JP5615779B2 - ファイル共有システム、分析サーバ及びファイル共有方法 - Google Patents

ファイル共有システム、分析サーバ及びファイル共有方法 Download PDF

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本発明の実施形態は、ファイル共有システム、分析サーバ及びファイル共有方法に関する。
従来、企業等では、スケジュール管理機能を有するグループウェアが用いられることが多い。かかるスケジュール管理機能付きのグループウェアでは、イベント内容やイベント発生日時等を含むスケジュール情報の登録を各ユーザから受け付け、登録したスケジュール情報を一部のユーザ又は全ユーザに対して公開する。
また、近年では、スケジュール情報とともに、テキストファイルやPDF(Portable Document Format)ファイル等の電子ファイルの登録を可能にするスケジュール管理機能付きのグループウェアが知られている。このようなグループウェアを用いた場合、例えば、ユーザは、会議の予定をスケジュール情報として登録するとともに、かかる会議に用いる資料の電子ファイルを登録することが可能になる。
F.Dawson et al, "Internet Calendaring and Scheduling Core Object Specification (iCalendar)", Network Working Group, RFC2445, November 1998, [online],[平成23年8月19日検索]、インターネット<http://tools.ietf.org/html/rfc2445> 斉藤 典明, "組織における知識の共有と継承に関する一考察", 情報処理学会研究報告, Vol.2010-GN-77 No.13 2010/11/25, [online],[平成23年8月24日検索]、インターネット<http://ci.nii.ac.jp/naid/110007993391> Microsoft, "Outlook 2010 トラブルシューティング", [online],[平成23年7月16日検索]、インターネット<http://office.microsoft.com/ja-jp/outlook-help/>
しかしながら、上記従来のグループウェアでは、ユーザが削除された場合に、かかるユーザによって登録された電子ファイルも削除されることがある。このような場合には、退職者等によって登録された電子ファイルを他のユーザが後に閲覧できなくなる可能性がある。
本願の開示する技術は、上記に鑑みてなされたものであって、スケジュール情報とともに登録された電子ファイルを容易に検索することを可能にするファイル共有システム、分析サーバ及びファイル共有方法を提供することを目的とする。
実施形態に係るファイル共有システムは、スケジュールサーバと分析サーバとを含むファイル共有システムであって、前記スケジュールサーバは、ユーザ端末からユーザのスケジュールに関するスケジュール情報と当該スケジュール情報に添付された電子ファイルとを含むスケジュールデータを受け付けた場合に、当該スケジュールデータを前記分析サーバに転送する転送部を備え、前記分析サーバは、前記転送部によって転送されたスケジュールデータからスケジュール情報及び電子ファイルを抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出された電子ファイルを所定の記憶部に格納する格納部と、前記抽出部によって抽出されたスケジュール情報に基づいて、前記電子ファイルの特性を示すメタデータを生成する生成部と、前記生成部によって生成されたメタデータを記憶するメタデータ記憶部と、前記ユーザ端末から前記所定の記憶部に格納されている電子ファイルの検索要求を受け付けた場合に、当該検索要求に含まれる検索キーと一致又は類似するメタデータを前記メタデータ記憶部から検索して当該メタデータに対応する電子ファイルを出力する出力部とを備える。
実施形態に係るファイル共有システム、分析サーバ及びファイル共有方法は、スケジュール情報とともに登録された電子ファイルを容易に検索することを可能にするという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るファイル共有システムの構成例を示す図である。 図2は、実施例1における閲覧部によって表示されるスケジュール画面の一例を示す図である。 図3は、実施例1に係る分析サーバが有するデータ抽出部の構成例を示す図である。 図4は、実施例1における抽出部、格納部及び送信部による処理の一例を説明するための図である。 図5は、実施例1における生成部による処理の一例を説明するための図である。 図6は、実施例1におけるメタデータ記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施例1に係るファイル共有システムによるスケジュール登録処理手順を示すシーケンス図である。 図8は、実施例1に係るファイル共有システムによるスケジュール閲覧処理手順を示すシーケンス図である。 図9は、実施例1に係るファイル共有システムによる電子ファイル検索処理手順を示すシーケンス図である。 図10は、実施例2に係るファイル共有システムの構成例を示す図である。 図11は、実施例2に係る分析サーバが有するデータ抽出部の構成例を示す図である。 図12は、実施例2における分類部及び格納部による処理の一例を説明するための図である。 図13は、実施例2におけるメタデータ記憶部の一例を示す図である。 図14は、実施例2における出力部によって出力される検索結果画面の一例を示す図である。 図15は、実施例2における出力部によって出力される検索結果画面の一例を示す図である。 図16は、分析プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本願の開示する技術に係るファイル共有システム、分析サーバ及びファイル共有方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願の開示する技術に係るファイル共有システム、分析サーバ及びファイル共有方法が限定されるものではない。
[実施例1に係るファイル共有システムの構成]
まず、図1を用いて、実施例1に係るファイル共有システム1について説明する。図1は、実施例1に係るファイル共有システム1の構成例を示す図である。図1に例示するように、実施例1に係るファイル共有システム1には、ユーザ端末10と、スケジュールサーバ20と、ストレージサーバ30と、分析サーバ100とが含まれる。これらのユーザ端末10、スケジュールサーバ20、ストレージサーバ30及び分析サーバ100は、通信ネットワークを介して通信可能に接続される。
実施例1に係るファイル共有システム1において、スケジュールサーバ20は、スケジュール管理機能を有するグループウェアを実装しており、ユーザ端末10に対してスケジュール管理機能を提供する。そして、スケジュールサーバ20は、ユーザ端末10からスケジュールとともに電子ファイルを登録するスケジュール登録要求を受け付けた場合に、かかるスケジュール及び電子ファイルを分析サーバ100に転送する。分析サーバ100は、スケジュールサーバ20から受信した電子ファイルをストレージサーバ30に格納するとともに、かかる電子ファイルの特性を示すメタデータを生成し、生成したメタデータを蓄積する。このようにメタデータを保持する分析サーバ100は、ユーザ端末10から電子ファイルの検索要求を受け付けた場合には、検索キーと合致するメタデータに対応する電子ファイルをユーザ端末10に提供する。以下に、このようなファイル共有システム1に含まれる各装置の構成について詳細に説明する。
[ユーザ端末10の構成]
ユーザ端末10は、ユーザによって利用される情報処理装置であり、例えば、PC(Personal Computer)、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等である。かかるユーザ端末10は、図1に例示するように、通信処理部11と、電子ファイル記憶部12と、閲覧部13とを有する。なお、図1には図示することを省略したが、ユーザ端末10は、各種情報や操作指示を入力するための入力部(キーボード、マウス、操作キー等)や、各種情報を表示する表示部(液晶表示装置等)を有する。
通信処理部11は、通信ネットワークを介してスケジュールサーバ20や分析サーバ100等との間で各種データを送受信する。かかる通信処理部11は、例えば、通信制御を行う電子回路等である。
電子ファイル記憶部12は、各種電子ファイルを記憶する。例えば、電子ファイル記憶部12は、テキストファイルや、PDFファイルや、画像データや、動画データや、ワープロソフトや表計算ソフト等で作成されたファイル等の電子ファイルを記憶する。かかる電子ファイル記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
閲覧部13は、ユーザの操作に従って、スケジュールサーバ20によって提供されるスケジュール情報を図示しない表示部に表示したり、スケジュール情報及び電子ファイルをスケジュールサーバ20に登録したり、分析サーバ100に対して電子ファイルの検索要求を送信することでストレージサーバ30に格納されている電子ファイルを取得したりする。
例えば、閲覧部13は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等であり、図示しない記憶部に予め記憶されているブラウザプログラムを実行することによりブラウザによる処理を実現する。かかる場合、閲覧部13は、ブラウザを表示部に表示するとともに、かかるブラウザに対するユーザ操作に従って、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等によりスケジュールサーバ20にアクセスする。例えば、閲覧部13は、ユーザによりスケジュールを閲覧する操作が行われた場合に、スケジュール閲覧要求をスケジュールサーバ20に送信する。これにより、閲覧部13は、スケジュール画面を構成するHTML(HyperText Markup Language)ファイルをスケジュールサーバ20から取得し、取得したHTMLファイルをブラウザを介して表示部に表示する。また、閲覧部13は、ユーザによってブラウザに入力される各種情報に従って、スケジュール情報及び電子ファイルを含むスケジュール登録要求をスケジュールサーバ20に送信したり、電子ファイルの検索要求を分析サーバ100に送信したりする。
ここで、図2に、実施例1における閲覧部13によって表示されるスケジュール画面の一例を示す。図2に示した例では、閲覧部13は、スケジュールサーバ20から取得したHTMLファイルをブラウザ上に出力することで、2011年8月の月別スケジュールを示すスケジュール画面G10を表示部に表示する。このようなスケジュール画面G10は、スケジュールを登録したユーザだけでなく、他のユーザによっても閲覧される場合がある。
また、図2に示した例において、スケジュール画面G10を閲覧しているユーザは、新規作成ボタンB11を押下する操作を行うことで、新規スケジュールを登録することができる。具体的には、閲覧部13は、新規作成ボタンB11を押下する操作が行われた場合に、スケジュールサーバ20にアクセスすることで、新規スケジュールを登録するための登録画面を表示部に表示する。かかる登録画面には、例えば、スケジュールの「日付」、「タイトル」、「参加者」、「開催場所」、「メモ」等のスケジュール情報を入力するための入力欄が設けられ、さらに、スケジュールに添付する電子ファイルを指定するための指定欄が設けられる。そして、閲覧部13は、登録画面においてスケジュール情報が入力されるとともに電子ファイルが指定された場合に、スケジュール情報と電子ファイルとを含むデータ(以下、「スケジュールデータ」と表記する場合がある)をスケジュールサーバ20に送信する。これにより、ユーザは、新たなスケジュールと、かかるスケジュールに付随する電子ファイルとをスケジュールサーバ20に登録することができる。
なお、上記の登録画面に設けられる入力欄について説明すると、入力欄「日付」には、スケジュールやイベントが発生する予定日時(例えば、年月日時分)が入力される。なお、この入力欄「日付」には、1個の日時が入力される場合もあれば、日時の範囲が入力される場合もある。また、入力欄「タイトル」には、スケジュールやイベントを名称や題名等が入力される。入力欄「参加者」には、スケジュールやイベントに参加する人の名称等が入力される。入力欄「開催場所」には、スケジュールやイベントが開催される場所等が入力される。入力欄「メモ」には、スケジュールやイベントに関する各種メモや説明等が入力される。
[スケジュールサーバ20の構成]
スケジュールサーバ20は、スケジュール管理機能を提供するPC等の情報処理装置である。かかるスケジュールサーバ20は、図1に例示するように、通信処理部21と、スケジュール記憶部22と、スケジューラ23とを有する。
通信処理部21は、通信ネットワークを介してユーザ端末10や分析サーバ100等との間で各種データを送受信する。かかる通信処理部21は、例えば、通信制御を行う電子回路等である。
スケジュール記憶部22は、ユーザ端末10の閲覧部13から送信されるスケジュール情報を記憶する。なお、実施例1におけるスケジュール記憶部22は、スケジュール情報と電子ファイルとを含むスケジュールデータがユーザ端末10によって送信された場合であっても、かかる電子ファイルを保持せずにスケジュール情報を記憶する。また、スケジュール記憶部22は、後述する分析サーバ100から送信されるスケジュール情報も記憶する。かかるスケジュール記憶部22は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
スケジューラ23は、ユーザ端末10に対してスケジュール管理機能を提供する。具体的には、スケジューラ23は、ユーザ登録されたユーザのユーザIDやパスワード等を管理しており、ユーザIDやパスワード等を用いた認証に成功したユーザに対してスケジュール管理機能を提供する。かかるスケジューラ23は、例えば、CPUやMPU等であり、図示しない記憶部に予め記憶されているWebサーバ用プログラムを実行することにより、スケジュールサーバ20をWebサーバとして動作させる。かかるスケジューラ23は、スケジュール出力部24と転送部25とを有する。
スケジュール出力部24は、閲覧部13からスケジュール閲覧要求を受け付けた場合には、かかるスケジュール閲覧要求によって要求されているスケジュール情報をスケジュール記憶部22から取得し、取得したスケジュール情報をユーザ端末10に出力する。例えば、スケジュール出力部24は、スケジュール記憶部22から取得したスケジュール情報を用いて、図2に例示したスケジュール画面G10を構成するHTMLファイルを生成し、生成したHTMLファイルをユーザ端末10に送信する。
転送部25は、ユーザ端末10の閲覧部13からスケジュールデータを受け付けた場合に、かかるスケジュールデータを分析サーバ100に転送する。
なお、スケジューラ23は、上記のスケジュール出力部24及び転送部25による処理以外にも、閲覧部13からスケジュールデータとともにスケジュール登録要求を受け付けた場合には、かかるスケジュールデータをスケジュール記憶部22に格納する。また、スケジューラ23は、後述する分析サーバ100の送信部133からスケジュールデータを受け付けた場合には、スケジュール記憶部22に記憶されているスケジュール情報を更新する。また、スケジューラ23は、ユーザ登録されたユーザが削除された場合には、かかるユーザに対応するスケジュール情報をスケジュール記憶部22から削除する。
[ストレージサーバ30の構成]
ストレージサーバ30は、通信処理部31と、電子ファイルストレージ32とを有する。通信処理部31は、通信ネットワークを介してユーザ端末10や分析サーバ100等との間で各種データを送受信する。かかる通信処理部31は、例えば、通信制御を行う電子回路等である。電子ファイルストレージ32は、分析サーバ100によって送信される電子ファイルを格納する。かかる電子ファイルストレージ32は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
[分析サーバ100の構成]
分析サーバ100は、ユーザ端末10からスケジュール情報とともに送信された電子ファイルを管理するPC等の情報処理装置である。かかる分析サーバ100は、図1に例示するように、通信処理部110と、メタデータ記憶部120と、データ抽出部130と、出力部140とを有する。
通信処理部110は、通信ネットワークを介してユーザ端末10やスケジュールサーバ20やストレージサーバ30等との間で各種データを送受信する。かかる通信処理部110は、例えば、通信制御を行う電子回路等である。
メタデータ記憶部120は、後述するデータ抽出部130によって生成される電子ファイルのメタデータを記憶する。メタデータ記憶部120のデータ構造等については、図6を用いて後述する。
データ抽出部130は、スケジュールサーバ20の転送部25によって転送されたスケジュールデータを受け付けた場合に、かかるスケジュールデータから電子ファイルを抽出したり、電子ファイルのメタデータを生成したり、電子ファイルを電子ファイルストレージ32に格納したりする。データ抽出部130による処理については、図3を用いて後述する。
出力部140は、ユーザ端末10から電子ファイルストレージ32に格納されている電子ファイルの検索要求を受け付けた場合に、かかる検索要求に含まれる検索キーと一致又は類似するメタデータをメタデータ記憶部120から検索し、検索したメタデータに対応する電子ファイルを出力する。具体的には、出力部140は、検索キーと一致するメタデータ、又は、検索キーと部分一致するメタデータ、又は、検索キーの一部と一致又は部分一致するメタデータをメタデータ記憶部120から検索する。かかる出力部140による処理については、図9を用いて後述する。
なお、上記のデータ抽出部130及び出力部140は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路や、CPUやMPU等の集積回路である。
[データ抽出部130の構成]
次に、図3を用いて、図1に示した分析サーバ100が有するデータ抽出部130について説明する。図3は、実施例1に係る分析サーバ100が有するデータ抽出部130の構成例を示す図である。図3に例示するように、実施例1におけるデータ抽出部130は、抽出部131と、格納部132と、送信部133と、生成部134とを有する。
抽出部131は、スケジュールサーバ20の転送部25によって転送されたスケジュールデータからスケジュール情報及び電子ファイルを抽出する。格納部132は、抽出部131によって抽出された電子ファイルを電子ファイルストレージ32に格納する。送信部133は、格納部132によって電子ファイルストレージ32に格納された電子ファイルの格納場所を示す格納場所情報を抽出部131によって抽出されたスケジュール情報に付与し、付与後のスケジュール情報をスケジュールサーバ20に送信する。
ここで、図4を用いて、抽出部131、格納部132及び送信部133による処理について説明する。図4は、実施例1における抽出部131、格納部132及び送信部133による処理の一例を説明するための図である。図4では、データ抽出部130が、スケジュールサーバ20の転送部25から、スケジュールデータD10を転送された例を示す。スケジュールデータD10は、RFC2445のiCalender形式により記述されており、スケジュールに関するスケジュール情報I11と、BASE64エンコードされた添付ファイル情報I12と、スケジュールのメモや説明文等を示すスケジュール情報I13等が含まれる。
図4に示した例において、抽出部131は、スケジュールデータD10から、スケジュール情報I11、添付ファイル情報I12、スケジュール情報I13を抽出する。そして、抽出部131は、抽出した添付ファイル情報I12をBASE64デコードすることにより、ファイル名が「file.pdf」である電子ファイルF10を抽出する。
続いて、格納部132は、抽出部131によって抽出された電子ファイルF10をストレージサーバ30の電子ファイルストレージ32に格納する。このとき、格納部132は、電子ファイルストレージ32における電子ファイルF10の格納場所情報を送信部133に出力する。図4に示した例では、格納部132は、電子ファイルF10の格納場所情報として「http://www.docsample.jp/file.pdf」を送信部133に出力する。なお、この例の場合、ユーザ端末10によって「http://www.docsample.jp/file.pdf」にアクセスされた場合、分析サーバ100は、ファイル名が「file.pdf」である電子ファイルF10をユーザ端末10に送信する。
続いて、送信部133は、図4の右側に示した例のように、スケジュールデータD10から添付ファイル情報I12を取り除いた上で、格納場所情報I22(「http://www.docsample.jp/file.pdf」)を付与することでスケジュール情報I20を生成する。そして、送信部133は、スケジュール情報I20をスケジュールサーバ20に送信する。かかる場合に、スケジュールサーバ20のスケジューラ23は、スケジュール記憶部22に記憶されているスケジュール情報を、送信部133から受け付けたスケジュール情報I20に更新する。例えば、スケジューラ23は、スケジュール記憶部22に記憶されているスケジュール情報のうち、スケジュール情報I11に含まれるスケジュールIDと一致するスケジュール情報をスケジュール情報I20に更新する。これにより、スケジュールサーバ20は、電子ファイルの格納場所情報を含むスケジュール情報をスケジュール記憶部22に保持することができる。
図3の説明に戻って、生成部134は、抽出部131によって抽出されたスケジュール情報に基づいて、かかる抽出部131によって抽出された電子ファイルの特性を示すメタデータを生成する。そして、生成部134は、生成したメタデータと、かかる電子ファイルの格納場所情報とを対応付けてメタデータ記憶部120に格納する。
ここで、図5を用いて、生成部134による処理について説明する。図5は、実施例1における生成部134による処理の一例を説明するための図である。図5では、データ抽出部130が、転送部25から図4と同様のスケジュールデータD10を受け付けた例を示す。図5に示した例では、生成部134は、スケジュール情報I11を電子ファイルF10のメタデータとする。具体的には、生成部134は、スケジュール情報I11のうち、日付「2011年8月11日9時〜11時」、タイトル「第3回××開発会議」、参加者「A部長、B課長、C主査、D」、開催場所「第1会議室」、登録者「D」を電子ファイルF10のメタデータとする。そして、生成部134は、電子ファイルF10の格納場所情報「http://www.docsample.jp/file.pdf」と、これらのメタデータとを対応付けてメタデータ記憶部120に格納する。
かかるメタデータ記憶部120の一例を図6に示す。図6に示した例では、メタデータ記憶部120は、「電子ファイルID」、「格納場所情報」、「メタデータ」といった項目を有する。「電子ファイルID」は、電子ファイルを識別するための識別情報を示す。「格納場所情報」は、電子ファイルストレージ32に格納された電子ファイルの格納場所を示す。「メタデータ」は、生成部134によって生成され、電子ファイルの特性を示す。かかる「メタデータ」には、図5を用いて説明した「スケジュールID」、「日付」、「タイトル」、「参加者」等の項目が含まれる。
なお、ここでは図示することを省略したが、「メタデータ」には、「開催場所」及び「登録者」等の項目も含まれる。また、図6に示した例では、メタデータ記憶部120は、格納場所情報とメタデータとを対応付けて記憶するのではなく、格納場所情報をメタデータの一部として記憶してもよい。また、メタデータ記憶部120は、「電子ファイルID」を記憶しなくてもよい。また、メタデータ記憶部120は、電子ファイルのファイル名(「file.pdf」等)を記憶してもよい。
このように、分析サーバ100は、スケジュールサーバ20からスケジュールデータを転送された場合に、かかるスケジュールデータに含まれる電子ファイルをストレージサーバ30の電子ファイルストレージ32に格納するとともに、スケジュールデータに含まれるスケジュール情報を用いて電子ファイルのメタデータを生成し、生成したメタデータとともに電子ファイルの格納場所情報をメタデータ記憶部120に格納する。
なお、上述したように、スケジュールサーバ20のスケジューラ23は、ユーザ登録されたユーザが削除された場合には、かかるユーザに対応するスケジュール情報をスケジュール記憶部22から削除する。一方、分析サーバ100は、ユーザ登録されたユーザが削除された場合であっても、かかるユーザのスケジュールに添付された電子ファイルを電子ファイルストレージ32から削除せず、また、かかる電子ファイルのメタデータをメタデータ記憶部120から削除しない。
[実施例1に係る処理手順(スケジュール登録処理)]
次に、図7を用いて、実施例1に係るファイル共有システム1によるスケジュール登録処理の手順について説明する。図7は、実施例1に係るファイル共有システム1によるスケジュール登録処理手順を示すシーケンス図である。
図7に示した例において、ユーザ端末10の閲覧部13は、新規スケジュールの登録画面において、電子ファイルを指定された上で新規スケジュールを登録する操作を受け付けたものとする。かかる場合に、閲覧部13は、指定された電子ファイルを電子ファイル記憶部12から取得する(ステップS101)。そして、閲覧部13は、通信処理部11を介して、取得した電子ファイルと登録画面において入力されたスケジュール情報(日付、タイトル等)とを含むスケジュールデータとともにスケジュール登録要求をスケジュールサーバ20に送信する(ステップS102)。
スケジュールサーバ20のスケジューラ23は、通信処理部21を介して閲覧部13からスケジュールデータを受け付ける。そして、スケジューラ23は、閲覧部13から受け付けたスケジュールデータに含まれるスケジュール情報をスケジュール記憶部22に格納する(ステップS103)。また、スケジューラ23の転送部25は、閲覧部13から受け付けたスケジュールデータを通信処理部21を介して分析サーバ100に転送する(ステップS104)。
分析サーバ100のデータ抽出部130は、通信処理部110を介して転送部25からスケジュールデータを受け付ける。そして、データ抽出部130の抽出部131は、かかるスケジュールデータからスケジュール情報と電子ファイルとを抽出する。そして、データ抽出部130の格納部132は、抽出された電子ファイルを通信処理部110を介してストレージサーバ30に送信することで、電子ファイルストレージ32に電子ファイルを格納する(ステップS105)。
また、データ抽出部130の送信部133は、電子ファイルストレージ32に格納された電子ファイルの格納場所情報を付与したスケジュール情報をスケジュールサーバ20に送信する(ステップS106)。ここでは、送信部133は、図4に示した例と同様に、格納場所情報としてURLをスケジュール情報に付与するものとする。そして、スケジュールサーバ20のスケジューラ23は、スケジュール記憶部22に記憶されているスケジュール情報を送信部133から受け付けたスケジュール情報に更新する(ステップS107)。
また、データ抽出部130の生成部134は、抽出部131によって抽出されたスケジュール情報に基づいて電子ファイルのメタデータを生成し、生成したメタデータとかかる電子ファイルの格納場所情報とを対応付けてメタデータ記憶部120に格納する(ステップS108)。
[実施例1に係る処理手順(スケジュール閲覧処理)]
次に、図8を用いて、実施例1に係るファイル共有システム1によるスケジュール閲覧処理の手順について説明する。図8は、実施例1に係るファイル共有システム1によるスケジュール閲覧処理手順を示すシーケンス図である。
図8に示した例において、ユーザ端末10の閲覧部13は、スケジュールを閲覧する操作を受け付けたものとする。かかる場合に、閲覧部13は、スケジュール閲覧要求をスケジュールサーバ20に送信する(ステップS201)。
スケジュールサーバ20のスケジューラ23は、閲覧部13からスケジュール閲覧要求を受け付けた場合に、かかるスケジュール閲覧要求に対応するスケジュール情報をスケジュール記憶部22から取得する(ステップS202)。そして、スケジューラ23は、スケジュール記憶部22から取得したスケジュール情報をユーザ端末10に送信する(ステップS203)。なお、図7のステップS107において説明したように、スケジュール記憶部22に記憶されているスケジュール情報には、電子ファイルの格納場所情報が含まれる。したがって、ユーザ端末10の閲覧部13は、スケジューラ23から受け付けたスケジュール情報を表示部に表示することで、スケジュールの「日付」や「タイトル」といったスケジュール情報だけでなく、電子ファイルの格納場所情報(URL)についても表示することができる。
そして、閲覧部13は、電子ファイルの格納場所を示すURLを押下する操作が行われた場合に(ステップS204)、かかるURLが指し示す電子ファイルを電子ファイルストレージ32から取得する(ステップS205)。これにより、ユーザ端末10は、ストレージサーバ30から電子ファイルを取得することができる。
なお、図8では、図示することを省略したが、閲覧部13は、URLを押下する操作が行われた場合、実際には分析サーバ100にアクセスする。そして、閲覧部13からアクセスされた分析サーバ100が、かかるURLが指し示す電子ファイルを電子ファイルストレージ32から取得し、取得した電子ファイルをユーザ端末10に送信する。
[実施例1に係る処理手順(電子ファイル検索処理)]
次に、図9を用いて、実施例1に係るファイル共有システム1による電子ファイル検索処理の手順について説明する。図9は、実施例1に係るファイル共有システム1による電子ファイル検索処理手順を示すシーケンス図である。
図9に示した例において、ユーザ端末10の閲覧部13は、電子ファイルストレージ32に格納されている電子ファイルを検索する操作を受け付けたものとする。例えば、分析サーバ100は、Webサーバとして動作し、ユーザ端末10に対して、電子ファイルストレージ32に格納されている電子ファイルを検索するための検索画面を提供する。かかる検索画面には、「日付」、「タイトル」、「参加者」、「開催場所」、「メモ」等の検索キーを入力するための入力欄が設けられる。閲覧部13は、分析サーバ100によって提供される検索画面を表示部に表示し、かかる検索画面においてユーザにより検索操作が行われることで検索操作を受け付ける。かかる場合に、閲覧部13は、検索画面において入力された検索キーを含む検索要求を分析サーバ100に送信する(ステップS301)。
分析サーバ100の出力部140は、閲覧部13から検索要求を受け付けた場合に、かかる検索要求に含まれる検索キーと一致又は類似するメタデータをメタデータ記憶部120から検索する(ステップS302)。そして、出力部140は、検索キーと一致又は類似するメタデータに対応する全ての格納場所情報をメタデータ記憶部120から取得し、取得した格納場所情報のリストをユーザ端末10に送信する(ステップS303)。
ユーザ端末10の閲覧部13は、出力部140から受け付けた格納場所情報のリストを検索結果画面として表示部に表示する。かかる検索結果画面には、例えば、電子ファイル名と、電子ファイルの格納場所を示すURLとが一覧表示される。そして、閲覧部13は、検索結果画面に表示されているURLを押下する操作が行われた場合に(ステップS304)、かかるURLが指し示す電子ファイルを電子ファイルストレージ32から取得する(ステップS305)。
なお、図9では、図示することを省略したが、閲覧部13は、URLを押下する操作が行われた場合、実際には分析サーバ100にアクセスし、分析サーバ100を介して、電子ファイルストレージ32から電子ファイルを取得する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1に係るファイル共有システム1では、スケジュールサーバ20の転送部25が、ユーザ端末10からユーザのスケジュールに関するスケジュール情報とスケジュール情報に添付された電子ファイルとを含むスケジュールデータを受け付けた場合に、かかるスケジュールデータを分析サーバ100に転送する。また、分析サーバ100の抽出部131が、転送部25によって転送されたスケジュールデータからスケジュール情報及び電子ファイルを抽出し、格納部132が、抽出部131によって抽出された電子ファイルを所定の記憶部である電子ファイルストレージ32に格納し、生成部134が、抽出部131によって抽出されたスケジュール情報に基づいて、電子ファイルの特性を示すメタデータを生成し、メタデータ記憶部120が、生成部134によって生成されたメタデータを記憶し、出力部140が、ユーザ端末10から電子ファイルストレージ32に格納されている電子ファイルの検索要求を受け付けた場合に、かかる検索要求に含まれる検索キーと一致又は類似するメタデータメタデータ記憶部120から検索し、検索されたメタデータに対応する電子ファイルを出力する。
このため、実施例1に係るファイル共有システム1では、分析サーバ100及びストレージサーバ30が電子ファイルを管理するので、スケジュールサーバ20に登録されているユーザが削除された場合であっても、削除されたユーザのスケジュールに添付された電子ファイルが削除されない。さらに、分析サーバ100は、電子ファイルのメタデータを蓄積しており、かかるメタデータを用いた検索処理を行う。この結果、実施例1に係るファイル共有システム1は、スケジュール情報とともに登録された電子ファイルを容易に検索することを可能にする。
すなわち、実施例1に係るファイル共有システム1では、スケジュールサーバ20に記録されるスケジュール情報とスケジュールに関連して発生する電子ファイルを同じ入力インターフェースであるスケジューラ23から登録させ、スケジューラ23から入力されたスケジュール情報と電子ファイルをファイル共有システム1内で両者の関係を保持したままスケジュールサーバ20とストレージサーバ30とに分離して蓄積し、スケジューラ23からスケジュール情報を用いて電子ファイルを取り出せる手法と、スケジューラ23を用いずに分析サーバ100を介して電子ファイルを取り出せる手法との双方を導入する。このため、ファイル共有システム1では、スケジューラ23から電子ファイルを取り出す手法により、スケジュールに関するユーザの記憶に基づいて蓄積した電子ファイルを取り出せることを可能にし、この結果、過去の電子ファイルの利用及び活用を容易にさせ、作業を効率的にさせることを可能にする。さらに、ファイル共有システム1では、分析サーバ100を介して電子ファイルを取り出す手法により、入れ替わるメンバーへの情報の引継ぎを可能にし、新規メンバーに対して蓄積されている情報を取り出すことを可能にする。
また、実施例1に係るファイル共有システム1では、メタデータ記憶部120が、電子ファイルのメタデータと、格納部132によって電子ファイルストレージ32に格納された電子ファイルの格納場所を示す格納場所情報とを記憶し、出力部140が、検索要求に含まれる検索キーと一致又は類似するメタデータに対応付けてメタデータ記憶部120に記憶されている格納場所情報を出力する。
これにより、実施例1に係るファイル共有システム1は、電子ファイルストレージ32に蓄積された電子ファイルをユーザ端末10に取得させることを可能にする。また、ファイル共有システム1は、検索要求に対応する電子ファイルが複数存在する場合に、かかる複数の電子ファイルの中から取得対象の電子ファイルをユーザ端末10のユーザに選択させることを可能にする。
また、実施例1に係るファイル共有システム1では、分析サーバ100の送信部133が、電子ファイルの格納場所情報をスケジュール情報に付与してスケジュールサーバ20に送信し、スケジュールサーバ20のスケジュール記憶部22が、送信部133によって送信されたスケジュール情報とかかるスケジュール情報に付与されている電子ファイルの格納場所情報とを記憶し、スケジュールサーバ20のスケジュール出力部24が、ユーザ端末10からスケジュールの閲覧要求を受け付けた場合に、スケジュール記憶部22から閲覧要求に対応するスケジュール情報及び格納場所情報を取得し、取得したスケジュール情報及び格納場所情報を出力する。
これにより、実施例1におけるスケジュールサーバ20は、ユーザ端末10からスケジュールの閲覧要求を受け付けた場合に、ユーザ端末10に対して、スケジュール情報だけでなく、電子ファイルの格納場所情報についても表示させることができる。
上記実施例1では、分析サーバ100が電子ファイルを電子ファイルストレージ32に格納する例を説明した。実施例2では、電子ファイルの種別によって、かかる電子ファイルの格納場所を変動させる例について説明する。なお、以下では、既に示した構成部位と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
[実施例2に係るファイル共有システムの構成]
まず、図10を用いて、実施例2に係るファイル共有システム2について説明する。図10は、実施例2に係るファイル共有システム2の構成例を示す図である。図10に例示するように、実施例2に係るファイル共有システム2には、ユーザ端末10と、スケジュールサーバ20と、ストレージサーバ40と、分析サーバ200とが含まれる。
図10に例示するように、実施例2におけるストレージサーバ40は、電子ファイルの種別毎に電子ファイルストレージ42を有する。各電子ファイルストレージ42は、所定の種別の電子ファイルが格納される。この点については、図12を用いて後述する。
また、図10に例示するように、分析サーバ200は、通信処理部110と、メタデータ記憶部220と、データ抽出部230と、出力部240とを有する。ここで、図11に、実施例2に係る分析サーバ200が有するデータ抽出部230の構成例を示す。図11に例示するように、実施例2におけるデータ抽出部230は、抽出部131と、送信部133と、格納部232と、生成部234と、分類部235とを有する。
分類部235は、抽出部131によって抽出されたスケジュール情報に応じて、かかる抽出部131によって抽出された電子ファイルを所定の種別に分類する。格納部232は、分類部235によって分類された種別に対応する電子ファイルストレージ42に電子ファイルを格納する。
ここで、図12を用いて、分類部235及び格納部232による処理について説明する。図12は、実施例2における分類部235及び格納部232による処理の一例を説明するための図である。なお、図12では、分類部235が、スケジュール情報に含まれる「タイトル」に基づいて、電子ファイルを所定の種別に分類する例について説明する。
図12に示した例では、ストレージサーバ40は、種別「研究開発」用の電子ファイルストレージ42aと、種別「事務手順」用の電子ファイルストレージ42bと、種別「イベント記録」用の電子ファイルストレージ42cとを有する。そして、図12に示した例のように、抽出部131によってスケジュールデータからスケジュール情報I11及び電子ファイルF10が抽出されたものとする。かかる場合に、分類部235は、スケジュール情報I11に含まれるタイトル「第3回XX開発会議」に基づいて、このスケジュールに添付された電子ファイルF10が「研究開発」に関すると判定し、電子ファイルF10を種別「研究開発」に分類する。そして、格納部232は、分類部235によって分類された種別「研究開発」に対応する電子ファイルストレージ42aに電子ファイルF10を格納する。
また、図12に示した例のように、抽出部131によってスケジュールデータからスケジュール情報I21及び電子ファイルF20が抽出されたものとする。かかる場合に、分類部235は、スケジュール情報I21に含まれるタイトル「○○決算説明会」に基づいて、このスケジュールに添付された電子ファイルF20の種別「事務手順」に分類する。そして、格納部232は、分類部235によって分類された種別「事務手順」に対応する電子ファイルストレージ42bに電子ファイルF20を格納する。
同様にして、分類部235は、スケジュール情報I31に含まれるタイトルに基づいて電子ファイルF30を種別「イベント記録」に分類し、スケジュール情報I41に含まれるタイトルに基づいて電子ファイルF40を種別「イベント記録」に分類する。そして、格納部232は、電子ファイルF30及びF40を種別「イベント記録」に対応する電子ファイルストレージ42cに格納する。
このように、分類部235は、スケジュール情報に基づいて、例えば、各電子ファイルを「記録に関するもの」、「考え方に関するもの」、「状況に関するもの」、「方法に関するもの」などの種別に分類することができる。なお、分類部235による分類処理については、例えば、非特許文献2(斉藤 典明, "組織における知識の共有と継承に関する一考察", 情報処理学会研究報告, Vol.2010-GN-77 No.13)を参照されたい。
図11の説明に戻って、生成部234は、実施例1における生成部134と同様に、スケジュール情報に基づいて電子ファイルの特性を示すメタデータを生成する。ただし、実施例2における生成部234は、分類部235によって分類された種別毎に、メタデータをメタデータ記憶部220に格納する。
かかるメタデータ記憶部220の一例を図13に示す。図13に示した例では、メタデータ記憶部220は、「種別」、「電子ファイルID」、「格納場所情報」、「メタデータ」といった項目を有する。なお、図13では、メタデータ記憶部220が、図12に例示した電子ファイルF10、F20、F30及びF40のメタデータを記憶する例を示している。このように、メタデータ記憶部220は、「種別」毎に、「電子ファイルID」と「格納場所情報」と「メタデータ」とを対応付けて記憶する。なお、メタデータ記憶部220は、「種別」の代わりに、電子ファイルストレージを識別するための識別情報を記憶してもよい。
図10の説明に戻って、実施例2に係る分析サーバ200の出力部240は、実施例1における出力部140と同様に、検索要求に含まれる検索キーと一致又は類似するメタデータに対応する電子ファイルの格納場所情報を出力することもできる。さらに、実施例2における出力部240は、検索キーとして電子ファイルの種別を含む検索要求を受け付けた場合に、検索キーとしての種別に対応する電子ファイルストレージ42に格納されている電子ファイルを出力する。
例えば、実施例2に係る分析サーバ200によって提供される検索画面には、「日付」、「タイトル」、「参加者」、「開催場所」、「メモ」等の他に「種別」を入力するための検索キー入力欄が設けられる。そして、出力部240は、検索キーを含む検索要求を受け付けた場合に、検索要求に含まれる検索キーと一致又は類似する種別をメタデータ記憶部220から検索し、検索した種別に対応する全ての格納場所情報のリストをユーザ端末10に送信する。
また、例えば、実施例2に係る分析サーバ200によって提供される検索画面には、「日付」や「タイトル」等の検索キーを入力するための入力欄の他に、「種別」を選択するための選択欄が設けられてもよい。このとき、出力部240は、検索キー及び種別を含む検索要求を受け付けた場合に、検索要求に含まれる種別と一致するとともに、検索キーと一致又は類似するメタデータをメタデータ記憶部220から検索し、検索したメタデータに対応する全ての格納場所情報のリストをユーザ端末10に送信する。
また、実施例2における出力部240は、メタデータ記憶部220に記憶されているメタデータを分析することにより、電子ファイルの特徴的な傾向を組織の知識として出力する機能を有する。具体的には、出力部240は、メタデータ記憶部220に記憶されているメタデータを文字列解析し、同じ部所や同じシステム名などのキーワードを用いて電子ファイルの同類性に応じた分類と、メタデータに記載の時間的な分類を行う。
一例を挙げて説明すると、出力部240は、例えば、種別だけを含む検索要求を受け付けた場合に、かかる種別に対応する全てのメタデータをメタデータ記憶部220から取得する。さらに、出力部240は、取得したメタデータを文字列解析することにより、出現頻度の高い文字列を含むメタデータを所定数だけ抽出する。そして、出力部240は、抽出したメタデータに含まれる「日付」に基づいて、各メタデータを所定の日数毎又は月数毎に分別する。そして、出力部240は、抽出したメタデータが所定の日数毎又は月数毎に出力されるような検索結果画面をユーザ端末10に出力する。
かかる検索結果画面について、図14及び図15を用いて説明する。図14及び図15は、実施例2における出力部240によって出力される検索結果画面の一例を示す図である。なお、図14及び図15では、出力部240が、出現頻度の高い文字列を含むメタデータを「1ヶ月」毎に出力する例を示す。
図14に示した例において、出力部240は、種別「イベント記録」を含む検索要求を受け付けたものとする。かかる場合に、出力部240は、種別「イベント記録」に対応付けてメタデータ記憶部220に記憶されているメタデータを解析し、「タイトル」等に用いられている文字列のうち、「花見」、「歓迎会」、「総会」、「レク(レクリエーション)」、「忘年会」、「送別会」といった文字列の出現頻度が高いと判定する。かかる場合に、出力部240は、出現頻度の高いメタデータを抽出する。そして、出力部240は、図14に示した例のように、出現頻度の高い文字列を含むタイトルが月別に表示される検索結果画面G20をユーザ端末10に提供する。
また、他の例として、出力部240は、例えば、種別「研究開発方針」を含む検索要求を受け付けた場合には、図15に示した例のように、所定のシステムの開発判断ないしは意思決定に関するスケジュールのリストが表示される検索結果画面G30をユーザ端末10に提供する。
このように、出力部240は、図14及び図15に示した例のように、電子ファイルの種別毎に、出現頻度の高いスケジュールを月別表示する検索結果画面を提供することができる。これにより、ユーザ端末10の閲覧部13は、図14及び図15に例示した検索結果画面を表示部に表示することができる。
また、検索結果画面G20及びG30に示した文字列「花見」や「リリース」等は、電子ファイルや電子ファイルの格納場所を一覧表示する一覧画面にリンクが張られている。例えば、図15に示した例において、「2010年」かつ「3月」の欄に表示されている「V7開発判断」を押下する操作が行われた場合には、ユーザ端末10の閲覧部13は、かかる「V7開発判断」にリンクが張られている電子ファイルF50を電子ファイルストレージ42から取得する。または、「V7開発判断」を押下する操作が行われた場合には、ユーザ端末10の閲覧部13は、日付が「2010年3月」であり、タイトル等に「V7開発判断」が含まれるメタデータに対応する電子ファイルの格納場所一覧を分析サーバ200から取得することもできる。
なお、出力部240は、メタデータ記憶部220に記憶されているメタデータを日付の「月」が同一であるメタデータに分別し、分別したメタデータ毎に、文字列の出現頻度を判定してもよい。例えば、出力部240は、メタデータの日付が「2007年1月」、「2008年1月」、「2009年4月」、「2010年1月」、「2011年1月」であるメタデータをメタデータ記憶部220から抽出し、抽出したメタデータについて上記の文字列解析を行ってもよい。同様に、出力部240は、「2月」〜「12月」についても日付に同一の「月」を含むメタデータを抽出して上記の文字列解析を行う。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2に係るファイル共有システム2では、分析サーバ200の分類部235が、抽出部131によって抽出されたスケジュール情報に応じて電子ファイルを所定の種別に分類し、格納部232が、分類部235によって分類された種別に対応する電子ファイルストレージ42に電子ファイルを格納し、出力部240が、検索キーとして電子ファイルの種別を含む検索要求を受け付けた場合に、検索キーとしての種別に対応する所定の記憶部に格納されている電子ファイルを出力する。
これにより、実施例2に係るファイル共有システム2では、電子ファイルストレージ42に格納されている電子ファイルを種別により検索させることを可能にする。
また、実施例2に係るファイル共有システム2では、出力部240が、メタデータ記憶部220に記憶されているメタデータを文字列解析することにより、同一の文字列の出現頻度の高いメタデータをメタデータ記憶部220から取得し、取得したメタデータに対応する電子ファイルを出力する。
これにより、実施例2に係るファイル共有システム2では、電子ファイルのメタデータの分析結果に基づいて、電子ファイルストレージ42に蓄積された電子ファイルを利用可能にし、入れ替わるメンバーへの過去の情報の引継ぎを可能にする。例えば、新規メンバーは、蓄積されている電子ファイルを容易に取り出すことができる。また、既存メンバーは、蓄積されている電子ファイルから類推される今後の実施予定を想定することができ、作業の効率化を図ることができる。
なお、上記実施例2では、ストレージサーバ40が複数の電子ファイルストレージ42を有し、分析サーバ200が電子ファイルの種別に対応する電子ファイルストレージ42に対して、かかる電子ファイルを格納する例を示した。しかし、ストレージサーバ40は、物理的に複数の電子ファイルストレージ42を有する必要はなく、論理的に複数の記憶領域(フォルダ、ディレクトリ等)を有してもよい。そして、分析サーバ200は、電子ファイルの種別に対応する電子ファイルストレージ42の記憶領域に対して、かかる電子ファイルを格納してもよい。
上述したファイル共有システム、分析サーバ及びファイル共有方法は、上記実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、実施例3では、上記のファイル共有システム、分析サーバ及びファイル共有方法の他の実施例について説明する。
[メタデータ]
上記実施例では、生成部134又は生成部234が、スケジュールの「日付」、「タイトル」、「参加者」、「開催場所」、「メモ」等を電子ファイルのメタデータとする例を示した。しかし、生成部134又は生成部234は、スケジュールを他のユーザに公開するか否かを示す「公開有無」や、スケジュールをスケジュールサーバに登録した「登録者」、スケジュールを更新した「更新者」等をメタデータとしてもよい。
また、ユーザ端末10が移動体端末である場合には、ユーザは、ユーザ端末10を用いて任意の場所からスケジュールをスケジュールサーバ20に登録する場合がある。例えば、ユーザは、出張先等からスケジュールをスケジュールサーバ20に登録する場合がある。このとき、ユーザ端末10がGPS(Global Positioning System)機能を有し、スケジュールデータをスケジュールサーバ20に送信するとともに、ユーザ端末10の所在位置を示す位置情報をスケジュールサーバ20に送信している場合には、生成部134又は生成部234は、スケジュールサーバ20から、スケジュールが登録された場所である「登録場所」に関する情報を取得し、取得した「登録場所」を電子ファイルのメタデータとしてもよい。このように、生成部134又は生成部234は、スケジュール情報に含まれる「日付」や「タイトル」等の情報に限らず、スケジュールに関連する上記「登録場所」のような情報をスケジュールサーバ20等から取得し、取得した情報をメタデータとしてもよい。
また、生成部134又は生成部234は、上記の「日付」、「タイトル」、「参加者」、「開催場所」、「メモ」、「公開有無」、「登録者」、「更新者」及び「登録場所」に関する全ての情報をメタデータとする必要はなく、これらの情報の少なくとも1以上の情報をメタデータとしてもよい。
また、出力部140又は出力部240は、上記の「公開有無」がメタデータに含まれ、かつ、他のユーザに公開しないことを示す「非公開」が「公開有無」に設定されている場合には、かかるメタデータに対応する電子ファイル又は電子ファイルの格納場所情報を「参加者」に登録されているユーザのみに出力し、「参加者」に登録されていないユーザには出力しないように制御してもよい。
[ストレージサーバ]
また、上記実施例では、ユーザ端末10が、分析サーバ100又は200を介して、ストレージサーバ30又は40に格納されている電子ファイルを取得する例を示した。しかし、ストレージサーバ30又は40は、CPUやMPU等の所定の制御部による処理によって、電子ファイルストレージ32又は42に記憶されている電子ファイルを提供するWebサーバやFTPサーバ等として動作してもよい。かかる場合に、ユーザ端末10は、分析サーバ100又は200を介することなく、ストレージサーバ30又は40に格納されている電子ファイルを取得することができる。
[スケジュールサーバ20による電子ファイルの格納]
また、上記実施例では、スケジュールサーバ20が電子ファイルをスケジュール記憶部22に保持しない例を示した。しかし、スケジュールサーバ20は、電子ファイルをスケジュール記憶部22に保持してもよい。かかる場合には、スケジュールサーバ20は、ユーザ端末10からスケジュール閲覧要求を受け付けた場合に、スケジュール記憶部22に記憶されている電子ファイルをユーザ端末10に提供することができる。この例の場合には、分析サーバ100は、電子ファイルの格納場所をスケジュールサーバ20に通知する必要がないので、データ抽出部130は、送信部133を有しなくてもよい。
[システム構成]
また、上記実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、図2、図4、図5、図6、図12、図13、図14、図15に示した各種情報は一例であって任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上記実施例では、ストレージサーバ30が分析サーバ100とは別体に設けられ、ストレージサーバ40が分析サーバ200とは別体に設けられる例を示した。しかし、分析サーバ100とストレージサーバ30とは同一の筐体により実現されてもよく、同様に、分析サーバ200とストレージサーバ40とは同一の筐体により実現されてもよい。例えば、分析サーバ100は、電子ファイルストレージ32に相当する所定の記憶部を有し、スケジュールサーバ20から転送されたスケジュールデータに含まれる電子ファイルをかかる所定の記憶部に格納してもよい。
[プログラム]
また、上記実施例において説明した分析サーバ100又は200が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、実施例1に係る分析サーバ100又は200が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述した分析プログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータが分析プログラムを実行することにより、上記実施例と同様の効果を得ることができる。さらに、かかる分析プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録された分析プログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施例1と同様の処理を実現してもよい。以下に、図1及び図3に示した分析サーバ100と同様の機能を実現する分析プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図16は、分析プログラムを実行するコンピュータ1000を示す図である。図16に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
メモリ1010は、図16に例示するように、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、図16に例示するように、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、図16に例示するように、ディスクドライブ1041に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブに挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、図16に例示するように、例えばマウス1051、キーボード1052に接続される。ビデオアダプタ1060は、図16に例示するように、例えばディスプレイ1061に接続される。
ここで、図16に例示するように、ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、上記の分析プログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ1031に記憶される。例えば、図3に例示した抽出部131と同様の情報処理を実行する抽出手順と、格納部132と同様の情報処理を実行する格納手順と、送信部133と同様の情報処理を実行する送信手順と、生成部134と同様の情報処理を実行する生成手順と、図1に例示した出力部140と同様の情報処理を実行する出力手順とが記述されたプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
また、上記実施例で説明したメタデータ記憶部120が保持する各種データは、プログラムデータとして、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出し、抽出手順、格納手順、送信手順、生成手順、出力手順を実行する。
なお、分析プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、分析プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
1 ファイル共有システム
10 ユーザ端末
20 スケジュールサーバ
22 スケジュール記憶部
24 スケジュール出力部
25 転送部
30 ストレージサーバ
100 分析サーバ
120 メタデータ記憶部
130 データ抽出部
131 抽出部
132 格納部
133 送信部
134 生成部
140 出力部
235 分類部

Claims (7)

  1. スケジュールサーバと分析サーバとを含むファイル共有システムであって、
    前記スケジュールサーバは、
    ユーザ端末からユーザのスケジュールに関するスケジュール情報と当該スケジュール情報に添付された電子ファイルとを含むスケジュールデータの登録要求を受け付けた場合に、前記スケジュールサーバが有するスケジュール記憶部に前記スケジュールデータを格納するとともに、前記スケジュールデータを前記分析サーバに転送するスケジューラを備え、
    前記分析サーバは、
    前記スケジューラによって転送されたスケジュールデータからスケジュール情報及び電子ファイルを抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された電子ファイルを所定の記憶部に格納する格納部と、
    前記抽出部によって抽出されたスケジュール情報に基づいて、前記電子ファイルの特性を示すメタデータを生成する生成部と、
    前記生成部によって生成されたメタデータと、前記メタデータが特性を示す電子ファイルの前記所定の記憶部における格納場所を示す格納場所情報とを対応付けて記憶するメタデータ記憶部と、
    前記ユーザ端末から前記所定の記憶部に格納されている電子ファイルの検索要求を受け付けた場合に、当該検索要求に含まれる検索キーと一致又は類似するメタデータを前記メタデータ記憶部から検索して当該メタデータに対応する電子ファイルの格納場所情報の一覧を出力する出力部と
    を備え
    前記スケジューラは、前記登録要求を受付けたスケジュールデータに対応するユーザが削除された場合、前記スケジュール記憶部、前記所定の記憶部及び前記メタデータ記憶部のうち、前記スケジュール記憶部から前記ユーザに対応するスケジュールデータを削除する
    ことを特徴とするファイル共有システム。
  2. 前記分析サーバは、
    前記抽出部によって抽出されたスケジュール情報に応じて、前記電子ファイルを所定の種別に分類する分類部をさらに備え、
    前記格納部は、
    前記分類部によって分類された種別に対応する前記所定の記憶部に前記電子ファイルを格納し、
    前記出力部は、
    検索キーとして電子ファイルの種別を含む検索要求を受け付けた場合に、検索キーとしての種別に対応する前記所定の記憶部に格納されている電子ファイルを出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のファイル共有システム。
  3. 前記出力部は、
    前記メタデータ記憶部に記憶されているメタデータを文字列解析することにより、同一の文字列の出現頻度の高いメタデータを当該メタデータ記憶部から取得し、取得したメタデータとともに当該メタデータに対応する電子ファイルの格納場所情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のファイル共有システム。
  4. 前記分析サーバは、
    前記電子ファイルの格納場所情報を前記スケジュール情報に付与して前記スケジュールサーバに送信する送信部をさらに備え、
    前記スケジューは、
    前記スケジュール記憶部に記憶されているスケジュール情報を、前記送信部によって送信された、前記電子ファイルの格納場所情報を付与した前記スケジュール情報に更新し
    前記ユーザ端末からスケジュールの閲覧要求を受け付けた場合に、前記スケジュール記憶部から当該閲覧要求に対応するスケジュール情報及び格納場所情報を取得し、取得したスケジュール情報及び格納場所情報を出力す
    とを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のファイル共有システム。
  5. 前記生成部は、前記スケジュール情報に基づいて、前記スケジュールが発生する予定日時、前記スケジュールの名称であるタイトル、前記スケジュールの参加者、前記スケジュールが開催される開催場所、スケジュールに関して前記ユーザに入力されたメモ、前記スケジュールを前記ユーザ以外のユーザに公開するか否かを示す公開有無、前記スケジュールを前記スケジュールサーバに登録した登録者、前記スケジュールを更新した更新者、前記スケジュールを登録した場所である登録場所に関する情報のうちいずれか1以上の情報を前記メタデータとして生成する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のファイル共有システム。
  6. ユーザ端末からユーザのスケジュールに関するスケジュール情報と当該スケジュール情報に添付された電子ファイルとを含むスケジュールデータを受け付けたスケジュールサーバが備えるスケジューラによって転送された当該スケジュールデータからスケジュール情報及び電子ファイルを抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された電子ファイルを所定の記憶部に格納する格納部と、
    前記抽出部によって抽出されたスケジュール情報に基づいて、前記電子ファイルの特性を示すメタデータを生成する生成部と、
    前記生成部によって生成されたメタデータと、前記メタデータが特性を示す電子ファイルの前記所定の記憶部における格納場所を示す格納場所情報とを対応付けて記憶するメタデータ記憶部と、
    前記ユーザ端末から前記所定の記憶部に格納されている電子ファイルの検索要求を受け付けた場合に、当該検索要求に含まれる検索キーと一致又は類似するメタデータを前記メタデータ記憶部から検索して当該メタデータに対応する電子ファイルの格納場所情報の一覧を出力する出力部と
    を備え
    前記スケジューラは、前記スケジュールデータの登録要求を受け付けた場合に、前記スケジュールサーバが有するスケジュール記憶部に前記スケジュールデータを格納するとともに、前記スケジュールデータを前記抽出部に転送し、前記登録要求を受付けたスケジュールデータに対応するユーザが削除された場合、前記スケジュール記憶部、前記所定の記憶部及び前記メタデータ記憶部のうち、前記スケジュール記憶部から前記ユーザに対応するスケジュールデータを削除する
    ことを特徴とする分析サーバ。
  7. コンピュータが実行するファイル共有方法であって、
    ユーザ端末からユーザのスケジュールに関するスケジュール情報と当該スケジュール情報に添付された電子ファイルとを含むスケジュールデータを受け付けたスケジュールサーバが備えるスケジューラによって転送された当該スケジュールデータからスケジュール情報及び電子ファイルを抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程によって抽出された電子ファイルを所定の記憶部に格納する格納工程と、
    前記抽出工程によって抽出されたスケジュール情報に基づいて、前記電子ファイルの特性を示すメタデータを生成し、生成したメタデータと、前記メタデータが特性を示す電子ファイルの前記所定の記憶部における格納場所を示す格納場所情報とを対応付けてメタデータ記憶部に格納する生成工程と、
    前記ユーザ端末から前記所定の記憶部に格納されている電子ファイルの検索要求を受け付けた場合に、当該検索要求に含まれる検索キーと一致又は類似するメタデータを前記メタデータ記憶部から検索して当該メタデータに対応する電子ファイルの格納場所情報の一覧を出力する出力工程と
    を含み、
    前記スケジューラは、前記スケジュールデータの登録要求を受け付けた場合に、前記スケジュールサーバが有するスケジュール記憶部に前記スケジュールデータを格納するとともに、前記スケジュールデータを前記コンピュータに転送し、前記登録要求を受付けたスケジュールデータに対応するユーザが削除された場合、前記スケジュール記憶部、前記所定の記憶部及び前記メタデータ記憶部のうち、前記スケジュール記憶部から前記ユーザに対応するスケジュールデータを削除する
    ことを特徴とするファイル共有方法。
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