JP2008215248A - 天井扇 - Google Patents

天井扇 Download PDF

Info

Publication number
JP2008215248A
JP2008215248A JP2007055594A JP2007055594A JP2008215248A JP 2008215248 A JP2008215248 A JP 2008215248A JP 2007055594 A JP2007055594 A JP 2007055594A JP 2007055594 A JP2007055594 A JP 2007055594A JP 2008215248 A JP2008215248 A JP 2008215248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling fan
flow
fin
ceiling
rotation axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007055594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5082508B2 (ja
Inventor
Atsushi Osada
篤 長田
Masamitsu Morioka
政光 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007055594A priority Critical patent/JP5082508B2/ja
Publication of JP2008215248A publication Critical patent/JP2008215248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5082508B2 publication Critical patent/JP5082508B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】天井との位置関係に影響を受けにくく、運転時の回転数上昇を抑制して広範囲に送風でき、効果的に室内の空気を循環できる天井扇を提供することを目的としている。
【解決手段】複数の羽根板4を備え、羽根板4が回転し送風を行う天井扇で、前記羽根板の内側領域28で半径外側方向流れ29を発生されるようにし、外側領域26で床面側である軸方向流れ27を発生されるようにし、軸方向流れ27と半径外側方向流れ29とから床面外側方向へ広がる合成流れ30を発生することにより、天井106との位置関係に影響を受けにくく、運転時の回転数上昇を抑制して広範囲に送風でき、効果的に室内の空気を循環できる天井扇が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井に設置され、直接風による体感温度の減少や室内の空気の循環に使用される天井扇に関するものである。
従来、この種の天井扇は、長板状の羽根板の一端を支持する接続部材を介して、電動機により回転する回転体に固定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その天井扇について図14を参照しながら説明する。
図に示すように、本体101は、外側を本体カバー102で覆われたアウターローター型の電動機103を内蔵し、電動機103のステータ(図示せず)の中心をシャフト104が貫通し、本体101はシャフト104の上端に固定されたジョイント105を介し取付具等により天井106に取り付けられ、電動機103のロータ107には羽根ボス108が設けられ、羽根ボス108に合成樹脂製の複数枚の板状の羽根板109が水平面で回転するように直に取り付けられている。
上記構成において、電動機103の駆動により羽根板109が回転すると、正回転時には羽根板109の外周から天井106と羽根板109の間を通った空気が下方へ、逆回転時には羽根板109の下方から天井106と羽根板109の間を通って羽根板109の外周方向へ送風され、羽根板形状の規定することによりこれらの作用を低騒音、小型でおこなっている。
また、上記技術の他に、半径方向に角度を設けた羽根板取り付け方法により風向を制御する技術が用いられる場合もある。
特開2006−226118号公報(図1)
このような従来の天井扇では、受風感の向上が必要とされる正回転時の空気の流れが、天井近傍を通り天井扇に向かう内側成分の大きい吸込み流れにより、その送風方向も天井扇中心軸に向かう内側流れとなる。よって、送風範囲拡大のためには回転数を上昇させ風速、風量を増大させる方法しかないため、電動機の能力や羽根板の強度、また回転数増大による騒音増大のためにより送風範囲に制限ができ、広範囲に送風できないという課題があった。
また、送風範囲拡大のために半径方向に角度を設けた羽根板取り付け方法により風向を制御しても、天井と羽根板との距離が近い場合には、羽根の傾きにより天井との距離が近くなり吸込み流れを妨げるので十分な送風範囲を確保できず、天井との距離をあけると天井扇の床からの距離が小さくなるので居住空間を狭くし、天井との位置関係に影響を受けやすいという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、天井との位置関係に影響を受けにくく、運転時の回転数上昇を抑制して広範囲に送風でき、効果的に室内の空気を循環できる天井扇を提供することを目的としている。
本発明の天井扇は上記目的を達成するために、一端を天井面側に固定する取り付け手段を備えた本体と、前記本体に固定された電動機と、前記電動機の全部または一部を覆う回転部と、前記電動機または前記回転部へ固定される羽根板を複数備え、前記羽根板が回転し送風を行う天井扇であって、各前記羽根板は、回転軸を中心とした前記羽根板の内側領域で半径外側方向の流れが発生されるようにし、外側領域で天井と反対側の床面側回転軸方向への流れを発生することを特徴としたものである。
