JP5616086B2 - 車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置 - Google Patents
車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5616086B2 JP5616086B2 JP2010055927A JP2010055927A JP5616086B2 JP 5616086 B2 JP5616086 B2 JP 5616086B2 JP 2010055927 A JP2010055927 A JP 2010055927A JP 2010055927 A JP2010055927 A JP 2010055927A JP 5616086 B2 JP5616086 B2 JP 5616086B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- generator
- crane
- control valve
- driving
- hydraulic pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
例えば特許文献1に記載の技術では、例えば図8に示すように、エンジン6で駆動されるクレーン作動用の油圧ポンプ7と、エンジン6にその出力で常時発電可能に接続された発電機39とを備えている。同文献記載の技術によれば、エンジン6で油圧ポンプ7を駆動してクレーン作業を行うとともに、発電機39を駆動して余剰動力を有効利用することが可能である。
さらに、この制御装置は、アクセルシリンダ4およびガバナ20を備えており、アクセルシリンダ4とガバナ20とは、リンク21で互いに連結されている。そして、このアクセルシリンダ4についても、信号線51を介してコントローラ2に接続されており、コントローラ2からの制御信号に基づいて駆動されるようになっており、さらに、アクセルシリンダ4の動作に応じて、ガバナ20によってエンジン6への燃料噴射量を調整することでエンジン回転数を所望の回転数に制御可能になっている。つまり、この制御装置は、エンジン6の回転数、および流量制御弁5による圧油の所定の流量を、それぞれ個別に制御可能に構成されている。
このコントローラ2では、操作入力装置1からの操作信号入力の割合によってアクセルシリンダ4のストロークを制御するとともにモータコントローラ63を制御して、主油圧ポンプ7の圧油に副油圧ポンプ8からの圧油を合流させる圧油供給量制御が実行されるが、これと同時に上記発電機駆動制御処理が実行される。
上述のように、この車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置は、主油圧ポンプ7からの圧油を、コントロールバルブ3側および発電機駆動用の油圧モータ38側の2方向へ切り換える方向制御弁37を有しており、コントローラ2が、操作入力装置1からの操作信号が入力されているときは、コントロールバルブ3側のみに圧油を供給し、操作信号が入力されていないときは、油圧モータ38側のみに圧油を供給するように方向制御弁37を切り換えるので、この車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置によれば、クレーン未操作時はエンジン6の余剰動力で発電機39を駆動することで、エネルギーを有効利用することができる。そして、クレーン操作時は発電機39の駆動を止め、クレーン操作のための動力負荷のみとすることで、エンジンへ6のトルク負荷を抑えることができる。そのため、発電機39を駆動する機構を有しないクレーンと同等の容量のポンプ(主油圧ポンプ7)を、同等のエンジン負荷で駆動することができる。すなわち、この車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置によれば、クレーン未操作時の余剰動力を無駄にせず利用可能であり、また、エンジンへの負荷を大きくせずに、発電機を併用することができる。
例えば、上記実施形態では、主油圧ポンプ7からの圧油を、コントロールバルブ3側および発電機駆動用の油圧モータ38側の2方向へ切り換える方向制御弁37を設け、この方向制御弁37が、信号線52を介してコントローラ2に接続されており、コントローラ2からの制御信号に基づいて油路の切換動作が実行され、主油圧ポンプ7から吐出される圧油を、コントロールバルブ3側又は油圧モータ38側のいずれかに切り換える例で説明したが、これに限定されず、本発明は、クレーンの操作状態に応じて発電機の駆動を停止可能に構成し、クレーン操作時は発電機の駆動を止め、クレーン未操作時のみ発電機を駆動するものであれば種々の構成を採用することができる。以下、他の実施形態について説明する。
すなわち、図5に示すように、コントローラ2内で発電機駆動制御処理のプログラムが実行されると、ステップS1に移行して、上記第1実施形態同様にクレーンの操作状態を監視し、いずれか一つでも操作信号が入力されていると判定されたとき(Yes)にはステップS2に移行し、そうでないときはステップS3に移行する。ステップS2では、追加した流量制御弁44を制御して、発電機駆動用の油圧モータ38への圧油の供給を停止し、つまり操作信号が入力されている流量制御弁40〜43のみに圧油を供給して処理を戻す。他方、ステップS3では、油圧モータ38のみに圧油を供給して処理を戻す。
なお、上記の各実施形態で説明したバッテリ62は、本発明に係る車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置のために設けられた専用バッテリとして説明したが、これに限らず、車両に装備されるバッテリを兼用することも可能である。
2 コントローラ
3 コントロールバルブ
4 アクセルシリンダ
6 ディーゼルエンジン(エンジン)
7 主油圧ポンプ(油圧ポンプ)
8 副油圧ポンプ
9 タンク
10 車両
11 フック
12 荷台
13 運転室
14 シャーシフレーム
15 ベース
16 コラム
17 ブーム
18 ワイヤロープ
20 ガバナ
21 リンク
27 主管路
29 管路
30 ブーム起伏用油圧シリンダ
31 ウインチ用油圧モータ
32 ブーム伸縮用油圧シリンダ
33 旋回用油圧モータ
36 電動モータ
37 方向制御弁
38 油圧モータ
39 発電機
40 ブーム起伏用流量制御弁
41 ウインチ用流量制御弁
42 ブーム伸縮用流量制御弁
43 旋回用流量制御弁
44 発電機駆動用流量制御弁
46 操作検出器
50〜54 信号線
61 電源コントローラ
62 バッテリ
63 モータコントローラ
65、66 チェック弁
70 クラッチ機構
C クレーン本体
Claims (2)
- エンジンにより駆動される定容量型油圧ポンプと、該定容量型油圧ポンプから吐出される圧油の油路を切り換える方向制御弁と、該方向制御弁から吐出される圧油の流量を制御してクレーンを駆動する油圧アクチュエータ用の流量制御弁と、前記方向制御弁から吐出される圧油により駆動される発電機駆動用の油圧モータと、クレーンの操作状態に基づいて前記方向制御弁を制御可能なコントローラとを備える車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置であって、
前記コントローラは、クレーン操作が検出されているときは、前記定容量型油圧ポンプからの圧油を前記流量制御弁のみに供給するように前記方向制御弁を切り換え、クレーン操作が検出されていないときは、前記エンジンの余剰動力で駆動する前記定容量型油圧ポンプからの圧油を前記発電機駆動用の油圧モータのみに供給するように前記方向制御弁を切り換えることを特徴とする車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置。 - エンジンにより駆動される定容量型油圧ポンプと、該定容量型油圧ポンプから吐出される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁と、前記複数の流量制御弁のうち発電機駆動用の流量制御弁により制御される発電機駆動用の油圧モータと、クレーンの操作状態に基づいて前記複数の流量制御弁を制御可能なコントローラとを備える車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置であって、
前記複数の流量制御弁は、前記定容量型油圧ポンプの側から、前記発電機駆動用の流量制御弁と、クレーンを駆動する油圧アクチュエータ用の流量制御弁とがこの順に設けられており、
前記コントローラは、前記発電機駆動用の流量制御弁の流量を制御して、クレーン操作が検出されているときは、前記発電機駆動用の油圧モータへの圧油の供給を停止し、クレーン操作が検出されていないときは、前記エンジンの余剰動力で駆動する前記定容量型油圧ポンプからの圧油を前記発電機駆動用の油圧モータのみに供給することを特徴とする車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010055927A JP5616086B2 (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | 車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010055927A JP5616086B2 (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | 車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011190009A JP2011190009A (ja) | 2011-09-29 |
JP5616086B2 true JP5616086B2 (ja) | 2014-10-29 |
Family
ID=44795349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010055927A Active JP5616086B2 (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | 車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5616086B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101903372B1 (ko) * | 2016-11-30 | 2018-10-02 | 재단법인 자동차융합기술원 | 연속 운전시간이 개선된 소형 크레인용 유압공급장치 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102431899B (zh) * | 2011-11-24 | 2013-07-24 | 徐州重型机械有限公司 | 超起卷扬控制系统及应用该系统的起重机 |
CN103420272B (zh) * | 2012-05-24 | 2015-11-11 | 合肥神马科技集团有限公司 | 一种起重机及其控制复合动作的液压系统 |
CN102874687B (zh) * | 2012-09-19 | 2015-04-22 | 三一重工股份有限公司 | 一种起重机及其单缸伸缩机构的液压控制系统 |
CN107117534B (zh) * | 2017-03-28 | 2018-12-14 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种起重机的液压控制系统 |
WO2020058270A1 (en) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | Svitzer A/S | A tugboat hydraulic genset |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0419040Y2 (ja) * | 1987-03-13 | 1992-04-28 | ||
JP2000045955A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-15 | Kubota Corp | 油圧装置 |
JP3847497B2 (ja) * | 1999-09-30 | 2006-11-22 | 株式会社アイチコーポレーション | 高所作業車の油圧制御装置 |
JP2003049810A (ja) * | 2001-08-07 | 2003-02-21 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 圧油のエネルギー回収装置および圧油のエネルギー回収装置を備えた建設機械 |
JP3134673U (ja) * | 2007-05-29 | 2007-08-23 | 古河ユニック株式会社 | 車両搭載型クレーン用圧油供給装置 |
JP4831082B2 (ja) * | 2008-01-28 | 2011-12-07 | ダイキン工業株式会社 | ハイブリッド型油圧装置 |
-
2010
- 2010-03-12 JP JP2010055927A patent/JP5616086B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101903372B1 (ko) * | 2016-11-30 | 2018-10-02 | 재단법인 자동차융합기술원 | 연속 운전시간이 개선된 소형 크레인용 유압공급장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011190009A (ja) | 2011-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9637890B2 (en) | Power transmission device and hybrid construction machine provided therewith | |
JP5616086B2 (ja) | 車両搭載用クレーンの発電機駆動制御装置 | |
JP4681600B2 (ja) | バッテリ式産業車両の荷役回生システム | |
EP2685011A1 (en) | Shovel and method for controlling shovel | |
US20140123633A1 (en) | Energy recovery method and system | |
JP4871843B2 (ja) | 建設機械のブーム駆動回路 | |
CN104160183B (zh) | 用于驱动系统的动力管理 | |
WO2015094024A1 (en) | A hydraulic load sensing system | |
JP7433100B2 (ja) | 作業機械の油圧駆動装置 | |
JP4585642B2 (ja) | リフトクレーン用の制御及び液圧システム | |
JP5528860B2 (ja) | 作業用車両 | |
JP2001012418A (ja) | ハイブリッド作業機械 | |
JP2015078576A (ja) | ハイブリッド式建設機械 | |
JP3881915B2 (ja) | 油圧アクチュエータの駆動装置 | |
US11427987B2 (en) | Hydraulic system for a fall-back support and work machine | |
JP6844940B2 (ja) | ショベル | |
US8936118B2 (en) | Emergency drive for a construction machine and method for operating the emergency drive | |
JP5964116B2 (ja) | 作業車両 | |
CN113767200B (zh) | 液压系统以及控制作业机械的液压系统的方法 | |
EP3369915B1 (en) | Work machine and engine stopping control device | |
KR102003563B1 (ko) | 하이브리드 건설기계의 붐 구동 시스템 및 그 방법 | |
JP5869243B2 (ja) | 作業車のブーム駆動制御装置 | |
JP6520092B2 (ja) | クレーンの操作装置 | |
KR100974282B1 (ko) | 휠타입 건설기계의 인양 시스템 | |
JP6389101B2 (ja) | 車両搭載型クレーンの圧油供給量制御装置およびこれを備える車両搭載型クレーン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20130108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140121 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140902 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140911 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5616086 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |