JP5632420B2 - 端子間接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板上に実装された基板用端子に、接続コネクタの接続端子によって、接続コネクタに接続される導電部材を電気的に接続する端子間接続構造及びそのための基板用端子そして接続コネクタに関する。
かかる端子間接続構造としては、例えば特許文献1の接続構造が知られている。この特許文献1には、同一レベル面に位置する二つの回路基板上にそれぞれリセプタクル端子(基板用端子)が実装され、板状のプラグ端子(連結端子)によって上記リセプタクル端子同士が一方向に配列した状態で連結され電気的に接続される接続構造が開示されている。上記プラグ端子は、回路基板の面に直角な方向の板面をもつ端子として形成されていて、両回路基板を跨ぐように位置して両リセプタクル端子に上方から接続される。
それぞれの上記リセプタクル端子は、対応する回路基板に対面して位置し該リセプタクル端子の配列方向に延びる基部から、ロック部としての第一挟持片および接触部としての第二挟持片がそれぞれ一対ずつ起立している。該第一挟持片にはロック突部としての嵌合突片がそして該第二挟持片には接触突部としての挟持突起が形成されている。また、各リセプタクル端子は、一対をなす第一挟圧片と第二挟圧片のいずれもが、板状のプラグ端子の一方の面の側と他方の面の側に位置するもの同士で上記配列方向にずれて位置していて、第一挟圧片の対と第二挟圧片の対の合計四つの挟圧片が千鳥状に分布しており、上記配列方向での、第二挟持片同士間に一対の第一挟持片がずれて位置している。このような構成のリセプタクル端子は、それぞれ対をなす上記第一挟持片も第二挟持片もプラグコネクタの板状のプラグ端子を挟むように該プラグ端子の両面側に上記配列方向でずれて位置しているので、上記配列方向で該プラグ端子の一方の面と他方の面を異なる位置で圧して挟持するようになっている。
一方、上記プラグコネクタのプラグ端子は、上記配列方向に延びる板状をなしており、該配列方向での両端部側の部分で、該プラグ端子を挟持する各リセプタクル端子と接触するとともに、コネクタ挿抜方向でのロックがなされる。具体的には、上記両端部側の部分は、接触部としての上記第二挟持片の挟持突起(接触突部)と対応する位置の板面が対応接触部として機能する。また、該両端部側の部分は、ロック部としての上記第一挟持片の嵌合突片(ロック突部)と対応する位置に該嵌合突片を受け入れるための貫通孔が被ロック部として形成されている。
ところで、回路基板の設置あるいは該回路基板へのリセプタクル端子の実装位置の誤差等に起因して、リセプタクル端子の幅方向(上記配列方向およびコネクタ挿抜方向の両方に対して直角な方向)で両リセプタクル端子同士の正規位置からの位置ずれが生じることがある。上述したように、特許文献1では、上記プラグ端子の両端部側の部分がリセプタクル端子の第一挟持片も第二挟持片も上記配列方向の異なる位置でプラグ端子の両面を圧して該プラグ端子を挟持している。したがって、この特許文献1の端子間接続構造では、上記幅方向での位置ずれが生じている場合、上記配列方向での上記プラグ端子の中間部分が上記幅方向に弾性変形することにより、上記位置ずれを吸収して、リセプタクル端子同士間の接続状態を確保することとしている。
特開2012−043764
上述したように、特許文献1では、上記幅方向でのレセプタクル端子同士の位置ずれを吸収するために、端子同士の接続状態にてプラグ端子が弾性変形する。したがって、該プラグ端子には、位置ずれを吸収している上記接続状態にある限り、上記弾性変形に起因する応力が長期間にわたり生じており、プラグ端子が損傷しやすい。また、このような弾性変形状態では、プラグ端子とリセプタクル端子との良好な接触状態を維持し難く、端子同士の接触信頼性の低下を招くおそれがある。
また、特許文献1の接続構造にあっては、基板用端子としてリセプタクル端子が実装されている一つの回路基板上の該レセプタクル端子に、ケーブルあるいは他の導電部材を有するプラグ端子を接続するようにしても、上記レセプタクル端子とプラグ端子は、レセプタクル端子の第一挟圧片そして第二挟圧片がプラグ端子の板面に対して両側で配列方向にずれた位置でそれぞれ対をなしている以上、上述のプラグ端子の接続状態における弾性変形に起因する問題は回避できない。
本発明は、このような事情に鑑みて、基板用端子と導電部材との正規位置からの位置ずれの生ずる環境にあっても、接続端子の損傷を回避するとともに、基板用端子と接続端子との接触状態を良好に維持できる端子間接続構造及びそのための基板用端子そして接続コネクタを提供することを課題とする。
本発明によれば、上述の課題は、端子間接続構造、基板用端子そして接続コネクタのそれぞれに関し、次のような構成のもとに解決される。
