JP5627417B2 - 二元冷凍装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍・冷蔵等の用途に利用する二元冷凍装置に関するものである。
従来より、低温の冷凍倉庫や冷蔵倉庫の冷凍装置には、高元冷凍サイクルと低元冷凍サイクルをカスケード熱交換器により熱的に接続した二元冷凍サイクルが利用されている。このような二元冷凍サイクルを利用した従来の二元冷凍装置としては、例えば、高元圧縮機、高元流量制御弁、カスケード熱交換器及び低元圧縮機で構成され、冷凍倉庫の庫外床側に設置された室外ユニットと、低元流量制御装置及び蒸発器で構成され、冷凍倉庫の庫内に設置された冷却ユニットとからなり、この室外ユニットと冷却ユニットを液配管とガス配管で接続した冷凍装置が提案されている(特許文献1参照)。この従来の二元冷凍装置は、低元圧縮機で圧縮された高温高圧の蒸気冷媒はカスケード熱交換器で凝縮液化し、高圧の液冷媒の状態で液配管内を流れ、庫内の冷却ユニットへ流入する。冷凍ユニットへ流入したこの液冷媒は、冷却ユニット内の低元流量制御装置によって減圧され、低圧の気液二相冷媒となって蒸発器へ流入し、庫内空気で加熱されて蒸発し、低圧蒸気冷媒となってガス配管を通って低元圧縮機に戻る。
特許第3171010号公報
従来の二元冷凍装置では庫外に設置された室外ユニットと庫内に設置された冷却ユニットは液配管とガス配管で接続され、この液配管内には低元冷凍サイクルの液冷媒が循環する。ここで、通常、室外ユニットと冷却ユニットの設置距離は様々な長さ(例えば、10mから200m程度)となる。このため、室外ユニットと冷却ユニットの設置距離が長くなると、液配管の長さが増大し、低元冷凍サイクルの充填冷媒量が増加してしまう。その結果、従来の二元冷凍装置は、冷媒コストが増加し、二元冷凍装置の製品コストが増加してしまうという問題点があった。また、充填冷媒量が増加すると、起動時や負荷変化時に圧縮機への液バックが発生しやすくなるため、従来の二元冷凍装置は装置の信頼性が低下してしまうという問題点があった。
また、近年の地球温暖化防止の観点から、フロン系冷媒に代わり自然冷媒のひとつである二酸化炭素が低元冷凍サイクルの冷媒として用いられるようになっている。この二酸化炭素冷媒を用いた二元冷凍装置では、高効率化、信頼性向上、低コスト化及び現地据付工事の容易化等の改善が要望されている。
本発明は、上述のような課題の少なくとも1つを解消するためになされたものであり、低元冷凍サイクルの冷媒充填量を削減し、コスト削減や信頼性向上を可能とする二元冷凍装置を得ることを第1の目的とする。またユニット据付の際、現地での追加冷媒充填を不要にし、現地据付工事の簡易化が可能な二元冷凍装置を得ることを第2の目的とする。
本発明に係る二元冷凍装置は、高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置及びカスケード熱交換器が順次配管接続され、高元冷媒が循環する高元冷凍サイクルと、低元圧縮機、カスケード熱交換器、低元第一流量制御装置及び蒸発器が順次配管接続され、低元冷媒が循環する低元冷凍サイクルと、高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置、カスケード熱交換器及び低元圧縮機が収納された室外ユニットと、低元第一流量制御装置及び蒸発器が収納された冷却ユニットと、を備え、室外ユニットと冷却ユニットとが液配管及びガス配管によって接続される二元冷凍装置において、
室外ユニットは、カスケード熱交換器の低元冷凍サイクル側となる出口配管に低元第二流量制御装置を備え、カスケード熱交換器から流出した低元冷媒を低元第二流量制御装置で減圧し、液配管を流れる低元冷媒を気液二相状態とするものである。
また、本発明に係る二元冷凍装置は、高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置及びカスケード熱交換器が順次配管接続され、高元冷媒が循環する高元冷凍サイクルと、低元圧縮機、カスケード熱交換器、低元第一流量制御装置及び蒸発器が順次配管接続され、低元冷媒が循環する低元冷凍サイクルと、高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置、カスケード熱交換器及び低元圧縮機が収納された室外ユニットと、低元第一流量制御装置及び蒸発器が収納された冷却ユニットと、を備え、室外ユニットと冷却ユニットとが液配管及びガス配管によって接続される二元冷凍装置において、
液配管を流れる低元冷媒が気液二相状態となるように、カスケード熱交換器の熱交換量を制御するものである。
また、本発明に係る二元冷凍装置は、高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置及びカスケード熱交換器が順次配管接続され、高元冷媒が循環する高元冷凍サイクルと、低元圧縮機、カスケード熱交換器、低元第一流量制御装置及び蒸発器が順次配管接続され、低元冷媒が循環する低元冷凍サイクルと、高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置及びカスケード熱交換器が収納された室外ユニットと、低元圧縮機、低元第一流量制御装置及び蒸発器が収納された冷却ユニットと、を備え、室外ユニットと冷却ユニットとが液配管及びガス配管によって接続される二元冷凍装置において、
室外ユニットは、カスケード熱交換器の低元冷凍サイクル側となる出口配管に低元第二流量制御装置を備え、カスケード熱交換器から流出した低元冷媒を低元第二流量制御装置で減圧し、液配管を流れる低元冷媒を気液二相状態とするものである。
また、本発明に係る二元冷凍装置は、高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置及びカスケード熱交換器が順次配管接続され、高元冷媒が循環する高元冷凍サイクルと、低元圧縮機、カスケード熱交換器、低元第一流量制御装置及び蒸発器が順次配管接続され、低元冷媒が循環する低元冷凍サイクルと、高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置及びカスケード熱交換器が収納された室外ユニットと、低元圧縮機、低元第一流量制御装置及び蒸発器が収納された冷却ユニットと、を備え、室外ユニットと冷却ユニットとが液配管及びガス配管によって接続される二元冷凍装置において、
液配管を流れる低元冷媒が気液二相状態となるように、カスケード熱交換器の熱交換量を制御するものである。
本発明においては、室外ユニットと冷却ユニットを接続する液配管内の低元冷媒を気液二相冷媒状態とすることができる。このため、低元冷凍サイクルの必要冷媒充填量を大幅に少なくすることができる。したがって、冷媒コストが低減でき、装置全体のコストを低減できる二元冷凍装置を得ることができる。また、信頼性が向上した二元冷凍装置を得ることもできる。
本発明の実施の形態1に係る二元冷凍装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る低元冷凍サイクルの動作を示す圧力―エンタルピー線図である。 本発明の実施の形態2に係る二元冷凍装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2に係る低元冷凍サイクルの動作を示す圧力―エンタルピー線図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態3に係る低元冷凍サイクルの動作を示す圧力―エンタルピー線図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の別の一例を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態4に係る二元冷凍装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態5に係る二元冷凍装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態6に係る二元冷凍装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置の別の一例を示す冷媒回路図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る二元冷凍装置の冷媒回路図である。
本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、高元冷凍サイクル101及び低元冷凍サイクル102を備え、高元冷凍サイクル101及び低元冷凍サイクル102は、カスケード熱交換器20によって熱的に接続されている。また、これら高元冷凍サイクル101及び低元冷凍サイクル102を構成する各要素は、室外ユニット1又は冷却ユニット2に収納されている。
高元冷凍サイクル101は、高元冷媒が循環するものであり、高元圧縮機10、凝縮器11、高元流量制御装置12及びカスケード熱交換器20が順次配管接続されて構成されている。高元圧縮機10は、例えば二段スクリュー圧縮機である。凝縮器11は例えばプレートフィンアンドチューブ熱交換器であり、凝縮器11の近傍には送風機(図示せず)が設けられている。送風機によって周囲空気(外気)が凝縮器11に供給されると、凝縮器11を流れる高元冷媒は供給された周囲空気に凝縮熱を放熱する。高元流量制御装置12は、例えば電子式膨張弁であり、高元冷凍サイクル101を循環する高元冷媒の流量を制御している。カスケード熱交換器20は、例えばプレート式熱交換器であり、高元冷媒と低元冷媒(低元冷凍サイクル102を流れる冷媒)とが熱交換を行うものである。
低元冷凍サイクル102は、低元冷媒が循環するものであり、低元圧縮機30、カスケード熱交換器20、低元第一流量制御装置32及び蒸発器31が順次配管接続されて構成されている。低元圧縮機30は、例えばスクロール圧縮機である。低元第一流量制御装置32は、例えば電子式膨張弁であり、低元冷凍サイクル102を循環する低元冷媒の流量を制御している。蒸発器31は例えばプレートフィンアンドチューブ熱交換器であり、蒸発器31の近傍には送風機(図示せず)が設けられている。この送風機によって冷凍倉庫の庫内空気が蒸発器31に供給されると、蒸発器31を流れる低元冷媒は、供給された冷凍倉庫の庫内空気を冷却して、蒸発する。
また、本実施の形態1に係る低元冷凍サイクル102には、低元レシーバー34及び低元第二流量制御装置33が設けられている。低元レシーバー34は、カスケード熱交換器20の出口配管に設けられており、低元冷凍サイクル102の余剰な低元冷媒を貯留するものである。低元第二流量制御装置33は、例えば電子式膨張弁であり、低元レシーバー34と低元第一流量制御装置32との間の冷媒配管に設けられている。この低元第二流量制御装置33は、低元第一流量制御装置32と共に低元冷凍サイクル102を循環する低元冷媒の流量を制御している。
上述した二元冷凍装置100の各構成要素は、室外ユニット1又は冷却ユニット2に収納されている。本実施の形態1においては、高元圧縮機10、凝縮器11、高元流量制御装置12、カスケード熱交換器20、低元圧縮機30、低元第二流量制御装置33及び低元レシーバー34が、室外ユニット1に収納されている。また、蒸発器31、低元第一流量制御装置32が、冷却ユニット2に収納されている。そして、室外ユニット1と冷却ユニット2は、2つの配管(液配管3及びガス配管4)で接続されている。
なお、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100では、高元冷凍サイクル101を循環する高元冷媒として、例えば2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)等のテトラフルオロプロペン、又はこのテトラフルオロプロペンを含む混合冷媒を用いている。また、低元冷凍サイクル102を循環する低元冷媒として、二酸化炭素を用いている。
(動作説明)
続いて、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100の動作について説明する。
高元冷凍サイクル101の高元圧縮機10より吐出された高温高圧で蒸気状態の高元冷媒は、凝縮器11へ流入し、外気と熱交換して凝縮液化し、高圧液冷媒となる。この高圧液状態の高元冷媒は、高元流量制御装置12で減圧され、低圧の気液二相冷媒となってカスケード熱交換器20に流入する。この低圧の気液二相状態となった高元冷媒は、カスケード熱交換器20内で低元冷媒によって加熱されて蒸発し、低圧の蒸気冷媒となって高元圧縮機10へ流入し、再び圧縮される。
一方、低元冷凍サイクル102では、低元圧縮機30より吐出された高温高圧で蒸気状態の低元冷媒は、カスケード熱交換器20へ流入し、高元冷媒に冷却されて凝縮液化し、高圧液冷媒となる。この高圧液状態の低元冷媒は、低元レシーバー34を通って、低元第二流量制御装置33に流入する。低元第二流量制御装置33に流入した高圧液状態の低元冷媒は、減圧されて中圧の気液二相冷媒となり、液配管3を通って、冷却ユニット2に流入する。冷却ユニット2に流入した中圧で気液二相状態の低元冷媒は、低元第一流量制御装置32でさらに減圧され、低圧の気液二相冷媒となって蒸発器31に流入する。蒸発器31に流入した低圧で気液二相状態の低元冷媒は、冷凍倉庫の庫内空気によって加熱され(冷凍倉庫の庫内空気を冷却し)、蒸発して低圧の蒸気冷媒となる。蒸発器31を流出した低圧で蒸気状態の低元冷媒は、ガス配管4を通って低元圧縮機30へ流入し、再び圧縮される。
