JP5633778B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、力率改善(PFC)部と電流共振(LLC)コンバータ部を備えるAC/DCコンバータに関し、フルブリッジ型スイッチング素子のオンデューティおよびスイッチング周波数を変化させることで力率改善動作かつ出力電圧制御を行って、高効率化を達成するスイッチング電源装置に関するものである。
従来、ノートパソコン、液晶テレビ、プラズマテレビ、ゲーム機等のデジタル機器や家庭用娯楽機器用として、力率を改善するためのAC/DCコンバータを備えるスイッチング電源装置が利用されており、一般的には、全波整流ブリッジ、昇圧型力率改善(PFC)部およびDC/DCコンバータ部により構成される。
DC/DCコンバータ部としては、フライバックコンバータ、フォワードコンバータ、電流共振(LLC)コンバータなどが挙げられるが、高効率が要求される電源では電流共振コンバータが広く採用されている。
図8は、特許文献1の中で開示された、ハーフブリッジ型のスイッチング電源装置を示すもので、全波整流ブリッジ18、力率改善部20、及びハーフブリッジ型の電流共振コンバータ30で構成されている。
この装置の回路構成において、力率改善部20は、全波整流ブリッジ18と電流共振コンバータ30の入力側に設けた2つのスイッチング素子31,32との間に、インダクタ21、ダイオード22、スイッチ素子23を含むアクティブフィルタと平滑コンデンサ26とを有する。
また、電流共振コンバータ30は、該スイッチング素子31,32の直列回路の中間点とトランスTの一次巻線との間に直列共振回路(共振コンデンサ33及び共振インダクタ34)が接続され、トランスTの二次巻線に流れる電流を整流ダイオード35、36とコンデンサ37にて、整流かつ平滑することによって所定の出力電圧を得る。
この回路は、周波数制御部38を介して、2つのスイッチング素子31,32が交互にオン・オフ動作されることによって、スイッチングされた高周波電圧が、トランスTの一次巻線の両端に印加され、トランスTを介して二次側に出力し、直流の出力電圧に変換する構成となっている。
また、このスイッチング電源装置は、電流共振コンバータ30の変換効率は高いものの、全波整流ブリッジ18、力率改善部20、及び電流共振コンバータ30からなる3つの多段回路構成であるため、一般的に総合効率が85〜90%程度に低下する。
このような状況の中、本願発明者は、図9に示すように、全波整流ブリッジを無くし、かつ力率改善部と電流共振コンバータ部のスイッチング素子を共通化して変換効率を向上させたハーフブリッジ型のスイッチング電源回路を開発した。
このスイッチング電源装置は、力率改善(PFC)部20aと電流共振コンバータ(LLC)部30aから構成されるAC/DCコンバータ回路を有するものである。
力率改善部20aは、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2の直列回路に対して第1、第2ダイオードD1、D2の直列回路を順方向に並列接続し、両直列回路の中間点間に昇圧インダクタL1と交流電源Vacが直列に接続されている。また、第1、第2ダイオードD1、D2の直列回路の両端に第1、第2スイッチング素子Q1、Q2に対して第1平滑コンデンサ(電解コンデンサ)Ciが並列接続されている。
電流共振コンバータ部30は、力率改善部20aの第1、第2スイッチング素子Q1、Q2の直列回路を共有した形のハーフブリッジ回路の第1、第2スッチング素子Q1、Q2と、このハーフブリッジ回路の後段に、高周波トランスTを挟んで、トランスの一次側に共振インダクタLrと共振コンデンサCrを含む直列共振回路6と、トランスの二次側に整流ダイオードD3、D4と第2平滑コンデンサCoを含む整流回路とを有している。直列共振回路6は、高周波トランスTの一次巻線と直列に接続される。
力率改善部20aは、交流電源電圧の正の半周期(以後、第1、第2スイッチング素子Q1,Q2の中間点側が正電圧のときを正の半周期と定義する)では、第2スイッチング素子Q2のオン時に昇圧インダクタL1に蓄積されたエネルギーを、第2スイッチング素子Q2のオフ時に平滑コンデンサCiに移送する昇圧回路として動作する。また、交流電源電圧Vacの負の半周期では、第1スイッチング素子Q1のオン時に昇圧インダクタL1に蓄積されたエネルギーを、第1スイッチング素子Q1のオフ時に第1平滑コンデンサCiに移送する昇圧回路として動作する。
このスイッチング電源回路では、全波整流ブリッジが無いため、図8で示された特許文献1によるスイッチング電源回路よりも高効率であり、かつ部品点数が少ないため、安価に回路を構成できる。
しかし、このようなハーフブリッジ回路では、スイッチング素子のオンデューティがほぼ50%で固定であるため、スイッチング素子を共有している力率改善部の制御が難しいという課題があった。
例えば、軽負荷時でもスイッチング素子のオンデューティを狭くできないため、力率改善部のPFC電圧が過剰に上昇してスイッチング素子やコンデンサが破壊する恐れがある。
また、従来の力率改善回路には、臨界モード及び連続モードなどがあるが、これらはいずれも交流入力電圧の位相角に応じてスイッチング素子のオンデューティを変化させることにより力率改善動作を行っている。しかし、図9に示したスイッチング電源回路ではスイッチング素子のオンデューティがほぼ50%で固定なため、交流入力電圧の瞬時値とPFC電圧の値が近くなると、正しく力率改善動作をすることが難しくなる。
一方、部品点数を減らし、力率改善を向上させたフルブリッジ型のスイッチング電源装置として、例えば、図10に示す放電灯用電子安定器の構成が、特許文献2に開示されている。
この電源装置40は、力率改善部(コンバータ回路部)41とフルブリッジ回路部(インバータ回路部)42から構成され、4つのスイッチング素子Q1〜Q4を使用し、力率を改善しつつ放電灯への電力供給が可能になっている。
電源装置40は、昇圧動作を行う第1、第2スイッチング素子Q1,Q2のオンデューティを変化させて、入力電圧の昇圧を行い、オンデューティに基づいて、放電灯への電流供給のタイミングを制御しているため、力率を改善しつつ、放電灯へ高い出力電力が供給される。
この装置の回路構成は、交流電源Vacからの入力電圧を整流、昇圧するためのコンバータ回路部41と、放電灯45へ矩形波状の出力電圧を供給するインバータ回路部42と、コンバータ回路部41およびインバータ回路部42の電圧/電流情報を検知するための検知手段46と、コンバータ回路部41とインバータ回路部42に含まれるスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング制御を行う制御手段47とを備え、コンバータ回路部41とインバータ回路部42は一部のスイッチング素子を共用することで、合計4石のスイッチング素子Q1〜Q4を用いて構成されている。
この場合の力率改善動作では、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2は、交互にオン・オフを繰り返し、交流入力電圧が正の半周期の場合、第2スイッチング素子Q2のオン期間で、チョークコイルにエネルギーを蓄え、第2スイッチング素子Q2のオフ期間で、チョークコイルL1に蓄えたエネルギーを第1平滑コンデンサCiに移す動作をしている。
このとき、力率改善のため(電流連続モード動作の場合)交流入力電圧の位相角に応じて第2スイッチング素子Q2のオンデューティが変化し、入力電圧が低いところはオン幅を広くし、入力電圧が高いところではオン幅を狭くする。即ち、位相角が0°または180°付近では、第2スイッチング素子Q2のオンデューティを広くとり、位相角が90°のときに最小デューティになるように制御される。一方、第1スイッチング素子Q1は、位相角90°のとき、オンデューティを広くしている。なお、交流入力電圧が負の半周期では、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2の役割が逆になる。
スイッチング素子Q1〜Q4のインバータ動作では、第1、第4スイッチング素子Q1、Q4がオンのときは、ランプ負荷に負極性の電圧が出力され、第2、第3スイッチング素子Q2、Q3がオンのときは正極性の電圧が出力される。
スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2は、力率改善動作を兼ねているため、位相角に応じてオンデューティが変化し、位相角が90°付近では第2スイッチング素子Q2のオンデューティが小さい(逆に、第1スイッチング素子Q1のオンデューティは大きい)。
従って、位相角90°付近で第2、第3スイッチング素子Q2、Q3のオン動作で正極性のインバータ動作をしたい場合、第2スイッチング素子Q2のオンデューティが小さいために、負荷に十分な電力を供給できない。そこで、位相角90°付近では、オンデューティの大きな第1、第4スイッチング素子Q1、Q4の組合せで負極性のインバータ動作を行うことで、負荷に必要な電力を供給する。
逆に、位相角が0°及び180°付近では、スイッチング素子Q2のオンデューティの方が大きいため、この場合は、第2、第3スイッチング素子Q2、Q3の組合せで正極性のインバータ動作を行う。なお、交流入力電圧が負の半周期ではこれと逆の動作をする。
従って、この回路では、インバータ出力の極性を第1、第2スイッチング素子Q1、Q2のオンデューティ(すなわち、交流入力電圧の位相角)に応じて変えることにより、十分な出力電力を供給できる。
しかし、この回路では、インバータ出力の極性が位相角に応じて決まってしまうので、位相角が90°付近では、負極性、位相角が0°または180°付近では、正極性の出力しか出せない(交流入力電圧が負の半周期ではこの逆の動作)。また、インバータの出力電圧は一般に正負非対称になる。
このような動作は、正負交互に出力する本来のインバータ動作とは異なり、任意の負荷に対して必ずしも適さない。
特開2008−283818号公報 特開2006−79985号公報
上記のように、図9に示したスイッチング電源装置は、ハーフブリッジ型のため、オンデューティがほぼ50%で固定であり、そのため、スイッチング素子を共有している力率改善部の制御が困難である。一方、図10に示した特許文献2のスイッチング電源装置は、フルブリッジ型であるが、インバータ出力の極性が交流入力電圧の位相角によって決まり、一般的なインバータ動作のように正負交互に出力する形式ではなく、その電圧波形が非対称のパルス波形となる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、低廉かつ簡易な回路構成により、スイッチング損失を低減して高効率化を達成することが可能なスイッチング電源装置を提供することにある。
上記目的を解決するために、本発明は、第1、第2スイッチング素子を共有して、力率改善部と電流共振コンバータ部を組み合わせたフルブリッジ型のAC/DCコンバータ回路を備えるスイッチング電源装置において、
前記第1、第2スイッチング素子の直列回路に並列接続された第1平滑コンデンサに蓄えられた前記力率改善部のPFC電圧を検出するPFC電圧検出部と、
前記電流共振コンバータ部に設けられ、前記第1、第2スイッチング素子と第3、第4スイッチング素子とが並列接続されるフルブリッジ回路のオン・オフ動作により得られる一次側の高周波電圧に基づき、高周波トランスを介して二次側の第2平滑コンデンサに蓄えられた直流の出力電圧を検出する出力電圧検出部と、
前記PFC電圧検出部からの出力信号と、前記出力電圧検出部からの出力信号とを入力して、前記第1〜第4スイッチング素子のオン・オフ動作を制御するスイッチング制御部とを含み、
該スイッチング制御部は、前記PFC電圧を、前記PFC電圧検出部からの出力信号に基づいて前記第1、第2スイッチング素子のオンデューティを変化させて制御し、かつ前記出力電圧を、前記出力電圧検出部からの出力信号に基づいて前記第1〜第4スイッチング素子のスイッチング周波数を変化させて制御し、前記第1、第2スイッチング素子の両方のオンデューティとスイッチング周波数を同時に変化させることを特徴としている。
また、本発明の好ましい実施形態では、前記力率改善部は、前記第1、第2スイッチング素子の直列回路に対して第1、第2ダイオードの直列回路を順方向に並列接続し、両直列回路の中間点間に昇圧インダクタと交流電源が直列に接続され、かつ前記第1、第2ダイオードの直列回路の両端に前記第1、第2スイッチング素子に対して第1平滑コンデンサが並列接続されている。
さらに、前記電流共振コンバータ部は、前記第1、第2スッチング素子の直列回路と、前記第3、第4スイッチング素子の直列回路とが並列接続されたフルブリッジ回路と、高周波トランスを挟んで、一次側に共振インダクタと共振コンデンサを含む直列共振回路及び二次側に整流ダイオードと第2平滑コンデンサを含む整流回路とを有しており、
前記第1、第2スイッチング素子の中間点と前記第3、第4スイッチング素子の中間点との間に、前記直列共振回路と前記高周波トランスの一次巻線とを直列に接続したことを特徴としている。
また、本発明の第1変形例として、前記第1、第2スイッチング素子の中間点と前記第2、第4スイッチング素子の中間点との間に接続され、前記第2スイッチング素子に対して並列接続される電圧共振コンデンサを設けている。
本発明の好ましい形態では、前記PFC電圧検出部および前記出力電圧検出部は、それぞれ、電圧検出回路と、該電圧検出回路からの出力電圧値と基準電圧値とを比較する誤差増幅器を含んでいる。
本発明の第2変形例として、第1スイッチング素子が高圧側に配置され、第2スイッチング素子が低圧側に配置されるとともに、前記交流電源に並列に接続される極性検出部をさらに含み、前記極性検出部は、前記交流電源のいずれか一端または両端の電圧を検出して前記交流電源の極性を検出してその検出結果を前記スイッチング制御部に出力し、前記スイッチング制御部は、前記交流電源の前記第1、第2スイッチング素子の中間点側が正極性の場合には前記第2スイッチング素子のオンデューティを50%以下とし、前記交流電源の前記第1、第2ダイオードの中間点側が正極性の場合には第1スイッチング素子のオンデューティを50%以下とすることを特徴としている。
本発明の第3変形例として、前記スイッチング制御部は、前記高周波トランスに対する一次回路側に配置され、かつ二次側の前記出力電圧検出部からの出力信号を、第1絶縁手段を介して一次側の前記スイッチング制御部に伝達する。
また、本発明の第4変形例として、前記スイッチング制御部は、前記高周波トランスの二次側に配置され、かつ一次側の前記PFC電圧検出部からの出力信号を、第2絶縁手段を介して二次側の前記スイッチング制御部に伝達し、一方、前記二次側の前記出力電圧検出部からの出力信号と、前記第2絶縁手段からの出力信号に基づいて前記スイッチング制御部から出力されるスイッチング制御信号を、第3絶縁手段を介して一次側の前記第1〜第4スイッチング素子に伝達するように構成されている。
さらに、好ましくは、前記極性検出部で得た検出結果を、第4絶縁手段を介して二次側の前記スイッチング制御部に伝達している。また、前記第1、第2、第3、第4絶縁手段は、フォトカプラまたは絶縁トランスで構成されている。また、前記共振インダクタは、前記高周波トランスの漏れインダクタンスで代替することを特徴としている。
本発明に係るスイッチング電源装置は、力率改善部と電流共振コンバータを組み合わせたフルブリッジ型のAC/DCコンバータ回路で構成されており、力率改善部のPFC電圧を、第1、第2スイッチング素子のオンデューティを変えることで制御し、かつ電流共振コンバータの出力電圧を、フルブリッジ回路のスイッチング周波数を変えることでそれぞれ独立に制御することができる。
この結果、フルブリッジ方式でも、全波整流ブリッジがなく、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2を共有しているため、部品点数を削減して低廉かつ簡易に構成するとともに、スイッチング損失を低減しかつ回路構成を多段化することがないため、高効率化を達成できる。
本発明の第1の実施形態に係るスイッチング電源装置の基本構成であるAC/DCコンバータ回路の構成図である。 図1に示すAC/DCコンバータ回路のスイッチング制御を行う本発明の第1実施形態に係る回路構成図である。 本発明に係るスイッチング素子の動作を説明するための波形図である。 本発明に係るスイッチング電源装置におけるAC/DCコンバータ回路の第1変形例を示す回路構成図である。 本発明に係る図2の第1実施形態に対応する第2変形例を示す回路構成図である。 本発明に係る第3変形例を示す回路構成図である。 本発明に係る第4変形例を示す回路構成図である。 従来例の全波整流ブリッジ、力率改善部および電流共振コンバータからなるスイッチング電源装置の回路構成図である。 従来例のハーフブリッジ型のスイッチング電源回路の回路構成図である。 従来例のフルブリッジ式の放電灯用電子安定器における回路構成図である。
以下に、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源装置の基本構成であるAC/DCコンバータ回路1の構成図である。
図1に示すスイッチング電源装置の要部であるAC/DCコンバータ回路1は、力率改善(PFC)部2と電流共振コンバータ(LLC)部3から構成される。
力率改善部2は、第1、第2ダイオードD1、D2の直列回路と第1、第2スイッチング素子Q1、Q2の直列回路とが並列接続され、両直列回路の中間点間に昇圧インダクタL1と交流電源Vacが直列に接続されており、さらに、第1、第2ダイオードD1、D2の直列回路の両端に第1、第2スイッチング素子Q1、Q2に対して第1平滑コンデンサCiが並列接続されている。
電流共振コンバータ部3は、力率改善部2の第1、第2スイッチング素子Q1、Q2を共有し、この第1、第2スッチング素子Q1、Q2の直列回路と、第3、第4スイッチング素子Q3、Q4の直列回路とが並列接続され、4つのスイッチング素子のブリッジ構成からなるフルブリッジ回路5を有している。
さらに、フルブリッジ回路5の後段には、高周波トランスTを挟んで、高周波トランスTの一次側に共振インダクタLrと共振コンデンサCrを含む直列共振回路6を有し、高周波トランスTの二次側に整流ダイオードD3、D4と第2平滑コンデンサCoを含む整流回路とを有している。直列共振回路6は、高周波トランスTの一次巻線と直列に接続され、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2の中間点と第3、第4スイッチング素子Q3、Q4の中間点との間に接続されている。
上記回路構成において、図1で、昇圧インダクタL1は、一端が第1、第2ダイオードD1、D2の中間点に接続され、他端が交流電源Vacの一端に接続されているが、交流電源Vacと昇圧インダクタL1が逆の配置構成でもよく、また、直列共振回路6の共振コンデンサCrと共振インダクタLrのいずれか一方または両方を、第3、第4スイッチング素子Q3、Q4の中間点と高周波トランスTの一次巻線との間に接続してもよい。また、共振インダクタLrは、高周波トランスTの漏れインダクタンスで代替することもできる。
