JP5628370B2 - コンバーチブル車のルーフトップ用のロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンバーチブル車のルーフトップ用のロック装置に関する。
従来技術により、コンバーチブル車のルーフトップが知られている。これらのルーフトップは、車体内部を覆う閉鎖位置と、当該車体内部を覆わない休止位置の間で移動可能である。このようなルーフトップは、その前側縁部に剛性を有するルーフ要素を備え、閉鎖位置で固定するためのロック装置が該ルーフ要素に配置され、該ロック装置により、フロントガラス・フレームのような車体の剛性構造物にルーフトップが固定され得る。従来公知のロック装置は、ルーフトップに接続するために、ルーフ要素に対して固定されるベースを備える。従来公知のロック装置は、操作のために、前記のルーフ要素に対して固定されたベースに回転可能に接続されたコントロールレバーをさらに備える。前記コントロールレバーは、ロック位置とロック解除位置との間で回転可能である。ロック位置においては、コントロールレバーは固定される。ロック解除位置においては、前記ロック装置を操作すべく、コントロールレバーは解除され、回転可能となる。コントロールレバーは、押し釦要素を操作することによって、ロック位置から解除され得る。
従来公知のロック装置は、大きな取付けスペースを必要とし、複雑な態様で引き起こされる複雑な機構学によって作動する。
従来公知のロック装置は、バネ要素をさらに備える。該バネ要素は前記押し釦要素と相互作用し、前記押し釦要素にゼロ位置に向けて予圧をかける。このようなロック装置は、前記コントロールレバーをロック位置に固定する戻り止め要素を備えることがさらに知られている。
公知のロック装置の作動の様式は、事象の連鎖に従っている。この事象の連鎖は、相互作用する要素によって構造的に実現される。事象の連鎖は、押し釦要素から、該押し釦要素と相互作用するバネ要素を介して開始される。バネ要素は、コントロールレバーをロック位置に固定する。コントロールレバーはロック位置においては回転できない。コントロールレバーが回転できないかぎり、ルーフトップは閉鎖位置に固定される。即ち、ルーフトップを閉鎖位置で固定するためには、コントロールレバーをロック位置に固定しなければならない。公知のロック装置は、この事象の連鎖の構造的な実装に関して、この作用が複雑な構造においてのみ実現可能であり、大きな取付けスペースを必要とするという問題がある。公知のロック装置は、複数の要素による複雑な態様で引き起こされる複雑な機構学によって作動する。
公知のロック装置は、車体の剛性構造物と係合するためのロック要素保持部を備える。前記ロック要素保持部には、位置変更可能に構成されたロック要素が配置されている。ロック要素は、コントロールレバーと相互作用し、ルーフトップが固定位置にあるときには、車体の剛性構造物に配置された対応部品と噛み合う。車体の長手方向におけるロック機能を確実にするために、前記ロック要素は、ルーフトップの生地の伸長およびルーフ機構の経年変化に応じて位置変更可能に構成されている。即ち、ルーフトップの耐用寿命を通して、車体の剛性構造物とルーフトップとの信頼度の高いロックが保証される。公知のロック装置においては、ロック要素の偶発的・必然的な位置ずれの問題が生じたときには、リベットボルトを手間ひまかけて取り外し、ルーフに対して固定されたベースに設けられた、車体の長手方向に延びる細長い穴を介して、ロック要素の位置を変更することにより、この問題が解決される。位置変更後に改めて固定するには、リベットボルトが再び挿入される。従来、このような構造は複数の要素からなっており複雑で、調整能力に関しては適合性が不十分であった。
従来公知のロックシステムは、数個のパーツでできたロック要素をさらに備えている。複数のパーツからなる構造は、結果的に複雑な形状となり、製造費と維持費が増大することになる。
本発明は、従来技術の短所を克服する、コンバーチブル車のルーフトップ用のロック装置を作り出すという課題に基づくものである。本発明は、特に、必要な取付けスペース、複雑さ、ロック要素の調整能力について最適化されたロック装置を提供するものである。
この課題は、本発明の請求項1および9の構成要素を備えるロック装置によって、解決される。
