JP5333216B2 - 情報提示システム、情報提示方法及び情報提示用プログラム - Google Patents

情報提示システム、情報提示方法及び情報提示用プログラム Download PDF

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    • G06F16/951Indexing; Web crawling techniques

Description

(関連出願についての記載)
本願は、先の日本特許出願2007−149371号(2007年6月5日出願)の優先権を主張するものであり、前記先の出願の全記載内容は、本書に引用をもって繰込み記載されているものとみなされる。
本発明は、情報検索技術に関し、特に、情報検索に用いる情報を提示するシステム、方法及びプログラムに関する。
Google(登録商標)等に代表されるWeb検索システムの普及により、電子ファイル等に対する全文検索システムが一般化してきた。ユーザは検索システムを用いて情報を検索する作業を行うことを日常的に行うようになっている。現在、電子ファイル等に対する全文検索システムは、高速に検索するためのインデックス(索引)をあらかじめ作成しておき、このインデックスを用いて電子ファイルを検索する仕組みが主流となっている。このような情報検索システムの例が、特許文献1、非特許文献1に記載されている。
インデックスを作成する技術として、N−gramを用いた方式、形態素解析方式が知られている(非特許文献1)。
これらの方式によって作成されたインデックスは、一般的に、非圧縮で、元文書の200〜300%の容量となり、大きな容量を必要とする。
また、このインデックスを動的に更新するのが困難である、という問題がある。
検索処理は、このインデックスを用いて行うために、ユーザは、インデックスを作成又は更新した時点における、検索対象のデータの状態に対する検索結果を得ることが出来る。
例えば、インデックスが1日前の時点の検索対象データに基づいて作成された場合、それ以降に検索対象データに対して増加又は更新された状態は、検索結果に反映されない。
従って、出来るだけリアルタイムに検索対象のデータをインデックスに取り込むことが求められている。そのような技術が、特許文献1、特許文献2に記載されている。
なお、特許文献1には、新たに登録された文書ファイルに対応するインデックスを作成してメモリにしておき、文書検索部は、メモリに格納された新規文書データのインデックスデータと、ディスク装置に格納された既存の文書ファイルのインデックスデータの双方を用いて文書ファイルを検索する文書検索装置が開示されている。また特許文献2には、新規文書をインデックスに登録する際に、主インデックスよりも小さな副インデックスに登録し、検索時には、各インデックスにアクセスして検索し、その結果を合わせて検索結果とする文書検索装置が開示されている。
特許文献3には、サービス業者側の情報提供サーバ(タイムマシンセンターサーバ)は、ジャンル別に歴代で起きた世間一般の出来事を示す歴史情報(世間情報)を記憶管理する他、ユーザ別に予め登録されたユーザ個人の出来事を示す歴史情報(個人情報)を記憶管理しており、情報提供サーバは、第三者からの情報閲覧要求に応答して、要求された歴史情報を検索し、それを閲覧希望者側のユーザ端末に対して提供する構成が開示されている。歴史情報をユーザへ提供するサービスの態様として、「タイム指定トラベル」、「出来事検索トラベル」、「個人タイムトラベル」の3種類のサービスを実現するようにし、「タイム指定トラベル」は、閲覧希望者が過去のどの時点における出来事の閲覧を希望するかを指定するだけで、指定された指定時点又はその近傍で起きた世間の出来事を各ジャンル別に検索して、当該閲覧希望者側のユーザ端末へ提供する情報提供サービスを示している。情報提供サーバ側の一般世間情報データベースには、ジャンル別に歴代の出来事を示す歴史情報(世間情報)をそれぞれ個別に記憶管理するもので、この一般世間情報データベースを構成する各レコードは、「ジャンル」、出来事のあった年月日である「年情報」、「月情報」、「日情報」、話題性(重要度)の「レベル」、「タイトル(インデックス)」、「情報内容」の各項目を有する構成となっている。このシステムはデータベースに格納された情報を検索するものである。
特開平9−223152号公報 特開平7−146880号公報 特開2002−108909号公報 北研二、津田和彦、獅々堀正幹著、「情報検索アルゴリズム」共立出版、2002年1月1日、pp.6、pp.160〜179
上記情報検索システムにおいては、ユーザが過去に行った検索クエリーと同様の操作を行っても、以前と同じ方法で情報に辿り着くことが出来ない場合がある。
その理由は、検索対象となる情報源が、日々、増大/変更されるシステムにおいては、検索用インデックスも、日々追加/更新されるために、ユーザが行った検索クエリーが同一なものであっても、検索システムは異なる検索結果を返すためである。
したがって、本発明の目的は、情報検索等に必要な時間情報を特定するための情報をユーザに提供する情報提示システムと方法とプログラムを提供することにある。
本願で開示される発明は、前記課題を解決するため概略以下の構成とされる。
本発明の1つのアスペクトに係るシステムは、時系列に区分された検索用のインデックスを、検索の基点となる時間情報に基づき、選択して検索処理を行う検索部と、時間情報に関して目印となる情報をなす時代情報を、所定の情報源から抽出する抽出部と、を含み、前記検索部は、前記抽出部で抽出された時代情報に従って検索を行う。
本発明において、前記所定の情報源が、情報システムを含む。
本発明において、前記抽出部で抽出された時代情報を提示する提示部を備えた構成としてもよい。
本発明において、前記抽出部で抽出された時代情報を記録する時代情報蓄積部を備えた構成としてもよい。
本発明においては、前記抽出部で抽出された時代情報の変更、及び/又は、前記時代情報の前記時代情報蓄積部への登録、を行う時代情報入出力部を備えた構成としてもよい。
本発明においては、ユーザインタフェースを介して入力された、時代情報を限定するための検索キーワードを受け付け、前記時代情報蓄積部に記録された時代情報に対して検索を行い、該当するキーワードが含まれる時代情報を抽出し、抽出された時代情報を前記提示部に出力する時代情報検索部を備えた構成としてもよい。
本発明においては、検索キーワードを受け取り、検索キーワードを用いて前記時代情報蓄積部に記録されている時代情報に対して検索処理を行い、前記検索で得られた時代情報に対応付けられた時間情報を、前記検索部に渡す、時代情報検索部を備えた構成としてもよい。
本発明においては、検索条件として、時間情報を指定した情報検索を行うにあたり、前記提示部で提示された時代情報の中から、ユーザによって選択されたものを、前記検索部における検索条件の時間情報として用いて検索が行われ、検索条件となる時間情報の検索を要しなくする構成としてもよい。
本発明においては、前記提示部により提示された時代情報を、ユーザにインタフェースを介して提示する検索入出力部を備えた構成としてもよい。
本発明においては、前記検索入出力部は、ユーザが選択した時代情報を、前記検索部が受け付け可能な形式に変換して前記検索部に入力する構成としてもよい。
本発明においては、前記抽出部が抽出した時代情報を、前記提示部が前記検索入出力部に対して渡し、前記検索入出力部が時代情報をユーザに対して提示し、前記ユーザが時間情報を検索条件として前記検索部に入力する際に、前記提示された時代情報を、時間情報の決定のための情報として利用するようにしてもよい。
本発明においては、前記抽出部が、前記情報源として、前記検索部のインデックスを用いて時代情報を抽出するようにしてもよい。
本発明においては、前記抽出部では、検索の基点となる時間情報に基づき、前記時系列に区分されたインデックスを選択して検索を行い、時代情報を抽出するようにしてもよい。
