JP5616403B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、自動給水および自動製氷を行える冷蔵庫に関する。
冷蔵庫において、ドアを開けることなく氷や冷水を取り出すことができるディスペンサが設けられている。例えば特許文献1のように、ドアの正面にディスペンサが設けられ、ドアの内部にフィルタが設けられる。そして、フィルタとディスペンサとの間に冷水タンクが設けられる。外部から供給された水は、フィルタで浄化され、冷水タンクに一時的に溜められる。この間に、水は冷やされ、冷水となり、冷水がディスペンサから提供される。
特表2005−528577号公報
ところで、冷水タンクに冷水が溜まったままになると、雑菌が繁殖するおそれがあり、非衛生的である。そこで、本発明は、上記に鑑み、常に衛生的な冷水を供給することができる冷蔵庫の提供を目的とする。
本発明は、冷蔵室よりも下部に冷凍室が設けられ、冷蔵室を開閉する冷蔵室ドアに、冷蔵室内の冷気で冷却された水を庫外へ取り出すためのディスペンサが設けられ、冷蔵室ドアの内面に、外部から供給される水を浄化するフィルタと、冷蔵室内の冷気により冷却される冷水タンクと、製氷室とが設けられたものである。
外部から供給された水は、冷水タンクに溜められ、冷気によって冷やされる。そして、冷水タンクに溜められた冷水が、フィルタを通ってディスペンサに供給される。すなわち、冷水が提供される直前に、冷水は浄化され、衛生的な冷水を提供することができる。
製氷室は、製氷機および貯氷ケースを内装するとともに、冷蔵室内側に向かって突出し、冷水タンクおよびフィルタは製氷室の下方に配置される。製氷室の直下は、物を収納できず、デッドスペースとなる。この空きスペースを利用して、冷水タンクおよびフィルタを設置することができる。これらを冷蔵室内に設けても、冷蔵室の収納に影響を及ぼさない。冷水タンクからフィルタを通った冷水が製氷機に供給され、氷が作られる。これにより、塩素などの不純物を除去した水で氷を作ることができるので、不快な臭いや味のしない氷を作ることができる。
フィルタは、交換可能なカートリッジと、カートリッジを着脱可能に保持するホルダとを有し、カートリッジは、ホルダに対して回動することにより着脱される。ホルダがドアに取り付けられ、カートリッジの長手方向一端がホルダに保持され、ドアが開いたとき、カートリッジの長手方向他端が正面側にくるように、カートリッジは水平に設置される。
ドアが開いたとき、ユーザが、カートリッジの他端を片手で持って、回動すると、カートリッジをホルダから取り外すことができる。したがって、ドアを開けながら片手でカートリッジの交換作業を行える。また、カートリッジの他端がユーザの近くにくるので、ドアを全開しなくても、少し開いただけでカートリッジの交換を行え、冷蔵室の冷気が漏れるのを最小限に抑えることができる。
外部の水源から冷水タンクまでの給水経路が、キャビネットの背面から天井を経て、冷蔵室ドアを開閉自在に支持するヒンジの内部を通り、冷蔵室ドアの内部を通って冷水タンクに至る。冷蔵室内に配管を行うことなく、給水を行うことができ、冷蔵室への収納を阻害しない。カートリッジがホルダから離れたとき、ホルダは、給水経路を遮断する。したがって、カートリッジ交換時の漏水は生じない。
冷凍室と製氷室とを連通する冷気供給ダクトおよび冷気戻りダクトが設けられ、冷気供給ダクトおよび冷気戻りダクトがキャビネットの側面の断熱材内に埋設され、冷蔵室の側壁に、冷気供給ダクトの連結口および冷気戻りダクトの連結口が形成され、冷気供給ダクトの連結口は、冷気戻りダクトの連結口よりも上方に位置する。
製氷室の側壁に、冷気供給ダクトに対向する冷気入口と、冷気戻りダクトに対向する冷気出口とが設けられ、冷気供給ダクトの連結口と冷気入口および冷気戻りダクトの連結口と冷気出口とがそれぞれ対向する部分にシール材が設けられ、製氷室の側壁は、冷蔵室のドアが閉じているときに、シール材を介して冷蔵室の側壁に当接する。
本発明によると、冷水タンクの水をディスペンサおよび製氷室に供給する直前に浄化できるので、冷水タンクに水が溜まっていても、常に清浄な冷水を提供することができる。そして、給水経路や冷気用のダクトを冷蔵室内に配管する必要がなく、冷蔵室への収納を阻害しない。
本発明の冷蔵庫の正面図 ドアを開いた冷蔵庫の正面図 給水経路を示した冷蔵庫の斜視図 製氷および給水構造を備えた冷蔵室のドアを示す図 冷気経路を示した冷蔵庫の斜視図 冷気経路を示した冷蔵庫の断面図 冷蔵室のドアの断面図 製氷室の内部を示す図 キャビネットの正面図 フィルタを示し、(a)はカートリッジがホルダに保持された状態を示す図、(b)はカートリッジをホルダから外した状態を示す図 他のフィルタを示し、(a)はカートリッジがホルダに保持された状態を示す図、(b)はカートリッジをホルダから外した状態を示す図 フィルタの設置場所が異なる冷蔵室のドアの断面図
本実施形態の冷蔵庫を図1、2に示す。冷蔵庫のキャビネット1が上下に仕切られ、複数の貯蔵室が形成される。上側の貯蔵室が冷蔵室2とされ、下側の貯蔵室が冷凍室3とされる。キャビネット1は、外箱と内箱との間に断熱材が充填された断熱箱体であり、正面側が開口している。冷蔵室2には、観音開き式のドア4が左右に設けられる。冷凍室3のドア5は、引き出し式とされる。なお、冷凍室3のドア5は、観音開き式のドアであってもよい。
冷蔵室2の一方のドア4に、ディスペンサ6が設けられ、ドア4を開けずに、冷水、角氷およびクラッシュ氷を提供することができる。図1中、7はパドルスイッチであり、グラスや鍋等でこのスイッチ7を押すと、上方から冷水や氷が出てくる。8は操作部であり、冷水、角氷およびクラッシュ氷の選択ボタンを備えている。図2中、9は野菜ケース、10はチルドケース、11は小物ポケットである。
図3〜6に示すように、ドア4の内側に、氷を生成するための製氷室20が設けられる。製氷室20は、断熱壁によって上下左右の四方が囲まれ、着脱可能な蓋21に覆われた空間であり、冷蔵室2とは断熱されている。製氷室20には、製氷機22および貯氷ケース23が内装されている。製氷機22は、製氷室20内の上部に設置され、水平軸周りに回動する製氷皿24を有する。製氷皿24の下方に貯氷ケース23が設置される。製氷皿24において生成された氷が、製氷皿24の回動によって貯氷ケース23に落下して、氷が貯められる。貯氷ケース23に、クラッシュユニット25が設けられ、角氷がクラッシュされて、クラッシュ氷が作られる。貯氷ケース23の底面に、シュート26がドア4を貫通して形成され、シュート26は、ディスペンサ6に連通し、角氷あるいはクラッシュ氷を吐き出す。
製氷室20には、氷を生成するために冷気と水が供給される。水は、外部から製氷機22に供給される。冷気は、冷凍室3から製氷室20に供給される。また、外部からの水は、冷蔵室2内の冷気により冷却されて冷水となり、この冷水がディスペンサ6から提供される。
図3に示すように、外部の水道から製氷機までの給水経路に、第1給水弁30、冷水タンク31、フィルタ32、第2給水弁33が上流側から順に介装され、それぞれパイプ34によって接続されている。
第1給水弁30は、キャビネット1の背面側の下部に形成された圧縮機室40に配置され、水道からのホースに直結される。なお、圧縮機室40には、圧縮機41が設置されている。
冷水タンク31およびフィルタ32は、冷蔵室2内に設けられる。第1給水弁30とフィルタ32とはパイプ34によって連結され、この途中でパイプ34を螺旋状に巻くことにより、冷水タンク31が形成される。図3に示すように、このパイプ34は、圧縮機室40からキャビネット1の背面を経て天井42を通る。この間、パイプ34は断熱材の内部を通っている。さらに、図7に示すように、パイプ34は、天井42からドア4を開閉自在に支持する上側のヒンジ43の中空軸の中を通り、ドア4の断熱材内部を通って、ドア4の内面側に突出して、冷水タンク31に至る。
冷水タンク31およびフィルタ32は、ドア4の内面に取り付けられる。冷水タンク31は、冷蔵庫2内の冷気にさらされて、冷水を生成する。フィルタ32は、浄水および除菌機能を有する一般的なものであり、交換可能とされる。なお、冷水タンク31は、容器状のタンクであってもよい。
フィルタ32の下流側に第2給水弁33が設けられ、ドア4の内面側に取り付けられる。なお、第2給水弁33および冷水タンク31は、ドア4を開けたときに見えないようにカバーで覆っておくとよい。カバーには、通気孔が形成され、冷水タンク31は冷蔵室2内の冷気に直接さらされる。あるいは、カバーを薄肉の樹脂で形成して、冷水タンク31を間接的に冷気にさらす。
第2給水弁33は、3方弁とされ、給水経路を製氷室側と注水側とに分岐する。注水側の経路では、第2給水弁33の一方の出口に接続された注水管44が、ドア4の断熱材内部を通って、ディスペンサ6の凹部から外部に突出する。
ユーザが、操作部8において冷水を選択して、パドルスイッチ7を操作すると、第1給水弁30が開いて、水道水が供給され、冷水タンク31に貯まっている冷水が、フィルタ32により浄化され、第2給水弁33の一方の出口を通って、注水管44からコップに注がれる。なお、冷水タンク31の容量は、コップ1杯分以上の容量となるように設定される。
製氷室20側の経路では、第2給水弁33の他方の出口に接続された給水管45が、ドア4の断熱材内部を通って、製氷室20の上部から製氷室20内に突出する。貯氷ケース23の氷が少なくなったことが検出されると、自動的に第1給水弁30が開いて、水道水が供給され、冷水タンク31に貯まっている冷水が、フィルタ32により浄化され、第2給水弁33の他方の出口を通って、給水管45から製氷皿24に注がれる。
このように、冷蔵室2内において、冷水タンク31は、フィルタ32よりも上流側に位置し、フィルタ32は、冷水の出口に近い位置にある。冷水タンク31には、水道からの水が蓄えられる。この水には塩素が含まれているので、細菌等の微生物が繁殖しない。フィルタ32を通過すると、塩素が除去されるので、水は傷みやすくなる。しかし、すぐに冷水として外部に排水されたり、あるいは氷となり、水は傷むことなく、きれいな水を利用することができる。
また、上記のような冷水タンク31およびフィルタ32を冷蔵室2内に配置にすることにより、冷水タンク31だけでなくフィルタ32も冷気にさらされて冷却されているので、これらの中に冷水が溜まっていても、冷水が傷まず、常に衛生的な給水を行うことができる。ここで、仮に冷水タンク31に水が貯まったまま放置され、細菌が繁殖しても、冷水をディスペンサ6から供給するとき、冷水は除菌機能を有するフィルタ32を通過する。冷水は、浄化されて供給され、常に衛生的な水を供給することができる。
しかも、ドア4に給水および製氷にかかわる部品を集約することにより、完成したドア4をキャビネット1に取り付けるだけでよく、組み立て作業が容易となる。ただし、冷水タンク31およびフィルタ32内の水は常に冷却されていても、長期間経過すると、外部から雑菌等の不純物が侵入してくるおそれがある。しかし、使用する直前にフィルタ32によって冷水を浄化するので、このような不純物を問題なく除去でき、清浄な冷水が得られる。
次に、製氷室20への冷気経路について、図5、6に示すように、冷気は、冷凍室3から製氷室20に送り込まれる。そして、冷気は、製氷室20から冷凍室3に戻される。冷凍室3と製氷室20とを連通する冷気供給ダクト50および冷気戻りダクト51が設けられる。両ダクト50、51は、冷凍室3から冷凍室3と冷蔵室2とを仕切る仕切壁52の内部を通り、キャビネット1の側面の断熱材の内部を通って、冷蔵室2の側壁に至る。冷蔵室2の側壁に、冷気供給ダクト50の連結口53および冷気戻りダクト51の連結口54が形成される。冷気供給ダクト50の連結口53は、冷気戻りダクト51の連結口54よりも上方に位置する。
製氷室20の側壁は、ドア4が閉じているとき、冷蔵室2の側壁に当接する。この側壁に、冷気入口55と、冷気入口55よりも下方に冷気出口56がそれぞれ形成される。冷気入口55は、冷気供給ダクト50の連結口53に対向し、冷気出口56は、冷気戻りダクト51の連結口54に対向する。それぞれの口の周囲はシール材で囲まれ、ドア4が閉じたとき、上側の連結口53と冷気入口55および下側の連結口54と冷気出口56とがそれぞれ密着して、冷気は漏れない。
製氷室20の冷気入口55は、製氷室20の天井近くに位置する。図8に示すように、製氷室20の上部に製氷皿24が配置され、製氷室20内の冷気入口55近傍に、風向板57が設けられる。風向板57によって、冷気入口55から入ってきた冷気が製氷皿24に向かって吹き下ろすように案内される。そして、製氷室20内を下降した冷気は、下部に位置する冷気出口56から出ていく。
冷気供給ダクト50の冷気取入口60および冷気戻りダクト51の冷気排出口61は、冷凍室3に設けられる。冷気取入口60は、冷気排出口61よりも上方に位置する。冷気取入口60には、製氷ファン62が設けられる。シロッコファンからなる製氷ファン62の作動により、冷凍室3内の冷気が、冷気供給ダクト50に吸い込まれ、製氷室20に送り込まれる。さらに、冷気は、製氷室20から冷気戻りダクト51を通じて冷凍室3に戻される。
このように、冷気供給ダクト50と冷気戻りダクト51とは、製氷室20を介して連通する。すなわち、1つの冷気経路が形成され、冷気経路の出入口は冷凍室3内に位置する。
冷凍室3の背面側には、蒸発室63が位置している。蒸発室63に、冷気を生成する蒸発器64が内装される。蒸発室63と冷凍室3とは背面板65により仕切られている。蒸発室63は、仕切板66によって前室67と後室68とに区画されている。後室68に、蒸発器64が配置され、蒸発器64の上方に、冷却ファン69が設けられる。冷却ファン69は、仕切板66に取り付けられる。
背面板65には、図9に示すように、冷気吹出口70および冷気戻り口71が形成されている。冷気吹出口70は、冷気戻り口71よりも上方に形成される。冷気吹出口70を通じて、冷凍室3と蒸発室63の前室67とが連通し、冷却ファン69の作動により、後室68で生成された冷気が、冷気吹出口70から冷凍室3に吹き出される。また、前室67は、冷蔵室2にも連通しており、図示しないダンパの開閉により、冷気が冷蔵室2に送り込まれる。
背面板65の上部に、製氷ファン62が取り付けられる。製氷ファン62は、冷気吹出口70の直上に配置される。製氷ファン62は、製氷室20のある一側寄りに位置し、冷却ファン69は左右方向の中央に位置し、両ファン62、69は左右方向に離れている。冷気吹出口70から出た冷気は、すぐに製氷ファン62に取り入れられ、製氷室20に送られる。したがって、最も低温の冷気を製氷室20に供給することができる。また、製氷ファン62は、冷凍室3の奥に位置するので、冷凍室3への収納の邪魔にはならない。
冷気戻り口71は、背面板65の下部に形成され、後室68に連通している。冷却ファン69の作動により、後室68が負圧となり、冷凍室3内の冷気が冷気戻り口71から吸い込まれる。背面板65に、冷気戻りダクト51が下方に向かって取り付けられ、冷気排出口61は冷気戻り口71の近傍に位置する。なお、冷気排出口61の位置は、冷気戻り口71よりも少し高い位置にするのが好ましい。冷気排出口61から吹き出た冷気が、下方に向かって流れ、そのまま冷気戻り口71から吸い込まれる。そのため、戻ってきた冷気が冷凍室3内に拡散しない。
このように、冷気排出口61は、冷却ファン69から離れて配置される。製氷室20から戻ってきた冷気は、冷凍室3内の冷気よりも温度が上がっている。すなわち、冷凍室3内の冷気が−18℃のとき、戻ってきた冷気は約−10℃になっている。冷気排出口61が冷却ファン69の近くにあると、冷却ファン69近くの冷気吹出口70から吹き出された冷気により、戻り冷気が冷凍室3内に拡散され、冷凍室3の温度が上がる。冷気排出口61が冷却ファン69から離れていれば、冷気吹出口70から吹き出される冷気の風速が弱いので、戻り冷気は拡散されず、戻り冷気を全て冷気戻り口71から蒸発室63に吸い込むことができ、冷凍室3の温度上昇を防げる。
製氷ファン62は、自動製氷が設定されているとき、冷却ファン69と同期して駆動される。自動製氷の設定は、ユーザが行う。氷が必要ない場合、自動製氷が解除され、製氷ファン62は停止する。
上記の冷蔵庫において、ユーザは、ディスペンサ6を使用して、冷水や氷の提供を受ける。長期間使用すると、フィルタ32を交換しなければならない。フィルタ32は、図10に示すように、ホルダ80とカートリッジ81とからなる。カートリッジ81は、ホルダ80に着脱可能に保持される。
ホルダ80は、冷蔵室2のドア4の内面に取り付けられる。カートリッジ81はドア4の内面に平行な姿勢で保持される。ホルダ80に2つの接続口が設けられ、一方の接続口が冷水タンク31に接続され、他方の接続口が第2給水弁33に接続される。一方の接続口から入った冷水は、ホルダ80の内部を通ってカートリッジ81に入る。カートリッジ81で浄化された冷水は、ホルダ80の内部を通って他方の接続口から出る。
カートリッジ81は、ホルダ80に対して縦軸周りに回動自在とされ、図10(a)に示すように、カートリッジ81がホルダ80に対して真っ直ぐな姿勢のとき、カートリッジ81はホルダ80にロックされて保持される。図10(b)に示すように、カートリッジ81を回動させて、傾けた姿勢になったとき、カートリッジ81はホルダ80から着脱可能となる。
そして、カートリッジ81がホルダ80から外れているとき、ホルダ80内のカートリッジ81との入口側および出口側の2つの連結口が閉じ、水が漏れないようになっている。例えば、ホルダ80に、ばねによって付勢されたゲートが設けられ、ホルダ80にカートリッジ81が装着されているとき、ゲートが開いて、連結口は開放される。カートリッジ81が取り外されると、ばねのよってゲートが移動し、連結口を塞ぐ。これによって給水経路が遮断され、カートリッジ交換時の水漏れを防止できる。このような構造のフィルタ32は、例えばWO2006/124906公報に開示されている。
フィルタ32は、ドア4に水平に取り付けられる。すなわち、縦軸が垂直な方向となるように、ホルダ80がドア4の内面に設置され、カートリッジ81は水平となる。カートリッジ81は、水平方向に回動する。そして、カートリッジ81の長手方向の一端がホルダ80に取り付けられる。そこで、図2に示すように、ホルダ80は、ドア4のヒンジ43寄りに設置され、カートリッジ81の他端がヒンジ43から離れた側に位置する。ドア4が開くと、カートリッジ81の他端が正面側にくる。すなわち、カートリッジ81の他端がユーザの近くにくる。
ユーザは、ドア4を開き、カートリッジ81の他端を持って、水平方向に回動させると、カートリッジ81がホルダ80から外れる。このとき、給水経路はホルダ80により遮断され、水が漏れ出すことはない。
フィルタ32の下方には、図2に示すように、ドア4の内面から受け皿82が突設される。カートリッジ81を着脱するとき、カートリッジ81あるいはホルダ80に残っている水滴が落ちるが、受け皿82により、漏れた水滴が受け止められる。これにより、カートリッジ81の交換時に、水滴が落下して、床を濡らすことを防止できる。
他のフィルタ32として、図11に示すように、ホルダ80に対してカートリッジ81が水平軸周りに回動する。同図(a)に示すように、カートリッジ81を左右方向に回すと、同図(b)に示すように、カートリッジ81をホルダ80に対して着脱できる。このようなフィルタ32は、例えば特開昭62−234512号公報に開示されている。
上記の構造のフィルタ32を使用することにより、ユーザは、片手でカートリッジ81の取り外しおよび取り付けを行うことができ、短時間でカートリッジ81の交換作業を行える。また、ドア4を全開しなくても、少しだけドア4を開けた状態で交換を行える。これらによって、カートリッジ81の交換時間が短くなり、交換時における冷蔵室2からの冷気の漏れを少なくでき、冷蔵室2の温度上昇が抑えられて、圧縮機41の過度の運転がなくなり、省エネに寄与する。
フィルタ32の設置場所として、図7に示すように、製氷室20の下面に、フィルタ32が水平に配置される。製氷室20は、ドア4から突出して形成されており、いわゆる冷蔵室2内側に向かって突出した突出部である。製氷室20の下方には、小物ポケット11があるが、背の高い物を入れても、製氷室20の直下にはデッドスペースが生じる。このスペースを利用して、フィルタ32を設置することにより、冷蔵室2内のスペースを有効に活用でき、冷蔵室2の収容量に影響を及ぼさない。
また、他の設置場所として、図12に示すように、小物ポケット11の直下のスペースに、フィルタ32が水平に配置される。小物ポケット11もドア4から突出した突出部の1つである。小物ポケット11はドア4の下部に設けられているので、この下方にあるフィルタ32は目立たない。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。フィルタおよび冷水タンクは、製氷室近傍の冷蔵室の側面あるいは天井に設置してもよい。これにより、給水経路を短くすることができる。
冷凍室内において、冷気排出口を冷気取入口よりも上方に設け、冷気排出口と冷気取入口とを離して配置してもよい。製氷室から戻ってきた冷気は、冷凍室の上部に排出され、冷気吹出口から吹き出される冷気と混合され、冷凍室内に拡散する。一方、冷凍室の下部から冷気が製氷室に取り込まれるので、下方に向かう冷気の流れが生じ、上部の冷気がすばやく下部まで達する。したがって、冷凍室内での冷気の流れがよくなり、室内の温度むらが少なくなる。
ディスペンサは、冷蔵室以外の野菜室やチルド室等の貯蔵室のドアに設けてもよい。フィルタおよび冷水タンクは、ディスペンサのある貯蔵室のドアに設けられるが、他の貯蔵室のドアに設けてもよい。
1 キャビネット
2 冷蔵室
3 冷凍室
4 ドア
6 ディスペンサ
20 製氷室
22 製氷機
23 貯氷ケース
24 製氷皿
30 第1給水弁
31 冷水タンク
32 フィルタ
33 第2給水弁
50 冷気供給ダクト
51 冷気戻りダクト
60 冷気取入口
61 冷気排出口
62 製氷ファン
63 蒸発室
69 冷却ファン
70 冷気吹出口
71 冷気戻り口
80 ホルダ
81 カートリッジ
82 受け皿

Claims (6)

  1. 冷蔵室よりも下部に冷凍室が設けられた冷蔵庫において、冷蔵室を開閉する冷蔵室ドアに、冷蔵室内の冷気で冷却された水を庫外へ取り出すためのディスペンサが設けられ、冷蔵室ドアの内面に、冷蔵室内の冷気によって冷却される冷水タンクおよび製氷室が設けられ、製氷室は、製氷機および貯氷ケースを内装するとともに、冷蔵室内側に向かって突出し、冷水タンクは製氷室の下方に配置され、冷凍室の背面側には、冷気を生成する蒸発器を内装した蒸発室が位置し、蒸発室と冷凍室とを仕切る背面板を備え、
    外部の水源からの給水経路は、キャビネットの背面の第1給水弁から天井を経て、冷蔵室ドアを開閉自在に支持するヒンジの内部を通り、冷蔵室ドアの内部を通って冷水タンクに至り、第1給水弁に接続されたパイプを途中で螺旋状に巻くことにより冷水タンクが形成され、
    冷凍室と製氷室とを連通する冷気供給ダクトおよび冷気戻りダクトが設けられ、冷気供給ダクトおよび冷気戻りダクトがキャビネットの側面の断熱材内に埋設され、冷蔵室の側壁に、冷気供給ダクトの連結口および冷気戻りダクトの連結口が形成され、冷気供給ダクトの連結口は、冷気戻りダクトの連結口よりも上方に位置し、
    背面板に、冷気戻りダクトが取り付けられ、冷気戻り口および冷気戻り口よりも上方に位置する冷気吹出口が設けられた冷凍室内に、冷気供給ダクトの冷気取入口および冷気戻りダクトの冷気排出口が設けられ、冷気取入口は冷気吹出口の上方に位置し、冷気排出口は冷気戻り口の近傍に位置することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 製氷室の側壁に、冷気供給ダクトに対向する冷気入口と、冷気戻りダクトに対向する冷気出口とが設けられ、冷気供給ダクトの連結口と冷気入口および冷気戻りダクトの連結口と冷気出口とがそれぞれ対向する部分にシール材が設けられ、製氷室の側壁は、冷蔵室のドアが閉じているときに、シール材を介して冷蔵室の側壁に当接することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 貯氷ケースと製氷室の底面との間に空間が形成され、冷気出口は、製氷室の下部に設けられ、冷気入口から入った冷気の一部が、前記空間を通って冷気出口から出ていくことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 冷却ファンが、蒸発器の上方かつ背面板の左右方向の中央部に設けられ、冷凍室内の冷気を製氷室に送り込むための製氷ファンは、背面板の上部に設けられ、製氷室のある一側寄りに位置することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 給水経路には、水を浄化するフィルタが設けられ、フィルタは、交換可能なカートリッジと、カートリッジを着脱可能に保持するホルダとを有し、カートリッジは、ホルダに対して回動することにより着脱され、カートリッジの長手方向一端がホルダに保持され、ドアが開いたとき、カートリッジの長手方向他端が正面側にくるように、カートリッジは水平に設置されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. カートリッジがホルダから離れたとき、ホルダは、給水経路を遮断することを特徴とする請求項記載の冷蔵庫。
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