JP5630516B2 - 遠心送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、換気送風機器や空気調和機器等に使用される遠心羽根車と遠心送風機に関するものである。
近年、居住および非居住空間で使用される換気送風機器および空気調和機器において、設置スペースの減少に伴い機器の小型化が要求される一方、送風効率を向上し、騒音を低減した遠心送風機が要求されている。
以下、この種の遠心送風機について、図8を参照しながら説明する。図8に示すように、遠心送風機101はベルマウス状の吸込み口102を備えた吸込み板103と前記吸込み板103に対向する背板104とで渦巻き状で吐出口105を有する側壁106を挟んで構成されたケーシング107と、ケーシング107の内部に複数のブレード108を挟むように取り付けられ多翼羽根車形状を形成する遠心羽根車109が、背板104に取り付けられた電動機110に連結され、ケーシング107の背板104のうち遠心羽根車109より外側の部分が回転軸方向に膨出し、その膨出の度合いが回転方向に吐出口105に向かって大きくなった構成になっている(例えば、特許文献1参照)。
上記構成により、電動機110から駆動力を与えて遠心羽根車109を回転させることにより、吸込み空気111が、吸込み口102を通過し、ブレード108へ流入して昇圧され、ブレード108から流出して更に渦巻き状のケーシング107を通る際に徐々に動圧が静圧に変換され、吐出口105から外部へ排出される。このとき、ケーシング107の背板104のうち遠心羽根車109より外側の部分が回転軸方向に膨出しているので、遠心羽根車109から流出した流れが通ることのできる流路が広くなり風速を低減して乱流の発生を抑制することができ、また吐出口105に向かうに従って流路が徐々に拡大するために、風速が徐々に低下してさらに乱流の発生を抑制することができ、風量が多い場合に遠心送風機101の効率の向上や騒音の低減を図ることができる。
特許第2690005号公報
このような従来の遠心送風機101では、遠心送風機101に前置されるフィルター等の障害物や狭窄風路での圧力損失、吐出口105以降の狭窄風路での圧力損失や外風圧等の外的要因により送風機101に付加される静圧が変化した場合、遠心送風機101と電動機110の動作特性と関連して、または電動機110の制御方式と制御内容に関連して、遠心羽根車111の回転数が変化し、ブレード108の中で主に昇圧の仕事をする領域の軸方向位置が変化する。具体的には、遠心送風機101に付加される静圧が小さく風量が多い場合、ブレード108は軸方向にみてやや背板104側で多くの仕事をするため、ブレード110からケーシング107に流出する流れの主流112は背板104側に向き、ケーシング107の流路全体に空気が流れる。また送風機101に付加される静圧が大きく風量が小さい場合、昇圧のために空気に与える遠心力を増やすためにブレード108は軸方向にみて吸込み口102側で多くの仕事をし、ブレード110からケーシング107に流出する流れの主流112は回転軸に対し水平な方向に近づき、また、さらにブレード108から流出した流れの一部が吸込み口102と遠心羽根車109の隙間から再度遠心羽根車109に流入して循環流れを形成するため、主流112の一部は吸込み口102側に向き、ケーシング107の流路全体に空気が流れず、吸込み口102側に偏った流れとなる。よって、遠心送風機101に付加される静圧が大きく風量が小さい場合、ケーシング107内で偏った流れとなり、ケーシング107内で乱流が発生し、流路が徐々に拡大すると更に乱流の領域が多くなり、遠心送風効率が低下し、騒音が大きくなるという課題があり、遠心送風機101に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制する遠心送風機を提供することを目的としている。
本発明の遠心送風機は上記目的を達成するために、動力部と、前記動力部によって回転し空気を送風する遠心羽根車と、前記遠心羽根車を内包するケーシングを備え、前記ケーシングは前記遠心羽根車の回転軸と略並行な外周壁と、吸込み口を備えた吸込み側壁と、前記吸込み側壁と対向する反吸込み側壁とを備えた遠心送風機で、前記吸込み側壁の前記吸い込み口に外径が前記遠心羽根車の内径より小さい吸い込み胴を備え、前記ケーシングに可動部を備え、前記可動部は、吸い込み側壁と外周壁の一部を形成し、回転軸方向に可動してケーシングの内容積を変更するものであり、ケーシングの内容積が小さくなるように吸込み側壁が移動した場合に、前記遠心羽根車から流出した流れの一部が吸い込み口と遠心羽根車の隙間から再度流入する循環流れを抑制できるように吸込み胴を遠心羽根車に入り込ませることができる遠心送風機としたものである。
この手段により、遠心送風機に付加される静圧が小さく風量が大きい動作状態では、ケーシングの内容積を大きくして、遠心羽根車から流出した流れが通る流路を広くして風速を低減して乱流の発生を抑制することができ、遠心送風機に付加される静圧が大きく風量が小さい動作状態では、ケーシングの内容積を小さくして、ケーシング内で偏った流れが発生して乱流が発生することを抑制することができ、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができる遠心送風機が得られる。特に、遠心送風機に付加される静圧が大きく風量が小さい動作状態でケーシングの内容積が小さくなるように吸込み側壁が吸込み口と共に移動した場合に、吸込み胴が遠心羽根車に入り込むことができ、遠心羽根車から流出した流れの一部が吸込み口と遠心羽根車の隙間から再度遠心羽根車に流入して循環流れを形成することを抑制することができ、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができる遠心送風機が得られる。
本発明によれば、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制する遠心送風機を提供できる。
本発明の前提の形態1の遠心送風機のHc最大時を示す側断面図 本発明の前提の形態1の遠心送風機のHc最小時を示す側断面図 本発明の前提の形態1の遠心送風機の効果を示すグラフ(a)Hcを最大、最小に固定した場合の遠心送風機の特性を示すグラフ(b)Hcを可動にした場合の遠心送風機の特性を示すグラフ 本発明の実施の形態の遠心送風機のHc最小時を示す側断面図 本発明の参考の形態の遠心送風機のHc最大時を示す側断面図 本発明の参考の形態の遠心送風機のHc最小時を示す側断面図 本発明の実施の形態の遠心送風機を示す側断面図 従来の遠心送風機を示す側断面図
本発明の請求項1記載の発明は、動力部と、前記動力部によって回転し空気を送風する遠心羽根車と、前記遠心羽根車を内包するケーシングを備え、前記ケーシングは前記遠心羽根車の回転軸と略並行な外周壁と、吸込み口を備えた吸込み側壁と、前記吸込み側壁と対向する反吸込み側壁とを備えた遠心送風機で、前記吸込み側壁の前記吸い込み口に外径が前記遠心羽根車の内径より小さい吸い込み胴を備え、前記ケーシングに可動部を備え、前記可動部は、吸い込み側壁と外周壁の一部を形成し、回転軸方向に可動してケーシングの内容積を変更するものであり、ケーシングの内容積が小さくなるように吸込み側壁が移動した場合に、前記遠心羽根車から流出した流れの一部が吸い込み口と遠心羽根車の隙間から再度流入する循環流れを抑制できるように吸込み胴を遠心羽根車に入り込ませることができる遠心送風機としたものであり、遠心送風機に付加される静圧が小さく風量が大きい動作状態では、ケーシングの内容積を大きくして、遠心羽根車から流出した流れが通る流路を広くして風速を低減して乱流の発生を抑制することができ、遠心送風機に付加される静圧が大きく風量が小さい動作状態では、ケーシングの内容積を小さくして、ケーシング内で偏った流れが発生して乱流が発生することを抑制することができ、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができるという作用を有する。特に、遠心送風機に付加される静圧が大きく風量が小さい動作状態でケーシングの内容積が小さくなるように吸込み側壁が吸込み口と共に移動した場合に、吸込み胴が遠心羽根車に入り込むことができ、遠心羽根車から流出した流れの一部が吸込み口と遠心羽根車の隙間から再度遠心羽根車に流入して循環流れを形成することを抑制することができ、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
前提の形態1)
本発明の前提の形態1を図1および図2を用いて説明する。図に示すように、浴室やトイレなどの空間を換気するために天井に取り付けられる天井埋込型換気扇として使用される遠心送風機1は、下面が開口し側面2にダクト接続用開口3を備えた258mm角で高さが198mmの外郭4内に、回転軸5を有し直径75mmで高さ80mmの電動機6と、電動機6の回転軸5に回転可能に固定された多翼形状の遠心羽根車7と、遠心羽根車7を取り囲むようにケーシング8を備えている。
遠心羽根車7は、電動機6に固定される主板14と、主板14の外周側に環状に複数(50枚)配置されたブレード外径が182mmでブレード内径が155mmで回転軸5の方向のブレード長さが60mmのブレード15を備え、ブレード15のブレード先端部16は外周に取り付けられる環状板17により支えられている。
ケーシング8は、外郭4に面するベルマウス状で吸込み口内径が155mmで回転軸5と同心の吸込み口9を備えた吸込み側壁10と、吸込み側壁10と距離Hcを持って対向し電動機6が固定される反吸込み側壁11と、渦巻状で回転軸5と略平行で吸込み側壁10と一体の外周壁12で構成され、外周壁12は外郭4のダクト接続用開口3と連通した吐出口13を備えている。
吸込み側壁10は吸込み口部20と吸込み口外周部21を備え、また外周壁12は固定部18と、吸込み側壁10の吸込み口外周部21と一体の可動部19を備え、可動部19を電動機6の回転軸5方向(以下回転軸方向と称す)にスライド移動させ、距離Hcが70mmから110mmに変更できる構成となっている。
この構成により、回転軸5に電動機6から駆動力を与えて遠心羽根車7を回転させることにより、吸込み空気が吸込み口9を通過し、ブレード15へ流入して昇圧され、ブレード15から流出して更にケーシング8を通る際に徐々に動圧が静圧に効率よく変換され、吐出口13から外部へ排出される。
このとき、遠心送風機1に付加される静圧が小さく風量が大きい動作状態では、図1に示すように可動部19を可動範囲の中で距離Hcが最大になる位置(Hc=110mm)とすることにより、ケーシング8の内容積を大きくして、遠心羽根車7から流出した流れが通る流路を広くして風速を低減して乱流の発生を抑制することができ、また、遠心送風機1に付加される静圧が大きく風量が小さい動作状態では、図2に示すように可動部19を可動範囲の中で距離Hcが最小になる位置(Hc=70mm)とすることにより、ケーシング8の内容積を小さくして、ケーシング8内で偏った流れが発生して乱流が発生することを抑制することができ、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができる。
また、可動部19が吸込み側壁10の吸込み口外周部21と外周壁12の一部であるため、遠心送風機1の基本的な特性を決定付ける要因である回転軸方向から見た遠心羽根車7とケーシング8の形状の位置関係を一定に保ってケーシング8の内容積を変更することができ、内容積の変更による遠心送風機1の送風効率や騒音の低下を抑制することができ、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができる。
また、吸込み側壁10の吸込み口9と遠心羽根車7との相対的な位置関係を常に保持して吸込み口9と遠心羽根車7の隙間22を一定に保つことができ、遠心羽根車7から流出した流れの一部が吸込み口9と遠心羽根車7の隙間22から再度遠心羽根車7に流入して循環流れを形成することを抑制することができ、遠心送風機1に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができる。
図3に本発明の遠心送風機1の風量−静圧特性と騒音特性を比較したグラフを示す。
図3(a)のグラフの実線Aは吸込み側壁10と反吸込み側壁11の距離Hcを最大に固定した場合の風量−静圧特性を示し、実線Bはその時の騒音特性を示す。また破線Aは距離Hcを最小に固定した場合の風量−静圧特性を示し、破線Bはその時の騒音特性を示す。距離Hcが最大の時、すなわちケーシング8の内容積が最大の時は、距離Hcが最小の時、すなわちケーシング8の内容積が最小の時と比較し、静圧が低く風量が多い場合、同じ静圧でも風量が多く、送風効率が良いことが分かり、また騒音も低いことが分かる。また逆に静圧が高く風量が小さい場合は距離Hcが最小のとき、すなわちケーシング8の内容積が最小のときの方が同じ静圧でも風量が多く、送風効率が良いことが分かり、また騒音も低いことが分かる。
