JP5625879B2 - シートベルトのタング収納部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、
タング挿入口と、前記タング挿入口から挿入されたシートベルトのタングを保持するタング保持部とを備えているシートベルトのタング収納部構造に関する。
自動車の後部座席の中央席用にシートベルトを装備する場合、車室内の天井部などにリトラクタを配置し、シートベルトの非使用時には、乗員がシートベルトバックルに対するタングの係合を解除した後、このタングをタング挿入口からタング保持部側に挿入してタング保持部に保持させている(特許文献1参照)。
一般に、前記タングは薄板状に形成されており、乗員がタングをタング挿入口からタング保持部側に挿入しやすいように、タングをできるだけ真直ぐに挿入可能な構造にする必要がある。
特開2009−196513号公報
しかしながら、このような薄板状のタングを挿入させる挿入部は狭くて奥行きが深く、前記保持部に設けたタングに対する支持面に、型抜きのための抜き勾配を付けた傾斜面を形成しなければならないことから、真直ぐな支持面を確保することが困難であった。そのために、乗員がタングをタング挿入口からタング保持部側に挿入しにくかった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、乗員がタングをタング挿入口からタング保持部側に挿入しやすいシートベルトのタング収納部構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
タング挿入口と、前記タング挿入口から挿入されたシートベルトのタングを保持するタング保持部とを備えているシートベルトのタング収納部構造であって、
前記タング保持部は前記タングの一方の面を受け止め支持する支持部を備え、
前記支持部の支持面に前記タングの一方の面に当接する第1当接部が形成され、
前記第1当接部は前記タングの挿入方向に対して傾斜した線状に設定され、
前記第1当接部よりも前記挿入方向下手側の前記支持部の支持面は、型抜きのための抜き勾配が付けられた傾斜面に構成され、
前記支持部は、前記タングの一方の面側に向かって突出する第1凸条部を備え、
前記第1凸条部は前記タングの挿入方向に対して傾斜し、
前記第1凸条部の突出方向の先端面は、前記タングの挿入方向から見た断面において傾斜面に構成され、
前記支持部の支持面は前記第1凸条部の突出方向の先端面により構成され、
前記線状の第1当接部は、前記第1凸条部の突出方向の先端面のエッジにより構成されている点にある。(請求項1)
前記タング保持部は前記タングの一方の面を受け止め支持する支持部を備え、前記支持部の支持面に前記タングの一方の面に当接する第1当接部が形成され、前記第1当接部は前記タングの挿入方向に対して傾斜した線状に設定されているから、タングの全面に当接する面を前記支持部に形成していないにも関らず、タング挿入時にタングを真っ直ぐに挿入することができ、挿入時の操作フィーリングを安定させて良好にできる。これにより、タングをタング挿入口からタング保持部側に挿入しやすくすることができる。
また、第1当接部がタングの挿入方向に沿う直線状に形成されている構造に比べて、第1当接部のタングとの接触面を増加させることができ、タングを安定保持することができるとともに、支持部の耐久性を向上させることができる。
そして、前記第1当接部よりも挿入方向下手側の前記支持部の支持面は、型抜きのための抜き勾配が付けられた傾斜面に構成されているから、成形工程において、前記挿入方向下手側に型抜きすることで離型性を確保することができる。
つまり、タングの挿入方向に沿った第1当接部を前記支持部に確保できる構造でありながら、型の抜き勾配を確保することができる。前記線状の第1当接部は、成形型の第1型と第2型の型分割線(パーティングライン)上に位置する。(請求項1)
本発明において、
前記タング挿入口に、前記タングの他方の面に当接して前記タングを前記支持部の第1当接部に押し付ける押し付け部が設けられていると、支持部でタングをより確実に受け止めることができてタングを安定保持できる。(請求項2)
本発明において、
前記タングを前記支持部の第1当接部側に押圧付勢する付勢手段が設けられていると、支持部でタングをより確実に受け止めることができてタングを安定保持できる。(請求項3)
本発明において、
前記タングの一方の面に当接する線状の第2当接部が、前記タングの挿入方向下手側の第1当接部の端部から前記タングの幅方向外方側に延びる状態に前記支持部の支持面に形成され、
前記第2当接部よりも前記挿入方向下手側の前記支持部の支持面は、型抜きのための抜き勾配が付けられた傾斜面に構成され
前記第1当接部と第2当接部に対応するラインに対して前記タングの挿入方向下手側に位置する第1型と、前記ラインに対して前記挿入方向上手側に位置する第2型とが前記ラインで突き合わされた状態で、キャビティに樹脂材料が供給されて前記支持部が成形されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記支持部を成形する成形型の第1型と第2型のうち第1型は前記第1当接部と第2当接部に対応するラインに対して前記タングの挿入方向下手側に位置し、第2型は前記ラインに対して前記挿入方向上手側に位置する。そして、前記ラインで第1型と第2型が突き合わされ、キャビティに樹脂材料が供給されて前記支持部が成形される。
本発明の上記構成によれば、前記タングの一方の面に当接する線状の第2当接部が、前記タングの挿入方向下手側の第1当接部の端部から前記タングの幅方向外方側に延びる状態に前記支持部の支持面に形成されているから、第2型の側面(タングの幅方向に沿う方向の側面)と、前記ラインに対応する第2型の前面(突き合わせ面、前記ラインに対応する面)とが成す角度が小さい鋭角になることを抑制でき、第2型のコーナー部が尖ることを抑制することができる。
これにより、繰返しの成形で第2型のコーナー部が破損することを抑制することができ、成形型の耐久性を向上させることができる。
また、前記第2当接部よりも前記挿入方向下手側の前記支持部の支持面は、型抜きのための抜き勾配が付けられた傾斜面に構成されているから、第1型を前記挿入方向下手側に円滑に型抜きすることができる。(請求項4)
本発明において、
前記第1凸条部は前記支持部に一対設けられ、
前記一対の第1凸条部は、前記タングの挿入方向下手側ほど互いの間隔が広くなるように傾斜し、
前記支持部は、前記一対の第1凸条部と、
前記タングの一方の面側に向かって突出し、前記一対の第1凸条部の前記挿入方向下手側の端部から前記タングの幅方向外方側に延びる一対の第2凸条部と、
前記タングの一方の面側に向かって突出し、前記一対の第1凸条部の前記挿入方向上手側の端部同士を連結する第3凸条部とから成るハット形の凸条に形成され、
前記第2凸条部断面角形に設定されて、前記一対の第2凸条部の前記挿入方向上手側のエッジに前記第2当接部が形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記支持部の強度を強くすることができ、支持部の耐久性を向上させることができる。また、支持部の構造を簡素化でき、製作コストを低廉化できる。(請求項5)
本発明によれば、
乗員がタングをタング挿入口からタング保持部側に挿入しやすく、タングを安定保持することができるとともに、耐久性を向上させることができ、成形の際に離型性を確保することができるシートベルトのタング収納部構造を提供することができた。
シートベルトのタング収納部構造を車室内から見た斜視図 タングを収納した状態のシートベルトのタング収納部構造の上面図(上方から見た図) 図2のX−X断面図 タング保持部の縦断面図 型抜きのための抜き勾配が0度となる面を示すタング保持部の一部切り欠き斜視図 図5のY−Y断面図 タングを収納していない状態のタング保持部の上面図 図7のA−A断面図 成形型を示す断面図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に、自動車の3人掛けのリアシートの中央シートに対して設けられた3点式のシートベルトのタング収納部構造を示してある。符号1はクオータパネルを覆う内装材(クオータトリム)、2はルーフ3の側部に設けられたアシストグリップ、3はルーフライニング、4はルーフ3の後端部中央に設けられたラゲッジランプである。このタング収納部構造は自動車のルーフ3の右後ろ側のコーナー部Cに配置されている。
詳述すると、シートベルトを巻き取るリトラクタがリトラクタブラケットを介して車体パネルに取り付けられ、リトラクタに対応する開口31を備えたルーフライニング30が車体パネルにクリップで取り付けられ、前記リトラクタブラケット及びリトラクタを車室内側から覆う樹脂製のリトラクタカバー40が車体パネルに取り付けられている。
前記リトラクタカバー40とルーフライニング30の開口31は、上面視で車両の斜め前後方向N(以下、「斜め前後方向」と称する、図2,図3参照)に長い長方形状に形成され、リトラクタカバー40とルーフライニング30の開口31の長手方向が、車幅方向と車両前後方向に対してほぼ45度の角度を成している。
[リトラクタカバー40の構造]
図1,図3に示すように、リトラクタカバー40は上側が開放した断面長方形のカップ状に形成され、縦断側面視において円弧状の底壁41と、底壁41に連続する円弧状の前壁42と、底壁41の両側部から立ち上がる一対の側壁43と、側壁43の後端部同士を連結する後壁とを備えている。