このように、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、カスケード熱交換器20の低元冷凍サイクル102側の出口配管(より詳しくは、低元レシーバー34の出口配管)に低元第二流量制御装置33を設け、液配管3を流れる低元冷媒を中圧の気液二相冷媒としている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る低元冷凍サイクルの動作を示す圧力―エンタルピー線図である。なお、図2のA,B,C,E,G点における低元冷媒の位置を図1にも示す。より詳しくは、図2に示すA点は低元圧縮機30から吐出された低元冷媒の状態を示し、B点はカスケード熱交換器20から流出した低元冷媒の状態を示し、C点は液配管3内を流れる低元冷媒の状態を示し、E点は蒸発器31に流入する低元冷媒の状態を示し、G点は低元圧縮機30に吸入される冷媒の状態を示す。
従来の二元冷凍装置は液配管3内の低元冷媒が高圧液状態となっていた。これに対し、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、低元第二流量制御装置33により液配管3内の低元冷媒を中圧の気液二相状態としている。このため、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、液配管3内の冷媒量を大幅に削減でき、低元冷凍サイクル102の必要冷媒充填量を大幅に低減することができる。
低元冷媒が気液二相状態となって液配管3内を流れる場合、液冷媒とガス冷媒が相対速度をもって流れる。例えば、乾き度0.1から0.2程度の気液二相冷媒の場合、液配管の断面に占める液相冷媒と気相冷媒の割合は、それぞれ0.5程度となることが知られている。すなわち、乾き度0.1から0.2程度の気液二相状態の冷媒が流れる液配管3内での平均密度は完全な液状態の半分程度となり、気液二相状態の冷媒が流れる液配管3内の必要冷媒量は液状態の冷媒が流れる場合の半分程度となる。
例えば、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100を冷凍倉庫の冷却装置として用いる場合、室外ユニット1は冷凍倉庫の周囲に設置され、冷却ユニット2は冷凍倉庫の庫内に設置される。この室外ユニット1と冷却ユニット2の距離はさまざまで、最小5m程度から最大200m程度となる場合もある。この距離が長いと、室外ユニット1と冷却ユニット2を接続する液配管3の長さも長くなり、低元冷凍サイクル102の必要冷媒充填量に占めるこの液配管3の影響は大きくなる。したがって、室外ユニット1と冷却ユニット2の設置位置が離れて液配管3の長さが長い二元冷凍装置100ほど、液配管3内の低元冷媒を気液二相状態とすることにより、低元冷凍サイクル102の必要冷媒充填量を大幅に低減することができる。
低元冷凍サイクル102の冷媒充填量を少なくすることにより、冷媒コストが低減でき、二元冷凍装置100全体のコストを安くすることができる。また、低元冷凍サイクル102内の冷媒充填量が少なくなると、二元冷凍装置100の起動時や負荷変動時にも低元冷凍サイクル102内の冷媒量分布の変動が小さくなる。このため、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、低元冷凍サイクル102の安定性向上による性能向上や低元圧縮機30への液バックの発生減少による信頼性向上も可能となる。
また一般的に、従来の二元冷凍装置は、低元冷凍サイクル内に必要最小限の低元冷媒を充填して工場から出荷している。そして、二元冷凍装置を現地に据え付ける際、室外ユニット1と冷却ユニット2の設置距離に応じて、必要な分だけ低元冷媒を充填している。したがって、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100を従来と同様に据え付ける場合、現地での追加冷媒量を従来の約半分に低減することが可能となり、現地据付工事の短時間化及び簡略化が可能となる。
さらに、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、低元レシーバー34が設けられている場合、液配管3の長さが仕様最大長さ(例えば200m)となるときに必要な量の低元冷媒を低元冷凍サイクル102にあらかじめ充填して工場出荷することで、現地での追加冷媒充填工事を不要にすることができる。すなわち、液配管3の長さが仕様最小長さ(例えば5m)のときに余剰となる液状低元冷媒を貯留できる容積の低元レシーバー34を二元冷凍装置100に設けることにより、現地での追加冷媒充填工事を不要にすることができる。このように現地での追加充填工事が不要となれば、工事費用の低減、工事時間の短縮が可能となる。また、冷媒誤充填による信頼性や性能低下を未然に防ぐことが可能となる。
この現地での追加冷媒充填が不要となる原理を具体的に説明する。本実施の形態1に係る二元冷凍装置100において、室外ユニット1と冷却ユニット2で必要な低元冷媒の量を100kg、液配管3が仕様最小長さ(例えば5m)のときに必要な低元冷媒の量を5kg、液配管3が仕様最大長さ(例えば200m)のときに必要な低元冷媒の量を200kgとする。また、ガス配管4に必要な低元冷媒の量は、他の部位に比べて少ないので無視することとする。この場合、液配管3が仕様最小長さ(例えば5m)のときに二元冷凍装置100が必要とする低元冷媒の量は、100kg+5kg=105kgとなる。また、液配管3が仕様最大長さ(例えば200m)のときに二元冷凍装置100が必要とする低元冷媒の量は、100kg+200kg=300kgとなる。
したがって、二元冷凍装置100を現地での追加充填工事を不要にするためには、次のようにすればよい。つまり、液配管3が仕様最大長さ(例えば200m)のときに二元冷凍装置100が必要とする量(300kg)の低元冷媒を、あらかじめ室外ユニット1側の低元冷凍サイクル102に充填すればよい。そして、低元レシーバー34は、液配管3が仕様最小長さ(例えば5m)のときに余剰となる量(300kg−105kg=195kg)以上の液状低元冷媒を貯留できる容積とすればよい。このように二元冷凍装置100を構成することにより、仕様液配管長さ(例えば5mから200m)の範囲で追加冷媒充填が不要となり、工事費用の低減、工事時間の短縮が可能となる。また、冷媒誤充填による信頼性や性能低下を未然に防ぐことも可能となる。
液配管内を液冷媒が流れる従来の二元冷凍装置では、液配管の必要とする低元冷媒の量が本実施の形態1に係る二元冷凍装置100の2倍となる。つまり、液配管が仕様最小長さ(例えば5m)のときに必要な低元冷媒の量は10kgとなり、液配管が仕様最大長さ(例えば200m)のときに必要な低元冷媒の量は400kgとなる。このため、従来の二元冷凍装置で現地追加冷媒充填を不要とするためには、液配管が仕様最大長さ(例えば200m)のときにこの二元冷凍装置が必要とする量500kg(=100kg+400kg)の低元冷媒を、あらかじめ室外ユニット側の低元冷凍サイクルに充填しなければならない。また、低元レシーバー34は、500kg−(100kg+10kg)=390kg以上の液状低元冷媒を貯留可能な容積とする必要がある。
つまり、液配管3内を気液二相状態の低元冷媒が流れる本実施の形態1の二元冷凍装置100は、従来の二元冷凍装置に比べて冷媒充填量が300kg/500kg=0.6倍となり、低元レシーバー34容積が195/390=0.5倍となる。このため、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、従来よりも冷媒充填量を少なくでき、従来よりも低元レシーバー34を小さくすることができる。したがって、経済性に優れ、さらに低圧レシーバーの小型化によって室外ユニット1の小型化も可能な二元冷凍装置を提供することができる。
また、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、低元冷凍サイクル102の低元冷媒として二酸化炭素を使用しているので、地球温暖化への影響の小さな二元冷凍装置100を提供できる。また、二酸化炭素冷媒は通常のフロン系冷媒に比べてガス配管4を流れる際の圧力損失が小さくなるので、このガス配管4内の圧力損失による性能低下を抑制でき、効率の高い二元冷凍装置100を提供することができる。また、二酸化炭素冷媒はアンモニア冷媒のように毒性がないので、安全性に優れた二元冷凍装置100を提供することができる。
さらに、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、従来に比べて二酸化炭素冷媒を用いる低元冷凍サイクル102の冷媒充填量を大幅に少なくできるので、冷却ユニット2から万一冷媒漏洩が発生し、冷凍倉庫内への二酸化炭素冷媒が漏洩しても、その漏洩量を少なくすることができ、二酸化炭素冷媒漏洩による酸欠の危険性を小さくできる。
また、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、高元冷凍サイクル101の高元冷媒として2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)等のテトラフルオロプロペン、又はこのテトラフルオロプロペンを含む混合冷媒を使用しているので、地球温暖化への影響の小さな二元冷凍装置100を提供できる。
また、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100は、高元圧縮機10として二段スクリュー圧縮機を用いているので、圧縮比の大きな高元冷凍サイクル101の運転効率を高く維持することができ、効率の高い二元冷凍装置100を提供することができる。
なお、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100では、低元冷凍サイクル102の低元冷媒として二酸化炭素を使用したが、これに限るものではなく、二酸化炭素以外の炭化水素など自然冷媒やフロン系冷媒を使用しても同様の効果を発揮する。
また、本実施の形態1に係る二元冷凍装置100では、低元第一流量制御装置32、低元第二流量制御装置33がともに電子膨張弁である場合について説明したが、これに限ることは無く、どちらか一方、あるいは両方が、温度式膨張弁や毛細管であっても同様の効果を発揮する。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係る二元冷凍装置の冷媒回路図である。
本実施の形態2に係る二元冷凍装置100は、実施の形態1で示した二元冷凍装置100の構成から低元第二流量制御装置33を取り外した構成となっている。そして、本実施の形態2に係る二元冷凍装置100は、カスケード熱交換器20での熱交換量を制御することにより、液配管3を流れる低元冷媒を気液二相状態に制御している。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて、重複する説明は省略する。
(動作説明)
続いて、本実施の形態2に係る二元冷凍装置100の動作について説明する。なお、高元冷凍サイクル101の動作は実施の形態1と同様なので、その説明は省略する。
低元冷凍サイクル102では、低元圧縮機30より吐出された高温高圧で蒸気状態の低元冷媒は、カスケード熱交換器20へ流入し、高元冷媒に冷却されて凝縮液化し、高圧の気液二相冷媒となる。この高圧で気液二相状態の低元冷媒は、液配管3を通って、冷却ユニット2に流入する。冷却ユニット2に流入した高圧で気液二相状態の低元冷媒は、低元第一流量制御装置32で減圧され、低圧の気液二相冷媒となって蒸発器31に流入する。蒸発器31に流入した低圧で気液二相状態の低元冷媒は、冷凍倉庫の庫内空気によって加熱され(冷凍倉庫の庫内空気を冷却し)、蒸発して低圧の蒸気冷媒となる。蒸発器31を流出した低圧で蒸気状態の低元冷媒は、ガス配管4を通って低元圧縮機30へ流入し、再び圧縮される。
このように、本実施の形態2に係る二元冷凍装置100は、カスケード熱交換器20の熱交換量を調整することにより、カスケード熱交換器20の出口の低元冷媒が完全に凝縮しないように(つまり、カスケード熱交換器20の出口の低元冷媒が高圧の気液二相状態となるように)制御している。これにより、本実施の形態2に係る二元冷凍装置100では、液配管3を流れる低元冷媒が高圧の気液二相冷媒となる。
図4は、本発明の実施の形態2に係る低元冷凍サイクルの動作を示す圧力―エンタルピー線図である。なお、図4のA,B,E,G点における低元冷媒の位置を図3にも示す。より詳しくは、図4に示すA点は低元圧縮機30から吐出された低元冷媒の状態を示し、B点はカスケード熱交換器20から流出した低元冷媒の状態を示し、E点は蒸発器31に流入する低元冷媒の状態を示し、G点は低元圧縮機30に吸入される冷媒の状態を示す。
なお、カスケード熱交換器20の熱交換量は、例えば高元冷凍サイクル101の高元圧縮機10の回転周波数をインバーターで調整することにより制御することができる。また例えば、カスケード熱交換器20の熱交換量は、カスケード熱交換器20を流れる高元冷媒の流量を高元流量制御装置12の弁開度で調整することにより制御することができる。
以上、本実施の形態2のように構成された二元冷凍装置100においては、カスケード熱交換器20の熱交換量を制御することにより、実施の形態1と同様に液配管3内の低元冷媒を気液二相状態とすることができる。このため、本実施の形態2のように構成された二元冷凍装置100は、実施の形態1と同様に冷媒充填量を少なくできるので、冷媒コストが低減でき、二元冷凍装置100全体のコストを安くすることができる。また、低元冷凍サイクル102内の冷媒充填量が少なくなると、二元冷凍装置100の起動時や負荷変動時にも低元冷凍サイクル102内の冷媒量分布の変動が小さくなる。このため、本実施の形態2に係る二元冷凍装置100は、実施の形態1と同様に、低元冷凍サイクル102の安定性向上による性能向上や低元圧縮機30への液バックの発生減少による信頼性向上も可能となる。
さらに、本実施の形態2のように構成された二元冷凍装置100においては、実施の形態1と異なり低元第二流量制御装置33を用いていないので、二元冷凍装置100をさらに安価に提供することができる。
なお、本実施の形態2に係る二元冷凍装置100は、低元レシーバー34が設けられていない構成となっているが、低元レシーバー34を設けても勿論よい。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路図である。
本実施の形態3に係る二元冷凍装置100は、実施の形態1で示した二元冷凍装置100の構成に低元内部熱交換器35を追加した構成となっており、低元冷凍サイクル102の効率向上と安定性向上を図っている。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて説明する。また、実施の形態1又は実施の形態2と重複する説明は省略する。
低元内部熱交換器35は、低元第一流量制御装置32の入口配管を流れる低元冷媒と低元圧縮機30の吸入側配管を流れる低元冷媒とが熱交換するものである。この低元内部熱交換器35は、例えばプレート式熱交換器であり、冷却ユニット2に収納されている。
(動作説明)
続いて、本実施の形態3に係る二元冷凍装置100の動作について説明する。なお、高元冷凍サイクル101の動作は実施の形態1と同様なので、その説明は省略する。
低元冷凍サイクル102では、低元圧縮機30より吐出された高温高圧で蒸気状態の低元冷媒は、カスケード熱交換器20へ流入し、高元冷媒に冷却されて凝縮液化し、高圧液冷媒となる。この高圧液状態の低元冷媒は、低元レシーバー34を通って、低元第二流量制御装置33に流入する。低元第二流量制御装置33に流入した高圧液状態の低元冷媒は、減圧されて中圧の気液二相冷媒となり、液配管3を通って、冷却ユニット2内に設けられた低元内部熱交換器35に流入する。低元内部熱交換器35に流入した中圧で気液二相状態の低元冷媒は、蒸発器31を流出した低圧で蒸気状態の低元冷媒によって冷却され、中圧の液冷媒となって、低元第一流量制御装置32に流入する。
この中圧で液状態の低元冷媒は、低元第一流量制御装置32で減圧され、低圧の気液二相冷媒となって蒸発器31に流入する。蒸発器31に流入した低圧で気液二相状態の低元冷媒は、冷凍倉庫の庫内空気によって加熱され(冷凍倉庫の庫内空気を冷却し)、蒸発して低圧の蒸気冷媒となる。蒸発器31を流出した低圧で蒸気状態の低元冷媒は、低元内部熱交換器35に流入する。低元内部熱交換器35に流入した低圧で蒸気状態の低元冷媒は、低元第二流量制御装置33を流出した中圧で気液二相状態の低元冷媒によって加熱される。この低圧で蒸気状体の低元冷媒は、ガス配管4を通って低元圧縮機30へ流入し、再び圧縮される。
このように、本実施の形態3に係る二元冷凍装置100は、冷却ユニット2に低元内部熱交換器35を設けることにより、低元第一流量制御装置32に流入する低元冷媒を中圧の液冷媒としている。
図6は、本発明の実施の形態3に係る低元冷凍サイクルの動作を示す圧力―エンタルピー線図である。なお、図6のA,B,C,D,E,F,G点における低元冷媒の位置を図5にも示す。より詳しくは、図6に示すA点は低元圧縮機30から吐出された低元冷媒の状態を示し、B点はカスケード熱交換器20から流出した低元冷媒の状態を示し、C点は液配管3内を流れる低元冷媒の状態を示し、D点は低元第一流量制御装置32に流入する低元冷媒の状態を示し、E点は蒸発器31に流入する低元冷媒の状態を示し、F点は蒸発器31から流出した低元冷媒の状態を示し、G点は低元圧縮機30に吸入される冷媒の状態を示す。
本実施の形態3に係る二元冷凍装置100は、低元内部熱交換器35を設けることにより、低元第一流量制御装置32に流入する低元冷媒を液状態にし、低元第一流量制御装置32の流量制御安定性を向上させている。一般に、低元第一流量制御装置32として用いられる電子式膨張弁の流量制御特性は、入口冷媒(流入する冷媒)が液状態のときは安定するが、入口冷媒が気液二相状態となると不安定になる場合がある。これは、気液二相状態の冷媒はその液相と気相の割合がかならずしも時間的に一定でなく、液相と気相の割合が時間的に変動するためである。本実施の形態3に係る二元冷凍装置100においても、電子式膨張弁である低元第一流量制御装置32の流量特性が不安定になると、低元圧縮機30に吸入される低元冷媒に液状態のものが混入したり、低元冷凍サイクル102の高圧や低圧が変動する場合があり、低元圧縮機30の信頼性が低下する場合が考えられる。また、蒸発器31に流入する低元冷媒の状態も変化するため、冷却能力も変動し、性能安定性が低下する場合が考えられる。
したがって、本実施の形態3に係る二元冷凍装置100は、低元内部熱交換器35を設けることにより、低元第一流量制御装置32に流入する低元冷媒を液状態にし、低元第一流量制御装置32の流量制御安定性を向上させている。このため、低元圧縮機30の信頼性が高く、また低元圧縮機30の性能安定性が高い二元冷凍装置100を提供することができる。
さらに、本実施の形態3に係る二元冷凍装置100では、低元内部熱交換器35出口の低元冷媒(低圧蒸気冷媒)の過熱度が所定の値(例えば5℃)になるように、低元第一流量制御装置32を制御している。このため、蒸発器31の出口の低元冷媒を飽和蒸気又は乾き度0.9程度の気液二相状態に維持することができる。一般に、冷媒の蒸発熱伝達率は、気液二相状態では高く、蒸気単相状態では低い。このため、蒸発器31内に冷媒単相状態をなくすことにより、蒸発器31内の平均冷媒蒸発熱伝達率を従来の二元冷凍装置に比べて向上することができ、二元冷凍装置100の効率を高くすることができる。
したがって、本実施の形態3に係る二元冷凍装置100は、低元内部熱交換器35を設け、蒸発器31の出口の低元冷媒を飽和蒸気又は乾き度0.9程度の気液二相状態に維持することにより、蒸発器31内の冷媒熱伝達率を向上することができ、性能の高い二元冷凍装置100を提供することができる。
なお、本実施の形態3では、低元冷凍サイクル102に低元第一流量制御装置32と低元第二流量制御装置33を設けた二元冷凍装置100について説明したが、実施の形態2のように低元第一流量制御装置32のみ設けられた構成の二元冷凍装置100としてもよい。
また、図5に示した本実施の形態3に係る二元冷凍装置100は、室外ユニット1を1つの筐体で形成していたが、室外ユニット1を複数の筐体で形成してもよい。
図7は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の別の一例を示す冷媒回路図である。図7に示す二元冷凍装置100の室外ユニット1は、熱源ユニット1aとカスケードユニット1bとにより構成されている。そして、熱源ユニット1aには、高元圧縮機10及び凝縮器11が収納されている。また、カスケードユニット1bには、高元流量制御装置12、カスケード熱交換器20、低元圧縮機30、低元レシーバー34及び低元第二流量制御装置33が収納されている。このように室外ユニット1を構成することにより、熱源ユニット1aとして通常のコンデンシングユニットを利用することができる。このため、カスケードユニット1bのみ新規に設置することで、二元冷凍装置100を構築することができる。
なお、実施の形態1及び実施の形態2で示した二元冷凍装置100(図1及び図3)や後述の実施の形態に係る二元冷凍装置100においても、高元圧縮機10及び凝縮器11が収納された熱源ユニット1aとその他の構成要素が収納されたカスケードユニット1bとに分けて室外ユニット1を構成することができる。図7で示した二元冷凍装置100と同様に、熱源ユニット1aとして通常のコンデンシングユニットを利用することができるので、カスケードユニット1bのみ新規に設置することで二元冷凍装置100を構築することができる。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る二元冷凍装置の冷媒回路図である。
本実施の形態4に係る二元冷凍装置100は、冷却ユニット2内に低元圧縮機30を設け、低元冷凍サイクル102の効率向上を図っている。なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて説明する。また、実施の形態1〜実施の形態3と重複する説明は省略する。
このように構成された二元冷凍装置100においては、蒸発器31から低元圧縮機30までの冷媒配管を短くでき、この配管での冷媒圧力損失を大幅に低減することができるので、圧力損失による性能低下のない二元冷凍装置100を提供することができる。特に、室外ユニット1と冷却ユニット2の設置距離が離れている場合(つまり、ガス配管4が長い場合)ほど、この冷媒圧力損失の低減効果が大きい。
なお、本実施の形態4に係る二元冷凍装置100は、低元冷凍サイクル102に低元第一流量制御装置32、低元第二流量制御装置33及び低元内部熱交換器35を設けた構成としたが、実施の形態1のような低元内部熱交換器35のない構成の二元冷凍装置100としてもよいし、また実施の形態2のような低元第一流量制御装置32のみの構成の二元冷凍装置100としてもよい。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5に係る二元冷凍装置の冷媒回路図である。なお、本実施の形態5において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態4と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて説明する。また、実施の形態1〜実施の形態4と重複する説明は省略する。
本実施の形態5に係る二元冷凍装置100は、複数の冷却ユニット2を備えている。つまり、本実施の形態5に係る二元冷凍装置100は、複数の低元冷凍サイクル102を備えている。図9に示す二元冷凍装置100の場合、2つの冷却ユニット2(換言すると、2つの低元冷凍サイクル102)を備えている。なお、以下の説明において2つの冷却ユニット2(換言すると、低元冷凍サイクル102)を区別する必要がある場合、一方には添字「a」を付記し、他方には添字「b」を付記する。
より詳しくは、本実施の形態5に係る二元冷凍装置100は、室外ユニット1に2つのカスケード熱交換器20(カスケード熱交換器20a及びカスケード熱交換器20b)を備えている。これらカスケード熱交換器20a及びカスケード熱交換器20bの高元冷凍サイクル101側流路は、高元流量制御装置12と高元圧縮機10との間に直列接続されている。そして、カスケード熱交換器20aに低元冷凍サイクル102aが接続され、カスケード熱交換器20bに低元冷凍サイクル102bが接続されている。
つまり、本実施の形態5に係る二元冷凍装置100の2つの冷却ユニット2(冷却ユニット2a及び冷却ユニット2b)は、冷却ユニット2aが液配管3a及びガス配管4aを介して室外ユニット1と接続され、冷却ユニット2bが液配管3b及びガス配管4bを介して室外ユニット1と接続されている。このため、本実施の形態5に係る二元冷凍装置100は、冷却ユニット2a及び冷却ユニット2bを個別に冷却運転することができ、しかも液配管3a及び液配管3bの低元冷媒を気液二相状態とすることができる。
以上、このように構成された二元冷凍装置100においては、実施の形態1〜実施の形態4と同様に、冷媒充填量が少なく、しかも現地での追加冷媒充填工事も不要で、性能および信頼性の高い二元冷凍装置100を提供することができる。
また、本実施の形態5に係る二元冷凍装置100は、高元冷凍サイクル101にカスケード熱交換器20a及びカスケード熱交換器20bを直列に2つ設け、それぞれのカスケード熱交換器に冷却ユニット2a及び冷却ユニット2bを接続している。このため、各冷却ユニットの運転、停止が可能となり、また各冷却ユニットの冷却能力を制御することができ、温度安定性の高い二元冷凍装置100を得ることができる。各冷却ユニットの冷却能力を制御する際には、高元冷凍サイクル101の高元圧縮機10の運転周波数をインバーターで調整したり、高元流量制御装置12の開度を調整することにより、カスケード熱交換器20a及びカスケード熱交換器20bの冷却能力を制御すればよい。
なお、本実施の形態5に係る二元冷凍装置100では、冷却ユニット2を2つ備えた例について説明したが、これに限ることはなく、冷却ユニット2を3つ以上備えることも勿論可能である。この場合、高元冷凍サイクル101で3つ以上のカスケード熱交換器20を直列接続し、各カスケード熱交換器20に低元冷凍サイクル102を接続すればよい。
また、本実施の形態5に係る二元冷凍装置100は、低元冷凍サイクル102に低元第一流量制御装置32、低元第二流量制御装置33及び低元内部熱交換器35を設けた構成としたが、実施の形態1のような低元内部熱交換器35のない構成の二元冷凍装置100としてもよいし、また実施の形態2のような低元第一流量制御装置32のみの構成の二元冷凍装置100としてもよい。
実施の形態6.
