JP5625802B2 - 現像剤担持体、現像装置、画像形成装置及びプロセスユニット - Google Patents
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例えば、現像剤担持体上の現像剤を感光体等の潜像担持体に直接接触させないで、現像剤を潜像担持体上の潜像に供給して現像を行う現像装置がある。そして、この現像装置の一例としては、現像剤担持体上の一成分現像剤(トナー)をクラウド化させることによってトナーを潜像担持体上に供給する方式を採用するものがある。この方式に使用される現像剤担持体は、外周面に沿って複数種類の電極が所定のピッチで配置され、その複数種類の電極の外周面側を保護層で覆ったものである。この複数種類の電極に対し、時間的に変化する互いに異なる電圧をそれぞれ印加して、時間的に変化する電界を互いに近接する複数種類の電極間に形成すると、この電界により現像剤担持体上のトナーを互いに近接する複数種類の電極間で飛翔させることができる(このようにトナーが飛翔する現象を、以下「フレア」と呼ぶ。)。これにより、現像剤担持体の外周面近傍の空間でトナーがクラウド化した状況となる。
請求項1記載の発明は、第1の電極部材と、該第1の電極部材に対して絶縁体を介して配置された第2の電極部材とを備え、第1の電極部材と第2の電極部材とを外周面法線方向で互いに異なる位置に配置し、上記外周面法線方向の各電極部材の間に上記絶縁体を設け、第1の電極部材及び第2の電極部材のうち少なくとも外周側に位置する電極部材は、上記外周面に沿って複数に分割された電極部材とされ、第1の電極部材と第2の電極部材との間に、電位差が時間的に反転する電圧を印加することにより現像剤をクラウド化し、表面が移動することによって上記クラウド化した現像剤を現像領域へ搬送する現像剤担持体において、第1の電極部材及び第2の電極部材のうち内周側に位置する内周側電極部材は、一体化された金属製薄肉管部材であって、第1の電極部材、第2の電極部材及び上記絶縁体は、薄肉管部材として構成されていることを特徴とする現像剤担持体。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の現像剤担持体において、上記薄肉管部材の一端部の一部は、上記外周面より内側に曲げられて曲げ部を形成していることを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。
潜像担持体としてのドラム状の感光体49は、図中時計回り方向に回転駆動される。操作者がコンタクトガラス90に図示しない原稿を装置し、図示しないプリントスタートスイッチを押すと、原稿照明光源91及びミラー92を具備する第1走査光学系93と、ミラー94,95を具備する第2走査光学系96とが移動して、原稿画像の読み取りが行われる。走査された原稿画像がレンズ97の後方に配設された画像読み取り素子98で画像信号として読み込まれ、読み込まれた画像信号はデジタル化された後に画像処理される。そして、画像処理後の信号でレーザーダイオード(LD)が駆動され、このレーザーダイオードからのレーザー光がポリゴンミラー99で反射した後、ミラー80を介して感光体49を走査する。この走査に先立って、感光体49は帯電装置50によって一様に帯電され、レーザー光による走査により感光体49の表面に静電潜像が形成される。
ドラム状の感光体49は、図示しない駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される。そして、この感光体49の図中右側方には、現像剤担持体であるトナー担持ローラ2を有する現像装置1が配設されている。現像装置1は、図中時計回り方向に回転駆動される第1搬送スクリュー12を収容する第1収容部13と、図中反時計回りに回転駆動される第2搬送スクリュー14を収容する第2収容部15とを有しており、両収容部は仕切壁16によって仕切られている。そして、これら収容部はそれぞれ、図示しない磁性キャリアとマイナス帯電性のトナーとが混合された混合剤を収容している。
図3は、本実施形態におけるトナー担持ローラ2の電極配置を説明するためにトナー担持ローラ2を回転軸に対して直交する方向から見たときの模式図である。なお、図の簡明化のため、表層6や絶縁層5は図示していない。
図4は、本実施形態におけるトナー担持ローラ2を、その回転軸に対して直交する面に沿って切断したときの断面を模式的に表した部分断面図である。
本実施形態のトナー担持ローラ2は、図4に示すように、シームレスの金属製薄肉管電極部材10aとローラ基材9とで構成されている。金属製薄肉管電極部材10aは、その内周側に位置する第2の電極部材・内周側電極部材であるとともに金属製薄肉管部材としての金属薄肉管10からなる内側電極3aと、最外周側に位置していて内側電極3aへ印加される電圧(内側電圧)とは異なる電圧(外側電圧)が印加される第1の電極部材・最外周電極部材ないし外周電極部材としての櫛歯状の外側電極4aとを備えている。また、内側電極3aと外側電極4aとの間には、これらの間を絶縁するための絶縁体としての絶縁層5が設けられている。また、外側電極4aの外周面側を覆う保護層としての表面コート層(以下、「表層」という。)6も設けられている。すなわち、本実施形態のトナー担持ローラ2は、内周側からこの順に、ローラ基材9、内側電極3a(金属薄肉管10)、絶縁層5、外側電極4a、表層6の5層構造となっている。金属製薄肉管電極部材10aは、内側電極3a(金属薄肉管10)、絶縁層5、外側電極4a及び表層6からなる。
また、表層6は、外側電極4aを保護する役割も持ち合わせているので、表層6の膜厚としては、3μm以上40μm以下の範囲内が好ましい。3μmよりも小さいと、経時使用による膜削れ等で外側電極4aが露出し、トナー担持ローラ2上に担持されたトナーやトナー担持ローラ2に接触するその他の部材を通じてリークしてしまうおそれがある。
一方、40μmよりも大きいと、内側電極3aと外側電極4aとの間で作られる電界が表層6よりも外側に形成されにくくなり、表層6の外側に強いフレア用電界を形成することが困難となる。本実施形態では、表層の膜厚は20μmとしている。表層6は、絶縁層5と同様にスプレー法やディッピング法等によって形成することができる。絶縁層5を形成する場合と同様に、金属薄肉管10の状態で表層6を形成することにより、後工程における膜を定着するための熱処理工程で、従来のように円筒状状態で形成する場合と比べて薄肉のため熱容量を低減できる(後述する図5(b)参照)。
本実施形態においては、金属薄肉管を使用して図4に示した各電極3a,4a、絶縁層5及び表層6を形成する際に、例えば図5(a)に示すように、紙面に直交する方向に長い金属薄肉管10の内部に2つの裏当て部材30を配置する。各裏当て部材30は、金属薄肉管10と同様に紙面に直交する方向に長い円柱状をなす回転可能な部材であり、図5(b)に示すように、図示しない駆動手段を備えた移動手段及び案内手段によって両矢印で示す水平方向の所定の距離内(金属薄肉管10を延ばし過ぎて切断したり、肉厚が公差内よりも薄くなったりしない移動距離を意味する)で往復移動可能に構成されている。図5(b)に示すように、金属薄肉管10を平面状態に支持することが可能な支持面を備えた裏当て部材31を配置し、所定の位置を占めて停止した各裏当て部材30及び裏当て部材31で平面状態の金属薄肉管10上に、上述したような電極及び膜形成方法で各電極3a,4a、絶縁層5、表層6を形成することができる。所定範囲の形成が終了すると、各裏当て部材30を回転させることで金属薄肉管10を回転・移動方向に送り、上記したと同様に各電極3a,4a、絶縁層5、表層6を形成することができる。
トナー担持ローラ2は、図4を参照して説明したように、内側電極3a(金属薄肉管10)、絶縁層5、外側電極4a及び表層6からなる金属製薄肉管電極部材10aとローラ基材9とで構成されている。トナー担持ローラ2の組み付けは、上述した製造工程で製作された図6(a)に示す金属製薄肉管電極部材10aを準備するとともに、図6(b)に示すように、ローラ軸・回転軸でもある芯金3b,4bの外周に、例えばシリコーンゴムスポンジを弾性体層として製造されたローラ基材9を形成し準備する。次に、ローラ基材9のシリコーンゴムスポンジ層表面にシリコーンゴム系の接着剤で被覆した後、図6(c)に示すように、接着剤で被覆されたローラ基材9を金属製薄肉管電極部材10a内に挿入し、加熱接着することによって、金属製薄肉管電極部材10aをローラ基材9の弾性体層に固定するという方法により製造される。このような製造方法で得たトナー担持ローラ2は、弾性体層からなるローラ基材9の外周部の金属製薄肉管電極部材10aが弾性変形可能であるので、電極表層(金属製薄肉管電極部材10a)にも弾性をもたすことができる。
図7は、本実施形態における外側電極4aへの給電構成を、回転軸線に沿って切断したときのトナー担持ローラ2一端部側の断面図である。なお、図の簡明化のため、絶縁層5、外側電極4a及び表層6の図示を省略している。
図8は、本実施形態におけるトナー担持ローラ2の一端部の同給電構成を模式的に示す平面図である。なお、図の簡明化のため、絶縁層5、外側電極4a及び表層6の図示を省略している。
図8に示すように、金属製薄肉管電極部材10aの一端部における多数の外側電極4aの一端部端末は、図中黒い太線で示す電極結線部としてのバスライン4cに接続・結線されている。金属製薄肉管電極部材10aの一端部における曲げ部10b近傍の多数の外側電極4aの一端部及びバスライン4cは、この図では省略されている絶縁層(図4の絶縁層5参照)上にパターン・形成されている。バスライン4cは、さらに、絶縁体で形成されたフランジ26の外周面より凹の部分(曲げ部10bに対応した部分)において、金属製で弾性ばね性を備えた給電端子8を介して芯金4bに接続・配線されている。これにより、芯金4bを、外側電極4aへ給電する被給電部として構成することができる。なお、給電端子8と接続している黒丸状接点部のバスライン4cの表面には、電気的導通を図るべく図4に示す表層6が形成されていないことは無論である。
一方、図8を参照して説明したように、金属薄肉管10の一端部(図3の左端部)の外側電極4aは、バスライン4c及び給電端子8を介して芯金4bに接続されており、その芯金4bのローラ軸端面が被給電部となる。芯金4bのローラ軸端面で構成される被給電部には、パルス電源25Bに接続された第2給電部材としての給電ブラシ7Bが当接している。
トナー担持ローラ2上の内側電極3a及び外側電極4aには、それぞれパルス電源25A,25Bから第1電圧である内側電圧及び第2電圧である外側電圧が印加される。パルス電源25A,25Bが印加する内側電圧及び外側電圧は、矩形波が最も適している。ただし、これに限らず、例えばサイン波でも三角波でもよい。また、本実施形態では、フレア用電極を形成するための電極が内側電極3a及び外側電極4aの2相構成であり、各電極3a,4aには互いに位相差πをもった電圧がそれぞれ印加される。
本実施形態において、各電圧は矩形波であり、内側電極3aと外側電極4aとに対応して印加される内側電圧と外側電圧とは、互いに位相がπだけズレた同じ大きさ(ピークトゥピーク電圧Vpp)の電圧である。よって、内側電極3aと外側電極4aとの間には、常にVppだけの電位差が生じる。この電位差によって電極間に電界が発生し、この電界のうち表層6の外側に形成されるフレア用電界によって表層6上をトナーがホッピングする。本実施形態において、Vppは100V以上2000V以下の範囲内であるのが好ましい。Vppが100Vより小さいと、十分なフレア用電界を表層6上に形成できず、トナーを安定してホッピングさせるのが困難となる。一方、Vppが2000Vより大きいと、経時使用により電極間でリークが発生する可能性が高くなる。本実施形態では、Vppを500Vに設定している。
また、本実施形態において、内側電圧と外側電圧の中心値V0は、画像部電位(静電潜像部分の電位)と非画像部電位(地肌部分の電位)との間に設定され、現像条件によって適宜変動する。
この例では、内側電極3aについては、図9に示したものと同様の内側電圧が印加されるが、外側電極4aについては、直流電圧が印加される。この場合、電極間の電位差はVpp/2となる。よって、この例におけるVppの好適な範囲は、200V以上4000V以下である。この例によれば、内側電極3aと外側電極4aとの位相差を考慮する必要がなく、電源コストが安くなる。
この例では、外側電極4aについては、図9に示したものと同様の内側電圧が印加されるが、内側電極3aについては、直流電圧が印加される。この場合も、電極間の電位差はVpp/2となる。よって、この例におけるVppの好適な範囲は、200V以上4000V以下である。この例も、内側電極3aと外側電極4aとの位相差を考慮する必要がなく、電源コストが安くなる。
さらに、本実施形態においてはトナー担持ローラ表面にある第1の電極部材と第2の電極部材は、絶縁体層を介してそれぞれ外側と内側の位置関係に配置した構成であるが、電極幅、電極の間隔、絶縁体層、表面コート層の寸法を適正に設定することで、第1の電極と第2の電極への印加電圧の電位差による電界が表面コート層の上方向位置においても大きく影響する構成、すなわち、第1の電極と第2の電極との間に形成される電気力線が表面コート層の上方向位置にも十分到達する構成である。従って、電極間の電位差が時間的に反転する電圧を印加することで、トナー担持体表面から上方に飛翔するトナークラウドの形成が容易となる。また、本実施形態においては、第1の電極と第2の電極との間に形成されるクラウド電界の対称性が上がり、トナー担持体ローラ表面のトナーをクラウド化する効率を上げることができる。
次に、トナー担持ローラ2にトナーを供給する構成の他の変形例(以下、本変形例を「
変形例1」という。)について説明する。
図12は、本変形例1における現像装置を示す模式図である。
本変形例1は、上記実施形態と比較して、磁性キャリアを用いないでトナー担持ローラ2にトナーを供給する、一成分現像剤としてのトナーを用いた現像装置1Aである点が主に相違する。具体的には、本変形例1では、トナー収容部15’内にスポンジローラ18’を設け、スポンジローラ18’の表面をトナー担持ローラ2の表面に当接させている。これにより、トナー収容部15’内でスポンジローラ18’の表面に付着したトナーは、トナー担持ローラ2の表面との当接部で摺擦を受けて摩擦帯電し、これにより静電的にトナー担持ローラ2上へ供給される。スポンジローラ18’は、トナー担持ローラ2に一成分現像剤としてのトナーを供給する現像剤供給部材として機能する。
次に、内側電極3aの一変形例(以下、本変形例を「変形例2」という。)について説明する。
一般に、複数種類の電極部材(内側電極3a及び外側電極4a)をトナー担持ローラ2の外周面法線方向で互いに異なる位置に配置し、各電極部材間に絶縁層を介在させた上述したような構成においては、上記特許文献1〜3に記載された現像装置のようにローラ同心円上に複数種類の電極を備えた構成よりも、電極部材間の静電容量が大きくなってしまう。これは、主として、電極部材間の対向面積の違いによるものである。これらの電極部材に対して供給される交流電流は静電容量に比例して増大するため、これらの電極部材間の静電容量が大きいと、これらの電極部材に対して給電するための電源として、出力電流の大きな電源が必要になる。交流電源は、通常、出力電流が大きいほどコストが大きくなる。したがって、電極部材間の静電容量、すなわち、内側電極3aと外側電極4aとの間の静電容量を、なるべく小さくすることが望まれる。
本変形例2では、内側電極3aと外側電極4aとの間の静電容量を簡易な構造で小さくしつつ、表層6の外側に強いフレア用電界を形成することが容易な構成を提案する。
本変形例2のトナー担持ローラ2Aの基本構造は、図4に示した上記実施形態のものと同様に4層構造であるが、本変形例2では最内周電極部材としての内側電極3aの構成が異なっている。具体的には、トナー担持ローラ表面移動方向における内側電極3aの少なくとも一部分について、図14に示すように、最外周電極部材としての外側電極4aの電極間部分に対向する内側電極3aの電極面(外周側の面)が、外側電極4aに対向する内側電極3aの電極面よりも、トナー担持ローラ外周面側に位置するように構成されている。これにより、外側電極4aとこれに対向する内側電極3aの電極部分との距離については、上記実施形態における距離B’よりも、本変形例2における距離Bの方を長くすることができる。その結果、本変形例2によれば、内側電極3aと外側電極4aとの間の静電容量を上記実施形態のものよりも小さくすることができる。
本実験では、図4に示した上記実施形態のトナー担持ローラ2A、すなわち、内側電極3aを削り取っていない比較例(絶縁層5の層厚=10μm)に対し、上記距離Bが15μmとなるように削り取った構成例1と、上記距離Bが20μmとなるように削り取った構成例2とについて、静電容量がどの程度小さくなるかを計測した。その結果、構成例1の静電容量は、比較例の静電容量に対して80%となり、構成例2の静電容量は、比較例の静電容量に対して70%となった。
図15を参照して、本実施形態に係る現像装置に用いられるトナー担持ローラ2Bについて用いて説明する。
図15(a)は、トナー担持ローラ2Bを展開した状態で示す模式的平面図、図15(b)は、トナー担持ローラ2BのS15−S15の模式的断面図である。図15(a)において、外側電極4aは黒色帯状に、内側電極3aは灰色帯状模様で示す。
この変形例3は、トナー担持ローラ表面にそれぞれ複数電極としての2種類の内側電極3a、外側電極4aを別々の層に設け、その電極間にπ(180°)だけ位相の異なる2相パルス(上記実施形態と同じ図9参照)を印加して、電極相互の電界で吸引と反発とを繰り返すトナー担持ローラの例である。
すなわち、本変形例3のトナー担持ローラ2Bは、内周側から順に、ローラ基材9、薄肉管10A、絶縁層5、内側電極3a、絶縁層5a、外側電極4a、表層6の7層構造となっている。薄肉管電極部材10Aaは、薄肉管10A、絶縁層5、内側電極3a、絶縁層5a、外側電極4a及び表層6からなる。このように本変形例3のトナー担持ローラ2Bは、図4等に示した上記実施形態のトナー担持ローラ2と比較して、金属薄肉管10に代えて、樹脂を含む材料で形成される薄肉管10Aを用いる点、これに伴い櫛歯状の内側電極3aを絶縁層5の外周面側に形成する点、内側電極3aの上層に外側電極4aを形成すべく絶縁層5aを新規に形成する点が主に相違する。この相違点以外は、トナー担持ローラ2Bは、図4等に示した上記実施形態のトナー担持ローラ2と同様である。
本変形例3によれば、電極間容量を小さくでき、クラウドパルス生成の電源容量を低下、低コスト化が可能となる。
2、2A、2B トナー担持ローラ(現像剤担持体)
3a 内側電極(内周側電極部材、第2の電極部材)
3b 芯金(被給電部)
4a 外側電極(外周側電極部材、第1の電極部材)
4b 被給電部芯金(被給電部)
3c、4c バスライン
5、5a 絶縁層(絶縁体)
6 表層(表面コート層)
7A、7B 給電ブラシ
8 給電端子
9 ローラ基材(基材)
10 金属薄肉管(金属製薄肉管部材)
10a 金属製薄肉管電極部材
10b 曲げ部
10A 薄肉管(薄肉管部材)
10Aa 薄肉管電極部材
11 ケーシング
15’ トナー収容部
18 トナー供給ロール(現像剤供給部材)
18’ スポンジローラ(現像剤供給部材)
19 トナー供給スリーブ
20 マグネットローラ
22 規制部材
24 供給バイアス電源
25A、25B パルス電源(パルス電圧印加手段)
26 フランジ
30、31 裏当て部材
49 感光体(潜像担持体)
P 記録紙(記録材、シート状記録媒体)
Claims (11)
- 第1の電極部材と、該第1の電極部材に対して絶縁体を介して配置された第2の電極部材とを備え、第1の電極部材と第2の電極部材とを外周面法線方向で互いに異なる位置に配置し、上記外周面法線方向の各電極部材の間に上記絶縁体を設け、第1の電極部材及び第2の電極部材のうち少なくとも外周側に位置する電極部材は、上記外周面に沿って複数に分割された電極部材とされ、第1の電極部材と第2の電極部材との間に、電位差が時間的に反転する電圧を印加することにより現像剤をクラウド化し、表面が移動することによって上記クラウド化した現像剤を現像領域へ搬送する現像剤担持体において、
第1の電極部材及び第2の電極部材のうち内周側に位置する内周側電極部材は、一体化された金属製薄肉管部材であって、第1の電極部材、第2の電極部材及び上記絶縁体は、薄肉管部材として構成されていることを特徴とする現像剤担持体。 - 請求項1記載の現像剤担持体において、
上記薄肉管部材は、上記外周側に位置する電極部材の表面に、該表面を覆う表面コート層を有することを特徴とする現像剤担持体。 - 請求項1または2記載の現像剤担持体において、
上記薄肉管部材の一端部の一部は、上記外周面より内側に曲げられて曲げ部を形成していることを特徴とする現像剤担持体。 - 請求項3記載の現像剤担持体において、
上記曲げ部の外周側に位置する電極部材の一部が、絶縁層を介して形成されていることを特徴とする現像剤担持体。 - 請求項1ないし4の何れか一つに記載の現像剤担持体において、
上記内周側電極部材の少なくとも一部は、第1の電極部材及び第2の電極部材のうち外周側に位置する外周側電極部材の電極間領域に対向する電極面が、該外周側電極部材の電極に対向する電極面よりも、外周側に位置することを特徴とする現像剤担持体。 - 請求項1ないし5の何れか一つに記載の現像剤担持体において、
上記内周側電極部材は、上記薄肉管部材に形成された弾性変形可能な薄肉管電極部材であり、該薄肉管電極部材のさらに内周側に配置される基材は、弾性体であることを特徴とする現像剤担持体。 - 請求項1または2記載の現像剤担持体において、
上記内周側電極部材は、第1の電極部材及び第2の電極部材のうち外周側に位置する外周側電極部材の電極間領域に対向する位置に複数に分割されて配置されていることを特徴とする現像剤担持体。 - 現像剤担持体の外周面に現像剤を担持させ、該現像剤担持体を表面移動させることにより現像領域内における潜像担持体上の潜像に現像剤を供給して該潜像を現像する現像装置において、
上記現像剤担持体として、請求項1ないし7の何れか一つに記載の現像剤担持体を用い、
各電極部材に対して互いに異なる電圧を給電するための給電部を有することを特徴とする現像装置。 - 請求項8記載の現像装置において、
上記現像剤として、所定極性に帯電したトナーからなる一成分現像剤を用い、
上記現像剤担持体として、請求項1ないし7の何れか一つに記載の現像剤担持体を用いたことを特徴とする現像装置。 - 潜像担持体上に形成された潜像に対して現像装置により現像剤を供給することにより該潜像を現像して得られる画像を、最終的に記録材上に転移させて、該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
上記現像装置として、請求項8または9記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 潜像担持体と、該潜像担持体上に形成される潜像を現像剤で現像する現像装置とを、1つのユニットとして共通の保持体に保持させて画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能に構成したプロセスユニットにおいて、
上記現像装置として、請求項8または9記載の現像装置を用いたことを特徴とするプロセスユニット。
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