力率改善部2は、交流電源電圧の第1、第2スイッチング素子Q1、Q2との中間点側が正の半周期の場合、第2スイッチング素子Q2がオンのときに昇圧インダクタL1にエネルギーを蓄え、第1スイッチング素子Q1がオンのときに昇圧インダクタL1にたまったエネルギーを第1平滑コンデンサCiに昇圧しつつ蓄積する。同様に、交流電源電圧が負の半周期の場合、第1スイッチング素子Q1がオンのときに昇圧インダクタL1にエネルギーを蓄え、第2スイッチング素子Q2がオンのときに昇圧インダクタL1にたまったエネルギーを第1平滑コンデンサCiに昇圧しつつ蓄積する。
また、電流共振コンバータ部3は、フルブリッジ型のスイッチング素子Q1〜Q4と、高周波トランスTの一次側の直列共振回路6の共振コンデンサCrと共振インダクタLrとの共振動作によってソフトスイッチング動作を行っている。そして、高周波トランスTの二次巻線に流れる電流を整流ダイオードD3、D4と第2平滑コンデンサCoにて、整流かつ平滑することによって所定の出力電圧を得ることができる。
この回路は、後述のスイッチング制御部12を介して、4つのスイッチング素子Q1〜Q4を制御する。スイッチング素子Q1〜Q4は、第1、第4スイッチング素子Q1、Q4と第2、第3スイッチング素子Q2、Q3の各ペアが交互にオン・オフ動作することによって、スイッチングされた高周波電圧が、高周波トランスTの一次巻線の両端に印加され、高周波トランスTを介して二次側に出力され、整流及び平滑回路を介して、直流の出力電圧に変換する構成となっている。
次に、本発明の第1実施形態である図2の回路構成について説明する。
図2において、力率改善部2と電流共振コンバータ部3を結合したAC/DCコンバータ回路1の第1平滑コンデンサCiに並列接続されるPFC電圧検出部10と、出力側に接続される出力電圧検出部11と、PFC電圧検出部10,出力電圧検出部11からの出力信号が入力するスイッチング制御部12が設けられ、スイッチング制御部12からの制御信号によってフルブリッジ型のスイッチング素子Q1〜Q4が制御される。
力率改善部2では、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2は、交互にオン・オフを繰り返し、交流入力が正の半周期では、第2スイッチング素子Q2のオン期間で昇圧インダクタL1にエネルギーを蓄え、第1スイッチング素子Q1のオン期間で、昇圧インダクタL1に蓄えたエネルギーを第1平滑コンデンサCiに移す動作を行う。このとき、力率改善のため交流電圧の位相角に応じて第2スイッチング素子Q2のオンデューティが変化し、位相角90°のときに最小デューティになるように制御される。また、入力電圧が負の半周期では、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2の役割が逆になる。
次に、本発明のフルブリッジ回路5のスイッチング動作について説明する。
スイッチング素子Q1〜Q4によるインバータ動作では、第1、第4スイッチング素子Q1、Q4がオンのときは高周波トランスT、共振コンデンサCrおよび共振インダクタLrで構成される共振回路に負極性の電圧が、第2、第3スイッチング素子Q2、Q3がオンのときは正極性の電圧が印加され、これを交互に繰り返す。
図3は、交流入力電圧が正の半周期のときのスイッチング素子Q1〜Q4の動作の一例を示している。図3の上段部分は、各スイッチング素子Q1〜Q4のゲート電圧Vgsが示され、第1、第2スイッチング素子Q1、素子Q2、および、第3、第4スイッチング素子Q3、Q4はそれぞれ相補的にオン・オフ動作を繰り返し、オンデューティを自由に変えることができるようになっている。
図3の中段部分は、各スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング波形を示し、ドレインソース間電圧Vdsとドレイン電流Idが、図示されており、PFCオン期間を可変することが可能になっている。この場合、第2スイッチング素子Q2のオン期間がPFCオン期間であり、この期間にインダクタL1にエネルギーが蓄積され、第2スイッチング素子Q2のオフ期間(すなわち第1スイッチング素子Q1のオン期間)で昇圧インダクタL1のエネルギーが第1平滑コンデンサCiに移動する昇圧コンバータ動作をしている。
また、図3の下段部分には、本発明のフルブリッジ出力電圧を示す。第3、第4スイッチング素子Q3、Q4は、第4スイッチング素子Q4のオンデューティが第2スイッチング素子Q2のオンデューティと等しくなるように動作しており、このとき、フルブリッジ回路5の出力電圧は対称的なパルス波形でオン・オフ動作できることが示されている。
なお、交流入力電圧が負の半周期の場合には、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2、そして、第3、第4スイッチング素子Q3、Q4のスイッチング波形はそれぞれ逆になる。そのため、交流電源Vacの一端、もしくは両端の電圧を入力し、交流入力電圧の極性を検出する極性検出部を設け、この極性検出結果に基づき、スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチングを制御することが必要な場合もある。極性検出部の役割と効果の詳細は後述する。
以上のスイッチング制御により、力率改善動作およびPFC電圧の制御は第1、第2スイッチング素子Q1、Q2のオンデューティを変化させることにより行う。このとき、電流共振コンバータ部については、フルブリッジ回路5の出力電圧のパルス幅が力率改善動作に依存して変化する。その結果、本来は高周波トランスTの二次側の整流平滑回路の出力電圧も変化するが、同時にスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数を変化させることにより、高周波トランスT、共振コンデンサCrおよび共振インダクタLrからなる共振回路のゲインを変化させ、出力電圧を一定に制御する。
以上のように、図2に示す本発明の第1実施形態では、PFC電圧検出部10からの出力信号に基づき第1、第2スイッチング素子Q1、Q2のオンデューティを変化させ、PFC電圧を制御する。さらに、出力電圧検出部11からの出力信号に基づき、フルブリッジ回路5を構成するスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数を変化させることで、出力電圧を制御する。
本発明は、フルブリッジ回路のため、スイッチング素子Q1〜Q4のオンデューティを変化することができ、ハーフブリッジ型の欠点をなくすと共に、軽負荷時には、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2のオンデューティを絞ることにより、第1平滑コンデンサCiの電圧をコントロールできるので、制御が容易である。
さらに、出力電圧検出部11での出力電圧をスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数によって変化させることにより、出力電圧の制御を容易に行うことができる。
上記説明から明らかなように、本発明は、フルブリッジ回路構成の電流共振コンバータ部に力率改善部を結合したことにより、全波整流ブリッジを削除でき、力率改善部と電流共振コンバータ部のスイッチング素子の一部を共有することにより、部品点数を削減して比較的安価に高効率な力率改善機能を備えたスイッチング電源装置を構成することができる。
次に、図4〜図6において、本発明の基本回路の構成に基づく変形例の実施形態を説明する。
図4は、第1変形例を示すもので、このスイッチング電源装置は、図1で説明した力率改善部2と電流共振コンバータ部3からなるAC/DCコンバータ回路1aを有しており、さらに、電圧共振コンデンサCが、第1、第2のスイッチング素子Q1、Q2の中間点と第2、第4のスイッチング素子Q2、Q4の中間点との間に接続され、第2のスイッチング素子Q2に対して並列接続で配置されている。
このように電圧共振コンデンサCを設けることによって、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2のターンオフ時の損失をさらに軽減することができる。
図5は、第2変形例を示すもので、このスイッチング電源装置は、交流電源Vacに並列接続される極性検出部13を備え、この極性検出部13は交流電源Vacの一端、もしくは両端の電圧を入力して交流入力電圧の極性を検出し、その検出結果をスイッチング制御部12に出力することにより、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2および第3、第4スイッチング素子Q3、Q4の役割をそれぞれ反転させている。
この極性検出部13の役割と効果を説明する。交流電源Vacが正の半周期の場合、第2スイッチング素子Q2がオンのときに昇圧インダクタL1にエネルギーが蓄えられるため、負荷への出力電力が小さくなるほど、第2スイッチング素子Q2のオンデューティを狭くする必要がある(同時に第1スイッチング素子Q1のオンデューティは広くなる)。反対に、交流電源Vacが負の半周期の場合、第1スイッチング素子Q1がオンのときに昇圧インダクタL1にエネルギーを溜めるため、負荷への出力電力が小さくなるほど、第1スイッチング素子Q1のオンデューティを狭くする必要がある(同時に第2スイッチング素子Q2のオンデューティは広くなる)。
従って、交流電源Vacが正の半周期か負の半周期かで第1、第2スイッチング素子Q1、Q2のオンデューティを反転させる必要がある。