本発明によれば、コンバーチブル車のルーフトップ用のロック装置が提供される。前記ルーフトップは、車体内部を覆う閉鎖位置と前記車体内部を覆わない休止位置との間で移動可能であり、該ルーフトップの前端縁に設けられ且つ前記閉鎖位置にある前記ルーフトップを車体の剛性構造物に固定するために前記ロック機構が配置される剛性を有するルーフ要素を備え、前記ロック装置は、前記ルーフ要素に対して固定されたベースと、前記ルーフ要素に対して固定された前記ベースに回転可能に連結され、ロック位置とロック解除位置との間で回転可能な、前記ロック装置を操作するためのコントロールレバーと、操作されることによって前記コントロールレバーをロック位置から解除して操作可能にする押し釦要素と、前記押し釦要素と相互作用し、前記押し釦要素にゼロ位置に向けて予圧をかけるバネ要素と、前記コントロールレバーをロック位置に固定する戻り止め要素とを備えている。本発明に係るロック装置は、前記バネ要素は、板バネとして構成され、前記戻り止め要素は、前記板バネと一体成形された戻り止め突起であり、前記コントロールレバーがロック位置にあるときには、前記戻り止め突起が、前記ルーフ要素に対して固定された前記ベースの噛合い要素と噛み合い、前記押し釦要素の操作によって前記戻り止め突起と前記ルーフ要素に対して固定された前記ベースの前記噛合い要素との噛合いが解除されて、前記コントロールレバーがロック解除位置まで回転できるように配置されていることを特徴とする。
本発明のロック装置の構造によれば、前記コントロールレバーは、簡易な方法で確実にロック位置に係止される。前記の押し釦要素、板バネ、戻り止め突起、および噛合い要素は、コントロールレバーをロック位置に固定するように相互作用する。ロック装置の複雑化を軽減するために、前記戻り止め突起を板バネと一体成形することが考えられる。即ち、前記板バネは、前記押し釦要素にゼロ位置に向けて予圧をかけるとともに、前記噛合い要素と噛み合う戻り止め突起を備える。
本発明に係るロック装置の好ましい一実施形態によれば、前記戻り止め突起は、前記ルーフ要素に対して固定された前記ベースの前記噛合い要素に対して傾斜した乗り上げ面を有し、前記乗り上げ面は、前記戻り止め突起を回転させるために前記コントロールレバーがロック解除位置からロック位置へ回転させられるときに、前記噛合い要素に乗り上げる。前記傾斜した乗り上げ面が前記噛合い要素に乗り上げることによって、戻り止め突起の移動経路に突出する噛合い要素を戻り止め突起が通過して該噛合い要素に係合できるところまで、板バネに配置された押し釦要素を移動させることができる。前記板バネのばね力によって、戻り止め突起が噛合い要素に向けて押圧される。戻り止め突起が噛合い要素と係合すると、戻り止め突起の接触面が、噛合い要素の噛合い面と当接する。戻り止め突起の傾斜乗り上げ面は、噛合い要素のうち戻り止め突起側の端縁に対して好ましくは45°の角度となっていることも有利である。また、少なくとも乗り上げることで戻り止め突起が容易に動くように、傾斜した前記乗り上げ面が乗り上げる位置に対して、乗り上げ面を調節をすることも有利である。ロックするための突起を三角形に形成することも考えられる。しかしながら、噛合い突起を、平坦な面でなく、ほぼ円形の断面となるように構成して、傾斜した前記乗り上げ面及び接触面を屈曲面に形成することも考えられる。
本発明に係るロック装置の別の好ましい一実施形態によれば、前記板バネは、前記押し釦要素に対向する端部に形成され、前記押し釦要素の押し釦アームに設けられた対応する接触部に隣接する平坦な接触部を有する。前記押し釦要素は、押し釦要素ベースと該押し釦要素ベースに対して立設された押し釦アームとを有する。このようなアームを設けると、最大のばね力を対応する接触面によって押し釦要素に作用させるために、前記バネ要素を押し釦アームに配置するのに有利である。押し釦要素が操作されると、板バネは容易に屈曲する。
本発明に係るロック装置のまた別の好ましい一実施形態によれば、前記押し釦要素側の接触部は、前記板バネ側の接触部の対応する戻り止め要素と係合する戻り止め要素を有する。このような係合により、車体の走行時やルーフトップが閉鎖または休止されるときに起こり得る振動にもかかわらず、前記押し釦要素と板バネが永続的に相互的に配置される。簡易な方法で、互いにずれてしまうのを防止する戻り止め要素が有利である。例えば、前記押し釦要素側の接触部は、板バネ側の接触部の凹状に形成された戻り止め要素と噛み合う、突起状の戻り止め要素を有していてもよい。しかしながら、板バネ側の接触部に突起を配置し、押し釦要素側の接触部に凹部を配置することも考えられる。
本発明に係るロック装置のまた別の好ましい一実施形態によれば、前記板バネは、前記戻り止め突起とは反対側の端部が、前記コントロールレバーの車体内部とは反対側の面に配置されたインサート要素において支持されている。バネ要素の係止により、板バネの永続的な機能性を確保し、故障やメンテナンスに関連する調整の際には、簡単に交換ができる。インサート要素をコントロールレバーにインサートすることで、コントロールレバー内で発生する張力を低減でき、取付けを簡易化できる。インサート要素は、例えば、係止のための舌状突起を備え、これにより、板バネの戻り止め突起とは反対側の端部が、インサート要素の表面と舌状係止部の間で係止させられる。板バネの戻り止め突起とは反対側の端部に、凹部をさらに設けることも有利である。前記舌状係止部は、板バネの凹部と噛合する。こうして、板バネは、ばね力によって、板バネ自体を舌状係止部で係止する。
