JP5621115B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このような遊技機では、遊技中に、変動表示遊技で様々な演出を表示するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、遊技の興趣を高めることを目的とする。
複数の識別情報を変動表示可能な変動表示装置と、
前記複数の識別情報が変動表示される変動表示遊技の結果、予め定められた特定の停止態様となることに関連して、遊技者に有利な特別遊技状態を発生可能な制御を行う特別遊技状態制御手段を有する制御装置と、を備える遊技機において、
前記制御装置は、
遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、該遊技制御装置からの送信データに基づき前記変動表示装置において前記変動表示遊技を行う表示制御装置とを有する構成になっており、
前記表示制御装置は、前記特別遊技状態中に行われる所定の演出表示の結果に関連して、該特別遊技状態終了後の遊技の演出に関する設定を変更可能な演出設定変更手段を備え、
前記演出設定変更手段は、
前記特別遊技状態の発生時点では出現可能に設定されていなかった演出が、該特別遊技状態発生中の所定の演出表示の結果に関連した場合、該特別遊技状態終了後の遊技の演出に関する設定を、前記出現可能に設定されていなかった演出を出現可能とする設定に変更し、
前記演出設定変更手段により変更された遊技の演出に関する設定と、前記遊技制御装置から送信される送信データとに基づいて、遊技の演出を決定し、
前記変動表示装置は、客待ち状態の間、遊技に関して出現可能に設定されている複数のキャラクタを信頼度の高い順に並べて表示可能であることを特徴としている。
識別情報には、数字、文字および記号、並びに、色彩など、視覚により識別可能な識別図柄(識別標識)等が含まれる。
変動表示装置は、液晶表示装置、CRT(陰極線管)表示装置などの単体の装置であっても、また、これら装置と多数の発光素子を配列した表示装置、回転ドラムを使用したメカ式の表示装置などとの組み合わせでもよく、演出表示可能な領域を含んでいればよい。
従って、複数の識別情報を変動表示可能な変動表示装置を備える遊技機において、遊技の興趣を高めることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る第1の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、本発明に係る遊技機の適例としてのパチンコ遊技、特に、いわゆる「第1種」に属するタイプのパチンコ遊技機について説明を行うものである。
また、特別図柄表示装置4の下部には、普通変動入賞装置9に遊技球が入賞して特図変動表示遊技が未処理となっている未処理回数を点灯表示する特図始動記憶表示器4b,…が設けられている。
普図の変動表示装置7は、例えば、7セグメント型のLEDなどによって構成され、普通図柄(例えば、図柄、数字、記号などの識別情報)の変動表示が行われるようになっている。また、特別変動入賞装置5の開閉扉5aの右側には、普図始動ゲート6,6に遊技球が入賞(普図の始動入賞)して普図変動表示が未処理となっている未処理回数を表示する普図始動記憶表示器6aが配設されている。
この普通変動入賞装置9は、特図の始動口も兼ね、その内部(入賞領域)に特図始動センサ9b(図4)を備えている。また、普図始動ゲート6,6内には、該普図始動ゲート6,6を通過した遊技球を検出するための普図始動センサ6b,6b(図4)が設けられている。
また、各一般入賞口8,…の内部(入賞領域)には、該一般入賞口8,…に入った遊技球を検出するための入賞口センサ8a,…(図4)が配設されている。
また、パチンコ遊技機100の前面下部には上皿ユニット130が設けられ、この上皿ユニット130には、排出された遊技球(賞球、貸球)を貯留する上皿105が設けられている。この上皿105には、カード挿入口501にプリペイドカードを挿入した状態で押圧操作することで上皿105への貸球の排出動作を要求する球貸スイッチ108b、カード挿入口501に挿入されたプリペイドカードの返却動作を要求するためのカード返却スイッチ108c、カード挿入口501に挿入されたプリペイドカードに関する情報を表示する貸球用表示部108a、上皿105の遊技球を抜き取って下皿107に流下させるための球抜き操作レバー11等がそれぞれ設けられている。
さらに、上皿ユニット130の下側には、上皿105に収容しきれない遊技球を収容する下皿107、遊技領域1aに向けて遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル104、灰皿10などが設置されている。この灰皿10の後方には、各種報知(例えば、賞球排出報知、異常報知など)や遊技演出を行うためのスピーカ60aが設置され、灰皿10周囲の壁面には、スピーカ60a用の放音孔15,…が設けられている。
ここでは、先ず、遊技に関する制御を統括的に行う遊技制御装置20が設けられており、該遊技制御装置20からの指令信号に基づいて球の排出制御等を行う排出制御装置30が配設されている。
また、遊技盤1の裏側に突出した特別図柄表示装置4の背部には、遊技制御装置20の制御下で特別図柄表示装置4の変動表示装置4aの表示制御を行う表示制御装置40が配設され、この表示制御装置40の背部には、遊技制御装置20の制御下で、パチンコ遊技機100に備えられるランプやLEDなどの発光部材の点灯・点滅状態を制御する装飾制御装置50、遊技制御装置20の制御下でスピーカ60a等の出力を制御する音制御装置60などが配設されている。
この実施例における制御装置は、遊技に関する制御を統括的に行う遊技制御装置20と、該遊技制御装置からの送信データに基づいて演出に関する制御を行う表示制御装置40、装飾制御装置50、音制御装置60などとを有する構成になっている。
ロコンピュータ21、入力I/F23a、出力I/F23b、発振器22等により構成されて、遊技に関する統括的な制御を行うものである。
この特別遊技状態は、特別変動入賞装置5の開閉扉5aが所定時間(例えば、29.5秒間)開放して閉じるサイクルを1ラウンドとし、各ラウンド中、遊技球が大入賞口5b中の継続入賞領域の継続センサ5dに検出されることを条件に所定ラウンド(例えば、15ラウンド)まで継続される遊技である。但し、各ラウンド中、大入賞口5bに遊技球が所定個数(例えば、10個)入賞したときはその時点でそのラウンドを終了する。各ラウンド中、大入賞口5bへの入賞個数は、カウントセンサ5cにより検出されてRAM21bに記憶され、所定個数に達すると開閉扉5aが閉じられてそのラウンドの特別遊技状態が終了する。
このように、パチンコ遊技機においては、変動表示装置4aに表示される識別情報の変動表示遊技の結果、予め定められた特定の停止態様となることに関連して、遊技者に有利な特別遊技状態が発生して遊技者に対し所定の遊技価値(賞球の大量獲得の機会など)を付与可能となる。
さらに、特定遊技状態中は、普図の変動表示の変動時間が短縮される(遊技者に有利な状態となる)普図時短状態が発生したり、なおかつ、普図の当たりの発生確率が高確率となる(遊技者に有利な状態となる)普図確率変動状態が発生したりするようになっている。
このように、特別遊技状態と関連して所定条件が成立した場合には、特定遊技状態を発生させて、遊技者に有利な所定の補助遊技価値を付与可能となる。
即ち、ここで、遊技制御装置20(CPU21a等)は、特定遊技状態発生手段として機能する。
この実施例では、前記複数種類の識別情報に、後述のように、いわゆる確変図柄と非確変図柄とが含まれており、大当たりの発生に際して、確変判定用乱数値と確変判定値とが一致する場合には、確変図柄が特定の組み合わせの停止態様となって停止表示されて特図変動表示遊技が終了するようになっている。
なお、大当たりの発生に際して、確変判定用乱数値と確変判定値とが一致する場合に、前記したような特図変動表示遊技における確変図柄の停止態様ではなく、特別遊技状態中の演出表示が特別な表示態様となる(例えば、演出表示におけるキャラクタや背景が特定の色となる、又は特定の画像(キャラクタ,背景など)が表示される)等によって特定遊技状態が発生することを報知するようになっていても良い。
図4に示すように、この表示制御装置40は、CPU(Central Processing Unit)4
1、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、DMAC(Direct Memory Access Controller)44、発振器45、VDC(Video Digital Controller)46、フォントROM47、VDC46の電気信号(入力信号)を光信号(出力信号)に変換させる際のγ補正を行うγ補正回路48、インターフェイス49などを備えている。
ROM42には、変動表示装置4aの表示制御を行うための表示制御プログラム(本発明に係る特別遊技状態中の演出表示に関する表示制御プログラムや、遊技の演出に関する設定の変更に関わる演出設定変更プログラム、リーチ状態におけるリーチ演出の画像表示の表示制御プログラムも含む)や表示制御データ等が書き込まれている。
RAM43は、各種データを一時的に記憶する記憶領域やCPU41の作業領域などを備えている。
DMAC44は、遊技用マイクロコンピュータ21からの表示制御情報に対し、CPU41とのアクセスなしで直接各メモリーやVDC46等の間で表示制御データのやり取りを行っている。
VDC46の内部には、図示は省略するが、スプライトRAM、パレットRAM、V−RAM等が備えられていて、以下に示す画像データ制御を行っている。
即ち、VDC46は、CPU41からの指令信号を受けて、フォントROM47から識別情報や、キャラクタ、背景画像等の表示データを取り出して編集する。そして、その指令信号に含まれる配色データに基づいて、その編集した画像データに対し配色の指定をパレットRAM(図示省略)で行い、次いでスプライトRAM(図示省略)にて識別情報、キャラクタ等の画像編集を行う。さらに、この編集された画像データ信号はγ補正回路48で補正された後、V_SYNCやH_SYNCと同期させて変動表示装置4aに送信され、この変動表示装置4aにおいて表示される。
前記複数の識別情報には、それぞれ、例えば、数字の「1」〜「12」の12種類の図柄があり、これら12種類の図柄のうちで所定時間循環するようにして変動表示された後、12種類の図柄のいずれかとなって停止表示されるようになっている。
この実施例では、12種類の図柄うち、例えば、奇数の「1」、「3」、「5」、「7」、「9」、「11」を模した図柄が確変図柄となっており、偶数の「2」、「4」、「6」、「8」、「10」、「12」を模した図柄が非確変図柄となっている。
さらに、識別情報の停止する順序は、本実施形態の場合、例えば、左側の識別情報→右側の識別情報→中央の識別情報の順であるとする。
また、複数の識別情報が確変図柄の「7」などのぞろ目で大当たりとなった場合には、特別遊技状態終了後、確率変動状態(特定遊技状態)に遷移して補助遊技価値を付与可能となる。
なお、この実施例における遊技機では、変動表示遊技中にリーチ状態となった際に、通常の変動表示遊技とは異なる演出(リーチ演出)が行われるようになっている。ここでは、予め複数のリーチ演出が表示可能に設定されており、所定条件によって、その内の1つが選択されて表示されるようになっている。また、この実施例の各リーチ演出には、それぞれ異なるキャラクタが出現するようになっている。さらに、各リーチ演出には、それぞれ、信頼度が予め設定されており、どのリーチ演出が表示されるかによって、そのリーチ演出が行われた際のリーチ状態から大当たり(特別遊技状態)になる割合(可能性)が異なるようになっている。
なお、リーチ演出の中には、信頼度が100%(そのリーチ演出が表示されたときには必ず大当たりとなる。)に設定されたものが含まれていても良い。また、リーチ演出の中には、信頼度が設定されていないものがあっても良く、さらに、一のリーチ状態において、信頼度が設定されていないリーチ演出と、信頼度が設定されているリーチ演出が続けて表示可能となっていても良い。例としては、1つだけ変動している識別情報をコマ送り変動するリーチ演出(信頼度なし)を表示してから、一のキャラクタを出現させて動作させるリーチ演出(信頼度あり)を表示すること等が挙げられる。
また、特別遊技状態終了後においては、特図始動記憶があるときには、特図変動表示状態S2となり、特図始動記憶がないときには、客待ち状態S1となる。
図6は、遊技制御装置と表示制御装置を、主要な機能面から捉えた機能ブロック図であり、遊技制御装置20により実現される遊技制御手段20aと表示制御装置40によって実現される表示制御手段40aとによって、変動表示装置4aに対する表示制御を行うための概略機能を示してある。
例えば、前記遊技制御手段20aの演出情報群指定手段20cによって演出情報群Aが選択された場合には、さらに当該演出情報選択手段40bによって、演出情報群Aに割り当てられている演出情報A1,A2,A3の中から選択される演出情報が、乱数値等に基づいて決定されるのである。なお、この実施例の各演出情報は、リーチ状態におけるリーチ演出を含んでおり、例えば、演出情報A1に、後述するキャラクタC1(丸を模したキャラクタ)が出現するリーチ演出、演出情報A2に、後述するキャラクタC2(三角を模したキャラクタ)が出現するリーチ演出、演出情報A3に、後述するキャラクタC3(四角を模したキャラクタ)が出現するリーチ演出が記憶されている。また、各リーチ演出には信頼度が設定されていると共に、該信頼度は、演出設定変更手段の中の信頼度変更手段(ここでは、表示制御装置40のCPU41等が相当する)によって変更可能となっている。
特別遊技状態中の演出表示は、特別遊技状態の進行状況に関連して進行し(ラウンド数が進むにつれて進行する)、特別遊技状態が終了するまでに何らかの結果が導出されるものとなっている。
そして、演出設定変更手段(この実施例では、表示制御装置40が相当する)によって、前記特別遊技状態中の演出表示の結果に関連して、特別遊技状態終了後の遊技の演出に関する設定が変更可能となっている。
この実施例では、特別遊技状態演出表示制御手段が、キャラクタ選択表示手段を備えており、このキャラクタ選択表示手段による演出表示(キャラクタ選択表示)として、前記リーチ状態におけるリーチ演出に出現可能に設定されている複数のキャラクタを出現させて、該複数のキャラクタの中から一又は複数の特定のキャラクタを選択する表示を行うようになっている。
ここでは、リーチ演出に出現可能に設定されている3つのキャラクタC1(丸を模したキャラクタ),C2(三角を模したキャラクタ),C3(四角を模したキャラクタ)を出現させて、該3つのキャラクタによるレースを行い、当該レースの結果(着順)に基づいて3つのキャラクタ間で順位を付けた状態で、3つのキャラクタ全てを選択するキャラクタ選択表示を行っている。
また、この実施例では、演出設定変更手段が、信頼度変更手段を含んでおり、前記キャラクタ選択表示(キャラクタによるレース)により選択されたキャラクタ(ここでは3つのキャラクタ全てを、キャラクタ間で順位を付けた状態で選択している)を伴うリーチ演出に対する信頼度を変更可能としている。
まず、特別遊技状態発生前、すなわち特別遊技状態中の演出表示が行われる前においては、キャラクタC1が出現するリーチ演出、キャラクタC2が出現するリーチ演出、キャラクタC3が出現するリーチ演出の3つのリーチ演出が表示可能に設定されている。また、図9の(a)の表に示すように、特別遊技状態発生前の各リーチ演出に対する信頼度は、キャラクタC1を伴うリーチ演出が5%、キャラクタC2を伴うリーチ演出が15%、キャラクタC3を伴うリーチ演出が50%に設定されている。
特別遊技状態が発生すると、変動表示装置4aの表示画面4gにおいて、所定のタイミングで特別遊技状態の演出表示(キャラクタ選択表示)が開始される。始めに、図8の(a)に示すように、リーチ演出に出現可能に設定されている3つのキャラクタがレースのスタートラインにいる状態が表示され、レースがスタートする。なお、この実施例では、表示画面4gの全域に亘って演出表示が行われ、表示画面4gの一部(画面右上)に特別遊技状態の進行状況(ここではラウンド数)Rが表示されるようになっている。その後、特別遊技状態の進行状況に沿って、3つのキャラクタによるレース途中の様子が表示され(図8の(b))、レースのゴールシーンが表示される(図8の(c))。そして、特別遊技状態が終了する前の所定のタイミング(ここでは15ラウンド目)で、演出表示(レース)の結果を表示する。ここでは、図8の(d)に示すように、各キャラクタが表彰台に上がっている場面によって、レースの結果(着順)を表示している。なお、ここでは、C3が1位、C1が2位、C2が3位となっており、この着順通りにキャラクタ間で順位を付けた状態でキャラクタが選択されるようになっている。
そして、前記キャラクタ選択表示(レース)の結果に基づいて、キャラクタC1,C2,C3を伴う3つのリーチ演出に対する信頼度が変更される。ここでは、レースの着順に沿って信頼度が高くなるように変更され、図9の(b)の表に示すように、特別遊技状態終了後の各リーチ演出に対する信頼度は、キャラクタC2(3位)を伴うリーチ演出が5%、キャラクタC1(2位)を伴うリーチ演出が15%に変更されている。なお、キャラクタC3(1位)を伴うリーチ演出は50%のままで信頼度は変更されていない。
また、この実施例では、信頼度は、5%,15%,50%の何れかに変更されるようになっているが、これに限るものではなく、他の適宜の数値(%)に変更されるようになっていても良い。例えば、信頼度が100%に変更されるものがあっても良い。
なお、特別遊技状態中の演出表示(キャラクタによるレース)後に、図9の(b)の表を、変動表示装置4aの表示画面4gに所定時間表示することにより、信頼度報知を行うようにしても良い。
例えば、確変決定用の特別なキャラクタが特別遊技状態中の演出表示(ここではレース)に参加し、さらに当該キャラクタがレースで1位になること等、特別遊技状態中の演出表示の結果に関連して、特別遊技状態終了後、特定遊技状態になるか否かが決定されても良い。
また、前記特別遊技状態中の演出表示中(ここではレース中)に特定の表示態様となることに関連して、特別遊技状態終了後に、確率変動状態等の特定遊技状態となるようにしても良い。特定の表示態様には、例えば、特別遊技状態中の演出表示におけるキャラクタや背景の色が通常の演出表示と異なるものに変化したり、特定の画像が表示されたりすることが挙げられる。
また、特別遊技状態中の演出表示に、他の遊技中(ここではリーチ演出)に登場する複数のキャラクタが表示されるため、キャラクタの動き等によって、より一層遊技の興趣を高めることができる。
加えて、この実施の形態において、特別遊技状態中の演出表示の結果に関連して、確率変動状態等の特定遊技状態を発生させるか否かの決定も行えば、特別遊技状態中の演出表示が、遊技者の利益により深く関連し、遊技者は、一層、特別遊技状態中の演出表示に注目することになる。
この第2の実施の形態のパチンコ遊技機100は、以下に説明する点の他は前記第1の実施の形態と同様であるので、同様の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
特別遊技状態が発生すると、変動表示装置4aの表示画面4gにおいて、所定のタイミングで特別遊技状態の演出表示が開始される。始めに、図11の(a)に示すように、リーチ演出に出現可能に設定されている3つのキャラクタがレースのスタートラインにいる状態が表示され、レースがスタートする。なお、表示画面4gの全域に亘って演出表示が行われ、表示画面4gの一部(画面右上)に特別遊技状態の進行状況(ここではラウンド数)Rが表示されるようになっているのは、前記実施例と同様である。
その後、特別遊技状態の進行状況に沿って、3つのキャラクタによるレースの様子が表示されるが、レース途中で、図11の(b)に示すように、前記特別遊技状態の発生時点で、リーチ演出に出現可能に設定されていないキャラクタC4(六角を模したキャラクタ)が出現する(レースに参加してくる)。それから、キャラクタC4を加えた4つのキャラクタによるレースの様子が表示され、レースのゴールシーンが表示される(図11の(c))。そして、特別遊技状態が終了する前の所定のタイミング(ここでは15ラウンド目)で、演出表示(レース)の結果を表示する。ここでは、図11の(d)に示すように、各キャラクタが表彰台に上がっている場面によって、レースの(結果)着順を表示している。なお、ここでは、C4が1位、C1が2位、C2が3位となっており、この着順通りに順位を付けた上でキャラクタが選択されるようになっている。また、表彰台に上がることができなかったキャラクタC3は、キャラクタ演出表示において、選択されなかったとされる。
なお、この実施例では、新たなリーチ演出が表示可能となるとともに、表示可能に設定されていたリーチ演出が表示不可能となるようにされているが、これに限らず、新たなリーチ演出が表示可能となるのみであっても良い。また、レースの着順等によっては、信頼度の変更も同時になされる場合もある。さらに、この実施例では、信頼度は、5%,15%,50%の何れかに変更されるようになっているが、これに限るものではなく、他の適宜の数値(%)に変更されるようになっていても良い。例えば、信頼度が100%に変更されるものがあっても良い。また、新たなリーチ演出とは、遊技が始まってから1度も表
示可能とされていないリーチ演出に限るものではなく、前回の特別遊技状態終了後から今回の特別遊技状態の発生の間に、表示不可能とされていたリーチ演出も含むものとする。
また、信頼度の変更は、キャラクタ選択表示によるキャラクタ選択の結果に限って行われるものではなく、他の演出表示の結果に関連して、信頼度の変更がされるようになっていても良い。さらに、信頼度は、リーチ演出に対する信頼度のみならず、予告演出に設定された信頼度であっても良い。
加えて、前記第1及び第2の実施の形態では、演出設定変更手段によって、信頼度の変更や新たなリーチ演出の追加等のリーチ演出に関する設定の変更がされているが、これに限るものではなく、リーチ演出以外の遊技の演出に関する設定を変更可能にしてあっても良い。
即ち、パチスロの場合には、ドラムリール式の変動表示装置で変動表示を行うものが一般的であるが、この場合に、他の表示装置(例えば、液晶表示装置、ブラウン管式の表示装置等)をさらに備えることとして、この他の表示装置にて、特別遊技状態中の演出表示等を行うようにすればよい。
さらに、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
4a 変動表示装置
20 遊技制御装置(遊技制御手段、遊技価値付与制御手段、演出情報群指定手段、図柄生成手段)
40 表示制御装置(表示制御手段、演出情報格納記憶手段、演出情報選択手段、変動表示動作制御手段)
41 CPU(特別遊技状態演出制御手段、演出設定変更手段)
Claims (1)
- 複数の識別情報を変動表示可能な変動表示装置と、
前記複数の識別情報が変動表示される変動表示遊技の結果、予め定められた特定の停止態様となることに関連して、遊技者に有利な特別遊技状態を発生可能な制御を行う特別遊技状態制御手段を有する制御装置と、を備える遊技機において、
前記制御装置は、
遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、該遊技制御装置からの送信データに基づき前記変動表示装置において前記変動表示遊技を行う表示制御装置とを有する構成になっており、
前記表示制御装置は、前記特別遊技状態中に行われる所定の演出表示の結果に関連して、該特別遊技状態終了後の遊技の演出に関する設定を変更可能な演出設定変更手段を備え、
前記演出設定変更手段は、
前記特別遊技状態の発生時点では出現可能に設定されていなかった演出が、該特別遊技状態発生中の所定の演出表示の結果に関連した場合、該特別遊技状態終了後の遊技の演出に関する設定を、前記出現可能に設定されていなかった演出を出現可能とする設定に変更し、
前記演出設定変更手段により変更された遊技の演出に関する設定と、前記遊技制御装置から送信される送信データとに基づいて、遊技の演出を決定し、
前記変動表示装置は、客待ち状態の間、遊技に関して出現可能に設定されている複数のキャラクタを信頼度の高い順に並べて表示可能であることを特徴とする遊技機。
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