JP5623011B2 - 自転車用のスプロケット・モジュールおよびスプロケット・アセンブリ - Google Patents

自転車用のスプロケット・モジュールおよびスプロケット・アセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP5623011B2
JP5623011B2 JP2008205177A JP2008205177A JP5623011B2 JP 5623011 B2 JP5623011 B2 JP 5623011B2 JP 2008205177 A JP2008205177 A JP 2008205177A JP 2008205177 A JP2008205177 A JP 2008205177A JP 5623011 B2 JP5623011 B2 JP 5623011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprocket
module
hole
radial
radially
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008205177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009062037A (ja
JP2009062037A5 (ja
Inventor
ジュセッペ・ダル・プラ
レオポルド・ラッツァリン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Campagnolo SRL
Original Assignee
Campagnolo SRL
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Campagnolo SRL filed Critical Campagnolo SRL
Publication of JP2009062037A publication Critical patent/JP2009062037A/ja
Publication of JP2009062037A5 publication Critical patent/JP2009062037A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5623011B2 publication Critical patent/JP5623011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/30Chain-wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M9/00Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
    • B62M9/04Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
    • B62M9/06Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like
    • B62M9/10Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Description

本発明は、自転車用のスプロケット・モジュールに関する。
明細書および特許請求の範囲において、「スプロケット・モジュール」という表現は、互いにカップリング固定した、直径の異なる少なくとも2つのスプロケットを具備する構造単位を示すために使用される。
さらに、本発明は、前記スプロケット・モジュールを有するスプロケット・アセンブリ、ならびに前記スプロケット・モジュールで使用可能なスプロケットに関する。
さらに、本発明は、前記タイプのスプロケット・モジュールを有する自転車に関する。とくに、前記自転車は、競走用自転車である。
公知のとおり、自転車は、筋肉による駆動力によって動かされる機械的な手段であり、それゆえ、いくつかの主たる要件のなかでも、そのような駆動力を可能な限り最良に利用できるようにするという要件が存在する。
とくに、競走用自転車の分野において、自転車の種々の構成部品(例えば、運動伝達システムの構成部品など)の重量を最小限にまで減らすことによって、この要件を満たすことが試みられている。
従来からの運動伝達システムは、自転車の後部に、ハブを備える車輪を有しており、車輪は、一方の回転方向においてハブに対して空回りすることができ、反対の方向においてハブを回転させることができる、業界用語で「フリーホイール本体」として知られている本体部材を有している。
フリーホイール本体は、おおむね円筒形であって、スプロケット・アセンブリのスプロケットに係合する外溝を有している。次いで、チェーンが、クランクアームに組み合わせられた少なくとも1つの案内歯車から運動を受け取り、スプロケットに係合し、スプロケットを回転させる。
スプロケットは、一般に、チェーンの摩耗および動作時に加わる荷重に耐えるために、鋼またはチタニウムなどといったきわめて丈夫な材料から作られているため、スプロケット・アセンブリの重量は一般に重い。
特許文献1は、軽材料から製作された支持部材を備えるスプロケット・アセンブリを記載しており、それぞれの支持部材の両面にスプロケットが取り付けられている。支持部材は、アルミニウムなどの軽材料で製作されており、ハブのフリーホイール本体の溝に係合する半径方向内側の歯構造を有している。支持部材によって支持されたスプロケットは、上述のフリーホイール本体にはカップリングしていない。
米国特許第6102821号公報
この形式のスプロケット・アセンブリは、スプロケットがハブのフリーホイール本体にカップリングしている従来からのスプロケット・アセンブリよりも軽量である。なぜならば、上述のフリーホイール本体にカップリングするスプロケットの重たい材料部分が、支持部材の軽い材料によって「置き換えられて」いるからである。
本出願人は、上述のスプロケット・アセンブリがさまざまな欠点を抱えており、その主たる1つが、機械的強度が限定されていることに関係することに気が付いた。実際、スプロケットとフリーホイール本体との間の力のやり取りが、スプロケットの材料よりも軽い(したがって、より弱い)材料で作られている支持部材において行われるため、上述のスプロケット・アセンブリは破損を生じやすい。
本発明の根底にある技術的課題は、従来技術に関する上述の欠点を簡潔かつ効果的なやり方で克服するために、軽さという要件を満足させることができると同時に、申し分のない機械的強度を確保することができる自転車用のスプロケット・アセンブリを提供することにある。
したがって、本発明の第1の構成は、互いにカップリング固定された少なくとも2つのスプロケットを有している自転車用のスプロケット・モジュールにおいて、前記少なくとも2つのスプロケットのうちの少なくとも1つの第1のスプロケットが、自転車の後輪用のハブのフリーホイール本体に対する係合手段を有していることを特徴とするスプロケット・モジュールに関する。
上述形式のスプロケット・モジュールを使用することで、きわめて丈夫なスプロケット・アセンブリを製作することが可能になるので好都合である。これは、フリーホイール本体への係合手段が、スプロケットの一体部分であるという事実による。さらに、上述の形式のスプロケット・モジュールを使用することで、きわめて軽いスプロケット・アセンブリを製作することが可能になるので好都合である。これは、そのようなモジュールの各スプロケットが、当該モジュールの少なくとも1つの他のスプロケットにカップリング固定されることで、この他のスプロケットにチェーンによって応力が加えられるときに、この他のスプロケットの剛性に貢献し、この理由でスプロケットの厚さをきわめて薄いものとして選択でき、結果として重量を大幅に節約できるからである。さらに、スプロケットの厚さが減らされるために、フリーホイール本体および/または自転車のフレームの標準化された寸法を変更する必要なく、ハブのフリーホイール本体に、従来のスプロケット・アセンブリにおける場合よりも多数のスプロケットを収容することができる。
本発明のスプロケット・モジュールの第1の実施形態においては、当該スプロケット・モジュールの全てのスプロケットが、前記係合手段を有している。
本発明のスプロケット・モジュールの好ましい実施形態においては、前記少なくとも2つのスプロケットのうちの少なくとも1つの第2のスプロケットが、前記係合手段を欠いており、前記少なくとも1つの第1のスプロケットによって支持されている。このやり方で、モジュールを構成しているスプロケットから選択されるいくつかのスプロケットが、フリーホイール本体とのカップリング部材および当該モジュールの残りのスプロケットのための支持部材の両者として機能するので好都合である。したがって、被支持スプロケットトは、フリーホイール本体まで延びる必要がない。このやり方で、スプロケットそのものを形成している重い材料の量を減らすことができる。
本発明のスプロケット・モジュールは、当該スプロケット・モジュールの軸方向に沿って互いに面している3つのスプロケットを有しているのが好ましく、前記少なくとも1つの第2のスプロケットが、中央のスプロケットであり、前記少なくとも1つの第1のスプロケットが、残りの2つのスプロケットのうちの少なくとも一方である。
このやり方で、スプロケット・アセンブリがこのようなモジュールをいくつか備える場合に、走行しようとする経路または自転車乗りの計画するトレーニングに応じてスプロケット・アセンブリをパーソナルにするために、スプロケットの一部だけでも容易に交換することが可能である。
本発明のスプロケット・モジュールのとくに好ましい実施形態においては、残りの2つのスプロケットの両方が、前記係合手段を有しており、前記中央のスプロケットが、前記残りの2つのスプロケットの両方によって支持されている。このやり方で、中央のスプロケットの支持が、中央のスプロケットの両側に配置された2つの隣接の第1のスプロケットの間で最適に分担される。
前記少なくとも1つの第1のスプロケットが、前記係合手段が設けられている半径方向内側の環状部、前記半径方向内側の環状部と同心であって自転車のチェーンとの係合のための歯構造が設けられている半径方向外側の環状部、および前記半径方向内側の環状部と前記半径方向外側の環状部との間を延びる複数の半径方向の部位を有しているのが好ましい。
上述のスプロケットは、材料の量が最小限でありながら、動作時に最も応力にさらされる部位に高い強度を確保しているので好都合である。
前記複数の半径方向部位の各部位が、前記少なくとも1つの第1のスプロケットを当該モジュールの少なくとも1つの他のスプロケットにカップリングするための第1の固定用部材のそれぞれを収容する少なくとも1つの第1の孔を有しているのが好ましい。
本発明のモジュールの一つの実施形態においては、半径方向の各部位が、ただ1つの第1の孔を有している。
この場合、スプロケットの重量を可能な限り減らすために、半径方向の各部位が、前記第1の孔に対して半径方向内側の位置に、少なくとも1つの軽量化孔を有している。
本発明のモジュールの別の実施形態においては、半径方向の各部位が、2つの第1の孔を有している。
前記2つの第1の孔が、半径方向に沿って整列しており、第1の半径方向内側の孔と第1の半径方向外側の孔とからなるのが好ましい。
このやり方で、スプロケットが、大きな半径方向の拡がりにわたって一体にカップリングされ、自転車のチェーンにより応力がかけられたときの変形が小さく、あるいは全く変形せず、したがってトルクの伝達効率が向上する。
前記少なくとも1つの第1のスプロケットが、前記半径方向外側の環状部で、かつ2つの隣り合う半径方向の部位の間に、当該少なくとも1つの第1のスプロケットを、当該モジュールの別のスプロケットにカップリングするための追加の固定用部材をそれぞれ収容する少なくとも1つの追加の第1の孔を有しているのが好ましい。
これにより、支持スプロケットについて、より良好な相互のカップリングが可能になり、動作時に加わる曲げおよびねじり変形に対する強度が向上する。
前記少なくとも1つの追加の第1の孔が、前記半径方向外側の第1の孔と同じ半径方向の距離に配置されているのが好ましい。そのようにすることで、とりわけ、スプロケットの取り付けがより容易になる。
前記少なくとも1つの第2のスプロケットが、ほぼ環状の本体を有しており、このほぼ環状の本体に、外側の歯構造と、当該少なくとも1つの第2のスプロケットを前記少なくとも1つの第1のスプロケットにカップリングするための前記第1の固定用部材を収容する複数の第2の孔とが設けられているのが好ましい。したがって、ハブのフリーホイール本体との係合部を有していないそのような第2のスプロケットはきわめて軽量である。
前記少なくとも1つの第2のスプロケットが、前記ほぼ環状の本体から半径方向内側に片持ち梁状に延びる複数の半径方向の突起を有しており、前記第2の孔が、前記半径方向の突起に形成されているのがさらに好ましい。
前記第2の各孔が、それぞれの第1の孔に軸方向に整列しているのがさらにより好ましい。
支持スプロケットが、各半径方向の拡がり部で、半径方向に整列した2つの第1の孔を有する場合には、前記第2の各孔が、好ましくは半径方向外側の第1の孔に軸方向に整列するのが好ましく、追加の第1の孔に整列するのがさらに好ましい。
このやり方で、支持される(被支持)スプロケットが、支持スプロケットを接合している同じ固定用部材によってカップリングされ、したがって本発明のスプロケット・モジュールにおいて使用される固定用部材の総数が少なくなり、結果としてそのようなスプロケット・モジュールの重量が小さくなる。
さらに、被支持スプロケットが、支持スプロケットの半径方向外側の第1の孔と、場合により追加の第1の孔とに係合した固定用部材にのみカップリングされるため、被支持スプロケットの半径方向の拡がり(すなわち、高さ)が抑えられ、重量が軽減される。
本発明のスプロケット・モジュールの好ましい実施形態においては、前記第2の孔が、前記少なくとも1つの第2のスプロケットの半径方向外側の端部から最小限の半径方向の距離に形成された円周に従って配置されており、そのような最小限の半径方向の距離は、当該スプロケット・モジュールのうちの直径が最小であるスプロケットにチェーンを係合させることができる距離である。
フリーホイール本体との係合部およびスプロケットの歯付きクラウンの両者において、モジュールが占める軸方向の空間が少なくなるよう、前記半径方向内側の環状部が、前記半径方向外側の環状部に比べ、当該スプロケット・モジュールの中央領域に向かって軸方向にシフトされているのが好ましい。このやり方で、フリーホイール本体および/または自転車のフレームの標準化された各寸法を変更する必要なく、フリーホイール本体に、より多数のスプロケットを取り付けることができる。
本発明のスプロケット・モジュールは、前記少なくとも2つのスプロケットの間に動作可能に介装された少なくとも1つのスペーサ部材を有しているのが好ましい。この少なくとも1つのスペーサ部材は、モジュールそのものの剛性を高める構造的機能を有している。
前記少なくとも1つのスペーサ部材が、スプロケット・モジュールの重量を可能な限り抑えるために、前記ハブのフリーホイール本体への係合手段を欠いているのがより好ましい。
さらに、前記少なくとも1つのスペーサ部材が、前記半径方向内側の環状部に形成される少なくとも1つの第1の接触領域と、前記少なくとも1つの第1の接触領域と異なる半径方向の距離に配置された少なくとも1つの第2の接触領域とにおいて、前記少なくとも1つの第1のスプロケットに当接する。
このようにして、スプロケットが、かなりの半径方向の高さにわたって、変形に対するサポートを得て、モジュールがより剛になる。また、自転車のチェーンによって伝達されるトルクの作用に起因する変形に対する各スプロケットの抵抗は、隣接するスプロケットに依存するから、本発明のスプロケット・モジュールのスプロケットの厚さを、従来からのスプロケット・アセンブリのスプロケットに比べて小さくすることができる。
前記少なくとも1つの第2の接触領域が、前記半径方向の部位に形成されるのが好ましい。前記少なくとも1つのスペーサ部材が、前記半径方向の突起において、前記少なくとも1つの第2のスプロケットに当接するのがより好ましい。
本発明のスプロケット・モジュールの一つの実施形態においては、スプロケット・モジュールが、前記内側環状部において前記少なくとも1つの第1のスプロケットに当接する第1のスペーサ部材と、前記半径方向の部位において前記少なくとも1つの第1のスプロケットに当接する、前記第1のスペーサ部材とは異なる、第2のスペーサ部材を有している。
このやり方で、それぞれのスペーサ部材が、きわめて単純であって、低コストで容易に得ることができる形状の部品で構成される。さらに、異なる領域に異なる比重および異なる強度の材料によって支持を与えるスペーサ部材を製作することが可能であるので好都合である。
前記第2のスペーサ部材が、前記第1の孔において前記少なくとも1つの第1のスプロケットに当接し、前記第2の孔において前記少なくとも1つの第2のスプロケットに当接するのが好ましい。
前記第2のスペーサ部材が、前記追加の第1の孔において前記少なくとも1つの第1のスプロケットに当接するのがより好ましい。
一般的に、前記少なくとも1つのスペーサ部材は、前記少なくとも2つのスプロケットの材料よりも軽い材料で製作されるのが好ましい。
前記第1のスペーサ部材は、スプロケットの最も半径方向内側の領域に典型的に存在する主として圧縮応力に都合よく耐えることができるよう、ポリマー材料または強化プラスチック材料で製作されるのが好ましい。
前記第2のスペーサ部材が、前記第1のスペーサ部材よりも大きな構造的機能を有することができ、主として自転車のチェーンによって加えられる引張作用に起因してスプロケットの最も半径方向外側の領域に典型的に存在する曲げおよびねじりの応力に好都合に耐えることができるよう、軽金属材料(例えば、軽合金)または複合材料(例えば、ポリマー材料のマトリックス中に取り入れられた構造繊維)で製作されるのが好ましい。
本発明のスプロケット・モジュールの好ましい一つの実施形態においては、前記第2のスペーサ部材が、半径方向に延び、かつ、それぞれのブリッジ部によって接続された複数の部位を有しているほぼ環状の本体を備えており、前記半径方向に延びる各部位が、第1の孔および少なくとも1つの第2の孔に軸方向に整列する少なくとも1つの第3の孔を有している。
前記半径方向に延びる各部位が、2つの第3の孔を有しており、各ブリッジ部が、追加の第1の孔および少なくとも1つの第2の孔に軸方向において整列する少なくとも1つの追加の第3の孔を有しているのが好ましい。
前記2つの第3の孔が、半径方向に沿って整列しており、半径方向内側の第1の孔に軸方向に整列する半径方向内側の第3の孔と、半径方向外側の第1の孔に軸方向に整列する半径方向外側の第3の孔とを含んでいるのがさらに好ましい。
前記ブリッジ部が、半径方向に延びる2つの部位の間を円周方向に広がっており、これら半径方向に延びる部位の中間の領域に結合されているのが好ましい。
本発明のスプロケット・モジュールの別の実施形態においては、前記ブリッジ部が、半径方向に延びる2つの部位の間を広がっており、こぶを形成するように前記半径方向に延びる部位の半径方向内側の領域に結合されている。
このやり方で、ブリッジ部が一方のスプロケットと他方のスプロケットとの間の空間を完全に塞ぐことがない空き領域が、延びる部位に対する固定領域の付近に生み出され、スプロケット・アセンブリに堆積しうる泥または他の堆積物に、軸方向および半径方向の両方の逃げ道が残される。
本発明のスプロケット・モジュールの別の実施形態においては、前記ブリッジ部が、半径方向に延びる2つの部位の間を広がっており、リングを形成するように前記半径方向に延びる部位の半径方向外側の領域に結合されており、前記半径方向に延びる部位が、前記リングから内側へ片持ち梁状に延びている。
それぞれのブリッジ部が、少なくとも1つの軽量化空洞を有しているのが好ましい。
各ブリッジ部が、それぞれの追加の第3の孔の両側に配置された少なくとも2つの軽量化空洞を有しているのがさらに好ましい。
本発明のスプロケット・モジュールは、その好ましい実施形態において、半径方向内側の各孔の周囲に、2つの第2のスペーサ部材の間に軸方向に介装される少なくとも1つのスペーサ・リングを有している。
本発明のスプロケット・モジュールのさらに別の実施形態において、前記第2のスペーサ部材が、第1の孔および第2の孔に軸方向に整列された複数の第3の孔を有しているほぼ環状の本体を有しており、前記第1のスペーサ部材が、複数のアームを有しているほぼ環状の部位を有しており、前記複数のアームが、このほぼ環状の部位から半径方向外側へと片持ち梁状に突き出し、前記半径方向内側の第1の孔において前記少なくとも1つの第1のスプロケットに当接している。
本発明のスプロケット・モジュールのさらに別の実施形態において、前記少なくとも1つのスペーサ部材が、単一の部品にて製作され、前記内側環状部において前記少なくとも1つの第1のスプロケットに当接する半径方向内側の環状部と、前記半径方向内側の環状部から半径方向外側へと延びるフォーク状部とを有している。
前記フォーク状部が、軸方向において互いに面し、前記第1の孔および前記追加の第1の孔においてそれぞれの第1のスプロケットに当接する1対の半径方向外側のほぼ環状の部位、および軸方向において互いに面し、前記半径方向内側の環状部と前記半径方向外側のほぼ環状の部位との間を延びている複数の対のアームを有しており、前記アームが、前記半径方向の部位において前記少なくとも1つの第1のスプロケットに当接しているのが好ましい。
前記1対の半径方向外側のほぼ環状の部位が、前記第2の孔において前記少なくとも1つの第2のスプロケットに当接しているのが好ましい。
前記半径方向内側の環状部が、軽金属材料で製作され、前記フォーク状部が、複合材料中に前記半径方向内側の環状部を鋳込んで成型されるのが好ましい。このやり方で、半径方向内側の環状部が、圧縮によく耐え、フォーク状部が、曲げおよびねじりによく耐える。
本発明のスプロケット・モジュールのさらに別の実施形態においては、前記第2のスペーサ部材が、ほぼ環状の構造体を形成するようにそれぞれの自由端部において互いに組み合わせられる複数の接続部材を有している。
各接続部材が、フォーク状に分かれた中央部を有しているのが好ましい。さらに好ましくは、前記フォーク中央部が、半径方向に延びて、それぞれの1対の第1の孔に軸方向に整列された1対の第3の孔を備えており、各アームが、平行な平面上を前記中央部の両側から片持ち梁状に円周方向に延びており、各アームの端部が、隣の接続部材の追加の第3の孔、および第1の孔に軸方向に整列された追加の第3の孔を備えている。
前記追加の第3の孔が、第2の孔に軸方向に整列しているのが好ましい。
この実施形態は、2つの隣接するスプロケットの間の円周部が、スペーサ部材の1つのアームしか存在しないため、構造的なスペーサ部材が完全に環状である実施形態と比べて、より軽量であるという利点を有している。
各アームが、接続部材の前記中央部の半径方向内側の部位に結合されており、したがって泥または他の不純物の通過を可能にする空き空間がアームとスプロケットとの間に残されているので好ましい。これらの空き領域の下方に、単一アームを存在させると、そのような通過をさらに容易にする。
一般的に、前記第1のスペーサ部材は、前記少なくとも1つの第1のスプロケットの前記半径方向内側の環状部とのカップリングのために、軸方向に突き出す複数の歯を有している。そのような歯は、第1のスペーサ部材の支持スプロケットに対する正確な位置付けとその位置への保持を確保する。
前記第1のスプロケットの前記係合手段が、前記フリーホイール本体とのカップリングの仮想の円周を有しており、前記第1のスプロケットが、第1の最も半径方向内側先端の支持点と、第2の最も半径方向外側先端の支持点との間で、1つ以上のスペーサ部材に支えられており、前記先端の両支持点が、前記仮想の円周と前記少なくとも2つのスプロケットのうちの最小のスプロケットの半径方向外側端部との間の半径方向の拡がり(延長部の長さ)の1/3に等しい距離に配置されているのが好ましい。
上述の半径方向の距離を有することにより、スプロケットそのものに強度をもたらして厚さの低減を可能にするために充分である半径方向の高さのために、スプロケットが変形に対するサポートを都合よく有することに、本出願人は気が付いた。
当然ながら、この半径方向の距離が大きいほど、隣接のスプロケットに対する支持によって個々のスプロケットにもたらされる剛性が大きくなる。
前記先端の支持点間の距離が、前記仮想の円周と前記最小のスプロケットの前記半径方向外側の端部との間の半径方向の拡がり(延長部の長さ)の少なくとも1/2に等しいのがより好ましく、少なくとも2/3に等しいのがさらに好ましい。
上述の最小のスプロケットの歯の数が、15以上であるのが好ましく、さらに好ましくは18以上である。
本発明のスプロケット・モジュールの好ましい実施形態においては、前記少なくとも2つのスプロケットが、前記先端の支持点の少なくとも2つの接触領域ならびに中間の接触領域において、前記少なくとも1つのスペーサ部材を介して互いに当接する。このやり方で、スプロケットおよびスペーサ部材の間の接触領域が増加し、スプロケットそのものにより大きな強度がもたらされるので好都合である。
前記少なくとも2つのスプロケットが、前記2つの先端の支持点の間を延びる表面部分において、前記少なくとも1つのスペーサ部材を介して、互いに当接するのが好ましい。これにより、スプロケットおよびスペーサ部材の間の接触面が、さらに増加する。
前記少なくとも2つのスプロケットが、前記最小のスプロケットの半径方向内側の環状部に配置された複数の接触領域において、前記少なくとも1つのスペーサ部材を介して、互いに当接するのが好ましい。
前記少なくとも2つのスプロケットが、前記半径方向内側の環状部の全体にわたって、前記少なくとも1つのスペーサ部材を介して、互いに当接するのがより好ましい。
前記第1の先端の支持点が、前記半径方向内側の環状部に属しているのが好ましい。
本発明のスプロケット・モジュールの好ましい実施形態においては、前記少なくとも2つのスプロケットが、前記最小のスプロケットの半径方向外側の環状部に配置された複数の接触領域において、前記少なくとも1つのスペーサ部材を介して、互いに当接する。
前記少なくとも2つのスプロケットが、前記半径方向外側の環状部の全体にわたって、前記少なくとも1つのスペーサ部材を介して、互いに当接するのが好ましい。
前記第2の先端の支持点が、前記半径方向外側の環状部に属しているのがより好ましい。
一般的に、本発明のスプロケット・モジュールの好ましい実施形態においては、前記少なくとも2つのスプロケットが、1〜2mmの間、より好ましくは1.4〜1.7mmの間の厚さを有している。
本発明の第2の構成は、本発明の上述の第1の構成によるスプロケット・モジュールを少なくとも1つ有している自転車の後輪用のスプロケット・アセンブリに関する。
そのような自転車の後輪用のスプロケット・アセンブリは、スプロケット・モジュールに関して上述した構造的および機能的特徴の全てを、単独または組み合わせて有しているのが好ましく、したがって上述の利点の全てを有している。
本発明のスプロケット・アセンブリは、2つのスプロケット・モジュールおよび前記2つのスプロケット・モジュールの間に動作可能に介装された少なくとも1つのスペーサ部材を有しているのがとくに好ましい。
前記スプロケット・アセンブリは、それぞれが自転車の後輪のハブのフリーホイール本体に直接にカップリングしている複数のスプロケットをさらに有しているのが好ましい。
本発明の第3の構成は、自転車の後輪用のハブのフリーホイール本体への係合手段が設けられている半径方向内側の環状部と、前記半径方向内側の環状部と同心であり、自転車のチェーンとの係合のための歯構造が設けられている半径方向外側の環状部とを有している自転車の後輪用のスプロケットにおいて、前記半径方向内側の環状部と前記半径方向外側の環状部との間を延びる複数の半径方向の部位を有していることを特徴とするスプロケットに関する。
上述の本発明のスプロケットは、材料の量が最小限であるので有利であり、したがってきわめて軽量でありながら、動作時において最も応力にさらされる部位に高い強度を確保している。
前記複数の半径方向の部位のうちの少なくとも1つの半径方向の部位が、当該スプロケットを少なくとも1つの他のスプロケットにカップリングするためのそれぞれの固定用部材を収容する少なくとも1つの孔を有しているのが好ましい。
本発明のスプロケットの1つの実施形態においては、前記複数の半径方向の各部位が、それぞれ1つの孔を有している。
スプロケットの重量を可能な限り減らすために、半径方向の各部位は、前記各孔に対して半径方向内側の位置に、少なくとも1つの軽量化孔を有している。
本発明のスプロケットのさらに別の実施形態においては、半径方向の各部位が、2つの孔を有している。
前記2つの孔が、半径方向に沿って整列しているのが好ましく、半径方向内側の孔と半径方向外側の孔とからなる。
このやり方で、スプロケットが、大きな半径方向の拡がりにわたって互いにカップリングされ、したがって自転車のチェーンによる応力にさらされたときの変形が小さく、あるいは全く変形せず、結果としてトルクの伝達効率が向上する。
本発明のスプロケットは、前記半径方向外側の環状部で、かつ隣り合う2つの半径方向の部位の間に、当該スプロケットを前記少なくとも1つの他のスプロケットにカップリングするためのそれぞれの追加の固定用部材を収容する少なくとも1つの追加孔を有しているのが好ましい。
これにより、スプロケットのより良好な相互のカップリングが可能になり、動作時に加わる曲げおよびねじりの変形に対する強度が向上する。
前記少なくとも1つの追加孔が、前記半径方向外側の孔と同じ半径方向の距離に配置されているのが好ましい。
そのようにすることで、とりわけ、スプロケットの取り付けが容易になる。
当然ながら、本発明の上述の第3の構成によるスプロケットは、本発明の上述の第1の構成によるスプロケット・モジュールにおいて使用することが可能である。
本発明の第4の構成は、本発明の上述の第1の構成によるスプロケット・モジュールを少なくとも1つ有している自転車に関する。
そのような自転車は、上述のスプロケット・モジュールに関して上述した構造的および機能的特徴の全てを、単独または組み合わせて有しているのが好ましく、したがって上述の利点の全てを有している。
あくまで本発明を限定するものではなく、例示の目的で提示される本発明のいくつかの好ましい実施形態について、添付の図面を参照して行われる、以下の詳細な説明から、本発明のさらなる特徴および利点がさらに明らかになるであろう。
最初に図1を参照すると、自転車の後輪用のハブ1が、ハブ本体2およびフリーホイール本体3の部材(以下では、「フリーホイール本体」と称する)を有している。フリーホイール本体3は、任意の公知のシステム(図示されていない)を介してハブ本体2にカップリングされており、そのようなシステムによって、フリーホイール本体3は、回転軸Xを中心とする或る回転の方向に空回りをすることができ、反対の回転方向にハブ本体2を引っ掛けることができる。
フリーホイール本体3は、ほぼ円筒形の形状をしており、その外表面にいくつかの溝5が設けられている。
11枚のスプロケットを有するスプロケット・アセンブリ10が、溝5に係合されてフリーホイール本体3に取り付けられているのが好ましい。スプロケット・アセンブリ10は、互いに別個独立なスプロケットのシリーズ12と、互いに拘束されたスプロケットのシリーズ14とを有している。
別個独立のシリーズ12のスプロケットは、フリーホイール本体3に係合していない円筒形のスペーサ部材13によって互いに隔てられている。拘束されたスプロケットのシリーズ14は、横並びに配置されて、円筒形のスペーサ部材13によって隔てられている2つのスプロケット・モジュール16および17を含んでいる。
別個独立のシリーズ12のスプロケットおよび拘束されたシリーズ14のスプロケットは、フリーホイール本体3に取り付けられるとき、フリーホイール本体3の軸方向の当接部材18に接触して行き止まり、フリーホイール本体3にねじ込まれたリングナット20によって保持される。
スプロケット・アセンブリ10の最初のスプロケット(最も直径が大きいスプロケット)および最後のスプロケット(最も直径が小さいスプロケット)は、チェーン(図示されていない)との係合のために、歯付きクラウン24に対して軸方向にシフトしたフリーホイール本体3との係合部22を有している。とくに、スプロケット・アセンブリ10の最初のスプロケットの係合部22は、ハブ2の外側に向かって、すなわちリングナット20に向かって、さらに換言すればモジュール1の軸方向の中央領域に向かって、軸方向にシフトされている。一方、スプロケット・アセンブリ10の最後のスプロケットの係合部22は、ハブ2の内側に向かって、すなわち軸方向の当接部材18に向かって、軸方向にシフトされている。
モジュール16が、図2および3によりよく示されており、回転軸Xの方向の両端に配置された2つの支持スプロケット25と、支持スプロケット25の間に配置された、被支持スプロケット26とを有している。
支持スプロケット25は、最も半径方向内側の領域に配置された、フリーホイール本体との係合のための半径方向内側の環状部28を有しており、この部位28にフリーホイール本体3との係合手段が備えられている。図2および3の例では、部位28に、フリーホイール本体3の溝5および溝5の間の歯にそれぞれカップリングする歯30および溝32が備えられている。歯30のうちの1つは、支持スプロケット25をただ1つの所定の位置にてフリーホイール本体3に取り付けることができるよう、残りの歯とは異なる形状を有している。
さらに、支持スプロケット25は、半径方向内側の環状部28と同心であって自転車のチェーンとの係合のための歯を備えている半径方向外側の環状部34を有している。この部位34は、以下では「歯付きクラウン」とも称される。
環状の係合部28および歯付きクラウン34は、好ましくは放射状であって「アーム」としても知られている接続部36によって、一体に接続されている。アーム36は、軸Xからの半径方向の距離が異なるように配置された2つの孔38を有している。2つの支持スプロケット25の孔38が、軸方向に互いに整列しており、リベット40(または、ねじ、ボルト、ピンなどの他の固定部材)が、孔38に係合して2つの支持スプロケット25を互いに一体にしている。
さらに、2つの支持スプロケット25は、軸方向に互いに整列したそれぞれの追加孔42を有しており、追加孔42に追加リベット44が係合している。
孔38および42は、好ましくは同一であり、大径の部位および小径の部位を有している。大径の部位が、リベット40および44の両自由端にそれぞれ形成される頭部46および48のための収容/支持領域を与えている。
図2および3の例では、3つの追加孔42が存在しており、支持スプロケット25の半径方向外側の環状部34に位置する同じ仮想の円周上に、等しい角度間隔で配置されている。また、3つのアーム36が存在し、互いに等しい角度間隔で配置されており、互いに約120°だけずらされ、追加孔42に対して約60°だけずらされている。
中間スプロケット26は、モジュール16の一部の部品を省略している図7においてより明確に見て取ることができるが、フリーホイール本体3との係合部が存在しない点で、端部にあるスプロケット25とは相違している。さらに、このスプロケット26は、支持スプロケット25の最も半径方向外側の孔38および追加孔42にちょうど整列するように構成された孔50を有している。このようにして、中間スプロケット26が、最も半径方向外側のリベット40および追加リベット44を介して、支持スプロケット25によって支持される。
したがって、図7の例では、6つの孔50が存在しており、約60°の等しい角度間隔で配置されている。
孔50、孔50の整列相手である孔38および42は、すべて回転軸Xから同じ半径方向の距離に配置されている。チェーンを最小径のスプロケット25に係合させることができるようにする必要があるため、そのような半径方向の距離が下限を有していることに注意すべきである。そのような半径方向の距離は、最小の直径を有するスプロケット25において、歯付きクラウン34の外側端に形成される円周と、孔38および42の最大の半径方向サイズに形成される円周との間の距離が最小になるように選択されるのが好ましい。
中間スプロケット26は、半径方向外側の歯付きの環状部、すなわち歯付きクラウンを有している(54で示されている)。孔50が、歯付きクラウン54の半径方向の内周端部分から出発してスプロケット26の内側または中央領域に向かって片持ち梁状に延びる半径方向の突起52に形成されている。フリーホイール本体3との係合部を持たず、接続アームを持たず、半径方向内側の環状部も持たない中間スプロケット26が、支持スプロケット25よりもはるかに軽量であることに注目すべきである。
モジュール16のスプロケット25および26は、スペーサ部材によって互いに所定の間隔離れて保持されている。前記スペーサ部材は、軸方向において支持(resting)をもたらし、リベット40および44の滑りを防止し、スプロケットを剛にしてチェーンの引張り作用に起因する曲げおよびねじり変形を防止している。
スペーサ部材は、より容易で、かつ費用対効果に優れた製造が可能になるようなさまざまな寸法および形状であってよい。とくに、図2〜4および7に示した例では、第1の円筒形のスペーサ部材56が、2つの支持スプロケット25の係合部28の間に配置されている。スペーサ部材56は、好ましくはフリーであり、すなわちスプロケットに固定されていないが、係合部28の間の空間に挿入されていて、半径方向の寸法の点で係合部28の間から出ることができない。スペーサ部材56は、スペーサ部材56とスプロケット25との間の接触圧によっても保持されているのが好ましい。使用される材料は、圧縮に耐える任意の材料が好ましく、より好ましくはポリマー材料または強化プラスチック材料[すなわち構造材でない補強要素(通常は、粉末、顆粒、または短繊維、すなわち5ミリメートル未満のサイズの繊維)が添加されたポリマー材料]である。
寸法および形状が同一である2つの環状のスペーサ部材58が、各支持スプロケット25と中間スプロケット26との間に介装されており、モジュール16を最も小さい直径のスプロケット25を省略して示している図4、ならびに図5および6においてわかりやすく示されている。
各スペーサ部材58は、ほぼ環状の本体60を有しており、本体60に、リベット40を通すための孔62が、支持スプロケット25の孔38および中間スプロケット26の孔50に整列させて形成されており、追加リベット44を通すための追加孔63が、支持スプロケット25の追加孔42および中間スプロケット26の残りの孔50に整列させて形成されている。
孔62は、半径方向に延びる複数の部位64に形成されているのが好ましい。とくに、ほぼ環状の本体60が、半径方向の寸法がより大きい3つの部位64を有している。このような部位64が、ブリッジ部66によって互いに接続されており、ブリッジ部66に、軽量化空洞68(好ましくは、くり抜きの形態で形成される)および追加孔63が形成されている。各ブリッジ部66は、とくに、それぞれの追加孔63に対して両側に配置された2つの軽量化空洞68を有している。
ブリッジ部66は、半径方向に延びる部位64の中央領域から出発し、周方向に延びている。
モジュール16において、支持スプロケット25が、異なる半径方向の距離に配置された複数のそれぞれの接触領域において、円筒形のスペーサ部材56および環状のスペーサ部材58を介して、中間スプロケット26および他方の支持スプロケット25に当接する。とくに、支持スプロケット25の半径方向内側の環状部28が、円筒形のスペーサ部材56を介して互いに支持する一方で、支持スプロケット25のアーム36ならびに追加孔42の周囲のカップリング領域が、2つの別々のスペーサ部材58の半径方向に延びる部位64ならびにこの2つのスペーサ部材58の孔63の周囲のカップリング領域を介して、両面において中間スプロケット26の孔50の周囲のカップリング領域をそれぞれ支持する。第1の最も半径方向内側先端の支持点(a first most radially inner extreme resting point)56’(スペーサ56の半径方向内側の縁に位置する)から第2の先端の支持点(a second extreme resting point)58’(スペーサ58の半径方向外側の縁に位置する)まで、スプロケット間の半径方向の支持部の拡がりは、フリーホイール本体3への係合手段28によって形成される仮想の円周28’とモジュール16の最小のスプロケットの半径方向外側の端部との間の半径方向の拡がり(延長部の長さ)の1/3、好ましくは1/2、より好ましくは2/3に等しい。図2および3に見て取ることができるように、上記仮想の円周は、係合状態においてフリーホイール本体3の円筒形の外表面5’(図1)に接する環状部28の表面によって形成される。また、環状部28がフリーホイール本体の外表面に接しない技術的解決策も仮定できるが、この場合にも、上記仮想の円周は、環状部28に係合させられると考えられるフリーホイール本体の最大の外径に一致する。このようにして、高さhが、フリーホイール本体3から突き出しているスプロケット部分を常に表している。
図示の例から見て取ることができるように、支持部の拡がりとは、半径方向における先端の支持点間の距離を意味する。なぜならば、これらの先端点の間で、効果的な支持が不連続でありうるためである。
上述の内容から、モジュール16において、各スペーサ部材58が、複数の別個のカップリング部において支持スプロケット25に組み合わせられ、各スプロケットが、大きな半径方向の拡がりを有する接触領域においてスペーサ部材56および58を介して隣のスプロケットに当接することを見て取ることができる。このようにして、スペーサ部材58がスプロケットの構造的な補強部材として機能して、個々のスプロケットの構造強度の向上に寄与しているスプロケット・セットが形成される。
さらに、スペーサ部材58が、スプロケットよりも軽量な材料で製作されるのが好ましく、このため、モジュール16の重量が低く保たれる。このような構造的特性を備えるために、スペーサ部材58を、例えば、軽金属合金あるいはポリマー材料のマトリックス中に構造繊維を有している複合材料で製作することができる。
典型的には、構造繊維は、カーボン繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、セラミック繊維、ボロン繊維、ポリエステル繊維、およびこれらの組み合わせで構成されるグループから選択されるが、なかでもカーボン繊維が好ましい。
ポリマー材料中での前記構造繊維の配置は、構造繊維の断片または小片のランダム配置、繊維のほぼ1方向の規則的配置、繊維のほぼ2方向の規則的配置(例えば、横糸および縦糸による織成)、あるいは上記の組み合わせであってよい。
マトリックスのポリマー材料は、熱硬化性であるのが好ましい。しかしながら、熱可塑性物質の使用の可能性を排除するものではない。マトリックスがエポキシ樹脂を含んでいるのがさらに好ましい。
次に、図3および7を参照すると、2つの構造的なスペーサ部材58の間に、半径方向内側に位置する方のリベット40の周囲(したがって、孔38の周囲)に、小さな半径方向寸法の円筒形のスペーサ・リング70が存在している。
円筒形のリング70およびスペーサ部材56は、軸方向の荷重に耐えることができる任意の材料から製作でき、例えば構造的なスペーサ部材58と同じ材料で製作してもよい。使用される材料は、ポリマー材料または強化プラスチック材料[すなわち構造材でない補強要素(通常は、粉末、顆粒、または短繊維、すなわち5ミリメートル未満のサイズの繊維)が添加されたポリマー材料]であるのが好ましい。
図8および9は、図1に示したスプロケット・アセンブリ10のモジュール17を示している。モジュール17は、モジュール16に比べてより小さな直径のスプロケットを有しており、支持スプロケット72がリベット74(あるいは、ねじ、ボルト、またはピンなどといった他の固定用の部材)を通すための孔73を、フリーホイール本体3とのカップリングのための半径方向内側の環状部78と歯付きクラウン80との間の接続アーム76にのみ有している点を主な点として、モジュール16とは相違している。
図8の例においては、5つのアーム76が存在している。さらに、全ての孔73が、回転軸Xから同じ半径方向の距離に配置されており、互いに等しい角度間隔で配置されている。
支持スプロケット72の間に、モジュール16のスペーサ部材56とほぼ同一の環状のスペーサ部材82が介装される一方で、各支持スプロケット72と支持される中間スプロケット86との間には、モジュール16の構造的なスペーサ部材58と同様の構造的なスペーサ部材88が介装されている(モジュール17から小径の支持スプロケット72が取り除かれている図10においてよりよく見て取ることができる)。構造的なスペーサ部材88が、リベット74などを通すための孔90(図10の例では、5つである)を有していること、およびそのような孔90の位置において、構造的なスペーサ部材88の半径方向の寸法が他の領域と比べて大きいことが、図10からとりわけ明らかである。
モジュール16の別の実施形態を以下に説明するが、説明において、構造的な観点で類似する要素、または機能的な観点で相当する要素は、これまでに割り当てた参照番号に100または100の倍数を加えることによって示されている。
図11は、図2のモジュール16と同様のモジュール116を示しているが、最も小さな直径の支持スプロケットは省略されている(したがって、モジュール16の図4に示した部分と同様である)。モジュール116は、構造的なスペーサ部材158の形状においてのみ、モジュール16とは相違している。このスペーサ部材158においては、ブリッジ部166が、それぞれこぶを形成するように、半径方向に延びる部位164に周方向に接続されている。これにより、ブリッジ部166が一方のスプロケットと他方のスプロケットとの間(とくには、より直径の小さい2つのスプロケットの間)の空間を完全に塞ぐことがない空き領域167が、半径方向に延びる部位164に対する固定領域の付近に生み出され、スプロケット・アセンブリに堆積しうる泥または堆積物に軸方向および半径方向の両方の逃げ道が残される。
図12は、図2のモジュール16と同様のモジュール216を示しているが、やはり最も小さな直径の支持スプロケットは省略されている(したがって、モジュール16の図4に示した部分と同様である)。モジュール216は、構造的なスペーサ部材258の形状において、モジュール16とは相違している。とくに、それぞれのブリッジ部266が、半径方向に延びる部位264の半径方向外側の領域に結合され、2つの半径方向に延びる部位264の間を延びて、リングを形成している。そのようなリングは、ほぼ円形のクラウンの形状であって、ブリッジ部266が、延びる部位264によってのみ中断されており、延びる部位264の最も半径方向外側の領域に周方向に接続されている。したがって、半径方向に延びる部位264は、前記リングから半径方向内側へと片持ち梁状に延びている。
図13は、図2のモジュール16と同様のモジュール316を示しているが、やはり最も小さな直径の支持スプロケットは省略されている(したがって、モジュール16の図4に示した部分と同様である)。モジュール316は、構造的なスペーサ部材358および最も半径方向内側のスペーサ部材356の両者の形状において、モジュール16とは相違している。
構造的なスペーサ部材358は、ほぼ環状の物体であり、リベットまたは同様の固定用部材を通すための孔を、すべて軸Xから同じ半径方向の距離に配置している。最も半径方向内側のスペーサ部材356は、例えば円筒形であるほぼ環状の部位357を有しており、アーム359が環状の部位357から半径方向外側へと片持ち梁状に突き出しており、アーム359の末端に、支持スプロケット325(一方のみが示されている)を接合するリベット340または同様の固定用部材との係合のための孔342が形成されている。孔342の周囲のアーム359領域は、開口部343により軽量に形成されている。
図14および15は、本発明による別のモジュールを示しており、そのモジュールは、416によって示されており、図13のモジュール316に類似している。詳しくは、図14が、モジュール416を最も小さな直径の支持スプロケットを省略して図示しており、したがって、図14は、モジュール316の図13に示されている部分と全く同様である。モジュール416は、構造的なスペーサ部材358と最も半径方向内側のスペーサ部材356とが、ただ1つのスペーサ部材455に融合されている点で図13のモジュール316とは相違していることに注目すべきである。とくに、スペーサ部材455は、例えば円筒形であって2つの支持スプロケット425の間の空間を完全に占めるような寸法である半径方向内側の環状部456、およびそれぞれの支持スプロケット425と中間スプロケット426との間に挿入されるよう、半径方向内側の環状部456から半径方向外側へと突き出しているフォーク状部458を有している。とくに、フォーク状部458は、半径方向外側に位置して軸方向において互いに面している1対のほぼ環状の部位458a、および軸方向において互いに面し、それぞれ前記半径方向内側の環状部456と前記半径方向外側の環状の部位458aとの間を延びている複数の対のアーム458bを有している。図示の例では、3つの対のアーム458bが存在している。ほぼ環状の部位458aは、最大の半径方向寸法の円周に対する複数の凹所458cを、被支持スプロケット426をバヨネット式の動き(bayonet movement)によって収容できるような配置および寸法で有しており、すなわち、スプロケット426の半径方向の突起452を凹所458cに挿入し、次いでスプロケット426の孔450をスペーサ部材455の孔462および463に軸方向に整列する操作位置に回転させることによって、被支持スプロケット426を収容することができる。
この場合、スペーサ部材455を、例えば軽合金、あるいはポリマーマトリックス中に構造繊維を含む複合材料で製作することができる。また、半径方向内側の環状部456を、圧縮に耐える軽材料から製作し、構造的なフォーク状部458を、曲げおよびねじりに耐える軽材料から製作してもよい。例えば、半径方向内側の環状部456を実質的に構成する円筒形のアルミニウム製インサートを、フォーク状部458を構成する複合材料が注入される金型に入れて、共成型することが可能である。
図16は、構造的なスペーサ部材158が、図17に示されているようにそれぞれの自由端部において互いに結合されて全体としてほぼ環状の構造体560を形成する複数の接続部材558で置き換えられている点で、図11のモジュール116とは相違するモジュール516を示している。詳しくは、接続部材558は、孔563においてリベット544を介して互いに結合される。それぞれのブリッジ部558が、リベット540のための孔562を形成できるように半径方向に効果的に延びる中央部564を有している。中央部564は、それぞれの支持スプロケット525(図16には一方のみが示されている)と中間スプロケット526との間に挿入できるように、フォーク状の形状を有している。
延びる部位564から、2つの補強アーム566が円周方向に片持ち梁状に延びており、補強アーム566の端部に、リベット544を挿入するための孔563が形成されている。2つのアーム566は、平行であるが一致はしない円周の平面上を延びている。取り付けられた状態において、2つのアーム566の一方が、第1の支持スプロケット525と中央のスプロケット526との間に挿入される一方で、他方のアームが、他方の支持スプロケット525と中央のスプロケット526との間に挿入される。
図17から明らかであるとおり、この実施形態は、構造的なスペーサ部材が完全に環状である実施形態と比べて、円周領域において、補強アーム566が1つしか存在しないため、より軽量であるという利点を有している。
2つのアーム566が、延びる部位564から広がるにあたって、延びる部位564の最も半径方向内側の領域から出発しているため、泥または他の不純物の通過を可能にする空き空間567がアーム566とスプロケット525、526との間に残される点に注目すべきである。これらの領域の下方における単一アーム566の存在が、そのような通過を一層容易にしている。
図18は、スプロケットを2つだけ有するモジュール616を示している。とくに、フリーホイール本体3との係合のための環状部628を備える第1の支持スプロケット625が、リベット640および追加リベット644を介して第2のスプロケット626を片持ち梁状に支持している。2つのスプロケットの間には、リベット640のための1対の孔662を有している環状の構造的なスペーサ部材658、ならびに追加リベット644の周りの円筒形のスペーサ・リング670が、それぞれ介装されている。フリーホイール本体3上に連続して取り付けられる2つのモジュール616の間に、円筒形のスペーサ部材656を介在させることができる。
図19は、各支持スプロケット725が、図2のスプロケット25の3つのアーム36の代わりに、半径方向内側の環状部728と歯付きクラウン734との間に、6つの放射状の接続アーム736を有している点で、図2のモジュール16とは相違するモジュール716を示している。各接続アーム736が、リベット740を通すためのただ1つの孔762を有している。したがって、接続アーム736の外部の追加リベットは、不要である。各アーム736は、底辺を半径方向内側に向けた三角形の形状である。アームをより軽くするために、軽量化孔761または任意のタイプの形状を有する開口が、孔762の下方に設けられている。この場合、構造的なスペーサ部材758が、半径方向に延びる部位を持たない単純なリングである一方で、係合部728の間に、図3のスペーサ部材56のような円筒形のスペーサ部材が設けられている。
軽量化孔の代案として、図20は、接続アーム836が小さな寸法(例えば、孔762の直径とほぼ同じであり、場合によっては孔762の直径よりも小さい)の中央部836aを備えているモジュール816を示している。