本発明においては、ユーザに対応して時代情報を抽出するためのルールを記憶するユーザルール蓄積部を備え、前記抽出部では、前記ユーザルール蓄積部に記憶されたユーザ対応のルールに基づき、前記情報源から時代情報を抽出するようにしてもよい。
本発明においては、ユーザに対応して時代情報を提示するためのルールを記憶するユーザルール蓄積部を備え、前記提示部は、前記ユーザルール蓄積部に記憶されたユーザ対応のルールに基づき、前記抽出部で抽出された時代情報を提示する、ようにしてもよい。
本発明においては、前記所定の情報源が、スケジューラシステムを含む構成としてもよい。
本発明においては、ユーザによって入力された、又は、前記情報源から取得された、スケジュール情報を受け、該スケジュール情報をスケジューラ・データベースに登録するスケジューラシステムを備え、前記スケジュール情報を、前記抽出した時代情報として用い、前記スケジューラ・データベースを、時代情報を記録する時代情報蓄積部として用い、前記提示部は、前記スケジューラ・データベースから時代情報を提示し、前記検索部に渡すようにしてもよい。
本発明に係る方法は、時間情報に関して目印となる情報をなす時代情報を、所定の情報源から抽出する工程と、
時系列に区分された検索用のインデックスを、検索の基点となる時間情報に基づき、選択して検索処理を行うにあたり、前記抽出された時代情報に従って検索を行う工程と、を含む。
本発明に係るプログラムは、時間情報に関して目印となる情報をなす時代情報を、所定の情報源から抽出する処理と、
時系列に区分された検索用のインデックスを、検索の基点となる時間情報に基づき、選択して検索を行うにあたり、前記抽出された時代情報に従って検索を行う処理と、
をコンピュータに実行させるプログラムよりなる。
本発明によれば、情報検索等に必要な、時間情報を特定するための情報を提供することができる。
本発明の第1の発明例の構成を示す図である。 本発明の第1の実施例における時系列検索入出力部のユーザインタフェースの1例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例における時系列検索入出力部のユーザインタフェースの1例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例における検索処理の動作を示す流れ図である。 本発明の第1の実施例の検索処理において時間を指定するインタフェースを利用した際の動作を示す流れ図である。 本発明の第1の実施例の検索処理において、時代情報を選択するインタフェースを利用した際の動作を示す流れ図である。 本発明の第1の実施例における時代情報抽出処理の動作を示す流れ図である。 本発明の第1の実施例の変形例1の構成を示す図である。 本発明の第1の実施例の変形例2の構成を示す図である。 本発明の第2の実施例の構成を示す図である。 本発明の第3の実施例の構成を示す図である。 本発明の第3の実施例の変形例の構成を示す図である。 本発明の第1の実施例における時代情報抽出部の変形例を示す図である。 本発明の第1の実施例の時系列検索処理部の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施例の構成を示す図である。 本発明の第4の実施例のユーザインタフェースの1例を模式的に示す図である。
符号の説明
1、21 時系列検索処理部
2、22 時系列検索入出力部
3、3’ 時代情報提示部
4 時代情報抽出部
4’ 時代情報抽出部
4” 時代情報抽出部
5 時代情報蓄積部
6 情報システム
7 ユーザルール蓄積部
8 ルール入力部
9 ユーザ認証部
10 検索インデックス
11 区分インデックス
12 時代情報検索部
13 時代情報検索部
20 スケジューラシステム
23 スケジュール提示部
24 スケジュール入力部
25 スケジュールDB
26 他の情報システム
27 ユーザ
41 時代情報入出力部
100 過去インデックス格納部
101 文書格納部
102 インデックス登録部
103 検索部
110 最新インデックス
111〜114 区分インデックス
上記した本発明についてさらに詳細に説述すべく図面を参照して以下に説明する。
本発明に係る情報提示システムは、時系列検索処理部(1)と、時系列検索入出力部(2)と、時代情報提示部(3)と、時代情報抽出部(4)と、を備え、時代情報抽出部(4)が抽出した時代情報を、時代情報提示部(3)が時系列検索入出力部(2)に対して渡し、時系列検索入出力部(2)が時代情報をユーザに対して提示する。このような構成を採用することで、検索を行うユーザは、時間情報を検索条件として時系列検索処理部(1)に入力する際に、提示された時代情報を、時間情報の決定のための情報として利用する。時系列検索処理部(1)では、インデックスを時系列に区分して記録しておき、検索条件として、明示的又は暗黙的に指定された時間情報に対応する基点に対応するインデックスを選択して検索処理を行う。
また、検索を行うユーザが、提示された時代情報を選択することにより、該時代情報に関連付けられた時間情報を、時系列検索処理部(1)へ検索条件として利用することが出来るように、時系列検索入出力部(2)は、時系列検索処理部(1)が受け付けることが出来る形式に変換した上で、検索条件として入力する。
このように、本発明によれば、日付や時間と関連付けられた時代情報を提示することによって、関連付けられた情報を選択することにより、ユーザが具体的な時間情報を把握できるようになる、あるいは、直接システムに対して選択された時代情報に対応する時間情報を入力することを可能としている。このため、ユーザが時間情報をシステムに対して入力する際に、具体的な日付及び時間を記憶していなくても、指定すべき時間情報をシステムに対して入力することができる。
一般に、ユーザが過去に発見したファイルや、Web上の情報源に辿り着くために、そのファイルのパスやURI(Uniform Resource Identifier)を記憶しておくということが考えられる。しかし、ユーザは、一般的に、ファイルのパスやURIを記憶しておかずに、どのように情報に辿り着いたかのみを記憶していることがある。具体的には、現今のように、検索エンジンが一般化した状況では、検索エンジンに対して入力した検索クエリーだけを記憶しておき、再度、検索するのである。例えば、
「3日前に○○というキーワードで検索して見つかったあのWebページ」
のように記憶しておく。
しかしながら、検索エンジンのインデックスは、日々更新/増加されているために、ユーザは同じキーワードで検索しても、異なる検索結果を得ることがある。そのため、以前得たファイルや情報に再び辿り着けなくなることがある。
過去の時点と同じ検索結果を得たいというユーザからのニーズが起きる可能性がある。
本実施例によれば、例えば、検索用のインデックスを時系列に区分してなる区分インデックスを用意しておき、検索の基点となる情報に基づき区分インデックスの選択して検索を行う。ユーザが日時などの時間軸情報を入力することで、検索結果の時間軸を操作する。検索結果の時間軸を操作する検索機能は、大きく次の2通り存在する。
(A)1つ目は、過去の視点に基づく検索機能の提供である。この機能により、ユーザが指定した過去の時点に戻って、その時点の検索対象の情報の特性を用いて検索を行うことが出来る。また、前記により、その時点での検索結果の再現を行うことが出来るため、ユーザは、未来に渡って、検索で辿り着いた情報に対して、過去と同じ方法にて、元の情報にアクセスすることが出来る。
(B)2つ目は、検索対象の時間軸範囲を限定しての検索機能の提供である。この機能は、指定した時間帯に変化があった情報に対する検索機能であり、ユーザの時間的な記憶から、情報へアクセスするための一助となるものである。
これらの機能により、ユーザが時間軸を操作して検索を行うことを可能としている。
時間軸を操作して検索を行う場合、ユーザが戻りたい日時や、限定したい日時帯がいつであるかを明確に思い付くことが困難な場合がある。
例えば、ユーザが
「○○があった日」時点の検索結果を得たいと考えたとする。
