JP5622136B1 - 換気ユニット - Google Patents

換気ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP5622136B1
JP5622136B1 JP2014070791A JP2014070791A JP5622136B1 JP 5622136 B1 JP5622136 B1 JP 5622136B1 JP 2014070791 A JP2014070791 A JP 2014070791A JP 2014070791 A JP2014070791 A JP 2014070791A JP 5622136 B1 JP5622136 B1 JP 5622136B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
ventilation unit
movable slider
ventilation
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014070791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015190749A (ja
Inventor
千佳子 加來
千佳子 加來
Original Assignee
大建プラスチックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大建プラスチックス株式会社 filed Critical 大建プラスチックス株式会社
Priority to JP2014070791A priority Critical patent/JP5622136B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5622136B1 publication Critical patent/JP5622136B1/ja
Publication of JP2015190749A publication Critical patent/JP2015190749A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/08Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates
    • F24F13/10Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F7/00Ventilation
    • F24F7/04Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation
    • F24F7/06Ventilation with ducting systems, e.g. by double walls; with natural circulation with forced air circulation, e.g. by fan positioning of a ventilator in or against a conduit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

【課題】伸縮機構を破損しにくい構造とし、メンテナンス等を容易に行うことができる換気ユニットを提供する。【解決手段】建物に設けられる換気用の貫通孔に設置される換気ユニット本体の収容部30に収容される伸縮機構40によって開閉可能となるシャッター部90を備える換気ユニットであって、前記伸縮機構40は、前後方向に摺動可能に組み合わされる固定スライダ41と可動スライダ56と、両者を離反する方向に付勢し、前記収容部30内に設置される付勢手段74とを有し、前記固定スライダ41に爪部を有する係止部材50を取り付け、前記可動スライダ56に前記爪部を案内する案内路を設けてなり、前記案内路は前方から後方を経て再び前方に至るループ状に形成され、前記伸縮機構40の最長状態にて、前記可動スライダ56の突部が前記固定スライダ41に当接することを特徴とする換気ユニット。【選択図】図2

Description

本発明は、建物内の換気を行うための換気ユニットに関するものである。
従来より、給気装置や換気装置等の通気装置に設けられる通気路形成用の開閉蓋の開閉調整機構や、その他適宜の用途で利用される伸縮機構が公知である。例えば、当該伸縮機構は、前後方向に摺動可能に組み合わされる固定スライダと可動スライダと、両スライダを離反する方向に付勢する付勢手段を備え、固定スライダには爪部を有する係止部材を取り付け、可動スライダには前記爪部を案内する案内路を設けてあり、前記案内路は後部から前部を経て再び後部に至るループ状で、後部から前部に至る過程に略直線状部分を有しており、この略直線状部分に設けられた係止段に前記爪部が係止され、両スライダが停止した状態が維持されるようにしているものが公知である(特許文献1参照)。
例えば、建物の壁面に設けられる貫通孔に嵌合される換気ユニットに当該伸縮機構を採用する場合においては、可動スライダにシャッター部を取り付けることで、換気ユニット本体の開口とシャッター部との間に生じる給気口の開口領域を調整することができるものである。
特開2012−092898号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、特に伸縮機構の最長状態において、シャッター部を取り外す際等、両スライダを離反する方向に不用意な力が掛かってしまった場合、係止部材の爪部が破損してしまう虞があった。
また、可動スライダは、固定スライダの内部に収容されるようにして一体となって構成されるため、使用環境によって伸縮機構内に埃等が入ってしまった場合であっても、メンテナンス等を行うことが困難であり、伸縮機構の交換等を余儀なくされる虞もあった。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、伸縮機構を破損しにくい構造とし、メンテナンス等を容易に行うことができる換気ユニットを提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の換気ユニットは、建物に設けられる換気用の貫通孔に設置される換気ユニット本体の内部にて支持部によって支持され前方が開口する収容部に収容される伸縮機構によって開閉可能となるシャッター部を備える換気ユニットであって、前記伸縮機構は、前記収容部の軸方向と同軸方向に配置され、前記軸方向と直交する方向に重合させ、前後方向に摺動可能に組み合わさせた状態で収容される固定スライダと可動スライダと、両者を離反する方向に付勢し、前記収容部内の底部と前記可動スライダの収容空間の内壁に両端部が当接するように設置される付勢手段とを有し、前記固定スライダに爪部を有する係止部材を取り付け、前記可動スライダに前記爪部を案内する案内路を設けてなり、前記案内路は前方から後方を経て再び前方に至るループ状に形成され、前記伸縮機構の最長状態にて、前記可動スライダの側面から突出して形成される突部が前記側面に対向する前記固定スライダの内側面に形成される当接面に当接することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の換気ユニットは、請求項1に記載の換気ユニットにおいて、前記突部は、前記案内路が設けられる側面に形成されるものである。
また、本発明の請求項3に記載の換気ユニットは、請求項1又は請求項2に記載の換気ユニットにおいて、前記固定スライダと前記可動スライダの前記組み合わせ状態にて、前記固定スライダの側壁が前記可動スライダの側壁溝に嵌まり込んで、前記固定スライダが前記可動スライダを抱持するよう重合されるものである。
また、本発明の請求項4に記載の換気ユニットは、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の換気ユニットにおいて、前記固定スライダは、前記収容部の係合孔に係合する係合片を有してなり、前記係合片には、前記係合孔の前方内壁と当接する当接段部が形成されるものである。
本発明の換気ユニットでは、伸縮機構の最長状態において、可動スライダの突部が固定スライダに当接するので、両スライダを離反する方向に負荷力が掛かる場合であっても、その力を分散して伸縮機構が破損するのを防止することができる。
また、固定スライダと可動スライダは、収容部の軸方向と同軸方向に夫々を配置して、当該軸方向と直交する方向に重合させた状態で収容部に収容されるため、組み立て又は分解を容易に行うことができるので、メンテナンス等を容易に行うことができる。
本発明の実施例における換気ユニットの伸縮機構が最長状態での断面斜視図である。 本発明の実施例における換気ユニットの分解斜視図である。 本発明の実施例における換気ユニットの伸縮機構の分解斜視図である。 本発明の実施例における換気ユニットの可動スライダの正面図である。 本発明の実施例における換気ユニットの可動スライダの図4のA−A断面図である。 本発明の実施例における換気ユニットの可動スライダの図4のB−B断面図である。 本発明の実施例における換気ユニットの伸縮機構が最短状態での一部省略断面図である。 本発明の実施例における換気ユニットの伸縮機構が中段状態での一部省略断面図である。 本発明の実施例における換気ユニットの伸縮機構が最長状態での一部省略断面図である。 本発明の実施例における換気ユニットの可動スライダと係止部材との関係を示す(a)最短状態での状態説明図、(b)中段状態での状態説明図、(c)最長状態での状態説明図である。
以下、本発明の実施の形態における換気ユニットを図面に基づいて説明する。当該換気ユニットは、建物の壁面に設けられる貫通孔に嵌合されるものであって、換気ユニットに取り付けられるシャッター部によって、換気ユニット本体の開口とシャッター部との間に生じる給気口の開口領域を調整することができるものである。
換気ユニットにおいて、室内側に露出するシャッター部側を当該換気ユニットの前方とし、建物の壁面側を当該換気ユニットの後方とする。