そして、底壁41の前半部に上方に膨出する横断面長方形状の中空の膨出部45が形成されている。この膨出部45は斜め前後方向前方側が斜め前後方向後方側よりも高所に位置する階段状に形成されている。
前記膨出部45のうち前側膨出部46の上半部の前後壁46V1,46V2の間隔は下半部の前後壁46W1,46W2の間隔よりも短く設定され、前側膨出部46の上半部の前後壁46V1,46V2は平行に設定され、前側膨出部46の下半部の前後壁46W1,46W2は下広がりの傾斜壁に設定されている。また、前側膨出部46の下半部の後壁46W2は縦断面において斜め前後方向後方側に凸のくの字状に設定されている。そして、前側膨出部46に先端タング収納部50が形成され、後ろ側膨出部47に中間タング収納部59が形成されている。
[先端タング収納部50の構造]
前側膨出部46の上半部の下端部にタング挿入口48が形成され、乗員によりタング挿入口48から上側に挿入されたシートベルトの先端タング91を保持するタング保持部51が前側膨出部46の上半部に形成されている。前側膨出部46の上半部は先端タング91の幅方向に長い断面長方形状に形成され、タング挿入口48は上下方向に開口している。
図2,図6,図7,図8にも示すように、前記タング保持部51は先端タング91の一方の面91Aを受け止め支持する支持部52を備え、支持部52の支持面58に先端タング91の一方の面91Aに当接する第1当接部53が形成され、第1当接部53は先端タング91の挿入方向Kに対して傾斜した線状に設定されている(図4参照)。また、先端タング91の一方の面91Aに当接する線状の第2当接部54が、先端タング91の挿入方向下手側の第1当接部53の端部から先端タング91の幅方向外方側に延びる状態に支持部52の支持面58に形成されている。
支持部52は前側膨出部46の上半部の後壁46V2の内面(前面)に設けられている。この支持部52は、先端タング91の挿入方向下手側(上側)ほど互いの間隔が広くなるように傾斜した一対の第1凸条部61と、一対の第1凸条部61の前記挿入方向下手側の端部から先端タング91の幅方向外方側に延びる一対の第2凸条部62と、一対の第1凸条部61の前記挿入方向上手側の端部同士を連結する第3凸条部63とから成るハット形の凸条に形成されている。第3凸条部63の下端部と前側膨出部46の上半部の側壁46V3,46V4の下端部からは複数の補強用凸条49が下方に延びている(図4,図5参照)。
そして、第1凸条部61と第2凸条部62と第3凸条部63がそれぞれ断面角形(長方形状)に設定されて、一対の第1凸条部61の外側(ハットの外側)のエッジに前記第1当接部53が形成されるとともに、一対の第2凸条部62の前記挿入方向上手側のエッジに前記第2当接部54が形成されている。
図6に示すように、前記第1当接部53よりも前記挿入方向下手側の前記支持部52の支持面58は、型抜きのための抜き勾配が付けられた傾斜面(前記挿入方向下手側ほど前側膨出部46の上半部の後壁46V2の内面側に位置する傾斜面)に構成され、前記第2当接部54よりも前記挿入方向下手側の前記支持部52の支持面58は、型抜きのための抜き勾配が付けられた傾斜面(前記挿入方向下手側ほど前側膨出部46の上半部の後壁46V2の内面側に位置する傾斜面)に構成されている。
また、図3に示すように、タング挿入口48に、先端タング91の他方の面91Bに当接して先端タング91を支持部52の第1当接部53に押し付ける押し付け部55が、前側膨出部46の上半部の前壁46V1の下端部から斜め前後方向後ろ側に突出している。この押し付け部55は前記斜め前後方向と直交する方向(先端タング91の幅方向)に延びる凸条に形成され、前記第3凸条部63よりも下方(少し下方)に位置している。
また、図3,図7,図8に示すように、前側膨出部46の上半部の前壁46V1の内面に上下方向に延びる上窄まりの一対の三角凸条70が突設され、三角凸条70の下端部が前記押し付け部55の上面に連なっている。これにより、押し付け部55を三角凸条70で支持して押し付け部55の剛性・強度を向上させることができる。
そして、図2,図3に示すように、前側膨出部46の上半部の前壁46V1に、先端タング91を支持部52の第1当接部53側及び第2当接部54側に押圧付勢する板バネ56(付勢手段に相当)が設けられている。この板バネ56は下側が開放したU字状の取り付け部56Aを備え、この取り付け部56Aが前側膨出部46の上半部の前壁46V1に上側から弾性外嵌している。板バネ56の作用部56Bは、取り付け部56Aの下端部から上方に延び、作用部56Bの屈曲部がシートベルトの先端タング91の係合孔91Hに係合している。
図3に示すように、前記中間タング収納部59は後ろ側膨出部47の上壁47Jにタング挿通孔61を形成して構成されている。