また他の手段は、前記羽根板が半径方向へ一体であることを特徴としたものである。
また他の手段は、逆回転により、内側領域で半径外側方向の流れが発生されるようにし、外側領域で天井面側回転軸方向への流れを発生することを特徴としたものである。
また他の手段は、半径方向への流れを発生する内側領域と回転軸方向への流れを発生する外側領域の境目が羽根板径の20%以上かつ70%以下の半径位置であることを特徴としたものである。
また他の手段は、回転軸を中心とした任意円筒面での羽根板断面形状の両端部を結ぶ直線と回転軸垂直面とがなす取り付け角Aが0°より大きく30°以内の羽根板を主羽根板とし、前記主羽根板内側領域に流れ方向を変えられる高さであり、かつ前記主羽根板と同等以下の厚みであるフィンを備えて半径外側方向の流れを発生することを特徴としたものである。
また他の手段は、流れ方向を変えるフィンの高さ寸法が主羽根板肉厚よりも大きく、前記主羽根板弦長よりも小さいことを特徴としたものである。
また他の手段は、フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィン回転方向端部が同半径位置の主羽根板回転方向端部よりも回転逆方向へ位置することを特徴としたものである。
また他の手段は、フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィンの中心線の回転方向端部から延長される前記中心線の接線と、前記回転方向端部と回転軸とを結ぶ直線とのなす角Bが0°より大きく90°以内であることを特徴としたものである。
また他の手段は、フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィンの中心線の回転逆方向端部から延長される前記中心線の接線が、周接線方向よりも外側へ向くことを特徴としたものである。
また他の手段は、フィンを複数備えたことを特徴としたものである。
また他の手段は、各フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィンの中心線の回転方向端部から延長される前記中心線の接線と、前記回転方向端部と回転軸とを結ぶ直線とのなす角Bが、外側に備えられたどのフィンの角Bよりも小さいことを特徴としたものである。
また他の手段は、主羽根板とフィンを結合して一体化した羽根板を構成することを特徴としたものである。
また他の手段は、主羽根板とフィンが一体である合成樹脂性の羽根板であり、前記主羽根板を貫通する任意の軸を基準軸として、全ての前記フィンが前記基準軸方向に形を変えないか、もしくは全ての範囲の前記基準軸に垂直なフィン断面形状が前記主羽根板との接続部側の形状に含まれる先細り形状であることを特徴としたものである。
また他の手段は、フィンが主羽根板の床側の面のみに備えられたことを特徴としたものである。
また他の手段は、フィンの回転軸方向の先端稜線が、主羽根板の床側の面と同距離な平行面上に位置することを特徴としたものである。
また他の手段は、半径外側方向の流れを発生する羽根板内側領域では70°以上かつ110°以下の取り付け角Aであり、回転軸方向の流れを発生する羽根板外側領域では0°より大きく30°以内の取り付け角Aであることを特徴としたものである。
また他の手段は、任意回転軸垂直断面形状での70°以上かつ110°以下の取り付け角Aとなる羽根板内側領域の羽根板中心線の内側領域内端部から延長される前記中心線の接線と、前記内側領域内端部と回転軸とを結ぶ直線との回転方向へのなす角Cが0°より大きく90°より小さいことを特徴としたものである。
また他の手段は、任意回転軸垂直断面形状での70°以上かつ110°以下の取り付け角Aとなる羽根板内側領域の中心線の内側領域外端部から外側へ延長される前記中心線の接線が、半径方向に対して回転逆方向を向いていることを特徴としたものである。
また他の手段は、羽根板外側領域が回転軸垂直面に対して半径方向への傾きをもつことを特徴としたものである。
本発明によれば、天井との位置関係に影響を受けにくく、運転時の回転数上昇を抑制して広範囲に送風でき、効果的に室内の空気を循環できる天井扇を提供することを目的としている。
本発明の請求項1記載の天井扇は、本発明の天井扇は上記目的を達成するために、一端を天井面側に固定する取り付け手段を備えた本体と、前記本体に固定された電動機と、前記電動機の全部または一部を覆う回転部と、前記電動機または前記回転部へ固定される羽根板を複数備え、前記羽根板が回転し送風を行う天井扇であって、各前記羽根板は、回転軸を中心とした前記羽根板の内側領域で半径外側方向の流れが発生されるようにし、外側領域で天井と反対側の床面側回転軸方向への流れを発生することを特徴としたものであり、回転軸近傍で風速の大きい分布となる床面側回転軸方向への偏った流れに対して、半径外側方向への流れが発生されるようにして合成し、風向を床面外側の斜め方向とすることで、回転数を抑制しても広範囲への送風が可能となり、また半径外側方向への流れのために床面側の空気も流入させるので天井近傍からの必要流量が減り、天井との位置関係の影響を受けにくくすることが可能となる。
また請求項2記載の発明は、前記羽根板が半径方向へ一体であることを特徴としたものであり、一体の羽根により部品点数を減らして組み立てを容易にすることが可能となる。
また請求項3記載の発明は、逆回転により、内側領域で半径外側方向の流れが発生されるようにし、外側領域で天井面側回転軸方向への流れを発生することを特徴としたものであり、空気が天井扇床面側から流入して天井扇外側へと向かい、天井近傍で外周方向に拡散して緩やかな気流を発生する為、居住空間において直接天井扇の風を受けることが無いので寒さを感じることが無く、例えば冬季時の暖房機器との併用で温度むらの無い快適な室内環境づくりが可能となる。
