JP5616518B1 - 建築用受具 - Google Patents

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Abstract

【目的】屋根施工において溶接手段を使用することなく、極めて簡単且つ迅速に構造材に装着することができ、種々のサイズの構造材に適応できる建築用受具を提供すること。【構成】受部本体2と、台座部1と、該台座部1のX方向一方側に設けられ且つ第1締付部材51にて前記台座部1の下面側に固定される挟持部材3と、前記台座部1の他方側に別部材として設けられ第2締付部材52にて固定される係止部材4とからなること。前記挟持部材3は、補助挟持部材34を具備し、該補助挟持部材34は、X方向に沿う垂直面上を揺動可能となるように前記挟持部材3に枢支連結され、該挟持部材3は第1締付部材51によって前記台座部1に対して垂直方向に離間且つ近接自在とし、前記係止部材4は第2締付部材52によって前記台座部1に対して水平方向に離間且つ近接自在としてなること。【選択図】 図1

Description

本発明は、屋根の施工において溶接手段を使用することなく、極めて簡単且つ迅速に構造材に装着することができ且つ種々のサイズの構造材に適応できる建築用受具に関する。
従来より、金属製の折板屋根を施工するために、H型又はI(アイ)型等の型鋼を利用した母屋,胴縁等の構造材に受具を取り付けるための方法として、溶接で取り付ける方法が用いられている。しかし、現場における溶接は、火災の安全及び施工済み箇所における火花の飛散を防止するための設置の必要等の点から次第に使用されない方向に進んでいる。さらに、溶接作業では、作業員の技量により、仕上りの良否が発生し、力学的強度のばらつきという問題があった。
特に、前述した、折板屋根の施工における構造材への受具の装着においては、屋根の面積が大きくなるほど、受具の数も多くなり、大型施設の屋根の施工では、大量の受具を構造材に装着しなければならず、これを溶接にて行うには、多くの時間がかかり、且つ溶接器具の移動等の面倒な作業も加わることになる。そして、大量の受具の構造材への溶接では、均一な仕上がりは困難となり、一旦溶接が行われた箇所の仕上りが不良であっても、その補修は極めて困難である。
このようなことから、近年では、折板屋根施工における受具の構造材への装着手段として溶接を用いずに装着ができるいわゆる無溶接工法が種々開発されるようになった。この無溶接による受具の装着の一例として、特許文献1が存在する。
特開平7−18793号公報
特許文献1等のように、一般に無溶接による受具の構造材への装着手段では、ボルト等の締付具と、取付金具等によって、受具を構造材に固着するものである。取付金具は、構造材に載置された受具の一部を構造材に押さえつつ、構造材のフランジ等の縁に巻き付けることで、受具を構造材に固定するタイプのものである。
しかし、このような、従来の無溶接工法による受具では、H鋼のフランジの幅サイズが僅かに異なるものに対しては対応できるが、構造材のサイズが大きく異なるものについては、適応できないものであった。さらに、取付金具のなかには、無溶接装着可能でありながら、構造が複雑のため、溶接よりも時間がかかり、作業員により多く負担をかけるものもあった。このように受具自体の構造が複雑になり、高価なものとなる問題点もあった。
さらに、無溶接による受具の構造材への装着では、実質的に受具は構造材に対して押え付けられた状態である。したがって、長期経過によって、取付金具による受具の構造材への装着強度も劣化するおそれもある。特に、折板屋根に対して、強風による負圧が作用すると、折板屋根と共に受具が上方に引き上げられるような荷重がかかり、また、積雪地域では、受具には、下方に押し付けられる荷重がかかることになる。そして、このような荷重が受具に繰り返しかかると、受具の形状が変形し、受具として屋根を支えるという重要な役目を果たすことができなくなってしまう。
このように、強風や積雪等による天候によって生じる荷重に対して、従来の受具の構造材への取付構造では、十分に対応することができないものもが存在していた。そこで、本発明の目的(解決しようとする技術的課題)は、屋根の施工において溶接手段を使用することなく、極めて簡単且つ迅速に構造材に強固に装着することができ、且つ種々のサイズの構造材に適応できる建築用受具を提供することにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、受部本体と、台座部と、該台座部のX方向一方側に設けられ且つ第1締付部材にて前記台座部の下面側に固定される挟持部材と、前記台座部の他方側に別部材として設けられ第2締付部材にて固定される係止部材とからなり、前記挟持部材は補助挟持部材を具備し、該補助挟持部材は、X方向に沿う垂直面上を揺動可能となるように前記挟持部材に枢支連結され、該挟持部材は第1締付部材によって前記台座部に対して垂直方向に離間且つ近接自在とし、前記係止部材は第2締付部材によって前記台座部に対して水平方向に離間且つ近接自在としてなる建築用受具としたことにより上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1又は2において、前記受部本体は、板形の柱状部とすると共に、前記台座部のX方向一端側から上方に前記受部本体を支持固定する補強部が設けられてなる建築用受具としたことにより上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項2において、前記補強部に前記係止部材が第2締付部材にて固定されてなる建築用受具としたことにより上記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記挟持部材は前記台座部に枢支連結されてなる建築用受具としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、挟持部材は第1締付部材によって前記台座部に対して垂直方向に離間且つ近接自在とし、前記係止部材は第2締付部材によって前記台座部に対して水平方向に離間且つ近接自在としてなる建築用受具としたことにより、本発明の建築用取付具は、構造材のフランジに簡易且つ迅速に装着することができ、且つ強固に装着することができる。
また、挟持部材を、挟持本体部と、補助挟持部材とからなるものとし、該補助挟持部材は、X方向に沿う垂直面上を揺動可能となるように前記挟持本体部に枢支連結されたものとしたことで、構造材のフランジ部の板厚のサイズが種々のものでも、補助挟持部材がフランジ部の下面側に対して、常時面接触状態で当接するので、安定した装着状態にすることができ、より一層強固に装着することができる。
請求項2の発明では、受部本体は、板形の柱状部とすると共に、前記台座部のX方向一端側から上方に前記受部本体を支持固定する補強部が設けられたことにより、受部を極めて強固で、且つ耐久性のあるものにできる。請求項3の発明では、補強部に係止部材が第2締付部材にて固定されてなる建築用受具としたことにより、係止部材を装着するための第2締付部材の装着部位を確保でき、構造も簡単にできる。
請求項4の発明を、請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記挟持部材は前記台座部に枢支連結されてなる構成により、台座部に対して挟持部材の上下方向の動作は、略揺動状態となり、構造材のフランジ部に装着する作業を行い易いものにでき、作業効率を向上させることができる。
(A)は本発明の建築用受具の一部断面にした正面図、(B)は(A)のY1−Y1矢視断面図、(C)は(A)のY2−Y2矢視断面図、(D)は(α)部において台座部から挟持部材を下方に下げた状態の拡大図、(E)は(β)部において台座部から係止部を離間させた状態の拡大図である。 (A)乃至(C)は本発明の建築用受具を構造材に装着する工程を示す要部正面図である。 (A)本発明の建築用受具を構造材のフランジ部に通常の状態で装着した要部正面図、(B)は建築用受具を板厚の厚いフランジ部に装着した要部正面図、(C)は建築用受具を板厚の薄いフランジ部に装着した要部正面図、(D)は建築用受具をI(アイ)型鋼のフランジ部に装着した要部正面図である。 (A)は本発明を馳締タイプの折板屋根に使用した正面略示図、(B)は本発明を嵌合タイプの折板屋根に使用した正面略示図、(C)は本発明を重合タイプの折板屋根に使用した正面略示図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本発明では、方向を示す文言としてX方向及びY方向を使用する。本発明においては、本発明の建築用受具が装着される構造材7の長手方向をY方向とし、このY方向に水平面上で直交する方向をX方向とする。したがって、建築用受具によって支持される折板屋根を構成する屋根板材9の長手方向はX方向となる。X方向及びY方向については、図中に記載した。
本発明の建築用受具は、図1に示すように、主に台座部1と、受部本体2と、挟持部材3と、係止部材4とからなる。台座部1は、略長方形状の主板部11の両長辺から略垂下状に側部垂下片12,12が形成され、X方向の一端には、上方に向かって補強部14が形成され、X方向の他端には略垂下状の端部垂下片13が形成されている〔図1(A)参照〕。
前記両側部垂下片12のX方向一端からX方向中間箇所で且つ下方側が開放された略長方形状の切除部12aが形成されている。該切除部12aは、後述する構造材7のフランジ部71の角部が当接することができるようになっている〔図2(C),図3参照〕。
補強部14は、主板部11のX方向の一端から上方に垂直状の立上り片14aが形成され、該立上り片14aの上端から主板部11のX方向内方側に向かって水平片14bが形成される。該水平片14bにはX方向に沿って、外端側が開放されたスリット14cが形成されている。そして、該スリット14cには、受部本体2の柱状部21が挿入される〔図1(B)参照〕。
受部本体2は、板状且つ柱形状に形成され、前記台座部1の主板部11上に装着される。受部本体2は、柱状部21と基部22と頂部23とからなる。受部本体2は、2つの金属板2a,2bとからなり、リベット等の固着具によって貼り合わされて構成されたものである〔図1(B)参照〕。柱状部21は、垂直に立ち上がる帯板状に形成された部分である。
基部22は、断面略門形状をなし、Y方向に左右対称となる水平基片22a,22aと両水平基片22a,22aの外端に形成される垂下基片22b,22bとからなる〔図1(C)参照〕。それぞれの水平基片22aと垂下基片22bとで、台座部1のY方向両側を挟持するようにして、前記両水平基片22a,22aが台座部1の主板部11にボルト・ナット或いは溶接等の固着手段にて固着される〔図1(C)参照〕。
また、前述したように、柱状部21は、その高さ方向中間箇所が、前記補強部14のスリット14cに挿入されることにより補強される。頂部23は段差部23cを介して低位面23a及び高位面23bが形成される〔図1(B)参照〕。低位面23aには、馳締タイプの屋根板材9を固定するための吊子部材95が設置される部位となっている〔図4(A)参照〕。また、頂部23には、段差部23cを設けず平坦面とすることもある〔図4(B),(C)参照〕。
次に、挟持部材3は、補助挟持部材34を具備したものである〔図1(A),(C)及び(D)参照〕。具体的には、挟持部材3は、挟持底板部31と、2つの挟持側板部32,32と、背面板部33と、補助挟持部材34と、枢支部材35とから構成される。挟持底板部31は、X方向に沿って長辺が形成される略長方形状をなしている。挟持側板部32,32は、挟持底板部31の長辺から上方に垂直状に形成される。
それぞれの挟持側板部32は、そのX方向外端側寄りに円弧状突出部32aが形成され、該円弧状突出部32aの下端から水平方向に中間水平頂部32bが形成され、該中間水平頂部32bから挟持側板部32の内端側に向かって、上方が開放する挟持切除部32cが形成される。
補助挟持部材34は、略方形状の補助押え面34aのY方向両側から下方に向かって枢支側片34b,34bが垂下状に形成されたものである。両枢支側片34b,34bには、枢支孔34c,34cが形成されている。また、前記両挟持側板部32,32にも枢支孔32d,32dが形成されている。
そして、補助挟持部材34の両枢支側片34b,34bが、両挟持側板部32,32間に配置され、補助挟持部材34の枢支孔34c,34cと、両挟持側板部32,32の枢支孔32d,32dに枢支部材35が貫通され、補助挟持部材34が枢支部材35によって挟持部材3のX方向に沿う垂直面上を揺動自在に支持される〔図1(D)参照〕。
また、補助挟持部材34は、両挟持側板部32,32の挟持切除部32c,32c箇所に位置し、前記補助押え面34aは、挟持切除部32c,32c箇所の上端よりも上方に位置するように設定される〔図1(A),(D)参照〕。また、補助挟持部材34の補助押え面34aのY方向は、挟持側板部32,32の挟持切除部32c,32cのY方向内に収まるように設定される。
挟持部材3は、前記台座部1の下面側に配置され、第1締付部材51によって連結される。該第1締付部材51は、第1ボルト51a,第1ナット51bとから構成される。第1ボルト51aは、螺子軸部が長く形成され、第1ボルト51aと第1ナット51bとの締付によって、且つ第1ボルト51aの長さの範囲内に応じて挟持部材3が台座部1に対して上下方向に離間及び近接する(図2参照)。
また、第1ボルト51aは、台座部1の主板部11に形成された貫通孔11aと挟持部材3の挟持底板部31に形成された貫通孔31aとを貫通する。このとき、挟持部材3側の貫通孔31aは背面板部33側寄りの位置に形成され、貫通孔31aを貫通する第1ボルト51aが補助挟持部材34と位置的に干渉しないように構成される〔図1(A),(D)参照〕。
第1締付部材51を締め付けると、挟持部材3が台座部1の主板部11の下面に対して、両円弧状突出部32a,32aが当接する〔図1(A),図2(C)参照〕。さらに、第1締付部材51を締め付けることにより、挟持部材3は両円弧状突出部32aに沿って、挟持部材3は内端側が台座部1の下面側に近接してゆく。また、挟持部材3は、台座部1に対して枢支連結されて、Y方向における垂直面上を上下方向に揺動自在とすることもある。この場合では、挟持部材3のY方向外端部分と、台座部1との間に枢支軸36を設けたものである〔図3(D)参照〕。
係止部材4は、台座部1の補強部14に第2締付部材52によって連結されている。係止部材4は、連結部41と係止部42とからなる。連結部41は、第2締付部材52のボルト52aの長さによって台座部1と水平方向に離間する距離を適宜設定することができるように構成されている〔図1(E)参照〕。
係止部42は、断面略コ字形状に形成されており、上挟持片42a,下挟持片42b及び連結片42cとからなる。第2締付部材52の第2ボルト52aと第2ナット52bとを緩めたり締め付けることにより、係止部4が台座部1の主板部11に対して、X方向において移動し、前記挟持部材3との間隔を極めて簡単調整でき、構造材7のフランジ部71のX方向における装着を容易に行うことができる。
次に、本発明の建築用受具を構造材7のフランジ部71に装着することについて、説明する。本発明の建築用受具は、構造材7に固着される。構造材7は、H型鋼,I(アイ)型鋼の型鋼が使用される。そして、構造材7のフランジ部71のX方向寸法は、型鋼のサイズによって、種々存在する。
まず、受具本体Aの台座部1に対して第1締付部材51を緩めて挟持部材3を可能な範囲で最大限、下方に下げる。また、第2締付部材52を緩めて係止部材4を可能な範囲で最大限、離間させておく。そして台座部1を構造材7のフランジ部71上に載置し、そのまま、第1締付部材51及び第2締付部材52を締め付ける。これによって、挟持部材3及び係止部材4によって、前記フランジ部71のX方向両端が係止される(図3参照)。
構造材7に固定された建築用受具の頂部11に吊子等の部品を介して馳締タイプ,嵌合タイプ或いは重合タイプ等の折板屋根板を施工するものである(図4参照)。挟持部材3の補助挟持部材34は、X方向の垂直面上を揺動するものである。これによって、建築用受具が構造材7のフランジ部71に装着されるときには、挟持部材3が第1締付部材51によって締付けによって、補助挟持部材34は、常時、フランジ部71の下面側に面接触状態で当接することができる。
まず、本発明の建築用受具を、適正に対応する構造材7に装着するときには、構造材7のフランジ部71の厚さ寸法Toとすると、挟持部材3は、台座部1に対して第1締付部材51によって締め付けた状態でY方向に沿って略平行となる。そのため、最も安定した装着状態にすることができる〔図3(A)参照〕。
次に、適正なものよりもサイズの大きい構造材7ではフランジ部71の厚さも大きくなり、その厚さ寸法をTaとすると、挟持部材3はY方向内端側が下方となる傾斜状にて固定されることになるが、補助挟持部材34は挟持部材3に対して揺動し、台座部1と平行となり、安定した状態でフランジ部71の挟持ができる〔図3(B)参照〕。
また、適正なものよりもサイズの小さい構造材7ではフランジ部71の厚さも小さくなり、その厚さ寸法をTbとすると、挟持部材3はY方向内端側が上方となる傾斜状にて固定されることになるが、補助挟持部材34は挟持部材3に対して揺動し、台座部1と平行となり、安定した状態でフランジ部71の挟持ができる〔図3(C)参照〕。
さらに、構造材7がI(アイ)形鋼の場合では、フランジ部71の下面が傾斜状となっている。この場合では、補助挟持部材34は、X方向において、傾斜状面に対して同等の傾斜となって当接することができる〔図3(D)参照〕。これによって、I形鋼のフランジ部71に対しても良好な状態に固定される。
折板屋根板材9は、種々の折板タイプが存在するものであり、馳締タイプ〔図4(A)参照〕、嵌合キャップ材97を使用する嵌合タイプ〔図4(C)参照〕,山形部同士を重合して連結する重合タイプ〔図4(B)参照〕,山形部に嵌合屈曲部が形成され、山形部同士を重合且つ嵌合して連結する嵌合タイプ等が存在する。
まず、馳締タイプの屋根板材9としては、図4(A)に示すように、主板91のX方向両側部分より立上り側部92,92が形成され、両立上り側部92,92の両端より頂部93,93が形成され、該頂部93,93の一方の端から下馳部94aが形成され,他方の頂部93の端には上馳部94bが形成されている。前記屋根板材9は、金属製であり、具体的には金属板からドラム成形等によって成形されたものである。
そして、このような屋根板材9,9 …が複数並設され、隣接する屋根板材9,9 同士の下馳部94aと上馳部94bとの間に、吊子等の吊子部材95を介して前記下馳部94aと前記上馳部94bとを馳締結合され馳締外囲体が施工される。
嵌合タイプの折板屋根板では、被嵌合部96と、嵌合キャップ材97とから構成される。このタイプの屋根板材9に適応する嵌合吊子等の吊子部材95が使用される。そして、隣接する屋根板材9,9の対向する被嵌合部96,96が前記吊子部材95によって前記折板屋根受具の取付台座5上に固定され、対向する前記被嵌合部96,96と前記吊子部材95に前記嵌合キャップ材97が嵌合固定される〔図4(B)参照〕。
重合タイプの折板屋根板は、屋根板材9に形成された山形部98,98同士を重合させるものである〔図4(C)参照〕。この場合には、前記建築用受具の受具本体1の頂部11には螺子軸が設けられている。前記山形部98,98の頂部同士が重合されると共に、その頂部同士に前記螺子軸が貫通し、ナットが該螺子軸に締め付けられて固定される。
1…台座部、14…補強部、2…受部本体、21…柱状部、3…挟持部材、
4…係止部材、51…第1締付部材、52…第2締付部材。

Claims (4)

  1. 受部本体と、台座部と、該台座部のX方向一方側に設けられ且つ第1締付部材にて前記台座部の下面側に固定される挟持部材と、前記台座部の他方側に別部材として設けられ第2締付部材にて固定される係止部材とからなり、前記挟持部材は補助挟持部材を具備し、該補助挟持部材は、X方向に沿う垂直面上を揺動可能となるように前記挟持部材に枢支連結され、該挟持部材は第1締付部材によって前記台座部に対して垂直方向に離間且つ近接自在とし、前記係止部材は第2締付部材によって前記台座部に対して水平方向に離間且つ近接自在としてなることを特徴とした建築用受具。
  2. 請求項1又は2において、前記受部本体は、板形の柱状部とすると共に、前記台座部のX方向一端側から上方に前記受部本体を支持固定する補強部が設けられてなることを特徴とする建築用受具。
  3. 請求項2において、前記補強部に前記係止部材が第2締付部材にて固定されてなることを特徴とする建築用受具。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記挟持部材は前記台座部に枢支連結されてなることを特徴とする建築用受具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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