JP5614622B2 - エポキシ化重合体の製造方法 - Google Patents

エポキシ化重合体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5614622B2
JP5614622B2 JP2010099342A JP2010099342A JP5614622B2 JP 5614622 B2 JP5614622 B2 JP 5614622B2 JP 2010099342 A JP2010099342 A JP 2010099342A JP 2010099342 A JP2010099342 A JP 2010099342A JP 5614622 B2 JP5614622 B2 JP 5614622B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
polymer
carbon
epoxidized
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010099342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011225788A (ja
Inventor
慶太 大橋
慶太 大橋
尾田 威
威 尾田
石井 聡
聡 石井
喜裕 今
喜裕 今
初彦 服部
初彦 服部
高志 長峰
高志 長峰
佐藤 一彦
一彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST, Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2010099342A priority Critical patent/JP5614622B2/ja
Publication of JP2011225788A publication Critical patent/JP2011225788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5614622B2 publication Critical patent/JP5614622B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

本発明はエポキシ化重合体の製造方法に関する。さらに詳しくは、炭素炭素二重結合を含む重合体において、当該炭素炭素二重結合を酸化してエポキシ化するエポキシ化重合体の製造方法に関する。
エポキシ化重合体の製造方法として、例えば、炭素炭素二重結合を含む重合体をエポキシ化する方法が知られている。炭素炭素二重結合を含む重合体をエポキシ化する方法として、過酸化水素を用いる方法や過酢酸等の過酸を用いる方法が知られている。
特許文献1には、オレフィン性二重結合を有する重合体と4級アンモニウム塩とを水に対して非混和性の有機溶媒に溶解してなる溶液(I)に、タングステン酸アンモニウム又はリンタングステン酸から選ばれるタングステン化合物(A)とリン酸(B)を含む水溶液(II)と、過酸化水素水溶液(III)と、を添加して、実質的にアルカリ金属イオンの不存在下に反応させる方法が開示されている。
特許文献2には、オレフィン性二重結合を有する重合体とQ2{HPO4[WO(O222}(式中、Qは4級アンモニウム基を表す。)で示されるタングステン二核過酸化錯体を脂肪族炭化水素又は芳香族炭化水素に溶解させてなる溶液に過酸化水素水溶液を添加して反応させる方法が開示されている。
特許文献3には、過酸化水素を酸化剤とし、(A)VI族金属酸化物の塩、(B)ホスホン酸類化合物及び(C)界面活性剤からなる触媒を用いて、炭素炭素二重結合を含むポリマーを酸化してエポキシ基を導入する方法が開示されている。
特許文献4には、ポリイソプレンを主成分とするゴム素材のエポキシ基導入工程及び水酸基導入工程に有機過酸を用い、有機過酸との親和性の高い共溶媒の存在下にて反応を行うことが開示されている。
特開2002−249516号公報 特開2002−371113号公報 特開2008−24731号公報 特開2009−173727号公報
本発明は、安全に、効率的に、工業的に有利に、かつ低環境負荷で行うことが可能なエポキシ化重合体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のエポキシ化重合体の製造方法は、下記(A)
(A)炭素炭素二重結合を含む重合体を、30℃において、1質量%以上溶解する溶媒
で示される、炭素数5〜12の炭化水素溶媒50〜99質量%と、
下記(B)
(B)溶解パラメーター(SP値)が前記(A)溶媒以上で25(MPa1/2)以下である溶媒
で示される、ニトリル化合物、アルコール及びエステルから選択される溶媒1〜50質量%と、
からなる混合溶媒中で、
酸化剤である過酸化水素と、
タングステン酸塩と、4級オニウム塩と、リン酸類化合物と、からなる混合触媒と、を用いて、
前記重合体に含まれる炭素炭素二重結合をエポキシ化することを特徴とする。
本発明によれば、安全に、効率的に、工業的に有利に、かつ低環境負荷で行うことが可能なエポキシ化重合体の製造方法を提供することができる。
つまり、本発明の製造方法は、酸化剤として有機過酸を使用せず過酸化水素を使用することで安全性が高い。また1種類の溶媒を使用した場合と比べて高いエポキシ化率を達成することができるため、効率的に、かつ工業的に有利にエポキシ化重合体を製造することができる。さらに、過酸化水素及び触媒は水相にあるため重合体が溶解している有機相からの分離が容易であり低環境負荷である。
本発明のエポキシ化重合体の製造方法は、具体的には、酸化剤と、触媒とを用いて炭素炭素二重結合を含む重合体をエポキシ化する方法である。
本発明において、酸化剤とは過酸化水素である。
また本発明において、触媒とは、タングステン酸塩と、4級オニウム塩と、リン酸類化合物と、からなる混合触媒である。
さらに本発明においては、炭素炭素二重結合を含む重合体のエポキシ化を特定の溶媒下で行うものである。具体的には、下記(A)で示される溶媒50〜99質量%と、下記(B)で示される溶媒1〜50質量%と、からなる混合溶媒下でエポキシ化を行うものである。
(A)炭素炭素二重結合を含む重合体を、30℃において、1質量%以上溶解する溶媒
(B)溶解パラメーター(SP値)が前記(A)溶媒以上で25(MPa1/2)以下である溶媒
以下、本発明の製造方法で使用される試薬及び溶媒、並びに本発明の製造方法を行うための条件等について以下に詳細に説明する。
[炭素炭素二重結合を含む重合体]
本発明の製造方法で使用される重合体は、ポリマー及びオリゴマーを包含するものである。また本発明の製造方法で使用される炭素炭素二重結合を含む重合体としては、炭素炭素二重結合が重合体を構成する全単量体単位に基づいて0.1〜100モル%含有している化合物が挙げられる。
ここで重合体中に含まれる炭素炭素二重結合は、ジエン系モノマーの重合反応によって形成されたものであることが好ましい。つまり本発明の製造方法で使用される重合体は、ジエン系モノマーの重合反応によって合成される化合物であることが好ましい。
一方、重合体中に含まれる炭素炭素二重結合は、シス又はトランスのいずれかのみの構造であってもよいし、また両者が混在していてもよい。また重合体中に含まれる炭素炭素二重結合の分布にも特に制限はなく、例えば、規則的な分布、ブロック状の分布、ランダム状の分布、テーパー状の分布、これらの内のいくつかが混在している分布等が挙げられる。
重合体が側鎖を有する場合、重合体中に含まれる炭素炭素二重結合は、重合体の主鎖又は側鎖のいずれかに含有されていてもよい。ここで、得られるエポキシ化重合体の安定性の観点から、重合体中に含まれる炭素炭素二重結合のうち50モル%以上が主鎖に含まれていることが好ましい。
炭素炭素二重結合を含む重合体の重合(合成)方法としては、特に制限はないが、付加重合、縮合重合等何れの形式でもよく、反応の手法としては、ラジカル重合、イオン重合、配位重合、メタセシス重合等、種々の重合方法によって製造されたものであってもよい。ここでイオン重合の具体的手法として、アニオン重合、カチオン重合等を例示することができる。
炭素炭素二重結合を含む重合体として、例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン等のポリジエン;シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロオクテン等のシクロアルケンを開環メタセシス重合して得られるポリアルケン;イソプレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−(イソプレン/ブタジエン)−スチレンブロック共重合体等のポリジエンブロックを含有するブロック共重合体;スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−イソプレンランダム共重合体等のジエンと他の重合性単量体からなるランダム共重合体;スチレン−ブタジエンテーパー共重合体等のジエンと他の重合性単量体からなるテーパー共重合体;これらの部分水素添加物等が挙げられる。また、アクリル酸エステルとジエンの共重合体、例えばエチルアクリレート、ブチルアクリレートとイソプレン、ブタジエンの共重合体も例示することができ、エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム、イソプレン系ゴム、クロロプレン系ゴム等も例示することができる。炭素炭素二重結合を含む重合体は、その分子鎖内又は分子末端に、水酸基、アルコキシ基、カルボニル基、カルボキシル基、エステル基、アミド基、ハロゲン原子等の官能基をさらに有していてもよく、芳香族ビニル、アクリル酸及びそのエステル、メタクリル酸及びそのエステル、カルボン酸ビニル、エチレン誘導体等が共重合されていてもよい。
炭素炭素二重結合を含む重合体の分子量に特に制限はないが、通常、数平均分子量(Mn)として1,000〜1,000,000の範囲であることが好ましい。さらに好ましくは、3,000〜500,000であり、最も好ましくは、5000〜300,000である。
[触媒(混合触媒)]
上述したように、本発明の製造方法においては、下記に示す化合物を混合した混合触媒を使用する。
(1)タングステン酸塩
(2)4級オニウム塩
(3)リン酸類化合物
以下、混合触媒に含まれる各化合物について説明する。
(1)タングステン酸塩
タングステン酸塩の塩として、好ましくは、タングステン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩である。より好ましくはタングステン酸のナトリウム塩である。
タングステン酸塩の使用量は、目標とするエポキシ基導入量に対して、0.001mol%〜10mol%が好ましく、0.01mol%〜5mol%がより好ましい。0.1mol%〜1mol%が特に好ましい。
(2)4級オニウム塩
4級オニウム塩として、具体例には、塩化テトラペンチルアンモニウム、塩化テトラヘキシルアンモニウム、塩化テトラヘプチルアンモニウム、塩化トリオクチルメチルアンモニウム、臭化テトラペンチルアンモニウム、臭化テトラヘキシルアンモニウム、臭化テトラヘプチルアンモニウム、臭化トリオクチルメチルアンモニウム、ヨウ化テトラペンチルアンモニウム、ヨウ化テトラヘキシルアンモニウム、ヨウ化テトラヘプチルアンモニウム、ヨウ化トリオクチルメチルアンモニウム、硫酸水素テトラヘプチルアンモニウム、硫酸水素トリオクチルメチルアンモニウム、硫酸水素トリエチルベンジルアンモニウム等の4級アンモニウム塩;塩化テトラブチルホスホニウム、塩化テトラペンチルホスホニウム、塩化トリオクチルメチルホスホニウム、塩化ペンチルトリフェニルホスホニウム、塩化ヘプチルトリフェニルホスホニウム、塩化オクチルトリフェニルホスホニウム、臭化テトラブチルホスホニウム、臭化テトラペンチルホスホニウム、臭化トリオクチルメチルホスホニウム、臭化ペンチルトリフェニルホスホニウム、臭化ヘプチルトリフェニルホスホニウム、臭化オクチルトリフェニルホスホニウム、ヨウ化テトラブチルホスホニウム、ヨウ化テトラペンチルホスホニウム、ヨウ化トリオクチルメチルホスホニウム、ヨウ化ペンチルトリフェニルホスホニウム、ヨウ化ヘプチルトリフェニルホスホニウム、ヨウ化オクチルトリフェニルホスホニウム等の4級ホスホニウム塩等が挙げられる。
このうち、4級アンモニウム塩又は4級ホスホニウム塩が好ましい。より好ましくは、ハロゲン化4級アンモニウム又はハロゲン化4級ホスホニウムである。さらに好ましくは、ハロゲン化4級アルキルアンモニウム又はハロゲン化4級アルキルホスホニウムである。特に好ましくは、塩化トリオクチルメチルアンモニウム、塩化トリデシルメチルアンモニウムである。
4級オニウム塩の使用量は、特に制限はないが、目標とするエポキシ基導入量に対して、0.001mol%〜10mol%が好ましく、0.01mol%〜5mol%がより好ましい。0.1mol%〜1mol%が特に好ましい。
(3)リン酸類化合物
リン酸類化合物としては、リン酸((HO)3P=Oで示される)及びリン酸誘導体から選ばれる化合物であれば特に制限はない。これらの中でもリン酸が好ましい。
リン酸類化合物の濃度としては、好ましくは85%〜10%水溶液であり、より好ましくは70%〜30%水溶液であり、特に好ましくは50%〜40%水溶液である。
リン酸類化合物の使用量は、目標とするエポキシ基導入量に対して、0.01mol%〜20mol%が好ましく、0.1mol%〜10mol%がより好ましい。0.5mol%〜3mol%が特に好ましい。
ところでリン酸類化合物の濃度、使用量によって反応溶液中のpHは変化するが、これが1以上7以下の酸性状態であることが好ましく、反応速度、操作性の観点から2以上4以下であることがより好ましい。反応中のpHを1以上にすることで、エポキシ化反応を制御し、目的とするエポキシ化重合体の安定性を確保できる。また、反応中のpHを7以下にすることで、過酸化水素の安定性を確保し、過酸化水素当たりのエポキシ化選択率を高くすることができる。
[過酸化水素(酸化剤)]
本発明の製造方法において酸化剤として使用される過酸化水素は、市販されている水溶液の形態のものをそのまま使用してもよいし、水で希釈して使用してもよい。例えば、10〜60質量%の過酸化水素水溶液を工業的に容易に入手することができる。過酸化水素の濃度は特に制限されないが、反応効率及び安全性の観点から、通常0.01質量%〜60質量%の範囲であることが好ましく、5質量%〜60質量%がより好ましい。15質量%〜50質量%がさらに好ましく、30質量%〜40質量%が特に好ましい。
過酸化水素の使用量は、特に制限はないが、生成物であるエポキシ化重合体において、所望されるエポキシ基の導入量に応じて異なるが、炭素炭素二重結合を含む重合体中に含まれる炭素炭素二重結合1モルに対して0.01モル倍〜5モル倍の範囲であることが好ましく、0.1モル倍〜1.2モル倍の範囲であることがより好ましい。例えば、炭素炭素二重結合を含む重合体中に含まれる炭素炭素二重結合の大部分をエポキシ化したい場合は、過酸化水素の使用量を、該重合体中に含まれる炭素炭素二重結合に対して1モル〜5モルの範囲、より好ましくは1モル〜1.2モルとするのがよい。
過酸化水素の使用量を0.01モル倍以上にすることで十分な反応速度を得ることができ、また5モル倍以下にすることで反応速度が過大となることを抑制したり反応後に大過剰の過酸化水素が残存しないようにすることができる。
[溶媒]
既に説明しているが、本発明においては、炭素炭素二重結合を含む重合体のエポキシ化を、下記(A)で示される溶媒50〜99質量%と、下記(B)で示される溶媒1〜50質量%と、からなる混合溶媒下でエポキシ化を行うものである。
(A)炭素炭素二重結合を含む重合体を、30℃において、1質量%以上溶解する溶媒
(B)溶解パラメーター(SP値)が前記(A)溶媒以上で25(MPa1/2)以下である溶媒
(A)溶媒については、炭素炭素二重結合を含む重合体を、30℃において、1質量%以上溶解するものであれば特に制限はないが、酸化・還元反応に対して比較的不活性な非極性溶媒又は極性溶媒が好ましい。非極性溶媒としては、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素及びこれらの混合物のいずれかを挙げることができ、極性溶媒としては、エーテル、エステル等を挙げることができる。
(A)溶媒として、具体的には、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロオクタン、2,6−ジメチルシクロオクタン等の脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、エチルベンゼン、クメン等の芳香族炭化水素等が挙げられる。
これらの溶媒のうち、炭素数5〜12の炭化水素溶媒が好ましく、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、トルエン、キシレンがより好ましい。シクロヘキサン、ノルマルヘキサン、トルエンが特に好ましい。
(A)溶媒の使用量は、炭素炭素二重結合を含む重合体への溶解度に依存するが、通常、炭素炭素二重結合を含む重合体に対して0.1〜200質量倍の範囲であり、反応性、操作性の観点からは1〜100質量倍の範囲にすることが好ましく、1〜20質量倍の範囲にすることがより好ましい。
(B)溶媒は、いわゆる共溶媒である。ここで(B)溶媒を共溶媒として、溶解パラメータが(A)溶媒より高いものを使用することで過酸化水素水溶液との親和性を適度に向上させることができるためか、得られるエポキシ化重合体のエポキシ化率が向上する。(B)溶媒として溶解パラメータが25(MPa1/2)以下のものを使用することで、過酸化水素水溶液との親和性を適度に向上させることができ、あるいは炭素炭素二重結合を含む重合体の(A)溶媒と(B)溶媒との混合溶媒に対する溶解性を確保できるためか、得られるエポキシ化重合体のエポキシ化率が向上する。
(B)溶媒(共溶媒)として、具体例には、ベンゾニトリル、アセトニトリル、t−ブチルニトリル等のトリル化合物、t−ブチルアルコール等のアルコール、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル等のエーテル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド化合物、アセトン、2−ブタノン等のケトン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化アルキル等が挙げられる。
(A)溶媒及び(B)溶媒の使用量は、(A)溶媒の方が50質量%〜99質量%であって、(B)溶媒の方が1質量%〜50質量%である。(A)溶媒を99質量%以下とし、(B)溶媒を1質量%以上とすることで、得られるエポキシ化重合体のエポキシ化率が向上する。一方、(A)溶媒を50質量%以上とし、(B)溶媒を50質量%以下とすることで、エポキシ化反応の速度を適度に抑制し、副反応を抑制することができる。
[エポキシ化重合体の製造方法]
エポキシ化は、溶液重合等で合成した炭素炭素二重結合を含む重合体を、酸化剤(過酸化水素)及び混合触媒(タングステン酸塩、4級オニウム塩、リン酸類化合物)の存在下で、(A)溶媒と(B)溶媒(共溶媒)とからなる混合溶媒中で行う。尚、過酸化水素と、触媒の添加方法は、特に制約はない。
エポキシ化は、例えば、触媒と混合溶媒とを、炭素炭素二重結合を含む重合体の溶液に加えた後、激しく攪拌しながら過酸化水素を添加してエポキシ化反応させることによって実施できる。この際、触媒の全てを添加した後に過酸化水素を添加することが望ましい。
また、炭素炭素二重結合を含む重合体の溶液に、触媒、混合溶媒及び過酸化水素を同時に添加して炭素炭素二重結合を含む重合体と過酸化水素とを反応させることによって実施することもできる。
エポキシ化反応の圧力は特に制限されないが、溶媒の揮散を防止する観点から、通常80kPa〜1MPaの範囲であることが好ましい。また、本発明の製造方法は、安全性の観点から、窒素、アルゴン等の不活性ガスの雰囲気下で行うことが好ましい。エポキシ化反応の温度は特に制限されないが、反応速度及び安全性の観点から、通常0℃〜140℃の範囲であり、40℃〜100℃の範囲であることが好ましく、50℃〜80℃の範囲であることがより好ましい。反応温度を140℃以下とすることで、過酸化水素の分解反応を抑制し、また、エポキシ化反応の選択性を確保できる。一方、反応温度を0℃以上とすることで、反応速度、生産性を確保できる。
反応終了後において、反応混合物(反応溶液)からのエポキシ化重合体の分離は、通常の単離精製操作によって行うことができる。例えば、反応混合物を静置して有機層と水層とに分離させ、次いで水層を除去し、得られた有機層を水、亜硫酸水素ナトリウム水溶液、亜硫酸ナトリウム水溶液等を用いて洗浄した後、再沈、加熱下での溶媒除去、減圧下での溶媒除去、水蒸気による溶媒の除去(スチームストリッピング)等の、高分子化合物を溶液から単離する際の公知の操作を施すことによって実施できる。
触媒の効率的な除去は、水層から分離し、水、亜硫酸水素ナトリウム水溶液、亜硫酸ナトリウム水溶液等を用いて洗浄した後の有機層を、活性炭又は塩基性物質と接触させることによって、実施することができる。
[エポキシ化重合体]
本発明の製造方法で得られるエポキシ化重合体は、エポキシ基の含有量が該重合体を構成する全単量体単位に基づいて0.01モル%〜100モル%、好ましくは1モル%〜70モル%、より好ましくは3モル%〜50モル%、特に好ましくは5モル%〜30モル%である。エポキシ基の含有量を多くすることで、エポキシ基の反応点としての機能、極性、相溶性等の特性を発揮することができ、一方、エポキシ基の含有量を少なくすることで熱安定性、pH安定性を確保できる。尚、本発明の製造方法で得られるエポキシ化重合体に含有されるエポキシ基の分布に特に制限はなく、例えば、規則的な分布、ブロック状の分布、ランダム状の分布、テーパー状の分布、これらのいくつかが混在している分布等が挙げられる。エポキシ基は、エポキシ化重合体の主鎖又は側鎖のいずれに含有されていてもよいが、エポキシ化重合体の安定性の観点から、エポキシ化重合体のすべてのエポキシ基の70モル%以上が主鎖に含有されていることが好ましく、80モル%以上が主鎖に含有されていることがより好ましい。
本発明の方法で得られるエポキシ化重合体としては、例えばエポキシ化ポリブタジエン、エポキシ化ポリイソプレン等のエポキシ化ポリジエン;シクロヘプテン、シクロオクテン等のシクロアルケンを開環メタセシス重合して得られるエポキシ化ポリアルケン;イソプレンーブタジエンブロック共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレンーイソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレンー(イソプレン/ブタジエン)−スチレンブロック共重合体等のポリジエンブロックを含有するブロック共重合体のエポキシ化重合体;スチレンーブタジエンランダム共重合体、スチレン−イソプレンランダム共重合体等のジエンと他の重合成単量体からなるランダム共重合体のエポキシ化重合体;スチレン−ブタジエンテーパー共重合体等のジエンと他の重合単量体から得られるテーパー共重合体のエポキシ化重合体;これらの部分水素添加物等のエポキシ化重合体;テレフタル酸等の二塩基酸と2−ブテン−1,4−ジオール等のジオール類又は、テトラヒドロフタル酸等の二塩基酸と1,4−ブタンジオール等のジオール類から得られる不飽和ポリエステル類のエポキシ化ポリエステル類;テレフタル酸等の二塩基酸と2−ブテン−1,4−ジアミン等のジアミン類、又は、テトラヒドロフタル酸等の二塩基酸と1,4−ブタンジアミン等のジアミン類から得られる不飽和ポリアミド類のエポキシ化ポリアミド等;アクリル酸エステルとジエンの共重合体、例えばエチルアクリレート、ブチルアクリレートとイソプレン、ブタジエンの共重合体のエポキシ化重合体、エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム、イソプレン系ゴム、クロロプレン系ゴム等のエポキシ化重合体も例示することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
(1)炭素炭素二重結合を含む重合体
原料となる炭素炭素二重結合を含む重合体としては、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(商品名:クリアレン760M、電気化学工業社製)を使用した。この重合体は、重合体中のスチレンとブタジエンとの比率が、スチレン/ブタジエン=24/76(質量比)であり、重合体中に含まれる1,2−ブタジエン結合の比率は13%である。またこの重合体は、重量平均分子量(Mw)が10.4万であり、数平均分子量(Mn)が9.6万であり、Mw/Mn=1.08である。さらにこの重合体のガラス転移点は、−55℃、97℃である。
(2)エポキシ化重合体の合成
磁気攪拌子を備えた10Φ試験管に、下記に示した試薬、溶媒を仕込んだ。
スチレン−ブタジエンブロック共重合体:1.0g(ブタジエン単位が9.8mmol)
タングステン酸ナトリウム2水和物:3.2mg(0.01mmol)
塩化メチルトリオクチルアンモニウム:4.0mg(0.01mmol)
42.5質量%リン酸水溶液:60mg(0.26mmol)
シクロヘキサン:4.5g(溶解パラメータ:16.7(MPa1/2))
t−ブチルアルコール(共溶媒):0.5g(溶解パラメータ:21.7(MPa1/2
次に、35.5質量%過酸化水素水溶液(1.05g、9.8mmol)を加えた後、反応溶液を60℃に加熱し、攪拌速度500rpmにて4時間攪拌・反応させた。次に、反応溶液を室温まで冷却し、7重量%チオ硫酸ナトリウム水溶液100g、水100gで順次洗浄して水層を取り除いた。次に、有機層をメタノール中に滴下したときに生じた析出物を取り出して乾燥させることにより、エポキシ化重合体を得た。
(3)エポキシ化重合体の評価
得られたエポキシ化重合体について下記に示す事項の評価を行った。
(3−1)エポキシ化重合体のエポキシ化率
プロトン核磁気共鳴(1H−NMR)法によって求めた。尚、測定装置及び測定条件は、以下に示す通りである。
装置:JEOL−ECX400(分解能400MHz)
溶媒:重水素化クロロホルム
リファレンス:TMS又はクロロホルム
温度:20℃
尚、定量に必要なシグナル及び参考となるシグナルのシフト位置は以下に示す通りであるが、各シグナル及び各シフト位置は公知の文献等と比較して容易にアサイン、定量することができる。一方、シフト位置は、溶媒、温度の測定条件、重合体の構造によって移動する場合があるので、その際に重合体中に含まれるモノマーユニットの組成全体についてアサインを行い、適切な帰属を行う必要がある。
ここで定量に用いたシグナルを以下に示す。
(a)2.6〜3.0ppm
エポキシ基に含まれるプロトン(−CH−)。エポキシ基1ユニット当たり2個含まれる。
(b)4.8〜5.0ppm
ブタジエン1,2−結合による1,2−ビニル基に含まれるプロトン(=CH2)。1,2−結合による1,2−ビニル基1ユニットあたり2個含まれる。
(c)5.0〜5.6ppm
(c1)ブタジエン1,2−結合による1,2−ビニル基に含まれるプロトン(−CH=)及び(c2)ブタジエン1,4−結合によるポリマー主鎖中の2重結合に含まれるプロトン(−CH=)。(c1)においては、1,2−結合による1,2−ビニル基1ユニットあたり1個含まれる。(c2)においては、1,4−結合1ユニットあたり2個含まれる。
(d)6.3〜7.3ppm
スチレン中のベンゼン環に含まれるプロトン。スチレン1ユニットあたり5個含まれる。尚、標準物質としてクロロホルムを用いた場合、この範囲(7.2ppm)にクロロホルム由来のプロトン(1個)のピークが現れる。
1H−NMRの測定結果から、下記に示す評価(置換基の量の定量)を行った。
(i)エポキシ基のモル比
(a)の範囲の積分値を2で割った。この値はエポキシ基のモル比を示す。
(ii)1,2−結合(1,2−ビニル)のモル比
(b)の範囲の積分値を2で割った。この値は1,2−ブタジエン結合のモル比を示す。
(iii)1,4−結合のモル比
(c)の範囲の積分値から(ii)で算出した1,2−ブタジエン結合のモル比を減じたのち2で割った。この値は1,4−ブタジエン結合のモル比を示す。
(iv)スチレンのモル比
(d)の範囲の積分値からクロロホルム分を減じたのち5で割った。この値はスチレンユニットのモル比を示す。
(i)〜(iv)のモル比について、それぞれ(i)〜(iv)の合計値で割った後100を乗じた。この値は、それぞれの成分のモル%である。
次に、それぞれの成分のモル%にそれぞれの分子量を乗じ、その合計で割った後100を乗じた。この値は、それぞれの成分の重量%である。
以下、ブタジエン1,2−結合比率とは、高分子化合物中のブタジエンについて、1,4−結合と1,2−結合合計に対する1,2−結合のモル比率を表す。
ところで本実施例の条件では、ブタジエン1,4−結合で形成された炭素炭素二重結合のみが選択的に酸化された(ブタジエン1,2−結合によってポリマーの枝部に存在する二重結合は酸化されなかった。)。このためエポキシ化率は、ブタジエン1,4−結合で形成された炭素炭素二重結合のうち、エポキシ基に変換された比率(モル比率)を示す。そこで本実施例におけるエポキシ化率を上述した方法で評価した。結果を表1に示す。
尚、エポキシ基量(エポキシ化率)は、以下の滴定法(HCl−ジオキサン法)によって別途求めた値と一致した。以下に滴定法の具体的方法を示す。
(滴定法:HCl−ジオキサン法)
反応後の重合体0.1gを精秤し、精製ジオキサン100MLに12N−塩酸1MLを混合した溶液に投入した。投入してからしばらく経った後、溶液50MLをメスアップし、この溶液に1%フェノールフタレインのエタノール溶液を少量加え、0.1N−NaOHで滴定した。
(3−2)エポキシ化重合体の分子量
エポキシ化重合体の分解や架橋が起きていないことの確認のため、GPCにより測定した。測定装置や測定条件を以下に示す。また測定結果を表1に示す。
装置:島津製GPCシステム(LC−20AD,CBM−20A,RID−10A,SPD−M20A,CTO−20A,SIL−20AHT、DGU−20A3を接続したもの。)
カラム:昭和電工Shodex GPC KF−404HQ、KF−402.5HQ×2本直列接続
温度:40℃
検出:RI(示差屈折率)
溶媒:クロロホルム
濃度:1質量%
検量線:標準ポリスチレン(Shodex Standard SM―105)
[実施例2]
実施例1において、共溶媒として、t−ブチルアルコールの代わりに酢酸ブチル(溶解パラメータ16.9(MPa1/2))を使用した以外は、実施例1の同様の条件で反応を行った。また実施例1と同様の方法で、得られたエポキシ化重合体の評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例3]
実施例1において、共溶媒として、t−ブチルアルコールの代わりに共溶媒をベンゾニトリル(溶解パラメータ20.5(MPa1/2))を使用した以外は、実施例1の同様の条件で反応を行った。また実施例1と同様の方法で、得られたエポキシ化重合体の評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例4]
実施例1において、4級オニウム塩として、塩化メチルトリオクチルアンモニウムの代わりに塩化トリドデシルメチルアンモニウムを使用した以外は、実施例1の同様の条件で反応を行った。また実施例1と同様の方法で、得られたエポキシ化重合体の評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例5]
実施例1において、4級オニウム塩として、塩化メチルトリオクチルアンモニウムの代わりに塩化テトラオクチルアンモニウムを使用した以外は、実施例1の同様の条件で反応を行った。また実施例1と同様の方法で、得られたエポキシ化重合体の評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例6]
実施例1において、4級オニウム塩として、塩化メチルトリオクチルアンモニウムの代わりに硫酸水素トリオクチルメチルアンモニウムを使用した以外は、実施例1の同様の条件で反応を行った。また実施例1と同様の方法で、得られたエポキシ化重合体の評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例7]
実施例1において、使用した溶媒の量を、それぞれシクロヘキサン3.0g、t−ブチルアルコール2.0gとした以外は、実施例1の同様の条件で反応を行った。また実施例1と同様の方法で、得られたエポキシ化重合体の評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例1]
実施例1において、使用した溶媒をシクロヘキサン5.0gのみとしたこと以外は、実施例1の同様の条件で反応を行った。また実施例1と同様の方法で、得られたエポキシ化重合体の評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例2]
実施例1において、使用した溶媒の量を、それぞれシクロヘキサン2.0g、t−ブチルアルコール3.0gとした以外は、実施例1の同様の条件で反応を行った。また実施例1と同様の方法で、得られたエポキシ化重合体の評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例3]
実施例1において、共溶媒として、t−ブチルアルコールの代わりにエタノール(溶解パラメータ26.4(MPa1/2))としたこと以外は、実施例1の同様の条件で反応を行った。また実施例1と同様の方法で、得られたエポキシ化重合体の評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例4]
実施例1において、共溶媒として、t−ブチルアルコールの代わりにヘキサン(溶解パラメータ15.2(MPa1/2))としたこと以外は、実施例1の同様の条件で反応を行った。また実施例1と同様の方法で、得られたエポキシ化重合体の評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 0005614622
本発明の製造方法で得られるエポキシ化重合体は、樹脂改質剤、接着材等の製造の際に使用することができる。

Claims (6)

  1. 下記(A)
    (A)炭素炭素二重結合を含む重合体を、30℃において、1質量%以上溶解する溶媒
    で示される、炭素数5〜12の炭化水素溶媒50〜99質量%と、
    下記(B)
    (B)溶解パラメーター(SP値)が前記(A)溶媒以上で25(MPa1/2)以下である溶媒
    で示される、ニトリル化合物、アルコール及びエステルから選択される溶媒1〜50質量%と、
    からなる混合溶媒中で、
    酸化剤である過酸化水素と、
    タングステン酸塩と、4級オニウム塩と、リン酸類化合物と、からなる混合触媒と、を用いて、
    前記重合体に含まれる炭素炭素二重結合をエポキシ化することを特徴とするエポキシ化重合体の製造方法。
  2. 前記炭素数5〜12の炭化水素溶媒がシクロヘキサンであることを特徴とする請求項1に記載のエポキシ化重合体の製造方法。
  3. 前記ニトリル化合物がベンゾニトリル、アセトニトリル又はt−ブチルニトリルであることを特徴とする請求項1又は2に記載のエポキシ化重合体の製造方法。
  4. 前記アルコールがt−ブチルアルコールであることを特徴とする請求項1又は2に記載のエポキシ化重合体の製造方法。
  5. 前記エステルが酢酸エチル又は酢酸ブチルであることを特徴とする請求項1又は2に記載のエポキシ化重合体の製造方法。
  6. 前記重合体が、ジエン系モノマーの重合反応によって合成されることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか一項に記載のエポキシ化重合体の製造方法。
JP2010099342A 2010-04-23 2010-04-23 エポキシ化重合体の製造方法 Expired - Fee Related JP5614622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010099342A JP5614622B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 エポキシ化重合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010099342A JP5614622B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 エポキシ化重合体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011225788A JP2011225788A (ja) 2011-11-10
JP5614622B2 true JP5614622B2 (ja) 2014-10-29

Family

ID=45041560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010099342A Expired - Fee Related JP5614622B2 (ja) 2010-04-23 2010-04-23 エポキシ化重合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5614622B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6056164B2 (ja) * 1979-09-21 1985-12-09 日本パ−オキサイド株式会社 ポリブタジエンのエポキシ化法
JP3461934B2 (ja) * 1994-10-20 2003-10-27 ダイセル化学工業株式会社 エポキシ化ブロック共重合体の製造方法
US6294616B1 (en) * 1995-05-25 2001-09-25 B. F. Goodrich Company Blends and alloys of polycyclic polymers
US5789512A (en) * 1996-12-23 1998-08-04 Sartomer Company Method for the epoxidation of unsaturated polymers
JP5202052B2 (ja) * 2008-03-14 2013-06-05 旭化成株式会社 複合材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011225788A (ja) 2011-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Phinyocheep Chemical modification of natural rubber (NR) for improved performance
JP2012052062A (ja) エポキシ化合物の製造方法
WO2002092636A1 (fr) Procede de production de polymere diene epoxyde
CN102015630A (zh) 用于制备取代的7-氰基醌甲基化物的方法
US4423239A (en) Method for purifying an epoxidation product
JP5457102B2 (ja) エポキシ化ポリエン樹脂の製造方法
EP1217011B1 (en) Process for producing an expoxidized polymer
JP5614622B2 (ja) エポキシ化重合体の製造方法
JP2022068188A (ja) エポキシ化ポリマーの製造法
JP3686370B2 (ja) エポキシ化重合体の製造方法
JP2008024731A (ja) エポキシ化ポリマーの製造方法
JP2004182648A (ja) 脂環式ジエポキシ化合物の製造方法
JP2002249516A5 (ja)
KR20120042958A (ko) 변성 폴리실록산 화합물의 제조 방법
US20040225081A1 (en) Oxetane compounds containing cinnamyl functionality
JP4716539B2 (ja) 液状エポキシ化重合体の製造方法
JP5603041B2 (ja) (ヘテロ)ディールス−アルダー反応用触媒、それを用いたおよびジヒドロピラン化合物およびディールス−アルダー反応付加物の製造方法
JP2006151900A (ja) 脂環式エポキシ(メタ)アクリレート及びその製造方法
JP5501692B2 (ja) エポキシ化トランスポリイソプレン樹脂
JP3686381B2 (ja) エポキシ化重合体の製造方法
JP2001323018A (ja) 低分子量成分の少ないスチレン系樹脂の製造方法
CN104557787B (zh) 制备环氧氯丙烷的方法
JP3649676B2 (ja) エポキシ化ジエン系重合体の製造方法
WO2020212492A1 (en) Method of epoxidation
JP2010180362A (ja) 多官能エポキシポリマーの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5614622

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees