JP5628353B2 - 軽量コンクリートパネルの製造方法 - Google Patents

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本発明は、軽量コンクリートパネルの製造方法に関する。
近年、工場において生産された外壁材を施工現場において建物に取り付ける施工方法が広く普及している。工場で生産される外壁材としては、ALCパネル、プレキャストコンクリート板、硬質木片セメント板等が知られている。これらの外壁材の中でも、特に、ALCパネルは軽量で施工し易いため、多くの外壁材に用いられている。ALCは、Autoclaved Light-Weight Concrete(軽量気泡コンクリート)の略称である。
一般に、ALCパネルは、型枠内に複数枚の補強鉄筋を配置し、この型枠内に珪酸質原料、石灰質原料、水を主原料とした原料モルタルにアルミニウム粉末等の発泡剤を添加したものを流し込み、これを発せしめ、半硬化状態として脱型させた半硬化体を、前記複数枚の補強鉄筋に対応して複数のパネルに切断した後に、オートクレーブ養生してなる。オートクレーブ養生では、半硬化体を温度180℃、圧力約10Kgf/cmの飽和蒸気中で10数時間養生させる。その後、オートクレーブから出缶された複数枚のALCパネルは積み上げられて1つの塊となっており、大気中で放置され自然に冷却乾燥される。
特開2003−292367号公報 特開2005−103812号公報
オートクレーブから出缶された直後のALCパネルは、細孔内に多くの水分を含んでいる。オートクレーブ出缶後の養生中は大気中に放置されると、その表面の温度は低下するとともに、その表面の水分は蒸発して乾燥していく。
また、出荷までの工程においてもALCパネルの内部の細孔内の水分は蒸発し乾燥していくが一方で、出荷時にALCパネルの内部の細孔内に水分が残ってしまう。
そのALCパネルを床・屋根・壁などの用途で取り付けた場合、高気密高断熱の住宅では結露現象につながるケースがある。
そこで、ALCパネルの内部の細孔内に閉じ込められた水分をコントロールすることが必要となる。しかしながら、ALCパネルを大気中に放置した後に乾燥させる場合には、ALCパネルの内部の細孔内に閉じ込められた水分を気体(蒸気)に変化させて脱気しなければならないため、膨大な熱エネルギーが必要になるという問題があり、合わせて、自然乾燥では長期間の乾燥を必要とするという問題もある。
上述の課題に鑑み、本発明は、型枠内に複数枚の補強鉄筋を配置し、この型枠内に珪酸質原料、石灰質原料、及び水を主原料とした原料モルタルに発泡剤を添加したものを流し込み、これを発せしめ、脱型させた半硬化体を、前記複数枚の補強鉄筋に対応して複数枚のパネルに切断した後に、オートクレーブ養生してなる軽量コンクリートパネルの製造方法において、オートクレーブ養生直後で前記パネルがオートクレーブ養生による余熱を持っている状態で前記パネルの表面及び裏面に加熱された空気を吹き付け手段により吹き付けるとともに、前記パネルから発生した水蒸気を当該パネルの側面から吸引する乾燥工程を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、オートクレーブ養生後の軽量コンクリートパネルを少ない熱エネルギーで効率的に乾燥させることができる。
本発明の実施形態の軽量コンクリートパネルの製造方法を示す工程フロー図である。 本発明の実施形態の軽量コンクリートパネルの製造方法における乾燥工程を示す図である。
図1は、本発明の実施形態の軽量コンクリートパネルの製造方法を示す工程フロー図である。先ず、型枠内に複数枚の補強鉄筋を水平、垂直方向に配置する。(工程S1)この型枠内に珪酸質原料、石灰質原料、水を主原料とした原料モルタルにアルミニウム粉末等の発泡剤を添加したものを流し込み、これを発せしめ、脱型させた半硬化体とする。(工程S2)
この発された半硬化体を、複数枚の補強鉄筋に対応して複数のパネルにピアノ線を用いて切断する。(工程S3)その後、切断された半硬化体はオートクレーブ養生される。このオートクレーブ養生では、半硬化体を温度180℃、圧力約10Kgf/cmの飽和蒸気中で10数時間養生させる。(工程S4)
そして、オートクレーブ養生直後でALCパネルがオートクレーブ養生による余熱を持っている状態で乾燥工程を行う。(工程S5)この乾燥工程では、ALCパネルの表面及び裏面に加熱された空気を吹き付けると共に、ALCパネルから発生した水蒸気をALCパネルの側面から吸引するようにしている。
この場合、ALCパネルは1枚ずつ乾燥工程が行われるので、1つの塊で乾燥させる場合に比して水分が蒸発する表面積が増加し、乾燥速度が10倍〜20倍に大きくなる。また、ALCパネルはオートクレーブ養生による余熱を持っているので、少ない熱エネルギーでALCパネルを高い温度(70℃〜80℃)に維持できる。これにより、ALCパネルの内部の細孔内に含まれた水分の移動と、蒸発が促進される。この場合、飽和蒸気の圧力は常温(20℃)で17.5mmHgに対し、70℃〜80℃では、233.7〜355.1mmHgと13倍から20倍になり、水分の発散圧力も高い。
さらに、ALCパネルの表面及び裏面に加熱された空気を吹き付けると共に、ALCパネルから発生した水蒸気をALCパネルの側面から吸引するようにしているので、発生した水蒸気が取り払われ、乾燥を早める効果がある。
そして、ALCパネルの乾燥工程の後に、ALCパネルの表面切削によるデザイン加工、塗装が順次行われる。(工程S6、S7)
図2は、本発明の実施形態の軽量コンクリートパネルの製造方法における乾燥工程を示す図である。ALCパネルPは不図示のコンベア上で水平方向に搬送されながら乾燥装置100により乾燥が行われる。
この乾燥装置100は、ALCパネルPの表面側に配置された第1の乾燥ユニット101と、ALCパネルPの裏面側に配置された第2の乾燥ユニット102を備える。
第1の乾燥ユニット101は、ALCパネルPの表面上に配置され、この表面に上方から空気を吹き付ける空気吹き付けダクト1と、この空気吹き付けダクト1の上壁に接続された吹き付けホース2を介して空気吹き付けダクト1に空気を送出するブロア3、ALCパネルPの側面に配置され、水蒸気を含んだ空気を吸引する吸引ホース4、吸引ホース4を介して吸引された空気を除湿する除湿器5と、除湿器5により除湿された空気を加熱してブロア3に供給するヒーター6を備える。
ブロア3は、吹き付け空気と吸引空気を循環路に循環させるポンプ機能を持っている。吸引ホース4に吸引された空気にはゴミ等の異物が含まれることが多いため、この異物を除去するフィルタ7が吸引ホース4に挿入されることが好ましい。
第2の乾燥ユニット102も同様に構成されており、ALCパネルPの裏面上に配置され、この裏面に下方から空気を吹き付ける空気吹き付けダクト11と、この空気吹き付けダクト11の下壁に接続された吹き付けホース12を介して空気吹き付けダクト11に空気を送出するブロア13、ALCパネルPの側面に配置され、水蒸気を含んだ空気を吸引する吸引ホース14、吸引ホース14を介して吸引された空気を除湿する除湿器15と、除湿器15により除湿された空気を加熱してブロア13に供給するヒーター16を備える。
ブロア13は、吹き付け空気と吸引空気を循環路に循環させるポンプ機能を持っている。吸引ホース14に吸引された空気にはゴミ等の異物が含まれることが多いため、この異物を除去するフィルタ17が吸引ホース14に挿入されることが好ましい。
この乾燥装置100によれば、ALCパネルPはオートクレーブ養生による余熱を持っているので、少ない熱エネルギーでALCパネルPを高い温度(70℃〜80℃)に維持できる。これにより、ALCパネルPの内部の細孔内に含まれた水分の移動と、蒸発が促進される。また、ALCパネルPの表面及び裏面に除湿、加熱された空気を吹き付けダクト1,11により吹き付けると共に、ALCパネルPの表面及び裏面から発生した水蒸気をALCパネルPの側面から吸引ホース4,14により吸引するようにしているので、発生した水蒸気が取り払われ、乾燥を早める効果がある。
ALCパネルPの表面及び裏面に空気を吹き付ける際に、通常のダクトを用いたのではダクト内で空気の流れが分散してしまい、十分な吹き付け力が得られない。
そこで、空気吹き付けダクト1,11は、天井と開口された底部を有する箱状の吹き付けダクト本体1a,11aと、吹き付けダクト本体1a,11a内の空間を仕切って複数の吹き付けセル1b,11bを形成する吹き付けセル仕切板1c,11cを備えている。複数の吹き付けセル1b,11bは、垂直方向にスリット状に延びている。複数の吹き付けセル1b,11bの吹き付け口の高さは、ALCパネルPの表面から同じ高さに揃っている。
そして、複数の吹き付けセル1b,11bは、それらの上方空間を介して吹き付けダクト本体1a,11aに接続された吹き付けホース2,12に連通している。これにより、吹き付けセル1b,11bに吹き付けホース2,12からの吹き付け空気の流れが集中し、その流速が上がることにより、空気圧をより高めることができる。吹き付けセル1b,11bの吹き付け口からALCパネルPの表面及び裏面に吹き付けられた空気は、水蒸気を含めて、吸引ホース4,14により吸引されるようになっている。
また、各吹き付けセル1b,11bにおける空気圧を均一にするために、吹き付けセル仕切板1c,11cは、複数の吹き付けセル1b,11bが同じ寸法になるように組まれていることが好ましい。
P ALCパネル
1、11 空気吹き付けダクト
1a、11a 吹き付けダクト本体
1b、11b 吹き付けセル
1c、11c 吹き付けセル仕切板
2、12 吹き付けホース
3、13 ブロア
4、14 吸引ホース
5、15 除湿器
6、16 ヒーター
7、17 フィルタ
100 乾燥装置
101 第1の乾燥ユニット
102 第2の乾燥ユニット

Claims (3)

  1. 型枠内に複数枚の補強鉄筋を配置し、この型枠内に珪酸質原料、石灰質原料、及び水を主原料とした原料モルタルに発泡剤を添加したものを流し込み、これを発せしめ、脱型させた半硬化体を、前記複数枚の補強鉄筋に対応して複数枚のパネルに切断した後に、オートクレーブ養生してなる軽量コンクリートパネルの製造方法において、
    オートクレーブ養生直後で前記パネルがオートクレーブ養生による余熱を持っている状態で前記パネルの表面及び裏面に加熱された空気を吹き付け手段により吹き付けるとともに、前記パネルから発生した水蒸気を含む空気を当該パネルの側面から吸引する乾燥工程を設けたことを特徴とする軽量コンクリートパネルの製造方法。
  2. 前記乾燥工程において、前記パネルの温度が70℃〜80℃に維持されるように加熱手段により空気を加熱することを特徴とする請求項1に記載の軽量コンクリートパネルの製造方法。
  3. 前記吹き付け手段は、空気吹き付けダクトと、前記吹き付けダクトに接続された吹き付けホースと、
    前記吹き付けホースを介して前記空気吹き付けダクトに空気を送出するブロアと、を備え、
    前記吹き付けダクトは、該空気吹き付けダクト内の空間を仕切って、複数の吹き付けセルを形成する吹き付けセル仕切り板を備え、該複数の吹き付けセルがそれらの上方空間を介して前記吹き付けホースに連通していることを特徴とする請求項1または2に記載の軽量コンクリートパネルの製造方法。
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