[支持部52を成形する成形型の構造]
図9に、先端タング収納部50の支持部52を成形する成形型95を示してある。
この図9に示すように、上側の第1型80に段差部80Dが設けられて、前側の段差面81と後ろ側の段差面82と、これらを接続する接続面83とが形成されている。そして、下側の第2型85の後面85Nを前記後ろ側の段差面82に重ね合わせるとともに、下側の第2型85の上面85Jと上側の第1型80の接続面83との間にキャビティ96を形成し、このキャビティ96に樹脂材料を供給して前記支持部52を成形する。
前記支持部52の第1当接部53と第2当接部54は、下側の第2型85の上面85Jの後端と、上側の第1型80の後ろ側の段差面82との合わせ部87で成形される。この合わせ部87で型分割線(パーティクルライン)が形成される。つまり、第1当接部53と第2当接部54は型分割線上に成形される。
上記のように、前記第1型80は前記第1当接部53と第2当接部54に対応するラインに対して先端タング91の挿入方向下手側(上側)に位置し、第2型85は前記ラインに対して前記挿入方向上手側(下側)に位置する。そして、前記ラインで第1型80と第2型85が突き合わされ、キャビティ96に樹脂材料が供給されて前記支持部52が成形される。
先端タング91の一方の面91Aに当接する線状の第2当接部54は、先端タング91の挿入方向下手側の第1当接部53の端部から先端タング91の幅方向外方側に延びる状態に支持部52の支持面58に形成されているから、第2型85の側面(先端タング91の幅方向に沿う方向の側面)と、前記ラインに対応する第2型85の前面(突き合わせ面、前記ラインに対応する面)とが成す角度が小さい鋭角になることを抑制でき、第2型85のコーナー部が尖ることを抑制することができる。
これにより、繰返しの成形で第2型85のコーナー部が破損することを抑制することができて成形型の耐久性を向上させることができる。
また、前記第2当接部54よりも前記挿入方向下手側の前記支持部52の支持面58は、型抜きのための抜き勾配が付けられた傾斜面に構成されているから、第1型80を前記挿入方向下手側に円滑に型抜きすることができる。
図5に型抜きのための抜き勾配が0度となる仮想面Mを一点鎖線のハッチングで示してある。
本発明の構成によれば、
(1) 前記タング保持部51は先端タング91の一方の面91Aを受け止め支持する支持部52を備え、支持部52の支持面58に先端タング91の一方の面91Aに当接する第1当接部53が形成され、第1当接部53は先端タング91の挿入方向K(挿入方向下手側でもある)に対して傾斜した線状に設定されているから、先端タング91の全面に当接する面を支持部52に形成していないにも関らず、タング挿入時に先端タング91を真っ直ぐに挿入することができ、挿入時の操作フィーリングを安定させて良好にできる。これにより、先端タング91をタング挿入口48からタング保持部51側に挿入しやすくすることができる。
また、第1当接部53が先端タング91の挿入方向に沿う直線状に形成されている構造に比べて、第1当接部53の先端タング91との接触面を増加させることができ、先端タング91を安定保持することができるとともに、支持部52の耐久性を向上させることができる。
そして、第1当接部53よりも挿入方向下手側の支持部52の支持面58は、型抜きのための抜き勾配が付けられた傾斜面に構成されているから、成形工程において、前記挿入方向下手側に型抜きすることで離型性を確保することができる。つまり、先端タング91の挿入方向に沿った第1当接部53を支持部52に確保できる構造でありながら、型の抜き勾配を確保することができる。
(2) 前記タング挿入口48に、先端タング91の他方の面91Bに当接して先端タング91を前記支持部52の第1当接部53に押し付ける押し付け部55が設けられているから、支持部52で先端タング91をより確実に受け止めることができて先端タング91を安定保持できる。
(3) また、先端タング91を支持部52の第1当接部53側に押圧付勢する板バネ56が設けられているから、支持部52で先端タング91をより確実に受け止めることができて先端タング91を安定保持できる。
(4) 前記支持部52は、先端タング91の挿入方向下手側ほど互いの間隔が広くなるように傾斜した一対の第1凸条部61と、一対の第1凸条部61の前記挿入方向下手側の端部から先端タング91の幅方向外方側に延びる一対の第2凸条部62と、一対の第1凸条部61の前記挿入方向上手側の端部同士を連結する第3凸条部63とから成るハット形の凸条に形成され、第1凸条部61と第2凸条部62がそれぞれ断面角形に設定されて、一対の第1凸条部61の外側のエッジに第1当接部53が形成されるとともに、一対の第2凸条部62の前記挿入方向上手側のエッジに前記第2当接部54が形成されているから、支持部52の強度を強くすることができ、支持部52の耐久性を向上させることができる。また、支持部52の構造を簡素化でき、製作コストを低廉化できる。
(5) 前記タング挿入口48は支持部53の下端部(第1凸条部61の下端部)の下方(先端タング91の挿入方向で第1凸条部61の下端部の直前)に配置してある。
これにより、先端タング91をタング挿入口48に挿入する時に、先端タング91を第1当接部53に向けて押しながら挿入させることができ、先端タング91を第1当接部53に確実に支持させながらタング挿入口48からタング保持部51側に挿入させることができ、真っ直ぐな先端タング91の挿入が可能となり、乗員の挿入操作を容易にすることができる。
また、挿入した方向の最終端となる第1当接部53の上端部では、板バネ56により第1当接部53に向けて付勢力を与え続けることができる為、先端タング91の挿入後も先端タング91は真っ直ぐな位置を保つことができ、次に乗員が先端タング91を取り出す時に真っ直ぐに引き抜けば、先端タング91を容易に抜き取ることができる。
7 シートベルト
48 タング挿入口
51 タング保持部
52 支持部
53 第1当接部
54 第2当接部
55 押し付け部
56 付勢手段(板バネ)
58 支持面
61 第1凸条部
62 第2凸条部
63 第3凸条部
91 タング(先端タング)
91A タングの一方の面
91B タングの他方の面
K 挿入方向

Claims (5)

  1. タング挿入口と、前記タング挿入口から挿入されたシートベルトのタングを保持するタング保持部とを備えているシートベルトのタング収納部構造であって、
    前記タング保持部は前記タングの一方の面を受け止め支持する支持部を備え、
    前記支持部の支持面に前記タングの一方の面に当接する第1当接部が形成され、
    前記第1当接部は前記タングの挿入方向に対して傾斜した線状に設定され、
    前記第1当接部よりも前記挿入方向下手側の前記支持部の支持面は、型抜きのための抜き勾配が付けられた傾斜面に構成され
    前記支持部は、前記タングの一方の面側に向かって突出する第1凸条部を備え、
    前記第1凸条部は前記タングの挿入方向に対して傾斜し、
    前記第1凸条部の突出方向の先端面は、前記タングの挿入方向から見た断面において傾斜面に構成され、
    前記支持部の支持面は前記第1凸条部の突出方向の先端面により構成され、
    前記線状の第1当接部は、前記第1凸条部の突出方向の先端面のエッジにより構成されているシートベルトのタング収納部構造。
  2. 前記タング挿入口に、前記タングの他方の面に当接して前記タングを前記支持部の第1当接部に押し付ける押し付け部が設けられている請求項1記載のシートベルトのタング収納部構造。
  3. 前記タングを前記支持部の第1当接部側に押圧付勢する付勢手段が設けられている請求項1又は2記載のシートベルトのタング収納部構造。
  4. 前記タングの一方の面に当接する線状の第2当接部が、前記タングの挿入方向下手側の第1当接部の端部から前記タングの幅方向外方側に延びる状態に前記支持部の支持面に形成され、
    前記第2当接部よりも前記挿入方向下手側の前記支持部の支持面は、型抜きのための抜き勾配が付けられた傾斜面に構成され、
    前記第1当接部と第2当接部に対応するラインに対して前記タングの挿入方向下手側に位置する第1型と、前記ラインに対して前記挿入方向上手側に位置する第2型とが前記ラインで突き合わされた状態で、キャビティに樹脂材料が供給されて前記支持部が成形されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のシートベルトのタング収納部構造。
  5. 前記第1凸条部は前記支持部に一対設けられ、
    前記一対の第1凸条部は、前記タングの挿入方向下手側ほど互いの間隔が広くなるように傾斜し、
    前記支持部は、前記一対の第1凸条部と、
    前記タングの一方の面側に向かって突出し、前記一対の第1凸条部の前記挿入方向下手側の端部から前記タングの幅方向外方側に延びる一対の第2凸条部と、
    前記タングの一方の面側に向かって突出し、前記一対の第1凸条部の前記挿入方向上手側の端部同士を連結する第3凸条部とから成るハット形の凸条に形成され、
    前記第2凸条部断面角形に設定されて、前記一対の第2凸条部の前記挿入方向上手側のエッジに前記第2当接部が形成されている請求項1〜4のいずれか一つに記載のシートベルトのタング収納部構造。
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