
〔インキ組成物の製造方法〕
表1〜表4の組成に従って、実施例1〜9および比較例1〜12のインキを三本ロールミルにて練肉せしめることによって、各種の紫外線硬化型インキ組成物を得た。
尚、体質顔料としてタルク3重量%及び疎水性シリカ2重量%及び炭酸マグネシウム5重量%(合計10重量%)、その他助剤としてワックス1.5重量%及び安定剤溶液(p−メトキシフェノール10重量%とエチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート90重量%の混合物)1重量%(助剤合計2.5重量%)を、全ての実施例に共通に添加した。
〔印刷物の製造方法〕
かくして得た紫外線硬化型インキ組成物を、簡易展色機(RIテスター、豊栄精工社製)を用い、インキ0.10mlを使用して、RIテスターのゴムロール及び金属ロール上に均一に引き伸ばし、ミルクカートン紙(ポリエチレンラミネート紙、テトラ・レックス、テトラパック社製)の表面に約220cmの面積範囲に均一に塗布されるように展色し、印刷物を作製した。なおRIテスターとは、紙やフィルムにインキを展色する試験機であり、インキの転移量や印圧を調整することが可能である。
〔UVランプ光源による乾燥方法〕
インキ塗布後の印刷物にUV照射を行い、インキ皮膜を硬化乾燥させた。水冷メタルハライドランプ(出力80W/cm1灯)およびベルトコンベアを搭載したUV照射装置(アイグラフィックス社製、コールドミラー付属)を使用し、印刷物をコンベア上に載せ、ランプ直下(照射距離11cm)を以下に述べる所定条件で通過させた。各条件における紫外線照射量は紫外線積算光量系(ウシオ電機社製UNIMETER UIT−150−A/受光機UVD−C365)を用いて測定した。
〔インキ組成物の評価方法1:硬化性〕
硬化性は、照射直後に爪スクラッチ法にて印刷物表面の傷付きの有無を確認した。前記UV照射装置のコンベア速度(m/分)を変化させながら印刷物に紫外線を照射し、傷付きが無い最速のコンベア速度を記載した。従ってコンベア速度が速いほどインキの乾燥性が良好である。
〔インキ組成物の評価方法2:光安定性〕
作成したインキを20g準備し、蛍光灯(パナソニック製、3波長型昼白色、Hf蛍光灯、FHF32EX−N−H)から5cmの場所に静置し60分後にインキが乾いているかどうか目視で確認し、次の3段階で評価した。本評価項目において乾燥が確認できる組成では印刷機上でのインキの皮張り、インキの粘度上昇が発生し印刷適性面での不良が発現し易くなる。
○:全く乾燥しない
△:若干の乾燥が確認できる
×:乾燥が確認できる
〔インキ組成物の評価方法3:開始剤溶解性〕
作成したインキを冷蔵庫内(4℃)にて1週間保管し、その後インキ約1グラムを金属グラインドゲージ(溝深さ0〜25ミクロン)上に載せ、金属スクレーパーでゲージ上のインキをかき取り、インキ中の光重合開始剤の溶解性低下に伴う析出の状態を目視で確認し、次の3段階で評価した。光重合開始剤が析出し結晶化した場合、グラインドゲージ上に開始剤結晶由来のスジが新たに発生する。本評価項目において析出の発生する組成では、冬場等、低温環境下においては十分な製品性能を発揮することが出来ない。
○:析出は見られない。
△:ごく僅かに析出が確認できる。
×:析出が確認できる。
〔インキ組成物の評価方法4:流動性〕
インキ流動性はスプレッドメーター法(平行板粘度計)によりJIS K5101,5701に則った方法で測定を実施し、水平に置いた2枚の平行板の間に挟まれたインキが、荷重板の自重(115グラム)によって、同心円状に広がる特性を経時的に観察し、60秒後のインキの広がり直径をダイアメーター値(DM[mm])とし、インキ印刷適性が良好となる次の3段階で評価した。本評価項目においてDMが34mm未満となる組成では、印刷機上で壺切れ、インキローラ間の転移不良といった印刷適性面での不良が発現し易くなる。
○:DM37mm以上
△:DM34以上〜37nm未満
×:DM34mm未満
〔印刷物の評価方法1:黄変性〕
紫外線照射後における硬化皮膜の変色(黄変)に起因する色変化を確認し次の3段階で評価した。
○:色変化が全く無い、もしくは殆ど無い
△:若干の黄変が確認できる
×:明確に黄変による色変化が確認できる
〔印刷物の評価方法2:低マイグレーション性〕
低マイグレーション性の評価に関しては、基本的な評価手順は欧州印刷インキ評議会であるEuPIA(European Printing Ink Association)のガイドライン(EuPIA Guideline on Printing Inks、applied to the non−food contact surface of food packaging materials and articles、November 2011(Replaces the September 2009 version))に準拠した。
先ず上述の印刷物はコンベア速度40m/min.で2回UV照射することによりインキ層を乾燥させた。本条件における紫外線積算光量は約100mJ/cmであった。続いて印刷物上面の硬化インキ層にミルクカートン白紙(以後、インキが展色されていない非印刷状態のミルクカートン紙をミルクカートン白紙と呼ぶ)の裏面が接するよう重ね合わせ、油圧プレス機を用いてプレス圧力40kg/cm、室温25℃雰囲気下で48時間加圧することで、硬化インキ層中の未反応成分をミルクカートン白紙の裏面に移行(マイグレーション)させた(図1及び2参照)。プレス後にミルクカートン白紙を取り外して成形し、1000ml容積の液体容器を作製した。この液体容器においてインキ成分の移行した裏面は内側に面している。次に擬似液体食品として用意したエタノール水溶液(エタノール95重量%と純水5重量%の混合溶液)1000mlを液体容器に注ぎ密閉した。なお、本条件においてエタノール水溶液1000mlと接触する液体容器内面の総面積はおよそ600cmであった。密閉した液体容器を室温25℃雰囲気下で24時間静置し、ミルクカートン白紙裏面に移行したインキ成分をエタノール水溶液中に抽出した。この後液体容器からエタノール水溶液を取り出し、液体クロマトグラフ質量分析にて使用した開始剤の同定及び各々の溶出濃度(マイグレーション濃度)を定量し、各開始剤成分のマイグレーション濃度の合計値から、3段階でマイグレーション性能を評価した。例として、開始剤A、B、C3種を使用した紫外線硬化型インキを用いた印刷物においては、開始剤Aのマイグレーション濃度が10ppb、開始剤Bのマイグレーション濃度が5ppb、開始剤Cのマイグレーション濃度が15ppbであった場合、開始剤成分のマイグレーション濃度の合計値は、A+B+C=10+5+15=30ppbと評価される。なお液体クロマトグラフ質量分析の定量に際しては、使用する全開始剤について各々上記エタノール水溶液を用いた検量線を予め作成し、これを用いることで算出した。
○:30ppb未満
△:30ppb以上〜60ppb未満
×:60ppb以上
Figure 0005634652
Figure 0005634652
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表1〜4中の数値は重量%である。
表1〜4に示す諸原料及び略を以下に示す。
・タルク:含水ケイ酸マグネシウム、ハイフィラー #5000PJ、松村産業社製
・疎水性シリカ:二酸化ケイ素、AEROSIL R972、日本アエロジル株式会社製
・炭酸マグネシウム:塩基性炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウムTT、ナイカイ塩業社製
・ワックス:ポリオレフィンワックス、S−381−N1、シャムロック社製
・安定剤:p−メトキシフェノール、メトキノン、精工化学社製
エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート(SR494NS)、サートマー社製
・Irgacure369:2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、数平均分子量366.5、 BASF社製
・Esacure One:オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン)、数平均分子量424.57、 Lamberti社製
・Irgacure819:ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、数平均分子量418.5、BASF社製
・IrgacureTPO:2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド、数平均分子量348.0、BASF社製
・KIP160:2−ヒドロキシ−1−{4−〔4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)フェノキシ〕フェニル}−2−メチルプロパノン、数平均分子量342.39、 Lamberti社製
・Irgacure184:1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、
数平均分子量204.3、 BASF社製
・Irgacure651:2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、数平均分子量256.3、 BASF社製
・アロニックスM−400:ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの混合物(製品中のペンタアクリレートの割合:40〜50重量%)、東亞合成社製
・SR355NS:ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、サートマー社製
・SR494NS:エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート、サートマー社製
・MIRAMER M−3130:エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、MIWON社製
・PHOTOMER 4127:ポリエチレンオキサイド変性ネオペンチルグリコールジアクリレート、コグニスジャパン社製
・DICLITE UE−8200T:ビスフェノールAジグリシジルエーテルジアクリレート
・UNIDIC V3212:非反応性ポリエステル樹脂40重量%と、DPHA(ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの混合物)30重量%と、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート30重量%の混合物、DIC社製
・EAB―SS:4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、数平均分子量324.47、大同化成工業社製
・GENOPOL AB1:ポリ(エチレングリコール)ビスジメチルアミノベンゾエート、数平均分子量860、RAHN AG社製
・Omnipol ASA:ポリ(エチレングリコール)ビスジメチルアミノベンゾエート、数平均分子量488〜532、IGM社製
・LUNACUR EDB:エチル−4−(ジメチルアミノ)ベンゾエート、数平均分子量193.24、EUTEC CHEMICAL社製
・DAROCUR EHA:2−エチルヘキシル−4−(ジメチルアミノ)ベンゾエート、数平均分子量277.4、BASF社製
(数平均分子量の測定)
尚、本発明におけるGPCによる数平均分子量(ポリスチレン換算)の測定は東ソー(株)社製HLC8220システムを用い以下の条件で行った。
分離カラム:東ソー(株)製TSKgelGMHHR−Nを4本使用。カラム温度:40℃。移動層:和光純薬工業(株)製テトラヒドロフラン。流速:1.0ml/分。試料濃度:1.0重量%。試料注入量:100マイクロリットル。検出器:示差屈折計。
実施例に述べる活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物では、紫外線光源により良好な乾燥性が得られた。また各原材料を前記の重量%の範囲で配合することにより、本願発明の必要特性である開始剤析出による保存安定性、印刷適性に影響を与える流動性、内包物へのマイグレーションの低減、といった評価項目において良好な結果となった。
比較例の結果においては、開始剤析出は見られないものの、光重合開始剤組成物、4官能以上の重合性アクリレートモノマー、重合基を有する樹脂オリゴマーいずれかが欠如しても、十分な乾燥性、内包物へのマイグレーションの低減が得られないことを確認した。
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物およびそれを用いた印刷物は、安全性、衛生性を重んじる玩具、各種食品包材に加え、サニタリー・コスメ・医薬品等の包装、充填用途に幅広く展開され得る。
1 硬化インキ層
2 ミルクカートン紙
3 ミルクカートン白紙

Claims (6)

  1. 体質顔料、光重合開始剤組成物、4官能以上の重合性アクリレートモノマー、重合基を有する樹脂オリゴマー、及び芳香族3級アミン化合物を含有する活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物であって、
    前記光重合開始剤組成物が、数平均分子量320以上1300以下であるα―ヒドロキシケトン系光重合開始剤であり、
    前記芳香族3級アミン化合物が、数平均分子量400以上1500以下であり、波長250〜450nmにおける極大吸収を280〜340nmの範囲に有する芳香族3級アミン化合物を、全量の1〜8重量%含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物。
  2. 前記光重合開始剤組成物が2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2-ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]−フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン)、2−ヒドロキシ−1−{4−〔4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)フェノキシ〕フェニル}−2−メチルプロパノンからなる群から選ばれる1つ以上である請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物。
  3. 前記光重合開始剤組成物が全量の1〜8重量%、4官能以上の重合性アクリレートモノマーが全量の15重量%以上、重合基を有する樹脂オリゴマーが全量の20〜65重量%を含有する請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物。
  4. 前記4官能以上の重合性アクリレートモノマーが、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの混合物であって、全量の10重量%以上含有する請求項1〜3の何れか1つに記載の活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物。
  5. 前記重合基を有する樹脂オリゴマーが、エポキシアクリレートおよびその誘導体である請求項1〜4の何れか1つに記載の活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物。
  6. 請求項1〜の何れか1つに記載の活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物を用いてオフセット印刷された印刷物。
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