本発明に係るロック装置のまた別の好ましい一実施形態によれば前記押し釦要素は、軸回りに回転可能に取り付けられている。回転によって、押し釦要素のサイズを小さく設計できる。前記押し釦要素は、操作される際に併進移動せず、よって、ロック装置内部に深く押し下げられない。したがって、押し釦要素のために移動領域を設ける必要がない。
本発明に係るロック装置のまた別の好ましい一実施形態によれば、軸は、前記押し釦アームを車幅方向に貫通する。前記板バネが押し釦アームに作用するばね力に関しては、前記軸をこのように配置することで、押し釦要素を押したときに、機能性と同時に人間工学上の快適さの面でも、十分なてこの作用の効果が得られる。
本発明に係るロック装置のまた別の好ましい一実施形態によれば、バネ手段は、前記コントロールレバーに、ロック解除位置へ向けて予圧をかける。前記押し釦要素を押すと、コントロールレバーがロック位置から解除され、ロック解除位置へ移動する。前記コントロールレバーに、ロック解除位置に向けて予圧をかけることによって、ロック位置においてコントロールレバーがガタツクことを防止し且つ、コントロールレバーがロック解除されたあと、ユーザはコントロールレバーの後ろにより容易に手が届き、ルーフトップをより簡単に休止位置に動かすことができる。ルーフトップが休止位置にあるときには、コントロールレバーはロック解除位置に回転し、バネ手段がコントロールレバーにロック解除位置に向けて予圧をかけることにより、コントロールレバーがガタツクことを防止する。この実施形態は、コントロールレバーが制御されていない状態で揺動することを回避して、コントロールレバーの衝突を防止するので、有利である。
本発明によれば、コンバーチブル車のルーフトップ用のロック装置がさらに提供される。前記ルーフトップは、車体内部を覆う閉鎖位置と前記車体内部を覆わない休止位置との間で移動可能であり、該ルーフトップの前端縁に設けられ且つ前記閉鎖位置にある前記ルーフトップを車体の剛性構造物に固定するために前記ロック機構が配置される剛性を有するルーフ要素を備え、前記ロック装置は、前記ルーフ要素に対して固定されたベースと、前記ルーフ要素に対して固定された前記ベースに回転可能に連結され、ロック位置とロック解除位置との間で回転可能な、前記ロック装置を操作するためのコントロールレバーと、調節可能に構成され、前記コントロールレバーと相互作用し、前記ルーフトップが閉鎖位置にあるときに前記車体の剛性構造物と噛み合うロック要素、及び、前記ロック要素が変位しないように固定する固定要素が配置されるロック要素保持部とを備えている。本発明に係る前記ロック要素保持部は、長手方向軸に対して耐トルク性を有し、少なくとも1つの固定要素によって貫通されたスリーブと、ネジ部を介して前記スリーブと噛み合い、前記ロック要素が固定的に連結されたネジ付ボルトとを有することを特徴とする。
ロック要素の調節が、細長い穴に沿った位置の変更とロック要素保持部の固定によってではなく、ピンの形状に構成された固定要素を取り外し、ネジ付ボルトをネジ部に応じてスリーブに対して回転させることによって実現されるので、前記ロック要素保持部をスリーブと該スリーブ内に配置されたネジ付ボルトで構成することは、調節能力の面で特に有利である。このように、従来技術と比べて、より簡単な調整が可能である。
本発明に係るロック装置の好ましい一実施形態によれば、前記ロック要素は、係止アームを有し、単一部品として構成された係止フックであり、前記係止アームは、前記スリーブに対するスリーブの軸回りの該係止フックの回転を防止するように前記固定要素に配置されている。前記係止フックは、前記コントロールレバーのロック位置によって規定される噛合い位置と前記コントロールレバーのロック解除位置によって規定される噛合い解除位置との間で、係止フックが移動することができる。
ロック要素を単一部品である係止フックとして構成することで、公知のロック装置に比べて、必要となる要素の数を減らすことができる。前記係止フックは、ネジ付ボルトに固定され、ロック位置においては、その前方部が、車体の剛性構造物に設けられた対応する支持部と噛み合う。また、前記係止フックは、係止アームを介して、固定要素に取り付けられる。前記スリーブを貫通する固定要素に係止アームを配置することにより、ロック要素が不用意にねじれたりずれたりすることがない。
前記ロック要素または係止フックを移動させるためには、前記固定要素をスリーブから抜きとる。その結果、係止アームは、固定要素の2つの端部に当接しなくなる。係止フックは、ネジ付ボルトと固定的に連結されているので、耐トルク性スリーブの長手方向軸に沿ってネジ部に応じて回転可能である。調整量に応じた回数だけ回転した後、固定要素は再びスリーブに貫入され、それにより、係止アームが固定要素の2つの端部に当接し、ロック要素が不用意にねじれたりずれたりすることがなくなる。
本発明に係るロック装置の好ましい一実施形態によれば、前記スリーブ、ネジ付ボルト及び係止フックは、取付けユニットを構成する。このようにすることで、最終取り付けの前に各要素を一体化でき、ロック装置内に可動ユニットを設けることができ、有利である。
本発明に係るロック装置の別の好ましい一実施形態によれば、前記スリーブは、ピボットピンに貫通され、該ピボットピンの軸回りに回転可能であり、前記ピボットピンには、前記コントロールレバーに連結され、該前記コントロールレバーと前記取付けユニットとを連動させる伝達レバーが取付けられている。伝達レバーによってコントロールレバーと取付けユニットとを連動させることは、レバーの配置によっては、てこの作用の効果が得られるので有利である。これにより、手動により、車体の剛性構造物における係止フックの係合をゆるめるとき、または係合させるときに必要な力が小さくなる。
本発明に係るロック装置のさらに別の好ましい一実施形態によれば、前記ピボットピンには、前記取付けユニットに噛合い解除位置へ向けて予圧をかけるバネ装置が取り付けられている。好ましくはアームスプリングの形状に構成されるバネ装置は、取付けユニットを噛合い解除位置に動かすことを簡単にする。噛合い解除位置では、前記バネ装置はスリーブの後方領域の下方に達し、スリーブまたは取り付けユニットには、噛合い解除位置に向けて予圧がかけられる。
本発明に係るロック装置のさらに別の好ましい一実施形態によれば、前記係止フックは、屈曲した鋼製のワイヤにより構成される。前記係止フックは、適切な変形方法によって、鋼製のワイヤから、特に低コストで且つ耐久性を有するように製造できる。
本発明に係るロック装置のさらに別の好ましい一実施形態によれば、前記ルーフ要素に対して固定された前記ベースは、前記スリーブの両側に配置され、車体の長手方向に延びて、前記固定要素及び前記ピボットピンの両端部をガイドするガイド部を有する。このガイド部によって、取付けユニットの移動パターンが規定され得る。
本発明の主題のさらなる利点や有利な実施形態は、明細書、図面、および特許請求の範囲により理解され得る。
図1は、コンバーチブル車のルーフトップの概略側面図である。 図2は、本発明に係るロック装置の底面斜視図であり、該ロック装置がロック位置にある様子を表す。 図3は、図2におけるロック装置の線III−IIIにおける断面図である。 図4は、図3におけるコントロールレバーの斜視図である。 図5は、図3における取付けユニットの斜視図である。 図6は、第1解除位置にあるロック装置の断面図である。 図7は、第2解除位置にあるロック装置の断面図である。
本発明に係るコンバーチブル車のルーフトップ用のロック装置の一実施形態を、概略的かつ簡略化して図示するとともに、以下の明細書に詳細に説明する。
図1に、コンバーチブル車のルーフトップであって、コンバーチブル車の車体内部を覆う閉鎖位置にあるルーフトップを示す。ルーフトップ2は、その前側縁部に設けられた剛性ルーフ要素4を備えている。図1では、剛性ルーフ要素4は、車幅方向に延びるルーフ要素4として構成されている。前記ルーフ要素4には、ロック装置が配置され、ロック装置は、前記ルーフトップを閉鎖位置において車体の剛性構造物6に固定する。車体の剛性構造物6は、車体の2本のAコラム間を車幅方向に延びるフロントガラス・ヘッダーにより構成されている。該フロントガラス・ヘッダーに配置されたロック受け部が、コンバーチブル車のルーフトップを固定するように前記ロック装置と相互作用する。
前記ロック装置は、前記ルーフトップにおいて進行方向に合わせて配置されている。ロック装置は、前記ルーフ要素4に対して固定されたベース100を備える。このベース100は、車体の長手方向に延びる中心面の両側に配置された2つの固定用アームを有し、これによってロック装置はルーフトップに固定される。図2に示すように、ルーフ要素に対して固定された前記ベース100の後端部には、コントロールレバー20が、ピボットボルト8回りに回転可能に取り付けられている。このコントロールレバー20は、図2に示すロック位置から、ロック解除位置まで、ピボットボルト8を軸に回転可能である。前記ロック位置においては、コントロールレバー20はロックされ且つ回転不能であり、前記ロック解除位置においては、コントロールレバー20は、前記ロック装置を操作するためにロック解除される。コントロールレバー20は、当該レバー20を、ルーフトップの進行方向とは逆方向に、手で下方に引き下げる動作により回転する。コントロールレバー20の車体内部を向く面には、押し釦要素22が同心状に配置されており、コンバーチブル車の内部にいる人が押し釦要素22を容易に操作することできる。押し釦要素22を手で操作することによって、コントロールレバー20はロック位置から解除される。
