JP5615733B2 - ビッグデイト表示機構及び該機構を備えた時計 - Google Patents

ビッグデイト表示機構及び該機構を備えた時計 Download PDF

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Description

本発明は、ビッグデイト表示機構及び該機構を備えた時計に係る。
日付表示を見易くするために日付を大きく表示し得るようにしたビッグデイト表示機構は知られている。
日付を大きく表示するビッグデイト表示機構は、通常、1の桁の日付と10の桁の日付とを別々の日板で表示することにより、一つの日板当たりの日付文字の数を減らし、一つの日付文字が占め得る面積を増やして、日付文字を大きく表示し得るようにしている(特許文献1〜3等)。
しかしながら、1の桁の日付を一つの日板で表示する場合、従来のビッグデイト表示機構では、1日から31日までの31個の日付、すなわち、「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,1」を表示するので、一つの文字当たりの占有面積を確保すべく、日板が大きくなるのを避け難く、日板は、実際上、時計ケースの内周縁近傍まで拡がった大きなものになっている。すなわち、この種のビッグデイト表示機構では、「10」の桁の日付の表示に関して種々の工夫を凝らしているものの、1の桁の日付の表示は円環状の大きな日板による。その結果、時計の文字板内の領域を他の表示に利用しようとしても種々の制約が生じるのを避け難い。
なお、日板を同心に複数枚重ねると共に上側に位置する日板に窓を設けて下側の日板の日付を視認し得るようにして、一枚の日板当たりの日付の数を低減させることも提案されている(例えば、特許文献4及び5)。
しかしながら、この場合においても、日板は、二桁の数字(日付)を表すことから、時計ケースの内周縁近傍まで拡がった大きなものになってしまう点では、従来の通常のビッグデイト表示機構と同様である。また、この場合、大きな日板を重ねるので、時計が厚くなるのを避け難い。更に、この場合、他に全く利用できない専用の複雑化した構造になるのも避け難い。
また、1の位の日付を一つの日板で表示する場合、「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0」の10個の文字で表すこと自体は提案されているけれども、その場合、1の位の日付を表示する日板と10の位の日付を表示する別の日板との両方の回転を同時に制御すべくプログラム歯車が用いられており、該プログラム歯車に起因する構造の複雑化を避け難かった。
特開2005−214836号公報 特許第3390021号公報 特許第4307613号公報 特開2010−44072号公報 特開2010−101896号公報
本発明は、前記した点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、時計ケース内における日板の拡がりが小さい割には大きな日付を表示し得、且つ構造の複雑化を避け得るビッグデイト表示機構及び該機構を備えた時計を提供することにある。
本発明のビッグデイト表示機構は、前記目的を達成すべく、多数の歯を備えた第一日歯車であって桁上げ機能のある桁上げ歯を備えたもの、及び1の位の日付を表示する第一日板部を具備する第一日車と、第一日回し爪を備え一日に一回転する第一日回し車であって、第一日歯車に係合可能な第一日回し車作動位置に設定された際に第一日回し爪で第一日歯車に係合して第一日車を一日に第一日歯車の一歯分だけ回転させるものと、第一日車の第一日歯車の桁上げ歯が係合した際に該桁上げ歯によって一歯分だけ回転される日送り中間車と、4の倍数の個数の歯を備えた第二日歯車であって日送り中間車の一歯分の回転に応じて一歯分だけ回転されるもの、及び10の位の日付を表示する第二日板部を具備する第二日車と、第二日回し爪を備え一日に一回転する第二日回し車であって、第二日歯車に係合可能な第二日回し車作動位置に設定された際に第二日回し爪で第二日歯車に係合して第二日車を一日に第二日歯車の一歯分だけ回転させるものと、第一日回し車が第一日回し車作動位置に設定されると共に第二日回し車の第二日回し爪と第二日車の第二日歯車との係合が禁止される第二日回し車非作動位置に第二日回し車が設定される第一係脱位置と、第二日回し車の第二日回し爪が第二日車の第二日歯車に係合可能な第二日回し車作動位置に設定されると共に第一日回し車の第一日回し爪と第一日車の第一日歯車との係合が禁止される第一日回し車非作動位置に第一日回し車が設定される第二係脱位置との間で可動に、第一及び第二の日回し車を支持する切替機構とを有する。
本発明のビッグデイト表示機構では、「第一日回し車が第一日回し車作動位置に設定されると共に第二日回し車の第二日回し爪と第二日車の第二日歯車との係合が禁止される第二日回し車非作動位置に第二日回し車が設定される第一係脱位置と、第二日回し車の第二日回し爪が第二日車の第二日歯車に係合可能な第二日回し車作動位置に設定されると共に第一日回し車の第一日回し爪と第一日車の第一日歯車との係合が禁止される第一日回し車非作動位置に第一日回し車が設定される第二係脱位置との間で可動に、第一及び第二の日回し車を支持する切替機構」が設けられているので、切替機構が第一係脱位置に設定されている場合、第一日回し車の第一日回し爪が第一日車を一日に一歯分だけ回転させ、該第一日車の回転が10日毎に日送り歯車を介して第二日車に伝達されることにより第二日車が回転されてビッグデイト表示が行われる。ここで、切替機構が第一係脱位置に設定されている場合、第二日車の第二日歯車との係合が禁止されているから、第二日車の回転が第二日車の回転に影響を受ける虞れがない。ここで、本発明のビッグデイト表示機構では、上記のような切替機構があるが故に、複雑な構造のプログラム歯車が不要である。
また、本発明のビッグデイト表示機構では、上記の如く構成された切替機構が設けられているので、切替機構が第二係脱位置に設定されている場合、第二日回し車の第二日回し爪が第二日車を回転させることにより、第二日車を初期位置に戻す。このとき、第二日車の回転に伴い日送り中間車が回転されるけれども、「31」日では桁上げ歯が日送り歯車から離れたところに位置するので、該日送り車の回転によっては第一日車が回転されないから、ビッグデイトによる表示は、「31」から「01」に変わって、初期位置(初日)の表示状態に戻る。
本発明のビッグデイト表示機構では、典型的には、第一日歯車が10個の歯を備える。
その場合、1の桁の日付を表示する第一日板が比較的小さくても、従来の典型的なビッグデイト表示機構の如く「31」個の日付を表示する必要がないので、一文字当たりのスペースが十分に確保されて、大きな日付表示が行われ得る。
本発明のビッグデイト表示機構では、典型的には、第一日歯車の桁上げ歯が該第一日歯車を構成する他の歯よりも厚く形成され、日送り中間車が、複数の第一日送り中間歯を備えた第一日送り中間歯車部と、該第一日送り中間歯車部と同一ピッチであって該第一日送り中間歯車部と一体的に重なり第一日送り中間歯よりも谷部の幅が小さく厚さの薄い複数の第二日送り中間歯を備えた第二日送り中間歯車部とを備え、第二日歯車が第二日送り中間歯と噛合し、第一日歯車の桁上げ歯が第一日送り中間歯と噛合する。
その場合、第一日歯車及び第二日歯車を日送り中間車と直接的に係合させ得、占有スペースを最低限に抑え且つ構造の複雑化を最低限に抑え得る。なお、例えば、第一日歯車の桁上げ歯を該第一日歯車を構成する他の歯よりも厚くする代わりに、該第一日歯車を構成する他の歯よりも長くしてもよい。
本発明のビッグデイト表示機構では、典型的には、第一日歯車に対して躍制動作を行う第一日ジャンパ及び第二日歯車に対して躍制動作を行う第二日ジャンパを有する。
その場合、第一日車及び第二日車が所定の回転位置で確実に規正され得るので、第一日板及び第二日板が所定の回転位置で確実に停止され得るから、日窓を介した日付表示が適切に行われ得る。
本発明のビッグデイト表示機構では、典型的には、切替機構が、第一日回し車と第二日回し車とを回転自在に支持するレバー本体と該レバー本体と一体的な第一日カム従節及び第二日カム従節とを備えた日回し車レバーと、第一日歯車と一体的で第一日カム従節が係合する第一日カムと、第二日歯車と一体的で第二日カム従節が係合する第二日カムとを有する。
その場合、第一日カムと第一日カム従節との係合及び第二日カムと第二日カム従節との係合によってレバー本体の回転位置が規定され得るので、レバー本体を回転ないし回動させることにより、該レバー本体に回転自在に支持された第一及び第二日回し車の回転中心が回動され、これにより第一及び第二日回し爪の位置が切替えられるから、切替機構を第一係脱位置と第二係脱位置との間で切替え得る。
本発明のビッグデイト表示機構では、典型的には、31日になると、第一日カム従節が第一日カムの凹部に嵌り込むと共に第二日カム従節が第二日カムの凹部に嵌り込むように日回し車レバーが回動されて、切替機構が第二係脱位置を採り、第二日回し車によって第二日車の第二日歯車が一歯分だけ回転されて初期位置に戻るように構成される。
その場合、一方では、31日になると切替機構が第二係脱位置を採り、第二日回し車が、第二日回し車作動位置に設定されて、第二日回し爪で第二日歯車に係合して第二日車を第二日歯車の一歯分だけ回転させて、初期位置(10の桁が0の位置)に戻す。このとき、第一日車は回転することなく、1の桁の日付として「1」表示したままの状態に保たれ、表示が「31」から「01」に変わることになる。
なお、第一日車が回転することなくその位置に留まるのは、次の二つの理由による。すなわち、
(1)切替機構が第二係脱位置を採る場合、第一日回し車が第1日歯車に対して係合しない第一日回し車非作動位置にあるので、第一日回し車が回転しても第一日歯車が回転せず、第一日板が回転しない。
(2)「31」日から「01」日に移る場合、第二日車が基準位置に戻る際に日送り中間車も一歯分だけ回転されるけれども、第一日歯車の桁上げ歯は、「31」日の時点で既に日送り車の歯部と係合する位置から離れているので、日送り中間車の回転によっては、第一日歯車は回転せず、第一日板は、「1」を表示した状態に留まる。即ち、このビッグデイト表示機構では、「31」日の「1」の表示と、「01」日の「1」の表示とは、第一日板の同じ日付文字によって継続的に表示される。従って、第一日板は、典型的には、「1」から「9」まで及び「0」の10個の文字部を備える。但し、所望ならば、10の倍数であれば、20でもそれ以上でもよい。
本発明のビッグデイト表示機構では、典型的には、切替機構が第一の係脱位置を採る際にレバー本体が採る第一のレバー位置から切替機構が第二の係脱位置を採る際にレバー本体が採る第二のレバー位置に向かう向きにレバー本体に弾性力を及ぼす弾性手段を有する。
その場合、第一日カム従節が第一日カムの凹部に嵌り込むと共に第二日カム従節が第二日カムの凹部に嵌り込むように日回し車レバーが回動されて切替機構が第二係脱位置を採る向きに弾性手段がレバー本体に弾性偏倚力を及ぼすことにより、日回し車レバーが確実に位置決めされ得る。但し、例えば後述の図示した実施例のように、日回し中間車の歯車部と第一及び第二日回し車の歯車部との噛合を介して日回し車レバーに回動偏倚力が及ぼされるような場合には、弾性手段はなくてもよい。
本発明のビッグデイト表示機構では、典型的には、日回し車レバーの回動中心軸線が時車の回転を第一及び第二日回し車に伝達する日回し中間車の回転中心軸と一致している。
その場合、日回し車レバーのレバー本体を単に回動させるだけで、第一及び第二の係脱位置への設定が行われ得る。
本発明のビッグデイト表示機構では、典型的には、第一日歯車が10個の歯を有し、第二日歯車が8個の歯を有する。
その場合、第一日板が最小限の数の日付で足りるので1の桁の日付を表す数字が大きく表示され得るだけでなく、10の桁の日付を表す数字として8個の数字が表示され得るので「0」から「3」までの4個の数字を二回繰り返して表示することにより、第一日板及び第二日板が概ね同程度の大きさで同程度の領域を占有する状態で同程度の大きさで日付を表示し得る。
本発明の時計では、上記目的を達成すべく、上記のようなビッグデイト表示機構を有する。
本発明の好ましい一実施例のビッグデイト表示機構を備えた本発明の好ましい一実施例の時計の外観説明図。 図1の時計のビッグデイト表示機構の平面説明図。 図1の時計のうち主として図2のビッグデイト表示機構で示される部分の断面を示したもので、(a)は図2のIIIA−IIIA線断面説明図、(b)は図2のIIIB−IIIB線断面説明図。 図2のビッグデイト表示機構の第一日車を示したもので、(a)は平面説明図、(b)は(a)のIVB−IVB線断面説明図。 図2のビッグデイト表示機構の第二日車を示したもので、(a)は平面説明図、(b)は(a)のVB−VB線断面説明図。 図2のビッグデイト表示機構の日送り中間車を示したもので、(a)は平面説明図、(b)は(a)のVIB−VIB線断面説明図。 図3の断面図のうち日送りに係る部分を拡大して示したもので、(a)は日回し中間車を介して第一日車の歯車部の桁上げ歯による桁上げが行われる状態における第一及び第二日車と日送り中間車との噛合関係を拡大して示した断面説明図、(b)は第一日車の歯車部の桁上げ歯による桁上げが行われない状態(第二日車が初期化される場合を含む)における第一及び第二日車と日送り中間車との噛合関係を拡大して示した断面説明図。 月替り(日付の初期化)や桁上げを伴わない通常の日送り状態として「05」日にあるビッグデイト表示機構を示した図2と同様な平面説明図。 「09」日から「10」日への桁上げに係る動作を示すものであって、(a)は、「09」日から「10」日への桁上げに係る動作が開始された状態を示す図2と同様な平面説明図、(b)は(a)の状態から桁上げ動作が多少進んだ状態を示す図2と同様な平面説明図。 「09」日から「10」日への桁上げに係る動作を示すものであって、(a)は図9の(b)の状態から桁上げ動作が更に進んだ状態を示す図2と同様な平面説明図、(b)は(a)の状態から桁上げ動作が更に進み実際上桁上げが完了した状態を示す図2と同様な平面説明図。 「30」日から「31」日への最後の日送りに係る動作を示すものであって、(a)は「30」日から「31」日への最後の日送りに係る動作が開始された状態を示す図2と同様な平面説明図、(b)は(a)の状態から桁上げ動作が多少進んだ状態を示す図2と同様な平面説明図。 「30」日から「31」日への最後の日送りに係る動作を示すものであって、(a)は図11の(b)の状態から最後の日送り動作が更に進んだ状態を示す図2と同様な平面説明図、(b)は(a)の状態から最後の日送り動作が更に進み実際上最後の日送りが完了した状態を示す図2と同様な平面説明図。 「31」日から「01」日への月替り(日付の初期化)に係る動作を示すものであって、(a)は、「31」日から「01」日への月替り(日付の初期化)に係る動作が開始された状態を示す図2と同様な平面説明図、(b)は(a)の状態から月替り(日付の初期化)動作が多少進んだ状態を示す図2と同様な平面説明図。 「31」日から「01」日への月替り(日付の初期化)に係る動作を示すものであって、(a)は図13の(b)の状態から月替り(日付の初期化)動作が更に進んだ状態を示す図2と同様な平面説明図、(b)は(a)の状態から月替り(日付の初期化)動作が更に進み実際上月替り(日付の初期化)が完了した状態を示す図2と同様な平面説明図。
本発明の好ましい一実施の形態を添付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
本発明の好ましい一実施例のビッグデイト表示機構1を備えた時計2は、例えば、図1に示したような外観を有する。時計2は、時計ケース11の開口12内で視認される領域にある文字板13の日窓14内に、10の桁の日付D1と1の桁の日付D2とが表示される。図示の例では、D1=2、D2=0として「20」日が表示されている。図1において、中心軸線Cのまわりで回転される時針15、分針16及び秒針17並びに中心軸線Aに沿って出入可能で且つ中心軸線Aのまわりで回転可能なりゅうず18は従来通りに構成されている。
すなわち、例えば、図3の(b)に示したように、地板20の文字板13側に位置する筒車ないし時車23の歯車部23aと一体的な大径中空真部23bの先端に時針15が取付けられ、地板20の裏蓋(図示せず)側に位置する分車24の歯車部24aのある部位から地板20を貫通して延びた中径中空真部24bの先端に分針16が取付けられ、同様な秒車25の歯車部25aのある小径真部25bの先端に秒針17が取付けられている。筒車23、分車24及び秒車25は図示しない中間の輪列を介して相互につながっている。
時計2のビッグデイト表示機構1は、図2の模式的な平面説明図並びに図3の(a)及び(b)の断面説明図からわかるように、日回し中間車27と、日回し車レバー30と、第一及び第二の日回し車40,45と、第一及び第二の日車50,60と、日送り中間車70と、第一及び第二の日ジャンパ81,86を備えた日ジャンパ構造体80とを有する。
日回し中間車27は、筒車23に一体的に取付けられた日回し中間歯車28からなり、筒車23の回転に応じて中心軸線Cのまわりで12時間毎に時計回りC1に一回転する。
第一及び第二日回し車40,45は、夫々、日回し中間歯車28に噛合した第一及び第二日回し歯車部41,46と、第一及び第二日回し爪ないし日送り爪42,47とを一体的に備えた第一及び第二日回し車本体部43,48を有する。
日回し車レバー30は、レバー本体部31と、該レバー本体部31から延設された第一及び第二のカム従節支持レバー部32,33とを備える。レバー本体部31は、細長い板状で、両端部31a,31bにおいて第一及び第二の日回し車40,45を中心軸線E,Fのまわりで回転自在に支持している。第一のカム従節支持レバー部32は、レバー本体部31の中間部31cから該レバー本体部31に対して交差する向きに延びたレバー部32からなり、該レバー部32の先端32aには、該支持レバー部32に対して交差する向きに延びた第一のカム従節部35が形成されている。第二のカム従節支持レバー部32は、レバー本体部31の先端部31bから延びたレバー部33からなり、該レバー部33の先端33aには、該支持レバー部33に対して交差する向きに延びた第二のカム従節部36が形成されている。
日回し車レバー30のレバー本体部31は、第二地板21に取付けられた大径円筒状支持部材37の文字板13側の小径端部37aに回動自在に嵌合され、日回し車レバー押さえ38によって抜け止めされている。
従って、日回し車レバー30は、中心軸線CのまわりでC1,C2方向に回動可能であり、後で詳述するように、第一カム従節部35及び第二カム従節部36が対応する第一日カムおよび第二日カムに対して採る係合状態に応じて、第一の回動位置である基準回動位置P1(例えば、図2)と第二の回動位置である日付初期化(月替り)回動位置P2(例えば、図12)との間でC1,C2方向に回動される。
第一日回し車40は、第一日回し車本体部43と真部ないし軸部44とを有し、該軸部44の文字板13側の小径部44aで日回し車レバー30のレバー本体部31の一端31a側の穴部31dに嵌着され、軸部44の地板20側の小径部44bで第一日回し車本体部43の孔部43aに回転自在に嵌合されている。
第一日回し歯車部41で日回し中間歯車28によりE1方向に一日に一回転される第一日回し車40は、日回し車レバー30が第一の回動位置ないし基準回動位置にある際、日回し爪42によって第一日車50を一歯分だけ回動させるけれども、日回し車レバー30が第二の回動位置ないし日付初期化(月替り)回動位置P2にある際は、第一日車50に係合することなく空回りする。
同様に、第二日回し車45は、第二日回し車本体部48と真部ないし軸部49とを有し、該軸部49の文字板13側の小径部49aで日回し車レバー30のレバー本体部31の端部31b側の穴部31eに嵌着され、軸部49の地板20側の小径部49bで第二日回し車本体部48の孔部48aに回転自在に嵌合されている。
第二日回し歯車部46で日回し中間歯車28によりF1方向に一日に一回転される一日に一回転される第二日回し車45は、日回し車レバー30が第一の回動位置ないし基準回動位置にある際は、第二日車60に係合することなく空回りするけれども、日回し車レバー30が第二の回動位置ないし日付初期化(月替り)回動位置P2にある際は、第二日回し爪47によって第二日車60を一歯分だけ回動させる。
第一日車50は、図2並びに図3の(a)及び(b)に加えて該第一日車50自体を拡大して示した図4の(a)及び(b)からわかるように、第一日車ハブ部51と、第一日歯車部52と、第一日カム55と、第一日板58とを有する。
第一日車ハブ部51の一端側の小径部51aには、第一日歯車部52が嵌着され、他端側の取付部51bには、第一日板58がカシメなどにより取付けられている。第一日車ハブ部51は、軸が相対回転自在に嵌合される中央孔51cを備える。第一日車ハブ部51の外周には第一日カム55が一体的に形成されている。第一日歯車部52は、第一日車50の裏蓋(図示せず)側に位置する厚さT1の平歯車からなり、第一日歯車部52と第一日板58との間には、第一日カム55が位置し、該第一日カム55の厚さT2分の間隙G1がある。
第一日歯車部52は、10個の歯部53を備え、該10個の歯部53のうちの一個の歯部53aは、該10個の歯部53のうちの他の9個の歯部53bよりも厚さの厚い桁上げ歯になっている。桁上げ歯53aは、軸線方向厚さT1が他の通常の歯53bの厚さT3よりも厚い点を除き他の通常の歯53bと同様に構成されている。換言すれば、第一歯車日車部52の通常の歯部53bにおいては、該第一歯車日車部52と第一日板58との間の間隙G2が、厚さT4=T2+(T1−T3)になっている。
第一日板58は、円板状で、日付表示面58aの日付表示領域58bに等間隔に形成された「1」桁目の日付D2を表す10個の文字「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0」が等間隔に設けられている。
第一日カム55は、径一定の円に沿った円弧状カム面56と径方向内向きに窪んだ小径の円弧状底面を備えた凹部により規定される凹状カム面ないし凹部57とを有する。凹状カム面57は、日付D2が「0」〜「1」の間の位置にある。
第一日車50は、第二地板21にピン22aを介して中心軸線Jのまわりで回転自在に取付けられている。ピン22aは、止めねじ22bによって第二地板21に固定されている。ピン22aは、第二地板21のピン取付孔21a及び第一日車ハブ部51の中央孔51cを貫通し、第一日車ハブ部51を中心軸線Jのまわりで回転自在に支持している。
第二日車60は、図2並びに図3の(a)及び(b)に加えて該第二日車60自体を拡大して示した図5の(a)及び(b)からわかるように、第二日車ハブ部61と、第二日歯車62と、第二日カム65と、第二日板68とを有する。
第二日車ハブ部61の一端側の小径部61aには、第二日歯車部62が嵌着され、他端側の取付部61bには、第二日板68がカシメなどにより取付けられている。第二日車ハブ部61は、軸が相対回転自在に嵌合される中央孔61cを備える。第二日車ハブ部61の外周には第二日カム65が一体的に形成されている。第二日歯車部62は、第二日車60の裏蓋(図示せず)側に位置する厚さT5の平歯車からなり、第二日歯車部62と第二日板68との間には、第二日カム65が位置し、該第二日カム65の厚さT6分の間隙G3がある。
第二日歯車部62は、8個の歯部63を備える。
第二日板68は、日付表示面68aの日付表示領域68bに等間隔に形成された「10」の桁(2桁目)の日付D1を表す4個の文字「0,1,2,3」が、二度繰り返された形態で、「0,1,2,3,0,1,2,3」として等間隔に設けられている。この場合、第二日板68が八角形状になっているので、図2及び図3の(a)からわかるように、第二日板68の回転中心軸線Kを第一日板58の回転中心軸線Jに対して最大限近づけても、第一日板58よりも文字板13側に位置する第二日板68が、日窓14内において第一日板58上の一桁目(1の位)の文字D2を覆い隠すのを避け得る。
第二日カム65は、径一定の円に沿った二つの円弧状カム面66a,66b(両者を区別しないとき又は総称するときは符号66で表す)と径方向内向きに窪んだ二つの小径の円弧状底面を備えた凹部により規定される凹状カム面ないし凹部67a,67b(両者を区別しないとき又は総称するときは符号67で表す)とを有する。凹状カム面67a及び67bは、夫々、「0」〜「1」の間の位置にある。
第二日車60は、第一日車50と同様に、第二地板21にピン22aを介して中心軸線Kのまわりで回転自在に取付けられている。ピン22aは、止めねじ22bによって第二地板21に固定されている。ピン22aは、第二地板21のピン取付孔21b及び第二日車ハブ部61の中央孔61cを貫通し、第二日車ハブ部61を中心軸線Kのまわりで回転自在に支持している。
以上において、日回し中間車27の日回し中間歯車28により第一及び第二日回し車40,45の第一及び第二日回し歯車部41,46が受ける回転駆動力により、日回し車レバー30はC1方向の回動力を受け、第一及び第二のカム従節部35,36の少なくとも一方が第一及び第二日車50,60の第一及び第二日カム55,65に当接せしめられる。但し、所望ならば、第一及び第二のカム従節部35,36の少なくとも一方を第一及び第二日車50,60の第一及び第二日カム55,65に確実に当接させるべく、例えば、日回し車レバー30にC1方向の弾性偏倚力を及ぼす戻しばね39を図2において想像線で示したように設けて(例えば第二地板21等に取付けて)おいてもよい。ここで、切替機構は、日回し車レバー30と第一及び第二日カム55,65とからなる。
日回し車レバー30の第一カム従節部35が第一日車50の第一日カム55の円弧状カム面56に当接しているか又は日回し車レバー30の第二カム従節部36が第二日車60の第二日カム65の円弧状カム面66に当接している場合には、日回し車レバー30が第一の回動位置である基準回動位置P1(日回し車レバー30を備えた切替機構についていえば、第一係脱位置)を採り、第一回し車40が第一日回し車作動位置を採って第一日回し車40の第一日送り爪42が第一日車50の第一日歯車部52の歯部53に係合して、一日に一歯分だけ第一日歯車部52をJ1方向に回転させる。ここで、日回し車レバー30が基準位置P1を採る場合、第二日回し車45が第二日回し車非作動位置を採って第二日回し車45の第二日送り爪47が第二日車60の第二日歯車部62に係合せず空回りするので、第二日車60も第二日回し車45による干渉を受けない。
一方、日回し車レバー30の第一カム従節部35が第一日車50の第一日カム55の凹部57に嵌り込み且つ日回し車レバー30の第二カム従節部36が第二日車60の第二日カム65の凹部67に嵌り込んだ場合には、日回し車レバー30が第二の回動位置である日付初期化(月替り)回動位置P2(日回し車レバー30を備えた切替機構についていえば、第二係脱位置)を採り、第二日回し車45が第二日回し車作動位置を採り、第二日回し車45の第二日送り爪47が第二日車60の第二日歯車部62の歯部63に係合して、一日に一歯分だけK1方向に第二日歯車部62を回転させる。ここで、日回し車レバー30が日付初期化(月替り)回動位置P2を採る場合、第一日回し車40が第一日回し車非作動位置を採って第一日回し車40の第一日送り爪42が第一日車50の第一日歯車部52に係合せず空回りするので、第一日車50も第一日回し車40による干渉を受けない。
日送り中間車70は、図2及び図3の(a)並びに図6の(a)、(b)及び(c)からわかるように、中央孔71を備えた円板状本体部ないしハブ部72と、第一日送り中間歯車部73と第二日送り中間歯車部74とを有し、第一日車50や第二日車60と同様に、中央孔71に相対回転自在に嵌合されたピン22a及び止めねじ22bにより中心軸線Mのまわりで回転自在に第二地板21に取付けられている。
第一日送り中間歯車部73は、第一日車50の桁上げ歯部53aと係合可能な狭幅で厚肉の第一日送り中間歯としての狭幅厚肉歯部75及び該歯部75間の周方向間隔の大きい広幅凹部76とからなる。第二日送り中間歯車部74は、第一日車50の歯53とは係合せず第二日車60の歯63と係合可能な広幅で薄肉の第二日送り中間歯としての広幅薄肉歯部77及び該歯部77間の周方向間隔の小さい狭幅凹部78とからなる。なお、第一日送り中間歯車部73及び第二日送り中間歯車部74は日送り中間車70の回転方向M1にみて、歯部75,77の後縁が一致するように、換言すれば、凹部76,78の前縁が一致するように配置されている。但し、日送り中間車70の回転中心Mを基準にしてみて、第一及び第二日車50,60の回転中心軸線J,Kの相対位置、第一日車50の歯車部51の歯部52と第二日車60の歯車部61の歯部62との相対的な位置関係次第では、二つの歯車部73,74の歯部75,77の相対位置は異なっていてもよい。
より詳しくは、第一日送り中間歯車部73は、図3の(a)に加えてその一部拡大図である図7の(a)からわかるように、第一日車50の第一日歯車部52の桁上げ歯53aに対しては係合可能であるけれども第一日歯車部の他の歯53bに対しては係合しない。なお、第二日送り中間歯車部74は、第一日歯車部52と係合ないし噛合しない。第二日歯車部62に対しては、第一日送り中間歯車部73及び第二日送り中間歯車部74のいずれも係合ないし噛合される。
この例では、第一日送り中間歯車部73及び第二日送り中間歯車部74は、8個の歯部75,77を有するけれども、歯部75,77の数は、8より多くても少なくてもよい。
第一日車50はその第一日歯車部52に対して躍制動作をする第一日ジャンパ81により間欠回転位置が規定され、第二日車60その第二日歯車部62に対して躍制動作をする第二日ジャンパ86により間欠回転位置が規定される。なお、第一及び第二日ジャンパ81,86を備えた日ジャンパ構造体80は、日ジャンパ押さえ89を介して基端部88で第二地板21にネジ止め固定されている。
次に、以上の如く構成された本発明の好ましい一実施例の時計2のビッグデイト表示機構1の動作について説明する。
日付D1,D2の桁上げも初期化(月替り)もない通常の場合には、ビッグデイト表示機構1は、図8に示したような状態S1を採る。なお、図8に示した例は、「05」日の状態である。
より詳しくは、文字板13の日窓14内に位置する第一及び第二日車50,60の第一及び第二日板58,68の日付D2,D1が「5」及び「0」になる通常の状態S1においては、図8からわかるように、日回し車レバー30の第一及び第二カム従節部35,36が第一及び第二日車50,60の円弧状カム面部56,66に当接し、日回し車レバー30が、中心軸線CのまわりでC2方向に回動した第一回動位置ないし基準回動位置P1を採る。従って、この状態S1では、時間の経過と共に日回し中間車27が中心軸線Cのまわりで時計回りすなわちC1方向に回転し、第一日歯車部52で日回し中間歯車28に噛合した第一日回し車40がE1方向に一日に一回転し、該第一日回し車40の第一日回し爪ないし第一日送り爪42が第一日歯車部52の歯部53に係合して一日に一回だけ第一日車50を第一日歯車部52の一歯分だけJ1方向に回す。
この状態S1では、図8からわかるように、第一日歯車部52の桁上げ歯53aは日送り中間車70の第一日送り中間歯車部73から離れたところに位置するので、第一日歯車部52が一歯分だけJ1方向に回転されても、該回転は日送り中間車70(の第一日送り中間歯車部73)に伝達されず、日送り中間車70は停止状態に保たれ、日送り中間車70が第二日車60を回転させることはない(前述の通り、第一日歯車部52の歯53のうち桁上げ歯53a以外の歯53bは薄くて厚さ方向位置がずれているので日送り中間車70の歯車部73,74とは噛合しない)。なお、この状態S1では、日回し車レバー30が回動位置P1にあって第二日回し車45の第二日回し爪(第二日送り爪)47が第二日板60の第二日歯車部62に係合しないので、日回し中間車27の回転に応じて第二日回し車45がF1方向に一日に一回転しても、第二日車60は該第二日回し車45によっては回転されない。従って、第二日車60は停止状態に保たれる。すなわち、日送りによって第一日車50の第一日板58により表示される日付D2が変わっても、第二日板60の第二日板68により表示される日付D1は変わらず、この例では、「0」のまま、保たれる。
このような日送りは「09」日まで繰り返され、その間、ビッグデイト表示機構1は状態S1に保たれる。なお、「01」日から「05」日までの間、「10」日から「19」日までの間、及び「20」日から「29」日までの間も同様である。
「09」日においては、図9の(a)に示したように、ビッグデイト表示機構1の関連要素が状態S1を採る点は上述の通りであるけれども、第一日車50の第一日歯車部52の歯部53の桁上げ歯53aが、丁度、日送り中間車70の第一日送り中間歯車部73の歯部75と噛合う桁上げ開始回転位置Q1を採る。
従って、「09」日が終ろうとすると、図9の(a)に加えて図9の(b)に示したように、日回し中間車27のC1方向回転に伴う第一日回し車40のE1方向回転に応じて第一日回し爪42によって第一日歯車部52がJ1方向に回転され、該J1方向回転に応じて、第一日車50が第一日歯車部52の桁上げ歯53aによって日送り中間車70の第一日送り中間歯車部73をM1方向に回転させ、該日送り中間車70のM1方向回転に伴う第二日送り中間歯車部74のM1方向回転に従ってこれに噛合した第二日歯車部62がK1方向に回転され、第二日車60の第二日板68がK1方向に回転されて、桁上げ日送りが行われる。
このような第一日回し車40による日送り動作は、図10の(a)に示したように、日ジャンパ構造体80の第一及び第二日ジャンパ81,86の躍制爪部82,87が対応する第一及び第二日歯車部52,62の歯53,63の頂点を越えるまで続けられる。
第一及び第二日ジャンパ81,86の躍制爪部82,87の先端ないし頂点が対応する第一及び第二日歯車部52,62の歯53,63の頂点を越えると、第一日回し車40の日送り爪42による第一日歯車部52のJ1方向回転駆動がなくなり桁上げ歯53aによる日送り中間車70の第一日送り中間歯車部73のM1方向回転駆動がなくなっても、第一及び第二日ジャンパ81,86の躍制動作に伴って、図10の(b)に示したように、第一及び第二日ジャンパ81及び86の躍制爪部82及び87が第一及び第二日歯車部52及び62の隣接歯部53,53及び63,63間に落ち込んで該歯車部52及び62を規正して日送り動作が完了する。このように、日送り動作が完了した時点では、日窓14内に表示される日付D1,D2は、「1」,「0」即ち、「10」日になる。
以上のような日送りが繰返されて、「30」日になる。なお、その間、D2が「1」になる日、すなわち、「01」日や「11」日や「21」日においては、第一カム従節部35が第一日車50の円弧状カム面56ではなくて凹状カム面57に対面する状態が生じるけれども、第二カム従節部36が第二日車60の円弧状カム面66に当たっているので、日回し車レバー30は、基準位置P1に保たれる。
なお、「29」日から「30」日になる場合には、例えば、図11の(a)からわかるように、第二日車60がK1方向に回転して、第二日車60の第二日カム65の凹状カム面67の底部67aの前縁側端部67bが日回し車レバー30の第二カム従節部36に対面する位置に達する。
次に、以上のような日送りが繰返されて「30」になった状態から「31」日に移る場合について、図11の(a)及び(b)並びに図12の(a)及び(b)に基づいて説明する。
「30」日から「31」日に移る場合には、図11の(a)から(b)に示したように、日回し中間車27のC1方向回転に伴なう第一日車40のE1方向回転に応じて、第一日回し爪42により第一車50の第一日歯車部52をJ1方向に回転させ、第一日カム55をJ1方向に回転させる。
図11の(b)に示したように、日ジャンパ構造体80の第一日ジャンパ81の躍制爪部82が第一日歯車部52の歯部53の頂点に達した後、これを越えると、図12の(a)に示したように、第一日ジャンパ81の躍制爪部82が第一日歯車部52の隣接歯部53,53間に嵌り込んで第一日歯車部52を規正して、文字板13の日窓14の日付表示D1,D2が「30」から「31」に変わって「30」日から「31」日の日送りが完了する。
このとき、図12の(a)に示したように、第一日車50の第一日カム55の凹状カム面57の底部57aの前縁側端部57bが第一カム従節部35に対面する位置に達する。その結果、日回し車レバー30の第一及び第二カム従節部35,36の両方が対応する第一及び第二カム55,65の凹状カム面57,67の底部57a,67aの前縁側端部57b,67bに対面することになり、図12の(b)に示したように、日回し車レバー30が基準位置P1から桁上げ開始回転位置P2へとC1方向に回動され、第一及び第二カム従節部35,36の先端部が該凹状カム面57,67の底部57a,67aの前縁側端部57b,67bに落ち込む。その結果、第一日回し車40の第一日回し爪42が第一日車50の第一日歯車部52が離れてこれに係合しなくなり、第二日回し車45の第二日回し爪47の第二日歯車部62に近接してこれに係合するようになる。
次に、「31」日から「01」日への日替わり、即ち、日付の初期化を伴う月替りの際の日送りについて、図13の(a)及び(b)並びに図14の(a)及び(b)に基づいて説明する。
「31」日においては、前述の通り、図12の(b)に示したように、第二日車60の第二日板68の「3」が10の桁(二桁目)の日付D1として日窓14内に位置し第一日車50の第一日板58の「1」が1の桁(一桁目)の日付D2として日窓14内に位置する状態であり、且つ「1」日回し車レバー30がC1方向に回動された桁上げ開始回転位置P2にあって、第一日回し車40の第一日回し爪42が第一日車50の第一日歯車部52から離れていて該歯車部52との係合不能で、第二日回し車45の第二日回し爪47が第二日車60の第二日歯車部62に係合可能である。
この状態において、時間の経過と共に、図13の(a)に示したように、日回し中間車27のC1方向回転に応じて第二日回し車45がF1方向に回転されて第二日回し爪47が第二日車60の第二日歯車部62の歯部63に係合し、図13の(a)及び(b)に示したように、第二日回し爪47が第二日歯車部62をK1方向に回す。なお、第二日歯車部62はK1方向回転の際に日送り中間車70の第二日送り中間歯車部74をM1方向に回す。
図13の(b)に示したように、第二日ジャンパ86の躍制爪部87が第二日歯車部62の歯部63の頂点に達し、該頂点を越えると、図14に示したように、第二日ジャンパ86の躍制動作に伴って、第二日ジャンパ86の躍制爪部87が第二日歯車部62の隣接歯部63,63の間に落ち込み、該落ち込み位置で第二日歯車部62の回転を規正する。このとき、第二日車60が図13の(b)に示した状態から図14に示した状態へとK1方向に回動されるので、日回し車レバー30の第二カム従節部36が、第二日カム65の凹状カム面67の底部67aから後縁側側面67dを上って円弧状カム面66に達する。このとき、日回し車レバー30は、中心軸線CのまわりでC2方向に回動されて、第一回動位置ないし基準回動位置P1に戻る。
なお、第二日ジャンパ86の躍制爪部87が第二日歯車部62の隣接歯部63,63の間に落ち込んで該落ち込み位置において第二日歯車部62の回転を規正する際の第二日車60のK1方向回転に伴い、第二日車60の第二日板68も10の桁(二桁目)の日付D1として、日窓14内に「3」が位置する状態(図13の(a)の状態)からK1方向に回転して(図13の(b)の状態を経て)日窓14内に「0」が位置する状態(図14の状態)に変わる。すなわち、10の桁(二桁目)の日付D1が、「3」から「0」に変わることにより、ビッグデイト表示機構1の日窓14内の日付D1,D2が、「『3』,『1』」すなわち「31」から「『0』,『1』」すなわち「01」へと変わる。ここで、このビッグデイト表示機構1では、1の桁(一桁目)の日付D2は、「1」のままであって、第一日車50の第一日板58は一切動かないままで月替りないし日付の初期化(31から01への変更)が完了する。
なお、第二日車60が回転してその初期位置に戻るまでは、該第二日車60の第二日歯車部62と第二日送り車歯車部74で噛合した日送り中間車70はM1方向に回転される。日窓14内の表示が「01」日になった状態では、第一及び第二日車50,60のJ1,K1方向回転位置は、該車50,60を規正する第一及び第二日ジャンパ81,86によって規定され、日送り中間車70のM1方向回転位置は、第二日車60の歯車部62に噛合した第二日送り車歯車部74によって規定されるので、第一及び第二日車50,60及び日送り中間車70は、初期位置に戻り、同様に初期位置ないし基準位置P1に戻った日回し車レバー30に支持された第一及び第二日回し車40,45のその後の動作に従い、ビッグデイト表示機構1による表示動作が繰返される。
1 ビッグデイト表示機構
2 時計
11 時計ケース
12 開口
13 文字板
14 日窓
15 時針
16 分針
17 秒針
18 りゅうず
20 地板
21 第二地板
22a ピン
22b 止めねじ
23 時車(筒車)
23a 歯車部
23b 大径中空真部
24 分車
24a 歯車部
24b 中径中空真部
25 秒車
25a 歯車部
25b 小径真部
27 日回し中間車
28 日回し中間歯車
30 日回し車レバー
31 レバー本体部
31a,31b 端部
31c 中間部
31d,31e 穴部
32 第一カム従節支持レバー部
32a 先端
33 第二カム従節支持レバー部
34 ハブ部
35 第一カム従節部
36 第二カム従節部
37 大径円筒状支持部材
37a 端部
38 日回し車レバー押さえ
39 戻しばね
40 第一日回し車
41 第一日回し歯車部
42 第一日回し爪(日送り爪)
43 第一日回し車本体部
43a 孔部
44 真部(軸部)
44a,44b 小径部
45 第二日回し車
46 第二日回し歯車部
47 第二日回し爪(日送り爪)
48 第二日回し車本体部
48a 孔部
49 真部(軸部)
49a,49b 小径部
50 第一日車
51 第一日車ハブ部
51a 小径部
51b 取付部
51c 中央孔
52 第一日歯車部
53 歯部
53a 桁上げ歯
53b 通常の歯
55 第一日カム
56 円弧状カム面
57 凹状カム面
58 第一日板
58a 日付表示面
58b 日付表示領域
60 第二日車
61 第二日車ハブ部
61a 小径部
61b 取付部
61c 中央孔
62 第二日歯車部
63 歯部
65 第二日カム
66,66a,66b 円弧状カム面
67,67a,67b 凹状カム面
67d 後縁側側面
68 第二日板
68a 日付表示面
68b 日付表示領域
70 日送り中間車
71 中央孔
72 ハブ部
73 第一日送り中間歯車部
74 第二日送り中間歯車部
75 狭幅厚肉歯部(第一日送り中間歯)
76 広幅凹部
77 広幅薄肉歯部(第二日送り中間歯)
78 狭幅凹部
80 日ジャンパ構造体
81 第一日ジャンパ
82 躍制爪部
86 第二日ジャンパ
87 躍制爪部
88 基端部
89 日ジャンパ押さえ
A,C,E、F,J,K,M 回転中心軸線
C1,C2,E1,F1,J1,K1,M1 回転(回動)方向
D1 10の桁の日付
D2 1の桁の日付
G1,G2,G3 間隙
P1 第一回動位置(基準回動位置)
P2 第二回動位置(日付初期化(月替り)回動位置)
Q1 桁上げ開始回転位置
S1 状態
T1,T2,T3,T4、T5,T6 厚さ

Claims (10)

  1. 多数の歯を備えた第一日歯車であって桁上げ機能のある桁上げ歯を備えたもの、及び1の位の日付を表示する第一日板部を具備する第一日車と、
    第一日回し爪を備え一日に一回転する第一日回し車であって、前記第一日歯車に係合可能な第一日回し車作動位置に設定された際に前記第一日回し爪で前記第一日歯車に係合して前記第一日車を一日に前記第一日歯車の一歯分だけ回転させるものと、
    前記第一日車の前記第一日歯車の前記桁上げ歯が係合した際に該前記桁上げ歯によって一歯分だけ回転される日送り中間車と、
    4の倍数の個数の歯を備えた第二日歯車であって前記日送り中間車の一歯分の回転に応じて一歯分だけ回転されるもの、及び10の位の日付を表示する第二日板部を具備する第二日車と、
    第二日回し爪を備え一日に一回転する第二日回し車であって、前記第二日歯車に係合可能な第二日回し車作動位置に設定された際に前記第二日回し爪で前記第二日歯車に係合して前記第二日車を一日に前記第二日歯車の一歯分だけ回転させるものと、
    前記第一日回し車が前記第一日回し車作動位置に設定されると共に前記第二日回し車の前記第二日回し爪と前記第二日車の前記第二日歯車との係合が禁止される第二日回し車非作動位置に前記第二日回し車が設定される第一係脱位置と、前記第二日回し車の前記第二日回し爪が前記第二日車の前記第二日歯車に係合可能な前記第二日回し車作動位置に設定されると共に前記第一日回し車の前記第一日回し爪と前記第一日車の前記第一日歯車との係合が禁止される第一日回し車非作動位置に前記第一日回し車が設定される第二係脱位置との間で可動に、前記第一日回し車及び前記第二日回し車を支持する切替機構と
    を有するビッグデイト表示機構。
  2. 前記第一日歯車が10個の歯を備える請求項1に記載のビッグデイト表示機構。
  3. 前記第一日歯車の前記桁上げ歯が該前記第一日歯車を構成する他の歯よりも厚く形成され、
    前記日送り中間車が、複数の第一日送り中間歯を備えた第一日送り中間歯車部と、前記第一日送り中間歯車部と同一ピッチであって前記第一日送り中間歯車部と一体的に重なり前記第一日送り中間歯よりも谷部の幅が小さく厚さの薄い複数の第二日送り中間歯を備えた第二日送り中間歯車部とを備え、
    前記第二日歯車が前記第二日送り中間歯と噛合し、前記第一日歯車の前記桁上げ歯が前記第一日送り中間歯と噛合する請求項1又は2に記載のビッグデイト表示機構。
  4. 前記第一日歯車に対して躍制動作を行う第一日ジャンパ及び前記第二日歯車に対して躍制動作を行う第二日ジャンパを有する請求項1から3までのいずれか一つの項に記載のビッグデイト表示機構。
  5. 前記切替機構が、
    前記第一日回し車と前記第二日回し車とを回転自在に支持するレバー本体と前記レバー本体と一体的な第一日カム従節及び第二日カム従節とを備えた日回し車レバーと、
    前記第一日歯車と一体的で前記第一日カム従節が係合する第一日カムと、
    前記第二日歯車と一体的で前記第二日カム従節が係合する第二日カムとを有する
    請求項1から4までのいずれか一つの項に記載のビッグデイト表示機構。
  6. 31日になると、前記第一日カム従節が前記第一日カムの凹部に嵌り込むと共に前記第二日カム従節が前記第二日カムの凹部に嵌り込むように前記日回し車レバーが回動されて、前記切替機構が前記第二係脱位置を採り、前記第二日回し車によって前記第二日車の前記第二日歯車が一歯分だけ回転されて初期位置に戻るように構成された請求項5に記載のビッグデイト表示機構。
  7. 前記切替機構が第一の係脱位置を採る際に前記レバー本体が採る第一回動位置から前記切替機構が第二の係脱位置を採る際に前記レバー本体が採る第二回動位置に向かう向きに前記レバー本体に弾性力を及ぼす弾性手段を有する請求項5又は6に記載のビッグデイト表示機構。
  8. 前記日回し車レバーの回動中心軸線が時車の回転を前記第一日回し車及び前記第二日回し車に伝達する日回し中間車の回転中心軸と一致している請求項5から7までのいずれか一つの項に記載のビッグデイト表示機構。
  9. 前記第一日歯車が10個の歯を有し、前記第二日歯車が8個の歯を有する請求項1から8までのいずれか一つの項に記載のビッグデイト表示機構。
  10. 請求項1から9までのいずれか一つの項に記載のビッグデイト表示機構を有する時計。
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