また、フルブリッジ回路の出力電圧を正負対照にするためには、第1、第2スイッチング素子Q1、Q2のオンデューティの反転と同時に、第3、第4スイッチング素子Q3,Q4のオンデューティも反転させる必要がある。
このように、極性検出部13を設けて交流電源Vacの極性を検出し、その結果に応じて第1、第2スイッチング素子Q1,Q2,および第3、第4スイッチング素子Q3,Q4のオンデューティをそれぞれ反転させることにより、力率改善部2および電流共振コンバータ部3の誤動作を防ぐことができる。
図6は、第3変形例を示すもので、このスイッチング電源装置は、図2におけるPFC電圧検出部10および出力電圧検出部11をより具体的な構成にしたものである。
パソコン用およびTV用などのAC/DCコンバータ回路は、一般に安全のために一次回路と二次回路の間に絶縁手段が設けられる。
このため、スイッチング制御部12が一次回路側に配置される場合には、二次回路側の出力電圧検出部11からの出力信号を、絶縁手段(第1絶縁手段)を介して一次側回路のスイッチング制御部12に伝達するように構成されている。
この絶縁手段(第1絶縁手段)は、フォトカプラまたは絶縁トランスで構成される。また、PFC電圧検出部10および出力電圧検出部11は、それぞれ、各電圧を検出する検出回路(PFC電圧検出回路14、出力電圧検出回路15)と、各電圧検出回路からの出力電圧値と基準電圧値(基準電圧1,2)とを比較する誤差増幅器とを含んでいる。
図7は、第4変形例を示すもので、スイッチング制御部12を二次回路側に配置した場合の構成である。
このとき、一次側のPFC電圧検出部11からの出力信号を、絶縁手段(第2絶縁手段)を介して二次側のスイッチング制御部12に伝達し、一方、二次側の出力電圧検出部10からの出力信号と、絶縁手段(第2絶縁手段)からの出力信号に基づいてスイッチング制御部12から出力されるスイッチング制御信号を、別の絶縁手段(第3絶縁手段)を介して一次側のスイッチング素子Q1〜Q4に伝達するように構成されている。
また、一次側の極性検出部13で得た検出結果を、さらに別の絶縁手段(第4絶縁手段)を介して二次側のスイッチング制御部12に伝達するように構成されている。
この回路において、第3変形例と同様に、各絶縁手段(第2〜第4絶縁手段)は、フォトカプラまたは絶縁トランスで構成され、また、PFC電圧検出部10および出力電圧検出部11は、それぞれ、各電圧を検出する検出回路(PFC電圧検出回路14、出力電圧検出回路15)と、各電圧検出回路からの出力電圧値と基準電圧値とを比較する誤差増幅器を含んでいる。
以上、本発明の第3、第4変形例によれば、絶縁手段(第1〜第4絶縁手段)を設けたことにより、より安全なスイッチング電源装置を提供できる。
1:AC/DCコンバータ回路、 2:力率改善(PFC)部、 3:電流共振コンバータ(LLC)部、 5:フルブリッジ回路、 6:直列共振回路、 10:PFC電圧検出部、 11:出力電圧検出部、 12:スイッチング制御部、 13:極性検出部、 14:PFC電圧検出回路、15:出力電圧検出回路、 Q1〜Q4:(第1〜第4)スイッチング素子、 D1:第1ダイオード、 D2:第2ダイオード、 D3、D4:整流ダイオード、 Ci:第1平滑コンデンサ、 Co:第2平滑コンデンサ、 C:電圧共振コンデンサ、 Cr:共振コンデンサ、 L1:昇圧インダクタ、 Lr:共振インダクタ、T:高周波トランス 、Vac:交流電源

Claims (11)

  1. 第1、第2スイッチング素子を共有して、力率改善部と電流共振コンバータ部を組み合わせたフルブリッジ型のAC/DCコンバータ回路を備えるスイッチング電源装置において、
    前記第1、第2スイッチング素子の直列回路に並列接続された第1平滑コンデンサに蓄えられた前記力率改善部のPFC電圧を検出するPFC電圧検出部と、
    前記電流共振コンバータ部に設けられ、前記第1、第2スイッチング素子と第3、第4スイッチング素子とが並列接続されるフルブリッジ回路のオン・オフ動作により得られる一次側の高周波電圧に基づき、高周波トランスを介して二次側の第2平滑コンデンサに蓄えられた直流の出力電圧を検出する出力電圧検出部と、
    前記PFC電圧検出部からの出力信号と、前記出力電圧検出部からの出力信号とを入力して、前記第1〜第4スイッチング素子のオン・オフ動作を制御するスイッチング制御部とを含み、
    該スイッチング制御部は、前記PFC電圧を、前記PFC電圧検出部からの出力信号に基づいて前記第1、第2スイッチング素子のオンデューティを変化させて制御し、かつ前記出力電圧を、前記出力電圧検出部からの出力信号に基づいて前記第1〜第4スイッチング素子のスイッチング周波数を変化させて制御し、前記第1、第2スイッチング素子の両方のオンデューティとスイッチング周波数を同時に変化させることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記電流共振コンバータ部は、
    前記第1、第2スッチング素子の直列回路と、前記第3、第4スイッチング素子の直列回路とが並列接続されたフルブリッジ回路と、
    高周波トランスを挟んで、一次側に共振インダクタと共振コンデンサを含む直列共振回路及び二次側に整流ダイオードと第2平滑コンデンサを含む整流回路とを有しており、
    前記第1、第2スイッチング素子の中間点と前記第3、第4スイッチング素子の中間点との間に、前記直列共振回路と前記高周波トランスの一次巻線とを直列に接続したことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記共振インダクタは、前記高周波トランスの漏れインダクタンスで代替することを特徴とする請求項に記載のスイッチング電源装置
  4. 前記第1、第2スイッチング素子の中間点と前記第2、第4スイッチング素子の中間点との間に接続され、前記第2スイッチング素子に対して並列接続される電圧共振コンデンサを設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記PFC電圧検出部および前記出力電圧検出部は、それぞれ、電圧検出回路と、該電圧検出回路からの出力電圧値と基準電圧値とを比較する誤差増幅器を含んでいることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記力率改善部は、前記第1、第2スイッチング素子の直列回路に対して第1、第2ダイオードの直列回路を順方向に並列接続し、両直列回路の中間点間に昇圧インダクタと交流電源が直列に接続され、かつ前記第1、第2ダイオードの直列回路の両端に前記第1、第2スイッチング素子に対して第1平滑コンデンサが並列接続されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記第1スイッチング素子が高圧側に配置され、前記第2スイッチング素子が低圧側に配置されるとともに、前記交流電源に並列に接続される極性検出部をさらに含み、前記極性検出部は、前記交流電源のいずれか一端または両端の電圧を検出して前記交流電源の極性を検出してその検出結果を前記スイッチング制御部に出力し、前記スイッチング制御部は、前記交流電源の前記第1、第2スイッチング素子の中間点側が正極性の場合には前記第2スイッチング素子のオンデューティを50%以下とし、前記交流電源の前記第1、第2ダイオードの中間点側が正極性の場合には前記第1スイッチング素子のオンデューティを50%以下とすることを特徴とする請求項に記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記スイッチング制御部は、前記高周波トランスに対する一次回路側に配置され、かつ二次側の前記出力電圧検出部からの出力信号を、第1絶縁手段を介して一次側の前記スイッチング制御部に伝達することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  9. 前記スイッチング制御部は、前記高周波トランスの二次側に配置され、かつ一次側の前記PFC電圧検出部からの出力信号を、第2絶縁手段を介して二次側の前記スイッチング制御部に伝達し、一方、前記二次側の前記出力電圧検出部からの出力信号と、前記第2絶縁手段からの出力信号に基づいて前記スイッチング制御部から出力されるスイッチング制御信号を、第3絶縁手段を介して一次側の前記第1〜第4スイッチング素子に伝達することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
  10. 前記スイッチング制御部は、前記高周波トランスの二次側に配置され、かつ一次側の前記PFC電圧検出部からの出力信号を、第2絶縁手段を介して二次側の前記スイッチング制御部に伝達し、一方、前記二次側の前記出力電圧検出部からの出力信号と、前記第2絶縁手段からの出力信号に基づいて前記スイッチング制御部から出力されるスイッチング制御信号を、第3絶縁手段を介して一次側の前記第1〜第4スイッチング素子に伝達するとともに、前記極性検出部からの出力信号を、第4絶縁手段を介して二次側の前記スイッチング制御部に伝達することを特徴とする請求項に記載のスイッチング電源装置。
  11. 前記第1、第2、第3、第4絶縁手段は、フォトカプラまたは絶縁トランスであることを特徴とする請求項乃至10のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置。
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