<端子間接続構造>
本発明に係る端子間接続構造は、回路基板上に実装された基板用端子に、該回路基板に対して直角な方向をコネクタ挿抜方向として接続コネクタの端子が接続されて、該接続コネクタの端子に接続される導電部材を上記基板用端子に電気的に接続する端子間接続構造であって、基板用端子は、回路基板に対面して位置し一つの方向を基板用端子の長手方向として側部が延びる基部と、該基部の両側部から起立する接触片対およびロック片対とを有し、該接触片対およびロック片対は、上記長手方向に見たときに、上記基部の両側部同士を結ぶ方向をなす端子幅方向で互いに近接するように湾曲形成され上記端子幅方向に弾性変位可能な弾性腕部を有しており、上記接触片対の弾性腕部が接触部を形成するとともに、上記ロック片対の弾性腕部がロック部を形成しており、上記接続コネクタは、上記長手方向に見たときの上記基板用端子の接触部同士間そして上記ロック部同士間にコネクタ挿抜方向で進入する板状部をもつ接続端子と、該接続端子を保持するハウジングとを有し、上記接続端子の板状部は、上記長手方向に延び上記端子幅方向に対して直角な板面をもち、上記基板用端子の接触部に接触する対応接触部が形成されている。
かかる端子間接続構造において、本発明では、基板用端子の接触片対およびロック片対のいずれか一方は、上記長手方向にて、他方に対して、回路基板の縁部側に位置しており、上記ロック片対の各ロック部は、上記長手方向に見たときに上記端子幅方向で互いに近づくように突出するロック突部が形成されており、上記接続端子の板状部は、上記基板用端子と上記接続端子との接続状態にて上記長手方向およびコネクタ挿抜方向で上記基板用端子のロック突部を含む範囲で板厚方向に貫通する孔部または切欠部として形成された被ロック部を有しており、上記被ロック部は、その周辺のうち基板用端子寄り部分に、基板用端子との接続開始時に該基板用端子のロック片対と当接する当接縁部が形成されており、上記ロック片対のロック突部同士が上記当接縁部の板厚より小さい間隔で近接しており、上記コネクタ接続開始時に、ロック片対のロック突部が上記当接縁部と当接して弾性変形しながら該当接縁部を乗り越えて被ロック部内に突入し弾性変形が解除されて接続状態となり、上記接続状態にて、該基板用端子の接触片対の接触部が該接続端子の対応接触部を端子幅方向で挟圧して該対応接触部に接触するとともに、該基板用端子のロック片対のロック突部が端子幅方向に可動な状態で上記接続端子の被ロック部内に遊びをもって突入して位置することを特徴としている。
このような構成の本発明の端子間接続構造では、基板用端子の接触片対およびロック片対のいずれか一方は、長手方向にて、他方に対して回路基板の縁部側に位置している。つまり、従来の端子間接続構造のように、上記長手方向にて接触片とロック片との混在範囲がない。また、本発明では、基板用端子のロック片対のロック突部が端子幅方向に可動な状態で接続端子の被ロック部内に遊びをもって突入している。つまり、接続端子は、ロック片対によっては挟圧されていない状態でロック可能な規制を受けている。したがって、上述のように接触片とロック片の混在範囲がなく、そして接続端子がロック片で挟圧されていない本発明では、基板用端子と導電部材との正規位置からの位置ずれがあった場合、接続端子は、上記位置ずれに追従するように基板用端子の接触部で挟圧されている対応接触部の位置を支点として、上記端子幅方向で、正規位置(接続端子が上記配列方向に延びた姿勢となる位置)に対して傾斜した姿勢となる移動がなされるのみで接続端子は弾性変形しない。したがって、接続端子に応力が生じない結果、接続端子は損傷することがなく、また、該接続端子と基板用端子との良好な接触状態が確実に維持される。
本発明では、回路基板は互いの縁部同士が隣接して二枚配置されており、二枚の回路基板のそれぞれに同一の基板用端子が実装され、接続コネクタは接続端子の両端部側の部分に対応接触部と被ロック部を有していて、一方の回路基板上の基板用端子と他方の回路基板上の導電部材としての他方の基板用端子とが接続コネクタの接続端子で接続されるようにすることができる。
このような形態では、二枚の基板のそれぞれに同一の基板用端子が実装されていて、他方の回路基板の回路部が本発明の基本構成での導電部材に相当し、両回路基板上の基板用端子の接触部同士を接続コネクタの接続端子の板状部で接続する。一方の回路基板と他方の回路基板が正規位置からずれを生じた場合には、二つの回路基板の基板用端子での接触部同士を結ぶ線へ接続端子が弾性変形を伴わずに傾斜して位置するようになる。したがって、被ロック部にロック部が突入して挟圧力を伴わずにロック可能である状態はそのまま維持される。
本発明では、基板用端子のロック片対は、基部の長手方向にて、接触片対よりも、回路基板の縁部側に位置しているようにすることができる。
こうすることで、基板用端子に正規位置からのずれがあったとき、ずれにより移動した被ロック部は接触部と同一の傾斜線上位置にあっても、回路基板の縁部側までの距離が被ロック部の方が接触部よりも近いので、被ロック部の移動量が基板用端子の接触部での弾性変形量より小さくなり、ロックが外れにくくなる。
本発明において、基板用端子のロック片対は、基部の長手方向で異なる位置に設けられた複数対をなしているようにすることができる。
このようにすると、複数対のロック片対同士が互いに独立しているので、回路基板のずれによる上記傾斜線の傾きが多少大きくとも、いずれか一方のロック片対が他方のロック片対に比し被ロック片対に対しての移動量が小さいため確実なロック位置に留まる。
<基板用端子>
本発明では、基板用端子は、次のように構成される。
回路基板上に実装された基板用端子に、該回路基板に対して直角な方向をコネクタ挿抜方向として接続コネクタの端子が接続されて、該接続コネクタの端子に接続される導電部材を上記基板用端子に電気的に接続するために、基板用端子は、回路基板に対面して位置し一つの方向を基板用端子の長手方向として側部が延びる基部と、該基部の両側部から起立する接触片対およびロック片対とを有し、該接触片対およびロック片対は、上記長手方向に見たときに、上記基部の両側部同士を結ぶ方向をなす端子幅方向で互いに近接するように湾曲形成され上記端子幅方向に弾性変位可能な弾性腕部を有しており、上記接触片対の弾性腕部が接触部を形成するとともに、上記ロック片対の弾性腕部がロック部を形成している基板用端子において、基板用端子の接触片対およびロック片対のいずれか一方は、上記長手方向にて、他方に対して、回路基板の縁部側に位置しており、上記ロック片対の各ロック部は、上記長手方向に見たときに上記端子幅方向で互いに近づくように突出するロック突部が形成されており、上記接続状態にて、該基板用端子の接触片対の接触部が該接続端子の対応接触部を端子幅方向で挟圧して該対応接触部に接触するとともに、該基板用端子のロック片対のロック突部が端子幅方向に可動な状態で上記接続端子の被ロック部内に遊びをもって突入して位置することを特徴とする基板用端子。
<接続コネクタ>
本発明では、接続コネクタは、次のように構成される。
回路基板上に実装された基板用端子に、該回路基板に対して直角な方向をコネクタ挿抜方向として接続コネクタの端子が接続されて、該接続コネクタの端子に接続される導電部材を上記基板用端子に電気的に接続するために、長手方向に見たときの基板用端子の接触部同士間そしてロック部同士間にコネクタ挿抜方向で進入する板状部をもつ接続端子と、該接続端子を保持するハウジングとを有し、板状部は、上記長手方向に延び上記端子幅方向に対して直角な板面をもち、上記基板用端子の接触部に接触する対応接触部が形成されている接続コネクタにおいて、上記接続端子の板状部の両端部側の部分は、上記基板用端子と上記接続端子との接続状態にて上記長手方向およびコネクタ挿抜方向で上記基板用端子のロック突部を含む範囲で板厚方向に貫通する孔部または切欠部として形成された被ロック部を有しており、上記接続状態にて、該基板用端子の接触片対の接触部が該接続端子の対応接触部を端子幅方向で挟圧して該対応接触部に接触するとともに、該基板用端子のロック片対のロック突部が端子幅方向に可動な状態で上記接続端子の被ロック部内に遊びをもって突入して位置することを特徴とする接続コネクタ。
以上のように、本発明によれば、基板用端子と導電部材との正規位置からの位置ずれがあった場合であっても、接続端子は、上記位置ずれに追従するように、基板用端子の接触部で挟圧された対応接触部の位置を支点として、単に端子幅方向に傾斜した姿勢をとるだけとなる。したがって、接続端子は弾性変形せず、応力が生じないので、該接続端子が損傷することがなく、また、該接続端子と基板用端子との良好な接触状態を確実に維持できる。
本発明の一実施形態としての基板用端子と連結コネクタを嵌合直前の状態で示す斜視図である。 図1の基板用端子を拡大して示す斜視図である。 図1の接続コネクタを、図1とは上下反転して示す拡大斜視図である。 図1の一方の基板用端子と、ハウジングを省略して示す接続端子との嵌合直前状態での斜視図である。 図1の基板用端子と接続コネクタが嵌合された状態を示し、(A)は図1でのVAの位置、(B)は図1でのVBの位置での断面図である。 図1の一方の基板用端子と接続端子との正規位置での嵌合状態と、位置ずれ状態(二点鎖線)とを示す平面図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、二つの回路基板P1,P2上に同一形態の基板用端子10,10が該回路基板P1,P2上の対応回路部(図示せず)に接続固定されている状態を示す斜視図である。本実施形態では、上記二つの回路基板P1,P2は、これらの回路基板P1,P2のそれぞれの一つの縁部P1A,P2A同士が突き合わせられた状態で両基板用端子10,10が嵌合される接続コネクタ30によって接続されるようになっている。本発明では、接続コネクタ30は、一方の回路基板P1上の基板用端子10と接続する対象相手は、他の回路基板P2上の基板用端子10でなくとも、他の導電部材であってもよい。他の導電部材とは、例えば、接続コネクタ30に結線されるべきケーブルや、他の電子部品であってもよい。要は、後に詳述する接続コネクタ30が接続可能な導電性がある部材なら良く、その限定はない。
