JP5617701B2 - 光ファイバ保持構造、これを用いた光デバイス、及び光ファイバ余長処理方法 - Google Patents

光ファイバ保持構造、これを用いた光デバイス、及び光ファイバ余長処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバ保持構造、これを用いた光デバイス、及び光ファイバ余長処理方法に関する。
光回路装置は、多数の光部品間を光ファイバで接続して機能する。たとえば、光増幅装置の場合、30本前後あるいはそれ以上の光ファイバ同士を接続させる必要がある。光ファイバ同士の接続には、コネクタ付き光ファイバを用いてアダプタを介して接続する場合と、光ファイバ同士をスプライス接合させて繋ぐ方法がある。接続本数が多い場合は、光信号の損失や収納体積が増加することから、一般に光信号の損失や収納体積において有利な後者の方法が用いられる。
図1A〜図1Eは、光回路装置において、融着機器(スプライサー)を用いて光ファイバ同士をスプライス接合(融着)する従来の方法を示す図である。まず、図1Aに示すように、光回路装置101内の光部品同士を接続する光ファイバ102−1、102−2を、スプライサー(不図示)に置くことのできる長さまで光回路装置101の引出口101aから引き出す。次に図1Bに示すように、引き出した光ファイバ102−1と102−2の先端をスプライサーで融着した後、融着部分を保護スリーブ104で補強する。これにより、光回路装置101内の図示しない部品同士は光ファイバ102−1、102−2を介して接続されたことになる。ここで、光ファイバ102−1、102−2は、スプライサーでの融着接続作業のために所定の長さを有している。この光ファイバの余長は、光回路装置101内に収納することとなる。この処理を「余長処理」という。
そこで図1Cに示すように、円環状に接続された光ファイバ102−1と102−2(「光ファイバ102」と総称する)を8の字型にねじり、図1Dに示すように光回路装置101上に折りたたみ、図1Eに示すようにさらに折りたたんで光回路装置101のケース内に収納している。
光ファイバ102を伝送する光信号を劣化させないための条件として、ファイバの曲げ半径は制限されている。図1C〜図1Eのようにねじりがあると、ねじりによる微小な曲げ(マイクロベンディング)が発生して光信号劣化の原因となる。また、マイクロベンディングの発生箇所は目視で確認することが困難なので、マイクロベンディングに起因する光信号の損失が発生した場合に、発生箇所を特定して修正することが難しい。そのため、光ファイバの余長処理にねじりが含まれないことが望ましい。
さらに、図1A−図1Eでは図示の簡略化のために光ファイバ102−1、102−2が1本ずつ引き出されているように描かれているが、実際は複数本(たとえば10本)の光ファイバが光回路装置101から引き出され、並行に配列された光ファイバをスプライサーで一括して融着する。融着された光ファイバの束をねじって折りたたむ際には、1本1本を慎重に処理する必要があり、作業が複雑化し増大する。また、光ファイバの余長処理を手作業のみで行なう場合は作業者によってばらつきが生じる。
なお、光ファイバの余長処理例として、光ファイバの余長部分を束ねて余長処理シートで挟み込む方法(たとえば、特許文献1参照)や、巻回した光ファイバを円形に形成した収容溝内に収容する構成(たとえば、特許文献2参照)が知られている。
特開昭61−116302号公報 特開2003-156634号公報
上記問題点に鑑みて、許容される最小の曲げ半径を満たしつつ複数の光ファイバをねじりのない状態で一括して保持することができる光ファイバの保持構造と、これを用いた光デバイス、及び光ファイバの余長処理方法を提供することを課題とする。
第1の観点では、光ファイバ保持構造を提供する。光ファイバ保持構造は、
光ファイバの曲率半径条件を満足する一対の第1の光ファイバガイドと、
前記一対の第1の光ファイバガイドの間で接続される前記光ファイバの接続箇所を保持し前記光ファイバの前記曲率半径条件を満足する第2の光ファイバガイドと、
前記前記第1の光ファイバガイド及び前記第2の光ファイバガイドを固定するトレイと
を有し、
前記トレイ上の前記第2の光ファイバの固定位置と前記光ファイバをトレイ上に引き出す引出部との間の距離は、前記トレイ上の前記第1の光ファイバガイドの固定位置と前記引出部との間の距離よりも小さい。
第2の観点では、上述した光ファイバ保持構造を用いた光デバイスを提供する。この光デバイスは、光ファイバで接続された複数の光回路部品を含む光回路装置と、第1の観点で提供される光ファイバ保持構造と、を含む。
第3の観点では、光ファイバ余長処理方法を提供する。この方法は、
光回路装置から引き出された少なくとも2本の光ファイバを接続し、
前記接続部の両側で、前記光ファイバを当該光ファイバの曲率半径条件を満足する一対の第1の光ファイバガイドで保持し、
前記接続部を、前記光ファイバガイドの前記曲率半径条件を満足する第2の光ファイバガイドで保持し、
前記第2の光ファイバガイドを、前記光ファイバを保持した状態で並行移動させて前記光回路装置上の第1の固定位置に固定し、
前記第1の光ファイバガイドの各々を、前記光ファイバを保持した状態で前記第2の光ファイバガイドを中心として移動させて前記光回路装置上の第2の固定位置に固定する、
工程を含む。
上記の構造及び方法により、最小曲げ半径条件を満たしつつ複数の光ファイバの余長部分をねじりのない状態で一括して保持することができる。
従来の光ファイバの余長処理と保持構造を説明するための図である。 従来の光ファイバの余長処理と保持構造を説明するための図である。 従来の光ファイバの余長処理と保持構造を説明するための図である。 従来の光ファイバの余長処理と保持構造を説明するための図である。 従来の光ファイバの余長処理と保持構造を説明するための図である。 本発明の実施形態が適用される光回路装置の概略構成図である。 光回路装置の一般的な回路構成例を示す図である。 実施形態の光ファイバ保持構造の一例を示す図であり、光ファイバガイド固定前の状態を示す図である。 実施形態の光ファイバ保持構造の一例を示す図であり、光ファイバガイド固定後の状態を示す図である。 光ファイバ保持構造を用いた光ファイバの余長処理手順を示す図である。 光ファイバ保持構造を用いた光ファイバの余長処理手順を示す図である。 光ファイバ保持構造を用いた光ファイバの余長処理手順を示す図である。 光ファイバ保持構造を用いた光ファイバの余長処理手順を示す図である。 光ファイバ保持構造を用いた光ファイバの余長処理手順を示す図である。 光ファイバ保持構造を用いた光ファイバの余長処理手順を示す図である。 光ファイバ保持構造を用いた光ファイバの余長処理手順を示す図である。 光ファイバ保持構造で用いるトレイの変形例を示す上面図である。 図6Aのトレイの斜視図である。 図6A及び図6Bのトレイを用いたときの保持例を示す上面図である。 図7Aの保持例の斜視図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバの引き出し部分が長い場合の余長処理手順を示す図である。 光ファイバ脱落防止構造の変形例の斜視図である。 図9Aの光ファイバ脱落防止構造の側面図である。 光アダプタにより光ファイバを接続する場合の光ファイバ保持構造を説明するための図である。 光アダプタにより光ファイバを接続した光ファイバ保持構造例である。
以下で、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図面を通して同じ符号は同じ構成要素を示し、重複する説明は省略する。
図2は本発明の実施例による光ファイバ保持構造が適用される光回路装置10の一例を示す図である。図2に示すように、光回路装置10は、ケース15内に複数の光回路部品12−1〜12−7(適宜、「光回路部品12」と総称する)が配置されている。複数の光回路部品12−1〜12−7は光ファイバ11−1、11−2により相互に接続されることになる。複数本の光ファイバ11を一括して接続する場合は、スプライサーを用いた融着により接合することが一般的である。このとき、光回路部品12間を接続する光ファイバ11−1、11−2をスプライサー(不図示)上に配置するために各光ファイバ11−1、11−2を光回路装置10のファイバ引出部10aから引き出す必要がある。図2では図示の便宜上、ある光回路部品12から引き出された光ファイバ11−1を実線で示し、この光回路部品12に接続される他の光回路部品12から引き出された光ファイバ11−2を破線で示している。これらの光ファイバ11−1、11−2は、一般的に同一の材料で形成され、同一の仕様のものである。
図3は、一般的な光回路例を示す図である。光回路は、信号光を分岐させるビームスプリッタBSや、信号光を検出するフォトダイオード(PD)、励起光を発振するレーザダイオード(LD)、WDMカプラ、増幅器(EDF)等を含み、光回路装置10のケース(不図示)内の適切な箇所に配置されている。図3において、黒丸で示される箇所が、光ファイバの接続ポイントである。各接続ポイントで接続されるべき光ファイバ11−1、11−2が、スプライス接合のために光回路装置10から引き出され、一括して接合される。
図4A及び図4Bは、実施形態における光ファイバ保持構造20の概略構成図である。図4Aは光回路装置10のファイバ引出部10aから引き出された光ファイバ11−1、11−2の余長処理において、その作業の途中状態を示す図、図4Bは、余長処理の作業完了後に光ファイバ11−2、11−2(図4Bでは不図示)を巻き取った第1の光ファイバガイド21−1、21−2と第2の光ファイバガイド22をトレイ23上に固定した状態を示す図である。
光ファイバ保持構造20は、一対の第1の光ファイバガイド21−1、21−1と、第1の光ファイバガイド21−1、21−2の間で接合される光ファイバ11−1、11−2の接合箇所を保持部22bで保持する第2の光ファイバガイド22と、第1の光ファイバガイド21−1、21−2及び第2の光ファイバガイド22を保持するトレイ23を含む。光ファイバ11−1、11−2は別々の光回路部品から延びて互いに接合される光ファイバである。光ファイバ11−1、11−2はスプライス接合されることによって、一本の光ファイバ11を構成する。
第1の光ファイバガイド21−1、21−2及び第2の光ファイバガイド22は、光ファイバ11の曲率半径条件を満足する。曲率半径条件とは、光ファイバの曲げ半径が、信号劣化に影響を与えない光ファイバ仕様の許容され得る最小の曲率半径以上となることをいう。図4A及び図4Bに示す例では、第1の光ファイバガイド21−1、21−2は平面視で円形、第2の光ファイバガイド22は平面視で楕円形に形成されているが、少なくとも一部に光ファイバ11の曲率半径条件を満たす円弧を含んでいればよい。したがって第1の光ファイバガイド21−1、21−2を、第2の光ファイバガイド22のように平面視で楕円形や長円で構成してもよい。
第1の光ファイバガイド21−1、21−2の各々は、対応する光ファイバ11−1、11−2を収容する光ファイバ収容溝21aを周に沿って有する。また、光ファイバ11−1、11−2が光ファイバガイド21−1、21−2から外れないように、あるいははみ出さないように保持する光ファイバ外れ防止片29を有する。光ファイバ収容溝21aと光ファイバ外れ防止片29とで、光ファイバ脱落防止手段31を構成する。
第2の光ファイバガイド22は、スプライス接合され第1の光ファイバガイド21−1、21−2にガイドされた光ファイバ11−1、11−2を巻き取るガイド溝22aを有する。ガイド溝aの一部は、光ファイバ11−1と11−2の接合部を保持するファイバ保持部22bとして機能する。
トレイ23は、第2の光ファイバガイド22を固定する第2ガイド用固定ピン26と、第1の光ファイバガイド21−1、21−2を固定する第1ガイド用固定ピン24とを有する。第2の光ファイバガイド22は、第2ガイド用固定ピン26と嵌合するガイド孔27を有する。第1の光ファイバガイド21−1、21−2の各々は、第1ガイド用固定ピン24と嵌合するガイド孔25を有する。
図4A及び図4Bの例では、トレイ23に設けられる固定手段として固定ピン24、26を用い、固定ピン24、26と嵌合して光ファイバガイド21、22を固定する嵌合部として、ガイド孔25、27を用いているが、この例に限定されない。たとえば、固定手段としてガイドピン24、26に替えてL字型やコの字型の突起又はくぼみを形成しておき、第1及び第2の光ファイバガイド21、22の底部に対応する形状のくぼみ又は突起を形成しておいてもよい。
一対の第1の光ファイバガイド21−1、21−2と、第2の光ファイバガイド22とによって懸架された余長の光ファイバ11−1、11−2は、後述するように、第1の光ファイバガイド21−1、21−2に保持された状態で、ガイドトレイ23上に固定された第2の光ファイバガイド22を中心として回転移動される。このとき、光ファイバ11−1、11−2の少なくとも一部が、第2の光ファイバガイド22のガイド溝22aに巻き取られる。
図4Bは、第2の光ファイバガイド22及び一対の第1の光ファイバガイド21−1、21−2を用いて光ファイバ(図4Bでは不図示)をトレイ23上に保持、固定した状態を示す概略斜視図である。第2の光ファイバガイド22は、ガイド孔27でトレイ23上のガイドピン26に固定されている。一対の第1の光ファイバガイド21−1、21−2は重ねられて、トレイ上のガイドピン24に固定されている。光ファイバ保持構造20のトレイ23は、光回路装置10のケース15と一体形成されていてもよい。光ファイバ保持構造20と光回路装置10とで、光デバイスを構成する。
光回路装置10のファイバ引出部10aと第2の光ファイバガイド22の固定位置あるいはファイバ保持部22bとの間の距離は、ファイバ引出部10aと第1の光ファイバガイド21−1、21−2の固定位置(あるいは最もファイバ引出部10aに近い部分)との間の距離よりも小さく設定されている。これにより、第2の光ファイバガイド22を、第1の光ファイバガイド21−1、21−2による光ファイバ11−1、11−2の巻き取りに寄与させる。
図4Aの余長処理工程の途中においても、図4Bの処理後の保持状態においても、光ファイバ11にねじれ成分は含まれていない。ねじり成分が含まれない理由は、図5A〜図5Gを参照して詳述する。
図5A〜図5Gは、図4A及び図4Bに示す光ファイバ保持構造20を用いて、光回路装置10から引き出された光ファイバ11−1、11−2をトレイ23上に保持する余長処理工程を示す図である。この例では、光ファイバ11−1、11−2のスプライス接合から余長処理が完了するまでの一連の処理を、機械化して行なうものとする。
まず、図5Aに示すように、光回路装置10の光ファイバ引出部10aから引き出された光ファイバ11−1、11−2を、図示しないスプライサー上で先端同士を付き合わせてスプライス接合する。図5Aでは便宜上、光ファイバ引出部10aから1本ずつの光ファイバ11−1、11−2が引き出されているが、実際には複数本が両側に引き出されている。光回路装置10には、トレイ23が一体化されており、トレイ23上に第1ガイド用固定ピン24と、第2ガイド用固定ピン26が配置されている。
光ファイバ11−1、11−2のスプライス接合部を保護スリーブ14で保護して、接合部での信号損失を防止する。この例では、並列に並べられた外径φが250μmの複数の光ファイバを一括してスプライス接合する。接合部ごとに外径1mm、長さ12mmの保護スリーブ14で保護する。保護スリーブ14同士は、接着剤等で固定されてもよい。
光ファイバ11−1、11−2の接合箇所の形状は、保護スリーブ14の形状(たとえば直線形状)によって規定される。光ファイバ11−1と11−2の接合箇所を保持する第2の光ファイバガイド22のファイバ保持部22b(図4A、図4B参照)も、保護スリーブ14に対応する形状となる。この例では、第2の光ファイバガイド22は、その少なくとも一部に保護スリーブ14に対応する直線形状を含む。
図示しない余長処理装置のアームに保持された第1の光ファイバガイド21−1、21−2がスプライサー上に配置され、スプライス接合された光ファイバ11−1、11−2をその収容溝21a(図4A参照)に懸架する。一対の第1の光ファイバガイド21−1、21−2は、それぞれが樹脂製の円形リールであり、光ファイバ11−1、11−2の曲率半径条件(最小許容曲率半径)を満たすように、直径30mm〜60mmの範囲で適宜設定されている。図5Aは、接合された光ファイバ11−1、11−2を第1の光ファイバガイド21−1、21−2に懸架する工程が完了した状態を示す。
次に、図5Bに示すように、第2の光ファイバガイド22を図示しない余長処理装置のアームによりスプライサー(不図示)上にマウントする。第2の光ファイバガイド22は、一対の第1の光ファイバガイド21−1、21−2の中間で接合されている光ファイバの接合箇所、この例では保護スリーブ14の接着箇所を、そのガイド溝22a(図4A参照)のファイバ保持部22bで保持する。第2の光ファイバガイド22は一部に直線を含む楕円形状であり、ガイド溝22aの直線部分がファイバ保持部22bとして機能する。
次に、図5Cに示すように、光ファイバ11を懸架する一対の第1の光ファイバガイド21−1、21−2を互いに離れる方向に移動させながら、第2の光ファイバガイド22をトレイ23のファイバ引出部10aに向かって並行移動する。このとき、第1の光ファイバガイド21−1、21−2に懸架される光ファイバ11−1、11−2は、脱落防止手段31(図4A参照)により、脱落しないように保持されている。
図5Dに示すように、第2の光ファイバガイド22をトレイ23上に移動し、図5Eに示すようにファイバ引出部10aの近傍まで移動を続ける。第2の光ファイバガイド22が所定の位置に到達したら、トレイ23上の第2ガイド用固定ピン26に第2の光ファイバガイド22を固定する。この例では、第2ガイド用固定ピン26が、図示しないアームに保持された第2の光ファイバガイド22のガイド孔27に挿入されるように、第2の光ファイバガイド22をトレイ23上に降下させる。この固定位置では、第2の光ファイバガイド22のファイバ保持部22bは、光回路装置10のファイバ引出部10aの近傍に位置する。
次に、図5Eの矢印で示すように、第2の光ファイバガイド22を中心として、一方の第1の光ファイバガイド21−1を反時計回りに回転移動する。そして、図4Fに示すように、第1の光ファイバガイド21−1をトレイ23上の第1ガイド用固定ピン24に固定する。第1の光ファイバガイド21−1の移動により、第1の光ファイバガイド21−1に保持(懸架)された光ファイバ11−1の一部が、第2の光ファイバガイド22のガイド溝22a(図4A参照)に巻き取られる。
さらに、図5Fの矢印で示すように、第2の光ファイバガイド22を中心として、他方の第1の光ファイバガイド21−2を時計回りの方向に回転移動し、図5Gに示すように第2の光ファイバガイド21−2を第1ガイド用固定ピン24に固定する。第1の光ファイバガイド21−2の移動につれて、光ファイバ11−2の一部が第2の光ファイバガイド22のガイド溝22aに巻き取られる。第1ガイド用固定ピン24を、第2の光ファイバガイド21−2のガイド孔25で受け取ることにより、すでに固定されている第1の光ファイバガイド21−1上に、他方の第1の光ファイバガイド21−2が重ねられる。これにより、第1の光ファイバガイド21−1、21−2、及び第2の光ファイバガイド22に保持された光ファイバ11の全体が、光回路装置10に一体形成されたトレイ23上に収容される。
ここで、光回路装置10のファイバ引出部10aと第2の光ファイバガイド22の固定位置あるいはファイバ保持部22bとの間の距離は、ファイバ引出部10aと第1の光ファイバガイド21−1、21−2の固定位置との間の距離よりも小さく設定されている。これによって、図5E、図5Fに示すように、第2の光ファイバガイド22を第1のファイバガイド21−1、21−2による光ファイバ11−1、11−2の巻き取りに寄与させる。なお、第1の光ファイバガイド21−1、21−2の搭載順序はどちらを先に行なってもよい。
上述した余長処理方法は、光ファイバ11−1、11−2のねじり操作を含まない。光ファイバ11を伝送する光信号を劣化させないための条件として、光ファイバ11の曲げ半径(許容曲率半径)が制限されるが、ねじり成分が混入すると微小な曲げ(マイクロベンディング)が発生する。マイクロベンディングの発生箇所は、目視での確認が困難なため、光信号の損失原因になる。このような課題に対して、実施形態における余長処理方向は、マイクロベンディングを発生させない余長処理方法であり、光回路装置10の動作の信頼性を維持することができる。
図6A及び図6Bは、光ファイバ11を保持するトレイの変形例を示す。トレイ53は、第1ガイド用固定ピン24、第2ガイド用固定ピン26に加えて、余長ファイバを懸架するための余長処理ピン28を複数有する。トレイ53には、光回路装置10のファイバ引出口となるファイバ引出部10aが形成されている。ファイバ引出部10aから引き出されスプライス接合された光ファイバ11−1、11−2(不図示)の長さが、図5A〜図5Gに示したように最短、最適の長さでない場合は、光ファイバ11−1、11−2の一部を第2の光ファイバガイド22のガイド溝22aに沿って巻き取って固定してもなお光ファイバ11−1、11−2が余る場合がある。これを解消するために、引き出された光ファイバ11−1、11−2の長さに応じて、光ファイバ11−1、11−2を余長処理ピン28に懸架して光ファイバ11にねじり成分が入らないように保持し固定する。
余長処理ピン28は、光ファイバ11−1、11−2の曲率半径条件を満たすように円弧状に配置され、1以上の円弧パスP1、P2を形成する。余長部分の長さに応じて、光ファイバ11−1、11−2をいずれかのパスに沿った余長処理ピン28に懸架して巻き取ることができる。なお、トレイ53は、光回路装置10のケース15と一体化されていてもよい。
図7A及び図7Bは、図6A及び図6Bに示すトレイ53を用い、外側の円弧パスP2に沿った余長処理ピン28を用いて余剰の光ファイバ11−1、11−2を保持する例を示す。図7Aは第1の光ファイバガイド21−1、21−2、および第2の光ファイバガイド22をトレイ53上に保持した状態の上面図、図7Bは概略斜視図である(図7Bでは光ファイバ11−1、11−2を省略してある)。図6A,図6B、図7A及び図7Bでは、2通りの円弧パスの形成が可能となるように余長処理ピン28が配置されているが、3通り以上の円弧パスが形成されるように余長処理ピン28を配置してもよい。これにより、光回路装置から引き出される光ファイバの長さに自由度が増す。
この変形例においても、図7Aに示すように、トレイ53に形成された光回路装置10のファイバ引出部10aと第2の光ファイバガイド22の固定位置あるいはファイバ保持部22bとの間の距離は、ファイバ引出部10aと第1の光ファイバガイド21−1、21−2の固定位置との間の距離よりも小さい。
図8A〜図8Kは、引き出された光ファイバの長さが、さらに長い場合の余長処理方法を示す概略図である。図8Aにおいて、第2の光ファイバガイド22は、トレイ23上の第2ガイド用固定ピン26に固定されている。光ファイバ11−1、11−2の接合部である保護スリーブ14は、第2の光ファイバガイド22のファイバ保持部22bにより、ファイバ引出部10aの近傍で保持、固定されている。ここに至る過程は、図5A〜図5Eに示した手順と同様である。
この状態から、図8A〜図8Eの矢印で示すように、一方の第1の光ファイバガイド21−1を、第2の光ファイバガイド22を中心として時計回りの方向に回転移動する。これにより、第1の光ファイバガイド21−2に懸架されている光ファイバ11−2は、第2の光ファイバガイド22のガイド溝(図4A)に沿って巻き取られる。光ファイバ11−2がトレイ23上に収まる長さまで巻き取られたならば、図8F〜図8Iの矢印で示すように、トレイ23上に固定された第2の光ファイバガイド22を中心として、もう一方の第1の光ファイバガイド21−1を反時計回りの方向に回転移動する。これにより、第1の光ファイバガイド21-1に懸架されている光ファイバ11−1が、第2の光ファイバガイド22のガイド溝(図4A参照)に巻き取られる。
次に、図8Jに示すように、一方の第1の光ファイバガイド21−1を、トレイ23上の第1ガイド用固定ピン24に固定する。図8Kに示すように、もう一方の第1の光ファイバガイド21−2を、トレイ23上の第1ガイド用固定ピン24に固定して、光ファイバガイド21−1上に重ねる。これにより、長い余長部を有する光ファイバ11−1、11−2を、効率よく、かつねじり成分が入らない状態でトレイ23上に保持することができる。
図9A及び図9Bは、光ファイバ脱落防止手段の変形例を示す図である。図4A及び図4Bの例では、第1の光ファイバガイド21−1、21−2のファイバ収容溝21aと、光ファイバ外れ防止片29とで光ファイバ脱落防止手段31を構成したが、図9A及び図9Bの例では、光ファイバ11(図9A、図9Bでは不図示)に損傷を与えない弾性材料で形成された突起82で光ファイバ脱落防止手段82を構成する。この場合、第1の光ファイバガイド81は、第1ディスク81aと、第2ディスク81bと、第1ディスクと第2ディスクの間の光ファイバ巻き取り空間81cとを含む。光ファイバ脱落防止手段としての突起82は、第1ディスク81aと第2ディスク81bの少なくとも一方の円周に沿って、光ファイバ巻取り空間81cに突出するように配置される
突起82は、たとえばゴム、シリコンなどで形成される。なお、図9A及び図9Bでは省略してあるが、第1の光ファイバガイド81には、嵌合用のガイド孔または任意の形状の突起またはくぼみが形成されているものとする。
図10A及び図10Bは、光ファイバの接続にスプライス接合に替えて光アダプタを用いる構成例を示す。図10Aは第1の光ファイバガイド91−1、91−2と第2の光ファイバガイド92の配置関係を示す。一番下の側面図に示すように、第2の光ファイバガイド92の厚さは、第1の光ファイバガイド91−1、91−2の各々の厚さの2倍であり、第1の光ファイバガイド91−1、91−2が重ね合わせられている。
第1の光ファイバガイド91−1、91−2の各々は、光ファイバを受け取る光ファイバ収容溝91aを有する。第2の光ファイバガイド92は、第1の光ファイバガイド91−1、91−2の各々に保持される光ファイバの少なくとも一部を巻き取る光ファイバガイド溝92aを有する。
図10Bに示すように、第2の光ファイバガイド92は、光アダプタ95を有する。この場合、光ファイバ11−1、11−2はコネクタ96付きの光ファイバとする。第2の光ファイバガイド92は、保護スリーブで光ファイバを保持するかわりに、光アダプタ95により光ファイバ11−1、11−2同士を接続し、接続された光ファイバ11−1、11−2を保持する。この構成例では、図5Bまでの工程は手作業で行い、図5C以降を機械化してもよい。
本発明において、上述した実施形態での構成以外に、種々の変形例が可能である。たとえば、実施形態では、第1の光ファイバ11−1、11−2の接合部を直線状の保護スリーブ14で保護したため、第2の光ファイバガイド22を楕円形の形状としている。しかし、保護スリーブ14が不要な場合(十分な接合強度が得られる場合)は、第2の光ファイバガイド22を円形に構成してもよい。
第1の光ファイバガイド21−1、21−2のいずれか一方にのみガイド孔25を形成し、他方はリング状のリールとして、互いに円周部で係合するように構成してもよい。この場合、ガイド孔を形成したほうの光ファイバガイド21−1を下側に配置し、その上にリング状の光ファイバガイド21−2を重ねて係合させることになる。
また、トレイ23上に余長処理ピン28を設ける代わりに、第1ガイド用固定ピン24を1本のみとし、第1の光ファイバガイド21に対するロック機構あるいは係止手段を設ける構成としてもよい。この場合は、第1の光ファイバガイド21の中心にガイド孔25を形成し、ガイド孔25を固定ピン24に嵌合させた後に第1の光ファイバガイド21を固定ピン24の回りに回転させることによって、余剰の光ファイバを巻き取る。巻き取った後に、トレイ23に設けたロック機構によって第1の光ファイバガイド21の回転を係止する。
この他、当業者が本件の明細書の記載に基づいてなし得る種々の変形、改良も本発明の範囲内に含まれる。
以上の説明に対して以下の付記を提示する。
(付記1)
光ファイバの曲率半径条件を満足する一対の第1の光ファイバガイドと、
前記一対の第1の光ファイバガイドの間で接続される前記光ファイバの接続箇所を保持し前記光ファイバの前記曲率半径条件を満足する第2の光ファイバガイドと、
前記前記第1の光ファイバガイド及び前記第2の光ファイバガイドを固定するトレイと
を有し、
前記トレイ上の前記第2の光ファイバの固定位置と前記光ファイバを前記トレイ上に引き出す引出部との間の距離は、前記トレイ上の前記第1の光ファイバガイドの固定位置と前記引出部との間の距離よりも小さい
ことを特徴とする光ファイバ保持構造。
(付記2)
前記第2の光ファイバガイドの前記ファイバ保持部は直線形状であることを特徴とする付記1に記載の光ファイバ保持構造。
(付記3)
前記トレイは、前記第2の光ファイバガイドを固定する第2ガイド用固定手段と、前記一対の前記第1の光ファイバガイドを固定する第1ガイド用固定手段を有し、
前記第2の光ファイバガイドは、前記第2ガイド用固定手段と嵌合する第2嵌合部を有し、前記第1の光ファイバガイドは、前記第1ガイド用固定手段と嵌合する第1嵌合部を有することを特徴とする付記1又は2に記載の光ファイバ保持構造。
(付記4)
前記一対の前記第1の光ファイバガイドは、前記トレイ上に重ねられて、前記第1ガイド用固定手段に保持されることを特徴とする付記3に記載の光ファイバ保持構造。
(付記5)
前記トレイは、前記第1の光ファイバガイドに保持される前記光ファイバの余長部分を懸架する余長処理ピンをさらに有することを特徴とする付記1〜4のいずれか1に記載の光ファイバ保持構造。
(付記6)
前記余長処理ピンは、前記光ファイバの前記曲率半径条件を満たす円弧パスに沿って配置されていることを特徴とする付記5に記載の光ファイバ保持構造。
(付記7)
前記第2の光ファイバガイドは、前記光ファイバを接続する光アダプタを有することを特徴とする付記1〜6のいずれか1に記載の光ファイバ保持構造。
(付記8)
前記第1の光ファイバガイドの各々は、前記光ファイバの脱落を防止する脱落防止手段を有することを特徴とする付記1〜7のいずれか1に記載の光ファイバ保持構造。
(付記9)
前記脱落防止手段は、前記第1の光ファイバガイドに形成された光ファイバ収容溝と、前記光ファイバが前記収容溝から外れないように保持する光ファイバ外れ防止片とを含むことを特徴とする付記8に記載の光ファイバ保持構造。
(付記10)
前記脱落防止手段は、前記第1の光ファイバガイドの円周に沿って形成される弾性の突起部であることを特徴とする付記8に記載の光ファイバ保持構造。
(付記11)
前記第2の光ファイバガイドは、前記一対の前記第1の光ファイバガイドにガイドされた前記光ファイバの少なくとも一部を巻き取るガイド溝を有することを特徴とする付記1〜10のいずれか1に記載の光ファイバ保持構造。
(付記12)
前記一対の前記第1の光ファイバガイドにガイドされた前記光ファイバが、前記第2の光ファイバガイドのガイド溝で巻き取られる方向は、互いに逆方向であることを特徴とする付記11に記載の光ファイバ保持構造。
(付記13)
付記1〜12のいずれか1に記載の光ファイバ保持構造と、
光ファイバで接続された複数の光回路部品を含む光回路装置と、
を含む光デバイス。
(付記14)
光回路装置から引き出された少なくとも2本の光ファイバを接続し、
前記接続部の両側で、前記光ファイバを当該光ファイバの曲率半径条件を満足する一対の第1の光ファイバガイドで保持し、
前記接続部を、前記光ファイバガイドの前記曲率半径条件を満足する第2の光ファイバガイドで保持し、
前記第2の光ファイバガイドを、前記光ファイバを保持した状態で並行移動させて前記光回路装置上の第1の固定位置に固定し、
前記第1の光ファイバガイドの各々を、前記光ファイバを保持した状態で前記第2の光ファイバガイドを中心として移動させて前記光回路装置上の第2の固定位置に固定する、
ことを特徴とする光ファイバ余長処理方法。
(付記15)
前記光ファイバの引出位置と前記第1の固定位置との間の距離は、前記引出位置と前記第2の固定位置との間の距離よりも小さいことを特徴とする付記14に記載の光ファイバ余長処理方法。
(付記16)
前記第2の光ファイバガイドを中心とする前記第1の光ファイバガイドの各々の移動方向は、互いに逆方向であることを特徴とする付記14又は15に記載の光ファイバ余長処理方法。
(付記17)
前記一対の第1の光ファイバガイドを、前記光回路装置上の前記第2の固定位置で重ね合わせて固定することを特徴とする付記14〜16のいずれか1に記載の光ファイバ余長処理方法。
光通信の分野で、複数の光ファイバ接続を必要とする機器、装置等に適用することができる。
10 光回路装置
10a 光ファイバ引出部
11、11−1、11−2 光ファイバ
12−1〜12−7 光回路部品
14 保護スリーブ
20、90 光ファイバ保持構造
21−1、21−2、81、91−1、91−2 第1の光ファイバガイド
21a、91a 光ファイバ収容溝
22、92 第2の光ファイバガイド
22a、92a 光ファイバガイド溝
22b ファイバ保持部
23、53 トレイ
24 第1ガイド用固定ピン
25 第1ガイド用固定ピンと嵌合するガイド孔
26 第2ガイド用固定ピン
27 第2ガイド用固定ピンと嵌合するガイド孔
28 余長処理ピン
29 光ファイバ外れ防止片
31、82 光ファイバ脱落防止手段
95 光アダプタ

Claims (8)

  1. 少なくとも一対の光ファイバが引き出される引出部を有するトレイと、
    前記光ファイバの曲げ半径が前記光ファイバで許容され得る最小の曲率半径以上となる曲率半径条件を満足する湾曲部を有し、前記引出部から引き出されて互いに接続される前記少なくとも一対の光ファイバの各々を保持する一対の第1の光ファイバガイドと、
    前記一対の第1の光ファイバガイドの間で前記光ファイバの接続箇所を保持するファイバ保持部と前記光ファイバの前記曲率半径条件を満足する湾曲部とを有する第2の光ファイバガイドと、
    を有し、
    前記トレイは、前記第1の光ファイバガイドを固定する第1ガイド用固定手段と、前記第2の光ファイバガイドを固定する第2ガイド用固定手段とを有し、
    前記トレイ上の前記第2の光ファイバガイドの固定位置と前記引出部との間の距離は、前記トレイ上の前記第1の光ファイバガイドの固定位置と前記引出部との間の距離よりも小さく、
    前記第2の光ファイバガイドの前記固定位置において、前記ファイバ保持部は前記トレイの前記引出部の側にあり、前記少なくとも一対の光ファイバは前記引出部から反対向きに延びている
    ことを特徴とする光ファイバ保持構造。
  2. 前記第2の光ファイバガイドの前記ファイバ保持部は直線形状であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ保持構造。
  3. 前記第2の光ファイバガイドは、前記第2ガイド用固定手段と嵌合する第2嵌合部を有し、前記第1の光ファイバガイドは、前記第1ガイド用固定手段と嵌合する第1嵌合部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ保持構造。
  4. 前記一対の前記第1の光ファイバガイドは、前記トレイ上に重ねられて、前記第1ガイド用固定手段に保持されることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ保持構造。
  5. 前記トレイは、前記第1の光ファイバガイドに保持される前記光ファイバの余長部分を懸架する余長処理ピンをさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ファイバ保持構造。
  6. 前記第2の光ファイバガイドは、前記光ファイバを接続する光アダプタを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光ファイバ保持構造。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の光ファイバ保持構造と、
    光ファイバで接続された複数の光回路部品を含む光回路装置と、
    を含む光デバイス。
  8. 光回路装置からトレイ上に引き出された少なくとも一対の光ファイバを接続し、
    前記接続した光ファイバを接続箇所の両側で、前記光ファイバの曲げ半径が当該光ファイバで許容され得る最小の曲率半径以上となる曲率半径条件を満足する湾曲部を有する一対の第1の光ファイバガイドの各々で保持し、
    前記接続箇所を、前記光ファイバの前記曲率半径条件を満足する湾曲部を有する第2の光ファイバガイドで前記接続箇所が前記トレイのファイバ引出部側に位置するように保持し、
    前記第2の光ファイバガイドを、前記少なくとも一対の光ファイバの前記接続箇所を保持した状態で前記トレイの前記ファイバ引出部に向かって並行移動させて前記トレイ上の第1の固定位置に固定して前記少なくとも一対の光ファイバを前記引出部から反対向きに保持し
    前記第1の光ファイバガイドの各々を、前記光ファイバを保持した状態で前記第2の光ファイバガイドを中心として移動させて、前記ファイバ引出部からの距離が前記第1の固定位置よりも遠い前記トレイ上の第2の固定位置に固定する、
    ことを特徴とする光ファイバ余長処理方法。
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