また請求項4記載の発明は、半径方向への流れを発生する内側領域と回転軸方向への流れを発生する外側領域の境目が羽根板径の20%以上かつ70%以下の半径位置であることを特徴としたものであり、床面側からの内側領域への流入面積と天井面側からの外側領域への流入面積が等しくなる半径位置以下とし、内側領域の効果も現れる半径位置20%以上とすることで、内側領域の風量が過剰になることから起こる風向の外側への広がりすぎを抑えて天井扇近傍床面へも十分に送風をおこなうことが可能となる。
また請求項5記載の発明は、回転軸を中心とした任意円筒面での羽根板断面形状の両端部を結ぶ直線と回転軸垂直面とがなす取り付け角Aが0°より大きく30°以内のほぼ水平の羽根板を主羽根板とし、前記主羽根板内側領域に流れ方向をかえられる高さであり、かつ前記主羽根板と同等以下の厚みであるフィンを備えて半径外側方向の流れを発生することを特徴としたものであり、主羽根板外側領域での取り付け角Aが水平に近いことによる軸方向床面側へ流れ発生と、空気抵抗の少ない薄板のフィンを備えた内側領域での半径外側方向流れの発生が可能となる。
また請求項6記載の発明は、流れ方向を変えるフィンの高さ寸法が主羽根板肉厚よりも大きく、前記主羽根板弦長よりも小さいことを特徴としたものであり、流れ方向を変える変流効果を十分にもち、かつ過剰な変流効果で天井扇自体に大きな負荷がかからない大きさとすることで、内側輪領域の半径外側方向流れを効率良く発生することが可能となる。
また請求項7記載の発明は、フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィン回転方向端部が同半径位置の主羽根板回転方向端部よりも回転逆方向へ位置することを特徴としたものであり、主羽根板の補助作用となるフィンが流れに対して主羽根板よりも前方に位置すると安定しない流れにフィンが衝突し乱れを生じるが、この乱れによる主羽根の効率低下を防いで効率良く送風することが可能となる。
また請求項8記載の発明は、フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィンの中心線の回転方向端部から延長される前記中心線の接線と、前記回転方向端部と回転軸とを結ぶ直線とのなす角Bが0°より大きく90°以内であることを特徴としたものであり、天井扇に流入してくる風速と比較して天井扇の回転速度が速いため、主羽根板上に備えられた内側領域のフィンへの流れはほぼ周接線方向となり、角Bが0°より小さいか90°以上の場合に起こる無駄な内側流れの発生を抑え、角Bが0°より大きく90°以内であることにより流入風を常にフィンの片面で受けて外側流れのみを発生できるので、効率良く送風することが可能となる。
また請求項9記載の発明は、フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィンの中心線の回転逆方向端部から延長される前記中心線の接線が、周接線方向よりも外側へ向くことを特徴としたものであり、羽根板内側領域でフィンに流入した流れを確実に半径外側方向へ流れ方向を変えることが可能となる。
また請求項10記載の発明は、フィンを複数備えたことを特徴としたものであり、複数のフィンにより羽根板内側領域での半径外側方向への整流効果を向上して乱れを抑えたり、変流作用を大きくすることで内側領域と外側領域の境目の半径位置を小さくしても半径外側方向と回転軸床面側の両方ともの流量を増やしたりでき、天井扇の大風量化や低回転数化が可能となる。
また請求項11記載の発明は、各フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィンの中心線の回転方向端部から延長される前記中心線の接線と、前記回転方向端部と回転軸とを結ぶ直線とのなす角Bが、外側に備えられたどのフィンの角Bよりも小さいことを特徴としたものであり、天井扇に流入してくる風速と比較して天井扇の回転速度は早く、またその回転速度は羽根板外側においてより速くなるので、フィンの回転方向端部の向きを流れにあわせた角Bとすることで、効率良く送風することが可能となる。
また請求項12記載の発明は、主羽根板とフィンを結合して一体化した羽根板を構成することを特徴としたものであり、フィンを備えた複雑な羽根板全体の製造方法を考慮することなく、主羽根板とフィンそれぞれの考慮をするだけでよく、これらをネジや接着、溶接などで結合して一体化することにより、複雑な形状を容易に形成することが可能となる。
また請求項13記載の発明は、主羽根板とフィンが一体である合成樹脂性の羽根板であり、前記主羽根板を貫通する任意の軸を基準軸として、全ての前記フィンが前記基準軸方向に形を変えないか、もしくは全ての範囲の前記基準軸に垂直なフィン断面形状が前記主羽根板との接続部側の形状に含まれる先細り形状であることを特徴としたものであり、ABSやPPなどの合成樹脂を材料としてアンダーカットの無い形状とすることで、射出成型が容易になり、製造工程を簡略化でき部品点数を減らすことが可能となる。
また請求項14記載の発明は、フィンが主羽根板の床側の面のみに備えられたことを特徴としたものであり、居住空間に十分な送風をおこなうためには羽根板外側領域の回転軸床側方向の流れが必要であるが、内側領域の床面側のみのフィン設置により内側領域の吸込み箇所は床面側となり、天井側が流入箇所となる外側領域の流入を阻害することを防ぐので、特に天井扇と天井面が近接する場合に流量低下を防ぎ、天井扇の大風量化や低回転数化が可能となる。
また請求項15記載の発明は、フィンの回転軸方向の先端稜線が、主羽根板の床側の面と同距離な平行面上に位置することを特徴としたものであり、天井扇の送風作用においては空気が圧縮性質をもつことは無いので、羽根と平行な稜線が流れに沿った十分な変流作用を有し、余分な形状を排除することで乱れの発生を抑えて効率良く送風することが可能となる。
また請求項16記載の発明は、半径外側方向の流れを発生する羽根板内側領域では70°以上かつ110°以下のほぼ垂直の取り付け角Aであり、回転軸方向の流れを発生する羽根板外側領域では0°より大きく30°以内のほぼ水平の取り付け角Aであることを特徴としたものであり、外側領域での軸方向床面側へ流れ発生と、内側領域でのほぼ垂直の羽根板が引き起こす回転方向への空気の昇圧作用による半径外側方向流れの発生が可能となる。
