JP2012049841A - 撮像装置およびプログラム - Google Patents

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【課題】より木目の細かい画質調整が可能な撮像装置を実現する。
【解決手段】撮影シーンと、撮影画像中の水平位置の上下で所定値以上の輝度差の有無とに対応付けられた画質調整内容を記憶する画質調整テーブルを記憶部15に設ける。制御部10は、加速度センサ16の検出出力に基づき撮影画像中の水平位置を取得し、取得した水平位置より上側の領域と下側の領域との輝度差を抽出する。そして、自動判別された撮影シーン(あるいはユーザ選択された撮影シーン)と、抽出された輝度差とに応じて画質調整テーブルから読み出した画質調整内容の実行を撮像部13に指示する。この結果、例えば撮影シーンが逆光ならば、撮影画像中の水平位置より上側と下側とで露出の補正を異ならせる等、より木目の細かい画質調整が可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、より木目の細かい画質調整が可能な撮像装置およびプログラムに関する。
撮影シーンに応じた画像処理を施して画質調整する技術が知られている。この種の技術として、例えば特許文献1には、撮影画像をブロック単位に区切り、区切られたブロック単位毎に各色の画素値比率の度数分布を表すヒストグラムを生成することによって撮影画像の色分布を取得し、この取得した色分布と、予め様々なシーンに対応して用意されたシーン判別用辞書とを比較してシーン判別(屋外、夕景、室内、水中など)を行い、これにより得られる撮影シーンに応じた適切な補正を施して画質調整する技術が開示されている。
特開2009−239772号公報
ところで、上記特許文献1に開示の技術では、撮影画像に基づくシーン判別結果に応じて、その画像全体を一意的に補正する為、例えば逆光下での撮影画像であれば水平線(又は地平線)より上側と下側とで露出の補正を異ならせる等、撮像画像内の位置に応じて補正のかけ方を変えることが出来ない。つまり換言すれば、より木目の細かい画質調整を行うことが出来ないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、より木目の細かい画質調整を行うことができる撮像装置およびプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、被写体を撮像して撮影画像を生成する撮影手段と、重力方向に対する自装置の傾きから前記撮影手段により生成される撮影画像中の水平位置を検出する検出手段と、前記撮影手段が生成した撮影画像から撮影シーンを判別する判別手段と、前記撮影手段が生成した撮影画像に対し、前記検出手段により検出された水平位置より上側と下側とのそれぞれで、前記判別手段により判別された撮影シーンに適した画質調整を施す撮影制御手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項2に記載の発明では、前記検出手段により検出された撮影画像中の水平位置より上側と下側の輝度差を抽出する輝度差抽出手段を更に備え、前記撮影制御手段は、当該輝度差抽出手段により抽出された輝度差が所定値以上の場合に、前記撮影手段が生成した撮影画像に対し、前記検出手段により検出された水平位置より上側と下側とのそれぞれで、前記判別手段により判別された撮影シーンに適した画質調整を施すことを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項3に記載の発明では、前記判別手段は、ユーザ操作によって選択された撮影シーンを判別することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項4に記載の発明では、前記撮影制御手段により画質調整された撮影画像を保存するか否かを確認する確認手段を更に備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、コンピュータに、被写体を撮像して撮影画像を生成する撮影ステップと、重力方向に対する自装置の傾きから前記撮影ステップにて生成される撮影画像中の水平位置を検出する検出ステップと、前記撮影ステップで生成した撮影画像から撮影シーンを判別する判別ステップと、前記撮影ステップで生成した撮影画像に対し、前記検出ステップにて検出された水平位置より上側と下側とのそれぞれで、前記判別ステップにより判別された撮影シーンに適した画質調整を施す撮影制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明では、より木目の細かい画質調整を行うことが出来る。
実施の一形態による撮像装置100の全体構成を示すブロック図である。 記憶部15に記憶される画質調整テーブルTの一例を示す図である。 記憶部15に記憶されるシーン判別フラグSDFの内容を説明するための図である。 撮像装置100の制御部10が実行するメインルーチンの動作を示すフローチャートである。 撮像装置100の制御部10が実行するメインルーチンの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.構成
(1)全体構成
図1は、本発明の実施の一形態による撮像装置100の全体構成を示すブロック図である。図1において、制御部10はCPU等から構成され、装置各部を制御する。本発明の要旨に係わる制御部10の処理動作については追って詳述する。操作部11は、例えば装置電源のパワーオン/パワーオフを指示する電源スイッチ、撮影モード又は再生モードを選択的に切り替えるモードダイアル、表示部14に画面表示されるメニュー項目やアイコンをポインティングする際に操作されるカーソルキー、ズーム操作されるズームレバーおよび半押し状態で合焦指示を発生し、全押し状態で撮影指示を発生するシャッタボタン等の操作子を備え、これら操作子の操作に応じたイベントを発生する。操作部11が発生するイベントは制御部10により取り込まれる。
電源部12は、装置各部に駆動電力を供給する。撮像部13は、カメラレンズ部13a、各種センサ部13b、撮像素子13c、アナログ処理部13d、画像信号処理部13eおよび圧縮伸張部13fを備える。カメラレンズ部13aは、光軸方向に移動可能に配置されたズームレンズおよびフォーカスレンズを備えた沈胴式レンズ群から構成され、ズーム機能およびオートフォーカス機能を具現する光学系を形成する。また、カメラレンズ部13aは、ズームレンズおよびフォーカスレンズを移動させるモータや、絞りおよびシャッタを開閉するアクチュエータを有する。
各種センサ部13bは、モータ駆動により変位されるズームレンズ位置やフォーカスレンズ位置を検出して出力する。この位置検出出力に基づき制御部10がカメラレンズ部13aのモータ駆動を制御する。撮像素子13cは、例えばCCD等の固体撮像素子から構成され、カメラレンズ部13aを介して入射される被写体像を光電変換(撮像)して撮像信号を発生する。アナログ処理部13dは、撮像素子13cから出力される撮像信号を、各原色(RGB)成分毎に適宜ゲイン調整して出力する。
画像信号処理部13eでは、撮影モード下において、アナログ処理部13dから出力される撮像信号をA/D変換して得た撮像データについて画像補間やガンマ補正などの周知のカラープロセス処理を施し、これにより得られる画像データ(輝度情報および色差情報)に基づきビデオ信号を発生して表示部14に供給し、当該表示部14をビューファインダとして機能させる。また、撮影モード下の画像信号処理部13eでは、シャッタボタン押下に応じて制御部10が撮影指示を発生すると、その時点で取り込まれている1フレーム分の画像データ(輝度情報および色差情報)を圧縮伸張部13fに供給する。
圧縮伸張部13fは、撮影モード下において、上記画像信号処理部13eから供給される画像データをJPEG方式で圧縮符号化した圧縮画像データを生成して記憶部15(内蔵メモリ又は外部メモリ)に記録保存する。また、圧縮伸張部13fは、再生モード下において、記憶部15(内蔵メモリ又は外部メモリ)に記録保存された圧縮画像データの内からユーザ操作に応じて選択的に読み出される圧縮画像データを伸張して画像信号処理部13eに出力する。再生モード下の画像信号処理部13eは、圧縮伸張部13fにより伸張された画像データに基づきビデオ信号を発生して表示部14に画面表示させる。
表示部14は、カラー液晶パネル等から構成され、制御部10の制御の下に、上述の画像信号処理部13eから出力されるビデオ信号を画面表示する。記憶部15は、ROM、RAMおよびフラッシュメモリ等から構成され、制御部10が実行する各種制御プログラムを記憶するエリア、制御部10のワークエリア、画像信号処理部13eのDMA転送エリアやVRAMエリア等として用いられる他、圧縮画像データを記録保存する内蔵メモリ(又は外部メモリ)として用いられる。
記憶部15のワークエリアには、図2に図示する画質調整テーブルTが記憶される。画質調整テーブルTには、撮影シーンと、撮影画像中における水平位置の上下で所定値以上の輝度差の有無とに対応付けられた画質調整内容が登録される。なお、ここで言う撮影シーンとは、ユーザ操作により指定された撮影条件もしくは撮影画像(画像データ)から自動判別される撮影条件を指す。また、撮影画像中における水平位置とは、後述する加速度センサ16の検出出力から得られる重力方向を基準として撮像装置の各軸傾斜角を算出し、算出した各軸傾斜角に基づいて得られる撮像画像中における水平ラインを指す。
例えば撮影画像(画像データ)に基づき自動判別された撮影シーンが「風景」であって、撮影画像中の水平位置の上下で所定値以上の輝度差が「なし」の場合には、シャープネス(輪郭強調の度合い)をハードにし、彩度(色の鮮やかさの度合い)を高めに設定する画質調整内容が画質調整テーブルTから読み出される。撮影シーンが「風景」であって、水平位置の上下で所定値以上の輝度差が「あり」の場合には、水平位置より上側の青の領域を検出して強調する画質調整内容が画質調整テーブルTから読み出される。
撮影シーンが「逆光」であって、水平位置の上下で所定値以上の輝度差が「なし」の場合には、ダイナミックレンジを調整して逆光で明るくなった部分を補正する画質調整内容が画質調整テーブルTから読み出される。撮影シーンが「逆光」であって、水平位置の上下で所定値以上の輝度差が「あり」の場合には、白の領域を検出し、水平位置より上側の白領域の輝度を落とし、下側の白領域の輝度の落とし方は抑えるようにする画質調整内容が画質調整テーブルTから読み出される。
また、記憶部15のワークエリアには、図3に図示するシーン判別フラグSDFが設けられる。シーン判別フラグSDFは、ユーザ設定可能なフラグであり、当該フラグSDFが「0」にセットされた場合には、自動で撮影シーンを判別しない動作態様を表し、一方、当該フラグSDFが「1」にセットされた場合には、自動で撮影シーンを判別する動作態様を表す。このシーン判別フラグSDFが意図するところについては追って述べる。
加速度センサ16は、例えば静電容量方式で構成され、XYZ(直交三軸)成分の各加速度を検出して出力する。加速度センサ16から出力されるXYZ成分毎の加速度検出値は、制御部10に取り込まれる。制御部10では、取り込んだ各軸の加速度検出値から得られるに重力方向を基準として撮像装置100の各軸傾斜角を算出し、算出した各軸傾斜角に基づいて撮像画像中における水平位置(水平ライン)を取得するようになっている。
B.動作
次に、図4〜図5を参照して上記構成による撮像装置100の動作を説明する。図4〜図5に図示するフローチャートは、撮像装置100の制御部10が実行するメインルーチンの動作を示す。電源スイッチ操作により撮像装置100がパワーオンされると、制御部10はメインルーチンを実行し、図4に図示するステップS1に進み、現在設定されているモードが撮影モードであるか否かを判断する。以下、再生モードに設定されている場合と、撮影モードに設定されている場合とに分けて動作説明を進める。
(1)再生モードの場合
現在設定されているモードが再生モードであると、上記ステップS1の判断結果は「NO」になり、ステップS2に進む。ステップS2では、画像信号処理部13eおよび圧縮伸張部13fに再生動作を指示する再生モード初期設定を行うと共に、記憶部15(内蔵メモリ又は外部メモリ)に記録保存された圧縮画像データの内からユーザ指定の圧縮画像データを圧縮伸張部13fで伸張させ、この伸張された画像データを画像信号処理部13eにおいてビデオ信号に変換させて表示部14に表示させる。
そして、ステップS3では、モードダイアルによるモード変更操作の有無を判断する。モード変更操作が行われなければ、判断結果は「NO」となり、ステップS4に進む。ステップS4では、例えば表示画像送りやズーム表示あるいはスライドショー実行指示などの、その他の操作の有無を判断する。その他の操作が行われると、判断結果は「YES」になり、ステップS5に進み、指示された操作に応じた処理を実行した後、上記ステップS3に処理を戻し、一方、その他の操作が行われなければ、上記ステップS4の判断結果は「NO」になり、上記ステップS3に処理を戻す。そして、撮影モードへの変更操作が行われると、ステップS3の判断結果が「YES」になり、後述のステップS6以降の撮影モードに遷移する。
(2)撮影モードの場合
現在設定されているモードが撮影モードであると、上述したステップS1の判断結果が「YES」となり、ステップS6に進む。また、再生モードから撮影モードへ変更した場合もステップS6に進む。そして、ステップS6では、撮像部13に撮影動作を指示する撮影モード初期設定を行うと共に、この撮影モード初期設定に従って撮像部13が撮像した撮影画像を表示部14にモニタ出力させる。
続いて、ステップS7〜S10では、「シャッタ操作」の有無、「撮影シーン選択操作」の有無、「モード選択操作」の有無および「その他の操作」の有無についてそれぞれ判別する。何も操作されなければ、上記ステップS7〜S10の各判断結果は何れも「NO」となり、ステップS7に処理を戻す。つまり、撮像画像を表示部14にモニタ出力する状態を維持する。
そして、被写体や撮影環境に合わせてベストショットとなるように予め用意された複数種の撮影シーンの内から所望の撮影シーンを選択する撮影シーン選択操作が行われた場合には、ステップS8の判断結果が「YES」となり、ステップS11に進み、撮影シーン選択操作により選択された撮影シーンに変更するよう撮像部13に指示した後、ステップS7に処理を戻す。
再生モードに変更するモード選択操作が行われた場合には、ステップS9の判断結果が「YES」となり、前述のステップS2に進み、再生モードに遷移する。露出補正設定やズーム設定などの、その他の操作が行われた場合には、ステップS10の判断結果が「YES」になり、ステップS12に進み、指示された操作に応じた処理を実行した後、ステップS7に処理を戻す。
そして、シャッタ操作が行われると、ステップS7の判断結果が「YES」になり、図5に図示するステップS13に進み、加速度センサ16の検出出力(XYZ各軸の加速度検出値)を取得する。続いて、ステップS14では、XYZ各軸の加速度検出値から得られる重力方向を基準として撮像装置本体の各軸傾斜角(装置本体の姿勢角)を算出し、算出した各軸傾斜角からモニタ表示される撮影画像中の水平位置(水平ライン)を取得する。
次いで、ステップS15では、記憶部15のワークエリアに格納されるシーン判別フラグSDFが「1」であるか否か、つまり自動で撮影シーンを判別するかどうかを判断する。シーン判別フラグSDFが「0」(自動で撮影シーンを判別しない)ならば、判断結果は「NO」になり、後述のステップS17に進む。
一方、シーン判別フラグSDFが「1」(自動で撮影シーンを判別する)であると、上記ステップS15の判断結果は「YES」になり、ステップS16に進み、自動撮影シーン判別処理を実行する。自動撮影シーン判別処理では、予め撮影環境と被写体の種類との組み合わせで用意される複数種の撮影シーンの内から現在の撮影状況(撮影画像)にマッチする最適な撮影シーンを判別する。
続いて、ステップS17では、上記ステップS14にて取得した撮影画像中の水平位置より上側の領域と下側の領域との輝度差を抽出する。具体的には、画像データに含まれる輝度情報に基づき、水平位置より上側の領域の平均輝度と下側の領域の平均輝度との差分を輝度差として抽出する。次いで、ステップS18では、その抽出した輝度差が所定値以上であるか否かを判断する。
輝度差が所定値以上であると、上記ステップS18の判断結果は「YES」になり、ステップS19に進み、画質調整テーブルT(図2参照)から該当する画質調整内容を読み出し、続くステップS20では、読み出した画質調整内容に基づき撮影画像の画質調整を画像信号処理部13eに指示する。
例えば撮影シーンが「風景」で、輝度差が所定値以上ならば、画質調整テーブルT(図2参照)から読み出した画質調整内容に従い、撮影画像中の水平位置より上側の青の領域を検出して強調する画質調整を画像信号処理部13eに指示する。また、撮影シーンが「逆光」で、輝度差が所定値以上ならば、撮影画像中の白の領域を検出し、水平位置より上側の白領域の輝度を落とし、下側の白領域の輝度の落とし方は抑える画質調整を画像信号処理部13eに指示する。このように、撮像画像内の位置に応じて補正する内容を異ならせることでより木目の細かい画質調整が可能になる。
一方、輝度差が所定値より小さければ、上記ステップS18の判断結果は「NO」になり、ステップS21に進み、画質調整テーブルT(図2参照)から該当する画質調整内容を読み出し、続くステップS22では、読み出した画質調整内容に基づき撮影画像の画質を調整するよう画像信号処理部13eに指示する。
例えば撮影シーンが「風景」ならば、画質調整テーブルT(図2参照)から読み出した画質調整内容に従い、シャープネス(輪郭強調の度合い)をハードにし、彩度(色の鮮やかさの度合い)を高めに設定する画質調整を行ったり、撮影シーンが「逆光」ならば、ダイナミックレンジを調整して逆光で明るくなった部分を補正する画質調整を行うことでより木目の細かい画質調整が可能になる。
続いて、ステップS23では、画質調整された撮影画像(画像データ)を記憶部15に取り込む撮影処理を実行する。そして、ステップS24では表示部14に保存確認表示を行い、続くステップS25では保存操作の有無を判断する。保存操作が行われた場合には、上記ステップS25の判断結果は「YES」となり、ステップS26に進み、記憶部15に取り込んだ撮影画像(画像データ)を圧縮符号化して記憶部15の内蔵メモリ(又は外部メモリ)に記録保存する保存処理を実行した後、前述のステップS7(図4参照)に処理を戻す。保存操作が為されない場合には、上記ステップS25の判断結果が「NO」になり、前述のステップS7(図4参照)に処理を戻す。
以上のように、本実施形態では、撮影シーンと、撮影画像中における水平位置の上下で所定値以上の輝度差の有無とに対応付けられた画質調整内容を記憶する画質調整テーブルTを備え、加速度センサ16の検出出力に基づき撮影画像中の水平位置を取得し、取得した水平位置より上側の領域と下側の領域との輝度差を抽出する。そして、自動判別された撮影シーン(あるいはユーザ選択された撮影シーン)と、抽出された輝度差とに対応付けられた画質調整内容を画質調整テーブルTから読み出して撮影画像の画質を調整するので、より木目の細かい画質調整を行うことが可能になる上、自動画質調整の精度が向上するという効果も奏する。
また、本実施形態では、取得された水平位置より上側と下側の輝度差を抽出し、抽出した輝度差が所定値以上であると、水平位置より上側と下側とのそれぞれにおいて、判別された撮影シーンに適した画質調整を行う為、水平位置より上側と下側とで個別の調整を行う必要が無いと判断される場合に過度な画質調整を控えることができる。
加えて、上述した実施形態では、自動判別された撮影シーンと、ユーザ選択された撮影シーンとの双方を画質調整の対象にすることが出来る。また、撮影後に画質調整された撮影画像を記録保存するか否かの確認を行うようにしたので、ユーザが適切でないと判断する画質調整が行われた場合には、その不適切な画質調整が施された撮影画像を記録保存しないことも選択することができる。
なお、上述した実施形態では、制御部10が画質調整テーブルTから読み出した画質調整内容を画像信号処理部13eに指示するようにしたが、これに限らず、画質調整テーブルTを画像信号処理部13eに設け、当該画像信号処理部13e自らが判定した内容に基づいて画質調整する態様であっても構わない。
10 制御部
11 操作部
12 電源部
13 撮像部
13a カメラレンズ部
13b 各種センサ部
13c 撮像素子
13d アナログ処理部
13e 画像信号処理部
13f 圧縮伸張部
14 表示部
15 記憶部
16 加速度センサ
100 撮像装置

Claims (5)

  1. 被写体を撮像して撮影画像を生成する撮影手段と、
    重力方向に対する自装置の傾きから前記撮影手段により生成される撮影画像中の水平位置を検出する検出手段と、
    前記撮影手段が生成した撮影画像から撮影シーンを判別する判別手段と、
    前記撮影手段が生成した撮影画像に対し、前記検出手段により検出された水平位置より上側と下側とのそれぞれで、前記判別手段により判別された撮影シーンに適した画質調整を施す撮影制御手段と
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記検出手段により検出された撮影画像中の水平位置より上側と下側の輝度差を抽出する輝度差抽出手段を更に備え、
    前記撮影制御手段は、当該輝度差抽出手段により抽出された輝度差が所定値以上の場合に、前記撮影手段が生成した撮影画像に対し、前記検出手段により検出された水平位置より上側と下側とのそれぞれで、前記判別手段により判別された撮影シーンに適した画質調整を施すことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記判別手段は、ユーザ操作によって選択された撮影シーンを判別することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記撮影制御手段により画質調整された撮影画像を保存するか否かを確認する確認手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. コンピュータに、
    被写体を撮像して撮影画像を生成する撮影ステップと、
    重力方向に対する自装置の傾きから前記撮影ステップにて生成される撮影画像中の水平位置を検出する検出ステップと、
    前記撮影ステップで生成した撮影画像から撮影シーンを判別する判別ステップと、
    前記撮影ステップで生成した撮影画像に対し、前記検出ステップにて検出された水平位置より上側と下側とのそれぞれで、前記判別ステップにより判別された撮影シーンに適した画質調整を施す撮影制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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