JP5616035B2 - パチンコ機 - Google Patents

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本発明は、始動入賞により表示装置に図柄を表示させ、遊技状態に応じて図柄の表示に関する変動パターンを変えるパチンコ機に関する。
通常遊技と確率変動遊技のような遊技者に有利な遊技とで表示装置に表示する図柄の表示に関する変動パターンを変えるパチンコ機が知られている。
特開2000−354672号公報 特開2008−35961号公報
従来のパチンコ機では、通常遊技と遊技者に有利な遊技とで変動パターンを変えているだけなので、表示装置に表示される図柄の変動パターンが変わる契機が少なく、遊技性に欠ける。
本発明は、表示装置に表示される図柄の変動パターンが変わる契機を多くでき、遊技性に富むパチンコ機を提供する。
本発明に係るパチンコ機は、制御装置が、始動入賞を契機として抽選を行い、抽選により得られた変動パターン情報に基づいて表示装置の表示画面に図柄の変動表示を行った後に図柄を停止表示し、抽選により得られた当り外れ情報を判定し、大当りの場合に大当り遊技を行うととともに、大当り以外の当りである小当りの場合に小当り遊技を行うパチンコ機において、制御装置は、小当り遊技が終了してから所定時間経過するまでの期間である小当り後に変動パターン情報を抽出するための複数の変動パターン情報テーブルと、小当り後でない場合に変動パターン情報を抽出するための複数の変動パターン情報テーブルとを備え、複数の変動パターン情報テーブルとして、抽選によって大当りを得られる確率が通常の確率に設定された通常確率時短なし遊技状態に対応付けられた変動パターン情報テーブルと、抽選によって大当りを得られる確率が通常の確率に設定されたとともに図柄の変動時間が短縮された通常確率時短あり遊技状態に対応付けられた変動パターン情報テーブルと、通常確率よりも大当りを得られる確率が高確率に設定された高確率時短なし遊技状態に対応付けられた変動パターン情報テーブルと、通常確率よりも大当りを得られる確率が高確率に設定されたとともに図柄の変動時間が短縮された高確率時短あり遊技状態に対応付けられた変動パターン情報テーブルとを備えるとともに、小当り後に変動パターン情報を抽出するための複数の変動パターン情報テーブルの内容と小当り後でない場合に変動パターン情報を抽出するための複数の変動パターン情報テーブルの内容とが異なるように構成され、制御装置は、小当り後に判定された遊技状態と対応付けられた変動パターン情報テーブルを選択し変動パターン情報を抽出し、かつ、小当り後でない場合に判定された遊技状態と対応付けられた変動パターン情報テーブルを選択して変動パターン情報を抽出するので、表示装置に表示される図柄の変動パターンが変わる契機を多くでき、遊技性に富むパチンコ機を提供できる。
また、制御装置が、第1又は第2の始動入賞を契機として抽選を行うとともに、第1の始動入賞を契機とした抽選によって得られた抽選結果を複数個保留記憶可能な第1の抽選結果記憶装置と、第2の始動入賞を契機とした抽選によって得られた抽選結果を複数個保留記憶可能な第2の抽選結果記憶装置と、第2の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理中の遊技状態を第1の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理中の遊技状態よりも有利に設定する遊技状態設定手段と、第2の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理を第1の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理よりも優先して行う一方優先消化処理手段と、変動パターン情報設定手段とを備え、変動パターン情報設定手段は、抽選によって大当りを得られる確率を通常の確率とした通常遊技時よりも大当りを得られる確率を高確率として図柄の変動表示の時間を通常遊技時よりも短くする高確率時間短縮遊技が行われていて、前記小当たり後であり、かつ、第2の抽選結果記憶装置に未消化の抽選結果が残っていれば、第2の抽選結果記憶装置に記憶された少なくとも未消化の最後の抽選結果の一部として記憶されている変動パターン情報を、当該変動パターン情報が持つ図柄変動時間よりも長い図柄変動時間を持つ変動パターン情報に書き換えるので、遊技状態設定手段により、第2の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理中の遊技状態が第1の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理中の遊技状態よりも有利に設定され、一方優先消化処理手段により、第2の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理を第1の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理よりも優先して行うパチンコ機において、第2の抽選結果記憶装置に記憶された結果の消化処理から第1の抽選結果記憶装置に記憶された結果の消化処理に移行する時間を長くでき、この時間内に第2の始動入賞部品への始動入賞によって第2の抽選結果記憶装置に結果を記憶できるようになって、第1の抽選結果記憶装置の消化処理に移行しにくくでき、遊技者にとっては、第2の抽選結果記憶装置に記憶された結果を消化する間の有利な遊技状態を長く維持できるようになるので、遊技性が増す。
(a)は本発明のパチンコ機のブロック構成図、(b)は電動チューリップを示す図。 同パチンコ機の制御の流れの概要を示す図。 同パチンコ機の変動パターン情報取得処理を示す図。 同パチンコ機の変動パターン選択テーブルを示す図。 同パチンコ機の当り外れ抽選テーブルを示す図。
図1(a)を参照し、パチンコ機の構成について説明する。
パチンコ機の遊技機枠1は、島と呼ばれる図外の遊技機設置構造体に設置される。
遊技機枠1の前部には、ガラス又は合成樹脂からなる透過性パネル2で閉鎖された開口部3、開口部3よりも下方に設けられた皿4、皿4の例えば右下側に設けられた発射操作機構5、開口部3の周囲に設けられた図外の灯部品、放音孔部を備える。灯部品は内部に灯を備え、放音孔部の裏側にはスピーカが設けられる。
遊技機枠1の内部には、遊技盤10及び発射機構11を備える。
遊技盤10は、開口部3の裏側に位置するように遊技機枠1に格納される。遊技盤10の前面である意匠盤面12と透過性パネル2との間には、発射機構11から発射された球(パチンコ球)の飛び交う遊技領域13が、ガイドレール14で囲まれた内側の領域として形成される。ガイドレール14は、内ガイドレール14aと外ガイドレール14bとを備え、内ガイドレール14aと外ガイドレール14bとの間で球通路14cが形成され、発射操作機構5の操作により発射機構11から発射された球が球通路14cを経由して遊技領域13内に導かれる。
遊技盤10の意匠盤面12においてガイドレール14で囲まれた内側の遊技領域13には、第1の始動入賞部品15A、第2の始動入賞部品15B、普通図柄始動部品15C、第1の特別図柄表示装置16A、第2の特別図柄表示装置16B、普通図柄表示装置16C、演出図柄表示装置17、可変入賞部品18、演出図柄表示装置17側に設けられた第1の抽選結果保留数表示装置19A及び第2の抽選結果保留数表示装置19B、普通図柄始動抽選結果保留数表示装置19C、第1の特別図柄表示装置16A側に設けられた第1の抽選結果保留数表示装置19D、第2の特別図柄表示装置16B側に設けられた第2の抽選結果保留数表示装置19E、盤面飾り10a、釘10b、風車10c、アウト口10d、普通入賞部品10eなどが設けられる。
第1の始動入賞部品15A、普通入賞部品10eは、図外の球検出器を備え、例えば、遊技領域13から球を取込んで遊技盤10の裏側に排出する取込型の入賞部品が用いられる。
第2の始動入賞部品15Bとしては、例えば、電動チューリップと呼ばれる入賞部品が用いられる。図1(b)を参照し、第2の始動入賞部品15Bとして用いられる電動チューリップの構造について説明する。電動チューリップは、取付ベース20と、入賞口21と、一対の羽根22とを備える。取付ベース20は、周縁部がねじなどで意匠盤面12に取り付けられ、中央部に球排出孔23を備える。球排出孔23の周りには、図外の球排出樋が取付ベース20の裏面から裏側に突出する。取付ベース20の前面にはポケット型の入賞口21が球排出孔23を囲む形態で前方に突出する。入賞口21は、遊技領域13から球を入賞口21の上部開口24から内部に取込み、この取込まれた球を球排出孔23に排出する。即ち、電動チューリップは、遊技領域13から球を取込んで遊技盤10の裏側に球排出孔23を介して球を排出する球取込型である。羽根22は入賞口21の上部開口24の両側に回転可能に設けられる。羽根22の下部が羽根22の回転中心を構成する軸25で入賞口21に取り付けられる。取付ベース20の裏面には羽根22を開閉駆動するソレノイドのような図外の羽根駆動源を備える。この羽根駆動源の出力端は、図外のリンク機構で一対の羽根22に連結される。そして、羽根駆動源の駆動により、一対の羽根22が下部の軸25を回転中心として互いに離れる方向と互いに近づく方向とに開閉する。具体的には、一対の羽根22が下部を回転中心として互いに外側に開き、一対の羽根22が互いに内側に閉じる。羽根22の開かれた形態が電動チューリップへの球の入賞を発生させやすい形態である。羽根22の閉じられた形態が電動チューリップへの球の入賞を発生させにくい形態である。羽根22が閉じられた場合でも、一対の羽根22の対向間隔Hが、遊技領域13を流下してくる球を1個通過させるものの、2個の球が左右に並んで通過し得ない幅に設定される。つまり、羽根22は電動チューリップへの球の入賞を発生させやすい形態と電動チューリップへの球の入賞を発生させにくい形態とに形態可変可能に設けられる。入賞口21の内部あるいは上記球排出樋には球の入賞を検出する図外の球検出器が設けられ、入賞口21に取込まれた球が当該球検出器で検出され、当該球検出器からの検出信号が主制御装置41により検出されることにより、主制御装置41が入賞を認識する。尚、本発明の実施の形態では、図1(a)に示すように、電動チューリップによる第2の始動入賞部品15Bの真上位置に第1の始動入賞部品15Aが設置されているため、羽根22の開かれた形態でしか電動チューリップへの球の入賞が発生しない盤面構成となっている。
可変入賞部品18としては、遊技盤10の意匠盤面12の前後方向に開閉する開閉体18aを有するアタッカや大入賞口と呼ばれる入賞部品が用いられる。可変入賞部品18の前部には開閉体18aが下部を回転中心として前後方向(図1(a)の紙面の前後方向)に開閉可能に設けられる。可変入賞部品18の内部には図外の入賞球検出器を備える。可変入賞部品18の裏部には開閉体18aを開閉駆動する図外のソレノイドなどの開閉駆動源を備える。
普通図柄始動部品15Cは、図外の球検出器を備え、例えば、遊技領域13から球を取込んで球検出器で検出した後に遊技領域13に排出する球通過型部品が用いられる。遊技領域13に発射された球が当該普通図柄始動部品15Cを通過して球検出器により検出され、球検出器からの球検出信号が主制御装置41により検出され、主制御装置41が普通図柄始動条件成立を認識すると、始動入賞の場合と同じように、主制御装置41が図外の抽選手段により普通図柄抽選を行い、表示制御装置42が普通図柄抽選結果の図柄変動時間情報に基づいて普通図柄表示装置16Cの表示画面上に図柄を変動表示させた後に抽選結果の図柄を普通図柄表示装置16Cの表示画面上に停止表示させ、主制御装置41が抽選結果を当りであると判定することにより、主制御装置41が普通図柄の当りの確定を認識した場合に、主制御装置41が第2の始動入賞部品15Bとしての電動チューリップの羽根22の開閉駆動源を作動させて羽根22を数回開閉させる(例えば、0.6秒間、2回開閉させる)。
尚、抽選によって大当りを得られる確率を通常の確率とした通常遊技よりも有利な遊技、例えば、高確率遊技(確率変動(確変)遊技)や時間短縮遊技(時短遊技)などにおいて主制御装置41が普通図柄始動条件成立を認識して抽選結果を普通図柄当りと判定した場合には、通常遊技において主制御装置41が普通図柄始動条件成立を認識して抽選結果を普通図柄当りと判定した場合と比べて、主制御装置41が第2の始動入賞部品15Bとしての電動チューリップの羽根22の開閉回数を多くしたり、羽根22を開く時間を長くするよう開閉駆動源を作動させる。これにより、有利な遊技においては、第2の始動入賞部品15Bへの入賞の機会が増えやすくなる。
演出図柄表示装置17は、遊技盤10の裏部又は遊技機枠1の裏部に取り付けられ、演出図柄表示装置17の表示画面が透過性パネル2を通して遊技機枠1の前側から視認可能になっている。演出図柄表示装置17としては、例えば液晶表示装置のように電気的に表示形態の変えられる画像を表示画面に表示する表示装置が用いられる。
第1の特別図柄表示装置16A、第2の特別図柄表示装置16B、普通図柄表示装置16Cとしては、例えば、数字を変動表示可能な7セグメント表示器やその他の簡易な表示装置が用いられる。第1の抽選結果保留数表示装置19A;19D、第2の抽選結果保留数表示装置19B;19E、普通図柄始動抽選結果保留数表示装置19Cとしては、例えば、点灯により数を表示可能なLEDやその他の簡易な表示装置が用いられる。
遊技機枠1の裏部又は遊技盤10の裏部に取り付けられる制御装置40は、主制御装置41と表示制御装置42と音制御装置43と装飾灯制御装置44と発射払出制御装置45とに機能分割される。これら各制御装置は、それぞれ、CPU,記憶装置,入出力ポート等を備えたいわゆるコンピュータで構成される。
遊技機枠1の裏部又は遊技機設置構造体には球払出機構46が取り付けられる。球払出機構46は、遊技機設置構造体の図外の補給装置から供給された球を、主制御装置41及び発射払出制御装置45からの指示で、皿4に払い出す。
主制御装置41は、入賞検出手段50、遊技状態設定手段51、抽選手段52、抽選カウンタ53、当り外れ抽選テーブル(抽選知識)54、第1の変動パターン選択テーブル55、第2の変動パターン選択テーブル56、複数種の変動パターン情報テーブルA〜H、変動パターン情報取得処理手段57、第1の抽選結果記憶装置58、第2の抽選結果記憶装置59、遊技設定情報記憶装置60、タイマ61、遊技状態判定手段62、小当り後情報記憶装置63、小当り後情報判定手段64、当り外れ判定手段65、一方優先消化処理手段80を備える。
表示制御装置42は、表示制御手段70、第1の抽選結果記憶装置71、第2の抽選結果記憶装置72、タイマ73、一方優先消化処理手段81を備える。
上述した各手段、タイマ、カウンタ、テーブルは、RAMで構成された図外の主記憶装置にROMから転送されるプログラム及びデータと、これらプログラム及びデータにより処理を行うCPUとで具現化される。
始動入賞とは、遊技領域13に発射された球が第1又は第2の始動入賞部品15A;15Bに入って球検出器で検出され、球検出器からの球検出信号が主制御装置41の入賞検出手段50により検出されることによって、主制御装置41が始動入賞部品での球の検出を認識した状態を言う。
確率変動(確変)とは、抽選で大当りの抽選結果を得られる確率が通常遊技の確率(例えば、確率1/396)よりも高くなるように(例えば、確率1/39)、主制御装置41が、大当りの数を多くするよう当り外れ抽選テーブル54のデータを書き換えたり、大当りの数を多くした当り外れ抽選テーブル54を用いて抽選を行うように設定されることを言い、確変遊技(高確率遊技)とは、大当りの数を多くした当り外れ抽選テーブル54を用いて行われる遊技や、大当りの数を多くするようデータが書き換えられた当り外れ抽選テーブル54を用いて行われる遊技を言う。確変遊技では抽選で大当りを得られる確率が通常遊技の時より高くなり、遊技者に有利となる。
時間短縮(時短)とは、始動入賞に基づく当り外れ図柄の図柄変動時間を短縮することであり、時短遊技とは、始動入賞に基づく図柄変動時間が短縮された遊技である。時短遊技では、単位時間当りの抽選の回数が実質的に増え、遊技者に有利となる。
抽選手段52は、主制御装置41の1回の処理サイクル時間である例えば2ms毎に例えば巡回形のカウンタで形成された抽選カウンタ53のカウント動作を行い、遊技状態設定手段51による始動入賞信号の入力タイミングで抽選カウンタ53のカウント値を乱数値として取得する。
そして、主制御装置41が、その取得した乱数値に基づいて、図5に示すような当り外れ抽選テーブル54、図4に示すような変動パターン情報テーブルA〜Hを参照し、乱数値に対応付けられた抽選結果としての当り外れ情報、当り外れ図柄情報、遊技設定情報、変動パターン情報を抽出する。
図5に示すように、当り外れ情報は、大当り情報、小当り情報、外れ情報である。
当り外れ図柄情報は、大当り図柄情報、小当り図柄情報、外れ図柄情報である。
遊技設定情報は、「通常確率時短なし(通常遊技)」、「通常確率時短あり」、「高確率(確変)時短なし」、「高確率時短あり」であり、主制御装置41が、これら遊技設定情報を認識することによって、パチンコ機を「通常確率時短なし(通常遊技)」、「通常確率時短あり」、「高確率(確変)時短なし」、「高確率時短あり」という4種類の遊技状態に設定する。
図4に示すように、第1の変動パターン選択テーブル55、第2の変動パターン選択テーブル56は、遊技状態と変動パターン情報テーブルA〜D;E〜Hとを対応付けた参照テーブルである。図示しないが、変動パターン情報テーブルに記録された変動パターン情報は、図柄表示に関する情報と図柄表示時間情報を含む。
大当りとは、遊技領域13に発射された球が第1の始動入賞部品15A又は第2の始動入賞部品15Bに入って球検出器で検出され、球検出器からの球検出信号が主制御装置41の入賞検出手段50に入力されることによって、主制御装置41が始動入賞部品での球の検出を認識した場合に、抽選を行い、主制御装置41が抽選で得られた当り外れ情報の当り外れを判定して大当りであることを認識することをいう。主制御装置41が大当りを認識した場合、大当り遊技を行う。
大当り遊技とは、遊技状態設定手段51が可変入賞部品18の開閉体18aを所定回数又は所定時間開閉する遊技である。そして、遊技領域13に発射された球が開閉体18aの開放中に可変入賞部品18に入賞すると、当該入賞した球を検出した図外の可変入賞球検出器が入賞検出手段50に可変入賞検出信号を出力し、入賞検出手段50が当該可変入賞検出信号に基づく賞球払出信号を発射払出制御装置45に出力し、発射払出制御装置45は球払出機構46を制御する。これにより、球払出機構46が可変入賞に対応する数の賞球としての球を皿4に払い出す。尚、大当り遊技では、開閉体18aが開いてから球が可変入賞部品18の入賞球検出器に特定数(例えば9個)入賞するか、開閉体18aが開いてから所定時間(例えば24秒)経過する度に、開閉体18aは一旦閉じられる。この一旦閉じるまでの間をラウンドといい、ラウンドは所定回数(例えば、15ラウンド)まで継続する。
小当り(大当り以外の当り)とは、遊技領域13に発射された球が第1の始動入賞部品15A又は第2の始動入賞部品15Bに入って球検出器で検出され、球検出器からの球検出信号が主制御装置41の入賞検出手段50に入力されることによって、主制御装置41が始動入賞部品での球の検出を認識した場合に、抽選を行い、主制御装置41が抽選で得られた当り外れ情報の当り外れを判定して小当りであることを認識することをいう。主制御装置41が小当りを認識した場合、小当り遊技を行う。
小当り遊技(大当り以外の当り遊技)とは、遊技状態設定手段51が可変入賞部品18の開閉体18aを所定回数、所定時間開く(例えば、0.6秒間開く動作を2回行う)が、可変入賞部品18への入賞機会が少ない遊技であって、当該遊技終了後に確変遊技や時短遊技や確変時短遊技などの遊技者に有利な遊技とならず当該遊技開始時の遊技状態が維持される遊技を言う。
小当りと大当りとでは、可変入賞部品18の開閉体18aを開閉動作させる点では同じであるが、大当りは、大当り遊技終了後に有利な遊技を設定可能な遊技であるのに対し、小当りは、小当り遊技終了後に有利な遊技を設定できない遊技であって小当り遊技終了後に遊技開始前の遊技状態を維持するだけの遊技である点で異なる。
大当り情報としては、確変大当り情報と、単発大当り情報とがある。
確変大当りとは、主制御装置41が抽選結果の大当りを判定した後、あるいは、大当り遊技を終了後に、確変遊技となる大当りのことである。
確変大当り情報としては、2ラウンド確変大当り情報、15ラウンド確変大当り情報がある。
2ラウンド確変大当りは、遊技状態設定手段51が、可変入賞部品18の開閉体18aを数秒間(例えば0.6秒間)開く開閉動作を所定回数(例えば2回)行うだけのような可変入賞部品18への入賞機会の少ない遊技を行った後、確変遊技とする大当りである。つまり、2ラウンド確変大当り遊技における可変入賞部品18への入賞機会は、小当り遊技と同じように少ない遊技とされる。
15ラウンド確変大当りは、遊技状態設定手段51が、上述した15ラウンド大当り遊技を行った後、確変遊技とする大当りである。
単発大当りとは、遊技状態設定手段51が、上述した15ラウンド大当り遊技終了後、時短遊技あるいは通常遊技とし、確変遊技としない大当りのことである。
一回の確変遊技は、以後の抽選で確変大当り又は単発大当りが得られるまで続き、確変遊技中に確変大当りとなった場合は、再び確変遊技となる。
尚、確変遊技から通常遊技への移行は、所定抽選回数を超えた場合等に移行させてもよい。
主制御装置41及び表示制御装置42は、第1の始動入賞部品15Aへの始動入賞に伴う図柄変動から当該始動入賞による抽選で得られた外れ情報に基づいて図柄変動を終了するまでの一連の遊技中、又は、第1の始動入賞部品15Aへの始動入賞に伴う図柄変動から当該始動入賞による抽選で得られた大当り情報に基づく大当り遊技が終了するまでの一連の遊技中に、複数個(例えば、最大4個)の抽選結果を保留記憶できる第1の抽選結果記憶装置58を備える。
つまり、図1に示すように、第1の抽選結果記憶装置58は、現在の制御処理対象となっている抽選結果を格納する先頭記憶部58aと、後発の別の始動入賞に基づく例えば4つ分の抽選結果を先入れ先出し方式(FIFO)で格納及び上記先頭記憶部58aに出力する先入れ先出し記憶部58bとを備え、最初の始動入賞、即ち、一連の遊技を生じさせた始動入賞により得られた抽選結果はまず先頭記憶部58aに記憶され、一連の遊技中において別の始動入賞で得られた抽選結果は先入れ先出し記憶部58bに順次記憶される。そして、先頭記憶部58aに記憶された抽選結果から順番に消化された後に消去される。尚、消化とは、制御装置が抽選結果に基づいて演出図柄表示装置17などの表示装置の表示画面に図柄変動表示処理及び停止表示処理を行い、当り外れ判定処理を終了することを言う。
つまり、主制御装置41及び表示制御装置42は、所定期間内に始動入賞部品への始動入賞を契機として得られた抽選結果を最大4個まで記憶できる第1の抽選結果記憶装置58を備えるとともに、第1の抽選結果記憶装置58に記憶された古い抽選結果から順番に消化する。
主制御装置41及び表示制御装置42は、第2の始動入賞部品15Bへの始動入賞に伴う図柄変動から当該始動入賞による抽選で得られた外れ情報に基づいて図柄変動を終了するまでの一連の遊技中、又は、第2の始動入賞部品15Bへの始動入賞に伴う図柄変動から当該始動入賞による抽選で得られた大当り情報に基づく大当り遊技が終了するまでの一連の遊技中に、例えば、最大4個の抽選結果を保留記憶できる第1の抽選結果記憶装置58と同様の第2の抽選結果記憶装置59を備えるとともに、第2の抽選結果記憶装置59に記憶された古い抽選結果から順番に消化する。
また、主制御装置41及び表示制御装置42は、普通図柄抽選結果を保留記憶するために、第1;第2の抽選結果記憶装置58;59と同様な図外の普通図柄抽選結果記憶装置を備える。
保留記憶数は、それぞれ、第1の抽選結果保留数表示装置19A;19D、第2の抽選結果保留数表示装置19B;19E、普通図柄始動抽選結果保留数表示装置19Cに表示される。
次に、図2;3に従ってパチンコ機の遊技制御の流れを説明する。
主制御装置41が電力供給で起動し、遊技機枠1の前側に設けられた皿4に球が入れられた状態において、遊技者が遊技機枠1の前側に設けられた発射操作機構5を操作すると、主制御装置41が遊技機枠1の内部に設けられた発射機構11を駆動し、発射機構11が皿4から供給された球を1個ずつ発射操作機構5による操作量に応じた発射力で遊技領域13に向けて発射する。
尚、電源投入時は、主制御装置41に設けられたフラグのような遊技設定情報記憶装置60に「通常確率時短なし(通常状態)」情報が記憶されていて、主制御装置41が当該遊技設定情報に基づいた遊技状態にパチンコ機を設定しているものとする。
遊技領域13に発射された球が第1の始動入賞部品15A又は第2の始動入賞部品15Bに入賞すると、球検出器が始動入賞検出信号を入賞検出手段50に出力する。尚、入賞検出手段50は、入賞検出信号が入力された入力ポートの位置の違いで、どの入賞部品に対応する球検出器からの入賞検出信号であるかを識別する。
例えば、電源投入後、初めて第1の始動入賞部品15A又は第2の始動入賞部品15Bに入賞した球を当該始動入賞部品の球検出器で検出してこの始動入賞検出信号が主制御装置41の入賞検出手段50に入力されて識別された場合、即ち、図2に示すように、始動入賞があると(ステップS1)、入賞検出手段50が始動入賞検出信号を識別した判断結果である始動入賞信号を遊技状態設定手段51に出力し、遊技状態設定手段51が始動入賞信号を入力したタイミングで抽選手段52に抽選開始を指示し、抽選手段52が、上述したような抽選を行う(ステップS2)。遊技状態設定手段51は、第1又は第2の始動入賞部品15A;15Bからの始動入賞信号を入力したタイミングで抽選カウンタ53から抽選結果としての乱数値を取得し、取得した乱数値を第1又は第2の抽選結果記憶装置58;59の記憶部における図外の乱数値記憶領域に記憶する。
次に、変動パターン情報取得処理(ステップS3)が行われる。変動パターン情報取得処理(ステップS3)では、図3に示すように、変動パターン情報取得処理手段57が、小当り後情報記憶装置63に小当り後情報が記憶されている小当り後か否かを判定し(ステップS31)、小当り後でなければ(ステップS31でNO)、第1の変動パターン選択テーブル55を取得し(ステップS32)、小当り後であれば(ステップS31でYES)、第2の変動パターン選択テーブル56を取得する(ステップS33)。
変動パターン情報取得処理手段57は、遊技設定情報記憶装置60に記憶されている現在の遊技設定情報を判定し(ステップS34)、当該現在の遊技設定情報を、選択された変動パターン選択テーブルに照らし合わせて変動パターン情報テーブルを選択する(ステップS35)。
変動パターン情報取得処理手段57は、抽選カウンタ53で取得されて乱数値記憶領域に記憶されている乱数値を、選択された変動パターン情報テーブルに照らし合わせて、乱数値に対応した変動パターン情報を抽出する(ステップS36)。
即ち、遊技状態設定手段51は、小当り後か否かによって、第1の変動パターン選択テーブル55、又は、第2の変動パターン選択テーブル56のいずれかを取得し、遊技設定情報により認識した現在のパチンコ機の遊技状態を、取得した変動パターン選択テーブルに照らして変動パターン情報テーブルを選択し、選択した変動パターン情報テーブルに基づいて抽選結果としての変動パターン情報を取得し、取得した変動パターン情報を第1又は第2の抽選結果記憶装置58;59に記憶する。
例えば、電源投入時において、遊技設定情報記憶装置60に「通常確率時短なし(通常状態)」情報が記憶されている場合に、電源投入後の最初の始動入賞時においては、小当り後ではないので、電源投入後の最初の始動入賞時における変動パターン情報取得処理(ステップS3)では、第1の変動パターン選択テーブル55が選択される。次に、遊技設定情報記憶装置60に現在記憶されている遊技設定情報が「通常確率時短なし(通常遊技状態)」なので、当該現在の遊技設定情報を、選択された第1の変動パターン選択テーブル55に照らし合わせて変動パターン情報テーブルAが選択される(図4参照)。そして、最初の始動入賞による抽選で取得した乱数値を、変動パターン情報テーブルAに照らし合わせて乱数値に対応した変動パターン情報が抽出される。
遊技状態設定手段51は、変動パターン情報取得処理において取得された抽選結果としての変動パターン情報を第1又は第2の抽選結果記憶装置58;59の記憶部における図外の変動パターン情報記憶領域に記憶する。
遊技状態設定手段51は、抽選により得られた乱数値を当り外れ抽選テーブル54に照らし合わせて乱数値に対応した抽選結果としての当り外れ情報及び当り外れ図柄情報を抽出し、当該当り外れ情報及び当り外れ図柄情報を第1又は第2の抽選結果記憶装置58;59の記憶部における当り外れ情報記憶領域に記憶する。
即ち、当該当り外れ情報、当り外れ図柄情報、変動パターン情報が、抽選結果として第1又は第2の抽選結果記憶装置58;59に記憶される(ステップS4)。
尚、第1の始動入賞に基づく抽選結果は第1の抽選結果記憶装置58に記憶され、第2の始動入賞に基づく抽選結果は第2の抽選結果記憶装置59に記憶される。第1又は第2の抽選結果記憶装置58;59は、上述した先頭記憶部に抽選結果を記憶するとともに、先入れ先出し記憶部に複数個の抽選結果を保留記憶可能である。
遊技状態設定手段51は、変動パターン情報による図柄変動時間を主制御装置41のタイマ61に設定して起動させるとともに、当り外れ図柄情報と変動パターン情報とを表示制御装置42に送信する。
表示制御装置42では、表示制御手段70が、当該主制御装置41から送られてきた抽選結果である当り外れ図柄情報と変動パターン情報とを表示制御装置42に設けられた第1又は第2の抽選結果記憶装置71;72に記憶するとともに、表示制御装置42の第1又は第2の抽選結果記憶装置71;72の先頭記憶部に記憶された変動パターン情報に基づく図柄変動時間を表示制御装置42のタイマ73に設定して起動させ、変動パターン情報に基づいて図柄を演出図柄表示装置17、及び、第1又は第2の特別図柄表示装置16A;16Bに変動表示させる(ステップS5)とともに、タイマ73からのタイマアップ信号を入力した場合に、当り外れ図柄情報による図柄を停止表示する(ステップS61)。
主制御装置41では、当り外れ判定手段65が、主制御装置41のタイマ61からのタイマアップ信号を入力した場合に、第1又は第2の抽選結果記憶装置58;59の先頭記憶部に記憶されている当り外れ情報が当りであるか外れであるかを判定する(ステップS62)。
即ち、タイマアップ時間を基準として、表示制御装置42による図柄停止と、主制御装置41による当り外れ判定とが略同時に行われる。尚、表示制御装置42は図柄を停止表示した時点で第1又は第2の抽選結果記憶装置71;72の図外の先頭記憶部に記憶されている抽選結果を消去し、主制御装置41は小当り遊技又は大当り遊技を終了した時点、あるいは、外れを判定した時点で、第1又は第2の抽選結果記憶装置58;59の先頭記憶部に記憶されている抽選結果を消去する。即ち、先頭記憶部に記憶された抽選結果が消化され、先入れ先出し記憶部に抽選結果が残っていなければ、次の始動入賞の際に先頭記憶部に抽選結果が記憶された後に消化され、先入れ先出し記憶部に抽選結果が残っていれば、順次、抽選結果が先頭記憶部に記憶された後に消化される。
当り外れ判定手段65が、当り外れ情報を小当りと判定したならば(ステップS7でYES)、遊技状態設定手段51が小当り遊技を行い(ステップS8)、小当り遊技が終了した場合に、小当り後情報判定手段64が、小当り遊技が行われたことを示す情報である「小当り後情報」を小当り後情報記憶装置63に記憶する(ステップS9)。
尚、小当り後情報は、小当り後情報が記憶された後、例えば、始動入賞が所定回数有った時点で消去したり、あるいは、大当り遊技と判定された場合に消去すればよい。この小当り後情報記憶装置63に記憶された小当り後情報が有意な期間、即ち、小当り遊技が終了してから所定時間経過するまでの期間を、「小当り後」と定義する。
当り外れ判定手段65が、当り外れ情報を大当りと判定した場合(ステップS10でYES)には、遊技状態設定手段51が、当り情報に付随した遊技設定情報を認識して、その遊技設定情報を遊技設定情報記憶装置60に記憶する(ステップS11)とともに、大当り遊技を行う(ステップS12)。
そして、変動パターン情報取得処理手段57が、ステップS3と同じ変動パターン情報取得処理(ステップS13)にて変動パターン情報を取得する。遊技状態設定手段51は、大当り遊技開始後、又は、大当り遊技を終了(ステップS14)した場合に、遊技設定情報記憶装置60に記憶された遊技設定情報に基づいた遊技状態にパチンコ機を設定する。
例えば、ステップS13において、小当り後でなく、遊技設定情報が高確率時短ありであった場合には、変動パターン情報テーブルDが選択される(図4参照)。そして、遊技状態設定手段51は、大当り遊技開始後、又は、大当り遊技を終了後に高確率時短遊技状態にパチンコ機を設定し、当該遊技状態において、始動入賞があると、変動パターン情報取得処理手段57は、この始動入賞による抽選で取得された乱数値を、上記選択された変動パターン情報テーブルDに照らし合わせて、乱数値に対応した変動パターン情報を抽出する。この変動パターン情報に基づいて当該始動入賞に基づく図柄変動表示及び停止表示が行われる。
本実施の形態1では、通常確率時短なし、通常確率時短あり、高確率時短なし、高確率時短ありという4つの遊技状態毎に異なる変動パターン情報テーブルを用いて変動パターン情報を取得できるとともに、小当り後であるか否かによっても異なる変動パターン情報テーブルを用いて変動パターン情報を取得できる。つまり、小当り後でない場合において、通常確率時短なし、通常確率時短あり、高確率時短なし、高確率時短ありという4つの遊技状態毎に異なる変動パターン情報テーブルA〜Dを用いて変動パターン情報を取得できるとともに、小当り後においても、通常確率時短なし、通常確率時短あり、高確率時短なし、高確率時短ありという4つの遊技状態毎に異なる変動パターン情報テーブルE〜Hを用いて変動パターン情報を取得できる。このように、4つの遊技状態と小当り後か否かで変動パターン情報テーブルを変えるため、8種類の異なる状態毎に異なる変動パターン情報テーブルを設定できるようになり、図柄を演出図柄表示装置17、及び、第1又は第2の特別図柄表示装置16A;16Bに表示される図柄の変動パターンが変わる契機を多くでき、遊技性に富むパチンコ機を提供できる。
即ち、本実施の形態1では、小当り後情報記憶装置63、小当り後情報判定手段64、遊技設定情報記憶装置60、遊技状態判定手段62、第1;第2の変動パターン選択テーブル55;56、変動パターン情報取得処理手段57、遊技状態設定手段51などにより構成される変動パターン情報設定手段を備え、当該変動パターン情報設定手段は、抽選によって大当りを得られる確率を通常の確率とした通常遊技(通常確率遊技)時において、小当り後の変動パターン情報と、小当り後以外の変動パターン情報とを異ならせたり、通常遊技時よりも大当りを得られる確率を高確率とした高確率遊技時において、小当り後の変動パターン情報と、小当り後以外の変動パターン情報とを異ならせるので、演出図柄表示装置17、及び、第1又は第2の特別図柄表示装置16A;16Bに表示される図柄が変わる契機を多くでき、遊技性に富むパチンコ機を提供できる。
また、変動パターン情報設定手段は、小当り後の変動パターン情報を小当り後の遊技状態に応じて変更するので、演出図柄表示装置17、及び、第1又は第2の特別図柄表示装置16A;16Bに表示される図柄が変わる契機を多くでき、遊技性に富むパチンコ機を提供できる。
実施の形態2
第1の変動パターン選択テーブルで「高確率(確率変動)」の遊技状態において取得される変動パターン情報と、小当り後に選択される第2の変動パターン選択テーブルで「通常確率」の遊技状態において取得される変動パターン情報とを同じにしておけば、小当り後以外の「高確率」の遊技状態の際と小当り後の「通常確率」の遊技状態の際とで演出図柄表示装置17などの表示装置に同じ傾向の変動パターンが表示されることになるが、パチンコ機の内部では遊技状態が異なることになり、遊技者としては表示装置の表示を見て図柄の変動パターンから高確率遊技状態に入っているのか否かを特定しにくくなり、遊技性が増す。
例えば、第1の変動パターン選択テーブルで「高確率時短なし」の遊技状態において用いられる変動パターン情報テーブル「C」と、第2の変動パターン選択テーブルで「通常確率時短なし」の遊技状態において用いられる変動パターン情報テーブル「E」とを同じにしておけば、小当り後以外で高確率時短なし遊技の場合に表示される変動パターンと小当り後で通常確率時短なし遊技の場合に選択される変動パターンとが同じ傾向となるので、遊技者としては、高確率に入っているのか否かを変動パターンから特定しにくくなり、遊技性が増す。
また、第1の変動パターン選択テーブルで「通常確率」の遊技状態において取得される変動パターン情報と、小当り後に選択される第2の変動パターン選択テーブルで「高確率(確率変動)」の遊技状態において取得される変動パターン情報とを同じにしておけば、小当り後以外の「通常確率」の遊技状態の際と小当り後の「高確率」の遊技状態の際とで演出図柄表示装置17などの表示装置に同じ傾向の変動パターンが表示されることになるが、パチンコ機の内部では遊技状態が異なることになり、遊技者としては表示装置の表示を見て図柄の変動パターンから高確率遊技状態に入っているのか否かを特定しにくくなり、遊技性が増す。
実施の形態3
例えば、遊技状態設定手段51が、第1の始動入賞部品15Aへの始動入賞を契機とした抽選によって得られた抽選結果を複数個記憶可能な第1の抽選結果記憶装置58に記憶された結果を消化する間は、60%の割合で確率変動遊技となり、この確率変動遊技のうちの20%が2ラウンド確変遊技、40%が15ラウンド確変遊技となるような設定手段としての当り外れ抽選テーブル54を用い、第2の抽選結果記憶装置59に記憶された結果を消化する間は、60%の割合で確率変動遊技となり、この確率変動遊技のうちのすべてが15ラウンド確変遊技となるような設定手段としての当り外れ抽選テーブル54を用いることにより、第2の抽選結果記憶装置59に記憶された結果を消化する間の遊技状態が第1の抽選結果記憶装置58に記憶された結果を消化する間の遊技状態よりも有利に設定される状態にパチンコ機を設定する。
また、主制御装置41及び表示制御装置42が、第2の抽選結果記憶装置に記憶された結果の消化を第1の抽選結果記憶装置に記憶された結果の消化よりも優先して行う一方優先消化処理手段80;81を備える。
変動パターン情報設定手段は、上述した小当り後において、第2の抽選結果記憶装置59に記憶された未消化の結果が残っているか否かを判定し、未消化の結果が残っており、かつ、遊技状態が、高確率時短あり遊技状態であると判定された場合には、高確率時短あり遊技状態で設定されている図柄変動時間よりも長い図柄変動時間に設定する。これにより、第2の抽選結果記憶装置59に記憶された未消化の結果が消化される時間を長くできる。
例えば、変動パターン情報設定手段は、遊技状態が、高確率時短あり遊技状態であって、小当りがあり、第2の抽選結果記憶装置59に記憶された未消化の結果が1個となった場合、即ち、第2の抽選結果記憶装置59の先頭記憶部のみに抽選結果が記憶されている状態となったことを検出して、当該先頭記憶部に記憶されている変動パターン情報を、当該変動パターン情報に示される図柄変動時間よりも長い図柄変動時間を持つ変動パターン情報に書き換える。これにより、第2の抽選結果記憶装置59に記憶された結果の消化処理から第1の抽選結果記憶装置58に記憶された結果の消化処理に移行する時間を長くでき、この時間内に第2の始動入賞部品15Bへの始動入賞によって第2の抽選結果記憶装置59に結果を記憶できるようになって、第1の抽選結果記憶装置58に記憶されている抽選結果の消化処理に移行しにくくできるので、遊技者にとっては、第2の抽選結果記憶装置59に記憶された結果を消化する間の有利な遊技状態を長く維持できるようになり、遊技性が増す。
15A 第1の始動入賞部品、15B 第2の始動入賞部品、
16A 第1の特別図柄表示装置、16B 第2の特別図柄表示装置、
17 演出図柄表示装置、40 制御装置、41 主制御装置、42 表示制御装置、
51 遊技状態設定手段、55 第1の変動パターン選択テーブル、
56 第2の変動パターン選択テーブル、57 変動パターン情報取得処理手段、
60 遊技設定情報記憶装置、62 遊技状態判定手段、
63 小当り後情報記憶装置、64 小当り後情報判定手段、
65 当り外れ判定手段、70 表示制御手段、80;81 一方優先消化処理手段。

Claims (2)

  1. 制御装置が、始動入賞を契機として抽選を行い、抽選により得られた変動パターン情報に基づいて表示装置の表示画面に図柄の変動表示を行った後に図柄を停止表示し、抽選により得られた当り外れ情報を判定し、大当りの場合に大当り遊技を行うととともに、大当り以外の当りである小当りの場合に小当り遊技を行うパチンコ機において、
    制御装置は、小当り遊技が終了してから所定時間経過するまでの期間である小当り後に変動パターン情報を抽出するための複数の変動パターン情報テーブルと、小当り後でない場合に変動パターン情報を抽出するための複数の変動パターン情報テーブルとを備え、
    複数の変動パターン情報テーブルとして、抽選によって大当りを得られる確率が通常の確率に設定された通常確率時短なし遊技状態に対応付けられた変動パターン情報テーブルと、抽選によって大当りを得られる確率が通常の確率に設定されたとともに図柄の変動時間が短縮された通常確率時短あり遊技状態に対応付けられた変動パターン情報テーブルと、通常確率よりも大当りを得られる確率が高確率に設定された高確率時短なし遊技状態に対応付けられた変動パターン情報テーブルと、通常確率よりも大当りを得られる確率が高確率に設定されたとともに図柄の変動時間が短縮された高確率時短あり遊技状態に対応付けられた変動パターン情報テーブルとを備えるとともに、
    小当り後に変動パターン情報を抽出するための複数の変動パターン情報テーブルの内容と小当り後でない場合に変動パターン情報を抽出するための複数の変動パターン情報テーブルの内容とが異なるように構成され
    制御装置は、小当り後に判定された遊技状態と対応付けられた変動パターン情報テーブルを選択し変動パターン情報を抽出し、かつ、小当り後でない場合に判定された遊技状態と対応付けられた変動パターン情報テーブルを選択して変動パターン情報を抽出することを特徴とするパチンコ機。
  2. 制御装置が、第1又は第2の始動入賞を契機として抽選を行うとともに、第1の始動入賞を契機とした抽選によって得られた抽選結果を複数個保留記憶可能な第1の抽選結果記憶装置と、第2の始動入賞を契機とした抽選によって得られた抽選結果を複数個保留記憶可能な第2の抽選結果記憶装置と、第2の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理中の遊技状態を第1の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理中の遊技状態よりも有利に設定する遊技状態設定手段と、第2の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理を第1の抽選結果記憶装置に記憶された抽選結果の消化処理よりも優先して行う一方優先消化処理手段と、変動パターン情報設定手段とを備え、
    変動パターン情報設定手段は、抽選によって大当りを得られる確率を通常の確率とした通常遊技時よりも大当りを得られる確率を高確率として図柄の変動表示の時間を通常遊技時よりも短くする高確率時間短縮遊技が行われていて、前記小当たり後であり、かつ、第2の抽選結果記憶装置に未消化の抽選結果が残っていれば、第2の抽選結果記憶装置に記憶された少なくとも未消化の最後の抽選結果の一部として記憶されている変動パターン情報を、当該変動パターン情報が持つ図柄変動時間よりも長い図柄変動時間を持つ変動パターン情報に書き換えることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
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