図3(b)のグラフは吸込み側壁10と反吸込み側壁11の距離Hcを可動部19を動かして変更した場合のグラフであり、実線Aは風量−静圧特性を示し、実線Bは騒音特性を示す。図3(a)に示す吸込み側壁10と反吸込み側壁11の距離Hcが最大、最小で固定された場合と比較し、可動部19により距離Hcを変更することにより、遠心送風機1に付加される静圧が変わり風量が変わっても、送風効率が良く、低騒音であることが分かる。
なお、本実施の形態1ではケーシング8の吸込み側壁10と反吸込み側壁11の距離Hcを変更することでケーシング8の内容積を変更したが、回転軸方向から見たケーシング8の外周壁12の渦巻き形状を変更することでケーシング8内容積を変更する構成にしても、同様の効果を得ることができる。
(実施の形態
前提の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態2は、図4に示すように、吸込み側壁10は吸込み口部20に吸込み胴23を備え、また外周壁12は固定部18と、吸込み側壁10全体と一体の可動部19を備え、可動部19を回転軸方向にスライド移動させ、距離Hcが70mmから110mmに変更でき、吸込み胴23の外径は遠心羽根車7の内径155mmより小さい(148mm)構成となっている。
この構成により、遠心送風機に付加される静圧が大きく風量が小さい動作状態で、可動部19を可動範囲の中で距離Hcが最小になる位置(Hc=70mm)とすることにより、ケーシング8の内容積を小さくして、ケーシング8内で偏った流れが発生して乱流が発生することを抑制することができ、また、吸込み胴23が遠心羽根車7に入り込むことができ、遠心羽根車7から流出した流れの一部が吸込み口9と遠心羽根車7の隙間22から再度遠心羽根車7に流入して循環流れを形成することを抑制することができ、遠心送風機1に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができる。
参考の形態
実施の形態1、前提の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の参考の形態は、図5と図6に示すように、ケーシング8の内部の遠心羽根車7より外側に、ケーシング8の内部を回転軸方向に区切る螺旋状の仕切り板24と遠心羽根車を取り囲む円筒部25を備えた可動部19を備え、ケーシング8の吸込み側壁10と可動部19の仕切り板24との間の容積を変更できる構成となっている。
この構成により、遠心送風機1に付加される静圧が小さく風量が大きい動作状態では、可動部19を可動範囲の中でケーシング8の吸込み側壁10と可動部19の仕切り板24との間の容積が最大になる位置とすることにより、遠心羽根車7から流出した流れが通る流路を広くして風速を低減して乱流の発生を抑制することができ、また、遠心送風機1に付加される静圧が大きく風量が小さい動作状態では、可動部19を可動範囲の中でケーシング8の吸込み側壁10と可動部19の仕切り板24との間の容積が最小になる位置とすることにより、ケーシング8内で偏った流れが発生して乱流が発生することを抑制することができ、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができ、また、遠心送風機1の基本的な特性を決定付ける要因である回転軸方向から見た遠心羽根車7とケーシング8の形状の位置関係を一定に保ってケーシング8の内容積を変更することができ、内容積の変更による遠心送風機1の送風効率や騒音の低下を抑制することができる。
また、仕切り板24が螺旋状であるため、遠心羽根車7から流出した流れの流路が徐々に拡大するために、風速が徐々に低下して乱流の発生を抑制することができ、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができる。
また、遠心送風機1に付加される静圧が大きく風量が小さい動作状態でケーシング8の内容積が小さくなるように可動部19が移動した場合に、遠心羽根車7から流出する流れのうち、可動部19の仕切り板24と反吸込み側壁11の間に流出しようとする流れを円筒部25で防いで乱流の発生を抑制することができ、遠心送風機1に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができる。
なお、可動部19をケーシング8の内部を回転軸方向に区切る螺旋状の仕切り板24と遠心羽根車を取り囲む円筒部25を備えた可動部19としたが、仕切り板24がケーシング8の反吸込み側壁11の一部を成す構成であっても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態
実施の形態1、前提の形態1、参考の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態は、図7に示すように、ケーシング8の内部の遠心羽根車7より外側に、ケーシング8の内部を回転軸方向に区切る螺旋状の仕切り板24と遠心羽根車を取り囲む円筒部25を備えた可動部19と、可動部19を軸方向に動作させるステッピングモータ26を備え、また遠心送風機1の風量を検知するための代替手段として吐出口13に吐出口13の風速を検知する熱線式風速計27を備え、またあらかじめ吐出口13の風速の値ごとに最適な可動部19の位置が記憶され、熱線式風速計27からの信号を受けてステッピングモータ26の動作を制御し可動部19の位置を調整する制御回路部28を備えた構成となっている。
この構成により、熱線式風速計27で検知した風速、すなわち遠心送風機1の風量に応じて可動部19の位置を自動的に調整してケーシング8の吸込み側壁10と可動部19の仕切り板24との間の容積を変更でき、遠心送風機設置後に遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制することができる。
なお、風量を検知する手段ではなく、遠心送風機1の回転数を検知する回転数検知手段を備え、検知した回転数に応じて可動部19の位置を自動調整するようにしても、同様の効果を得ることができる。回転数検知手段とは、たとえばレーザー回転計や、DCモータの回転信号を取得する電子回路などがある。
またなお、電動機6の電気特性を検知する電気特性検知手段を備え、検知した電動機6の電気特性に応じて可動部19の位置を自動調整するようにしても同様の効果を得ることができる。電気特性検知手段とは、たとえばDCモータの電流や電圧などの電気特性を取得する電子回路などがある。
本発明は、遠心送風機に付加される静圧が変化しても送風効率の低下と騒音の上昇を抑制する遠心送風機を提供するものであり、各種空調用送風機、また空調機器や家電製品に組み込まれた送風機に利用することができる。
1 遠心送風機
2 側面
3 ダクト接続用開口
4 外郭
5 回転軸
6 電動機
7 遠心羽根車
8 ケーシング
9 吸込み口
10 吸込み側壁
11 反吸込み側壁
12 外周壁
Hc 距離
13 吐出口
14 主板
15 ブレード
16 ブレード先端部
17 環状板
18 固定部
19 可動部
20 吸込み口部
21 吸込み口外周部
22 隙間
23 吸込み胴
24 仕切り板
25 円筒部
26 ステッピングモータ
27 熱線式風速計
28 制御回路部

Claims (1)

  1. 動力部と、前記動力部によって回転し空気を送風する遠心羽根車と、前記遠心羽根車を内包するケーシングを備え、前記ケーシングは前記遠心羽根車の回転軸と略並行な外周壁と、吸込み口を備えた吸込み側壁と、前記吸込み側壁と対向する反吸込み側壁とを備えた遠心送風機で、前記吸込み側壁の前記吸い込み口に外径が前記遠心羽根車の内径より小さい吸い込み胴を備え、前記ケーシングに可動部を備え、前記可動部は、吸い込み側壁と外周壁の一部を形成し、回転軸方向に可動してケーシングの内容積を変更するものであり、ケーシングの内容積が小さくなるように吸込み側壁が移動した場合に、前記遠心羽根車から流出した流れの一部が吸い込み口と遠心羽根車の隙間から再度流入する循環流れを抑制できるように吸込み胴を遠心羽根車に入り込ませることができる遠心送風機。
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