図3に示すように、押し釦要素22は、コントロールレバー20の車体内部側を向く表面と並んだ、押し釦ベース39を備える。押し釦要素22の押し釦ベース39には、押し釦アーム38が立設されている。この押し釦アーム38は、ルーフ要素4に対して固定された前記ベース100に向かって突出し、前側面に接触部36を有する。この接触部36には、T字型の突起40として構成された戻り止め要素40が配置されている。
コントロールレバー20の車体内部とは反対側の面には、インサート要素44が配置されている。このインサート要素44は、コントロールレバー20の内側の大部分を補強しており、コントロールレバー20とともに前記ピボットボルト8の軸周りを回転可能である。インサート要素44の前端部には、舌状係止部45が、ルーフトップの進行方向とは反対方向に且つ車体の長手方向に延びる中心面内に配置されている。
前記インサート要素44の舌状係止部45とコントロールレバー20の接触部36との間には、ルーフトップの進行方向に延びる板バネ24が配置されている。この板バネ24は、前記押し釦要素22にゼロ位置に向けて予圧をかける。板バネ24は、その前端部に設けられた図示省略の凹部を介して前記舌状係止部45に係止されている。板バネ24は、その長手方向に沿って、車体の長手方向に並ぶ4つの経路エリアを有している。第1エリアは、前記板バネの前端部と第1の角との間に位置する。この第1エリアにおいては、板バネ24は、押し釦要素22の方に屈曲する形状を有する。このエリアにおいて、板バネ24は、押し釦アーム38の上端縁の方向に上向きに傾斜する。第1エリアの長さは、板バネ24全体の長さの約半分に相当する。第1エリアの後端部は、ほぼ直角である第1の角につながり、この第1の角に第2エリアが隣接する。
前記第2エリアでは、前記板バネは、平坦であり、前記押し釦アーム38と鋭角をなす。第2エリアは、前記押し釦アーム38の接触部36まで延び、該接触部36において第2の角につながる。該第2の角に板バネの第3エリアが隣接している。第2エリアと第3エリアとは、鋭角をなしている。
前記第3エリアは、板バネ24の接触部34である。第3エリアは、平坦であり、前記ベース100の方へ延びており、コントロールレバー20の接触部36と接している。押し釦要素側の接触部36に配置された突起40に対応して、板バネ24の接触部34には、T字型の凹部42が形成されている。突起40と凹部42とは、完全に嵌合する。この嵌合を介して、板バネ24は、押し釦要素24の押し釦アーム38に係止される。第3エリアの長さは、押し釦アーム38の上端縁を越えている。該アーム38の上端縁の上方で、板バネの第4エリアが第3の角を介して第3エリアと隣接する。
前記第4エリアは、戻り止め突起26を構成する。この戻り止め突起26は、実質的に三角形の形状をしており、乗り上げ面30と接触面32とを有する。この乗り上げ面30と接触面32とは、約45°の角をなす。前記乗り上げ面30は、コントロールレバー20がロック位置にあるとき、ベース100の噛合い要素28の噛合い面29に対して、傾斜している。接触面32は、コントロールレバー20がロック位置にあるとき、前記噛合い面29と平行であり且つ接する。ベース100の噛合い要素28は、その押し釦アーム側の端部が押し釦アーム38と接しており、それにより、前記戻り止め突起26が噛合い要素28と重なっている。
前記噛合い要素28は、その後端部に、ゴムで被覆された緩衝要素10を備える。この緩衝要素10は、コントロールレバー20がロック位置にあるとき、インサート要素44に接する。
コントロールレバー20は、ピボットボルト76を介して、伝達レバー78に連結されている。前記ピボットボルト76には、バネ手段48が配置されている。該バネ手段48はアームスプリングにより構成されており、コントロールレバー20にロック解除位置に向けて予圧をかける。前記伝達レバー78の前端部を、ピボットピン84が車幅方向に貫通している。前記伝達レバー78は、ピボットピン84を介してスリーブ66に連結されている。スリーブ66は長手方向軸に耐トルク性があり、ロック要素保持部を形成する。前記ピボットピン84および固定要素64がスリーブ66を車幅方向に貫通しており、スリーブ66は、これら2つの棒状の要素によって、両側においてガイド部82内でガイドされる。
