JP5616108B2 - ブレーキ装置操作用クラッチユニット - Google Patents
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Description
そして、前記入力側回転部材が駆動回転されるとき、対となる前記楔面の一方が前記係合子と係合し、前記入力側回転部材の駆動回転を前記出力側回転部材に伝達しつつ、前記入力側回転部材、前記付勢手段のいずれか一方の端部、係合子、保持部材、回転抵抗付与手段及び出力側回転部材が一体となって回動し、前記入力側回転部材が復帰回転されるとき、前記付勢手段のいずれか一方の端部は、前記入力側回転部材と前記係合子が前記最大隙間位置で前記保持部材と係合し、前記入力側回転部材と前記保持部材とを同期して中立位置へ復帰回転させることを特徴とする。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1について説明する。
(構成)
図1にシートリフタをロックするブレーキ装置11とクラッチユニット12とを示す。シートリフタはシートが自重により降下しようとするが、ブレーキ装置11によりロックされており、該ブレーキ装置11をいずれかの方向へ駆動してシートを昇降させるためにクラッチユニット12が設けられている。なお、図1のブレーキ装置11は図10のブレーキ装置9に、図1のクラッチユニット12は図10のクラッチユニット10にそれぞれ対応している。
(作用)
次に、実施の形態1に係る構造の作用を図5〜図9に基づいて説明する。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態1は外周側に入力側回転部材を配置し、内周側に出力側回転部材を配置したものであるが、この実施の形態は、実施の形態1とは逆であって内周側に入力側回転部材を配置し、外周側に出力側回転部材を配置したものである。
(構成)
この実施の形態2は、図11のように一端面側が閉じた略円筒形状のケース27の内部に、ブレーキ装置25とクラッチユニット26とを一体に組み込み、軸方向の開口部である下面を蓋体27aにより閉じたものである。図15に示すように、ケース27の開口側に設けたフランジ部には孔27eが形成され、該孔27eに蓋体27aに形成されたバーリング部27fを嵌合して該バーリング部27fを外側へ折り曲げるように開いてカシメ固定することにより、ケース27に蓋体27aが結合されている。このケース27は、バーリング部27fの内部に挿入したねじ等の固定手段により、図10(a)におけるシートクッション1aのフレームに固定される。
(作用)
この実施の形態2の構造によれば、操作部材40を回転操作することにより、内筒35を中立位置Sからいずれかの方向へ駆動回転させると、内筒35が少し回転したときに図14において円周方向へ移動する内筒35の対となる楔面35aの一方がローラ36と係合し、該一方の楔面35aと入出力部材33の出力部33bとの間にローラ36が食い込んで回転を規制することから、内筒35・ローラ36・保持器37・入出力部材33の4者が一体となって回転する。その後に操作部材40を開放することにより内筒35を開放すると、内筒35の前記駆動回転により図12の可動ばね掛け部40bが板ばね38の一方の端部38bを円周方向へ押圧することで蓄勢されていた板ばね38が放勢され、この放勢が可動ばね掛け部40bを介して操作部材40と一体の内筒35へと伝わり、内筒35が中立位置Sへ向って復帰回転を開始する。このとき、制動ばね41の制動力が作用していることから、保持器37は回転しない。そして、図14における内筒35の最大隙間位置35cがローラ36の位置まで復帰すると、板ばね38の放勢による端部38bの復帰移動の際に、図12において端部38bが可動ばね掛け部40bを押圧するだけでなく、図13において端部38bが保持器37の可動ばね掛け部37aも押圧し、その後は図14において内筒35と保持器37とが、内筒35とローラ36とが接触しない相対位置関係(ローラ36が内筒35の最大隙間位置35cを占める状態)を保持した状態で、内筒35・ローラ36・保持器37の3者が同期して中立位置Sへ復帰する。つまり、出力部33bを有する入出力部材33だけが復帰しないので、結果として出力部33bを有する入出力部材33のみが駆動方向へ回転したことになる。従って、内筒35の駆動方向への往復回転を繰り返すと、出力部33bを有する入出力部材33の駆動方向への少ない回転のみが間欠的に行われ、この駆動方向への少ない回転が蓄積されることになる。前記のように内筒35のみが板ばね38の放勢により復帰回転を開始し、ローラ36と接触していた内筒35の一方の楔面35aがローラ36から離れてから内筒35の前記最大隙間位置35cがローラ36と対応する位置へ復帰回転して内筒35とローラ36とが接触しない相対位置関係になるまでの間は、保持器37は制動ばね41により回転が抑制されてその位置を保持するので、駆動回転の際のように、内筒35の楔面35aがローラ36に係合して内筒35・ローラ36・保持器37・入出力部材33の4者が一体となって復帰回転するのが回避される。
12…クラッチユニット
14a…ブレーキ装置の出力軸(静止側部材)
18…外筒(入力側回転部材)
18d…楔面
19…内筒(出力側回転部材)
20…ローラ(係合子)
21…保持器(保持部材)
21a…ばね係止部
21b…可動ばね掛け部
22…ばね(付勢手段)
22a…リング部
22b…端部
23…制動ばね(回転抵抗付与手段)
23a…リング部
23b…端部
25…ブレーキ装置
26…クラッチユニット
29…ブレーキ装置の出力軸
33…入出力部材(ブレーキ装置の入力軸、出力側回転部材)
35…内筒(入力側回転部材)
35a…楔面
36…ローラ(係合子)
37…保持器(保持部材)
37a…可動ばね掛け部
37b…ばね係止部
38…板ばね(付勢手段)
39…ばねケース(静止側部材)
41…制動ばね(回転抵抗付与手段)
41a…リング部
41b…端部
Claims (2)
- 入力軸が出力軸の外周側に同軸上に配置されており、入力軸が停止しているときには出力軸がロックされ、入力軸をいずれか一方向へ回転させると出力軸もいずれか一方向へ入力軸と共に回転するように構成されたブレーキ装置の出力軸上に配置されるクラッチユニットであって、
前記入力軸と一体に形成された円筒状の出力側回転部材と、
該出力側回転部材の外周側または内周側に配置され、中立位置から正逆のいずれかの方向へ向かう駆動回転と該駆動回転とは反対方向へ向かう復帰回転とが交互に行われる入力側回転部材と、
前記入力側回転部材と前記出力側回転部材との間に円周方向に沿って複数配置された係合子と、
該係合子の円周方向の間隔を保持する保持部材と、
前記入力側回転部材における前記出力側回転部材との対向面に形成され前記入力側回転部材が中立位置を占めるときに前記係合子の位置が最大隙間位置となって該最大隙間位置から円周方向のいずれの方向へも前記出力側回転部材との隙間が小さくなるように形成された対となる楔面と、
一部が開放されたリング部の開放端にそれぞれに端部を有するばねをもって形成されて、中立位置から正逆のいずれかの一方向へ向かう前記入力側回転部材の駆動回転によりいずれか一方の端部が入力側回転部材と共に回動することで蓄勢されてその後に放勢されることで該一方の端部により前記入力側回転部材を中立位置へ復帰回転させる付勢手段と、
該ブレーキ装置の固定されたケースに対して固定され又はロックされた静止側部材の内周面又は外周面に圧接するリング部を有すると共に、前記保持部材に係合することで前記ケースに対する前記保持部材の回転に回転抵抗を付与する回転抵抗付与手段と、
を備え、
前記入力側回転部材が駆動回転されるとき、対となる前記楔面の一方が前記係合子と係合し、前記入力側回転部材の駆動回転を前記出力側回転部材に伝達しつつ、前記入力側回転部材、前記付勢手段のいずれか一方の端部、係合子、保持部材、回転抵抗付与手段及び出力側回転部材が一体となって回動し、
前記入力側回転部材が復帰回転されるとき、前記付勢手段のいずれか一方の端部は、前記入力側回転部材と前記係合子が前記最大隙間位置で前記保持部材と係合し、前記入力側回転部材と前記保持部材とを同期して中立位置へ復帰回転させることを特徴とするブレーキ装置操作用クラッチユニット。 - 請求項1に記載のブレーキ装置操作用クラッチユニットにおいて、
前記回転抵抗付与手段は、一部が開放されたリング部と、該リング部の開放端にそれぞれに設けられ前記保持部材に形成された係止部と係合することにより前記保持部材に対する前記リング部の回転方向での位置を規制をしている端部と、を有する制動ばねであることを特徴とするブレーキ装置操作用クラッチユニット。
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