多数のアームを備える図19および20のような技術的解決策は、アームが少ない図2の様な技術的解決策に比べて重量が大きくなるが、より剛である。
図21および22は、これまでの実施形態の円筒形スペーサ部材56、156、256、356、456、556、656、756、856の代案として使用することができる一変種の円筒形スペーサ部材956を示している。とくに、円筒形のスペーサ部材956は、これまでの実施形態の半径方向内側の環状部28、128、228、328、428、528、628、728、828の1つに引掛けることができるフック歯955を有している。これらの係合歯955は、平坦な環状の壁949から軸方向に片持ち梁状に突き出しており、スペーサ部材956が2つの支持スプロケットの間に取り付けられたときに、スペーサ部材が係合部に対して半径方向に相対移動することがないようにしている。
上述の係合歯955が3つ存在しているのが好ましい。この場合、上述の歯955は、互いに120°ずらされた角度にて配置されている。
図23および24は、本発明による別のモジュール1016を示しており、どちらもフリーホイール本体との係合部1028を有している2つのスプロケット1025が、互いに接続されている。2つのスプロケット1025が、リベット1040および追加リベット1044によって堅く拘束されており、リベット1040および追加リベット1044は、構造的なスペーサ部材1058も一体構造で保持している。スペーサ部材が、スプロケット1025の2つの表面に面して、最小のスプロケット1025の高さの大部分にわたって支持している。とくに、支持高さHが、最小のスプロケット1025の高さh(すなわち、外径と内径との間の差の半分)の半分よりも大きく、さらに好ましくはhの2/3よりも大きい。最小の直径のスプロケットの外半径Rを基準にして別の関係も与えられ、H>1/4Rであり、より好ましくはH>1/3Rであり、さらにより好ましくはH>1/2Rである。
図25は、4つのスプロケットを有するモジュール1216の断面図を示しており、とくに、2つの支持スプロケット1225が、モジュール1216の軸方向の両端に配置され、2つの中央スプロケット1226が、リベット1240を介して支持スプロケット1225によって支持されている。支持スプロケット1225のみが、フリーホイール本体3との係合部1228を有しており、係合部1228の間に円筒形のスペーサ部材1256が介装されている。構造的なスペーサ部材1258が、円筒形のスペーサ部材1256よりも半径方向外側の位置において、各組のスプロケットの間に配置され、リベット1240によってスプロケットそのものに拘束されている。
モジュール1216が、2つの遊離型のスプロケット1212と一緒にフリーホイール本体3に取り付けられている。
図示の例は、考えられるいくつかの構成を示したにすぎず、例えば、各モジュールのスプロケットの数は、最少の2から、スプロケット・アセンブリの全てのスプロケットを含むまで、さまざまであってよい。しかしながら、少数(好ましくは、2つまたは3つ)のスプロケットを備えるモジュールが、個々の自転車乗りまたは個々の道順の要件に合致するスプロケット・アセンブリをもたらすべく、異なるサイズのスプロケットを備えるモジュールと迅速に交換できるため好ましい。また、支持スプロケットは、必ずしも端部のスプロケットである必要はなく、すべての端部のスプロケットである必要はなく、あるいは端部のスプロケットだけである必要もない。
本発明の利点のなかでも、互いに拘束固定されたスプロケットの相互支持の効果が注目される。この効果により、使用時にチェーンによって加えられるスプロケットの曲げおよびねじりに対する抵抗は、このスプロケットを一体に拘束して単一の構造単位を形成している隣のスプロケットにも依存することができる。この理由で、スプロケットの厚さを減らすことができ、したがって標準的な形式のフリーホイール本体に11枚以上のスプロケットを収容することさえ可能になる。例えば、スプロケットの厚さは、1〜2mmの間であってよく、さらに好ましくは、1.4〜1.7mmの間であってよい。
隣接スプロケットの効果による個々のスプロケットの構造強度の向上が、円筒形のスペーサ部材56、156、256、356、456、556、656、756、856、956および構造的なスペーサ部材58、158、258、358、458、558、658、758、858、1058(チェーンが係合しているスプロケットの曲げに起因する変形を、隣接するスプロケットに分配して阻止できるスペーサ手段として、スプロケット間に介装される)への支持によっても与えられることが観察されている。
さらに、好ましくは歯付きクラウンの付近において、スプロケットに剛に拘束される構造的なスペーサ部材58、158、258、358、458、558、658、758、858、1058は、すでにそれ自身が、曲げおよびねじりに起因する変形に対してスプロケットを補強している。
当然ながら、当業者であれば、偶発かつ特定のニーズを満足させるように、上述の自転車用スプロケット・モジュールについて多数の修正および変形を考えることができ、それらはすべて、いかなる場合も、特許請求の範囲によって規定される本発明の保護範囲に包含される。
本発明による複数のスプロケット・モジュールが取り付けられている自転車の後輪用ハブの概略長手方向断面図である。 本発明によるスプロケット・モジュール(とくに、最大直径の3つのスプロケットを含んでいる図1のモジュール)の概略前面図である。 図2の線III‐IIIが形成する平面に沿って得られた、図2のモジュールの直径断面図である。 図2のモジュールの概略前面図(最小径のスプロケットは、背後の部品を示すために省略)である。 図2のモジュールの環状スペーサ部材を示す概略前面図である。 図2のモジュールの環状スペーサ部材(図2のモジュールは、このようなスペーサ部材を2つ有している)について、図5の線VI‐VIが形成する平面に沿って得られた、概略直径断面図である。 図2のモジュールの概略斜視図(最小径のスプロケットおよび2つのスペーサ部材のうちの一方が、背後の部品を示すために省略)である。 本発明によるモジュール(第2実施形態に係るモジュール、とくに図1において図2のモジュールの隣に位置しているモジュール)を示す概略前面図である。 図8の線IX‐IXが形成する平面に沿って得られた概略直径断面図である。 図8のモジュールの概略前面図(最小径のスプロケットは、背後の部品を示すために省略)である。 本発明によるモジュールの別の実施形態を示す概略前面図(最小径のスプロケットが、背後の部品を示すために省略)である。 本発明によるモジュールの別の実施形態を示す概略前面図(最小径のスプロケットが、背後の部品を示すために省略)である。 本発明によるモジュールの別の実施形態を示す概略前面図(最小径のスプロケットが、背後の部品を示すために省略)である。 本発明によるモジュールの別の実施形態を示す概略前面図(最小径のスプロケットが、背後の部品を示すために省略)である。 図14のモジュールについて、図14の線XV‐XVが形成する平面に沿って得られる概略直径断面図である。 本発明によるモジュールの別の実施形態の概略斜視図(最小径のスプロケットは、背後の部品を示すために省略)である。 図16のモジュールの内部において取る配置構成と同一の配置構成における、図16のモジュールのスペーサ部材の概略斜視図である。 スプロケットが片持ち梁状に支持されている本発明のモジュールの別の実施形態を示す概略直径断面図である。 本発明によるモジュールの別の実施形態を示す概略前面図である。 本発明によるモジュールの別の実施形態を示す概略前面図である。 本発明による円筒形のスペーサ部材に係る概略前面図である。 図21の線XXII‐XXIIが形成する平面に沿って得られた概略直径断面図である。 本発明のモジュールの別の実施形態を示す概略前面図である。 図23の線XXIV‐XXIVが形成する平面に沿って得られた概略直径断面図である。 4つのスプロケットを備える本発明のモジュールの別の実施形態を示す概略直径断面図である。

Claims (74)

  1. スプロケット・モジュールの軸方向に沿って互いに面しており、互いにカップリング固
    定されている3つのスプロケット(25、26、72、86、325、425、426、
    525、526、725)を有している自転車用のスプロケット・モジュールにおいて、
    前記3つのスプロケットのうちの少なくとも1つの第1スプロケット(25、72、
    325、425、525、725)が、自転車の後輪用のハブ(1)のフリーホイール本
    体(3)への係合手段(22)を有しており、
    前記3つのスプロケット(25、26、72、86、325、425、426、525
    、526、725)は、固定用部材(40、44、74、740)により互いにカップリ
    ング固定されており、
    前記の3つのスプロケットのうちの少なくとも1つの第2のスプロケット(26、86
    、426、526)は、前記係合手段(22)を欠いており、前記少なくとも1つの第1
    のスプロケット(25、72、425、525)によって支持されており、
    前記少なくとも1つの第2のスプロケット(26、86、426、526)が、中央の
    スプロケットであり、前記少なくとも1つの第1のスプロケット(25、72、425、
    525)が、残りの2つのスプロケットの少なくとも一方であり、
    前記残りの2つのスプロケットの両方(25、72、425、525)が,前記係合手
    段(22)を有しており、前記中央のスプロケット(26、86、426、526)が、
    前記残りの2つのスプロケットの両方によって支持されていることを特徴とするスプロケ
    ット・モジュール(16、17、116、216、316、416、516、716、8
    16)。
  2. 請求項1において、前記少なくとも1つの第1のスプロケット(25、72、325、
    425、525、725)が、前記係合手段(22)が設けられている半径方向内側の環
    状部(28、78、728)、前記半径方向内側の環状部(28、78、728)と同心
    であって自転車のチェーンとの係合のための歯構造が設けられている半径方向外側の環状
    部(34、80、734)、および前記半径方向内側の環状部(28、78、728)と
    前記半径方向外側の環状部(34、80、734)との間を延びる複数の半径方向の部位
    (36、76、736)を有しているスプロケット・モジュール。
  3. 請求項2において、前記複数の半径方向の各部位(36、76、736)が、前記少な
    くとも1つの第1のスプロケットを前記モジュールの少なくとも1つの他のスプロケット
    にカップリングするためのそれぞれの第1の固定用部材(40、74、740)を収容す
    るように構成された少なくとも1つの第1の孔(38、73、762)を有しているスプ
    ロケット・モジュール。
  4. 請求項3において、半径方向の各部位(736)が、ただ1つの第1の孔(762)を
    有しているスプロケット・モジュール。
  5. 請求項4において、半径方向の各部位(736)が、前記第1の孔(762)に対して
    半径方向内側の位置に、少なくとも1つの軽量化孔(761)を有しているスプロケット
    ・モジュール。
  6. 請求項3において、半径方向の各部位(36)が、2つの第1の孔(38)を有してい
    るスプロケット・モジュール。
  7. 請求項6において、前記2つの第1の孔(38)が、半径方向に沿って整列しており、
    径方向内側の第1の孔および半径方向外側の第1の孔を含んでいるスプロケット・モジ
    ュール。
  8. 請求項3〜7のいずれか一項において、前記少なくとも1つの第1のスプロケットが、
    前記半径方向外側の環状部(34)で、かつ2つの隣り合う半径方向の部位(36)の間
    に、前記少なくとも1つの第1のスプロケットを前記モジュールの別のスプロケットにカ
    ップリングするための追加の固定用部材(44)を収容するように構成された少なくとも
    1つの追加の第1の孔(42)を有しているスプロケット・モジュール。
  9. 請求項7に従属するときの請求項8において、前記少なくとも1つの追加の第1の孔(
    42)が、前記半径方向外側の第1の孔(38)と同じ半径方向の距離に配置されているスプロケット・モジュール。
  10. 請求項3〜9のいずれか一項において、前記少なくとも1つの第2のスプロケット(2
    6、86、426、526)が、ほぼ環状の本体(54)を有しており、前記ほぼ環状の
    本体(54)に、外側の歯構造と、前記少なくとも1つの第2のスプロケット(26、8
    6、426、526、)を前記少なくとも1つの第1のスプロケット(25、72、42
    5、525、)にカップリングするための前記第1の固定用部材(40)を収容するよう
    に構成された複数の第2の孔(50)とが設けられているスプロケット・モジュール。
  11. 請求項10において、前記少なくとも1つの第2のスプロケット(26、86、426
    、526)が、前記ほぼ環状の本体(54)から半径方向内側に片持ち梁状に延びる複数
    の半径方向の突起(52)を有しており、前記第2の孔(50)が、前記半径方向の突起
    (52)に形成されているスプロケット・モジュール。
  12. 請求項3に従属するときの請求項10または11において、前記第2の各孔(50)が
    、それぞれの第1の孔(38)と軸方向に整列しているスプロケット・モジュール。
  13. 請求項7に従属するときの請求項10または11において、前記第2の各孔(50)が
    、それぞれの半径方向外側の第1の孔(38)と軸方向に整列しているスプロケット・モ
    ジュール。
  14. 請求項7に従属するときの請求項10〜13のいずれか一項において、前記第2の各孔
    (50)が、前記少なくとも1つの第1のスプロケットを前記モジュールの別のスプロケ
    ットにカップリングするためのそれぞれの追加の固定用部材(44)を収容するように構
    成された追加の第1の孔(42)のそれぞれと軸方向に整列しているスプロケット・モジ
    ュール。
  15. 請求項11〜14のいずれか一項において、前記第2の孔(50)が、前記スプロケッ
    ト・モジュールのうちの最小直径のスプロケットにチェーンを係合させることができるよ
    うに、前記少なくとも1つの第2のスプロケット(26、86、426、526)の半径
    方向外側の端部から最小限の半径方向の距離に形成される円周に沿って配置されているス
    プロケット・モジュール。
  16. 請求項2〜15のいずれか一項において、前記半径方向内側の環状部(28)が、前記
    半径方向外側の環状部(34)に対して、前記スプロケット・モジュールの中央領域に向
    かって軸方向にシフトされているスプロケット・モジュール。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項において、前記3つのスプロケットの1つと前記モジュ
    ールの別のスプロケットとの間に動作可能に介装された少なくとも1つのスペーサ部材(
    56、58、82、88、258、356、455、956)を有しているスプロケット
    ・モジュール。
  18. 請求項17において、前記少なくとも1つのスペーサ部材(58、88、258)が、
    前記係合手段(22)を欠いているスプロケット・モジュール。
  19. 請求項2に従属するときの請求項17または18において、前記少なくとも1つのスペ
    ーサ部材が、前記半径方向内側の環状部(28、728)に形成される少なくとも1つの
    第1の接触領域と、前記少なくとも1つの第1の接触領域と異なる半径方向の距離に配置
    された少なくとも1つの第2の接触領域とにおいて、前記少なくとも1つの第1のスプロ
    ケットに当接しているスプロケット・モジュール。
  20. 請求項19において、前記少なくとも1つの第2の接触領域が、前記半径方向の部位(
    36、76、736)に形成されているスプロケット・モジュール。
  21. 請求項11に従属するときの請求項19または20において、前記少なくとも1つのス
    ペーサ部材(58、88、258、455)が、前記半径方向の突起(52)において、
    前記少なくとも1つの第2のスプロケット(26、86、426、526)に当接してい
    るスプロケット・モジュール。
  22. 請求項17〜21のいずれか一項において、前記少なくとも1つのスペーサ部材(56
    、58、82、88、258、356、455、956)は、(イ) 前記係合手段(22
    )が設けられている、前記少なくとも1つの第1のスプロケットの半径方向内側の環状部
    (28、78)において、前記少なくとも1つの第1のスプロケットに当接する第1のス
    ペーサ部材(56、82、356)と、(ロ)前記少なくとも1つの第1のスプロケット
    の前記半径方向内側の環状部(28、78)と半径方向外側の環状部(34、80)との
    間を延びる複数の半径方向の部位(36、76)で、前記少なくとも1つの第1のスプロ
    ケットに当接する、前記第1のスペーサ部材(56、82、356)とは異なる、第2の
    スペーサ部材(58、88、358)と、
    を有しており、前記半径方向外側の環状部(34,80)は前記半径方向内側の環状部
    (28,78)と同心であり、自転車チェーンと係合する歯を備えているスプロケット・
    モジュール。
  23. 請求項10に従属するときの請求項22において、前記第2のスペーサ部材(58、8
    8、358)が、前記第1の孔(38)において前記少なくとも1つの第1のスプロケッ
    トに当接し、前記第2の孔(50)において前記少なくとも1つの第2のスプロケットに
    当接するスプロケット・モジュール。
  24. 請求項8に従属するときの請求項22または23において、前記第2のスペーサ部材(
    58、358)が、前記追加の第1の孔(42)において前記少なくとも1つの第1のス
    プロケットに当接するスプロケット・モジュール。
  25. 請求項17〜24のいずれか一項において、前記少なくとも1つのスペーサ部材(56
    、58、82、88、258、356、455、956)が、前記3つのスプロケットの
    材料よりも軽い材料で製作されているスプロケット・モジュール。
  26. 請求項22に従属するときの請求項25において、前記第1のスペーサ部材(56、8
    2、356)が、ポリマー材料または強化プラスチック材料で製作されているスプロケッ
    ト・モジュール。
  27. 請求項22に従属するときの請求項25または26において、前記第2のスペーサ部材
    (58、88、358)が、軽金属または複合材料で製作されているスプロケット・モジ
    ュール。
  28. 請求項10に従属するときの請求項23〜27のいずれか一項において、前記第2のス
    ペーサ部材(58、88、358)が、半径方向に延び、かつそれぞれのブリッジ部(6
    6、166、266)によって接続された複数の部位(64、164、264)を有する
    ほぼ環状の本体(60)を具備しており、前記半径方向に延びる各部位(64、164、
    264)が、第1の孔(38)および少なくとも1つの第2の孔(50)に軸方向に整列
    する少なくとも1つの第3の孔(62)を有しているスプロケット・モジュール。
  29. 請求項8または請求項14に従属するときの請求項28において、前記半径方向に延びる各部位(64、164、264)が、2つの第3の孔(62)を有しており、各ブリッジ部(66、166、266)が、追加の第1の孔(42)および少なくとも1つの第2の孔(50)に軸方向に整列する少なくとも1つの追加の第3の孔(63)を有しているスプロケット・モジュール。
  30. 請求項7に従属するときの請求項29において、前記2つの第3の孔(62)が、半径
    方向に沿って整列しており、前記第3の孔(62)は、半径方向内側の第1の孔(38)に軸方向に整列する半径方向内側の第3の孔(62)と、半径方向外側の第1の孔(38)に軸方向に整列する半径方向外側の第3の孔(62)とを含んでいるスプロケット・モジュール。
  31. 請求項28〜30のいずれか一項において、前記ブリッジ部(66)が、半径方向に延
    びる2つの部位(64)の間を円周方向に延びており、前記半径方向に延びる部位(64
    )の中間の領域に結合されているスプロケット・モジュール。
  32. 請求項28〜30のいずれか一項において、前記ブリッジ部(166)が、半径方向に
    延びる2つの部位(164)の間に広がっており、こぶを形成するように前記半径方向に
    延びる部位(164)の半径方向内側の領域に結合しているスプロケット・モジュール。
  33. 請求項28〜30のいずれか一項において、前記ブリッジ部(266)が、半径方向に
    延びる2つの部位(264)の間に広がって、前記半径方向に延びる部位(264)の半
    径方向外側の領域に結合してリングを形成し、前記半径方向に延びる部位(264)が、
    前記リングから片持ち梁状に内側に延びているスプロケット・モジュール。
  34. 請求項28または請求項28に従属するときの請求項29〜33のいずれか一項におい
    て、それぞれのブリッジ部(66、166、266)が、少なくとも1つの軽量化空洞(
    68)を有しているスプロケット・モジュール。
  35. 請求項29に従属するときの請求項34において、各ブリッジ部(66、166、26
    6)が、それぞれの追加の第3の孔(63)の両側に配置された少なくとも2つの軽量化
    空洞(68)を有しているスプロケット・モジュール。
  36. 請求項7に従属するときの請求項22において、または請求項7および請求項22に従属するときの請求項23〜35のいずれか一項において、半径方向内側の各孔(38)の周囲に、2つの第2のスペーサ部材(58)の間に軸方向に介装された少なくとも1つのスペーサ・リング(70)を有しているスプロケット・モジュール。
  37. 請求項10および請求項22に従属するときの請求項23〜27のいずれか一項において、前記第2のスペーサ部材(358)が、第1の孔(38)および第2の孔(50)に軸方向に整列した複数の第3の孔を有するほぼ環状の本体を具備しており、前記第1のスペーサ部材(356)が、複数のアーム(359)を有するほぼ環状の部位(357)を具備しており、前記複数のアーム(359)が、前記ほぼ環状の部位(357)から半径方向外側へと片持ち梁状に突き出し、前記半径方向内側の第1の孔(38)において前記少なくとも1つの第1のスプロケット(325)に当接しているスプロケット・モジュール(316)。
  38. 請求項2に従属するときの請求項17において、前記少なくとも1つのスペーサ部材(
    455)が、単一の部品にて製作され、前記少なくとも1つの第1のスプロケット(42
    5)に当接する半径方向内側の環状部(456)と、前記半径方向内側の環状部(456
    )から半径方向外側へと延びるフォーク状部(458)とを有しているスプロケット・モ
    ジュール(416)。
  39. 請求項8に従属するときの請求項38において、前記フォーク状部(458)が、軸方
    向において互いに面し、前記第1の孔(38)および前記追加の第1の孔(42)におい
    てそれぞれの第1のスプロケット(425)に当接する1対の半径方向外側のほぼ環状の
    部位(458a)と、軸方向において互いに面し、前記半径方向内側の環状部(456)
    と前記半径方向外側のほぼ環状の部位(458a)との間を延びている複数の対のアーム
    (458b)とを有しており、前記アーム(458b)が、前記半径方向の部位(36)
    において前記少なくとも1つの第1のスプロケット(425)に当接しているスプロケッ
    ト・モジュール(416)。
  40. 請求項39において、前記1対の半径方向外側のほぼ環状の部位(458a)が、前記
    第2の孔(50)において前記少なくとも1つの第2のスプロケット(426)に当接し
    ているスプロケット・モジュール(416)。
  41. 請求項38〜40のいずれか一項において、前記半径方向内側の環状部(456)が、
    軽金属材料で製作され、前記フォーク状部(458)が、複合材料中で前記半径方向内側
    の環状部(456)を鋳込んで成型されるスプロケット・モジュール(416)。
  42. 請求項23において、前記第2のスペーサ部材(558)が、ほぼ環状の構造体(56
    0)を形成するようにそれぞれの自由端部において互いに組み合わせられる複数の接続部
    材(558)を有しているスプロケット・モジュール(516)。
  43. 請求項42において、それぞれの接続部材(558)が、フォーク中央部(564)を
    有しているスプロケット・モジュール(516)。
  44. 請求項43において、前記フォーク中央部(564)が、半径方向に延びて、かつ、そ
    れぞれ1対の第1の孔(38)に軸方向に整列した1対の第3の孔(562)を備えてお
    り、それぞれのアーム(566)が、平行な平面で前記中央部(564)の両側から片持
    ち梁状に円周方向に延びており、かつ、隣の接続部材(558)の追加の第3の孔(63
    )、および第1の孔(38)に軸方向に整列させた、追加の第3の孔(563)を備えた
    端部を有しているスプロケット・モジュール(516)。
  45. 請求項10に従属するときの請求項44において、前記追加の第3の孔(563)が、
    第2の孔(50)に軸方向に整列しているスプロケット・モジュール(516)。
  46. 請求項44または45において、各アーム(566)が、それぞれの接続部材(558
    )の前記中央部(564)の半径方向内側の部位に結合されているスプロケット・モジュ
    ール(516)。
  47. 請求項2に従属するときの請求項22において、前記第1のスペーサ部材(956)が
    、前記少なくとも1つの第1のスプロケット(25、72、325、425、525、7
    25)の前記半径方向内側の環状部(28、78、328、428、528、728)と
    のカップリングのために、軸方向に突き出す複数の歯(955)を有しているスプロケッ
    ト・モジュール。
  48. 請求項15〜47のいずれか一項において、前記係合手段(22)が、前記フリーホイ
    ール本体(3)とのカップリングの仮想の円周(28')を有しており、前記少なくとも
    1つの第1のスプロケットが、第1の最も半径方向内側先端の支持点(56')および第
    2の最も半径方向外側先端の支持点(58')の間で1つ以上のスペーサ部材に支えられ
    ており、前記先端の両支持点が、前記仮想の円周(28')と前記3つのスプロケットの
    うちの最小のスプロケットの半径方向外側の端部との間の半径方向延長部の長さの1/3
    に等しいかまたはそれより大きい距離離れて配置されているスプロケット・モジュール。
  49. 請求項48において、前記先端の支持点(56'、58')間の距離が、前記仮想の円
    周(28')と前記最小のスプロケットの前記半径方向外側の端部との間の半径方向延長
    部の長さの1/2に等しいかまたはそれよりも大きいスプロケット・モジュール。
  50. 請求項48において、前記先端の支持点(56'、58')間の距離が、前記仮想の円
    周(28')と前記最小のスプロケットの前記半径方向外側の端部との間の半径方向延長
    部の長さの2/3に等しいかまたはそれよりも大きいスプロケット・モジュール。
  51. 請求項48〜50のいずれか一項において、前記最小のスプロケットの歯の数が、15
    以上であるスプロケット・モジュール。
  52. 請求項48〜51のいずれか一項において、前記最小のスプロケットの歯の数が、18
    以上であるスプロケット・モジュール。
  53. 請求項48〜52のいずれか一項において、前記3つのスプロケットが、前記先端の支
    持点(56'、58')の少なくとも2つの接触領域および中間の接触領域において、前記
    少なくとも1つのスペーサ部材を介して、互いに当接しているスプロケット
    ・モジュール。
  54. 請求項53において、前記3つのスプロケットが、前記2つの先端の支持点(56'、
    58')の間を延びる表面部分において、前記少なくとも1つのスペーサ部材を介して、
    互いに当接しているスプロケット・モジュール。
  55. 請求項48〜54のいずれか一項において、前記少なくとも1つの第1のスプロケットが、前記少なくとも1つの第1のスプロケットの半径方向内側の環状部(28、78、728)に配置された複数の接触領域において、少なくとも1つのスペーサ部材を介して、前記モジュールの別のスプロケットに当接しているスプロケット・モジュール。
  56. 請求項55において、前記少なくとも1つの第1のスプロケットが、前記少なくとも1
    つの第1のスプロケットの前記半径方向内側の環状部(28、78)の全体にわたって、
    前記少なくとも1つのスペーサ部材(56、82)を介して、前記モジュールの別のスプ
    ロケットに当接しているスプロケット・モジュール。
  57. 請求項56において、前記第1の最も半径方向内側先端の支持点(56')が、前記少
    なくとも1つの第1のスプロケットの前記半径方向内側の環状部(28、78)に属して
    いるスプロケット・モジュール。
  58. 請求項2または請求項22に従属するときの請求項48〜57のいずれか一項において、前記少なくとも1つの第1のスプロケットが、前記少なくとも1つの第1のスプロケットの半径方向外側の環状部(34、80)に配置された複数の接触領域において、少なくとも1つのスペーサ部材(58、88)を介して、前記モジュールの別のスプロケットと当接しているスプロケット・モジュール。
  59. 請求項58において、前記3つのスプロケットが、前記半径方向外側の環状部(34、80)の全体にわたって、前記少なくとも1つのスペーサ部材(58、88)を介して、互いに当接しているスプロケット・モジュール。
  60. 請求項59において、前記第2の最も半径方向外側先端の支持点(58')が、前記少
    なくとも1つの第1のスプロケットの前記半径方向外側の環状部(34、80)に属して
    いるスプロケット・モジュール。
  61. 請求項1〜60のいずれか一項において、前記3つのスプロケットが、1〜2mmの間
    の厚さを有しているスプロケット・モジュール(16、17、116、216、316、
    416、516、716、816)。
  62. 請求項61において、前記3つのスプロケットが、1.4〜1.7mmの間の厚さを有
    しているスプロケット・モジュール(16、17、116、216、316、416、5
    16、716、816)。
  63. 請求項1〜62のいずれか一項に記載のスプロケット・モジュール(16、17、11
    6、216、316、416、516、716、816)を少なくとも1つ有している自
    転車の後輪用のスプロケット・アセンブリ(10)。
  64. 請求項63において、2つのスプロケット・モジュール(16、17、116、216
    、316、416、516、716、816)および前記2つのスプロケット・モジュー
    ルの間に動作可能に介装された少なくとも1つのスペーサ部材(13)を有しているスプ
    ロケット・アセンブリ(10)。
  65. 請求項64において、自転車の後輪のハブ(1)のフリーホイール本体(3)に直接カ
    ップリングしている複数のスプロケット(12)を有しているスプロケット・アセンブリ
    (10)。
  66. 自転車の後輪用のハブ(1)のフリーホイール本体(3)への係合手段(22)が設け
    られている半径方向内側の環状部(28、78、728)と、前記半径方向内側の環状部
    (28、78、728)と同心であり、自転車のチェーンとの係合のための歯構造が設け
    られている半径方向外側の環状部(34、80)とを有している、請求項1に記載のスプ
    ロケット・モジュールで用いられる、自転車の後輪用のスプロケット(25、72、32
    5、425、525、725)において、
    前記スプロケットが、前記半径方向内側の環状部(28、78、728)と前記半径方
    向外側の環状部(34、80、734)との間を延びる複数の半径方向の部位(36、7
    6、736)を有していることを特徴とするスプロケット。
  67. 請求項66において、前記複数の半径方向の部位のうちの少なくとも1つの半径方向の
    部位(36、76、736)が、前記スプロケットを少なくとも1つの他のスプロケット
    0にカップリングするための固定用部材(40、74、740)を収容するように構成さ
    れた少なくとも1つの孔(38、73、762)を有しているスプロケット。
  68. 請求項67において、前記複数の半径方向の部位(736)の各々が、1つの孔(76
    2)を有しているスプロケット。
  69. 請求項68において、各半径方向の部位(736)が、前記それぞれの孔(762)に
    対して半径方向内側の位置に、少なくとも1つの軽量化孔(761)を有しているスプロ
    ケット。
  70. 請求項67において、それぞれの半径方向の部位(36)が、2つの孔(38)を有し
    ているスプロケット。
  71. 請求項70において、前記2つの孔(38)が、半径方向に沿って整列しており、半径
    方向内側の孔および半径方向外側の孔とからなるスプロケット。
  72. 請求項68〜71のいずれか一項において、前記半径方向外側の環状部(34)でかつ
    隣り合う2つの半径方向の部位(36)の間に、前記スプロケットを前記少なくとも1つ
    の他のスプロケットにカップリングするための追加の固定用部材(44)を収容する少な
    くとも1つの追加孔(42)を有しているスプロケット。
  73. 請求項71に従属するときの請求項72において、前記少なくとも1つの追加孔(42
    )が、前記半径方向外側の孔(38)と同じ半径方向の距離に配置されているスプロケッ
    ト。
  74. 請求項1〜62のいずれか一項に記載のスプロケット・モジュール(16、17、11
    6、216、316、416、516、716、816)を少なくとも1つ有している自
    転車。
JP2008205177A 2007-08-09 2008-08-08 自転車用のスプロケット・モジュールおよびスプロケット・アセンブリ Active JP5623011B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ITMI2007A001658 2007-08-09
IT001658A ITMI20071658A1 (it) 2007-08-09 2007-08-09 Modulo di pignoni per una bicicletta e pacco pignoni comprendente tale modulo

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009062037A JP2009062037A (ja) 2009-03-26
JP2009062037A5 JP2009062037A5 (ja) 2011-06-23
JP5623011B2 true JP5623011B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=40299780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008205177A Active JP5623011B2 (ja) 2007-08-09 2008-08-08 自転車用のスプロケット・モジュールおよびスプロケット・アセンブリ

Country Status (7)

Country Link
US (3) US8764594B2 (ja)
EP (1) EP2045181B1 (ja)
JP (1) JP5623011B2 (ja)
CN (1) CN101362501B (ja)
IT (1) ITMI20071658A1 (ja)
RU (1) RU2008132885A (ja)
TW (1) TWI450841B (ja)

Families Citing this family (62)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20071659A1 (it) * 2007-08-09 2009-02-10 Campagnolo Srl Assieme di pignoni per una ruota posteriore di bicicletta e pacco pignoni comprendente tale assieme
ITMI20071660A1 (it) 2007-08-09 2009-02-10 Campagnolo Srl Sistema di trasmissione del moto di una bicicletta
ITMI20071661A1 (it) * 2007-08-09 2009-02-10 Campagnolo Srl Assieme di ruote dentate per una bicicletta
ITMI20071658A1 (it) 2007-08-09 2009-02-10 Campagnolo Srl Modulo di pignoni per una bicicletta e pacco pignoni comprendente tale modulo
US8820192B2 (en) 2009-04-29 2014-09-02 Race Face Prerformance Products Inc. Bicycle crank arm and insert therefore
DE102010064733B4 (de) 2009-11-04 2024-04-04 Sram Deutschland Gmbh Mehrfach-Ritzelanordnung für Fahrräder
DE102010027228B4 (de) 2009-11-04 2021-12-09 Sram Deutschland Gmbh Mehrfach-Ritzelanordnung für Fahrräder
US8663044B2 (en) * 2011-03-21 2014-03-04 De-Hsin Lin Sprocket assembly that is worked easily and quickly
DE102011103489A1 (de) * 2011-06-03 2012-12-06 Sram Deutschland Gmbh Mehrfach-Ritzelanordnung für eine Fahrradschaltung sowie Hinterrad-Achsanordnung mit einer derartigen Mehrfach-Ritzelanordnung
TWI701186B (zh) * 2011-07-13 2020-08-11 德商矢倫德國股份有限公司 支載腳踏車變速器所用之備有小鏈輪的多鏈輪配置的傳動座體裝置
DE102012016608A1 (de) * 2011-08-26 2013-02-28 Dt Swiss Ag Antriebsnabe
CN102328724B (zh) * 2011-10-14 2014-06-04 中山新宝精密科技有限公司 自行车后链轮组件
CN103587645A (zh) * 2012-08-21 2014-02-19 宁波力盟工业有限公司 自行车用卡式八速变速操作装置
ITPD20120295A1 (it) * 2012-10-11 2014-04-12 Claudio Tiso Cassetta pignoni a dentature variabili e autofissanti su unico corpo di supporto.
US10221887B2 (en) 2012-12-06 2019-03-05 The Hive Global, Inc Self locking bearing preload adjuster
US9533735B2 (en) * 2013-07-19 2017-01-03 Sram Deutschland Gmbh Multiple-sprocket arrangement for a bicycle gearing
US9297452B2 (en) * 2013-10-01 2016-03-29 Shimano Inc. Bicycle sprocket
US9415835B2 (en) * 2014-01-24 2016-08-16 Shimano Inc. Rotatable annular bicycle component and bicycle rear sprocket
CN105314054A (zh) * 2014-08-01 2016-02-10 鋐光实业股份有限公司 链轮组合体及利用该链轮组合体的链轮装置
EP2987715A1 (en) * 2014-08-21 2016-02-24 VP Components Co., Ltd. Chain wheel assembly and chain wheel device using it
US9604698B2 (en) * 2014-10-22 2017-03-28 Tien Hsin Industries Co., Ltd. Bicycle cogset
US9011282B2 (en) * 2014-11-21 2015-04-21 D3 Innovation Inc. Bicycle sprocket for use with a multi-gear rear cassette
DE102015008454A1 (de) * 2014-12-15 2016-06-16 Shimano Inc. Fahrradmehrfachkettenradanordnung
US9403578B1 (en) * 2015-02-05 2016-08-02 Shimano Inc. Bicycle sprocket assembly and bicycle rear sprocket assembly
DE102015203709A1 (de) * 2015-03-02 2016-09-08 Sram Deutschland Gmbh Ritzelanordnung mit Adapter
US9511819B1 (en) * 2015-05-25 2016-12-06 Shimano Inc. Bicycle rear sprocket assembly
US10703441B2 (en) * 2015-07-03 2020-07-07 Sram Deutschland Gmbh Drive arrangement for a bicycle
JP2018532645A (ja) * 2015-08-28 2018-11-08 アドバンシング テクノロジーズ ビー.ヴィー.Advancing Technologies B.V. トルクをスプロケットからホイールハブに伝達するための変速機要素
US10604213B2 (en) 2015-08-28 2020-03-31 Advancing Technologies B.V. Bicycle transmission for use between a chain wheel carrier and a wheel hub of a bicycle, as well as rear axle and rear wheel provided with such a transmission
US10562588B2 (en) 2015-09-01 2020-02-18 The Hive Global, Inc Bicycle cassette with locking connection
CN109689489B (zh) 2016-03-24 2022-02-18 网络全球公司 一种具有心轴附接结构的自行车曲柄
US11009112B2 (en) 2016-04-11 2021-05-18 Fox Factory, Inc. Bicycle front sprocket
TWM528386U (zh) * 2016-05-05 2016-09-11 Rui De Entpr Co Ltd 碳纖維鏈輪結構
US10053187B2 (en) * 2016-07-07 2018-08-21 Shimano Inc. Bicycle rear sprocket assembly and bicycle rear sprocket
DE102016008594B4 (de) * 2016-07-14 2024-02-15 Shimano Inc. Fahrradmehrfachkettenradanordnung
US9868491B1 (en) * 2016-07-21 2018-01-16 Shimano Inc. Bicycle sprocket assembly
US10377445B2 (en) * 2016-09-20 2019-08-13 Shimano Inc. Bicycle front sprocket assembly
DE102016015433A1 (de) * 2016-12-23 2018-06-28 Sram Deutschland Gmbh Mehrfach-Ritzelanordnung und Fahrradantrieb mit einer solchen Mehrfach-Ritzelanordnung
US20180194431A1 (en) * 2017-01-06 2018-07-12 Shimano Inc. Bicycle sprocket, sprocket assembly, rear sprocket assembly, and drive train of bicycle
US10618597B2 (en) * 2017-02-17 2020-04-14 Shimano Inc. Bicycle sprocket assembly
US11364971B2 (en) * 2017-07-31 2022-06-21 Shimano Inc. Bicycle sprocket assembly and bicycle drive train
US20180274651A1 (en) * 2017-03-27 2018-09-27 Christianson Systems, Inc. Chainring
US11014628B2 (en) 2017-04-28 2021-05-25 Fox Factory, Inc. Cinch direct mount 2X ring system
US10889353B2 (en) * 2018-01-24 2021-01-12 Shimano Inc. Bicycle rear sprocket assembly
TWI785386B (zh) * 2017-05-30 2022-12-01 日商島野股份有限公司 自行車後鏈輪總成
US10625820B2 (en) * 2018-01-24 2020-04-21 Shimano Inc. Bicycle rear sprocket assembly
US11351815B2 (en) 2017-08-21 2022-06-07 The Hive Global, Inc. Bicycle cassette with clamping connection
US10926836B2 (en) * 2017-08-24 2021-02-23 Shimano Inc. Bicycle rear sprocket assembly
DE102017008074A1 (de) * 2017-08-28 2019-02-28 Sram Deutschland Gmbh Kettenradträger und Mehrfach-Kettenradanordnung
IT201700115407A1 (it) 2017-10-13 2019-04-13 Campagnolo Srl Pacco pignoni e corpetto per il suo montaggio su un mozzo di ruota posteriore di bicicletta
IT201700115411A1 (it) * 2017-10-13 2019-04-13 Campagnolo Srl Corpetto per mozzo di ruota posteriore di bicicletta e pacco pignoni atto ad essere montato sul mozzo mediante tale corpetto
US11305837B2 (en) * 2017-10-31 2022-04-19 Shimano Inc. Bicycle rear sprocket assembly
DE102018201182A1 (de) * 2018-01-25 2019-07-25 Shimano (Singapore) Pte. Ltd. Fahrrad-Kettenrad-Baueinheit
GB2576197B (en) * 2018-08-09 2021-12-15 Hobbs James Apparatus for securing a sprocket to a sprocket carrier
US11359709B2 (en) 2018-12-18 2022-06-14 Fox Factory, Inc. Chainring
US11680633B2 (en) 2019-02-08 2023-06-20 Fox Factory, Inc. Chainring
IT201900013341A1 (it) * 2019-07-30 2021-01-30 Campagnolo Srl Sotto-assieme corpo porta-pignoni e pacco pignoni per una ruota posteriore di bicicletta
US11932351B2 (en) 2020-07-17 2024-03-19 The Hive Global, Inc. Conical bicycle cassette sprocket structure
US11603166B2 (en) * 2021-04-29 2023-03-14 Shimano Inc. Rear sprocket assembly and lock device
US11858588B2 (en) * 2021-04-29 2024-01-02 Shimano Inc. Rear sprocket assembly and lock device
US11767080B1 (en) * 2022-07-15 2023-09-26 Shimano Inc. Rear sprocket assembly
CN218408333U (zh) * 2022-11-02 2023-01-31 深圳市壹马赫科技有限公司 一种新型自行车飞轮

Family Cites Families (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR910359A (fr) * 1944-11-17 1946-06-05 Forges Du Lignon Perfectionnement aux roues libres de bicyclettes à plusieurs pignons étagés
FR989114A (fr) 1949-06-21 1951-09-05 Vandevoir Procédé et dispositif d'entraînement d'une bicyclette à moteur auxiliaire
US3082637A (en) * 1961-10-17 1963-03-26 Gen Nailing Mach Quick-change sprocket
US3661021A (en) * 1969-07-26 1972-05-09 Masakazu Ohshita Shimano Ind C Multiple free wheel for a bicycle
JPS49132544U (ja) * 1973-03-13 1974-11-14
GB1482075A (en) * 1973-08-22 1977-08-03 Raleigh Industries Ltd Change speed gears for pedally propelled vehicles
JPS5742153Y2 (ja) 1978-12-12 1982-09-16
IT7923049V0 (it) * 1979-11-07 1979-11-07 Catene Calibrate Regina Ruota libera multipla perfezionata per cambio di bicicletta.
JPS56138788U (ja) * 1980-03-22 1981-10-20
JPS56138788A (en) 1980-03-31 1981-10-29 Hitachi Ltd Crt display unit
US4535428A (en) 1983-03-10 1985-08-13 International Business Machines Corporation Multi-port register implementations
JPS59165293U (ja) * 1983-04-21 1984-11-06 株式会社シマノ 自転車用多段フリ−ホイ−ル
EP0193178B1 (en) * 1985-02-26 1989-05-31 Maeda Industries, Ltd. A bicycle freewheel assembly
JPH0187993U (ja) * 1987-12-02 1989-06-09
JPH03108527A (ja) 1989-06-12 1991-05-08 Sekisui Chem Co Ltd 多孔性材料の製造方法
US5026329A (en) * 1990-08-02 1991-06-25 Catepillar Inc. Isolated drive sprocket assembly
DE69318870T2 (de) 1992-03-18 1998-10-08 Sram De Gmbh Kettenantrieb-Mechanismus für ein Fahrrad oder dergleichen
DE4401272C1 (de) 1994-01-18 1995-03-16 Fichtel & Sachs Ag Mehrfachzahnkranz für Fahrrad-Kettenschaltungen
US5503600A (en) * 1994-11-17 1996-04-02 Kaynar Technologies, Inc. Derailleur gear assembly
US5480357A (en) * 1995-01-03 1996-01-02 Liang; Tzong T. Freewheel assembly for bicycle
US5766106A (en) * 1995-09-08 1998-06-16 Edwards; Craig H. Crankset assembly
JP3562883B2 (ja) 1995-09-29 2004-09-08 株式会社シマノ 自転車後輪用多段ホイール
DE29623258U1 (de) 1996-07-23 1998-01-22 Mannesmann Sachs Ag Kettentrieb für Fahrräder
DE19629602A1 (de) 1996-07-23 1998-01-15 Mannesmann Sachs Ag Kettentrieb für Fahrräder
US5954604A (en) * 1996-11-21 1999-09-21 Shimano, Inc. Multiple sprocket assembly for a bicycle
IT1289715B1 (it) * 1996-12-05 1998-10-16 Campagnolo Srl Gruppo sopporto pignoni per una bicicletta
TW349892B (en) * 1997-03-19 1999-01-11 Man-Tung Jang Method of manufacturing bicycle cranks a method of manufacturing bicycle cranks
US6102281A (en) * 1997-11-13 2000-08-15 Graphic Packaging Corporation Partially-shield microwave heating tray
US6264575B1 (en) * 1999-04-08 2001-07-24 Shimano, Inc. Freewheel for a bicycle
US6428437B1 (en) * 1999-06-10 2002-08-06 Raphael Schlanger Power transmission assembly
US6382381B1 (en) * 2000-09-06 2002-05-07 Shimano Inc. Bicycle hub assembly
DE10260565B4 (de) * 2002-12-21 2016-09-15 Sram Deutschland Gmbh Zahnkranzpaket
JP2005053410A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Shimano Inc 自転車用スプロケット
US20060063624A1 (en) * 2004-09-20 2006-03-23 Darrell Voss Transmission systems and methods
JP3108527U (ja) * 2004-11-01 2005-04-14 振銘 李 一体式の異なる直径の歯車セット構造
DE202004019270U1 (de) * 2004-12-13 2005-04-28 Lee, Cheng Ming Getriebe aus einteilig ausgebildeten Zahnscheiben mit unterschiedlichem Durchmesser
TWM273218U (en) 2005-02-02 2005-08-21 Jiun-You Tsai Fruit scraper
US7585240B2 (en) 2005-02-03 2009-09-08 Shimano Inc. Bicycle sprocket assembly
EP1712811A1 (en) * 2005-04-15 2006-10-18 Campagnolo S.R.L. One-way transmission device for a hub of a rear wheel of a bicycle, pawl carrying body for such device and hub comprising such device
US7435197B2 (en) * 2005-05-11 2008-10-14 Shimano Inc. Rear sprocket for bicycle transmission
US8057338B2 (en) * 2005-08-30 2011-11-15 Shimano, Inc. Bicycle sprocket apparatus with reinforcement between sprockets
US7824287B2 (en) * 2005-12-02 2010-11-02 Shimano Inc. Bicycle sprocket
US20080004143A1 (en) * 2006-06-16 2008-01-03 Shimano Inc. Bicycle sprocket assembly
US7854673B2 (en) * 2006-08-31 2010-12-21 Shimano Inc. Bicycle sprocket assembly having a reinforcement member coupled between sprockets
JP2008189254A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Shimano Inc 自転車用リアスプロケット組立体及びスプロケット
US7959529B2 (en) * 2007-03-21 2011-06-14 Sram, Llc Bicycle multi-gear cassette
ITMI20071659A1 (it) * 2007-08-09 2009-02-10 Campagnolo Srl Assieme di pignoni per una ruota posteriore di bicicletta e pacco pignoni comprendente tale assieme
ITMI20071661A1 (it) * 2007-08-09 2009-02-10 Campagnolo Srl Assieme di ruote dentate per una bicicletta
ITMI20071658A1 (it) 2007-08-09 2009-02-10 Campagnolo Srl Modulo di pignoni per una bicicletta e pacco pignoni comprendente tale modulo
US7871347B2 (en) * 2007-10-11 2011-01-18 Shimano Inc. Bicycle rear sprocket assembly
US9376165B2 (en) * 2009-10-16 2016-06-28 Shimano Inc. Bicycle sprocket

Also Published As

Publication number Publication date
US20150018151A1 (en) 2015-01-15
JP2009062037A (ja) 2009-03-26
US10408326B2 (en) 2019-09-10
US8764594B2 (en) 2014-07-01
ITMI20071658A1 (it) 2009-02-10
RU2008132885A (ru) 2010-02-20
US20090042682A1 (en) 2009-02-12
TW200911623A (en) 2009-03-16
US20140302956A1 (en) 2014-10-09
CN101362501A (zh) 2009-02-11
EP2045181A1 (en) 2009-04-08
US10337599B2 (en) 2019-07-02
EP2045181B1 (en) 2014-10-15
CN101362501B (zh) 2014-03-05
TWI450841B (zh) 2014-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5623011B2 (ja) 自転車用のスプロケット・モジュールおよびスプロケット・アセンブリ
JP5451997B2 (ja) 自転車の後輪用スプロケット・セットおよびスプロケット・アセンブリ
EP2567886B1 (en) Right crank arm assembly for a bicycle and crank arm
EP1884461B1 (en) Right crank arm assembly for a bicycle and crank arm thereof
US20090042679A1 (en) Assembly of toothed wheels for a bicycle

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110511

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140114

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5623011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250