二つの回路基板P1,P2上の基板用端子10,10は、全く同一形態のものであり、突き合わされた回路基板P1,P2の側端縁を対称となるように逆向きに配置されているので、以下においては、一方の回路基板P1上の基板用端子10についてのみ、その形態を説明する。また、二つの基板用端子10,10が並ぶ方向を本発明では端子の配列方向と称することとする。
基板用端子10は一つの方向を長手方向として形成されており、換言すれば、二つの基板用端子10,10は該長手方向を配列方向としている。
次に、接続コネクタ30について説明する。
接続コネクタ30は、図1そして表裏(上下)反転状態を示す図3に見られるように、基板用端子10,10の配列方向を長手方向として延びる電気絶縁材のハウジング31と、該長手方向に延びハウジング31により保持されている一つの接続端子32とを有している。接続コネクタ30は長手方向での中央に位置し長手方向に直交する対称線Xを対称に形成されているので、その一方の側について説明することとする。上記対称線Xは、嵌合状態において二つの回路基板P1,P2の対向する縁部P1A,P2A同士間の隙間に位置しており、したがって、上記対称線Xを対称として形成されている接続コネクタ30は両回路基板P1,P2の上記縁部P1A,P2Aの両側で両方の基板用端子10,10に及ぶように位置している。上下方向を図1と同じとしている図4に拡大して示されているように、接続端子32は、金属帯状板を加工して作られていて、上記長手方向に延び上下方向に幅をもつ板状部33と、その両端で該板状部33とは板面を直角とする端部側被保持部34とを有している。なお、本発明において、接続端子32は板状部33を有していれば足り、板状部33に対して屈曲された部分を端部側被保持部34を含め他部に有していてもよい。例えば、板状部33の上端縁で屈曲された屈曲部分を有していて、この屈曲部分で接続端子32自体の強度を向上させそしてハウジングにより埋設保持させることもできる。
図4に見られるように、板状部33は、対称線Xの両側に延びて平坦面をもつ帯状の中央被保持部35と、この中央被保持部35と端部側被保持部34との間で孔部として形成された被ロック部36と、基板用端子10に接触する対応接触部37を有している。被ロック部36と対応接触部37との間には、平坦面をもつ中間被保持部38が形成されている。
中央被保持部35と中間被保持部38には、後述のハウジング31との一体モールド成形の際にハウジング材料が注入して保持を強固にするための保持孔35A,38Aがそれぞれ形成されている。また、ハウジング31との一体成形による保持は端部側被保持部34でもなされるが、ここでは、端部側被保持部34の外形を凹凸のある複雑なものとしてのその保持を強固としている。
孔部をなす被ロック部36の周辺(孔部の内周縁を形成する部分)と対応接触部37は、中央被保持部35や中間被保持部38よりも上下方向での幅が広く形成されている。被ロック部36は、長手方向に延び板厚方向に貫通して穿設された長孔により形成されており、この被ロック部36よりも下側の下部分36−1の上縁と下縁が、テーパ状に縁取りされている。このテーパ部分は後述の基板用端子10のロック片対の間に対して下部分36−1が進入そして退出しやすくしている。また、被ロック部36の周囲は、下部分36−1を含んで他部に対して若干肉薄にプレス形成されている。
対応接触部37には、上部分37−1を残して下端縁までの部分が基板用端子10の接触片対と接触する対応接触面37Aが形成されており、その下縁がテーパ縁となっていて上記接触片対間に進入しやすくなっている。対応接触面37Aは他部よりも若干肉薄にプレス形成されている。
かかる接続端子32は、ハウジング31との一体モールド成形によりハウジング31に保持されている。保持のためにハウジング31内に埋設されているのは、図4において、端部側被保持部34と、中央被保持部35と、中間被保持部38および被ロック部36と対応接触部37の上縁部である。なお、この対応接触部37の上縁部は、上下反転して図示している図3では下縁部として表わされている。