本発明の実施例に係る換気ユニットは、図1及び図2に示すように、主に、建物に設けられる換気用の貫通孔に設置される換気ユニット本体10と、換気ユニット本体10の内部に設置される収容部30と、収容部30に収容される伸縮機構40と、収容部30に掛止されるフィルター部80と、伸縮機構40に取り付けられるシャッター部90とから構成される。
換気ユニット本体10は、図1及び図2に示すように、建物に設けられる換気用の貫通孔に嵌合される枠体20と、枠体20の内部に設置される収容部30と、収容部30に収容される伸縮機構40とを備えてなる。
枠体20は、建物の壁面に設けられる貫通孔に嵌合されるものである。当該枠体20は、図2に示すように、筒状体21と、嵌合凹部22と、鍔部23とを備えており、例えば合成樹脂等で成形される。
筒状体21は、例えば略円筒状に形成されており、当該軸方向に貫通孔24を有してなる。そして、開口における一端部には、シャッター部90を嵌合可能とする嵌合凹部22が筒状体21の外周部から外径方向に設けられる。また、嵌合凹部22の外径方向には、鍔部23が延設して設けられる。このとき、嵌合凹部22は、シャッター部90の外形に対応する形状であれば、特に制限されるものではないし、鍔部23においても、環状、多角形状等の適宜の形状とすることができる。
また、筒状体21の内周部25には、フィルター部80を設置する際に位置決めとなる当接片26を設けることが望ましい。当該当接片26は、内周部25から内径方向に突出して設けられる。本実施例においては、2箇所の幅狭の当接片と2箇所の幅広の当接片とが夫々対向するように設けられるが、これに限られることなく、適宜の形状とすることができるのは勿論である。
収容部30は、図1及び図2に示すように、枠体20の内部に設置され、伸縮機構40を収容するものであって、例えば合成樹脂等で成形される。より詳細には、収容部30は、鍔部23側における前方側の一端が開口するとともに、筒状体21の軸方向と同軸方向に配置した状態で支持部31によって、枠体20における平面視の略中央部に支持される。
本実施例においては、収容部30は、内周部25の4箇所から内径方向に突出し、筒状体21の内部にて略十字状に形成される支持部31によって支持されるが、収容部30の支持形態については特に制限されるものではない。
また、収容部30の外周部には、フィルター部80との掛止手段が設けられる。当該掛止手段は、換気ユニット本体10とフィルター部80との相対回動に伴い掛止するものである。
収容部30の掛止手段は、案内溝32とされる。当該案内溝32は、第1案内溝33と第2案内溝34とから構成される。第1案内溝33は、後述するフィルター部80の膨出部85を誘導するものである。また、第2案内溝34は、当該膨出部85を掛止して、フィルター部80が室内側である前方側へ移動するのを規制するものである。本実施例においては、案内溝32は収容部30における外周部の対向する2箇所に設けられる。
第1案内溝33は、収容部30の外周部から内径方向に凹んだ状態で、収容部30における鍔部23側の一端から後方側へ向けて形成される。すなわち、第1案内溝33は、換気ユニット本体10の前後方向に形成されることとなる。このとき、第1案内溝33の後端面と当接片26の前端面とを略同一平面上に形成することが望ましい。これにより、フィルター部80を安定した状態で設置することができる。
第2案内溝34は、第1案内溝33に対して掛止手段の回動方向側に位置した状態で隣接して設けられる。より詳細には、収容部30の外周部上において、第1案内溝33と第2案内溝34との間に、後述する膨出部85の略外形分が移動可能となる領域を連通させた状態で設けられる。
また、第2案内溝34の前端面は、後述する膨出部85が当接する掛止面35とされる。当該掛止面35は、膨出部85が当接してフィルター部80が前方側へ移動するのを規制するものである。更に、掛止面35には、膨出部85との当接面方向とされる後方側へ向けて突出する突状部36を設けることが望ましい。
また、収容部30内の底部には、後述の付勢手段74を保持するための保持部37が前方に向けて立設される。更に、収容部30の側面には、後述の固定スライダ41の係合片46を係合させるための係合孔38が設けられる。また、収容部30の内部は、後述の固定スライダ41と可動スライダ56の外形に対応するようにして適宜の形状に形成される。
伸縮機構40は、図1から図3に示すように、2つのスライダが付勢手段74によって前後方向に進退可能となるよう構成されるものである。これにより、換気ユニット本体10に取り付けられたシャッター部90が開閉可能となるものである。
伸縮機構40は、図2に示すように、前後方向に摺動可能に組み合わされる固定スライダ41と可動スライダ56と、両スライダを離反する方向に付勢する付勢手段74とを備えてなる。両スライダは、例えば合成樹脂等で成形される。また、付勢手段74には、バネ等が採用される。
固定スライダ41は、図3に示すように、板状に形成される基部42の長手方向の一端に前端壁43が設けられ、他端に後端壁44が設けられる。すなわち、固定スライダ41は、縦断面視略コ字状に形成され、前端壁43の内側面は後述する可動スライダ56の突部60が当接する当接面とされる。また、基部42の幅方向には、両端部に側壁45を設けることが望ましい。これにより、基部42に対する前端壁43及び後端壁44の強度を向上させることができる。
また、基部42の略中央部には、可撓性を有するようにして係合片46が設けられており、係合片46の前端壁43側には、基部42側に段差を介して当接段部47が設けられる。更に、後端壁44の近傍には、開口部48が形成されており、当該開口部48内の後端壁44側へ向けて先端が入り込むようにして押さえ片49が設けられる。
また、後端壁44の孔部(図示しない)には、金属製からなる係止部材50が設けられる。当該係止部材50は、両端部が略直角に折曲された爪部51、52を有してなる。一端側の爪部51は、後端壁44の孔部に回動可能となるよう支持され、他端部の爪部52は、後述の可動スライダ56の案内路61へと案内される。このとき、係止部材50は、一端部における爪部51の近傍が押さえ片49によって支持されることで、爪部52が側壁45側へ押圧された状態を維持している。
本実施例においては、側壁45は、前端壁43側に形成される第1側壁53と、後端壁44側に形成される第2側壁54とが連設してなる。第2側壁54は、第1側壁52からさらに突出するようにして形成され、後述する可動スライダ56の側壁溝73に嵌まり込む部分とされる。また、第2側壁54の後方側には、収容部30の内部にて付勢手段74を支持する一対の支持片55が設けられる。
可動スライダ56は、図3から図6に示すように、前方側が開口する略四角柱状に形成される。当該開口は、シャッター部90の取付部93を挿通するための挿通口57とされる。また、可動スライダ56の側面には、取付部93を嵌合させるための一対の貫通孔58が設けられる。
また、可動スライダ56の略中央部には、側面から外形方向に向けて突出する突部60が設けられる。当該突部60は、伸縮機構40の最長状態にて、固定スライダ41における前端壁43の当接面と当接するものである。更に、突部60の後方側には、側面から窪んだ凹状領域に前後方向に延びる案内路61が設けられる。
案内路61は、爪部52より幅広の溝状からなり、前方から後方を経て再び前方に至るループ状のものとされ、前方から後方に延びる往路部62及び復路部63と、往路部62及び復路部63とを連結して前方側に設けられる折り返し部64とから構成される。
当該往路部62は、可動スライダ56における幅方向の略中央部において、後方側から前方側へ延びる略直線状の第1往路部65と、第1往路部65から連続して緩やかに幅方向の一端側へ曲がって前方側に延びる曲線状の第2往路部66とを有してなる。
また、復路部63は、第1往路部65の後方近傍から幅方向の他端側へ曲がって前方側に延び、折り返し部64へと連結される。更に、折り返し部64は、往路部62の前方側に位置する第2往路部66と復路部63とを連結する。より詳細には、折り返し部64は、幅方向の一端側から後方へ向けて屈曲し、略中央部にて前方へ向けて屈曲する略M字状に形成される。
また、第1往路部65には、案内路61の溝の深さ方向に段差を介して、適宜の個数の係止段部67が設けられる。そして、第1往路部65の前方端部から係止段部67にかけては、緩やかな下り勾配となっており、係止段部67から第1往路部65の後方端部にかけても同様にして下り勾配が設けられる。
また、折り返し部64には、段差68、69、70が設けられており、復路部63の前方端部から折り返し部64を経由し第1往路部65にかけては、昇り階段状となっている。更に、第1往路部65の後方近傍と復路部63との間には、段差71が設けられており、第1往路部65から復路部63にかけて同様の昇り階段状となっている。
また、図5に示すように、案内路61が形成される側面と対向する側面には、付勢手段74を収容し得る収容空間72が設けられる。
本実施例においては、案内路61が形成される側面における幅方向の両端部に、固定スライダ41の第2側壁54が嵌まり込む側壁溝73が設けられる。これにより、固定スライダ41によって可動スライダ56を抱持するように重合させて組み合わせることができる。
このようにして構成される伸縮機構40は、固定スライダ41と可動スライダ56を組み合わせた状態で、固定スライダ41に設けられる係合片46を収容部30の係合孔38に係合させ、着脱可能な状態で固着させる。より詳細には、図1、図7から図9に示すように、収容部30の保持部37にて付勢手段74を保持した状態で、固定スライダ41に取り付けられる係止部材50の爪部52を可動スライダ56の案内路61に案内する。そして、収容部30の軸方向と同軸方向に固定スライダ41と可動スライダ56を配置して、当該軸方向と直交する方向(図面中の左右方向)に両者を重合させるとともに、可動スライダ56の収容空間72に付勢手段74を収容して、係合片46の当接段部47を係合孔38の前方内壁に当接させて係合させる。
これにより、付勢手段74の両端部は、収容部30内の底部と収容空間72の内壁に当接し、可動スライダ56を固定スライダ41から離反させる方向へと付勢した状態となる。すなわち、係止部材50の爪部52が案内路61を進む過程において、適宜箇所と当接して係止されることで、可動スライダ56が段階的に停止した状態を維持できるようになっている。更には、案内路61は高低差を有するものの、幅方向への移動がほとんどないため、可動スライダ56の押し込みによって、爪部52に負荷力が掛かることもない。
また、当接段部47が係合孔38の前方側に当接するため、係合孔38と固定スライダ41との間を隙間のない状態とすることができ、埃等が入るのを防止することができる。
フィルター部80は、図1及び図2に示すように、換気ユニット本体10の前方側に着脱可能に取り付けられる。当該フィルター部80は、環状の外形部81と、外形部81の内側に設けられる内形部82とが支持部83を介して連結されて形成される。また、支持部83にて区画される外形部81と内形部82との間には、フィルター84が夫々配設されてなる。
また、フィルター部80における内形部82の内周部には、収容部30との掛止手段が設けられる。当該掛止手段は、換気ユニット本体10とフィルター部80との相対回動に伴い掛止するものである。
フィルター部80の掛止手段は、膨出部85とされる。当該膨出部85の前端面は、第2案内溝34の掛止面35が当接する箇所とされる。更に、膨出部85には、突状部36に対応する当接部86と嵌まり込み部87とを設けることが望ましい。
より詳細には、当接部86は、膨出部85に対して掛止手段の回動方向側の一端部に設けられる。当該当接部86は、突状部36との摺動抵抗を軽減するために傾斜状とすることがより望ましい。そして、当接部86を膨出部85の頂部とし、後方側へ段部を介した状態で他端部へ向けて嵌まり込み部87が設けられる。これにより、当接部86を介して、突状部36を嵌まり込み部87に嵌まり込ませることによって、掛止手段のロック状態とすることができる。
シャッター部90は、図1及び図2に示すように、換気ユニット本体10に取り付けられ、伸縮機構40によって、換気ユニット本体10の開口とシャッター部90との間に生じる給気口の開口領域を調整することができるものである。当該シャッター部90は、換気ユニット本体10の嵌合凹部22に対応する蓋体91に弾性部材92が設置されており、蓋体91から突設される取付部93を可動スライダ56の貫通孔58に嵌合させることで、伸縮機構40に連結される。
このようにして構成される換気ユニットは、フィルター部80を換気ユニット本体10に嵌め込み、フィルター部80を例えば時計回りに回動させることによって、両者を一体化して掛止状態とすることができる。また、フィルター部80を例えば反時計回りに回動させることによって、両者を分離状態とすることができる。
具体的には、図1及び図2に示すように、フィルター部80の膨出部85を収容部30の第1案内溝33に誘導させるようにして、フィルター部80の内形部52を収容部30に挿通させる。そして、内形部52を把持しながら、フィルター部80を回動させて、第2案内溝34の突状部36を膨出部85の当接部86に対して摺動させ、これを乗り越えた状態で突状部36が嵌まり込み部87に到達するまで回動させる。これにより、フィルター部80が換気ユニット本体10に対して掛止された状態、且つ、ロック状態となる。
すなわち、膨出部85が第2案内溝34の掛止面35又は突状部36と当接することで、フィルター部80が換気ユニット本体10の前方側へ移動するのを規制することができる。更には、所定以上の力でフィルター部80を反時計回りに回動させない限り、突状部36と膨出部85のロック状態が解除されない状態となる。
次に、シャッター部90の開閉に関する伸縮機構40の作動について、図7から図10に基づいて以下に説明する。図7から図9は、収容部30に収容される伸縮機構40とシャッター部90との関係を示す状態説明図である。図7は、伸縮機構40の最短状態を示すものである。また、図8は、伸縮機構40の中段状態を示すものである。また、図9は、伸縮機構40の最長状態を示すものである。更に、図10は、可動スライダ56と係止部材50との関係を示す状態説明図である。
なお、伸縮機構40の最短状態においては、シャッター部90は換気ユニット10に対して閉じた状態となり、換気ユニット本体10の開口とシャッター部90との間には給気口の開口領域がない状態となる。また、中段状態又は最長状態においては、シャッター部90は換気ユニット10に対して開いた状態となり、換気ユニット本体10の開口とシャッター部90との間に給気口の開口領域を有した状態となる。
伸縮機構40の最短状態においては、図7及び図10(a)に示すように、係止部材50の爪部52は、案内路61における折り返し部64の後方の屈曲部に位置した状態となる。当該最短状態において、可動スライダ56を後方側へ押し込んでその力を弱めると、爪部52が段差68を下るとともに、付勢手段74の付勢力によって可動スライダ56が前方側へと押し上げられる。そして、爪部52は、復路部63を経由して段差71を更に下るとともに、第1往路部65の後方端部に当接した状態となる。このとき、伸縮機構40は、折り返し部64の屈曲部から第1往路部65の後方端部までの距離が伸長し、図9及び図10(c)に示す伸縮機構40の最長状態となる。
当該最長状態においては、可動スライダ56の突部60が固定スライダ41における前端壁43の内側面(当接面)と当接した状態となる。これにより、シャッター部90を取り外す際等、両スライダを離反する方向に負荷力が掛かってしまった場合であっても、係止部材50における爪部51、52の係止力に加えて、突部60と前端壁43の内側面(当接面)が当接することによってその力を分散させることができる。
そして、伸縮機構40の最長状態において、可動スライダ56を後方側へ押し込んでその力を弱めると、爪部52が係止段部67を下るとともに、付勢手段74の付勢力によって可動スライダ56が前方側へと押し上げられ、爪部52が係止段部67に前方から当接した状態となる。このとき、伸縮機構40は、第1往路部65の後方端部から係止段部67までの距離が縮んで、図8及び図10(b)に示す伸縮機構40の中段状態となる。
そして、伸縮機構40の中段状態において、可動スライダ56を後方側へ押し込んでその力を弱めると、爪部52が第2往路部66を経由して段差70を下るとともに、折り返し部64の段差69を更に下り、付勢手段74の付勢力によって可動スライダ56が前方側へと押し上げられ、爪部52が折り返し部64の後方の屈曲部に再度位置した状態となる。これにより、図7及び図10(a)に示す伸縮機構40の最短状態へと戻すことができる。
以上、説明した本発明に係る換気ユニットによれば、伸縮機構40の最長状態において、シャッター部90を取り外す際等、両スライダを離反する方向に負荷力が掛かってしまった場合であっても、突部60と前端壁43の内側面(当接面)が当接するので、その力を当接面相互にて分散させることができる。これにより、爪部51、52が破損するのを防止することができる。
また、伸縮機構40は、固定スライダ41と可動スライダ56とがユニット化されることなく、収容部30の軸方向と同軸方向に夫々を配置して、当該軸方向と直交する方向に重合させた状態で収容部30に収容されるため、容易に組み立てることができるし、係合片46の係合を解除することにより、伸縮機構40を容易に分解することができる。これにより、メンテナンス等を容易に行うことができる。
また、このような構成の伸縮機構40は、収容部30に対してクリアランスが少ない状態で設置することができるので、品質向上にもつながる。更には、筒状体21の内部に支持部31を介して収容部30を支持し、収容部30内に伸縮機構40を収容するとともに、収容部30にフィルター部80を掛止するので、部品点数、コストを削減することができる。
また、上述した実施例において、固定スライダ41、可動スライダ56の形状、寸法、材質等を適宜変更して実施することが可能である。例えば、突部60においては、案内路61が設けられる側面に形成することでコンパクト化を図ることができるが、案内路61が形成される側面と異なる側面に形成されるものであってもよい。このとき、当接する前端壁43の内側面は、これに対応するよう形成されていればよい趣旨である。
更に、一部構成を省略することができるし、一部抽出した構成とすることができるのは勿論である。
10 換気ユニット本体
30 収容部
40 伸縮機構
41 固定スライダ
46 係合片
47 当接段部
50 係止部材
51、52 爪部
56 可動スライダ
60 突部
61 案内路

Claims (4)

  1. 建物に設けられる換気用の貫通孔に設置される換気ユニット本体の内部にて支持部によって支持され前方が開口する収容部に収容される伸縮機構によって開閉可能となるシャッター部を備える換気ユニットであって、
    前記伸縮機構は、前記収容部の軸方向と同軸方向に配置され、前記軸方向と直交する方向に重合させ、前後方向に摺動可能に組み合わさせた状態で収容される固定スライダと可動スライダと、
    両者を離反する方向に付勢し、前記収容部内の底部と前記可動スライダの収容空間の内壁に両端部が当接するように設置される付勢手段とを有し、
    前記固定スライダに爪部を有する係止部材を取り付け、前記可動スライダに前記爪部を案内する案内路を設けてなり、前記案内路は前方から後方を経て再び前方に至るループ状に形成され、
    前記伸縮機構の最長状態にて、前記可動スライダの側面から突出して形成される突部が前記側面に対向する前記固定スライダの内側面に形成される当接面に当接することを特徴とする換気ユニット。
  2. 前記突部は、前記案内路が設けられる側面に形成される請求項1に記載の換気ユニット。
  3. 前記固定スライダと前記可動スライダの前記組み合わせ状態にて、前記固定スライダの側壁が前記可動スライダの側壁溝に嵌まり込んで、前記固定スライダが前記可動スライダを抱持するよう重合される請求項1又は請求項2に記載の換気ユニット。
  4. 前記固定スライダは、前記収容部の係合孔に係合する係合片を有してなり、前記係合片には、前記係合孔の前方内壁と当接する当接段部が形成される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の換気ユニット。
JP2014070791A 2014-03-31 2014-03-31 換気ユニット Active JP5622136B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014070791A JP5622136B1 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 換気ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014070791A JP5622136B1 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 換気ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5622136B1 true JP5622136B1 (ja) 2014-11-12
JP2015190749A JP2015190749A (ja) 2015-11-02

Family

ID=51942606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014070791A Active JP5622136B1 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 換気ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5622136B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55127107U (ja) * 1979-03-05 1980-09-08
JPS6069867U (ja) * 1983-10-20 1985-05-17 セイレイ工業株式会社 シリンダ構造
JPH11315812A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Unix:Kk 伸縮機構

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55127107U (ja) * 1979-03-05 1980-09-08
JPS6069867U (ja) * 1983-10-20 1985-05-17 セイレイ工業株式会社 シリンダ構造
JPH11315812A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Unix:Kk 伸縮機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015190749A (ja) 2015-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5552951B2 (ja) コネクタ
US9484684B2 (en) Connector with peripheral wall having an opening and a detector slidably engaging the peripheral wall adjacent the opening for preventing widening of the opening
JP2009095370A (ja) 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー
JP6124134B2 (ja) コネクタ
JP2012247037A (ja) 部品の部材への取付構造
KR20110111238A (ko) 차량용 실내등기구
JP6124133B2 (ja) コネクタ
JP2006086090A (ja) コネクタ
JP5622136B1 (ja) 換気ユニット
JP5807828B1 (ja) 換気ユニット
JP2003142208A (ja) コネクタ
JP2009043519A (ja) コネクタ
JP2019140046A (ja) コネクタ、コネクタ装置
EP2495635A1 (en) Notebook computer
JP4220937B2 (ja) コネクタ
JP2019009047A (ja) コネクタ及びコネクタの取付構造
JP6821130B2 (ja) 車載機器用カバー
JP6611307B2 (ja) コネクタ
JP5455666B2 (ja) 点検口のロック装置
JP2009110701A (ja) コネクタ
JP2019140045A (ja) コネクタ
JP2011124018A (ja) コネクタ
CN111902787B (zh) 操作机构以及操作机构的制造方法
JP5786486B2 (ja) レンズキャップ、レンズ鏡筒
JP5448633B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5622136

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250