JP5632064B2 - 電源制御回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電源制御回路に関するものである。
従来、ROM等の半導体メモリにおいて、消費電力を抑えるためのスタンバイモード時における消費電流を抑制する技術が種々提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
従来では、スタンバイモード時におけるスタンバイ電流規格を満たすようにするために、半導体メモリ内の内部回路に電源を供給する内部電源回路を常時動作させることができなかった。このため、スタンバイモード時は内部電源回路による電源供給を停止させ、スタンバイモードから通常動作モードに移行してから内部電源回路による電源供給を開始させていた。
特開2001−93275号公報 特開2008−4249号公報
しかしながら、スタンバイモードから通常動作モードに移行してから内部電源回路による電源供給を開始させると、半導体メモリへのアクセス規格を満たすことができない場合がある。これに対して、高速アクセスを実現するためには、内部電源回路を常時動作させる必要があるが、前述したように、内部電源回路をスタンバイモード時においても常時動作させると、スタンバイ電流規格を逸脱してしまう。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、スタンバイモード時における消費電流を抑制すると共に、通常動作モードに移行した場合のアクセス速度の低下を抑制することができる電源制御回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、電源が投入された後の所定期間は、内部電源回路から内部回路に常時電源を供給する第1のレベルを示し、前記所定期間の経過後は、前記内部電源回路から前記内部回路に間欠的に電源を供給する第2のレベルを示す第1の制御信号を出力するスタートアップ回路と、前記第1の制御信号と、前記内部電源回路から前記内部回路に常時電源が供給される通常動作モード及び前記通常動作モードよりも消費電力を抑えるスタンバイモードの何れかのモードを示す第2の制御信号と、に基づいて、予め定めた周期の周期信号を発生させるための第3の制御信号を出力するタイマーコントロール回路と、前記第3の制御信号に基づいて、前記通常動作モードから前記スタンバイモードに移行した場合に前記周期信号を出力する周期信号発生回路と、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号に基づいて、前記周期信号発生回路から入力された前記周期信号に同期したタイミングで、前記内部電源回路から前記内部回路への電源供給を前記周期で間欠的に許可するための第4の制御信号を前記内部電源回路に出力する電源制御信号発生回路と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記タイマーコントロール回路は、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号の両方が前記第2のレベルの場合に、前記第3の制御信号を出力することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、前記電源制御信号発生回路は、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号の両方が前記第2のレベルの場合に、前記周期信号発生回路から出力された前記周期信号が前記第1のレベルから前記第2のレベルに立ち上がるタイミングで、前記第4の制御信号を所定期間にわたって前記第のレベルとすることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、前記所定期間は、前記内部電源回路から出力される電圧のレベルが予め定めた安定値を示すまでの時間となるように設定されたことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、前記周期は、前記スタンバイモード中に前記内部電源回路から前記内部回路に供給される電圧が低下した場合に許容される電圧低下値、前記内部電源回路の容量成分の容量値、及び前記スタンバイモードにおける前記内部電源回路からのリーク電流の最大値に基づいて定められたことを特徴とする。
本発明によれば、スタンバイモード時における消費電流を抑制すると共に、通常動作モードに移行した場合のアクセス速度の低下を抑制することができる、という効果を奏する。
ROMの概略構成図である。 内部電源制御回路の概略構成図である。 内部電源制御回路及び内部電源回路の各部の信号の波形図である。 周期信号発生回路の回路図である。 周期信号発生回路の各部の信号の波形図である。 内部電源回路の概略構成図である。 電源電圧とスタンバイモード時における消費電流との関係を示す図である。 従来のRC型遅延回路の回路図である。 本実施形態に係る遅延回路の回路図である。 DMOSトランジスタのI−V特性を示す図である。 遅延回路のノードAの放電時間と電圧との関係を示す図である。 トリミング抵抗による抵抗値の調整前における周期信号TIM2の周期とトリミング抵抗による抵抗値の調整後の周期信号TIM2の周期との関係を示す図である。 トリミング抵抗による抵抗値の調整後における電源電圧と周期信号TIM2の周期との関係を示す図である。 トリミング抵抗による抵抗値の調整後における電源電圧とスタンバイモード時における周期信号発生回路の消費電流との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1には、本発明に係る半導体メモリとしてのROM10の概略構成図を示した。同図に示すように、ROM10は、メモリセルアレイ12、アドレスバッファ14、ロウデコーダセレクタ16、カラムデコーダ18、BLセレクタ20、センスアンプ22、出力バッファ24、内部電源制御回路26、及び内部電源回路28等を含んで構成されている。
メモリセルアレイ12は、複数のサブアレイから構成されており、各サブアレイは、多数のメモリセルを含んで構成される。
アドレスバッファ14には、ROM10を制御する図示しない制御回路によって指定されたアドレスが格納される。
ロウデコーダセレクタ16は、アドレスバッファ14に格納されたアドレスに含まれるロウアドレスに応じたワードラインWL及びサブアレイ選択ラインDSを選択し、選択したワードラインWLに内部電源回路28から供給された電圧VCWを印加すると共に、サブアレイ選択ラインDSに内部電源回路28から供給された電圧VCWPを印加する。
カラムデコーダ18は、アドレスバッファ14に格納されたアドレスに含まれるカラムアドレスをBL(ビットライン)セレクタ20に出力する。
BLセレクタ20は、カラムデコーダ18から出力されたカラムアドレスに応じたビットラインBLを選択し、選択したビットラインBLに内部電源回路28からセンスアンプ22を介して供給された電圧CDVを印加する。
センスアンプ22は、メモリセルアレイ12を構成する各セルのうち、ロウデコーダセレクタ16により選択されたワードラインWLと、BLセレクタ20により選択されたビットラインBLと、により選択されたメモリセルを流れる電流を検出して‘0’か‘1’かを判定した結果であるデータを出力バッファ24に出力する。
出力バッファ24は、入力されたメモリセルのデータを記憶し、ROM10を制御する図示しない制御回路から入力されたアウトプットイネーブル信号OEBが例えばローレベルになると、記憶されたデータを出力する。
内部電源制御回路26は、ROM10を制御する図示しない制御回路から入力されたチップイネーブル信号CEBが例えばローレベルになると、内部電源回路28からロウデコーダセレクタ16やカラムデコーダ18、センスアンプ22等の内部回路への電源供給を許可するために、内部電源回路イネーブル信号CEB_GENをローレベルにする。これにより、内部電源回路28から電圧CDVがセンスアンプ22に供給され、電圧VCWがロウデコーダセレクタ16に供給され、電圧VCWPがロウデコーダセレクタ16及びカラムデコーダ18に供給される。
なお、チップイネーブル信号CEBがローレベルのときは、ROM10は通常動作モードとなり、チップイネーブル信号CEBがハイレベルのときは、ROM10はスタンバイモードとなる。
内部電源制御回路26は、図2に示すように、スタートアップ回路30、タイマーコントロール回路32、周期信号発生回路34、及び内部電源イネーブル信号発生回路36を含んで構成されている。
スタートアップ回路30は、電源投入時に一定期間ローレベルを出力した後にハイレベルとなる図3(A)に示すような信号EVCINTをタイマーコントロール回路32に出力する。なお、信号EVCINTがローレベルの期間は、内部電源回路28は常時動作状態となるため、電源投入後所定期間は、内部電源回路28は常時動作状態となる。これは、電圧VCWP等の各種電圧を短時間で必要な電圧レベルまで上昇させるためである。
タイマーコントロール回路32は、チップイネーブル信号CEBがローレベルの場合、すなわち通常動作モードの場合は常にハイレベルを出力し、チップイネーブル信号CEBがハイレベルになってスタンバイモードに移行した後、スタートアップ回路30から入力された信号EVCINTがハイレベルである場合に限り、ローレベルに切り替わる図3(B)に示すような信号TIMEBを周期信号発生回路34に出力する。
なお、信号EVCINTがローレベルの場合は信号TIMEBがハイレベルとなり、周期信号発生回路34は動作しない。
周期信号発生回路34は、タイマーコントロール回路32から入力された信号TIMEBがローレベルになると、図3(C)に示すように予め定めた周期T1でハイレベルとローレベルとを繰り返す周期信号TIM2を内部電源イネーブル信号発生回路36へ出力する。
内部電源イネーブル信号発生回路36は、周期信号発生回路34から入力された周期信号TIM2の立ち上がりに同期して予め定めたデューティ比Nで所定期間T2の間ローレベルとなる内部電源イネーブル信号CEB_GENを内部電源回路28へ出力する。
なお、内部電源イネーブル信号発生回路36は、チップイネーブル信号CEBがローレベルの場合は、内部電源イネーブル信号CEB_GENを常にローレベルとする。
図4には、周期信号発生回路34の回路構成を示した。同図に示すように、周期信号発生回路34は、源振回路40及び分周器42を含んで構成されている。源振回路40は、予め定めた周期の源振信号TIMを分周器42に出力する。
分周器42は、タイマーコントロール回路32から出力された信号TIMEBがローレベルになると、源振回路40から出力された源振信号TIMをn倍に分周した周期信号TIM2を出力する。
源振回路40は、奇数個(本実施形態では5個)のインバータI1〜I5を含んで構成されたリングオシレータ44と、遅延回路46と、を含んで構成されている。
遅延回路46は、DMOSトランジスタD1、抵抗R1、及びトリミング抵抗TRが直列接続された回路に、コンデンサとして機能するDMOSトランジスタD2が並列接続された構成である。
遅延回路46は、トリミング抵抗TRにより抵抗値を調整することにより、源振回路40から出力される源振信号TIMの周期を調整することができる。
遅延回路46のDMOSトランジスタD1は、PMOSトランジスタP1に接続され、トリミング抵抗TRは、NMOSトランジスタN1に接続されている。DMOSトランジスタD1とPMOSトランジスタP1との接続点には、コンデンサとして機能するドレイン及びソースが接続されたDMOSトランジスタD2のゲートと、直列接続されたNMOSトランジスタN2、N3のうちNMOSトランジスタN2のドレインと、初段のインバータI1の入力側と、が接続されている。
インバータI1の出力側は、次段のインバータI2の入力側に接続されると共に、NMOSトランジスタN3のゲートに接続されている。インバータI2の入力側には、直列接続されたPMOSトランジスタP2、P3、直列接続されたNMOSトランジスタN4、N5が接続されている。
PMOSトランジスタP2及びNMOSトランジスタN5のゲートは、入力側がPMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1のゲートに接続されたインバータI6の出力側に接続されている。
また、インバータI2の出力側は、次段のインバータI3の入力側に接続されると共に、PMOSトランジスタP3及びNMOSトランジスタN4のゲートに接続されている。インバータI3の出力側は、インバータI4、I5が直列接続され、最終段のインバータI5の出力側は、NOR回路NORの一方の入力側に接続されている。NOR回路NORの他方の入力側には、タイマーコントロール回路32から出力された信号TIMEBが入力される。従って、NOR回路NORは、信号TIMEBと最終段のインバータI5の出力信号との否定論理和を源振信号TIMとして出力する。
NOR回路NORの出力側は、PMOSトランジスタP1、NMOSトランジスタN1、及びNMOSトランジスタN2のゲートに接続されると共に、分周器42の入力側に接続される。
このような源振回路40は、タイマーコントロール回路32から出力された信号TIMEBがローレベルになると、図5(A)に示すような源振周期T3の源振信号TIMを生成して分周器42に出力する。
分周器42は、入力された源振信号TIMの周期をn倍(例えば64倍)に分周した図5(A)に示すような周期T1の周期信号TIM2を内部電源イネーブル信号発生回路36へ出力する。
なお、図5(B)には初段のインバータI1に入力されるA点の電圧の波形を、同図(C)には初段のインバータI1から出力されるB点の電圧の波形を、同図(C)には、2段目のインバータI2から出力されるC点の電圧の波形をそれぞれ示した。
図6に示すように、内部電源回路28は、基準電位発生回路50、電圧VCWPを発生させる第1の電圧発生回路52A、電圧VCWを発生させる第2の電圧発生回路52B、電圧CDVを発生させる第3の電圧発生回路52Cを含んで構成されている。
基準電位発生回路50は、内部電源イネーブル信号発生回路36から出力された内部電源イネーブル信号CEB_GENがローレベルになると、基準電圧VCWREFを発生させて、第1の電圧発生回路52A〜第3の電圧発生回路52Cへ出力する。
第1の電圧発生回路52Aは、入力された基準電圧VCWREFに基づいて、電圧VCWPを発生させてロウデコーダセレクタ16及びカラムデコーダ18に出力する。
第2の電圧発生回路52Bは、入力された基準電圧VCWREFに基づいて、電圧VCWを発生させてロウデコーダセレクタ16に出力する。
第3の電圧発生回路52Cは、入力された基準電圧VCWREFに基づいて、電圧CDVを発生させてセンスアンプ22に出力する。
内部電源回路28は、内部電源イネーブル信号発生回路36から出力された内部電源イネーブル信号CEB_GENがローレベルになると、ROM10内の各部へ電源を供給する。図3(E)には、スタンバイモードにおける内部電源回路28の消費電流を示した。
このように、スタンバイモードにおいて、内部電源イネーブル信号CEB_GENは、間欠的に内部電源回路28からの電源供給を許可する信号である。また、CEB_GENがハイレベルの場合は、内部電源回路28の消費電流はほぼゼロとなる。これにより、スタンバイモードでは、ROM10は間欠的に動作することになるため、内部電源回路28から出力される電圧VCWP、VCW、CDVは、図3(A)に示すように、信号TIMEBがローレベルの期間において、内部電源イネーブル信号CEB_GENがローレベルとなるT2の期間は通常動作時と同様に設定した値を出力し、その他の期間は徐々に低下することを繰り返す。
従って、スタンバイモード中においても、ある程度の電圧レベルを維持しつつ、消費電流を抑えることができる。従って、スタンバイモードにおけるROM10の消費電流を抑制することができると共に、通常動作モードへ移行した場合には、ROM10の各部に印加する電圧を速やかに必要なレベルまで上昇させることができるため、アクセス速度の低下を抑制することができる。
次に、周期信号発生回路34が出力する周期信号TIM2の周期T1の設定について説明する。
周期信号TIM2の周期T1は、一例として以下のように設定される。
T1=(IVCL×CV)/IL ・・・(1)
ここで、IVCLは、スタンバイモード中に内部電源回路28から供給される電圧、例えば電圧VCWが低下した場合の電圧低下値[V]、すなわちスタンバイモード中にどの程度電圧の低下を許容するかを示す値であり、ROM10のアクセス規格を満たすことができる程度の値に設定される。また、CVは、内部電源回路28内の寄生容量を含む容量成分全ての容量値[F]を示し、回路の設計値等に基づいて予め求められる。また、ILは、スタンバイモードにおける内部電源回路28からのリーク電流の最大値[A]であり、測定により予め求められる。
例えばICVLを0.1[V]すなわちスタンバイモード中に0.1[V]までの電圧低下を許容し、CVが1×10−9[F]、ILが1×10−7[A]とすると、上記(1)式より、周期T1は1[ms]となる。また、デューティ比Nを1/10000とすると、内部電源イネーブル信号CEB_GENがローレベルとなる期間T2は約100[ns]となる。
なお、仮にILが設定値(上記例の場合は1E−7[A])よりも多く、上記(1)式により決定した周期T1では、設定したIVCLよりも電圧低下値が大きくなってしまうROMを選別するためには、例えばスタンバイモード時における各種内部電源レベルからのリーク電流の発生源(ロウデコーダやカラムデコーダなど)を接続したままにして、スタンバイモード以外における内部電源レベルからのリーク源(トリミング回路など)をオープン(非接続)にすることができるテストモードを用意し、このテストモードでスタンバイモードにおける各種内部電源レベルのリーク電流を測定し、設定したIL値よりも測定したリーク電流が大きいROMを不良と判定すればよい。
また、内部電源回路28を間欠的に動作させるときのアクティブ時間、すなわち、内部電源イネーブル信号CEB_GENがローレベルとなる期間T2は、内部電源回路28から出力される各電圧のレベルが予め定めた安定値を示すまでの時間となるように設定する。
本発明者は、周期信号TIM2の周期T1と、内部電源イネーブル信号CEB_GENがローレベルとなる期間T2とから、デューティ比Nが約1/10000となり、内部電源回路28の動作時の最大電流Ia(図3(E)参照)が約5mAの場合に、その1/10000である平均0.5[μA]に内部電源回路28の消費電流を抑制することができることを確認した。また、周期信号発生回路34の消費電流Ib(図3(E)参照)は約1μA程度であるため、両者を足して全体で約1.5[μA]程度の消費電流に抑制することができることを確認した。
内部電源回路28を常時動作させた場合、少なくとも数10〜数100[μA]程度の電流が流れるが、本実施形態の構成の採用することにより、スタンバイモード中に内部電源回路28から出力される電圧のレベルを保持しながら、消費電流を例えば1〜2[μA]程度に抑制することができ、スタンバイモードにおける電流規格が10[μA]程度の場合でも、十分に規格を満たすことができる。
図7には、本実施形態に係る内部電源回路28を様々な温度及び電源電圧でスタンバイモードにおける回路全体の消費電流(ICCS)を測定した結果を示した。同図に示すように、スタンバイモード電流の規格が2μA以下とされた場合でも、全ての条件においてスタンバイモード時の消費電流が1.5[μA]以下となっているのが判る。
次に、遅延回路の遅延時間について説明する。まず、図8に示すような従来の抵抗R10及びコンデンサC10が並列接続されたRC型の遅延回路100の遅延時間について説明する。
このような遅延回路100では、ノードAの電位V(t)は以下の式で表される。
V(t)=V×EXP(−t/τ) ・・・(2)
ここで、抵抗R10の抵抗値R、コンデンサC10の容量値をCとして、τ=RCである。また、Vは電源電圧である。
例えばV=3.3V、R=1MΩ、C=10pF(τ=0.00001)の場合、ノードAが1.65Vとなるまでに要する時間は、上記(2)式より、6.9315×10−6[s]となる。
次に、本実施形態に係る遅延回路46の遅延時間について図9を参照して説明する。なお、図9におけるコンデンサC10は、図4のDMOSトランジスタD2に相当している。
遅延回路46では、ノードBの電位が高くなると抵抗R10を流れる電流Irは増加するが、DMOSトランジスタD1を流れる電流Idは減少する。DMOSトランジスタD1と抵抗R1は直列接続されているため、両者の電流が等しくなるところがノードAの放電電流となる。なお、ノードAのレベルによらず、ほぼ一定の電流が流れる。ただし、DMOSトランジスタD1のI−V特性により、ノードAの放電電流は増減する。
前述したRC型遅延回路と同等の条件(R=1[MΩ]、C=10[pF]、V=3.3[V])の場合で、ノードBの電圧が1[V]のとき、ノードAの放電電流Iaは、Ia=1[V]/1[MΩ]=1[μA]となる。この時、ノードAの電圧V(t)は以下のようになる。
V(t)=3.3−1×10×t ・・・(3)
この場合、ノードAが1.65[V]となるまでに要する放電時間は、上記(3)式より、16.5×10−6[s]となり、前述のRC型遅延回路と比較して約2.4倍の遅延時間とすることができる。
また、前述したRC型遅延回路と同等の条件(R=1[MΩ]、C=10[pF]、V=3.3[V])の場合で、上記の場合よりDMOSトランジスタD1の電位Vtが1[V]程度低く、ノードBの電圧が2[V]になったとすると、ノードAの放電電流Iaは倍増し、Ia=2[V]/1[MΩ]=2[μA]となる。
この時、ノードAの電圧V(t)は以下のようになる。
V(t)=3.3−2×10×t ・・・(4)
この場合、ノードAが1.65[V]となるまでに要する放電時間は、8.25×10−6[s]となり、前述のRC型遅延回路とほとんど同等となり、このような場合は遅延時間をそれほど延ばすことはできない。
図10には、特性の異なる2つのDMOSトランジスタD1のノードBの電圧と電流Idとの関係を示すI−V特性IV−1、IV−2及び抵抗Rを流れる電流Irの特性を示した。
また、図11には、RC型遅延回路のノードAの電圧と放電時間との関係を示す特性A−1、本実施形態に係る遅延回路46のノードBの電圧が1Vの場合におけるノードAの電圧と放電時間との関係を示す特性B−1、遅延回路46のノードBの電圧が2Vの場合におけるノードAの電圧と放電時間との関係を示す特性B−2を示した。図10及び図11に示すように、遅延回路46の場合、DMOSトランジスタD1のI−V特性によってノードAの放電時間に差が出るため、適切なI−V特性のDMOSトランジスタD1を用いることにより、従来のRC型遅延回路と比較して、遅延時間を効果的に延ばすことができる。これにより、抵抗のサイズを小さくすることができる。
また、図12には、電圧VCC=2.7[V]、温度T=25[°C]の条件下において、トリミング抵抗TRによる抵抗値のトリミング(調整)前、すなわちトリミングを行わない場合における周期信号TIM2の周期と、トリミング後における周期信号TIM2の周期との関係を測定した結果を示した。同図に示すように、トリミング抵抗TRによる抵抗値のトリミングを行わない場合は、周期が850〜1350[μs]の範囲で変動しているのに対し、トリミング抵抗TRによる抵抗値の調整を行った場合、周期が約1000[μs]前後に調整できているのがわかる。
また、図13には、トリミング抵抗TRによる抵抗値の調整を行った場合における電圧VCCと周期信号TIM2の周期との関係を周期信号発生回路34に用いられるMOSトランジスタのパラメータを様々に変更して測定した結果を示し、図14には、トリミング抵抗TRによる抵抗値の調整を行った場合における電圧VCCとスタンバイモードにおける周期信号発生回路34の消費電流(ICCS)との関係を周期信号発生回路34に用いられるMOSトランジスタのパラメータを様々に変更して測定した結果を示した。図13に示すように、トリミング抵抗TRによる抵抗値の調整を行った場合、MOSトランジスタのパラメータに拘わらず、周期信号TIM2の周期のばらつきが抑えられているのが判る。また、図14に示すように、トリミング抵抗TRによる抵抗値の調整を行った場合、MOSトランジスタのパラメータに拘わらず、ICCSは1.1[μA]未満に調整できているのが判る。
なお、本実施形態では、半導体メモリとしてのROMに本発明を適用した場合について説明したが、例えばDRAM等の内部電源を有する半導体メモリであれば、本発明を適用可能である。
10 ROM
12 メモリセルアレイ
14 アドレスバッファ
16 ロウデコーダセレクタ
18 カラムデコーダ
20 BLセレクタ
22 センスアンプ
24 出力バッファ
26 内部電源制御回路
28 内部電源回路
30 スタートアップ回路
32 タイマーコントロール回路
34 周期信号発生回路
36 内部電源イネーブル信号発生回路
40 源振回路
42 分周器
44 リングオシレータ
46 遅延回路
50 基準電位発生回路
52A 第1の電圧発生回路
52B 第2の電圧発生回路
52C 第3の電圧発生回路

Claims (5)

  1. 電源が投入された後の所定期間は、内部電源回路から内部回路に常時電源を供給する第1のレベルを示し、前記所定期間の経過後は、前記内部電源回路から前記内部回路に間欠的に電源を供給する第2のレベルを示す第1の制御信号を出力するスタートアップ回路と、
    前記第1の制御信号と、前記内部電源回路から前記内部回路に常時電源が供給される通常動作モード及び前記通常動作モードよりも消費電力を抑えるスタンバイモードの何れかのモードを示す第2の制御信号と、に基づいて、予め定めた周期の周期信号を発生させるための第3の制御信号を出力するタイマーコントロール回路と、
    前記第3の制御信号に基づいて、前記通常動作モードから前記スタンバイモードに移行した場合に前記周期信号を出力する周期信号発生回路と、
    前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号に基づいて、前記周期信号発生回路から入力された前記周期信号に同期したタイミングで、前記内部電源回路から前記内部回路への電源供給を前記周期で間欠的に許可するための第4の制御信号を前記内部電源回路に出力する電源制御信号発生回路と、
    を備えた電源制御回路。
  2. 前記タイマーコントロール回路は、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号の両方が前記第2のレベルの場合に、前記第3の制御信号を出力する
    請求項1記載の電源制御回路。
  3. 前記電源制御信号発生回路は、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号の両方が前記第2のレベルの場合に、前記周期信号発生回路から出力された前記周期信号が前記第1のレベルから前記第2のレベルに立ち上がるタイミングで、前記第4の制御信号を所定期間にわたって前記第のレベルとする
    請求項1又は請求項2記載の電源制御回路。
  4. 前記所定期間は、前記内部電源回路から出力される電圧のレベルが予め定めた安定値を示すまでの時間となるように設定された
    請求項3記載の電源制御回路。
  5. 前記周期は、前記スタンバイモード中に前記内部電源回路から前記内部回路に供給される電圧が低下した場合に許容される電圧低下値、前記内部電源回路の容量成分の容量値、及び前記スタンバイモードにおける前記内部電源回路からのリーク電流の最大値に基づいて定められた
    請求項1〜4の何れか1項に記載の電源制御回路。
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