JP5614713B2 - 撮像装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、台形補正などの歪み補正で生じた撮影画像中の変形箇所を自動的に拡大表示する撮像装置およびプログラムに関する。
デジタルカメラで代表される撮像装置では、カメラアングル(撮像角度)によって生じる撮影画像の歪みを補正する台形補正機能を備えることが知られている。例えば特許文献1には、名刺を斜めから撮像した撮影画像中から台形部分を検出し、検出した台形部分を長方形に変形することによって正面から撮ったように補正する技術が開示されている。
特開2007−328694号公報
ところで、上記特許文献1に開示の技術のように、例えば斜めから撮像して得た台形の名刺画像を長方形に変形する台形補正を施した場合、その補正の程度が強すぎると、名刺画像中に写る氏名や所属名などを記した文字の内、とりわけ画像端部の文字がボケて判別し難くなる。その為、ユーザはマニュアル操作で該当箇所の拡大表示を行って文字が判別できるかどうかを確認しなければならず、その操作が煩わしいという弊害が有る。
また、こうした弊害は台形補正のみならず、例えばディストーション補正(歪曲収差補正)などのレンズ収差補正を施す場合にも言える。すなわち、レンズ収差補正の程度によっては撮影画像の端部にボケが生じる可能性があり、この場合も同様にマニュアル操作で拡大表示を行ってボケ具合を確認しなければならず、その操作が煩わしいという弊害が有る。つまり、以上を換言すれば、歪み補正で生じた撮影画像中の変形箇所を自動的に確認することが出来ないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、歪み補正で生じた撮影画像中の変形箇所を自動的に確認することができる撮像装置およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正手段と、前記補正手段により取得された補正画像の中から変形率が閾値より高い領域を検出する変形領域検出手段と、前記変形領域検出手段により検出された領域を拡大して表示部に表示する表示制御手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項に従属する請求項に記載の発明では、前記画像生成手段により生成される撮影画像に含まれる文字を認識する文字認識手段を更に備え、前記変形領域検出手段は、前記文字認識手段によって文字と認識された画像領域を補正画像中の検出領域として、変形率が閾値より高い領域を検出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正手段と、前記補正手段により取得された補正画像の中で歪み補正による変形の大きい画像領域を拡大して画面表示する拡大表示手段と、前記拡大表示手段による拡大表示の内容をユーザ操作に応じて適否選定する適否選定手段と、前記適否選定手段がユーザ操作に応じて適正選定した場合に、前記補正手段により取得された補正画像を保存する保存手段と、前記適否選定手段がユーザ操作に応じて不適選定した場合に、撮影画像の撮り直しを前記画像生成手段に指示する撮像指示手段とを具備することを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段により生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正手段と、前記補正手段により取得された補正画像の中で歪み補正による変形の大きい画像領域を拡大して画面表示する拡大表示手段と、撮影シーンに応じて、前記補正手段による歪み補正の有無を判別する補正判別手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1乃至4のいずれか一項に従属する請求項に記載の発明では、前記補正手段は、前記画像生成手段により生成される撮影画像に、収差補正および台形補正の双方もしくは何れか一方を施すことを特徴とする。
上記請求項1乃至5のいずれか一項に従属する請求項に記載の発明では、前記補正画像を歪み補正が施される以前の撮影画像に戻すか否かを選択する選択手段を更に備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明では、コンピュータに、被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成機能、前記画像生成機能にて生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正機能、前記補正機能により取得された補正画像の中から変形率が閾値より高い領域を検出する変形領域検出機能前記変形領域検出機能により検出された領域を拡大して表示部に表示する表示制御機能を実させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、コンピュータに、被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成機能、前記画像生成機能にて生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正機能、前記補正機能により取得された補正画像の中で歪み補正による変形の大きい画像領域を拡大して画面表示する拡大表示機能、前記拡大表示機能による拡大表示の内容をユーザ操作に応じて適否選定する適否選定機能、前記適否選定機能がユーザ操作に応じて適正選定した場合に、前記補正機能により取得された補正画像を保存する保存機能、前記適否選定機能がユーザ操作に応じて不適選定した場合に、撮影画像の撮り直しを前記画像生成機能に指示する撮像指示機能を実現させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明では、コンピュータに、被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成機能、前記画像生成機能にて生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正機能、前記補正機能により取得された補正画像の中で歪み補正による変形の大きい画像領域を拡大して画面表示する拡大表示機能、撮影シーンに応じて、前記補正機能による歪み補正の有無を判別する補正判別機能を実現させることを特徴とする。
本発明では、歪み補正で生じた撮影画像中の変形箇所を自動的に確認することが出来る。
実施の一形態による撮像装置100の全体構成を示すブロック図である。 撮像装置100の制御部10が実行するメインルーチンの動作を示すフローチャートである。 撮像装置100の制御部10が実行するメインルーチンの動作を示すフローチャートである。 撮像装置100の制御部10が実行するメインルーチンの動作を示すフローチャートである。 被写体(ホワイトボート)の一例を示す図である。 図5の被写体を撮像した撮影画像にレンズ収差補正を施して得た画像を示す図である。 図6に図示した画像において変形率の高い左上領域の文字「あ」を拡大表示した例を示す図である。 図6に図示した画像において変形率の高い右下領域の文字「お」を拡大表示した例を示す図である。 被写体(ホワイトボート)の一例を示す図である。 図9の被写体を斜めから撮像した撮影画像の一例を示す図である。 図10の撮影画像に台形補正を施して得た補正画像を示す図である。 図11の補正画像において変形率の高い左上領域の文字「あ」を拡大表示した例を示す図である。 図11の補正画像において変形率の高い右下領域の文字「お」を拡大表示した例を示す図である。 図11の補正画像において変形率の高い四隅以外の文字「A」を拡大表示した例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.構成
図1は撮像装置100の電気的構成を示すブロック図である。この図において、制御部10はCPU等から構成され、装置各部を制御する。本発明の要旨に係わる制御部10の特徴的な処理動作については追って詳述する。操作部11は、例えば長押し動作で電源のシャットダウンを指示したり、オンオフ操作に応じて電源のオンオフを指示したりする電源スイッチや、撮影モード又は再生モードを選択的に切り替えるモードダイアル、表示部15に画面表示されるメニュー項目やアイコンをポインティングする際に操作されるカーソルキーの他、後述する歪み補正処理結果が適正な場合に押下操作される確認OKボタン、ズーム操作されるズームレバーおよび半押し状態で合焦指示を発生し、全押し状態で撮影指示を発生するシャッタボタン等の操作子を備え、これら操作子の操作に応じたイベントを発生する。操作部11が発生するイベントは制御部10により取り込まれる。
電源部12は、電源スイッチ操作に基づき制御部10が発生する制御信号に従って装置各部に電力供給する。撮像部13は、ズーム機能およびオートフォーカス機能を備え、ユーザ操作に応じてフォーカシングされた被写体を撮像して撮像信号を発生する。画像処理部14は、制御部10の指示に従い、撮像部13から出力される撮像信号に画像処理を施す。具体的には、撮影モード下では、撮像部13から出力される撮像信号に基づき生成した撮影画像をビデオ信号に変換して表示部15に供給し、当該表示部15をビューファインダとして機能させる。
また、撮影モード下の画像処理部14では、シャッタボタン押下に応じて制御部10が撮影指示を発生すると、公知のAE(自動露出)/AF(自動焦点)処理を経て取り込んだ1フレーム分の撮影画像について文字認識処理や歪み補正処理(レンズ収差補正処理又は台形補正処理)を施す。歪み補正処理を施した撮影画像について制御部10が変形率の高い領域を検出した場合、画像処理部14では制御部10の指示に従い、撮影画像中の該当領域を拡大表示する。拡大表示後にユーザによる確認OK操作が為されると、制御部10の指示に従い、画像処理部14では歪み補正処理を施した撮影画像を圧縮符号化して記憶部16に記録する。
一方、再生モード下の画像処理部14では、ユーザ操作に応じて記憶部16から選択的に読み出される圧縮撮影画像を伸張し、伸張された撮影画像をビデオ信号に変換して表示部15に再生表示させたり、制御部10の指示に応じて、表示画像送りやズーム表示あるいはスライドショーなどを実行する。
表示部15は、カラー液晶パネル等から構成され、制御部10の制御の下に、上述の画像処理部14が発生するビデオ信号を画面表示する。記憶部16は、ROM、RAMおよびフラッシュメモリ等から構成され、制御部10が実行する各種制御プログラムや制御データを記憶するエリア、制御部10のワークエリア、画像処理部14のDMA転送エリアやVRAMエリア等として用いられる他、圧縮撮影画像を記録保存する内蔵メモリ(又は外部メモリ)として用いられる。
B.動作
次に、図2〜図14を参照して上記構成による撮像装置100の動作を説明する。図2〜図4に図示するフローチャートは、撮像装置100の制御部10が実行するメインルーチンの動作を示す。図5〜図14は本発明の要旨に係わる動作、すなわち歪み補正で生じた撮影画像中の変形箇所を自動的に拡大表示する動作の一例を説明するための図である。
電源スイッチ操作により撮像装置100がパワーオンされると、制御部10はメインルーチンを実行し、図2に図示するステップS1に進み、現在設定されているモードが「撮影モード」であるか否かを判断する。以下、「再生モード」に設定されている場合と、「撮影モード」に設定されている場合とに分けて動作の説明を進める。
(1)再生モードの場合
現在設定されているモードが「再生モード」ならば、上記ステップS1の判断結果は「NO」になり、ステップS2に進む。ステップS2では、画像処理部14に再生動作を指示する再生モード初期設定を行う。これにより画像処理部14では、記憶部16(内蔵メモリ又は外部メモリ)に記録保存された圧縮画像データの内からユーザ指定の圧縮画像データを伸張し、伸張した画像データをビデオ信号に変換して表示部15に表示させる撮影画像表示を実行する。
次いで、ステップS3では、モードダイアルによるモード変更操作の有無を判断する。モード変更操作が行われなければ、判断結果は「NO」となり、ステップS4に進む。ステップS4では、例えば表示画像送りやズーム表示あるいはスライドショー実行指示などの、その他の操作の有無を判断する。その他の操作が行われると、判断結果は「YES」になり、ステップS5に進み、指示された操作に応じた処理を実行した後、上記ステップS3に処理を戻す。一方、その他の操作が行われなければ、上記ステップS4の判断結果は「NO」になり、上記ステップS3に処理を戻す。そして、撮影モードへの変更操作が行われると、上記ステップS3の判断結果が「YES」になり、後述のステップS6以降の撮影モードへ遷移する。
(2)撮影モードの場合
現在設定されているモードが「撮影モード」であると、上述したステップS1の判断結果が「YES」となり、ステップS6に進む。また、「再生モード」から「撮影モード」へ変更した場合もステップS6に進む。そして、ステップS6では、撮像部13に撮影動作を指示する撮影モード初期設定を行うと共に、この撮影モード初期設定に従って撮像部13が撮像した撮影画像を表示部15にモニタ出力させるよう画像処理部14に指示する。
続いて、ステップS7〜S9では、「シャッタ操作」の有無、「モード選択操作」の有無および「その他の操作」の有無についてそれぞれ判別する。何も操作されなければ、上記ステップS7〜S9の各判断結果が何れも「NO」となり、ステップS7に処理を戻す。つまり、撮像画像を表示部15にモニタ出力する状態を維持する。
再生モードに変更するモード選択操作が行われた場合には、ステップS8の判断結果が「YES」となり、上述のステップS2に進み、再生モードへ遷移する。露出補正設定やズーム設定などの、その他の操作が行われた場合には、ステップS9の判断結果が「YES」になり、ステップS10に進み、指示された操作に応じた処理を実行した後、ステップS7に処理を戻す。
シャッタ操作が行われた場合には、ステップS7の判断結果が「YES」になり、図3に図示するステップS11に進み、AE(自動露出)/AF(自動焦点)処理の実行を画像処理部14に指示する。これにより、例えば図5に図示する被写体、すなわち文字が筆記されたホワイトボードを、AE/AF処理により定められた明るさ/ピントで撮像した撮影画像を取得したとする。続いて、ステップS12〜S13では、取得した撮影画像(文字が筆記されたホワイトボード)に対して公知の文字認識処理と、歪曲収差を補正するレンズ収差補正処理との実行を画像処理部14に指示する。
続いて、ステップS14では、上記ステップS13において歪曲収差補正された撮影画像中に、補正による変形率が閾値より高い文字を含む領域を検出し、続くステップS15では、該当領域の有無を判別する。閾値より高い変形率の文字を含む領域が存在しなければ、判断結果は「NO」になり、後述するステップS20(図4参照)に進み、台形補正の必要の有無を判断する。
一方、例えば図5に図示した被写体(文字が筆記されたホワイトボード)を撮像した撮影画像に歪曲収差補正を施した結果、図6に図示する一例のように、撮影画像中の四隅の文字「あ」、「い」、「え」、「お」が、閾値より高い変形率の文字を含む領域として検出されたとする。そうすると、上記ステップS15の判断結果は「YES」になり、ステップS16に進み、撮影画像中に存在する該当領域の内、左上領域から順番に拡大して表示部15に表示する。
具体的には、図6に図示する一例の場合、先ず撮影画像中の文字「あ」が図7に図示する表示形態で拡大表示され、続いて、撮影画像中の右上領域の文字「い」および撮影画像中の左下領域の文字「え」が同様にして拡大表示され、最後に図8に図示するように、撮影画像中の右下領域の文字「お」が拡大表示される。
こうして、歪曲収差補正された撮影画像において変形率が閾値より高い文字を含む領域を順次拡大表示し終えると、ステップS17に進み、確認OK操作の有無を判断する。歪曲収差補正されてもユーザが一連の拡大表示で読み取れる文字であることを確認して操作部11の確認OKボタンを押下する確認OK操作を行うと、ここでの判断結果は「YES」となり、後述するステップS20(図4参照)に進み、台形補正の必要の有無を判断する。
これに対し、確認OK操作が為されなかった場合、つまり歪曲収差補正が強すぎてユーザが一連の拡大表示で読み取れる文字であることを確認出来なければ、上記ステップS17の判断結果は「NO」になり、ステップS18に進み、レンズ収差補正解除操作の有無を判断する。ユーザがレンズ収差補正解除操作を行わなければ、判断結果は「NO」になり、上述したステップS11に処理を戻し、被写体を撮り直すが、レンズ収差補正解除操作が行われると、上記ステップS18の判断結果が「YES」になり、ステップS19に進み、前述のステップS13において実行したレンズ収差補正処理の解除を画像処理部14に指示した後、図4に図示するステップS20に処理を進める。これにより、画像処理部14では歪曲収差補正される以前の撮影画像を発生する。
次に、図4に図示するステップS20では、台形補正を行う撮影シーンであるか否かを判断する。台形補正が必要な名刺やホワートボードを撮影する撮影シーンでなければ、判断結果は「NO」になり、ステップS29に進み、撮影シーンに応じた撮影処理を画像処理部14に指示し、続くステップS30では、撮影処理を行った画像処理部14が生成する圧縮撮影画像を記憶部16の内蔵メモリ(又は外部メモリ)に記録保存する保存処理を実行して前述のステップS7(図2参照)に処理を戻す。
一方、台形補正が必要な名刺やホワートボードを撮影する撮影シーン、例えば図9に図示した被写体(文字が筆記されたホワイトボード)を、図10に図示する一例のように斜めから撮像する場合には、上記ステップS20の判断結果は「YES」になり、ステップS21に進み、撮影画像について台形補正を施すよう画像処理部14に指示する。これにより、画像処理部14では斜めから撮像した撮影画像(図10参照)から台形部分を検出し、検出した台形部分を長方形に変形する台形補正を施して図11に図示する補正画像を取得する。
続いて、ステップS22では、上記ステップS21において台形補正された補正画像中に、変形率が閾値より高い文字を含む領域を検出し、続くステップS23では、該当領域の有無を判別する。閾値より高い変形率の文字を含む領域が存在しなければ、判断結果は「NO」になり、ステップS26に進み、画像処理部14に対し、台形補正した撮影画像(補正画像)の圧縮符号化を指示し、これにより得られる圧縮撮影画像データを記憶部16の内蔵メモリ(又は外部メモリ)に記録保存する保存処理を実行して前述のステップS7(図2参照)に処理を戻す。
これに対し、図11に図示する補正画像において、例えば四隅の文字「あ」、「い」、「え」、「お」および四隅以外の文字「A」、「C」が、閾値より高い変形率の文字を含む領域として検出されると、上記ステップS23の判断結果は「YES」になり、ステップS24に進み、補正画像中に存在する該当領域の内、左上領域から順番に拡大して表示部15に表示する。
具体的には、図11に図示する一例の場合、先ず補正画像中の文字「あ」が図12に図示する表示形態で拡大表示され、続いて、補正画像中の右上領域の文字「い」および撮影画像中の左下領域の文字「え」が同様にして拡大表示され、更に図13に図示するように、補正画像中の右下領域の文字「お」が拡大表示される。また、図14に図示するように、補正画像中の四隅以外の文字「A」が拡大表示され、同様に四隅以外の文字「C」も拡大表示される。
こうして、台形補正された補正画像において、変形率が閾値より高い文字を含む領域を順次拡大表示し終えると、ステップS25に進み、確認OK操作の有無を判断する。台形補正されてもユーザが一連の拡大表示で読み取れる文字であることを確認して操作部11の確認OKボタンを押下する確認OK操作を行うと、ここでの判断結果は「YES」となり、ステップS26に進み、画像処理部14に対し、台形補正した撮影画像(補正画像)の圧縮符号化を指示し、これにより得られる圧縮撮影画像データを記憶部16の内蔵メモリ(又は外部メモリ)に記録保存する保存処理を実行して前述のステップS7(図2参照)に処理を戻す。
一方、確認OK操作が為されなかった場合、つまり台形補正が強すぎてユーザが一連の拡大表示で読み取れる文字であることを確認出来なければ、上記ステップS25の判断結果は「NO」になり、ステップS27に進み、台形補正解除操作の有無を判断する。ユーザが台形補正解除操作を行わなければ、判断結果は「NO」になり、前述したステップS11(図3参照)に処理を戻して被写体を撮り直すが、台形補正解除操作が行われると、上記ステップS27の判断結果が「YES」になり、ステップS28に進み、前述のステップS21において実行した台形補正処理の解除を画像処理部14に指示する。この後、ステップS29に進み、撮影シーンに応じた撮影処理を画像処理部14に指示し、続くステップS30では、撮影処理を行った画像処理部14が生成する圧縮撮影画像を記憶部16の内蔵メモリ(又は外部メモリ)に記録保存する保存処理を実行して前述のステップS7(図2参照)に処理を戻す。
以上のように、本実施形態では、被写体を撮像した撮影画像に歪み補正(レンズ収差補正又は台形補正)を施して得られる補正画像において、歪み補正による変形が大きい箇所を拡大表示するので、歪み補正で生じた撮影画像中の変形箇所を自動的に確認することが出来るようになる。
さらに、本実施形態では、被写体を撮像した撮影画像に歪み補正(レンズ収差補正又は台形補正)を施して得られる補正画像中から変形率が閾値より高い領域を検出し、該当する領域、すなわち歪み補正により文字が変形したりボケてしまったりする可能性の高い箇所を順番に拡大表示するので、歪み補正で生じた撮影画像中の必要箇所だけを自動的に確認することが出来る。
加えて、上述した実施形態では、撮像画像に含まれる文字を更に認識し、認識された文字の含まれる領域を拡大表示の対象とするようにしたことで、補正により大きく変形したりぼけてしまったりする影響の大きい文字のみを拡大表示の対象とするので、必要な場合のみ拡大表示を行うことができる。また、本実施形態では、収差補正および台形補正の双方もしくは何れか一方の補正により大きく変形したりぼけてしまったりした文字等を容易に確認し得るようになる。
上述した実施形態では、拡大表示が行われた際に、ユーザが適否選定を行い、適正と選定されると、補正された撮像画像を保存し、不適と選定されれば、再度撮像をし直す為、ユーザの望まない不要な画像を保存しないようにできる。加えて、撮影シーンに応じて歪み補正の有無を判別するので、歪み補正を施さない撮像画像を容易に選択できる。また、補正画像を歪み補正が施される以前の撮影画像に戻すか否かを選択するので、歪み補正を施さない撮像画像を容易に選択できる。
10 制御部
11 操作部
12 電源部
13 撮像部
14 画像処理部
15 表示部
16 記憶部
100 撮像装置

Claims (9)

  1. 被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段により生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正手段と、
    前記補正手段により取得された補正画像の中から変形率が閾値より高い領域を検出する変形領域検出手段と、
    前記変形領域検出手段により検出された領域を拡大して表示部に表示する表示制御手段と
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像生成手段により生成される撮影画像に含まれる文字を認識する文字認識手段を更に備え、
    前記変形領域検出手段は、前記文字認識手段によって文字と認識された画像領域を補正画像中の検出領域として、変形率が閾値より高い領域を検出することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  3. 被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段により生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正手段と、
    前記補正手段により取得された補正画像の中で歪み補正による変形の大きい画像領域を拡大して画面表示する拡大表示手段と
    前記拡大表示手段による拡大表示の内容をユーザ操作に応じて適否選定する適否選定手段と、
    前記適否選定手段がユーザ操作に応じて適正選定した場合に、前記補正手段により取得された補正画像を保存する保存手段と、
    前記適否選定手段がユーザ操作に応じて不適選定した場合に、撮影画像の撮り直しを前記画像生成手段に指示する撮像指示手段と
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  4. 被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段により生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正手段と、
    前記補正手段により取得された補正画像の中で歪み補正による変形の大きい画像領域を拡大して画面表示する拡大表示手段と
    撮影シーンに応じて、前記補正手段による歪み補正の有無を判別する補正判別手段と
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  5. 前記補正手段は、前記画像生成手段により生成される撮影画像に、収差補正および台形補正の双方もしくは何れか一方を施すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の撮像装置。
  6. 前記補正画像を歪み補正が施される以前の撮影画像に戻すか否かを選択する選択手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の撮像装置。
  7. コンピュータに、
    被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成機能
    前記画像生成機能にて生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正機能
    前記補正機能により取得された補正画像の中から変形率が閾値より高い領域を検出する変形領域検出機能
    前記変形領域検出機能により検出された領域を拡大して表示部に表示する表示制御機能
    を実させることを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータに、
    被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成機能
    前記画像生成機能にて生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正機能
    前記補正機能により取得された補正画像の中で歪み補正による変形の大きい画像領域を拡大して画面表示する拡大表示機能、
    前記拡大表示機能による拡大表示の内容をユーザ操作に応じて適否選定する適否選定機能、
    前記適否選定機能がユーザ操作に応じて適正選定した場合に、前記補正機能により取得された補正画像を保存する保存機能、
    前記適否選定機能がユーザ操作に応じて不適選定した場合に、撮影画像の撮り直しを前記画像生成機能に指示する撮像指示機能
    を実させることを特徴とするプログラム。
  9. コンピュータに、
    被写体を撮像して撮影画像を生成する画像生成機能
    前記画像生成機能にて生成される撮影画像に歪み補正を施して補正画像を取得する補正機能
    前記補正機能により取得された補正画像の中で歪み補正による変形の大きい画像領域を拡大して画面表示する拡大表示機能、
    撮影シーンに応じて、前記補正機能による歪み補正の有無を判別する補正判別機能
    を実させることを特徴とするプログラム。
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