前記ガイド部82は、ルーフ要素に対して固定された前記ベース100において、溝状連結部として形成されている。ガイド部82は、前記ルーフトップ2の経路に対して平行で且つ進行方法に延びる部分と、前記平行な部分の前側から車体内部に向かって曲がって延び、且つ前記平行な部分より短い部分とを有する。この曲がった部分の長さは、少なくとも、固定要素64とピボットピン84との間の距離と同じくらい長い。スリーブ66は、その前側の内部に切られたネジ部を介して、ネジ付ボルト68に連結されている。このネジ付ボルト68は、スリーブ66の前側から突出している。前記ネジ付ボルト68の前端部には、係止フック70が固定的に接続されている。この係止フック70は、屈曲された鋼製のワイヤによって構成され、対向する2つの表面を介して前記ネジ付ボルト68に連結されている。係止フック70は、後側に向けて突出する2つの係止アーム72を有している。図3からわかるように、コントロールレバー20がロック位置にあるときにも、ロック解除位置にあるときにも、前記係止アーム72は、スリーブ66の両側において固定要素64の外側端部上に配置されている。
前記スリーブ66、ネジ付ボルト68、および係止フック70は、取付けユニット74を構成する。前記コントロールレバー20を回転させることにより、後部がピボットボルト76に取り付けられた前記伝達レバー78を介して、取付けユニット74を動かすことができる。取付けユニット74は、噛合い位置と噛合い解除位置との間で移動可能である。噛合い位置においては、係止フック70が車体の剛性構造物6と噛み合い、噛合い解除位置においては、取付けユニット74が、ガイド部82のルーフトップに平行な部分に沿って前方に移動し、ガイド部82の曲がった部分に沿って車体内部向きに下がる。
後方のピボットピン84には、アームスプリングからなるバネ装置80が取り付けられており、前記取付けユニット74に、噛合い解除位置に向けて予圧をかける。
図4には、図3のコントロールレバー20を示す。コントロールレバー20の内部には、前記インサート要素44が配置されている。前記押し釦要素22は、押し釦要素軸46回りに回転可能に取り付けられている。押し釦要素軸46は、押し釦要素22の押し釦アーム38を車幅方向に貫通し、前記板バネ24と協働して、押し釦要素22の前向き回転を可能とする。
図5には、図3の取付けユニット74を示す。前記インサート要素44には、後部の前記ピボットボルト76回りに回転可能に取り付けられた前記伝達レバー78が配置されている。伝達レバー78の前部には、スリーブ66が配置され、スリーブ66がピボットピン84回りに回転可能に取り付けられている。前記ピボットピン84および固定要素64が、スリーブ66を車幅方向に貫通している。前記固定要素64の外側端部のそれぞれには、前記係止アーム72が載っている。
図6および図7には、車体内部を覆う閉鎖位置から該車体内部を覆わない休止位置への、ルーフトップ2の変位を示す。ルーフトップ2が閉鎖位置にあるときには、コントロールレバー20はロック位置にある。このロック位置においては、取付けユニット74を動かすための、即ち、係止フック70と車体の剛性構造物6との噛合いを緩めるためのコントロールレバー20の回転が、噛合い要素28と噛み合っている板バネ24の戻り止め突起26によって防止されている。戻り止め突起26と噛合い要素28の噛合いを緩めるためには、押し釦要素22が手動で操作される。押し釦要素22の押し釦ベース39の後部領域を、板バネ24のばね力に逆らって押すと、押し釦要素22が押し釦要素軸46の周りを前方向きに回転する。この回転によって、板バネ24の戻り止め突起26が、噛合い要素28の噛合い面29と接しなくなるまで、前方へ動かされる。このようにして、戻り止め突起26と噛合い要素28との噛合いが解除される。
前記バネ手段48は、ピボットボルト76に取り付けられており、且つ、アームスプリングで構成されている。このアームスプリングは、アームによってインサート要素44および伝達レバー78においてバネ手段48自体を支持する。バネ手段48の予圧によって、コントロールレバー20は、ピボットボルト8回りに車体内部の方へ中間位置にまで回転する。この中間位置では、コントロールレバー20の前端縁を手で掴むことができる。中間位置は、非伝動範囲(movement dead range)の終点に相当する。即ち、押し釦要素22が押されると、コントロールレバー20は、中間位置に「ジャンプ」する。非伝動範囲においては、コントロールレバー20をわずかに回転させても、その動きは伝達レバー78によって取付けユニット74に伝達されることはない。このように、コントロールレバー20が中間位置にまで回転しているにもかかわらず、係止フック70は、車体の剛性構造物6と噛み合ったままであり、ルーフトップ2は閉鎖されたままである。