このようにハウジング31により保持されている接続端子32は、被ロック部36および対応接触部37においてハウジング31には埋設されずに露呈している。
ハウジング31は、図4の位置(姿勢)の接続端子32を既述のように該接続端子32の上縁側で保持している。したがって、図1に見られるように、ハウジング31はその接続コネクタ30の上側で覆う形態をなしており、平坦な上面を形成する上壁部31Aと、図3に見られるように該上壁部31Aの下面側(図1を上下反転して示す図3では上面側)で接続端子32の両端側における被ロック部36と対応接触部37を囲むように枠状に形成された保持壁部39と、この枠状の保持壁部39の内部に島状に設けられた中間保持部40とを有している。上記両端側の枠状の保持壁部39同士は、上記上壁部31Aの下面側で長手方向に延びる中央保持突条部41により連結されている。また、回路基板P1,P2の縁部P1A,P2A同士間の隙間に位置する中央保持突条部41の部分では、接続端子32が露出していないので、接続端子32と回路基板P1,P2の上記縁部P1A,P2Aの端面に回路部が露呈していてもこの回路部との不用意な電気的接触を回避できる。
図3に見られるように、各保持壁部39の長手方向での外側に位置する外側端壁部39Aは接続端子32の端部側被保持部34の大部分を、中間保持部40は中間被保持部38を、そして一方の保持壁部39の内側端壁部39Bから中央保持突条部41を経て他方の保持壁部39の内側端壁部39Bまでの部分は中央被保持部35をそれぞれ埋設するようにしていて、それらの埋設部分で接続端子32を保持している。その結果、接続端子32の被ロック部36と対応接触部37は、枠状の保持壁部39内で露呈して位置している。なお、長手方向中央部でハウジング31の上壁部31Aの両側縁に形成された波形の凹凸部31A−1は接続コネクタ30を嵌合接続する際に摘んで接続操作をやり易くするための部分であり、また長手方向で上壁部31Aの両端から突出する突出部31A−2は嵌合接続された接続コネクタ30を抜出する際に指を掛けるための部分である。
次に、基板用端子10について説明する。基板用端子10は、金属板を形取り加工後に屈曲加工を受けて図1、図2そして図4に示される形態に作られている。図2は、同一に作られて対称線Xを挟んで対称に配置された図1の二つの基板用端子10の一方を拡大して示しており、この図2のもとに以下説明する。
図2において、基板用端子10は、その長手方向に延び回路基板P1の面に沿う板面を有する基部11と、基部11の側縁から起立する接触片対12と、同じく上記側縁から起立するロック片対13と、基部11の両端から突出する接続部14とを有している。接触片対12とロック片対13は、両者とも弾性変形可能となっているが、この弾性変形機能を阻害されることなく、幅方向案内壁15により連結されている。この幅方向案内壁15は接続コネクタ30との接続の際に、該接続コネクタ30の中間保持部40部分を幅方向で案内するために設けられる。また、接触片対12に隣接して、該接触片対の弾性変形機能を阻害することなく、長手方向案内壁16が起立して設けられている。次に、かかる基板用端子10の各部分について詳説する。
接触片対12は、基部11の幅方向側に位置する両側縁のそれぞれから起立し、互いに対向して対称に設けられている両方の接触部12Aにより構成されている。両接触部12Aは、基部11の側縁から起立しながら互いに近づいてから下方に向くように湾曲形成されていて幅方向に弾性変形可能な弾性腕部として作られており、両接触部12Aの最近接部に接触突部12A−1が形成されている。この両接触部12Aの接触突部12A−1は、接続コネクタ30の接続端子32に形成された対応接触部37を挟圧接触できる間隔をもって位置している。
ロック片対13は、長手方向で二位置に、すなわち二対設けられている。二つのロック片対13,13のそれぞれは、上記接触片対12と同様に、基部11の両側縁から起立し、互いに対向して対称に設けられている二つの弾性腕部で構成されており、起立しながら互いに近づいてから下方に向くように湾曲形成されていて幅方向に弾性変形可能となっていて弾性腕部がロック部13Aを形成している。両ロック部13Aの最近接部がロック突部13A−1を形成して、この最近接部同士をなすロック突部13A−1間の間隔が、接続コネクタの接続端子32に形成された被ロック部36の周辺における板厚よりも小さくなっている。さらには、ロック片対13,13のロック突部13A−1は、接続コネクタ30との接続時に、長手方向でもコネクタ挿抜方向でも、孔部として形成された被ロック部36の範囲内に位置しており、したがって、被ロック部36の周辺の板厚よりも小さい間隔で互いに近接しているロック突部13A−1は、接続コネクタ30との接続時には、被ロック部36の板面とは何ら当接力を伴わずに、被ロック部36内に突入して位置するようになる。
接触片対12とロック片対13とを連結している幅方向案内壁15は、基部11の両側縁から起立しており、幅方向案内壁15の上端縁は、接触片対12そしてロック片対13よりも幅方向で外側に位置している。接続コネクタ30との嵌合開始時そして嵌合過程には、接続コネクタ30の保持壁部39の幅方向両側に位置する内壁面の内側に位置する。したがって、幅方向で接続コネクタ30を案内する機能を有する。幅方向案内壁15には、嵌合開始時での案内機能をさらに助長するために、好ましい形態として上端縁にテーパ部15Aも形成されている。かくして、接続コネクタ30は、嵌合開始時に幅方向で正規位置からずれていても、対向する両方の幅方向案内壁15,15により正規位置へ向け案内されることとなる。
接触片対12に隣接して位置する二つの長手方向案内壁16は、接触片対12と同じように、互いに近づくように湾曲されているが、接触片対12の接触部12A同士のようには近接していない。長手方向案内壁16は、接触片対12とは遠い方の側縁での板厚面が先端方向に向けて(幅方向で内方に向けて)接触片対12に近づく方向に斜面16Aを有している。換言すれば、この斜面16Aは、長手方向案内壁16の頂部から基部に向け接触片対12から遠ざかる側端面を形成している。この斜面16Aは、接続コネクタ30との嵌合開始時そして嵌合過程には、該接続コネクタ30の保持壁部39の長手方向端部に位置する外側端壁部39Aの内壁面の内側に位置する。斜面16Aは、その頂部がこの内壁面を案内し、嵌合が進むにつれてその接触位置が基部に向け移行するので、接続コネクタ30は長手方向に案内されることとなる。基板用端子10が両回路基板P1,P2にそれぞれ実装されている場合には、両基板用端子10,10の斜面16A,16Aは接続コネクタ30の長手方向両端側の保持壁部39に対して案内を行うので、接続コネクタ30が嵌合開始時に長手方向で正規位置からずれていても、対称に位置する両斜面16A,16Aによって中央の正規位置へ向け案内されることとなる。
このように構成される本実施形態の基板用端子10同士を接続コネクタ30により接続する端子間接続構造について、その接続要領を説明する。
(1)先ず、二つの回路基板P1,P2に、図1に示すごとく、それぞれ基板用端子10,10を所定位置に配置し、半田等により接続取付けする。二つの回路基板P1,P2上の基板用端子10,10は、該回路基板P1,P2の突き合わせ端縁を挟むようにして対称な位置をそして姿勢で取り付けられる。かくして、所定位置に配置された二つの基板用端子10,10はその長手方向を配列方向として位置するようになる。基板用端子10,10の回路基板P1,P2への半田接続は、基板用端子10,10の両端の接続部14にてなされる。
(2)次に、互いに所定位置で突き合わされた回路基板P1,P2上の基板用端子10,10の上方に、図1のように嵌合可能な状態で接続コネクタ30を位置せしめた後、回路基板P1,P2に向けて降下させる。
(3)接続コネクタ30を降下させると、該接続コネクタ30は基板用端子10,10との接続嵌合がなされる。嵌合開始時には、接続コネクタ30のハウジング31に形成された枠状の保持壁部39の内周面が基板用端子10に案内され、嵌合が進む。具体的には、接続コネクタ30の幅方向では、保持壁部39の幅方向両側の内壁面のいずれかが基板用端子10の幅方向案内壁15により案内され、長手方向ではいずれかの保持壁部39の外側端壁部39Aの内面が基板用端子10の長手方向案内壁16の斜面16Aによって案内され、両方向での正規位置からのずれが矯正されつつ嵌合が進む。
(4)接続コネクタ30が正規の嵌合位置まで降下すると、図5(A),(B)のごとく、接続コネクタ30の対応接触部37が基板用端子10の接触片対12と接触し、被ロック部36の下部分36−1がロック片対13と係合する。具体的には、図5(A)に見られるように、対応接触部37が接触片対12の間に進入し、特に接触片対12の両接触部12Aに設けられた図2に図示の接触突部12A−1と略点接触のもとで弾性的に挟圧されて接触する。また、被ロック部36の下部分36−1は、ロック片対13の両ロック部13Aを押し広げるようにして進入し、図5(B)に見られるように、所定位置へ達すると両ロック部13Aの最近接部であるロック突部13A−1が被ロック部36内に突入し、自らはその弾性変形から解放され自由状態となる。両ロック部13Aのロック突部13A−1は、接続コネクタ30の接続端子32に形成された孔部としての被ロック部36内にあるため、接続コネクタ30の長手方向では被ロック部36のこの長手方向での両端に位置する内縁部と、またコネクタ挿抜方向(上下方向)では、この挿抜方向での上下端に位置する内縁部とそれぞれ当接可能な位置にあって、したがって、上記被ロック部36の周辺はロック片対13からの当接力を受けることなく、上下両方向で規制されてロック状態となる。また、幅方向、すなわち板状の接続端子32の板厚方向での被ロック部36の移動は、被ロック部36の上下端の内縁部がロック片対13のロック突部13A−1近傍に当接可能なので、この幅方向でも規制を受けていることとなる。かくして、接続コネクタ30は、該接続コネクタ30の接続端子32に形成された対応接触部37が基板用端子10の接触片対12と点接触し、かつ、被ロック部36の周辺がロック片対13と何ら当接力なしてロック状態に維持される。
(5)このような本実施形態において、回路基板P1,P2が互いに正規位置からずれて位置していると、基板用端子10,10がそれぞれの回路基板P1,P2に対して正確に位置していても、両基板用端子10,10は正規位置から位置ずれを生じてしまっているという結果になる。ましてや、基板用端子10,10が対応の回路基板P1,P2に対して不正確に位置していれば、両基板用端子10,10の上記位置ずれは、さらに大きくなる。しかし、本実施形態によると、かかる事態に対し、接続コネクタそして基板用端子に過大な応力を生ずることなく対処できる。図6は、基板用端子10と接続コネクタ30の接続端子32との接続状態を示す平面図(コネクタ挿抜方向に見た図)である。図6では、図1での両基板用端子10,10のうちの一方のみを示し他方は図示が省略されている。図6において、基板用端子10,10が正規な位置関係にある場合の接続コネクタ30の接続端子32の位置を実線で示し、一方の基板用端子10に対し不図示の他方の基板用端子10が位置ずれを生じている場合の位置を一点鎖線で示している。
両基板用端子10,10が正規位置にある場合には、接続端子32の対応接触部37は接触部12Aの接触突部12A−1と接圧をもって点接触している。図6では一方の基板用端子10との点接触位置を矢印Pで示しているが、図示されていない他方の基板用端子10でも同様に点接触している。これに対し、接続端子32の被ロック部36に孔部として形成された被ロック部36には、基板用端子10のロック片対13,13のロック突部13A−1が図6の破線のように突入して位置しており、既述の要領で接続端子32に当接せずに上記被ロック部36をロックしている。
両基板用端子10,10が、回路基板P1,P2同士の位置ずれあるいは基板用端子10,10の回路基板P1もしくは回路基板P2への取り付け自体における位置ずれに起因して、相互に位置ずれがある場合、両基板用端子10,10のいずれもが接続コネクタ30の接続端子32と点接触しているので、該接続端子32は図6に見られるように傾斜する。すなわち、接続端子32は、長手方向両端側にて点接触している二位置で挟圧支持されることで、上記ロック片対13とは係りなく傾斜する。その傾斜の際、既述のようにロック片対13のロック突部13A−1が接続端子32との間に当接力を受けていないので、図6に破線で見られる当初の位置に留まり、被ロック部36内にあって被ロック部36の内縁と係止可能にある。かくして、接続端子32は、上記傾斜があっても、何ら応力を生ずることなく、しかも、ロック可能な位置を維持する。
10 基板用端子 30 接続コネクタ
12 接触片対 32 接続端子
13 ロック片対 33 板状部
13A ロック部 36 被ロック部
13A−1 ロック突部 37 対応接触部

Claims (6)

  1. 回路基板上に実装された基板用端子に、該回路基板に対して直角な方向をコネクタ挿抜方向として接続コネクタの端子が接続されて、該接続コネクタの端子に接続される導電部材を上記基板用端子に電気的に接続する端子間接続構造であって、
    基板用端子は、回路基板に対面して位置し一つの方向を基板用端子の長手方向として側部が延びる基部と、該基部の両側部から起立する接触片対およびロック片対とを有し、該接触片対およびロック片対は、上記長手方向に見たときに、上記基部の両側部同士を結ぶ方向をなす端子幅方向で互いに近接するように湾曲形成され上記端子幅方向に弾性変位可能な弾性腕部を有しており、上記接触片対の弾性腕部が接触部を形成するとともに、上記ロック片対の弾性腕部がロック部を形成しており、
    上記接続コネクタは、上記長手方向に見たときの上記基板用端子の接触部同士間そして上記ロック部同士間にコネクタ挿抜方向で進入する板状部をもつ接続端子と、該接続端子を保持するハウジングとを有し、
    上記接続端子の板状部は、上記長手方向に延び上記端子幅方向に対して直角な板面をもち、上記基板用端子の接触部に接触する対応接触部が形成されている端子間接続構造において、
    基板用端子の接触片対およびロック片対のいずれか一方は、上記長手方向にて、他方に対して、回路基板の縁部側に位置しており、
    上記ロック片対の各ロック部は、上記長手方向に見たときに上記端子幅方向で互いに近づくように突出するロック突部が形成されており、
    上記接続端子の板状部は、上記基板用端子と上記接続端子との接続状態にて上記長手方向およびコネクタ挿抜方向で上記基板用端子のロック突部を含む範囲で板厚方向に貫通する孔部または切欠部として形成された被ロック部を有しており、
    上記被ロック部は、その周辺のうち基板用端子寄り部分に、基板用端子との接続開始時に該基板用端子のロック片対と当接する当接縁部が形成されており、
    上記ロック片対のロック突部同士が上記当接縁部の板厚より小さい間隔で近接しており、
    上記コネクタ接続開始時に、ロック片対のロック突部が上記当接縁部と当接して弾性変形しながら該当接縁部を乗り越えて被ロック部内に突入し弾性変形が解除されて接続状態となり、
    上記接続状態にて、該基板用端子の接触片対の接触部が該接続端子の対応接触部を端子幅方向で挟圧して該対応接触部に接触するとともに、該基板用端子のロック片対のロック突部が端子幅方向に可動な状態で上記接続端子の被ロック部内に遊びをもって突入して位置することを特徴とする端子間接続構造。
  2. 回路基板は互いの縁部同士が隣接して二枚配置されており、二枚の回路基板のそれぞれに同一の基板用端子が実装され、接続コネクタは接続端子の両端部側の部分に対応接触部と被ロック部を有していて、一方の回路基板上の基板用端子と他方の回路基板上の導電部材としての他方の基板用端子とが接続コネクタの接続端子で接続されることとする請求項1に記載の端子間接続構造。
  3. 基板用端子のロック片対は、基部の長手方向にて、接触片対よりも、回路基板の縁部側に位置していることとする請求項1または請求項2に記載の端子間接続構造。
  4. 基板用端子のロック片対は、基部の長手方向で異なる位置に設けられた複数対をなしていることとする請求項1ないし請求項3のうちの一つに記載の端子間接続構造。
  5. 回路基板上に実装された基板用端子に、該回路基板に対して直角な方向をコネクタ挿抜方向として接続コネクタの端子が接続されて、該接続コネクタの端子に接続される導電部材を上記基板用端子に電気的に接続する請求項1に記載の端子間接続構造のための基板用端子であって、
    基板用端子は、回路基板に対面して位置し一つの方向を基板用端子の長手方向として側部が延びる基部と、該基部の両側部から起立する接触片対およびロック片対とを有し、該接触片対およびロック片対は、上記長手方向に見たときに、上記基部の両側部同士を結ぶ方向をなす端子幅方向で互いに近接するように湾曲形成され上記端子幅方向に弾性変位可能な弾性腕部を有しており、上記接触片対の弾性腕部が接触部を形成するとともに、上記ロック片対の弾性腕部がロック部を形成している基板用端子において、
    基板用端子の接触片対およびロック片対のいずれか一方は、上記長手方向にて、他方に対して、回路基板の縁部側に位置しており、
    上記ロック片対の各ロック部は、上記長手方向に見たときに上記端子幅方向で互いに近づくように突出するロック突部が形成されており、
    上記接続状態にて、該基板用端子の接触片対の接触部が該接続端子の対応接触部を端子幅方向で挟圧して該対応接触部に接触するとともに、該基板用端子のロック片対のロック突部が端子幅方向に可動な状態で上記接続端子の被ロック部内に遊びをもって突入して位置することを特徴とする基板用端子。
  6. 回路基板上に実装された基板用端子に、該回路基板に対して直角な方向をコネクタ挿抜方向として接続コネクタの端子が接続されて、該接続コネクタの端子に接続される導電部材を上記基板用端子に電気的に接続する請求項1の端子間接続構造のための接続コネクタであって、
    長手方向に見たときの基板用端子の接触部同士間そしてロック部同士間にコネクタ挿抜方向で進入する板状部をもつ接続端子と、該接続端子を保持するハウジングとを有し、
    板状部は、上記長手方向に延び上記端子幅方向に対して直角な板面をもち、上記基板用端子の接触部に接触する対応接触部が形成されている接続コネクタにおいて、
    上記接続端子の板状部の両端部側の部分は、上記基板用端子と上記接続端子との接続状態にて上記長手方向およびコネクタ挿抜方向で上記基板用端子のロック突部を含む範囲で板厚方向に貫通する孔部または切欠部として形成された被ロック部を有しており、
    上記接続状態にて、該基板用端子の接触片対の接触部が該接続端子の対応接触部を端子幅方向で挟圧して該対応接触部に接触するとともに、該基板用端子のロック片対のロック突部が端子幅方向に可動な状態で上記接続端子の被ロック部内に遊びをもって突入して位置することを特徴とする接続コネクタ。
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