その時、ユーザは、
(a)「○○があった日」の正確な日付情報を別の方法で調べ(例えば手帳を調べるなど)、
(b)その日付を検索条件として入力する、
という手順を経なければならない。
つまり、
「検索条件の検索」→「情報検索の検索」
といった、2段階の検索が必要になる。
本発明によれば、時間軸を操作して検索を行うシステム等において、ユーザが入力すべき時間や日時の情報を明確に思い付くことができない場合にも、ユーザが所望する検索を可能とする。これにより、検索の利便性、操作性等を著しく向上することができる。これは、ユーザは指定すべき時間や日時の情報を、日付などの明確な情報として記憶している訳ではなく、イベントなどの日付に関連付いた情報として記憶しているためである。以下実施例に即して説明する。
<第1の実施例>
図1を参照すると、本発明の第1の実施例に係るシステムは、
・時間情報を明示的又は暗黙的に検索条件の入力の1つとして受付け、情報検索処理を行う時系列検索処理部1と、
・時系列検索処理部1に対する検索条件及び検索結果の入出力処理を行う時系列検索入出力部2と、
・日付や時間などと関連付けられた情報(「時代情報」と呼ぶ)を提示する時代情報提示部3と、
・提示すべき時代情報を後述する情報システム6から抽出する時代情報抽出部4と、
・時代情報抽出部4が抽出した時代情報を蓄積する時代情報蓄積部5と、
・時代情報抽出部4が時代情報を抽出する対象とする情報システム6と、
を備えている。これらの各部について以下説明する。
<時系列検索処理部1>
時系列検索処理部1は、複数の情報から、単数又は複数の情報を、入力された検索条件により抽出する。具体的には、UNIX(登録商標)などで提供されているgrepコマンドや、全文検索エンジンなどのシステム等を用いてもよい。
検索条件として、キーワードとして単語を入力し、そのキーワードが含まれる情報を抽出して結果として出力するものが一般的であるが、時系列検索処理部1は、検索条件として、時間情報を、暗黙的又は明示的に入力することで、検索結果を変更する。
時系列検索処理部1として、例えば図14に示すような構成が用いられ、検索条件として、時間情報を入力することにより、入力された時間に遡って、検索処理を行う。図14を参照すると、インデックス登録部102と、検索部103と、過去インデックス格納部100とを備えている。過去インデックス格納部100は、区分インデックス111〜114を含む。
図14において、文書格納部101は、検索対象の文書を保持する機能を果たす。なお、文書格納部101は時系列検索処理部1内部に備えてもよい。文書格納部101は、例えば、
・ユーザが保持するパーソナルコンピュータのハードディスク装置や、
・NAS(Network Attached Storage)等の外部装置、
・WWW(World Wide Web)、
・Intranet(企業内のWebページ群)
等が挙げられる。
検索対象の文書とは、上記のような格納部内に存在するWebページやオフィス文書等の電子ファイル、データベース内の構造化された情報等がある。なお、検索対象の文書が、Webページやオフィス文書等の電子ファイルである場合、図14の文書格納部101は、図1の情報システム6に対応することになる。この場合、文書格納部101を、情報システム6としてもよい。
インデックス登録部102は、文書格納部101が保持する検索対象の文書のインデックスを作成し、最新インデックス110に登録する。
検索部103は、検索用のインデックスを時系列に区分したインデックス110〜114を用いて、検索処理を行う。検索キーワードや検索する時点(いつの時点における文書群に対して検索するか)等の検索条件は、時系列検索入出力部2から受け取る。検索処理の結果は、時系列検索入出力部2に渡す。
最新インデックス110、及び、過去インデックス格納部100に含まれる区分インデックス111〜114は、検索処理に用いるインデックスであり、インデックスを、時間区間毎に、区分し、時系列に並べたものである。このうち、最新の更新分の区分インデックスを最新インデックス110とする。
インデックス登録部102は、新規文書又は更新文書をインデックス化して、常に、最新インデックス110へ登録する。なお、図14では、過去の区分インデックスは合計4つの構成であるが、区分インデックスの数に制限はなく、時系列に区分されるたびに増加していく。最新インデックス110、区分インデックス111〜114は、メモリや磁気ディスク装置等の記憶装置に対して保存される。
保存する形式としては、
・通常のファイルの形式、
・データベース上のレコード
等がある。最新インデックス110、区分インデックス111〜114は、それぞれ異なる記憶装置に保存されてもよいし、同じ記憶装置に保存されてもよい。ある定められたインデックスを区分する契機において、最新分のインデックス(インデックス登録部102がインデックスを登録する対象)を新規に作成する。そして、それまで、最新分のインデックスであったインデックス(最新インデックス110)は、2番目に新しいインデックスとして、区分インデックスの1つとなる。これらの仕組みを、インデックス登録部102の登録先への登録パスを変更することによって実現してもよい。または、最新インデックス110のデータを、過去インデックス格納部100にコピーして、新しい区分インデックスを作成し、最新インデックス110を空にすることによって実現してもよい。
検索条件として、明示的に、検索の基点となる時間情報(又は時間区間)が指定された場合、時間情報が属する時間区間に該当する区分インデックスを選択して検索する。検索条件に時間情報が指定されていない場合、デフォルトとして、最新インデックス110から検索するようにしてもよい。
図14の構成によれば、インデックスを時系列に区分して記録しておき、過去の基点より古いインデックスのみを用いて検索処理を行うため、過去の基点に基づく検索処理を実現することができる。
また、上記効果を奏しながら、インデックスの追加更新処理等を高速に行うことができる。すなわち、追加更新対象となるインデックスは、一定期間の追加更新分(差分)だけを記録する区分されたインデックスであるため、容量が小さくてすむ。
なお、時系列検索処理部1は、過去の基点に遡って検索できる構成であればよく、図14の構成にのみ限定されるものでない。例えば、一般的な検索システムにおいても、検索対象のファイルに付与されているメタデータの時間情報に対して、検索を行うシステムが存在する。例えば、UNIX(登録商標)などで提供されているfindコマンドには、オプションとしてファイルのアクセス時間や変更時間でファイルの探索を行うことが出来る。このような検索ソフトウェアも、時系列検索処理部1の一例として用いることもできる。
<時系列検索入出力部2>
時系列検索入出力部2は、時系列検索処理部1に対して検索条件を入力する処理、及び、時系列検索処理部1から検索結果を受け取り出力する。
さらに、時系列検索入出力部2は、時代情報提示部3から受け取った時代情報を検索ユーザに対して提示して、検索条件の入力インタフェースとして機能する。
この時代情報は、検索条件として時間情報を入力するための補助情報としてのみ利用してもよいし、時代情報そのものを時間情報入力のインタフェースとしてもよい。
提示する時代情報を時間情報入力のインタフェースとして利用する場合、時代情報を直接時系列検索処理部1に渡すことは出来ないため、時系列検索入出力部2において、時系列検索処理部1に渡すことが出来る形式に変換して渡す機能を果たすようにしてもよい。
具体的な時系列検索入出力部2の実施例として、WWWの検索エンジンのようなWebブラウザ上で実現される画面や、CUI(Character User Interface)におけるシェルのようなコマンドラインインタフェースでもよい。
<UIイメージ、UIの実現例>
次に、時系列検索入出力部2が提供するユーザインタフェース(UI)画面について説明する。
一般的には、時間情報を指定する際には、時間を示す文字列を入力する{例えばUNIX(登録商標)のcalコマンドの引数}、時間を示す文字列を選択する、カレンダーや時計などを用いて具体的な日付及び時刻を指定する。
図2は、本実施例において、時代情報を選択して時間情報を入力するインタフェースの一例である。一般的な検索キーワード入力用のウィンドゥの他に、時代情報を選択するドロップダウンリストなど{図2では、ドロップダウンリスト}を用意して、この時代情報を選択することにより時代情報が示している時間を、具体的な日時指定入力の他に利用する。
図3は、時代情報を年表形式で表示するインタフェースの一例を示す図である。図3に示す例では、年表として、時代情報をカテゴリに分類して提示しているが、このような分類を行わずに一元的に表示するようにしてもよい。
分類方法としては、
・時代情報の内容を自然言語処理で分析する方法や、
・情報源として利用した情報システム6の種類によって分類する方法
等を用いてもよい。
具体的に図3について説明すると、「カテゴリ1」の行には、情報システム6から取得した「月報」(月次報告)が表示される。ここでは、月報の内容の全部又は一部を表示する。一部を選択して表示する際には、トピックとなる題目部分を抽出する、単語を切り出して重要度が高いものを選択して提示するようにしてもよい。
「カテゴリ2」の行に表示されている、「トピック☆1」、「トピック☆2」、「トピック☆3」、「カテゴリ3」の行に表示されている、「○○事件」、「△△事件」は、それぞれ提示された時代情報の例である。これらの時代情報を、年表形式で時系列に配置・表示している。
なお、図3に示した例では、時間の指定方法を上部のスライドバーを用いて行っている。指定したい時代情報が記されている場所をスライドバーで示して、時間の指定を行っている。
年表形式で表示されている時代情報をクリックなどで指定することにより、時間指定を行ってもよい。また、ユーザが年表を読み取った上で、カレンダーや文字列入力によって時間指定を行ってもよい。
また、時代情報の数が増大した場合に、全ての時代情報をUIとして提示した場合、ユーザに対して不適切なインタフェースになってしまう場合がある。このような場合、全ての時代情報を提示せずに、選択して提示するよう動作してもよい。選択する方法としては、時代情報が重要度のスコアを保持して、ユーザがよく選択する時代情報の重要度を高く設定し、重要度の値が一定値以上の際にUIとして提示するよう動作すればよい。この場合、図1の構成に加え、ユーザの選択を記録し、時代情報蓄積部5を更新する手段を備える。
<実装例>
また、具体的な実装例(implementation)としては、時系列検索処理部1が提供するユーザインタフェースを加工することによって、実現する。
また、時系列検索処理部1のユーザインタフェースの上に、皮をかぶせるように、ユーザインタフェースのみを提供して、時系列検索処理部1のユーザインタフェース又はAPIに渡すような実装態様を用いてもよい。
<時代情報提示部3>
時代情報提示部3は、時代情報蓄積部5から検索条件入出力の画面に提示すべき時代情報を取得して、時系列検索入出力部2に対して渡す機能を果たす。
また、時代情報蓄積部5を持たず、時代情報提示部3が、時代情報抽出部4が得た時代情報をそのまま受け取り、時系列検索入出力部2に対して提示するような形態を取ってもよい。
<時代情報抽出部4>
時代情報抽出部4は、情報システム6から時代情報を抽出し、時代情報蓄積部5に対して保存する機能を果たす。また、時代情報蓄積部5を具備せず、直接、時代情報提示部3に対して、抽出した時代情報を提示するような実装例をとってもよい。
時代情報抽出部4は、情報システム6に対してアクセスして、必要な情報を取り出す処理を果たす。具体的には、Webページを収集するクローラのような動作をする。
<時代情報>
「時代情報」とは、ユーザが指定すべき時間情報を想起するために、その時間情報を代表して目印(タイムマーカー、タイムランドマーク)となる情報をいう。
地理的な概念で説明すると、地理上の目印となる情報である。例えば、人が行き先の場所の説明をする時に、自分と相手がよく知っている場所を示し伝えることがよく行われる。具体的な例で言えば、「○○駅の近く」や「東京タワーの近く」というように、人に場所を説明することがあるであろう。
時代情報は、上記のような概念を、時間に対して適用したものと考えて良い。一例として、阪神・淡路大震災を例にあげる。阪神・淡路大震災の原因となった、平成7年兵庫県南部地震は、1995年1月17日午前5時46分52秒に発生したが、この地震が起きた、明確な日時及び時間を、ユーザが常に記憶しているとは限らない。
一方で、この災害名等を、例えば、この日時や時間帯を示す情報として利用することはあり得る話である。例えば、「阪神・淡路大震災が起きたころ」という表現(言い回し)によって、1995年や1990年代中盤のことを指示すことが、日常会話や文脈内で行われることがある。つまり、「阪神・淡路大震災」という言葉は、該震災が起こった時代や時間を代表する目印となる情報として、使うことが可能である。
このような、ある時代や時間を示し目印として利用できる情報を、本明細書では、「時代情報」と呼んでいる。
「阪神・淡路大震災」(一般的には平成7年兵庫県南部地震が起きた時点を指すと想定される)が示す時間情報の例を、以下に示す。なお、「阪神・淡路大震災」が、これらのどの時間情報を示すかは、文脈や状況によって異なる。
・1900年代(20世紀);
・1900年代(20世紀)後半;
・1990年代;
・1990年代中盤;
・1995年;
・1995年1月;
・1995年1月17日;
・1995年1月17日午前5時;
・1995年1月17日午前5時46分;
・1995年1月17日午前5時46分52秒;
・平成時代;
<時代情報蓄積部5>
時代情報蓄積部5は、時代情報抽出部4が取得した時代情報を蓄積する。時代情報蓄積部5はデータを格納する記憶装置を備えている。記憶装置としては、単体のディスク装置または複数のディスク装置からなるディスクアレイ装置を用いてもよい。あるいは、光磁気装置又はそれらの集合であるアレイ装置であってもよいし、単体または複数の半導体メモリによる記憶装置であってもよい。
時代情報蓄積部5は、これらの記憶装置に加え、CPUなどの計算処理部を備え、ファイルやデータの入出力の役割を果たす、NAS(Network Attached Storage)またはDB(Data Base)システムであってもよい。
時代情報蓄積部5に対して、記録されている時代情報を変更する、または、ユーザが直接入力することにより時代情報を登録するような手段、ユニットを保持してもよい。
図13は、本実施例の変形例を示す図であり、時代情報抽出部4内に、ユーザに対する時代情報の入出力機能を提供する、時代情報入出力部41を備えている。
図13に示す例では、時代情報抽出部4の一部として時代情報入出力部41が設けられているが、時代情報入出力部41は、別のユニットの一部として備えてもよいし、別のユニットの一部ではなく、時代情報入出力部41を単独のユニットとして備えてもよい。
時代情報入出力部41は、時代情報蓄積部5から、既に登録されている時代情報(及び、時代情報に対応付けられた時間情報)を、ユーザが閲覧し、また修正を可能にする機能を果たす。
また、時代情報入出力部41は、ユーザが任意の方法で作成した時代情報を受け取り、新規に時代情報蓄積部5に対して記録する。
<情報システム6>
情報システム6は、時代情報抽出部4が時代情報を抽出するための情報源としての機能を果たす。
図1では、情報システム6の数は1つであるが、任意の数の情報システムを複合的に情報源として利用することも可能である。
特に制限されないが、情報システム6としては、
・WWW;
・組織内ネットワークにおけるポータルサイト;
・スケジューラシステム(図15の第4の実施例参照);
・ニュースサイトやニュースDB;
・週次報告や月次報告を記憶する情報システムや記憶装置{メールサーバやユーザのメールクライアントソフトウェア等};
・天気、視覚的な情報(示す時点におけるユーザのデスクトップ画面やWebページの画面、示す時点におけるカメラ画像);
等のうちの少なくとも1つが用いられる。
また、情報システム6は、時代情報抽出部4の情報源ではなく、時代情報を登録する手段として動作してもよい。例えば、ある組織で定められた時代情報を、組織内の時系列検索処理部1において利用する場合に、当該組織の時系列検索処理部1の管理者が、時代情報を、情報システム6を介して入力する。時系列検索処理部1が図14に示す構成の場合、時代情報を登録する手段として動作する情報システム6は、文書格納部101及びインデックス登録部102の機能を担うことになる。
時代情報抽出部4は、情報システム6から取得した時代情報を、時代情報蓄積部5に記録する。
次に、図4及び図5、図6のフローチャートを参照して、本実施例の検索処理の動作について詳細に説明する。
まず、ユーザが検索処理を行うために、時系列検索入出力部2に対してアクセスする(図4のステップS101)。
次に、時代情報提示部3は、時代情報蓄積部5から必要な時代情報を取り出す(ステップS102)。
なお、ステップS102は、時代情報蓄積部5から時代情報を抽出するのではなく、リアルタイムに時代情報抽出部4が情報システム6に対してアクセスして時代情報を抽出して、時代情報提示部3が時系列検索入出力部2に対して渡してもよい。このようにした場合、時代情報蓄積部5が不要であるため、余計な記憶領域を利用することがない。その代わりに性能が劣化する。また情報システム6へのアクセス量が増大する。
また、必要な時代情報とは、時系列検索入出力部2においてUIを作成するために必要ということである。図3を例にあげると、図3の2006年9月から2007年3月の年表を作成するには、この期間の時間情報を示す時代情報を選択して取り出す必要がある。それ以外の期間の時間情報はこの時点では必要ない。
なお、図3において、年表をスクロールする機能が付与されている場合には、それ以外の時間情報が必要となる。
スクロール後に必要な時代情報を、最初の画面を作成するときに渡すか、スクロール後の画面を作成するときに、S102〜S104のステップを実行するかは自由である。
さらに次に、時代情報提示部3は取り出した時代情報を時系列検索入出力部2に対して渡す(ステップS103)。
そして、時系列検索入出力部2は受け取った時代情報を用いてユーザインタフェースを作成し、ユーザに提供する(ステップS104)。
<UI>
ステップS102〜S104は、ユーザが時系列検索入出力部2に対してアクセスする(ステップS101)前に行ってもよい。また、前もって作成されていた、時代情報が結合されたユーザインタフェースを用いるように動作してもよい。
その場合、図4のフローチャートは、ステップS101の次にステップS105へ飛ぶようになる。
次にユーザは提供されたユーザインタフェースを介して、検索条件の入力を行い、その検索条件から、時系列検索を行う(ステップS105)。
ステップS105は2種類の動作態様があるため、図5、図6のフローチャートを用いた説明を後述する。
ステップS105の後に、時系列検索処理部1は得られた検索結果を時系列検索入出力部2に対して渡す(ステップS106)。そして最後に、時系列検索入出力部2は、受け取った検索結果をユーザに対して提示する(ステップS107)。
<ステップS105の2パターンの説明>
ステップS105の処理は、ユーザが時間を指定するインタフェース(図5)であるか、時代情報を選択するインタフェース(図6)であるかによって異なる。
なお、図5、図6の手順を示したの両方のインタフェース(時間を指定、時代情報を選択)を備え、入力方法により、一方を選択するような構成としてもよい。
<時間指定>
まず、図5のフローチャートを参照して、ユーザが時間を指定するインタフェースにおいて、検索条件を入力し、検索処理を行う手順について説明する。
ユーザが時間を指定するインタフェースとは、図3の例におけるスライドバー(スライドバーの場所により時間が決定される)や、カレンダーや時計をもちいたインタフェースで選択するものや、文字列として日付などを入力するものを指す。
まず、ユーザは提示された時代情報を参考に、検索条件として入力する時間を指定する(図5のステップS201)。
次に、時系列検索入出力部2は、ユーザから受け取った時間入力を、時系列検索処理部1が受付可能な形式に変換する(ステップS202)。
この処理は、例えば時系列検索入出力部2がAPI(Application Interface)として時間指定の検索部を提供されているときに、ユーザからの入力をAPIの引数として要求されている形式に変換する処理のことを指す。
さらに、ステップS202で変換された時間情報及び、他の検索条件(入力された検索キーワードなど)を、時系列検索処理部1に対して渡す(ステップS203)。
そして、時系列検索処理部1は渡された時間情報及び検索条件を用いて、検索処理を行う(ステップS204)。
<時代情報の選択による時間指定>
次に、図6のフローチャートを用いて、時代情報を選択して時間を指定する際の検索処理の手順を説明する。
まず、ユーザが時系列検索入出力部2により提示された時代情報を1つ又は複数選択する(図6のステップS301)。
次に、選択された時代情報をその時代情報が示している時間情報に変換する。これは、時系列検索入出力部2に時代情報提示部3から時代情報が渡された際に共に渡されている時間情報でもよいし、時代情報蓄積部5に対してアクセスして適切な時間情報を取り出す処理を行ってもよい。
また、得られた時間情報は、必要であれば、時系列検索処理部1が受付可能な形式に変換する(ここはステップS202と同一である)。
その後の手順は、図5のステップS203及びS204と同一であるため、説明を省略する。
<時代情報抽出処理>
次に、図7のフローチャートを用いて、時代情報抽出処理の動作の流れを説明する。
まず、時代情報抽出部4が、情報システム6に対して時代情報を抽出するためにアクセスを行う(図7のステップS401)。
なお、時代情報抽出部4が情報システム6に対してアクセスするのではなく、別のシステムがアクセスして記憶しておいた情報を用いて、時代情報を抽出してもよい。
例えば、WWWページを収集するクローラが、検索エンジンでは一般的に利用されるが、このクローラが収集したページ群を情報システム6として利用する際には、そのクローラがデータを保持しているデータに対してアクセスを行えばよい。
次に、時代情報抽出部4はアクセスした情報システム6の情報から、日時とそれに対応付けられる時代情報の抽出を行う(ステップS402)。この処理の実施例としては、情報システム6の定型的なフォーマットを利用するようにしてもよい。
ニュースサイトを情報システム6として利用する際の処理を例に挙げて説明する。ニュースサイトでは、ニュースの題名と日付(場合によっては時間も付与されている)が結びつけられて表示されている{Webページの内容を解析しても不明な場合には、Webページのメタタグ内の日付とtitle欄を利用してもよい}。
そして、題名の一部又は全部を時代情報として、時代情報に関連付けられた時間情報とする。
最後に、ステップS402により抽出された時代情報と時間情報を、情報蓄積部5に対して記録する(ステップS403)。
図7の手順を定期的に繰り返すことによって、新たな時代情報の追加や、時代情報の更新処理を行う。この繰り返しの周期は任意に設定することができる。
また、情報システム6の情報が変更されることを検知し、該検知を契機に時代情報の抽出処理を行ってもよい。このようにすると、素早く時代情報を時系列検索入出力部2のUIに反映することが出来る。
<実施例の作用効果>
次に、本実施例の作用効果について説明する。
本実施例では、時代情報抽出部4が情報システム6から時代情報を抽出し、抽出した時代情報を、時系列検索入出力部2において併せて提示して、ユーザ時間条件の入力に用いることができるように構成されているため、ユーザが具体的な時間条件を記憶していなくても、時代情報を選択(又は閲覧)することで時間条件を入力できる。
<第1の実施例の変形例1>
図8は、本発明の第1の実施例の変形例1を示す図である。この変形例では、時代背景情報を検索して、提示する時代情報を限定する。この変形例1は、図1の構成と比較して、時代情報検索部12が追加されている。これ以外の構成及び動作は、前記第1の実施例と同一であるため、説明を省略し、以下では、相違点について説明する。
時代情報検索部12は、時代情報提示部3が時系列検索入出力部2に対して提示する時代情報を限定する。具体的には、本実施例の変形例1では、次のような問題を解決する。図2に示すような、多くの時代情報から選択するようなインタフェースを、時系列検索入出力部2が提供する際に、大量の時代情報が提供されると、ユーザ側で、選択が困難となる場合がある。そこで、何らかの方法で時代情報の検索を行い提示される時代情報を限定する必要がある。
時代情報検索部12は、時代情報の文字列で検索を行うことができる検索エンジンで構成してもよい。
まず、ユーザは、時系列検索入出力部2が提供するUI(ユーザインタフェース)を介して、時代情報を限定するための検索キーワードを入力する。
時代情報検索部12は、キーワードを受け付け、時代情報蓄積部5の時代情報に対して検索処理を行い、該当するキーワードが含まれる時代情報を抽出する。時代情報検索部12は、抽出された時代情報リストのみを、時系列検索入出力部2に提示する。
また、明示的に時代情報の検索のためのキーワードを入力しなくても、時代情報検索部12は、通常のキーワード(時系列検索処理部1に渡すためのキーワード)を用いて、時代情報を限定する制御を行ってもよい。
この変形例1の作用効果として、時代情報が大量に提示された場合に、提示された時代情報を限定することにより、ユーザが容易に選択したい時代情報を発見することができる。
<第1の実施例の変形例2>
図9は、第1の実施例の変形例2の構成を示す図である。この変形例2では、通常、入力されるキーワードを用いて、時間を指定する。この変形例2は、図1に示した前記第1の実施例の構成に、時代情報検索部13をさらに備えている。
この変形例2の時代情報検索部13は、前記変形例1における時代情報検索部12とは動作が相違している。すなわち、本変形例において、時代情報検索部13は、時系列検索入出力部2が受け付ける検索キーワード(時系列検索処理部1に渡すキーワード)を受け取り、時代情報蓄積部5に保存されている時代情報に対して検索処理を行い、検索で発見した時代情報に対応付けられた時間情報を、時系列検索処理部1が必要とする時間情報として、渡す。
時系列検索入出力部2は、最低限、検索キーワードを受け付けて、時代情報検索部13と時系列検索処理部1に渡す機能があればよい。
時系列検索入出力部2は、受け付けたキーワードを、全て時代情報検索部13に渡してもよいし、特定のタグを付けたキーワード(例えば、”time(keyword)”のように指定された文字列)のみを時代情報検索部13に渡すような動作としてもよい。
時系列検索処理部1は、時間情報を、時系列検索入出力部2ではなく、時代情報検索部13から受け付ける。その他の構成、動作は、前記第1の実施例と同一であるため、説明を省略する。
本変形例2の作用効果は、時系列検索入出力部2において、時代情報の選択や時間の指定が不要になることである。その理由は、検索時に、通常入力するキーワードから、時間を指定することが出来るためである。
<第2の実施例>
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図10は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。図10を参照すると、本発明の第2の実施例は、時系列検索処理部1と、時系列検索入出力部2と、時代情報提示部3’と、時代情報抽出部4と、時代情報蓄積部5と、情報システム6と、ユーザルール蓄積部7と、ルール入力部8と、ユーザ認証部9と、を備えている。これらの各部は概略次のように動作する。
時系列検索処理部1、時系列検索入出力部2、時代情報蓄積部5、情報システム6は第一の実施例とほぼ同一の動作を行うため、説明を省略する。
<時代情報提示部3’>
時代情報提示部3’は、基本的には、前記第1の実施例における時代情報提示部3と同一である。相違点としては、時代情報蓄積部5から時代情報を取り出して、時系列検索入出力部2に対して渡す際に、ユーザルール蓄積部7から、検索を行うユーザのルールを読み出し、該ユーザ向けのルールにしたがって時代情報を選択する。
<時代情報抽出部4>
時代情報抽出部4は、情報システム6に対してアクセスし、時代情報を抽出する処理を行う。基本的には、前記第1の実施例の時代情報抽出部4と同一の動作を行うが、ユーザルール蓄積部7から、ユーザ毎の時代情報抽出ルールを読み出して、それに従って情報抽出を行う。時代情報蓄積部5において、ユーザ毎に異なる時代情報については、ユーザ毎に記録しておく必要がある。
また、時代情報抽出部4がユーザの認証情報を利用することによって、情報システム6内のユーザ固有の情報に対してアクセスすることが出来る。そのため、時代情報として、ユーザ固有の情報を利用することができる。
<ユーザルール蓄積部7>
ユーザルール蓄積部7は、ルール入力部8が入力した各ユーザの時代情報抽出及び提示のルールを記憶する。
<ルール入力部8>
ルール入力部8は、各ユーザのルールを入力し、ユーザルール蓄積部7に記録する機能を果たす。
<ユーザ認証部9>
ユーザ認証部9は、検索を行うユーザの認証処理を行い、時系列検索入出力部2及び時系列検索処理部1を利用するためのユーザ認証の機能と、時代情報提示部3’に対してログインするユーザ情報を提示する機能を果たす。
<ルールの例>
ユーザルールの例について説明する。最も簡単なルールは、ユーザ毎に時代情報を抽出する情報システム6を変更するものである。
例えばユーザの月次報告のファイルを保存する記憶場所をルールに記述しておく。時代情報抽出部4は、ユーザ毎の月次報告に対してアクセスすることによって、その月次報告から、時代情報を抽出し、ユーザ毎に時代情報と時間情報の組み合わせを時代情報蓄積部5に対して記憶する。
このように動作することで、各ユーザが執筆した月次報告を用いて作られた時代情報を、そのユーザ自身のみが時系列検索に利用できるようなシステムが実現できる。
<作用効果>
本発明の第2の実施例によれば、検索を行うユーザ毎に適した時代情報提示を行うことが出来る。その理由は、ユーザ毎にルールを指定しておき、そのルールに従った時代情報を提示することができるためである。
<第3の実施例>
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図11は、本発明の第3の実施例の構成を示す図である。本発明の第3の実施例は、検索エンジンのインデックスから時代情報を抽出する。図11を参照すると、第3の実施例は、時系列検索処理部1と、時系列検索処理部1が保有する検索インデックス10と、時系列検索入出力部2と、時代情報提示部3と、時代情報抽出部4’と、時代情報蓄積部5とを備えている。これらの各部は概略次のように動作する。
時代情報抽出部4’は、その動作が、前記第1の実施例における情報抽出部4と相違する。他の、時系列検索処理部1と時系列検索入出力部2と、時代情報提示部3と時代情報蓄積部5は、第1の実施例と同一の動作をするため、説明を省略する。
<時代情報抽出部4’>
時代情報抽出部4’は、検索インデックス10に対してアクセスし、検索インデックスから時代情報を抽出して、時代情報蓄積部5に保存する。本実施例は、前記第1の実施例における情報抽出部4の情報システムとして、検索インデックス10を用いる。
具体的な時代情報抽出部4’の動作について説明する。
時代情報抽出部4’は、検索インデックス10を用いて、時間を示す情報(例えば、日付の文字列など)の出現文書を検索する。
検索インデックス10には、一般的に文書中の単語の出現場所が記録されているため、その出現場所情報を用いて、その周囲に出現する単語を取り出し、その単語を時代情報として指定する。そして、時間を示す情報を、その時代情報に対応する時間情報として時代情報蓄積部5に対して記録する。
また、「“時間を示す文字列”+“助詞”+“何らかの形態素”」のような並びの文字列(これに類するルールを用いてもよい)を抽出し、上記の形態素を時代情報として利用するようにしてもよい。
また、ある一定数以上の文書において、同一のルールに適合する場合のみ時代情報に登録する、といったように時代情報登録のために閾値を定めてもよい。
<作用効果>
本発明の第3の実施例によれば、前記第1の実施例のように、検索システムとは別の情報システムを用意する必要が無く、検索システム単体として動作させることが出来る、という効果がある。
<第3の実施例の変形例>
図12は、本発明の第3の実施例の変形例の構成を示す図である。この変形例では、時代情報抽出部4”が検索に用いる時系列検索処理部1の検索インデックスに、区分インデックス11を用いる。図12では、検索インデックスとして、図14に示したように、インデックスを時系列に分割した区分インデックス11を用いている。
基本的な動作は、前記第3の実施例と同一であるが、時代情報抽出部4”の動作が相違している。区分インデックス11は、検索インデックス10が時系列に分割されているため、区分インデックス11のそれぞれの分割されたインデックスは、時間情報を代表として保持している。
また、検索エンジンのインデックスは、スコアを演算するために、文書集合中の単語の出現頻度などの情報を保持している。
従って、それぞれの分割されたインデックス内で、多く特徴的に出現する単語を容易に抽出することが可能である。
本変形例における、時代情報抽出部4”は、この分割されたインデックス内で特徴的に多く出現する単語を、時代情報として抽出する。そして、当該時代情報に対応付ける時間情報として、そのインデックスが更新対象のインデックスとして動作していた時間帯を指定する。
このように動作することで、時系列検索処理部1が検索対象とする文書集合内における、時間的なキーワードの出現偏りの情報を、時代情報として利用することができる。
そして、この変形例によれば、すでに時間的に分割されているインデックスを用いるため、この時代情報を抽出するための分析処理が高速である、という効果を奏する。
なお、本発明の第3の実施例、及びその変形例に対して、前述した第1の実施例の変形例1、2のような変形を行うことも可能である。
<第4の実施例>
図15は、本発明の第4の実施例の構成を示す図である。本実施例は、前記第1の実施例をスケジューラシステムと連携させたものである。本実施例は、前記第1の実施例と同様、ユーザは時間軸を指定して検索することができるようになったが、ユーザが戻りたい日時や指定日時を想起することが困難な場合であるという課題を、スケジューラシステムと連携することで解決するものであり、ユーザが戻りたい基点日時を指定するために、スケジューラをフロントエンドとして検索を行う。スケジューラシステムに、検索インタフェースを実装し、スケジューラのユーザインタフェース(画面)において、各日に入力BOXとボタンを設け、範囲指定用のインタフェースを設ける。
図15において、時系列検索処理部21は、図1の時系列検索処理部1に対応し、時系列検索入出力部22、スケジュール提示部23、スケジュール入力部24は、それぞれ、図1の時系列検索入出力部2、時代情報提示部3、時代情報抽出部4に対応する。
スケジューラシステム20が保持するスケジュールを保持したスケジュールDB25は、図1の時代情報蓄積部5に対応する。スケジュールDB25は、スケジュール入力部24から入力された、ユーザや組織のスケジュール情報を格納する。
スケジュール提示部23は、スケジュールDB25から読み出した情報をユーザ27に提示する。スケジュール提示部23は、時系列検索入出力部22に情報を提示してもよい。
本実施例においては、時系列検索入出力部22、スケジュール提示部23、スケジュール入力部24が、ユーザインタフェースの役割を果たす。各部(ユニット)は独立していてもよいが、本実施例では、3つの部(ユニット)が1つのユーザインタフェースとして機能を果たす。
図1に示した構成では、ユーザの入出力は時系列検索入出力部2で行っているため、時代情報提示部3からの情報は時系列検索入出力部2に渡されている。これに対して、図15の本実施例では、3つの部22、23、24が、ユーザインタフェースの役割を果たしている。
スケジュール入力部24は、ユーザ27または他の情報システム26から、各ユーザのスケジュールの入力を受け付ける。これは、前記第1の実施例における、情報システム6から時代情報を抽出する処理に対応する。
本実施例においては、図1の情報システム6の1つを、ユーザ27(ユーザ端末からの入力)としたものであり、前記第1の実施例の時代情報抽出部4の処理は、ユーザ27がスケジュール(時代情報)を入力する処理に対応している。なお、ユーザ27による入力ではなく、他の情報システム(例えば他の業務システム)26から、ユーザ27のスケジュールを入力するようにしてもよい。
スケジューラシステム20が提供するAPIを介して、情報システムがスケジュール(時代情報)をスケジューラシステム20に登録する。
図16は、図15に示したスケジューラシステムのユーザインタフェース(UI)の一例を示す図である。この例は、カレンダー型のスケジューラシステムである。図15のスケジュール提示部23は、カレンダー及びスケジュールDB25に格納されたスケジュール情報を、ユーザ画面上に提示する。
時系列検索入出力部22は、検索ウインドウ及び時間指定のインタフェースを、スケジュール提示部23が提供する画面と合成して提示する。この合成処理は、ユーザインタフェース側で行ってもよいし、スケジュール提示部23が時系列検索入出力部22のラッパーとして動作してもよい。あるいは、前記第1の実施例のように、時系列検索入出力部22がスケジュール提示部23のラッパーとして動作してもよい。
時間指定のインタフェースの一例として、日付毎に用意されたスペースに対して、指定用のボタンを提供する。図16(B)、ある1日分の日付欄を拡大したものである。左右向きの矢印はそれぞれ、指定用のボタンである。左向きのボタンをクリックすることにより、その日以前の情報に対して検索を行うよう時系列検索処理部21に要求する。また、右向きのボタンをクリックすることにより、その日以降の情報に対して検索を行うよう時系列検索処理部21に要求する。
検索範囲日付の始点で右向きの矢印をクリック、終点で左向きの矢印をクリックすることによって、検索範囲の日付指定をすることが出来る。
図16(A)のカレンダー内の矢印は、検索範囲の日付指定が行われている様子を示す。時系列検索入出力部22は、このようなユーザインタフェースによって指定された日付指定及び、検索キーワードを時系列検索処理部21に対して渡し、応答を待つ。この実施例によれば、スケジューラシステムと連携することによって、ユーザの日常のスケジュールを時代情報として用いることが出来るため、ユーザとの親和性がより高い日付指定をすることができる。
本実施例によれば、スケジューラシステムを介して検索入力を行うことによって、ユーザは、具体的な日付等を想起することなく、スケジューラシステムによって表示される情報により検索の基点とすべき時間軸を設定することができる。このため、ユーザが求める情報への到達を容易化する。またユーザが具体的な日時情報を思い出したり、調べたりすることを要しなくしている。
本発明によれば、日時や時間などの時間軸情報を入力する情報検索装置や情報検索プログラムに対するユーザインタフェースといった用途に適用できる。また、情報検索システムだけでなく、日時や時間などの時間軸情報の入力を要求されるシステムに適用できる。
なお、上記の特許文献、非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。

Claims (21)

  1. 時系列に区分された検索用のインデックスを記憶する記憶部と、検索対象の情報を保持する情報格納部が保持する検索対象の情報のインデックスを作成し、前記記憶部の最新インデックスに登録するインデックス登録部と、検索の基点となる時間情報に基づき、前記記憶部から検索用のインデックスを選択して検索処理を行う検索部と、
    を備えた時系列検索部と、
    前記検索の基点となる前記時間情報に関して目印となる情報をなす時代情報を、所定の情報源から抽出し時代情報蓄積部に記憶する抽出部と、
    前記時代情報蓄積部から時代情報を取得して提示する提示部と、
    を含み、
    前記検索部において、検索条件として、時間情報を指定した情報検索を行うにあたり、前記提示部で提示された時代情報の中から、ユーザによって選択されたものを、前記検索部における検索条件の時間情報として用いて検索が行われる、情報提示システム。
  2. 前記所定の情報源が、情報システムを含む、請求項1記載の情報提示システム。
  3. 前記抽出部で抽出された時代情報の変更、及び/又は、前記時代情報の前記時代情報蓄積部への登録、
    を行う時代情報入出力部を備えた、請求項に記載の情報提示システム。
  4. ユーザインタフェースを介して入力された、時代情報を限定するための検索キーワードを受け付け、前記時代情報蓄積部に記録された時代情報に対して検索を行い、該当するキーワードが含まれる時代情報を抽出し、抽出された時代情報を前記提示部に出力する時代情報検索部を備えている、請求項乃至のいずれか一に記載の情報提示システム。
  5. 検索キーワードを受け取り、該検索キーワードを用いて前記時代情報蓄積部に記録されている時代情報に対して検索処理を行い、前記検索で得られた時代情報に対応付けられた時間情報を、前記検索部に渡す、時代情報検索部を備えている、請求項乃至のいずれか一に記載の情報提示システム。
  6. 前記検索部に検索条件を入力し、前記検索部での検索結果を受け取る検索入出力部を備えた、請求項乃至のいずれか一に記載の情報提示システム。
  7. 前記検索入出力部は、前記提示部により提示された時代情報を、ユーザにインタフェースを介して提示する、請求項記載の情報提示システム。
  8. 前記検索入出力部は、ユーザが選択した時代情報を、前記検索部が受け付け可能な形式に変換して前記検索部に入力する、請求項又は記載の情報提示システム。
  9. 前記抽出部が抽出した時代情報を、前記提示部が前記検索入出力部に対して渡し、
    前記検索入出力部が時代情報をユーザに対して提示し、
    ユーザが時間情報を検索条件として、前記検索部に入力する際に、前記提示された時代情報を時間情報の決定のための情報として利用可能としている、請求項乃至のいずれか一に記載の情報提示システム。
  10. 前記検索入出力部が、前記時代情報を年表形式で一元的に又はカテゴリ別に分類して表示する、請求項7乃至9のいずれか一に記載の情報提示システム。
  11. 前記抽出部が、前記情報源として、前記検索部のインデックスを用いて時代情報を抽出する、請求項1乃至1のいずれか一に記載の情報提示システム。
  12. 前記抽出部では、検索の基点となる時間情報に基づき、前記時系列に区分されたインデックスを選択して検索を行い、時代情報を抽出する、請求項1乃至1のいずれか一に記載の情報提示システム。
  13. ユーザに対応して時代情報を抽出するためのルールを記憶するユーザルール蓄積部を備え、
    前記抽出部は、前記ユーザルール蓄積部に記憶されたユーザ対応のルールに基づき、前記情報源から時代情報を抽出する、請求項1乃至1のいずれか一に記載の情報提示システム。
  14. ユーザに対応して時代情報を提示するためのルールを記憶するユーザルール蓄積部を備え、
    前記提示部は、前記ユーザルール蓄積部に記憶されたユーザ対応のルールに基づき、前記抽出部で抽出された時代情報を提示する、請求項1乃至1のいずれか一に記載の情報提示システム。
  15. 前記検索部を利用するユーザ認証と、前記提示部に対してログインするユーザ情報を提示するユーザ認証部を備えている、請求項1乃至1のいずれか一に記載の情報提示システム。
  16. 前記所定の情報源が、スケジューラシステムを含む、請求項1乃至1のいずれか一に記載の情報提示システム。
  17. ユーザより入力された、又は、前記情報源から取得された、スケジュール情報を受け、該スケジュール情報をスケジューラ・データベースに登録するスケジューラシステムを備え、
    前記スケジュール情報を、前記抽出した時代情報として用い、
    前記スケジューラ・データベースを、時代情報を記録する前記時代情報蓄積部として用い、
    前記提示部は、前記スケジューラ・データベースから時代情報を提示し、前記検索部に渡す、請求項乃至1のいずれか一に記載の情報提示システム。
  18. 前記抽出部は、前記検索部の検索インデックスから時代情報を抽出する請求項乃至1のいずれか一に記載の情報提示システム。
  19. 時系列に区分された検索用のインデックスを記憶する記憶部と、検索対象の情報を保持する情報格納部が保持する検索対象の情報のインデックスを作成し、前記記憶部の最新インデックスに登録するインデックス登録部と、検索の基点となる時間情報に基づき、前記記憶部から検索用のインデックスを選択して検索処理を行う検索部と、
    を備えた時系列検索部と、
    前記検索の基点となる前記時間情報に関して目印となる情報をなす時代情報を、所定の情報源から抽出し時代情報蓄積部に記憶する抽出部と、
    を含み、
    前記時代情報蓄積部から取得した時代情報は提示部に出力され、
    前記検索部において、検索条件として、時間情報を指定した情報検索を行うにあたり、前記提示部で提示された時代情報の中から、ユーザによって選択されたものを、前記検索部における検索条件の時間情報として用いて検索が行われる、情報処理装置。
  20. 時系列に区分された検索用のインデックスを記憶する記憶部と、時代情報蓄積部と、インデックス登録部と、検索部と、抽出部と、提示部とを備えた情報処理システムにより情報を提示する方法であって、
    前記インデックス登録部が、検索対象の情報を保持する情報格納部を参照して検索対象の情報のインデックスを作成し、作成した前記インデックスを前記記憶部の最新インデックスに登録する工程と、
    前記検索部が、検索の基点となる時間情報に基づき、前記記憶部から検索用のインデックスを選択して検索を行う工程と、
    前記抽出部が、前記検索の基点となる前記時間情報に関して目印となる情報をなす時代情報を、所定の情報源から抽出し前記時代情報蓄積部に記憶する工程と
    前記提示部が、前記時代情報蓄積部から時代情報を取得してユーザインタフェースを介して提示する工程と、
    前記検索を行う工程では、前記検索部が、検索条件として、時間情報を指定した情報検索を行うにあたり、前記提示部で提示された時代情報の中から、ユーザによって選択されたものを、前記検索部における検索条件の時間情報として用いて検索が行われる、情報提示方法。
  21. 時系列に区分された検索用のインデックスを記憶する記憶部と、時代情報蓄積部とを備えた情報処理装置に情報提示処理を実行させるプログラムであって、
    検索対象の情報を保持する情報格納部を参照して検索対象の情報のインデックスを作成し、前記記憶部の最新インデックスに登録するインデックス登録処理と、
    検索の基点となる時間情報に基づき、前記記憶部からインデックスを選択して検索を行う検索処理と、
    前記検索の基点となる前記時間情報に関して目印となる情報をなす時代情報を、所定の情報源から抽出し前記時代情報蓄積部に記憶する抽出処理と
    を含み、
    前記時代情報蓄積部から読み出された時代情報が提示部に供給されて提示され、前記検索処理では、検索条件として、時間情報を指定した情報検索を行うにあたり、前記提示部で提示された時代情報の中から、ユーザによって選択されたものを、検索条件の時間情報として用いて検索を行う、プログラム。
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