また請求項17記載の発明は、任意回転軸垂直断面形状での70°以上かつ110°以下の取り付け角Aとなる羽根板内側領域の羽根板中心線の内側領域内端部から延長される前記中心線の接線と、前記内側領域内端部と回転軸とを結ぶ直線とのなす角Cが0°より大きく90°より小さいことを特徴としたものであり、天井扇に流入してくる風速と比較して天井扇の回転速度が速いため、羽根板内側領域への流れはほぼ周接線方向となり、角Cが90°より大きい場合に起こる無駄な内側流れの発生を抑え、角Cが0°より大きく90°より小さいことにより流入風を常にフィンの片面で受けて外側流れのみを発生できるので、効率良く送風することが可能となる。
また請求項18記載の発明は、任意回転軸垂直断面形状での70°以上かつ110°以下の取り付け角Aとなる羽根板内側領域の羽根板中心線の内側領域外端部から外側へ延長される前記中心線の接線が、半径方向に対して回転逆方向を向いていることを特徴としたものであり、内側領域に流入した回転方向からの流れを確実に外側方向へ導くこととなるので、内側領域での効率の良い半径外側方向流れの発生が可能となる。
また請求項19記載の発明は、羽根板外側領域が回転軸垂直面に対して半径方向への傾きをもつことを特徴としたものであり、天井側からの流入量確保の為に羽根板外周部を天井面から離したり、回転軸床面側流れの半径外側成分を大きくする為に外周部を天井面に近づけたりと、流れ方向を調整することで広範囲への送風と効率の良い送風が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における天井扇の一部断面図を含んだ側面図であり、図2は回転軸を中心とした任意円筒面の断面図である。また図3は天井扇の回転軸垂直方向下面図である。
図1に示すように、本発明の天井扇1は、一端を天井106の面に固定する取り付け手段2を備えた本体3と、本体3に固定された電動機103と、電動機103を覆い2組の羽根板4を固定する回転部5とから構成され、羽根板4は合成樹脂製であり、厚み3mmの主羽根板6と厚み2mmの複数のフィン7とで構成されて、回転軸8を中心とした半径600mmを可動範囲としたものである。
また図2に示すように、主羽根板6の回転軸8を中心とした任意円筒断面上での、主羽根板回転方向端部9と主羽根板回転逆方向端部10を結んだ取り付け角線11と、回転軸8に垂直な回転軸垂直面12とのなす取り付け角Aが5°〜30°となっている。
また図3に示すように、フィン7は各主羽根板4の内側領域に3枚ずつ固定され、フィン最大外周位置13の半径は330mmであり羽根板半径の55%以内の領域にフィンを備えている。また回転軸垂直面12の断面形状でフィン回転方向端部14が同半径位置の主羽根板回転方向端部9よりも回転逆方向に位置しており、さらにフィン7の回転軸垂直面12上の中心線15のフィン回転方向端部14から延長される中心線15の接線を回転方向中心線接線16とし、フィン回転方向端部と回転軸とを結ぶ線を中心方向直線17とした、回転方向中心接線と中心方向直線がなす角Bが0°より大きく90°以内であり、かつ内側のフィンの角Bから62°66°70°と外側に配置されるにつれ大きくなっており、また、フィン回転逆方向端部18から延長される中心線15の接線である回転逆方向中心線接線19が、周接線方向よりも外側へむいている。
さらに図4はフィン7の側面図であり、弦長20が110mmである主羽根板6に対して、フィン先端稜線21は、主羽根板6の天井106側と反対の床面側となる主羽根板床側面22と20mmの平行な稜線距離23を保つような主羽根板と平行面上に位置している。
また図5はフィン7の回転軸8に垂直な投影図であり、合成樹脂製の羽根板4に備えられたフィン7は、主羽根板6とのフィン接続線24からフィン先端形状25につれてアンダーカット形状とならないように先細り形状となっている。
上記構成において、電動機103により羽根板4が回転されると、フィン最大外周位置13を境としたフィンのない外側領域26では取り付け角Aが小さいことによる回転軸4方向への昇圧効果で羽根板4の天井106近傍の外周側より吸い込む軸方向流れ27を発生されるようにし、フィン7備えた内側領域28では遠心力による半径方向への昇圧効果で回転軸床面方向より吸い込む半径外側方向流れ29を発生されるようにすると、軸方向流れ27と半径外側方向流れ29から外側方向へ広がる斜め方向の合成流れ30が発生して羽根板4の回転数を上昇させなくても広範囲に送風でき効果的に室内の空気を循環でき、また半径外側方向への流れのために床面側の空気も流入させるので天井との位置関係の影響を受けにくくすることができる。
ここで、フィン7は主羽根板床側面22のみに取り付けられてり、内側領域28の流れが天井近傍外周部からの流れも吸い込み外側領域26の流れを阻害することを防いで、内側領域28は床面側からの吸い込みとし外側領域26は天井側からの吸い込みとして、吸込み置を区別する作用を有する。さらに軸方向流れ27と半径外側方向流れ29とへの吸い込み風量を決定するフィン最大外周位置13は、軸方向流れ27への風量が多くなるように決定されているため、天井扇直下へも空気の流れが起こりよどみのない循環となる。
また、フィン回転方向端部14での角Bが流入方向に合わせて調節され、フィン回転逆方向端部18におけるフィン7の向きが確実に半径外側方向の流れを発生するように調節されているため、フィン7面近傍での乱れを押さえ、効率よく送風することが可能である。
また、複数のフィン7により、羽根板4の内側領域28での半径外側方向への整流効果を向上して乱れを抑えたり、流れ方向を変える変流作用を大きくすることで内側領域28と外側領域26の境目の半径位置を小さくしても半径外側方向と回転軸床面側の両方ともの流量を増やすこともでき、さらにそれぞれの角Bをそれぞれの半径位置で変化する流入方向に合わせて調節されているので、効率よく送風することができる。
また、フィン7の稜線距離23が変流効果を十分に有しながらも大きすぎない一定距離であることで、負荷を低減して乱れを抑え、効率よく送風することができる。
また、ABSやPPなどの合成樹脂製でアンダーカットの無い形状とすることで射出成型が容易になり、羽根板4を1つの部品で形成でき、フィン7は回転軸8の方向へアンダーカットの無い形状としているが、回転軸8方向でなくても羽根板4の1枚を対象としたときにアンダーカットの無い形状であればいずれの方向でもよい。
さらに、上記構成の天井扇1を逆回転することにより、内側領域28では正回転時と同様の空気の流れが発生されるようにし、外側領域26では正回転時とは反対向きの昇圧効果で天井106に衝突する流れが発生されるようにし、これらが合成された天井扇1の床面から天井外側方向への流れとなるので、天井扇の風を直接受けずに人の活動領域である居住空間の空気を循環することができ、例えば冬季時の暖房機器との併用で温度むらの無い快適な室内環境づくりが可能となる。
なお、実施の形態1では羽根枚数を2枚としているが、羽根枚数により風量と負荷が変化するので仕様によって変更することができ、複数枚であれば、回転体のバランス調整を容易にするために等間隔に羽根板4を配置することが望ましい。
また、フィン回転方向端部14とフィン先端稜線21とフィン回転逆方向端部18は角ができるように接続されているが、これらを円弧状などの滑らかな接続方法でもよい。
また、羽根板4の材質を合成樹脂としているが、板金等で主羽根板6とフィン7を別部品として作成し、図6のフィン斜視図に示すようなフランジ31を設けたねじ32による固定や、溶接による固定により一体とすることができ、この場合はフィン7を3次元曲面で構成して小さな負荷で大きな整流効果を生むことも可能である。
(実施の形態2)
実施の形態1と同一部分は同一符号を附し詳細な説明は省略する。図7は実施の形態2における天井扇の側面図であり、図8は天井扇の回転軸垂直方向下面図である。
これらの図に示すように、本発明の天井扇1は、棒状である取り付け手段2を介して天井106の面に固定された本体3と、本体3に固定された電動機を覆い羽根板4を固定するする回転部5とから構成され、羽根板4は主羽根板6とフィン7とで構成されて回転軸8を中心とした半径500mmを可動範囲としている。
主羽根板6は、取り付け角Aが5°〜30°の角度となっており、フィン最大外周位置13を境としたフィンの無い外側領域26で回転軸垂直面12に対して天井側への半径方向傾き33となり、羽根板4と天井106の最小隙間が240mmとなって取り付けられている。
また、主羽根板6が中央を貫くように平面のフィン7が一枚備えられており、フィン回転方向端部14がフィン回転逆方向端部18に対して回転方向に位置している。
上記構成において、回転部5と共に羽根板4が回転されると、フィン最大外周位置13を境としたフィンのない外側領域26では取り付け角Aが小さいことによる回転軸8方向への昇圧効果で羽根板4天井近傍の外周側より吸い込み天井106と反対側の軸方向流れ27を発生されるようにし、フィン7を備えた内側領域28では遠心力による半径方向への昇圧効果で回転軸床面方向から吸い込む半径外側方向流れ29と回転天井面方向から吸込む半径外側方向流れを発生されるようにすると、軸方向流れ27と半径外側方向流れ29、34とから外側方向へ広がる斜め方向の合成流れ30が発生して羽根板4の回転数を上昇させなくても広範囲に送風でき効果的に室内の空気を循環できる。
ここで、天井106側の空気の流れは、天井扇1羽根板4の外周端部との隙間を通って内側へと向かうが、この流入箇所面積が流出箇所となる羽根板4の可動面積よりも十分広く、吸込み流れの不足で天井106側の流れが阻害されることはない。よって軸方向流れ27の流量も増大し、これに合わせた半径外側方向流れ29、34を発生させる為に、主羽根板6の両面にフィン7を設け、さらにフィン7の外枠が主羽根板6よりも大きくして、内側領域28における半径方向への昇圧効果を大きくしている。
また、十分な吸込み量に対して主羽根板6の外側領域で天井側への半径方向傾き33をもたせることで、合成流れ30の半径外側成分を大きくし、広範囲の送風範囲とすることができる。
なお、実施の形態2のフィン7の大きさは、フィン7の外枠が主羽根板6よりも大きくなくてもよく、フィン7も1枚ではなく複数でもよく、これらフィン7の外枠の大きさと枚数によって、合成流れ30の半径外側成分の大きさを調節できる。
(実施の形態3)
実施の形態1、2と同一部分は同一符号を附し詳細な説明は省略する。図9は実施の形態3における天井扇の側面図であり、図10は円筒断面図である。
これらの図に示すように、本発明の天井扇1は、一端を天井106の面に固定された本体3と、本体3に固定された電動機を覆い羽根板4を固定する回転部5とから構成され、羽根板4は回転軸8を中心とした半径600mmを可動範囲している。
また、羽根板4は、取り付け角が本体取り付け箇所から外周側に向かって90°から10度まで変化し、円筒断面上で70°以上かつ110°以下のほぼ垂直の取り付け角Dを内側領域断面形状36とする内側領域28と、0°より大きく30°以内のほぼ水平の取り付け角Eを外側領域断面形状37とする外側領域26と、内側領域28の天井側稜線38が外側領域26の回転方向稜線39となるように中間領域稜線40をもち急激な角度変化で内側領域28と外側領域26とを接続する中間領域35とから構成されており、中間領域35は羽根径の50%から60%の半径位置にあり内側領域28と外側領域26をわけている。
また、羽根板4は、外側領域26で回転軸垂直面12に対して半径方向への天井106と反対側となる床面側への半径方向傾き47をもち、羽根板4と天井106の最小隙間が140mmとなって取り付けられている。
上記構成において、回転部5と共に羽根板4が回転されると、外側領域26では取り付け角Aが小さいことによる回転軸8方向への昇圧効果で羽根板4の天井106近傍の外周側より吸い込む軸方向流れ27を発生されるようにし、内側領域28では遠心力による半径方向への昇圧効果で回転軸床面方向より吸い込む半径外側方向流れ29が発生されるようにすると、軸方向流れ27と半径外側方向流れ29から外側方向へ広がる斜め方向の合成流れ30が発生して羽根板4の回転数を上昇させなくても広範囲に送風でき効果的に室内の空気を循環でき、また半径外側方向への流れのために床面側の空気も流入させるので天井との位置関係の影響を受けにくくすることができる。
ここで、天井106側の空気の流れは、天井扇1と羽根板4の外周端部との隙間を通って内側へと向かうが、この流入箇所面積が流出箇所となる羽根板4の可動面積と比較して小さいので、床面方向に送風をおこなう為の軸方向流れ27が不十分となる。そこで外側領域の床面側への半径方向傾き47をつけることにより外周部端の天井106との隙間を確保して、羽根板4の取り付け位置を変更することなく流入箇所を増やし十分な軸方向流れ27を発生されるようにしている。
なお、実施の形態3では、外側領域26が床面側への半径方向傾き47であるが、羽根板4と天井106との距離に応じて、回転軸垂直面12と平行でも良く、天井側への傾きとすることもできる。
(実施の形態4)
実施の形態1乃至3と同一部分は同一符号を附し詳細な説明は省略する。図11は実施の形態4における天井扇の側面図であり、図12は回転軸垂直方向下面図である。
これらの図に示すように、本発明の天井扇1は、一端を天井106の面に固定された本体3と、本体3に固定された電動機を覆い羽根板4を固定する回転部5と、回転軸8を中心として2組の羽根板4とを備えている。
羽根板4は、実施の形態3と同様に内側領域28と中間領域35と外側領域26から構成される。さらに図13に示す任意の回転軸垂直面12での内側領域28の羽根板中心線41の回転部5との取り付け箇所である内側領域内端部42から延長される接線を内側中心線接線43とし、前記内側領域内端部42と回転軸8とを結ぶ線を内側領域の中心方向直線44とした、内側中心線接線と内側領域の中心方向直線のなす角Cが40°となり、かつ羽根板中心線41の内側領域外端部45から外側へ延長される前記中心線の外側中心線接線46が、半径方向に対して回転逆方向を向いている。
上記構成において、回転部5と共に羽根板4が回転されると、外側領域26では羽根板4の天井近傍の外周側より吸い込み天井面と反対側への軸方向流れ27を発生されるようにし、内側領域28では回転軸床面方向より吸い込む半径外側方向流れ29が発生されるようにすると、軸方向流れ27と半径外側方向流れ29から外側方向へ広がる斜め方向の合成流れ30が発生して羽根板4の回転数を上昇させなくても広範囲に送風でき効果的に室内の空気を循環でき、また半径外側方向への流れのために床面側の空気も流入させるので天井との位置関係の影響を受けにくくすることができる。
ここで、天井扇1に流入してくる風速と比較して天井扇の回転速度が早く、内側領域28への流れはほぼ周接線方向となるので、0°より大きく90°より小さい角Cにより、無駄な内側流れの発生を抑えて外側流れのみを発生されるようにし効率良く送風できる。
また、回転逆方向を向いている外側中心接線46により、内側領域に流入した回転方向からの流れを確実に外側方向へ導くこととなるので、内側領域で効率の良く半径外側方向流れの発生が可能となる。
なお、実施の形態4での半径外側方向流れは、床面方向からのみの吸込みとしているが、羽根板4と天井106との距離が広くなると、回転天井面方向からの半径外側方向流れも起こり、合成流れ30の半径外側向きの成分が大きくなるので、より送風範囲をより広範囲にしたり、外側領域26を内側領域28に対して広範囲に構成して軸方向流れ27を増大させ羽根板4全体としての風量を増加したりできる。
本発明は、天井との位置関係に影響を受けにくく、運転時の回転数上昇を抑制して広範囲に送風でき、効果的に室内の空気を循環できる天井扇など、室内空気循環機器などの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の天井扇の側面図 本発明の実施の形態1の天井扇の任意円筒面断面図 本発明の実施の形態1の天井扇の回転軸垂直方向下面図 本発明の実施の形態1のフィンの側面図 本発明の実施の形態1のフィンの下面投影図 本発明の実施の形態1のフィンの斜視図 本発明の実施の形態2の天井扇の側面図 本発明の実施の形態2の天井扇の回転軸垂直方向下面図 本発明の実施の形態3の天井扇の側面図 本発明の実施の形態3の天井扇の円筒断面図 本発明の実施の形態4の天井扇の側面図 本発明の実施の形態4の天井扇の回転軸垂直方向下面図 本発明の実施の形態4の天井扇の任意軸垂直断面図 従来の天井扇を示す側面図
符号の説明
1 天井扇
2 取り付け手段
3 本体
4 羽根板
5 回転部
6 主羽根板
7 フィン
8 回転軸
9 主羽根板回転方向端部
10 主羽根板回転逆方向端部
11 取り付け角線
12 回転軸垂直面
13 フィン最大外周位置
14 フィン回転方向端部
15 中心線
16 回転方向中心線接線
17 中心方向直線
18 フィン回転逆方向端部
19 回転逆方向中心線接線
20 弦長
21 フィン先端稜線
22 主羽根板床側面
23 稜線距離
24 フィン接続線
25 フィン先端形状
26 外側領域
27 軸方向流れ
28 内側領域
29 半径外側方向流れ
30 合成流れ
31 フランジ
32 ねじ
33 天井側への半径方向傾き
34 半径外側方向流れ
35 中間領域
36 内側領域断面形状
37 外側領域断面形状
38 天井側稜線
39 回転方向稜線
40 中間領域稜線
41 羽根板中心線
42 内側領域内端部
43 内側中心線接線
44 内側領域の中心方向直線
45 内側領域外端部
46 外側中心線接線
47 床面側への半径方向傾き
A 取り付け角
B 回転方向中心接線と中心方向直線がなす角
C 内側中心線接線と内側領域の中心方向直線のなす角
D ほぼ垂直の取り付け角
E ほぼ水平の取り付け角
101 本体
102 本体カバー
103 電動機
104 シャフト
105 ジョイント
106 天井
107 ロータ
108 羽根ボス
109 羽根板

Claims (19)

  1. 一端を天井面側に固定する取り付け手段を備えた本体と、前記本体に固定された電動機と、前記電動機の全部または一部を覆う回転部と、前記電動機または前記回転部へ固定される羽根板を複数備え、前記羽根板が回転し送風を行う天井扇であって、各前記羽根板は、回転軸を中心とした前記羽根板の内側領域で半径外側方向の流れが発生されるようにし、外側領域で天井と反対側の床面側回転軸方向への流れを発生することを特徴とした天井扇。
  2. 前記羽根板が半径方向へ一体であることを特徴とした請求項1に記載の天井扇。
  3. 逆回転により、内側領域で半径外側方向の流れが発生されるようにし、外側領域で天井面側回転軸方向への流れを発生することを特徴とした請求項1または2に記載の天井扇。
  4. 半径方向への流れを発生する内側領域と回転軸方向への流れを発生する外側領域の境目が羽根板径の20%以上かつ70%以下の半径位置であることを特徴とした請求項1から3のいずれかに記載の天井扇。
  5. 回転軸を中心とした任意円筒面での羽根板断面形状の両端部を結ぶ直線と回転軸垂直面とがなす取り付け角Aが0°より大きく30°以内である羽根板を主羽根板とし、前記主羽根板内側領域に流れ方向を変えられる高さであり、かつ前記主羽根板と同等以下の厚みであるフィンを備えて半径外側方向の流れを発生することを特徴とした請求項1から4のいずれかに記載の天井扇。
  6. 流れ方向を変えるフィンの高さ寸法が主羽根板肉厚よりも大きく、前記主羽根板弦長よりも小さいことを特徴とした請求項5記載の天井扇。
  7. フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィン回転方向端部が同半径位置の主羽根板回転方向端部よりも回転逆方向へ位置することを特徴とした請求項5または6に記載の天井扇。
  8. フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィンの中心線の回転方向端部から延長される前記中心線の接線と、前記回転方向端部と回転軸とを結ぶ直線とのなす角Bが0°より大きく90°以内であることを特徴とした請求項5から7のいずれかに記載の天井扇。
  9. フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィンの中心線の回転逆方向端部から延長される前記中心線の接線が、周接線方向よりも外側へ向くことを特徴とした請求項5から8のいずれかに記載の天井扇。
  10. フィンを複数備えたことを特徴とした請求項5から10のいずれかに記載の天井扇。
  11. 各フィンの任意回転軸垂直断面形状の、前記フィンの中心線の回転方向端部から延長される前記中心線の接線と、前記回転方向端部と回転軸とを結ぶ直線とのなす角Bが、外側に備えられたどのフィンの角Bよりも小さいことを特徴とした請求項10の天井扇。
  12. 主羽根板とフィンを結合して一体化した羽根板を構成することを特徴とした請求項5から11のいずれかに記載の天井扇。
  13. 主羽根板とフィンが一体である合成樹脂性の羽根板であり、前記主羽根板を貫通する任意の軸を基準軸として、全ての前記フィンが前記基準軸方向に形を変えないか、もしくは全ての範囲の前記基準軸に垂直なフィン断面形状が前記主羽根板との接続部側の形状に含まれる先細り形状であることを特徴とした請求項5から11のいずれかに記載の天井扇。
  14. フィンが主羽根板の床側の面のみに備えられたことを特徴とした請求項5から13のいずれかに記載の天井扇。
  15. フィンの回転軸方向の先端稜線が、主羽根板の床側の面と同距離な平行面上に位置することを特徴とした請求項14記載の天井扇。
  16. 半径外側方向の流れを発生する羽根板内側領域では70°以上かつ110°以下の取り付け角Aであり、回転軸方向の流れを発生する羽根板外側領域では0°より大きく30°以内の取り付け角Aであることを特徴とした請求項1から4いずれかに記載の天井扇。
  17. 任意回転軸垂直断面形状での70°以上かつ110°以下の取り付け角Aとなる羽根板内側領域の羽根板中心線の内側領域内端部から延長される前記中心線の接線と、前記内側領域内端部と回転軸とを結ぶ直線との回転方向へのなす角Cが0°より大きく90°より小さいことを特徴とした請求項16記載の天井扇。
  18. 任意回転軸垂直断面形状での70°以上かつ110°以下の取り付け角Aとなる羽根板内側領域の羽根板中心線の内側領域外端部から外側へ延長される前記中心線の接線が、半径方向に対して回転逆方向を向いていることを特徴とした請求項16または17に記載の天井扇。
  19. 羽根板外側領域が回転軸垂直面に対して半径方向への傾きをもつことを特徴とした請求項1から18のいずれかに記載の天井扇。
JP2007055594A 2007-03-06 2007-03-06 天井扇 Expired - Fee Related JP5082508B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007055594A JP5082508B2 (ja) 2007-03-06 2007-03-06 天井扇

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007055594A JP5082508B2 (ja) 2007-03-06 2007-03-06 天井扇

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008215248A true JP2008215248A (ja) 2008-09-18
JP5082508B2 JP5082508B2 (ja) 2012-11-28

Family

ID=39835577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007055594A Expired - Fee Related JP5082508B2 (ja) 2007-03-06 2007-03-06 天井扇

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5082508B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011017267A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Panasonic Corp 天井扇
WO2012137405A1 (ja) * 2011-04-06 2012-10-11 パナソニック株式会社 天井扇
JP2013506785A (ja) * 2009-10-02 2013-02-28 デルタ ティー コーポレーション ファンブレード用のエアフェンス
CN108533517A (zh) * 2018-05-25 2018-09-14 江苏噶小环境科技有限公司 高效双轮毂吊扇
KR20200098794A (ko) * 2019-02-12 2020-08-21 박경구 천장 팬의 블레이드
WO2023162458A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 東プレ株式会社 シーリングファン

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940600U (ja) * 1982-09-10 1984-03-15 タイ−ハ− ヤン 速度サ−ボで以て風域を変化できる吊り扇風機及びその速度制御駆動装置
JPS6180393U (ja) * 1984-10-31 1986-05-28

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5940600U (ja) * 1982-09-10 1984-03-15 タイ−ハ− ヤン 速度サ−ボで以て風域を変化できる吊り扇風機及びその速度制御駆動装置
JPS6180393U (ja) * 1984-10-31 1986-05-28

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011017267A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Panasonic Corp 天井扇
JP2013506785A (ja) * 2009-10-02 2013-02-28 デルタ ティー コーポレーション ファンブレード用のエアフェンス
US9574566B2 (en) 2009-10-02 2017-02-21 Delta T Corporation Air fence for fan blade
EP2483525B1 (en) * 2009-10-02 2020-06-17 Delta T, LLC Air fence for fan blade
WO2012137405A1 (ja) * 2011-04-06 2012-10-11 パナソニック株式会社 天井扇
CN108533517A (zh) * 2018-05-25 2018-09-14 江苏噶小环境科技有限公司 高效双轮毂吊扇
KR20200098794A (ko) * 2019-02-12 2020-08-21 박경구 천장 팬의 블레이드
KR102331909B1 (ko) 2019-02-12 2021-11-30 (주)케이앤피 천장 팬의 블레이드
WO2023162458A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 東プレ株式会社 シーリングファン
JP2023124173A (ja) * 2022-02-25 2023-09-06 東プレ株式会社 シーリングファン
JP7445690B2 (ja) 2022-02-25 2024-03-07 東プレ株式会社 シーリングファン

Also Published As

Publication number Publication date
JP5082508B2 (ja) 2012-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5082508B2 (ja) 天井扇
WO2014061642A1 (ja) ターボファンおよび空気調和機
JP2008002379A (ja) 遠心ファン
JP6681535B2 (ja) 扇風機
JP2007010259A (ja) 空気調和機
JP4835173B2 (ja) 天井扇
JP5151331B2 (ja) 多翼羽根車および多翼送風機
JP2014020235A (ja) 軸流送風機およびこれを用いた空気調和機の室内機
JP2007247494A (ja) 斜流送風機羽根車
JP2015117605A (ja) 遠心送風機
JP5012262B2 (ja) 天井扇
JP2007154685A (ja) ターボファンおよびそれを用いた空気調和機
JP2016160905A (ja) 遠心ファン
JP4872997B2 (ja) 送風機及び該送風機を備えた空気調和機
WO2019065679A1 (ja) 扇風機
JP5353513B2 (ja) 天井扇
JP6634589B2 (ja) 送風機羽根車
JP2007303714A (ja) 空気調和機の送風機
JP4876585B2 (ja) 天井扇
JP2006214371A (ja) 送風機
JP5504624B2 (ja) 遠心送風機
JP6550909B2 (ja) 送風装置
JP6281374B2 (ja) 遠心送風機
CN215860958U (zh) 一种离心风机用叶轮及应用其的离心风机
JP5163788B2 (ja) 天井扇

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100302

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees