JP5631994B2 - ユーザインタフェースメニューをカスタマイズするための方法及び装置 - Google Patents

Description

本発明は、概して、過去及び現在のユーザ活動に基づいてユーザインタフェースメニューをカスタマイズするための方法及び装置を提供することに関する。

無線通信技術は、過去数年間で爆発的な成長を見せている。この成長は、モバイル公衆への移動の自由を提供し、ハードワイヤード通信システムへの限界をカットする、無線サービスによって促進されてきた。モバイル通信デバイスがユビキタスになったので、アプリケーションや機能の圧倒的多数は、モバイルデバイス上で使用するために開発されてきている。これらのアプリケーション及び／または機能の多くは、モバイルデバイスに予めロードされ、ユーザインタフェースメニューを介してユーザに提供される。利用可能なアプリケーション／機能の簡潔な表示であるユーザインタフェースメニューは、しばしば、利用可能なアプリケーショ／機能のサンプリングだけを表示するために切り捨てられる。

しかしながら、アプリケーション及び／または機能の数及び複雑さが増すにつれて、それらのセットアップ、能力、及び一般的な使い方は、多くのユーザにとって非常に困惑せられることができる。モバイルデバイスのディスプレイで利用可能な限られたスペースを考えると、単純に、ユーザインタフェースメニュー内にはユーザに利用可能なアプリケーション／機能のすべてを表示するのに十分なスペースがない。多くの場合、特定のアプリケーション／機能にアクセスするために、一連の複雑なナビゲーション操作（maneuvers）が実行されなければならない。その結果、多くの潜在的に望ましいアプリケーション／機能は、発見されないか、ほとんど使用されないか、の何れかである。従って、ユーザは、モバイルデバイスによって提供される、全ての経験を受けることができない。

様々な実施形態は、モバイルデバイス上のユーザ活動を監視し、モバイルデバイス上でユーザに利用可能な他のアプリケーション／機能にユーザ活動記録をマッピングし、ユーザの活動記録に基づいて、モバイルデバイス上でユーザにすでに利用可能な他のアプリケーション／機能（例えば、未発見の、またはほとんど使われないアプリケーション／機能）に関するユーザへの提案を提供する、方法及びモバイルデバイスを提供する。上記提案を受け取ると、ユーザは、将来使用するために上記提案されたアプリケーション／機能を強調表示する又は含むようにユーザインタフェースメニューを変更することを選択することができる。一実施形態では、アプリケーション／機能の識別情報や、ユーザがアプリケーション／機能をアクティブにした回数が、記録されることができる。特定のアプリケーション／機能の使用頻度は、計算されることができる。嗜好（affinity）テーブルは、別のアプリケーション／機能の使用のユーザ記録に基づいて、あるアプリケーション／機能におけるユーザの潜在的な関心を推定するために使用されることができる。嗜好テーブルは、ユーザインタフェースメニューに現在リストされた又は表示されているアプリケーション／機能ノートにおけるユーザの潜在的な関心の相対値を計算するために使用されることができる。最高相対値を持つアプリケーション／機能は、ユーザインタフェースメニューを追加または変更するための提案としてユーザに表示されることができる。別の実施形態では、嗜好テーブルは、表示された提案に後続したユーザアクションを反映するように変更されることができる。別の実施形態では、ユーザの以前に作成された活動記録は、第１のモバイルデバイスのユーザインタフェースメニューと同様であることができるように、第２のモバイルデバイスのユーザインタフェースメニューを変更する提案を提示するために、第１のモバイルデバイスから第２のモバイルデバイスに転送されることができる。さらに別の実施形態では、変更された嗜好テーブルはまた、第１のモバイルデバイスのユーザインタフェースメニューと同様であることができるように、第２のモバイルデバイスのユーザインタフェースメニューを変更する提案を提示するために、第１のモバイルデバイスから第２のモバイルデバイスに転送されることもできる。

図１は、モバイルデバイスによって実装され得る実施形態ユーザインタフェースメニューカスタマイズ方法の処理流れ図である。 図２は、モバイルデバイス上でユーザ活動記録を生成するための実施形態方法の処理流れ図である。 図３は、ユーザ活動記録の一例である。 図４は、モバイルデバイス上の他の使用可能なアプリケーション／機能にユーザ活動記録をマッピングするための実施形態方法の処理流れ図である。 図５は、モバイルデバイス上の使用可能な他のアプリケーション／機能にユーザ活動記録をマッピングするための実施形態方法によって使用され得る嗜好テーブルの例である。 図６Ａは、モバイルデバイス上で使用可能な他のアプリケーション／機能にユーザ活動記録をマッピングするための実施形態方法によって計算され得る嗜好値の例を示している。 図６Ｂは、モバイルデバイス上で他の使用可能なアプリケーション／機能にユーザ活動記録をマッピングするための実施形態方法によって計算され得る嗜好値の例を示している。 図６Ｃは、モバイルデバイス上で他の使用可能なアプリケーション／機能にユーザ活動記録をマッピングするための実施形態方法によって計算され得る嗜好値の例を示している。 図７Ａは、ユーザ活動記録に基づいてユーザインタフェースメニューをカスタマイズするための実施形態方法を示す処理流れ図である。 図７Ｂは、ユーザ活動記録に基づいてユーザインタフェースメニューをカスタマイズするための代替実施形態方法を示す処理流れ図である。 図８Ａは、モバイルデバイスにユーザ活動記録を転送するための実施形態方法を示す処理流れ図である。 図８Ｂは、モバイルデバイスにユーザ活動記録と動的に変更された嗜好テーブルを転送するための実施形態方法を示す処理流れ図である。 図８Ｃは、モバイルデバイスに嗜好値を転送するための実施形態方法を示す処理流れ図である。 図９は、実施形態での使用に適したモバイルデバイスのコンポーネントブロック図である。 図１０は、実施形態での使用に適したサーバ装置のコンポーネントブロック図である。

本明細書に組み込まれ、この明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の例示的な実施形態を例示し、上記の一般的な説明及び以下の詳細な説明と共に、本発明の特徴を説明するのに役立つ。

様々な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。可能な限り、同じ参照番号が、同じまたは類似の部分を参照するために図面を通して使用される。特定の例や実装になされた参照は、例示の目的のためであり、本発明または請求の範囲を制限することを意図されていない。

「例示的」という言葉は、「例、事例、または実例として機能すること」を意味するために本明細書中では使用される。「例示的」として本明細書に記載されている何れの実装も、他の実装に対して好ましい又は有利と解釈されるべきであるというわけではない。

本明細書中で使用されるように、用語「モバイルデバイス」は、携帯電話、パーソナルデータアシスタント（PDA）、パームトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、無線電子メール受信機（例えば、Ｂｌａｃｋｂｅｒｒｙ（登録商標）やＴｒｅｏ（登録商標）デバイス）、マルチメディアインターネット可能携帯電話（例えば、Ｂｌａｃｋｂｅｒｒｙ Ｓｔｏｒｍ）、全地球測位システム（ＧＰＳ）受信機、無線ゲームコントローラ、及びプログラマブルプロセッサとメモリを含む同様の個人的な電子デバイス、の何れかまたは全てを指す。

モバイル通信機器の人気が増加するにつれて、ますますこれらのデバイスの複雑さを有してきている。今日のモバイルデバイスは、単に携帯電話通信をサポートするだけでは役立たない。むしろ、今日のモバイルデバイスは、アプリケーションの目のくらむような大群が実行され、機能が利用され得る、洗練されたコンピューティングプラットフォームとなっている。最新のモバイルデバイスは、モバイルデバイスに追加の「アフターマーケット」アプリケーションをロードすることによって、モバイルデバイス上で実行可能なアプリケーションをカスタマイズする機能をユーザに提供している一方で、様々なアプリケーションで予めプログラムされてくる。さらに、最新のモバイルデバイスは、アクションの幅広い範囲を実行することをユーザに許す、多くの機能を含んでいる。例えば、多くのモバイルデバイスは、静止画像だけでなく動画像も撮影することをユーザに許す、カメラを装備してくる。さらに、多くのモバイルデバイスは、サウンドを録音する機能が備わってくる。またさらに、精度と正確さを持って世界中でその位置を決定することをモバイルデバイスに許す、組み込みＧＰＳ受信機はモバイルデバイスで一般的になりつつある。

モバイルデバイスのユーザに様々なアプリケーション及び機能のオプションを提供するために、ほとんどのモバイルデバイスは、ユーザインタフェースメニューを実装している。ユーザインタフェースメニューは、モバイルデバイス上で使用可能なアプリケーション及び機能の便利な表示であることができる。通常、複数のアプリケーションまたは機能の内の一つのアイコンまたはリストを選択することにより、その選択されたアプリケーションまたは機能が起動される。しかしながら、その可搬性を可能にするために、多くのモバイルデバイスは、限られたサイズのディスプレイを採用している。その結果、多くの事例では、ユーザインタフェースメニュー（またはユーザインタフェースメニューの少なくともトップページ）は、利用可能な機能／アプリケーションの限られた数だけをリストする。ほとんどの場合、最も頻繁に使用されるアプリケーションだけが表示される。

様々なアプリケーション／機能がモバイルデバイス上で利用可能であるにもかかわらず、多くのユーザは、自身のモバイルデバイス上の使い慣れた利用可能なアプリケーション及び／または機能の比較的小規模なセットを使用するルーチンに陥る。幾らかの場合、ユーザによって利用されるアプリケーション／機能は、ユーザが繰り返しの使用を通して精通しているようになった機能だけである。ユーザが、古いモバイルデバイスを、先進のアプリケーション及び／または機能をロードした新しいものにアップグレードして置き換えたときに、ユーザは、これらの新しいアプリケーション及び／または機能を、ユーザが気づかない又はそれらに慣れていなという理由で、利用することはできない。この結果、多くのユーザは、モバイルデバイスによって提供される完全な恩恵を受け損なってしまう。多くの事例において、ユーザは単に、自身のモバイルデバイスをより最大限に利用可能とするために、使用されていないアプリケーション／機能の有効性を気づかせられる又は思い出させられることが必要である。メインユーザインタフェースメニューにおける未使用のアプリケーション／機能を識別すること又は強調表示することによって、ユーザは、新規の又はめったに使用されないアプリケーション／機能を利用することを促されることができる。

さらに、ユーザが頻繁に新しいものに古いモバイルデバイスをアップグレードし、置き換えるとき、新しいモバイルデバイスに転送されるデータの量は制限される。通常、ユーザは、自身の連絡先リストを転送する。多くの事例においては、連絡先リストのこの転送は、スマートカード（例えば、ＳＩＭカード）の物理的な移動によって行われる。幾つかの無線通信ネットワークプロバイダは、わずかな料金で、新しいモバイルデバイスに古いモバイルデバイスから、ユーザの個人データの一部を転送するだろう。しかしながら、このようなサービスの能力は、しばしば、制限されている。総じて、ユーザの設定や環境設定は、しばしば、モバイルデバイス間で転送不可となっている。従って、古いデバイス上でユーザによって行われた幾つかのユーザインタフェースメニューの変更やカスタマイズは、しばしば、新しいモバイルデバイスへは転送されない。

様々な実施形態は、モバイルデバイス上のユーザの過去及び／または現在の活動に基づいて、使用にユーザが興味があり得る、ユーザのモバイルデバイス上で容易に利用可能な追加のアプリケーション／機能へのユーザの注意を高める。モバイルデバイス上のユーザの活動（即ち、利用されたアプリケーション及び機能）を監視することによって、モバイルデバイスは、ユーザの確立された活動記録に基づいて、ユーザが気づいていないが、使用に興味があり得る、他のアプリケーション／機能を提案することができ得る。提案されたアプリケーション／機能は、ユーザがソフトウェアアプリケーションやハードウェアをより簡単に発見し使用するために、ユーザインタフェースメインメニューにおいて識別される又は強調表示されることができる。従来のユーザインタフェースメニューのカスタマイズ方法は、通常、最も頻繁に使用されるアプリケーション／機能へのショートカットをメニュー上に配置する。普通使用されるアプリケーション／機能をメインメニュー上にリストすることは、ユーザが最も頻繁に使用するアプリケーション／機能を発見し、起動することを補助することができるとはいえ、そのようなカスタマイズ方法は、ユーザにとって有益でありそうな他のアプリケーション／機能を発見することをユーザに許さない。

本明細書に記載された様々な実施形態は、ユーザのアプリケーション及び機能の使用習慣を監視し、そのような情報を、最高に合致し、おそらくモバイルデバイスのユーザの使用を向上させ、その結果、モバイルデバイスのユーザ経験を向上させ得る、ターゲットを絞ったアプリケーション／機能を備えたユーザインタフェースメニューをカスタマイズするために、使用する。様々な実施形態では、モバイルデバイスは、リンクの行列、嗜好テーブル、ファジー論理、または、モバイルデバイス上で使用可能な様々なアプリケーション／機能間の関係を識別し、プライオリティを付けることをデバイスのプロセッサに可能にする学習アルゴリズム、をロードされることができる。観察されたユーザ行動パターン及び実施形態の方法を使用して、モバイルデバイスは、提案を生成するために任意の外部リソースを必要とせずに、ユーザが使用に興味があり得る、ユーザのモバイルデバイス上で使用可能な、以前に使用されていない又は未知のアプリケーション／機能をユーザに提案することができる。

他の実施形態では、別のモバイルデバイスからユーザ行動パターンの記録を転送することをユーザに許す。このようにして、第２のモバイルデバイスは、新しいユーザ活動記録を生成することなく、第１のモバイルデバイスのそれと同様に見えることができるように、そのユーザインタフェースメニューをカスタマイズするための提案を直ちに行うことができる。代替の実施形態では、リンクの行列、嗜好テーブル、ファジー論理、または学習アルゴリズムへの変更は、第１のモバイルデバイスのユーザインタフェースメニューと同様に見え得るように、第２のモバイルデバイスのユーザインタフェースメニューを変更するための提案を提示するために、あるモバイルデバイスから別のモバイルデバイスへ転送されることができる。

図１は、モバイルデバイス上のユーザ活動に基づいて、モバイルデバイス上でユーザに利用可能なアプリケーション及び／または機能を識別／強調表示するために、ユーザインタフェースメニューをカスタマイズするための概要実施形態方法を示す処理流れ図である。モバイルデバイスは、モバイルデバイス上のユーザ活動を監視することができる（ステップ１０１）。一例として、モバイルデバイスは、モバイルデバイス上のソフトウェアアプリケーション及び／またはハードウェア機能を起動または利用するために各リクエストを識別することができる。モバイルデバイスは、ユーザ活動記録テーブル３０１に、これらの起動または利用要求の記録を保存することができる。ユーザ活動記録テーブル３０１の一例は、図３に示されており、以下により詳細に説明される。活動記録テーブル３０１にユーザによって使用された様々なアプリケーション及び機能の識別情報を保存するのに加えて、モバイルデバイス１０は、識別されたアプリケーション及び／または機能をユーザが起動または利用した回数や、アプリケーションまたは機能の使用または起動の頻度（例えば、単位時間で割った使用数）などの、アプリケーションの使用の尺度を格納することができる。

ユーザの活動が観察され、記録されたならば、モバイルデバイス１０は、モバイルデバイス１０上の利用可能な他の利用可能なアプリケーション及び／または機能にユーザ活動記録をマッピングすることができる（ステップ１０５）。数多くのアルゴリズム及び方法の何れも、モバイルデバイス上で利用可能な他の利用可能なアプリケーション及び／または機能にユーザの過去及び現在の活動をマッピングするために使用されることができる。例えば、すでにユーザによって利用されているアプリケーション／機能に他の利用可能なアプリケーション／機能をリンクするリンクの行列が確立されることができる。別の例として、すでに使用されているアプリケーション／機能に基づいて、ユーザが他の利用可能なアプリケーション／機能を使用することに興味があるという可能性を推定するために使用されることができる重み係数を含む嗜好テーブルが、メモリ内に格納されることができる。ファジー論理や学習アルゴリズムの使用など他の方法は、ステップ１０５でモバイルデバイス１０上で利用可能な他の利用可能なアプリケーション及び／または機能にユーザの活動記録をマッピングするために実装されることができる。

ユーザの活動記録がモバイルデバイス上で利用可能な他のアプリケーション／機能にマッピングされたならば、モバイルデバイス１０は、ユーザ活動記録に基づいて、ユーザに有益である可能性が最も高い他のアプリケーション／機能を表示することができる（ステップ１１０）。モバイルデバイス１０で利用可能な他のアプリケーション／機能のこの表示は、他の推奨アプリケーション／機能を含むようにユーザインタフェースメニューを変更する提案として行われることできる。ユーザが上記提案された変更を受諾するように選択した場合、ユーザインタフェースメニューは、受諾された提案を反映するように変更されることができる（ステップ１１５）。

図２は、モバイルデバイス上でユーザ活動記録を生成するための実施形態方法の処理流れ図である。モバイルデバイスのプロセッサは、メインループルーチンで、モバイルデバイス上で実行される数多くの処理及び動作を監督することができる（ステップ２０１）。メインループは、モバイルデバイスの通常の動作における様々な時点で実行される、数多くのサブルーチン、ループ及び処理を含むことができる。モバイルデバイスユーザが、アプリケーションを起動するために又はモバイルデバイス上のハードウェア機能を利用するために、ユーザインタフェースを操作するとき、ユーザ活動を記録するためのサブルーチンを開始するために、割り込みがプロセッサによって受け取られることができる（ステップ２０２）。受け取りにより、アプリケーションを起動すること又は機能の動作を開始することに加えて、プロセッサは、ユーザによって起動されたソフトウェアアプリケーションまたはハードウェア機能の識別情報を記録することができる（ステップ２０３）。さらに、モバイルデバイスのプロセッサは、アプリケーションまたは機能が起動または使用された回数を示す、起動アプリケーションまたは機能のためのカウンタをインクリメントする（ステップ２０４）。そのような用法カウンタは、使用基準の頻度を提供するために、全ての使用を勘定するか、或いは、日、週、月または年等の単位時間内での全ての使用を勘定する。

図３は、モバイルデバイスのメモリに格納されることができるユーザ活動記録のサンプルを含むデータテーブルの一例を提供する。図３に示すように、活動記録データテーブル３０１は、そのようなアプリケーションまたは機能からなる使用の尺度と一緒に、モバイルデバイス上でユーザが利用可能な数多くの可能なソフトウェアアプリケーション及びハードウェアを識別することができる。例示活動記録データテーブル３０１では、ハードウェア機能は、カメラ、ボイスレコーダ及びビデオレコーダが含まれており、これに対して、利用可能なソフトウェアアプリケーションは、電子メール、ＳＭＳ、ＭＭＳ及びソーシャルネットワーキングウェブサイトアプリケーションを含む。ハードウェア機能及びソフトウェアアプリケーションのこのリストは、例示としてのみ提供されており、包括的であることを意図されていない。さらに、活動記録データテーブル３０１は、ユーザによるアプリケーション及び機能の使用の尺度を含むだろう。使用の尺度は、識別されたアプリケーション／機能が起動／使用された回数を示すカウンタ値の形態であることができる。或いは、使用の尺度は、識別されたアプリケーション／機能が、単位時間（例えば、日、週、月、年、等々）内で起動／使用された回数を示す（図示されたような）頻度値の形態であることができる。幾つかの実施形態では、活動記録は、使用の頻度（すなわち、識別されたアプリケーション／機能がリフレッシュ期間中に起動／使用された総回数）を反映するために、カウンタを定期的にデクリメントすることができる。他の実施形態では、活動記録は、識別されたアプリケーション／機能がモバイルデバイスの生涯の間に起動された／使用された総回数を示す値を含むことができる。そのような実施形態では、プロセッサは、モバイルデバイスがアクティブにされてから経過した時間の量でカウンタ値を割ることによって頻度を計算することができる。

ユーザ活動記録が生成されたならば、モバイルデバイス１０は、活動記録に基づいてユーザが興味がある可能性があるモバイルデバイス上の他の利用可能なアプリケーション／機能の提案をユーザに提供するために、モバイルデバイス上の他の利用可能なアプリケーション／機能にユーザ活動記録をマッピングすることができる。受諾された場合、提案されたアプリケーション／機能は、これらの以前に知られていない又はほとんど使用されていないアプリケーション／機能がユーザによる簡単なアクセスのためのプライオリティメニュー上に表示されるように、ユーザインタフェースメニューに追加されることができる。図４は、モバイルデバイス上の他の利用可能なアプリケーション／機能にユーザ活動記録をマッピングするための実施形態方法を示す処理流れ図である。図４に示す処理流れ図は、モバイルデバイスのローカルメモリに格納され得る、またはリモートサーバメモリにアクセスされ得る、嗜好テーブルを利用する。嗜好テーブルの一例は、図５に示されており、以下でより詳細に説明される。図４に示された処理は、図５及び図６Ａを参照して説明される。

図４を参照して、メインループルーチン（ステップ２０１）において、モバイルデバイスプロセッサは、マッピング機能を実行するための時間が経過したか見るために定期的に確認することができる（判断２０５）。マッピング機能の上記定期性は、ユーザ、サービスプロバイダ、モバイルデバイス製造元、または誰かサードパーティによって任意に設定されることができる。マッピング機能の時間間隔は、ユーザの現在の行動の使用パターンを最も正確に反映するように選択されることができる。例えば、マッピング機能の時間間隔は、活動記録の 「データポイント」の最小閾値を収集するのに十分な長さになるように選択されることができる。さらに、時間間隔は、ユーザの最近の活動のみが活動記録に反映されるように選択されることができる。非常に長い時間間隔が選択されている場合は、活動記録は、ユーザの現在の行動パターンを正確に反映していない可能性がある。例えば、ユーザがモバイルデバイス１０を取得後の第１週に繰り返し特定のアプリケーションを起動したが、その後は全く起動しなかった場合、マッピング機能動作の時間間隔が第１週の活動を包含するように選択されているならば、ユーザの現在の行動パターンを正確に反映することができない。

マッピング機能の時間間隔がまだ経過していない場合（すなわち、判断２０５＝Ｎｏ）、プロセッサは、メインループ２０１に戻る。しかしながら、マッピング機能の時間間隔が経過した（判断２０５＝Ｙｅｓ）ならば、プロセッサは、各利用可能なアプリケーション／機能の嗜好値を決定するために、メモリに格納された嗜好テーブルにリストされている嗜好重み係数を、活動記録データテーブルに記録された各アプリケーション／機能の使用頻度に乗算することができる（ステップ２０６）。

実施の形態で使用され得る嗜好テーブル３０２の一例が、図５に示される。嗜好テーブル３０２の最初の列にリストされている各アプリケーション／機能のために、最初の列にリストされているアプリケーション／機能のユーザ使用状況を与えた特定のアプリケーショ／機能をユーザが使用する必要があり得る、相対的な嗜好を起訴する嗜好重み係数が提供される。

図５に示された嗜好テーブルの使用は、ハードウェア機能及びソフトウェアアプリケーションが、カメラ、ボイスレコーダ、ビデオレコーダ、電子メール、ＳＭＳ、ＭＭＳ及びソーシャルネットワーキングウェブサイトアプリケーション（例えば、Ｆａｃｅｂｏｏｋ（登録商標）、Ｔｗｉｔｔｅｒ（登録商標）、ｍｙｓｐａｃｅ（登録商標））を含む、一例の方法によって説明されることができる。図５に示されるように、このようなモバイルデバイスの嗜好テーブルは、各可能なアプリケーション及び機能のデータフィールド（列）を含む各データレコードを有する、使用されたアプリケーション及び機能のそれぞれのデータレコード（行）を含むことができる。この例では、特定のアプリケーションまたは機能の使用は、フルの重みを与えられているので、アプリケーション／機能は、自分自身のための「１」の嗜好を有している。したがって、ユーザがカメラハードウェア機能を使用する場合、この使用は、ユーザが将来的に再びカメラ機能を使用することを望むだろうという見込みを示している。したがって、カメラデータレコード（すなわち、第１行、第１列）に格納されているカメラ使用の嗜好重み係数は、「１」である。その他の嗜好重み係数は、第１のアプリケーション／機能を利用しているユーザが第２のアプリケーション／機能の使用に興味があるだろう可能性がどの程度かの推定値として、ソフトウェア又はサービスプロバイダによって設定されることができる。図５に示される例では、カメラ機能の使用に与えられたボイスレコーダ機能（第３列）に割り当てられた嗜好重み係数は、０．２である。嗜好重み係数は、任意の単位であることができるが、ボイスレコーダに０．２の重み係数を割り当てることは、カメラ機能を使用する者が、ボイスレコーダ機能を使用することに興味を持つ２０％の可能性を有すると推定することと同様に見られることができる。さらに、図５は、０．６のカメラ機能の使用に与えられたビデオレコーダ機能（第４列）の嗜好重み係数を示している。この嗜好重み係数は、カメラ機能を使用する者がボイスレコーダ機能よりもビデオレコーダ機能を使用する可能性が三倍あることを意味する。図５の例は、さらに、カメラ機能の使用に与えられた電子メールアプリケーション（第５列）のための０．３の嗜好重み係数と、カメラ機能の使用に与えられたＳＭＳアプリケーション（第６列）のための０．２の嗜好重み係数と、カメラ機能の使用に与えられたＭＭＳアプリケーション（第７列）のための０．６の嗜好重み係数と、及びカメラ機能の使用に与えられたソーシャルネットワーキングアプリケーション（第８列）のための０．７の嗜好重み係数と、を含む。図５に示された嗜好重み係数は、完全に任意であり、説明のみを目的としていることに留意すべきである。

嗜好重み係数は、サービスプロバイダの何れかによって、数多くの情報源に基づいて、提供されることができる。例えば、世論調査サービスは、「貴方は、貴方のモバイルデバイスのカメラ機能を使っていますか？」などのモバイルデバイス使用状況についての幾つかの質問をモバイルデバイスユーザに問い合わせる、調査を行うことができる。一般集団で使用されるアプリケーション及び機能の異なるタイプについての情報を取得することにより、一般的なアプリケーション／機能の使用法に関するパターンが検出されることができる。例えば、調査は、カメラ機能を使用するユーザが、ビデオレコーダ機能及びＭＭＳソフトウェアアプリケーションもまた使用する可能性があることを明らかにすることがあり得る。同様に、調査は、テキストメッセージを送信するユーザが、ソーシャルネットワーキングアプリケーションもまた使用する可能性があることを明らかにすることがあり得る。調査データに基づいて、嗜好重み係数が生成されて、そのような相互アプリケーション使用パターンを反映した嗜好テーブル３０２のようなテーブルに格納される。したがって、嗜好重み係数は、ユーザがアプリケーション／機能Ｙを使用している場合、アプリケーション／機能Ｘを、ユーザが、楽しむ、恩恵を受ける、或いは使用する、可能性の相対的な尺度を提供することができる。

例示的な嗜好テーブル３０２は、アプリケーション／機能Ｙを与えるアプリケーション／機能Ｘの嗜好重み係数が、アプリケーション／機能Ｘを与えるアプリケーション／機能Ｙの嗜好重み係数と同じであるという対称であることに留意されたい。しかしながら、これは、例示のみを目的としており、嗜好テーブルは非対称であっても構わない。アプリケーション／機能Ｙを与えるアプリケーション／機能Ｘを使用するユーザの可能性が、アプリケーション／機能Ｘを与えるアプリケーション／機能Ｙを使用するユーザの可能性と同じでないことを調査データが示す場合には、非対称の嗜好テーブルが適切であろう。例えば、ＭＭＳメッセージを送信するユーザが、カメラ機能を使用することが特に可能性が無いことがあり得るが、カメラ機能を使用するそれらユーザが、ＭＭＳソフトウェアアプリケーションも使用する可能性が非常に有るということを、調査結果は明らかにすることがあり得る。

さらに、図５の例示嗜好テーブル３０２に示すように、幾つかのアプリケーション／機能ペアの間には嗜好が無いこともあり得る。例えば、第２行第５列では、電子メールアプリケーションを使用するユーザが、カメラ機能を使用する可能性が有るかどうかを反映する嗜好重み係数が、ゼロ（０）である。この例示嗜好重み係数は、電子メール使用がカメラ使用への関係を例え有るとしても僅かであるという結論を反映する。

図４に戻って参照して、特定のアプリケーション／機能の嗜好テーブル３０２にリストされている嗜好重み係数を、ユーザがその特定のアプリケーション／機能を使用する頻度に乗算することによって、嗜好値は、当該テーブルにアドレスされた各アプリケーション／機能のために得られることができる（ステップ２０６）。そのような嗜好値は、特定のアプリケーション／機能の使用に基づいて、ユーザが他のアプリケーション／機能に興味があり得ることの相対的な可能性を反映するだろう。活動記録データテーブル３０１にリストされている使用頻度と嗜好テーブル３０２にリストされている嗜好重み係数との全てを使用して、総嗜好値が計算されることができる。例えば、図３及び図５に示されたデータを使用すると、カメラの使用を与えられたカメラ機能の嗜好値は２０（すなわち、２０×１＝２０）であり、カメラの使用を与えられたボイスレコーダ機能の嗜好値は４（すなわち、２０×０．２＝４）であり、カメラの使用を与えられたビデオレコーダの機能の嗜好値は１２（２０×０．６＝１２）である。図３及び図５に示されたデータに基づいた他の嗜好値は、図６Ａに示された嗜好値テーブル３０３にリストされている。

図４に戻って参照して、モバイルデバイスで利用可能な全てのアプリケーション／機能の嗜好値が、活動記録テーブル及び嗜好テーブルに基づいて計算されるとき、各アプリケーション／機能の嗜好値は、総嗜好値又は全体の嗜好値を提供するために加算されることができる（ステップ２０７）。そのような計算の一例が、図６の嗜好値テーブル３０３に示されている。特定のアプリケーション／機能の各嗜好値を合計する（すなわち、嗜好値合計テーブル３０３の列における各嗜好値を合計する）ことによって、ユーザの全体的なモバイルデバイス使用途を与えられた特定のアプリケーションまたは機能にユーザが興味を持つだろう相対的な可能性を反映した全体的な相対的嗜好値が得られることができる。合計することはまた、カメラ機能とＳＭＳ及びＭＭＳアプリケーションの使用を与えられたソーシャルネットワーキングアプリケーションの使用の可能性などの、複数の相違した情報を考慮に入れる。言い換えると、合計された嗜好値は、他の全てのアプリケーション／機能のユーザの進行中の使用に基づいて、ユーザが特定のアプリケーション又は機能を使用する又は特定のアプリケーション又は機能から利益を得ることができる、相対的な可能性の推定値を提供する。

図６Ａは、さらに、嗜好値計算の全てを完了することによって、テーブル３０３の最下行に示されるように、アプリケーション／機能の全体的なランキングが得られることができることを示している。例えば、図３及び図５に示される例示活動記録テーブル及び嗜好テーブルを使用すると、カメラ機能は４３の総嗜好値を示し、ボイスレコーダ機能は８．５の総嗜好値を示し、ビデオレコーダ機能は２９の総嗜好値を示し、電子メールアプリケーション機能は４１．１の総嗜好値を示し、ＳＭＳアプリケーション機能は５２の総嗜好値を示し、ＭＭＳアプリケーション機能は５１．５の総嗜好値を示し、ソーシャルネットワーキングアプリケーション機能は６０の総嗜好値を示す。

図６Ａは、ユーザが興味を持つかもしれない未使用のアプリケーションまたは機能を識別する、様々な実施形態によって提供される重要な利点を示している。図３に戻って参照すると、この例でのユーザは、ＭＭＳメッセージを決して送信せず、また、ソーシャルネットワーキングアプリケーションを決して起動しない、ということが判ることができる。しかしながら、図６Ａに示されたそれらのアプリケーションの総嗜好値は、カメラ、ビデオレコーダ、電子メール及びＳＭＳの使用を含む、ユーザの全ての活動に基づいて、ユーザが、ＭＭＳ及びソーシャルネットワーキングアプリケーションの恩恵を受ける可能性がある、ということを示している。

図６Ａのデータテーブルが、例示のみを目的としており、特定のユーザ、実装、又は必要な態様を反映していない、ということに留意されるべきである。データテーブル３０３は、計算された嗜好値及び総嗜好値を示しているが、これらの値は、メモリに格納される必要はない。

図４に戻って参照して、モバイルデバイスプロセッサは、合計された嗜好値に従って、モバイルデバイスで利用可能な各アプリケーション／機能のプライオリティを並べ替えることができる（ステップ２０８）。したがって、最高合計嗜好値を持つアプリケーション／機能は、ユーザの活動記録に基づいて、ユーザに有益なものである可能性が最も高いアプリケーション／機能であるとみなされることができる。図６Ａに示された嗜好値テーブル３０３における例示的な合計された嗜好値を使用して、モバイルデバイスプロセッサは、ＳＭＳアプリケーション、ＭＭＳアプリケーション、カメラ機能、電子メールアプリケーション、ビデオレコーダ機能、及び、最後に、ユーザインタフェースメニューに十分な行があるならば、ボイスレコーダ機能、によって続けられるソーシャルネットワーキングアプリケーション（の使用の利益）をユーザが使用する可能性が最も高い、ということを決定することができる。上述したように、ソーシャルネットワーキングアプリケーション及びＭＭＳアプリケーションは、嗜好計算に単に基づいてユーザインタフェースメニューに含まれるものであり、以前の使用に基づいてはいない。したがって、それらのアプリケーションは、ユーザが過去にそれらのアプリケーションを利用していない場合であってさえも、それらが、ユーザの全体的なモバイルデバイス使用パターンに基づいて、ユーザが関心を持つように見えるので、ユーザメニューの順番において高くリストされる。並べ替えられたプライオリティリストの一部または全ては、ユーザインタフェースメニューに最高プライオリティのアプリケーション／機能を追加する提案として、モバイルデバイス上でユーザに表示されることができる（図１、ステップ１１０を参照）。利用可能なアプリケーション／機能のそれぞれのプライオリティが生成されたならば、活動記録カウンタ値が更新／リフレッシュされる実施形態では、モバイルデバイスプロセッサは、活動記録カウンタ値をリセットする又はリフレッシュすることができる（ステップ２０９）。そして、モバイルデバイス１０は、マッピング機能を実行するための次の期間が経過するまで、メインループ２０１に戻ることができる。

前述したように、総嗜好値テーブル３０３は、メモリへの記憶のために生成される必要はない。代替の実施形態では、モバイルデバイスプロセッサは、嗜好値を計算することができ、嗜好値のテーブルを保存することなく単一アルゴリズム計算でそれらを合計することができる。図６Ｂ及び図６Ｃは、 図６Ｂに示されたデータテーブル３０４においては総嗜好値のみを、また、全体の嗜好値に基づいて図６Ｃに示されたデータテーブル３０５においては各アプリケーション／機能のプライオリティを示す値のみを、含んで生成され得る、別のデータテーブルを示している。

図４に示された実施形態方法が、ユーザ活動記録に基づいてアプリケーション及び機能の相対的な順位を決定するために嗜好テーブルを利用しているとはいえ、アプリケーション及び機能にユーザ活動記録をマッピングするための他の方法が利用されることができる。例えば、活動値と嗜好重み係数を乗算する代わりに、アプリケーションリンクは、リンクの行列を使用して決定されることができる。そして、各アプリケーションまたは機能のリンクの総数は、アプリケーション及び機能の相対的な順位を出すために使用されることができる。別の例として、嗜好重み係数の調査結果を反映する代わりに、ユーザ調査から得られた推論及びパターンは、アプリケーション及び機能の相対的な順位を出すためにユーザ活動記録に適用され得る、ファジー論理係数に変換されることができる。さらなる例として、ユーザ調査から得られた推論及びパターンは、アプリケーション及び機能の相対的な順位を出すためにユーザ活動記録に適用され得る、学習アルゴリズムに変換されることができる。

図７Ａは、ユーザ活動記録に基づいてユーザインタフェースメニューをカスタマイズするための実施形態方法を示す処理流れ図である。図７Ａに示された実施形態方法は、図２を参照して上述した活動記録生成処理の使用と、図４を参照して上述したマッピング処理と、を行う。したがって、例えば、モバイルデバイスプロセッサは、図３に示されたものと同様のユーザ活動記録データテーブル３０１を生成するために、図２に示した処理の流れを実行することができる。活動記録データテーブル３０１を生成するのと同時に、或いは続けて、モバイルデバイス１０プロセッサは、図７に示した例示方法を実行することができる。図４を参照して先により詳細に説明したように、モバイルデバイス１０プロセッサは、それがマッピング処理を実行する時間であるかどうかを決定することができる（判断２０５）。マッピング処理を実行する時間が経過した（すなわち、判断２０５＝Ｙｅｓ）場合には、モバイルデバイスプロセッサは、図４、図５及び図６Ａ〜図６Ｃを参照して先に説明したのと同様の方法で、ステップ２０６〜２０９を実行することができる。各利用可能なアプリケーション／機能のプライオリティが合計された嗜好値に基づいて決定されたならば（ステップ２０９）、モバイルデバイスプロセッサは、トッププライオリティのアプリケーション／機能が既にユーザインタフェースメニューに表示されているかどうかを決定することができる（判断２１０）。

上述したように、ディスプレイサイズの制約及びその他の要因のために、ユーザインタフェースメニューは、（少なくとも、ユーザインタフェースメニューのトップページに）ソフトウェアアプリケーションまたはハードウェア機能の全てを表示すること又はリストすることができない。多くの事例においては、利用可能なアプリケーション／機能のほんの一部へのリンクまたはショートカットが、ユーザインタフェースメニューに含まれるだろう。したがって、モバイルデバイスプロセッサは、提案がユーザインタフェースメニューを変更することをユーザになさせるべきものであるかどうかを判断するために、並び替えステップの間に決定されたトッププライオリティのアプリケーション／機能を、ユーザインタフェースメニューに現在表示されているものと比較することができる。

トッププライオリティアプリケーションの全てがユーザインタフェースメニューに既に表示されている場合（判断２１０＝Ｙｅｓ）、ユーザインタフェースメニューを変更するためにユーザに提案を提示する必要はないので、モバイルデバイスプロセッサは、メインループ（ステップ２０１）に戻ることができる。しかしながら、トッププライオリティアプリケーション／機能の何れか、全てまたは一部がユーザインタフェースメニューに現在表示されていない場合（すなわち、判断２１０＝Ｎｏ）には、モバイルデバイスプロセッサは、トッププライオリティアプリケーション／機能の内の何れがユーザインタフェースメニューに現在表示されていないのかを判断することができる（ステップ２１１）。そして、モバイルデバイス１０プロセッサは、ユーザインタフェースメニューに関して、ユーザインタフェースメニューに現在含まれていない（１つ又は複数の）トッププライオリティアプリケーション／機能の各々を追加するための１以上の提案または要求を表示することができる（ステップ２１２）。モバイルデバイス１０プロセッサは、ユーザインタフェースメニューを変更するための提案に対するユーザからの応答を待って、受け取ることができる（ステップ２１３）。受け取ったユーザ応答がユーザインタフェースメニューを変更するための提案のうちの少なくとも一つの受諾を示す場合（すなわち、判断２１４＝Ｙｅｓ）には、モバイルデバイスプロセッサは、ユーザによって受諾されたユーザインタフェースメニューにおけるトッププライオリティアプリケーション／機能のそれぞれを表示するようにユーザインタフェースメニューを変更し、ユーザインタフェースメニューから１つ以上の非トッププライオリティアプリケーション／機能を削除することができる（ステップ２２０）。ユーザインタフェースメニューが変更されたならば、モバイルデバイスプロセッサは、マッピング処理を実行する時間が再度経過するまで、メインループルーチン２０１に戻ることができる。

しかしながら、提案に対するユーザからの応答がユーザインタフェースメニューを変更するための表示された提案の拒否を示している場合（すなわち、判断２１４＝Ｎｏ）には、モバイルデバイスプロセッサは、嗜好テーブル３０２に格納されている嗜好重み係数を変更することができる（ステップ２２５）。ユーザインタフェースメニューを変更する提案のユーザの拒否は、ユーザが興味を持っておらず、提案したアプリケーションまたは機能を使用しないだろうことを示すことができる。初期の嗜好重み係数は、任意であるか、または、特定のユーザには当てはまらない一般的な人口調査に基づくことができるので、ユーザインタフェースメニューを変更する提案に対するユーザからの応答は、特定のユーザの嗜好重み係数を調整するために使用されることができる、ユーザの使用パターンに対するさらなる洞察を提供することができる。例えば、図7Ａに示された実施形態方法の実装では、モバイルデバイスプロセッサは、ユーザインタフェースメニュー上にソーシャルネットワーキングアプリケーションで電子メールアプリケーションを置き換える提案をユーザに提示することができる。応答では、ユーザは、この提案を拒否することができる。この拒否は、多くの他のユーザとは異なり、この特定のユーザがソーシャルネットワーキングに興味を持っていないということの指示であることができる。したがって、この特定のユーザのためには、ソーシャルネットワーキングアプリケーションの嗜好重み係数は、おそらく、減少されるか、またはゼロに設定される。このように嗜好重み係数を変更することは、モバイルデバイスプロセッサが、将来、ソーシャルネットワーキングアプリケーションを追加する提案を発行する可能性を減らすことができる。代替の実施形態では、嗜好重み係数は、それらの値を増加または減少するために、優先設定の形式でなど、ユーザによって手動で調整されることができ、それによって、そのアプリケーション／機能が、将来、ユーザインタフェースメニューに追加されることをモバイルデバイスプロセッサによって提案されるだろう可能性を増加または減少させる。変更された嗜好重み係数が嗜好テーブル３０２に格納されたならば、モバイルデバイスプロセッサは、マッピング処理の次の時間が経過するまで、メインループルーチン（ステップ２０１）に戻ることができる。

図７Ｂは、ユーザ活動記録に基づいてユーザインタフェースメニューをカスタマイズするための代替実施形態方法を示す処理流れ図である。図７Ｂに示す実施形態方法は、図７Ａに示したものと同様であり、したがって、上記ステップ２０１〜２１４の説明は、図７Ｂにも適用される。図７Ａに示す実施形態方法と対比して、ユーザがユーザインタフェースメニューを変更する提案を受諾する場合（すなわち、判断２１４＝Ｙｅｓ）には、モバイルデバイスプロセッサは、ユーザインタフェースメニューに対して提案された変更が満足のいくものであるかどうかを示すことをユーザに促すことができる（判断２０５）。例えば、モバイルデバイスプロセッサは、ステップ２０９及び合計された嗜好値に従って、モバイルデバイス上の全ての利用可能なアプリケーション／機能を並べ替えることができる。トッププライオリティアプリケーション／機能が、ユーザインタフェースメニューに予め表示されていない少なくとも１つのアプリケーション／機能を含む場合は、ユーザインタフェースメニューに予め表示されている少なくとも１つのアプリケーション／機能が、プライオリティのより高いアプリケーション機能に置き換えられることができる。論理上は、最も低い合計された嗜好値を持つアプリケーション／機能が、モバイルデバイスプロセッサによって、交換のために選択されることができる。しかしながら、ユーザは、ユーザインタフェースメニューにアプリケーション／機能を追加するモバイルデバイスプロセッサの提案を受諾することを望み得るが、ユーザインタフェースメニューから削除することを提案されたアプリケーション／機能には反対することを望むことができる。他の例では、モバイルデバイスプロセッサは、複数のアプリケーション／機能で、複数のアプリケーション／機能を置き換えることを提案することができる。これは、ユーザが、唯一の提案されたアプリケーション／機能置換の１つ又は一部を受諾することに同意するだけである場合であり得る。またさらに、ユーザは、ユーザインタフェースメニューを変更することよりはむしろ、モバイルデバイス１０プロセッサによって提案されたものとアプリケーション／機能を置き換えることを望み得、ユーザは、アプリケーション／機能の異なるセットを追加すること及び削除することを好むことができる。提案されたユーザインタフェースメニュー（例えば、最低の合計された嗜好値アプリケーション／機能を提案されたアプリケーション／機能で置き換える）がユーザによって受諾された場合（すなわち、判断２１５＝Ｙｅｓ）、モバイルデバイスプロセッサは、上述のステップ２２０と同様にユーザインタフェースメニューを変更することができる。しかしながら、提案されたユーザインタフェースメニューが、ユーザによって拒否された場合（すなわち、判断２１５の＝Ｎｏ）は、モバイルデバイス１０プロセッサは、ユーザインタフェースメニューに追加する及びユーザインタフェースメニューから削除するために、アプリケーションまたは機能のユーザの入力を受け取ることができ（ステップ２１６）、ユーザインタフェースメニューに適切な変更を加えることができる（ステップ２１７）。さらに、ユーザインタフェースメニューに及びユーザインタフェースメニューから追加する又は削除するアプリケーション／機能のユーザの選択は、嗜好テーブル３０２中の嗜好値を変更するために使用されることができる（ステップ２２５）。上述したように、ユーザがアプリケーションまたは機能を追加する提案を拒否した場合、このユーザ入力は、嗜好値が特定のユーザの要望に適切にキャリブレーションされていないことを示すことができる。状況を修正するには、モバイルデバイスプロセッサは、変更が不要であり得る提案されたが受諾されなかったアプリケーション／機能の嗜好重み係数を減少またはゼロにすることによって、嗜好テーブルの嗜好重み係数を変更することができる。対照的に、ユーザがモバイルデバイスプロセッサによって提案されていないアプリケーション／機能を追加することを選択する場合には、この追加は、選択されたアプリケーション／機能の嗜好重み係数を増加させる必要性を示すことができる。このようにして、図４、図７ａ及び図７Ｂに示されたマッピング機能の実装は、選択されたアプリケーション／機能が、将来、モバイルデバイスプロセッサによって提案されるだろう可能性がより高くなることができる。

ユーザは、しばしば、自身のモバイルデバイスを交換する。そうした際、ユーザは、古いモバイルデバイスから新しいものにユーザのカスタマイズされたユーザインタフェースメニューを転送することを望むことができる。ユーザの以前のモバイルデバイス上に出現するユーザインタフェースメニューが、同じカスタマイズされたユーザインタフェースを取得するために、様々な実施形態に従って、ユーザの行動パターンに基づいて生成され変更される場合、ユーザは、新しいモバイルデバイス上で自身の行動の複製を作ることを要求されることができる。ユーザが長期間の間、以前のモバイルデバイスを使用した場合には、これは時間がかかることができる。モバイルデバイスから置き換えデバイスにユーザの活動記録を転送することによって、ユーザは、１つのモバイルデバイスから他へユーザインタフェースメニューのシームレスな移行を保証することができ得る。或いは、第２のユーザが、第１のユーザのモバイルデバイスに出現するカスタマイズされたユーザインタフェースメニューを高く評価し、第２のユーザのモバイルデバイス上で同じカスタマイズされたユーザインタフェースメニューを得ることを望む場合には、第２のユーザは、第２のユーザのモバイルデバイスで第１のユーザの活動記録を受け取って、ロードすることができる。このようにして、図７Ａに示された実施形態などの、実施形態方法の以降の実装は、同様のカスタマイズされたユーザインタフェースメニューになるだろう。

活動記録は、種々の方法の何れかで、あるデバイスから別のデバイスへ転送されることができる。例えば、活動記録は、あるデバイスから別のデバイスに物理的に移動されるポータブルＳＩＭカードに保存されることができる。或いは、活動記録データは、任意の無線通信プロトコル及び技術（例えば、８０２．１１、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、Ｚｉｇｂｅｅ（登録商標）、ニアフィールド通信、赤外線通信、等々）を使用して、有線または無線接続を介してダウンロードされることができる。さらに、第１のモバイルデバイスに出現するユーザの活動記録は、リモートサーバのメモリなどのリモートストレージサイトにアップロードされることができ、第２のモバイルデバイスに活動記録をダウンロードするために、ダイレクトリンクまたはネットワークリンク（例えば、プライベートイントラネットまたは公共のインターネット）を介して第２のモバイルデバイスによってアクセスされることができる。

図８ａは、第２の（置き換え）モバイルデバイスが第１のモバイルデバイス上で実装されたユーザインタフェースメニューと同様にカスタマイズされたユーザインタフェースメニューを取得することができる実施形態方法を示している。メインループルーチン（ステップ２０１）を実行している間、第２のモバイルデバイスプロセッサは、外部ソースから活動記録テーブルを受け取ることができる（ステップ２３０）。外部ソースは、第１のモバイルデバイス、または、リモートサーバメモリなどの活動記録テーブルを保存する外部記憶装置であることができる。そして、第２のモバイルデバイスプロセッサは、第２のモバイルデバイスメモリに現在格納されている活動記録データテーブルを置き換える又は拡張することができる（ステップ２３１）。例えば、第２のモバイルデバイスの活動記録は、以前に第１のモバイルデバイス活動記録で以前に識別されていない追加のアプリケーション／機能を持つことができる。したがって、第２のモバイルデバイスに格納された活動記録テーブルは、第２のモバイルデバイス活動記録に保存された対応するアプリケーション／機能の値に、特定された各アプリケーション／機能のカウンタ値または使用頻度情報を追加することによって、現在保存されている活動記録を強化するために使用されることができる。さらに、任意のアプリケーション／機能が第２のデバイス活動記録には出現しない、第１のモバイルデバイス活動記録中で識別される場合、その識別されたアプリケーション／機能は、第２のモバイルデバイス活動記録に追加されることができる。これは、特定のアプリケーション／機能が変更される、または新しいアプリケーション／機能によって置き換えられるときに発生することができ、或いは、あるいは単に時代遅れ（例えば、赤外線データ転送）であることがあり得る。第２のモバイルデバイスの活動記録テーブルが置き換えまたは拡張されたならば、第２のモバイルデバイスプロセッサは、（例えば、図４、図７Ａ及び図７Ｂのステップ２０６を実行するなど）ユーザインタフェースメニューを変更する処理を任意に実装することができる（ステップ２４０）。或いは、第２のモバイルデバイスプロセッサは、単にメインループ２０１に戻り、マッピング機能処理を実行するための時間が経過するまで待機することができる。

図８Ｂは、第１のモバイルデバイスのそれと同様であるように第２のモバイルデバイスのユーザインタフェースメニューをカスタマイズするための代替実施形態方法を示している。図８Ａに示された処理流れと同様に、第２のモバイルデバイスプロセッサは、メインループルーチン２０１を実行し、（直接または間接的に）第１のモバイルデバイスから活動記録テーブルを受け取ることができる（ステップ２３０）。第２のモバイルデバイスプロセッサは、第２のモバイルデバイスに格納された活動記録データテーブルを置き換える又は拡張することができる（ステップ２３１）。第１のモバイルデバイスに実装されたカスタマイズされたユーザインタフェースメニューは、ユーザの活動記録と嗜好テーブル３０２に格納された嗜好重み係数に加えられた変更との両方の結果であることができるので、第２のモバイルデバイスプロセッサはまた、第１のモバイルデバイスから変更された嗜好重み係数を受け取ることもできる（ステップ２３２）。変更された嗜好重み係数を受け取ったならば、第２のモバイルデバイスプロセッサは、第１のモバイルデバイスから受け取った嗜好重み係数で、第２のモバイルデバイスのメモリに格納された嗜好テーブル３０２を置き換えるまたは拡張することができる）（ステップ２３３）。第２のモバイルデバイスの活動記録テーブルが置き換えまたは拡張されたならば、第２のモバイルデバイスプロセッサは、任意に（例えば、図４、図７Ａ及び図７Ｂを参照して上述したステップ２０６を実装することなどにより）ユーザインタフェースメニューを変更する処理を直ちに実装することができる（ステップ２４０）。或いは、第２のモバイルデバイスプロセッサは、単にメインループ（ステップ２０１）に戻り、再びマッピング機能処理を実行する時間になるまで待つことができる。

図８Ｃは、第１のモバイルデバイスのそれと同様であるように、第２のモバイルデバイスのユーザインタフェースメニューをカスタマイズするためのさらに別の実施形態方法を示している。この代替実施形態では、活動記録及び／または嗜好テーブルを移行することよりもむしろ、合計された嗜好値テーブルが、第１のモバイルデバイスから第２のモバイルデバイスに移行されることができる。したがって、第２のモバイルデバイスプロセッサがメインループルーチン（ステップ２０１）を実行している間に、第１のモバイルデバイスから合計された嗜好値テーブル（例えば、テーブル３０３、３０４又は３０５）を受け取ることができる（ステップ２５０）。第２のモバイルデバイスに合計された嗜好値テーブル（３０３、３０４、３０５）を移行することによって、第２のモバイルデバイスプロセッサは、第２のモバイルデバイスユーザインタフェースメニューに現在表示されているアプリケーション／機能を、受け取った合計された嗜好値テーブルで識別されたトッププライオリティアプリケーション／機能と単に比較することができる（図４のステップ２０８）。そして、第２のモバイルデバイスプロセッサは、受け取った合計された嗜好値テーブルで識別されたトッププライオリティアプリケーション／機能がユーザインタフェースメニューに今、表示されるように、第２のモバイルデバイスに表示されているユーザインタフェースメニューを置き換えることができる（図４のステップ２０９）。或いは、第２のモバイルデバイスプロセッサは、第２のモバイルデバイスプロセッサが、ユーザインタフェースメニューに現在表示されているアプリケーション／機能を、受け取った合計された嗜好値テーブルで識別されたトッププライオリティアプリケーション／機能で置き換えることを提案すべきかどうかを判断するために、受け取った合計された嗜好値テーブルで識別されたトッププライオリティアプリケーション／機能と比較することができる（図７Ａ及び図７Ｂのステップ２１１〜２２０）。

様々な実施形態での使用に適した典型的なモバイルデバイスは、図９に示されたコンポーネントを共通に有するだろう。例えば、例示的なモバイルデバイス１０は、内部メモリ１９２、ディスプレイ１９３、及びスピーカ１９９に結合された、プロセッサ１９１を含むことができる。さらに、モバイルデバイス１０は、プロセッサ１９１に結合された無線データリンク及び／または携帯電話トランシーバ１９５に接続されている、電磁放射を送信及び受信するためアンテナ１９４を有することができる。幾つかの実装では、トランシーバ１９５と、携帯電話通信に使用されるプロセッサ１９１及びメモリ１９２の部分とは、それが無線データリンクを介してデータインタフェースを提供するので、総称して、エアインタフェースと称される。モバイルデバイスはまた、典型的には、ユーザ入力を受け取るための、キーパッド１９６またはミニチュアキーボードと、メニュー選択ボタンまたはロッカスイッチ１９７と、も含む。

プロセッサ１９１は、任意のプログラム可能なマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはマルチプルプロセッサチップ、または、本明細書に記載された種々の実施形態の機能を含む様々な機能を実行するためのソフトウェア命令（アプリケーション）によって構成され得るチップ、であることができる。幾つかのモバイルデバイスでは、マルチプルプロセッサ１９１は、無線通信機能用途の１つのプロセッサと他のアプリケーションの実行用途の１つのプロセッサと、のように、提供されることができる。通常、ソフトウェアアプリケーションは、それらがプロセッサ１９１にアクセスされてロードされる前に、内部メモリ１９２に格納されることができる。幾つかのモバイルデバイスでは、プロセッサ１９１は、アプリケーションソフトウェア命令を格納するのに十分な内部メモリを含むことができる。モバイルデバイス１０はまた、ユーザ活動記録及び嗜好重み係数のテーブルなどのデータを格納するためのスマートカードなどの別個のメモリチップ１９０を含むこともできる。幾つかのモバイルデバイスでは、セキュリティ保護されたメモリが、プロセッサ１９１に結合された別個のメモリチップ中にあることができる。多くのモバイルデバイス１０では、内部メモリ１９２は、揮発性メモリまたはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、またはその両方の混合物であることができる。この説明の目的のために、メモリへの一般的な引用は、内部メモリ１９２、メモリチップ１９０、モバイルデバイスにプラグインされた取り外し可能なメモリ、及びプロセッサ１９１それ自体内のメモリ、を含む、プロセッサ１９１によってアクセス可能な全てのメモリを指す。

上述した数多くの実施形態はまた、図１０に示されたサーバ２４００などの様々なリモートサーバデバイスの何れかで実装されることができる。そのようなサーバ２４００は、典型的には、揮発性メモリ２４０２と、ディスクドライブ２４０３などの大容量の不揮発性メモリと、に結合された、プロセッサ２４０１を含む。サーバ２１０はまた、プロセッサ２４０１に結合された、フロッピー（登録商標）ディスクドライブ及び／またはコンパクトディスク（ＣＤ）ドライブ２４０６を含むこともできる。サーバ２１０はまた、インターネットなどのネットワーク回路２４０５とのデータ接続を確立するためのプロセッサ２４０１に結合されたネットワークアクセスポート２４０４を含むこともできる。

前述の方法の説明及び処理流れ図は、例示的な例としてのみ提供されており、様々な実施形態のステップが示されている順序で実行されなければならないことを必要とする又は意味するものではない。当業者によって理解されるだろうように、上記実施形態におけるステップの順序は、任意の順序で実行されることができる。「その後」、「そして」、「次」、等々の言葉は、ステップの順序を制限することを意図されておらず；これらの言葉は、単に、上記方法の説明を通して読み手をガイドするために使用されているに過ぎない。さらに、例えば、冠詞「ａ」、「ａｎ」又は「ｔｈｅ」を使用して、単数形の要素を請求する何れの参照も、単数形に要素を限定するものとして解釈されるべきではない。

本明細書に開示される実施形態に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組み合わせ、として実装されることができる。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、その機能の面に関して概して上で説明された。そのような機能が、ハードウェアとソフトウェアの何れで実装されるかは、特定のアプリケーション及びシステム全体に課せられた設計上の制約に依存する。当業者は、それぞれの特定のアプリケーションのために、様々な方法で、説明された機能を実装することができるが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。

本明細書に開示された態様と関連して説明された様々な例示論理、論理ブロック、モジュール、及び回路を実装するために使用されるハードウェアは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または、本明細書で説明された機能を実行するために設計されたそれらの任意の組み合わせ、で実装または実行されることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであることができるが、代替的に、プロセッサは、何れかの従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、ＤＳＰとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと関連した１つ以上のマイクロプロセッサ、または何れかの他のこのような構成、として実装されることもできる。或いは、幾つかのステップまたは方法は、所与の機能に固有のものである回路によって実行されることができる。

１つ以上の例示的な態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実装されることができる。ソフトウェアで実装される場合には、機能は、コンピュータ可読媒体上に、１つ以上の命令またはコードとして、保存される又は送信されることができる。本明細書に開示された方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体上に存在し得る、実行されたプロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールで具現化されることができる。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所にコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体の両方を含むことができる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る利用用可能な何れのメディアも含む。限定ではなく、一例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気ストレージデバイス、または、命令またはデータ構造の形で所望のプログラムコードを運ぶまたは格納するために使用されることができ且つコンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体、を含むことができる。また、どのような接続も、コンピュータ可読媒体と適切に称される。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線（ＤＳＬ）、または、赤外線，ラジオ及びマイクロ波などの無線技術、を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから、ソフトウェアが送信された場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、ＤＳＬ、または赤外線，ラジオ、マイクロ波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書中で使用されるようなディスク（disk）及びディスク（disc）は、コンパクトディスク（ＣＤ）、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）、フロッピーディスク、及びブルーレイディスクを含み、ここで、ディスク（disk）は通常は磁気的にデータを再生し、ディスク（disc）はレーザで光学的にデータを再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。さらに、方法またはアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品に組み込まれることができる、機械可読媒体及び／またはコンピュータ可読媒体上のコード及び／または命令の１つ以上の任意の組み合わせ又はセットとして存在することができる。

開示された実施形態の前述の説明は、本発明を行うまたは使用することを当業者に可能とするために提供される。これらの実施形態に対する様々な修正は、容易に当業者に明らかであり、ここで定義された一般的な原理は、本発明の精神または範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用されることができる。したがって、本発明は、本明細書中に示された実施形態に限定されることを意図されるものではなく、以下の特許請求の範囲及び本明細書に開示された原理及び新規な特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
（１） モバイルデバイス上で利用可能な有益なアプリケーションを表示するためにユーザインタフェースメニューをカスタマイズする方法であって、
上記モバイルデバイスのユーザによって使用される各アプリケーションの使用の尺度を含む活動記録を生成することと、
アプリケーションのプライオリティを生成するために、上記モバイルデバイス上で利用用可能なアプリケーションに活動記録をマッピングすることと、
上記モバイルデバイス上で利用可能な上記アプリケーションよりも少ない数のアプリケーションを表示している現在のユーザインタフェースメニューに、プライオリティの高いアプリケーションの何れかが含まれていないかどうかを判断することと、及び、
プライオリティの高いアプリケーションが上記現在のユーザインタフェースメニューに含まれていないと判断された場合、そのプライオリティの高いアプリケーションを表示するように上記ユーザインタフェースメニューを変更することと、
を備える、方法。
（２） 上記アプリケーションは、ソフトウェアアプリケーションまたはハードウェア機能であり得る、（１）の方法。
（３） 各アプリケーションの使用の上記尺度は、使用頻度を備える、（１）の方法。
（４） アプリケーションのプライオリティを生成するために、上記モバイルデバイス上で利用用可能なアプリケーションに活動記録をマッピングすることは、
上記モバイルデバイス上で利用可能な他の各アプリケーションとの嗜好値を生成するために、嗜好重み係数を各アプリケーションの使用頻度に乗算することと、
上記モバイルデバイス上で利用可能な全てのアプリケーションのために上記乗算ステップを繰り返すことと、
総嗜好値を生成するために、各アプリケーションの嗜好値を合計することと、及び、
それらの総嗜好値に基づいて、上記モバイルデバイス上で利用可能なアプリケーションにプライオリティを付けることと、
を備え、
プライオリティの高いアプリケーションは、最大の総嗜好値を有する上記ユーザインタフェースメニューにリストされている上記アプリケーションである、
方法。
（５） 上記トッププライオリティのアプリケーションの何れかが上記現在のユーザインタフェースメニューに含まれていないと判断された場合、上記現在のユーザインタフェースメニューに、プライオリティの高いアプリケーションを追加する提案を表示すること、
をさらに備える、（４）の方法。
（６） 上記ユーザインタフェースメニューにプライオリティの高いアプリケーションを追加する上記表示された提案に対するユーザ応答を受け取ること、
をさらに備え、
上記プライオリティの高いアプリケーションを表示するように上記ユーザインタフェースメニューを変更することは、上記表示された提案のユーザ受諾の受け取りに応答して行われる、
（５）の方法。
（７） 上記ユーザインタフェースメニューにプライオリティの高いアプリケーションを追加する上記表示された提案に対するユーザの応答を受け取ることと、及び、
上記ユーザの応答が上記表示された提案の拒否を示す場合、上記嗜好重み係数を変更することと、
をさらに備える、（５）の方法。
（８） 上記変更されたユーザインタフェースメニューに含むようにトッププライオリティのアプリケーションの上記表示の提案に対するユーザの応答を受け取ることであって、上記ユーザの応答は、上記表示された提案への変更を示す、ユーザの応答を受け取ることと、
上記表示された提案への上記変更に従って上記ユーザインタフェースメニューを変更することと、及び、
上記表示された提案への上記変更を反映するように、上記嗜好重み係数を変更することと、
をさらに備える、（５）の方法。
（９） 第１のモバイルデバイスに実装されたカスタマイズされたユーザインタフェースメニューと一致するように、第２のモバイルデバイスのユーザインタフェースメニューをカスタマイズする方法であって、
上記第１のモバイルデバイスから第１のモバイルデバイス活動記録を受け取ることと、
上記受け取った第１のモバイルデバイス活動記録に含まれる識別されたアプリケーション及び使用価値の尺度を反映するように、格納された活動記録を修正することと、
アプリケーションのプライオリティを生成するために、上記第２のモバイルデバイス上で利用可能なアプリケーションに上記変更された活動記録をマッピングすることと、
上記第２のモバイルデバイス上で利用可能な上記アプリケーションよりも少ない数のアプリケーションを表示している現在のユーザインタフェースメニューに、プライオリティの高いアプリケーションの何れかが含まれていないかどうかを判断することと、及び、
プライオリティの高いアプリケーションが上記現在のユーザインタフェースメニューに含まれていないと判断された場合、そのプライオリティの高いアプリケーションを表示するように上記ユーザインタフェースメニューを変更することと、
を備える、方法。
（１０） 上記格納された活動記録を修正することは、
上記格納された活動記録を、上記受け取った第１のモバイルデバイス活動記録で置き換えること、
を備える、（９）の方法。
（１１） 上記格納された活動記録を修正することは、
上記格納された活動記録を、上記受信した第１のモバイルデバイス活動記録からの値で拡張すること、
を備える、（９）の方法。
（１２） 上記第１のモバイルデバイスから、変更された嗜好重み係数を含む第１の嗜好テーブルを受け取ることと、及び、
上記受け取った第１の嗜好テーブルに含まれる上記変更された嗜好重み係数を反映するように、上記第２のモバイルデバイスに格納された第２の嗜好テーブルを変更することと、
をさらに備える、（９）の方法。
（１３） 上記格納された嗜好テーブルを変更することは、
上記第２の嗜好テーブルを、上記受け取った第１の嗜好テーブルで置き換えること、
を備える、（１２）の方法。

Claims (13)

1. モバイルデバイス上で利用可能な有益なアプリケーションを表示するためにユーザインタフェースメニューをカスタマイズする方法であって、
   上記モバイルデバイスのコンピュータによって、上記モバイルデバイスのユーザによって使用された各アプリケーションの使用の尺度を含む活動記録を生成することと、
   上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記活動記録と、上記モバイルデバイス上で利用可能なアプリケーション各々と上記モバイルデバイスの上記ユーザによって使用された他のアプリケーションのそれぞれとの間の嗜好関係と、に基づいて、上記モバイルデバイス上で利用可能なアプリケーションのプライオリティを生成することであって、上記嗜好関係は、上記モバイルデバイス上の他のアプリケーションの使用に関するユーザ調査に基づいた、上記モバイルデバイス上のあるアプリケーションについてのユーザの嗜好重み係数を示す、上記モバイルデバイス上で利用可能なアプリケーションのプライオリティを生成することと、
   上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記モバイルデバイス上で利用可能な上記アプリケーションよりも少ない数のアプリケーションを表示している現在のユーザインタフェースメニューに、プライオリティの高いアプリケーションの何れかが含まれていないかどうかを判断することと、及び、
   上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、プライオリティの高いアプリケーションが上記現在のユーザインタフェースメニューに含まれていないとの判断に応じて、そのプライオリティの高いアプリケーションを表示するように上記ユーザインタフェースメニューを変更することと、
   を備える、方法。
2. 上記アプリケーションは、ソフトウェアアプリケーションまたはハードウェア機能であり得る、請求項１の方法。
3. 各アプリケーションの使用の上記尺度は、使用頻度を備える、請求項１の方法。
4. 上記モバイルデバイス上で利用可能なアプリケーションのプライオリティを生成することは、
   上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記モバイルデバイス上で利用可能な他の各アプリケーションとの嗜好値を生成するために、上記嗜好重み係数を各アプリケーションの使用頻度に乗算することと、
   上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記モバイルデバイス上で利用可能な全てのアプリケーションのために上記乗算ステップを繰り返すことと、
   上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、総嗜好値を生成するために、各アプリケーションの嗜好値を合計することと、及び、
   上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、それらの総嗜好値に基づいて、上記モバイルデバイス上で利用可能なアプリケーションにプライオリティを付けることと、
   を備え、
   プライオリティの高いアプリケーションは、最大の総嗜好値を有する上記ユーザインタフェースメニューにリストされている上記アプリケーションである、
   請求項３の方法。
5. 上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、何れかのトッププライオリティのアプリケーションが上記現在のユーザインタフェースメニューに含まれていないとの判断に応じて、上記現在のユーザインタフェースメニューに、プライオリティの高いアプリケーションを追加する提案を表示すること、
   をさらに備える、請求項４の方法。
6. 上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記ユーザインタフェースメニューにプライオリティの高いアプリケーションを追加する上記表示された提案に対するユーザ応答を受け取ること、
   をさらに備え、
   上記プライオリティの高いアプリケーションを表示するように上記ユーザインタフェースメニューを変更することは、上記表示された提案のユーザ受諾の受け取りに応答して行われる、
   請求項５の方法。
7. 上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記ユーザインタフェースメニューにプライオリティの高いアプリケーションを追加する上記表示された提案に対するユーザの応答を受け取ることと、及び、
   上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記ユーザの応答が上記表示された提案の拒否を示す場合、上記嗜好重み係数を変更することと、
   をさらに備える、請求項５の方法。
8. 上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記変更されたユーザインタフェースメニューに含むようにトッププライオリティのアプリケーションの上記表示の提案に対するユーザの応答を受け取ることであって、上記ユーザの応答は、上記表示された提案への変更を示す、ユーザの応答を受け取ることと、
   上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記表示された提案への上記変更に従って上記ユーザインタフェースメニューを変更することと、及び、
   上記モバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記表示された提案への上記変更を反映するように、上記嗜好重み係数を変更することと、
   をさらに備える、請求項５の方法。
9. 第１のモバイルデバイスに実装されたカスタマイズされたユーザインタフェースメニューと一致するように、第２のモバイルデバイスのユーザインタフェースメニューをカスタマイズする方法であって、
   上記第２のモバイルデバイスのコンピュータによって、上記第１のモバイルデバイスから第１のモバイルデバイス活動記録を受け取ることと、
   上記第２のモバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記受け取った第１のモバイルデバイス活動記録に含まれる識別されたアプリケーション及び使用の尺度を反映するように、上記第２のモバイルデバイスに格納された活動記録を修正することと、
   上記第２のモバイルデバイスの上記コンピュータによって、修正された活動記録と、上記第２のモバイルデバイス上で利用可能なアプリケーション各々と上記第２のモバイルデバイスのユーザによって使用された他のアプリケーションのそれぞれとの間の嗜好関係と、に基づいて、上記第２のモバイルデバイス上で利用可能なアプリケーションのプライオリティを生成することであって、上記嗜好関係は、上記第２のモバイルデバイス上の他のアプリケーションの使用に関するユーザ調査に基づいた、上記第２のモバイルデバイス上のあるアプリケーションについてのユーザの嗜好重み係数を示す、上記第２のモバイルデバイス上で利用可能なアプリケーションのプライオリティを生成することと、
   上記第２のモバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記第２のモバイルデバイス上で利用可能な上記アプリケーションよりも少ない数のアプリケーションを表示している現在のユーザインタフェースメニューに、プライオリティの高いアプリケーションの何れかが含まれていないかどうかを判断することと、及び、
   上記第２のモバイルデバイスの上記コンピュータによって、プライオリティの高いアプリケーションが上記現在のユーザインタフェースメニューに含まれていないとの判断に応じて、そのプライオリティの高いアプリケーションを表示するように上記ユーザインタフェースメニューを変更することと、
   を備える、方法。
10. 上記格納された活動記録を修正することは、
    上記第２のモバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記格納された活動記録を、上記受け取った第１のモバイルデバイス活動記録で置き換えること、
    を備える、請求項９の方法。
11. 上記格納された活動記録を修正することは、
    上記第２のモバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記格納された活動記録を、上記受け取った第１のモバイルデバイス活動記録からの値で拡張すること、
    を備える、請求項９の方法。
12. 上記第２のモバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記第１のモバイルデバイスから、変更された嗜好重み係数を含む第１の嗜好テーブルを受け取ることと、及び、
    上記第２のモバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記受け取った第１の嗜好テーブルに含まれる上記変更された嗜好重み係数を反映するように、上記第２のモバイルデバイスに格納された第２の嗜好テーブルを変更することと、
    をさらに備える、請求項９の方法。
13. 上記格納された嗜好テーブルを変更することは、
    上記第２のモバイルデバイスの上記コンピュータによって、上記第２の嗜好テーブルを、上記受け取った第１の嗜好テーブルで置き換えること、
    を備える、請求項１２の方法。

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