コントロールレバー20の前端縁を手で掴んで後方に向けて引くことで、コントロールレバー20を、前記中間位置からさらに回転させることができる。このさらなる回転により、伝達レバー78が、コントロールレバー20の動きを取付けユニット74のスリーブ66に伝達する。スリーブ66は、固定要素64とピボットピン84によって、ガイド部82内で水平方向にガイドされる。取付けユニット74は、ガイド部82のルーフトップに平行な部分に沿って前方に向けて移動し、よって係止フック70と車体の剛性構造物6との噛合いが解除される。
ガイド部82の形状に対応して、取付けユニット74は、ガイド部82のルーフトップ2に平行な部分が曲がった部分につながるところまで前方へ移動する。ガイド部82の経路の変化によって、取付けユニット74の移動方向も変化する。ガイド部82の曲がった部分は車体内部に向かって延びているので、取付けユニット74は車体内部に向かって下がり、コントロールレバー20の最終位置においては、取付けユニット74はほぼ鉛直方向を向く。コントロールレバー20のロック位置から最終位置までの回転角度は、約180°である。
この位置において、ルーフトップ2は休止位置に移動可能となる。
2 ルーフトップ
4 剛性ルーフ要素
6 車体の剛性構造物
8 ピボットボルト
10 緩衝要素
20 コントロールレバー
22 押し釦要素
24 板バネ
26 戻り止め突起
28 噛合い要素
29 噛合い面
30 乗り上げ面
32 接触面
34 接触部
36 接触部
38 押し釦アーム
39 押し釦ベース
40 突起
42 凹部
44 インサート要素
45 舌状係止部
46 押し釦要素軸
48 バネ手段
64 固定要素
66 スリーブ
68 ネジ付ボルト
70 係止フック
72 係止アーム
74 取付けユニット
76 ピボットボルト
78 伝達レバー
80 バネ装置
82 ガイド部
84 ピボットピン
100 ベース

Claims (15)

  1. コンバーチブル車のルーフトップ(2)用のロック装置であって、
    前記ルーフトップ(2)は、車体内部を覆う閉鎖位置と前記車体内部を覆わない休止位置との間で移動可能であり、該ルーフトップの前端縁に設けられ且つ前記閉鎖位置にある前記ルーフトップを車体の剛性構造物(6)に固定するために前記ロック機構が配置される剛性を有するルーフ要素(4)を備え、
    前記ロック装置は、
    前記ルーフ要素(4)に対して固定されたベース(100)と、
    前記ルーフ要素に対して固定された前記ベース(100)に回転可能に連結され、ロック位置とロック解除位置との間で回転可能な、前記ロック装置を操作するためのコントロールレバー(20)と、
    操作されることによって前記コントロールレバー(20)をロック位置から解除して操作可能にする押し釦要素(22)と、
    前記押し釦要素(22)と相互作用し、前記押し釦要素(22)にゼロ位置に向けて予圧をかけるバネ要素(24)と、
    前記コントロールレバー(20)をロック位置に固定する戻り止め要素とを備え、
    前記バネ要素は、板バネ(24)として構成され、
    前記戻り止め要素は、
    前記板バネ(24)と一体成形された戻り止め突起(26)であり、
    前記コントロールレバー(20)がロック位置にあるときには、前記戻り止め突起(26)が、前記ルーフ要素に対して固定された前記ベース(100)の噛合い要素(28)と噛み合い、前記押し釦要素(22)の操作によって前記戻り止め突起(26)と前記ルーフ要素に対して固定された前記ベース(100)の前記噛合い要素(28)との噛合いが解除されて、前記コントロールレバー(20)がロック解除位置まで回転できるように配置されていることを特徴とするロック装置。
  2. 請求項1に記載のロック装置において、
    前記戻り止め突起(26)は、前記ルーフ要素に対して固定された前記ベース(100)の前記噛合い要素(28)に対して傾斜した乗り上げ面(30)を有し、
    前記乗り上げ面は、前記戻り止め突起(26)を回転させるために前記コントロールレバー(20)がロック解除位置からロック位置へ回転させられるときに、前記噛合い要素(28)に乗り上げることを特徴とするロック装置。
  3. 請求項1及び2の何れか1つに記載のロック装置において、
    前記板バネ(24)は、前記押し釦要素(22)に対向する端部において平坦に形成され、前記押し釦要素(22)の押し釦アーム(38)に設けられた対応する接触部(36)に隣接する接触部(34)を有することを特徴とするロック装置。
  4. 請求項3に記載のロック装置において、
    前記押し釦要素側の接触部(36)は、前記板バネ側の接触部(34)の対応する戻り止め要素(42)と係合する戻り止め要素(40)を有することを特徴とするロック装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のロック装置において、
    前記板バネ(24)は、前記戻り止め突起とは反対側の端部が、前記コントロールレバー(20)の車体内部とは反対側の面に配置されたインサート要素(44)において支持されていることを特徴とするロック装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のロック装置において、
    前記押し釦要素(22)は、軸(46)回りに回転可能に取り付けられていることを特徴とするロック装置。
  7. 請求項6のうち請求項3の構成を含むロック装置において、
    前記軸(46)は、前記押し釦アーム(38)を車幅方向に貫通することを特徴とするロック装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載のロック装置において、
    バネ手段(48)は、前記コントロールレバー(20)に、ロック解除位置へ向けて予圧をかけることを特徴とするロック装置。
  9. コンバーチブル車のルーフトップ(2)用のロック装置であって、
    前記ルーフトップ(2)は、車体内部を覆う閉鎖位置と前記車体内部を覆わない休止位置との間で移動可能であり、該ルーフトップの前端縁に設けられ且つ前記閉鎖位置にある前記ルーフトップを車体の剛性構造物(6)に固定するために前記ロック機構が配置される剛性を有するルーフ要素(4)を備え、
    前記ロック装置は、
    前記ルーフ要素(4)に対して固定されたベース(100)と、
    前記ルーフ要素に対して固定された前記ベース(100)に回転可能に連結され、ロック位置とロック解除位置との間で回転可能な、前記ロック装置を操作するためのコントロールレバー(20)と、
    調節可能に構成され、前記コントロールレバー(20)と相互作用し、前記ルーフトップ(2)が閉鎖位置にあるときに前記車体の剛性構造物(6)と噛み合うロック要素、及び、前記ロック要素が変位しないように固定する固定要素(64)が配置されるロック要素保持部とを備え、
    前記ロック要素保持部は、
    長手方向軸に対して耐トルク性を有し、少なくとも1つの固定要素(64)によって貫通されたスリーブ(66)と、
    ネジ部を介して前記スリーブ(66)と噛み合い、前記ロック要素が固定的に連結されたネジ付ボルト(68)とを有することを特徴とするロック装置。
  10. 請求項9に記載のロック装置において、
    前記ロック要素は、係止アーム(72)を有し、単一部品として構成された係止フック(70)であり、
    前記係止アームは、前記スリーブ(66)に対するスリーブの軸回りの該係止フック(70)の回転を防止するように、且つ、前記コントロールレバー(20)のロック位置によって規定される噛合い位置と前記コントロールレバー(20)のロック解除位置によって規定される噛合い解除位置との間で、係止フック(70)が移動可能なように前記固定要素(64)に配置されていることを特徴とするロック装置。
  11. 請求項9又は10に記載のロック装置において、
    前記スリーブ(66)、ネジ付ボルト(68)及び係止フック(70)は、取付けユニット(74)を構成することを特徴とするロック装置。
  12. 請求項11に記載のロック装置において、
    前記スリーブ(66)は、ピボットピン(84)に貫通され、該ピボットピン(84)の軸回りに回転可能であり、
    前記ピボットピン(84)には、前記コントロールレバー(20)に連結され、該前記コントロールレバー(20)と前記取付けユニット(74)とを連動させる伝達レバー(78)が取付けられていることを特徴とするロック装置。
  13. 請求項12に記載のロック装置において、
    前記ピボットピン(84)には、前記取付けユニット(74)に噛合い解除位置へ向けて予圧をかけるバネ装置(80)が取り付けられていることを特徴とするロック装置。
  14. 請求項9〜13のいずれか1つに記載のロック装置において、
    前記係止フック(70)は、屈曲した鋼製のワイヤであることを特徴とするロック装置。
  15. 請求項9〜14のいずれか1つに記載のロック装置において、
    前記ルーフ要素に対して固定された前記ベース(100)は、前記スリーブ(66)の両側に配置され、車体の長手方向に延びて、前記固定要素(64)及び前記ピボットピン(84)の両端部をガイドするガイド部(82)を有することを特徴とするロック装置。
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