図10は、本発明の実施の形態6に係る二元冷凍装置の冷媒回路図である。なお、本実施の形態6において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態5と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて説明する。また、実施の形態1〜実施の形態5と重複する説明は省略する。
本実施の形態6に係る二元冷凍装置100は、2つの冷却ユニット2(換言すると、2つの低元冷凍サイクル102)を備えている。なお、以下の説明において2つの冷却ユニット2(換言すると、低元冷凍サイクル102)を区別する必要がある場合、一方には添字「a」を付記し、他方には添字「b」を付記する。
より詳しくは、本実施の形態6に係る二元冷凍装置100は、室外ユニット1に2つのカスケード熱交換器20(カスケード熱交換器20a及びカスケード熱交換器20b)を備えている。これらカスケード熱交換器20a及びカスケード熱交換器20bの高元冷凍サイクル101側流路は、凝縮器11と高元圧縮機10との間に並列接続されている。また、カスケード熱交換器20a及びカスケード熱交換器20bの入口配管には、高元流量制御装置12a及び高元流量制御装置12bがそれぞれ設けられている。そして、カスケード熱交換器20aに低元冷凍サイクル102aが接続され、カスケード熱交換器20bに低元冷凍サイクル102bが接続されている。
つまり、本実施の形態6に係る二元冷凍装置100の2つの冷却ユニット2(冷却ユニット2a及び冷却ユニット2b)は、冷却ユニット2aが液配管3a及びガス配管4aを介して室外ユニット1と接続され、冷却ユニット2bが液配管3b及びガス配管4bを介して室外ユニット1と接続されている。このため、本実施の形態6に係る二元冷凍装置100は、冷却ユニット2a及び冷却ユニット2bを個別に冷却運転することができ、しかも液配管3a及び液配管3bの低元冷媒を気液二相状態とすることができる。
以上、このように構成された二元冷凍装置100においては、実施の形態1〜実施の形態5と同様に、冷媒充填量が少なく、しかも現地での追加冷媒充填工事も不要で、性能および信頼性の高い二元冷凍装置100を提供することができる。
また、本実施の形態6に係る二元冷凍装置100は、高元冷凍サイクル101にカスケード熱交換器20a及びカスケード熱交換器20bを並列に2つ設け、それぞれのカスケード熱交換器に冷却ユニット2a及び冷却ユニット2bを接続している。このため、各冷却ユニットの運転、停止が可能となり、また各冷却ユニットの冷却能力を制御することができ、温度安定性の高い二元冷凍装置100を得ることができる。各冷却ユニットの冷却能力を制御する際には、高元冷凍サイクル101の高元圧縮機10の運転周波数をインバーターで調整したり、高元流量制御装置12a及び高元流量制御装置12bの開度を調整することにより、カスケード熱交換器20a及びカスケード熱交換器20bの冷却能力を制御すればよい。
なお、本実施の形態6に係る二元冷凍装置100では、冷却ユニット2を2つ備えた例について説明したが、これに限ることはなく、冷却ユニット2を3つ以上備えることも勿論可能である。この場合、高元冷凍サイクル101で3つ以上のカスケード熱交換器20を並列接続し、各カスケード熱交換器20に低元冷凍サイクル102を接続すればよい。
また、本実施の形態6に係る二元冷凍装置100は、低元冷凍サイクル102に低元第一流量制御装置32、低元第二流量制御装置33及び低元内部熱交換器35を設けた構成としたが、実施の形態1のような低元内部熱交換器35のない構成の二元冷凍装置100としてもよいし、また実施の形態2のような低元第一流量制御装置32のみの構成の二元冷凍装置100としてもよい。
さらに、図10に示した本実施の形態6に係る二元冷凍装置100においても、図7で示した二元冷凍装置100と同様に、熱源ユニット1aとカスケードユニット1bにより室外ユニット1を構成してもよい。
図11は、本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置の別の一例を示す冷媒回路図である。図11に示す二元冷凍装置100の室外ユニット1は、熱源ユニット1aとカスケードユニット1bとにより構成されている。そして、熱源ユニット1aには、高元圧縮機10及び凝縮器11が収納されている。また、カスケードユニット1bには、高元流量制御装置12a,12b、カスケード熱交換器20a,20b、低元圧縮機30a,30b、低元レシーバー34a,34b及び低元第二流量制御装置33a,33bが収納されている。このように室外ユニット1を構成することにより、熱源ユニット1aとして通常のコンデンシングユニットを利用することができる。このため、カスケードユニット1bのみ新規に設置することで、二元冷凍装置100を構築することができる。
1 室外ユニット、1a 熱源ユニット、1b カスケードユニット、2(2a、2b) 冷却ユニット、3(3a、3b) 液配管、4(4a、4b) ガス配管、10 高元圧縮機、11 凝縮器、12(12a、12b) 高元流量制御装置、20(20a、20b) カスケード熱交換器、30(30a、30b) 低元圧縮機、31(31a、31b) 蒸発器、32(32a、32b) 低元第一流量制御装置、33(33a、33b) 低元第二流量制御装置、34(34a、34b) 低元レシーバー、35(35a、35b) 低元内部熱交換器、100 二元冷凍装置、101 高元冷凍サイクル、102(102a、102b) 低元冷凍サイクル。

Claims (11)

  1. 高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置及びカスケード熱交換器が順次配管接続され、高元冷媒が循環する高元冷凍サイクルと、
    低元圧縮機、前記カスケード熱交換器、低元第一流量制御装置及び蒸発器が順次配管接続され、低元冷媒が循環する低元冷凍サイクルと、
    前記高元圧縮機、前記凝縮器、前記高元流量制御装置、前記カスケード熱交換器及び前記低元圧縮機が収納された室外ユニットと、
    前記低元第一流量制御装置及び前記蒸発器が収納された冷却ユニットと、
    を備え、
    前記室外ユニットと前記冷却ユニットとが液配管及びガス配管によって接続される二元冷凍装置において、
    前記室外ユニットは、前記カスケード熱交換器の前記低元冷凍サイクル側となる出口配管に低元第二流量制御装置を備え、
    前記カスケード熱交換器から流出した前記低元冷媒を前記低元第二流量制御装置で減圧し、前記液配管を流れる前記低元冷媒を気液二相状態とすることを特徴とする二元冷凍装置。
  2. 高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置及びカスケード熱交換器が順次配管接続され、高元冷媒が循環する高元冷凍サイクルと、
    低元圧縮機、前記カスケード熱交換器、低元第一流量制御装置及び蒸発器が順次配管接続され、低元冷媒が循環する低元冷凍サイクルと、
    前記高元圧縮機、前記凝縮器、前記高元流量制御装置、前記カスケード熱交換器及び前記低元圧縮機が収納された室外ユニットと、
    前記低元第一流量制御装置及び前記蒸発器が収納された冷却ユニットと、
    を備え、
    前記室外ユニットと前記冷却ユニットとが液配管及びガス配管によって接続される二元冷凍装置において、
    前記液配管を流れる前記低元冷媒が気液二相状態となるように、前記カスケード熱交換器の熱交換量を制御することを特徴とする二元冷凍装置。
  3. 高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置及びカスケード熱交換器が順次配管接続され、高元冷媒が循環する高元冷凍サイクルと、
    低元圧縮機、前記カスケード熱交換器、低元第一流量制御装置及び蒸発器が順次配管接続され、低元冷媒が循環する低元冷凍サイクルと、
    前記高元圧縮機、前記凝縮器、前記高元流量制御装置及び前記カスケード熱交換器が収納された室外ユニットと、
    前記低元圧縮機、前記低元第一流量制御装置及び前記蒸発器が収納された冷却ユニットと、
    を備え、
    前記室外ユニットと前記冷却ユニットとが液配管及びガス配管によって接続される二元冷凍装置において、
    前記室外ユニットには、前記カスケード熱交換器の前記低元冷凍サイクル側の出口配管に低元第二流量制御装置を備え、
    前記カスケード熱交換器から流出した前記低元冷媒を前記低元第二流量制御装置で減圧し、前記液配管を流れる前記低元冷媒を気液二相状態とすることを特徴とする二元冷凍装置。
  4. 高元圧縮機、凝縮器、高元流量制御装置及びカスケード熱交換器が順次配管接続され、高元冷媒が循環する高元冷凍サイクルと、
    低元圧縮機、前記カスケード熱交換器、低元第一流量制御装置及び蒸発器が順次配管接続され、低元冷媒が循環する低元冷凍サイクルと、
    前記高元圧縮機、前記凝縮器、前記高元流量制御装置及び前記カスケード熱交換器が収納された室外ユニットと、
    前記低元圧縮機、前記低元第一流量制御装置及び前記蒸発器が収納された冷却ユニットと、
    を備え、
    前記室外ユニットと前記冷却ユニットとが液配管及びガス配管によって接続される二元冷凍装置において、
    前記液配管を流れる前記低元冷媒が気液二相状態となるように、前記カスケード熱交換器の熱交換量を制御することを特徴とする二元冷凍装置。
  5. 前記冷却ユニットは、前記低元第一流量制御装置の入口配管を流れる前記低元冷媒と前記低元圧縮機の吸入側配管を流れる前記低元冷媒とが熱交換する内部熱交換器を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の二元冷凍装置。
  6. 前記低元冷媒として二酸化炭素を用いることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の二元冷凍装置。
  7. 前記高元冷媒として、テトラフルオロプロペン、又はテトラフルオロプロペンを含む混合冷媒を用いることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の二元冷凍装置。
  8. 前記高元圧縮機として二段圧縮機を用いたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の二元冷凍装置。
  9. 請求項1、請求項3、及び、請求項1又は請求項3に従属する請求項5〜請求項8のいずれか一項に記載の二元冷凍装置であって、
    前記室外ユニットは、前記カスケード熱交換器と前記低元第二流量制御装置との間の配管に、前記低元冷凍サイクルの余剰な前記低元冷媒を貯留する低元レシーバーを備えたことを特徴とする二元冷凍装置。
  10. 請求項2、請求項4、及び、請求項2又は請求項4に従属する請求項5〜請求項8のいずれか一項に記載の二元冷凍装置であって、
    前記室外ユニットには、前記カスケード熱交換器の前記低元冷凍サイクル側の出口配管に、前記低元冷凍サイクルの余剰な前記低元冷媒を貯留する低元レシーバーを備えたことを特徴とする二元冷凍装置。
  11. 前記室外ユニットは、熱源ユニットとカスケードユニットに分割されており、
    前記熱源ユニットには、前記高元圧縮機及び前記凝縮器が収納され、
    前記カスケードユニットには、前記室外ユニットに収納された前記の構成要素のうちで前記高元圧縮機及び前記凝縮器以外の構成要素が収納されていることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の二元冷凍装置。
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