JP5614285B2 - 食用油組成物用添加剤 - Google Patents

食用油組成物用添加剤 Download PDF

Info

Publication number
JP5614285B2
JP5614285B2 JP2010537878A JP2010537878A JP5614285B2 JP 5614285 B2 JP5614285 B2 JP 5614285B2 JP 2010537878 A JP2010537878 A JP 2010537878A JP 2010537878 A JP2010537878 A JP 2010537878A JP 5614285 B2 JP5614285 B2 JP 5614285B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
additive
composition
food
biophenol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010537878A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011505827A5 (ja
JP2011505827A (ja
Inventor
スハイラ,モハメド
ファティハニム,モフド,ノル
Original Assignee
ユニヴァースィティ プトラ マレーシア
ユニヴァースィティ プトラ マレーシア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユニヴァースィティ プトラ マレーシア, ユニヴァースィティ プトラ マレーシア filed Critical ユニヴァースィティ プトラ マレーシア
Publication of JP2011505827A publication Critical patent/JP2011505827A/ja
Publication of JP2011505827A5 publication Critical patent/JP2011505827A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5614285B2 publication Critical patent/JP5614285B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23DEDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
    • A23D9/00Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils
    • A23D9/007Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils characterised by ingredients other than fatty acid triglycerides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23DEDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
    • A23D9/00Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils
    • A23D9/06Preservation of finished products
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L5/00Preparation or treatment of foods or foodstuffs, in general; Food or foodstuffs obtained thereby; Materials therefor
    • A23L5/10General methods of cooking foods, e.g. by roasting or frying
    • A23L5/11General methods of cooking foods, e.g. by roasting or frying using oil
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B5/00Preserving by using additives, e.g. anti-oxidants
    • C11B5/0085Substances of natural origin of unknown constitution, f.i. plant extracts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Description

本発明は、食用油組成物、特に調理油に含有させ、調理された食品に抗酸化作用を付与し、油の吸着を減少させられる添加剤に関する。この添加剤はミカン属の植物抽出物から生成するバイオフェノール性化合物からなる。
小売市場において入手できる多くの抗酸化添加剤は合成化学物質からなる。植物は、そのレドックス特性のために抗酸化である、多数のバイオフェノール化合物を含み;それらが還元剤、水素供与体、一重項酸素クエンチャー(single oxygen quenchers)及び金属キレート剤として作用することを可能にする。消費者の間に、食品中の合成化学添加物及び揚げ物中の高い脂肪含有量に対する意識が広まっていた。ラットへのブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)の飼料投与が、胸膜及び腹腔及び組織内、すなわち、精巣上体、睾丸及び膵臓内で致死的出血を引き起こすことが報告されてきた。ブチルヒドロキシアニソール(BHA)も毒性及び発癌効果を示す。これらの抗酸化剤は法的限界の範囲内での使用が考慮されており、その有効性及び低価格のために、それらは食品産業においてしばしば用いられている。
更に、調理油は油で揚げる工程の間に食品に吸収される傾向がある。揚げ物中の油吸収は食品重量の50%であり、食品を高カロリーとし、肥満の一因となる。揚げ物及びフライ油は非常に酸化、加水分解及び酸敗しやすい傾向があり、感覚刺激特性を低下させ、健康に弊害をもたらし得る。
現在、天然の抗酸化剤の使用は、分子組成、原料の活性成分量及び関連する毒性データの利用可能性に関する知識の欠如のため、産業においていくらか制限されている。植物性食品からの天然の抗酸化剤は、食品における使用の伝統的な長い歴史のため、安全であると推測される。
特許出願WO2007049227は、熱応力下で非常に安定しており、フライ及び調理の間の分解産物の生成が少なく、食品表面における分解産物の吸収が少ない、特に、食品を揚げ、調理するのに使用する食用油組成物を開示している。この組成物は、ポリ不飽和脂肪酸に対するモノ不飽和脂肪酸の重量比が5〜8の範囲であり、飽和脂肪酸の重量割合が18〜22%の範囲であり、かつ抗酸化剤含有量が50〜500ppmの範囲であることにより特徴づけられる植物油の混合物からなる。有利には、これらの抗酸化剤は、天然脂質出発原料からの分子蒸留によって生成される。
日本国特許出願公開2007054067は、少なくとも1種の油を、油吸収を減少させるのに有効な量の化学的に修飾された澱粉と混合することにより生成した混合物中で食品を揚げる方法に関し、更に、前記方法により製造し、油含有量が低下し、満足できる味、触感及び外観を有する食品に関する。
Ashourianらによる、他の国際特許出願WO2007041682は、食品断片が、タンパク質及び油吸収を最小化する物質(食用脂溶性物質を含む)を含む、水性付着混合物によりコーティングされる、脂肪の少ない、又は脂肪を含まない揚げ物製品の製造方法、該方法により製造された製品を権利請求し、これは、好ましい実施態様によれば、触感、香味及び従来の脂肪分の多い揚げ物製品の他の特性を有する食品を提供するために食品断片にコーティングが付着している。
英国特許出願第1200450号も、油及び脂肪組成物に香味を付与しない、刺激臭を低下した、柑橘類エッセンシャルオイルを除くエッセンシャルオイルを含む、改良された調理油脂組成物を開示している。
WO2007049227 日本国特許出願公開2007054067 WO2007041682 英国特許出願第1200450号
本発明は、食用油組成物、好ましくは調理油組成物に含有させることのできる添加剤、長期間の加熱下における酸化により抵抗力があり、揚げ物内における油吸収を減少させる食用油組成物を開示することを目的とする。
本発明の更なる目的は、揚げ物内での吸収が少ないために、食品を揚げるのに適している食用油組成物を提供することである。従って、製造した食品の消費は、脂肪又はカロリーの摂取が過剰でないので、肥満及び消費者の健康における他の有害な影響の原因になりそうにもない。
更に、本発明は、食品の製造において用いるのに浪費的でない調理油組成物をも提供する。特に、添加剤を含む調理油組成物は酸化による分解に対して、より抵抗力があり、その結果、添加剤を含まない通常の調理油と比べ、同じ量の食品を揚げるのに必要な調理油が少ない。
更に、本発明は、調理油の利用を向上することができ、それによって廃棄される使用ずみ廃油の量を減少することができる環境に優しい溶液製品と考えることができる。
前記目的の少なくとも1つは、全体的又は一部において本発明により満たされ、本発明の実施態様の1つは、ミカン科植物の種々の部位から製造されるがこれに限定されない抽出物を含み、これは、調理油組成物により揚げた食品中に吸収される油を減少するために調理油組成物中に含まれる。
本発明の他の好ましい実施態様によれば、抽出物が得られる植物部位は、果実、葉、茎、花又は根である。抽出及び製剤化に供する前に、これらの植物部位を乾燥し、小さい断片に調製することが好ましい。揚げ物は、油組成物に、このフェノールをベースとする添加剤を30%存在させることにより油吸収を減少させると思われる。添加剤は、抗酸化特性、抗高血圧、抗ヒスタミン、抗けいれん、抗菌、抗高コレステロール、抗炎症及び腫瘍防御特性、並びに揚げた製品のクリスプネス、味及び全ての品質において有意な向上(P<0.05)を示す。最適濃度でフライ油に加えた場合に、開発された添加剤は、PV、AV、FFA及びOSIのような試験においてBHTと同様にパームオレインにおける酸化を遅延させることができる。揚げ物の第二の評価は、フェノールをベースとする添加剤を用いた場合に5日間のフライの間にクリスプネス、味及び全体的な品質において顕著な向上(P<0.05)を示した。開発された添加剤は、健康に対する有害のない、揚げ物を製造するための他の健康促進特性を有する、天然の脂肪抗酸化剤、油吸収阻害剤として機能することが判明した。
調理油組成物の更なる実施態様は、全調理油組成物の0.02〜0.5重量%の範囲の量で添加剤を含む本発明の調理油組成物中に関する。
本発明の提示された利点及び最終結果を達成するため、抽出物は、ピネン、シトロネラール、テルピネン−4−オール、シトロネロール、酢酸シトロネリル、ゲラニアール、酢酸ゲラニアール、ネラール、カロテノイド類、トコフェロール類、トコトリエノール類、フラボノイド類、エリオシトリン、ネオエリオシトリン、ナリルチン、ヘスペリジン、ネオヘスペリジン、ジジミン、ルテイン、フロクマリン類及びカルバゾールからなる群から選択される1種以上、好ましくは3種以上ののフェノール化合物を含む。
図1は、フライの5日間のフライドポテト中の油含有割合の変化を示すグラフである。 図2は、RBDパームオレイン中の時間の経過における過酸化物価(PV)の変化を示すグラフである。 図3は、RBDパームオレイン中の時間の経過におけるアニシジン価(AV)の変化を示すグラフである。 図4は、RBDパームオレイン中の時間の経過におけるヨウ素価(IV)の変化を示すグラフである。 図5は、RBDパームオレイン中の時間の経過における遊離脂肪酸(FFA)の変化を示すグラフである。 図6は、RBDパームオレイン中の時間の経過におけるOSI価の変化を示すグラフである。 図7は、RBDパームオレイン中の時間の経過における極性化合物の変化を示すグラフである。 図8は、RBDパームオレイン中の時間の経過における高分子化合物の変化を示すグラフである。 図9は、RBDパームオレイン中の時間の経過における赤色の変化を示すグラフである。 図10は、種々の添加剤製剤が、RBDパームオレイン中のたっぷりの油で揚げた食品により吸収される油の種々の%を引き起こすことを示すグラフである(種々の揚げ物の油吸収において発現する、種々のフェノールをベースとする添加剤製剤の効果)。
当業者は、本発明が、その中に含まれる固有のものと同様に目的を実施し、言及される結果及び利点を得るために十分に適合するであろうことを容易に理解するであろう。本明細書に開示される実施態様は、本発明の範囲を限定するものとして意図されない。
本発明の実施態様の1つは、生理化学的特性を向上するために調理油組成物に含有させる、ミカン科植物の種々の植物部位に由来する抽出物である。この抽出物の添加剤としての調理油への取り込みは、調理油組成物の貯蔵寿命を長くするだけでなく、調理油の利用効率をも向上させる。好ましい実施態様によれば、明細書を通して言及される抽出物は、バイオフェノールをベースとする抽出物を意味する。バイオフェノールをベースとする添加剤は、フライの際の油吸収減少、抗酸化及び心臓保護特性を有することにより特徴づけられることに留意することが特許的に重要である。フライ油に加えた時に、開発された添加剤は、試験において、BHTと同様、酸化を遅らせることができた。開発された添加剤は、天然の脂肪抗酸化剤、健康に対して有害作用をもたらさない揚げ物の消費をもたらす他の健康促進特性を有する油吸収阻害剤として機能することが判明した。添加剤を含む油組成物は、フライ製品のクリスプネス、味及び全体的な品質が著しく向上した揚げ物をも製造する。すっきりした味と同時にこのような特性を有するので、バイオフェノールをベースとする添加剤及び本発明に由来する抽出物は、高血圧、高コレステロール、癌又は退行性疾患の危険状態を回避又は軽減することを意図するものによって消費される食品を製造するのに適切である。更に、本発明の添加剤は、食用油組成物又は製造される食品の味及び色に影響しないで向上する、すっきりした味を有する。これは、抽出物中に得られるポリフェノール類及び小ペプチドに起因し得る。従って、不快な味又は臭いを付与し得る望ましくない代謝物の分離を回避するために、正しい抽出材料及び工程を選択することが重要である。
更なる実施態様に従い、バイオフェノール抽出物は、ミカン科の植物に由来する花、葉及び果実のような種々の植物部位から分離される。
本発明の好ましい実施態様を実施するために、食用油添加剤として機能する抽出物は、ミカン科、特にミカン属植物の種々の植物部位に由来する。
本発明の好ましい実施態様に従い、添加剤は、濃縮された形態で調製することが最も好ましい。場合により、種々の用途のための所望の生理化学的特性を有する食用油組成物を得るために、他の抗酸化剤を抽出物と組み合わせて用いることができる。
本発明の他の好ましい実施態様は、ミカン科植物の植物部位に由来する抽出物を含む添加剤を含有する調理油組成物を含む。前記に示したように、本発明の添加剤と混合した調理油組成物は、優れた抗酸化特性を示す。更に、フライの際の食品内への調理油組成物の吸収が著しく減少する(35%未満であることが明らかである)。製造される食品内へのこのような低い油吸収を達成するための実際のメカニズムは完全に理解されていないが、おそらく、フライ温度におけるオイルバリアを形成する、タンパク質及び/又は炭水化物との反応を介することである。本発明の油組成物は、特定の実施例により更に証明されるように、良好な抗酸化特性による著しい油の利用効率をも示す。
調理油に含有される添加剤は、主に、ミカン科の種々の植物部位、例えば、果実、葉、茎、花又は根に由来する抽出物からなる。添加剤中の抽出物の量は、全添加剤の70モル%〜100モル%の範囲であり得る。前述のように、この添加剤を調製するために他の抗酸化剤を組み合わせて用いることができる。
所望の生理化学的特性を有する本発明の調理油組成物を得るためには、添加剤の濃度は、好ましくは、組成物の全重量の0.02〜0.5重量%である。当該技術分野においては、調理油組成物中の十分でない量の添加剤は調理油組成物に所望の特性を付与しないが、多量の添加剤は調理油組成物を変色させるが、これは、必ずしも油の品質に悪影響しない。
本発明の油組成物の1つの好ましい実施態様は、ミカン属植物からなる群から選択されるミカン科植物の植物部位を使用する。更に、この植物部位は、果実、葉及び花である。当業者は、ミカン科由来の他の植物又は他の植物部位も抽出物を得るために用いることができるが、前記植物種及び部位は、比較的高い収量で製造するための、十分な好ましいバイオポリフェノール化合物を含むという事実を理解するであろう。従って、その点に関する任意の修飾は、本発明の範囲から逸脱するものでない。
さて、添加剤中のミカン科属由来のバイオフェノールをベースとする抽出物が、好ましくは、ピネン、シトロネラール、テルピネン−4−オール、シトロネロール、酢酸シトロネリル、ゲラニアール、酢酸ゲラニアール、ネラール、カロテノイド類、トコフェロール類、トコトリエノール類、フラボノイド類、エリオシトリン、ネオエリオシトリン、ナリルチン、ヘスペリジン、ネオヘスペリジン、ジジミン、ルテイン、フロクマリン類及びカルバゾールからなる群から選択される少なくとも3種以上の異なる化合物を含むという事実に注意が引き付けられる。抽出に使用される溶媒、温度、pH、時間等を容易に調整することにより、ミカン科属に由来する前記化合物の種々の組み合わせを分離することは当業者に明らかである。
以下の部分は、本発明の範囲を限定するどのような意図もなしで、本発明の添加剤を得るための抽出工程を説明することを目的とする。植物部位を集め、汚れを落とし、洗浄し、小さい断片に切断し、40℃〜50℃のオーブンで一晩乾燥した。乾燥した材料をブレンダーを用いて砕き、好ましくはアルコール(1:10v/v)で3回、アセトン、又はクロロホルムとアルコールとの混合物で3回抽出した。それにもかかわらず、ポリフェノールのような極性化合物を分離するための抽出媒体として他の溶媒を用いてもよい。これは、液体マトリクス(溶媒)を用いた固体マトリクス(植物組織)からの拡散による可溶性フェノール性化合物を分離するために設計された工程である。アルコール、クロロホルム、及びアセトンは、抽出工程において良好な収率をもたらすと思われる。化合物を効率的に抽出するために、同じ試料について抽出を数回繰り返した。集めた抽出物を40℃で真空乾燥し、使用するまで保存した。当業者は、その溶解度が温度変化及び種々のタイプの溶媒に影響を受けやすいか、又は超臨界液体抽出を用いることにより最適な抽出速度及び溶解度に関して変化しやすく、その結果、溶媒又はガスの性能を満足させるための抽出温度の変化に関する任意の修飾が本発明の範囲から逸脱しないことを理解するであろう。約350℃を超える温度は、活性成分の構造的破壊を引き起こすかもしれない。同様に、溶媒又はガスは、抽出環境のpHの影響を受けやすい。蓄積されるポリフェノール類又は小ペプチド(これらは抽出のpHに影響し、その結果抽出速度の低下又は加水分解をもたらす)を考慮し、抽出の間、抽出のpHを記録し、好ましい範囲(2〜10のpH)に維持することができる。抽出工程の収率及び速度を向上させるため、好ましくは、抽出を均一に起こすように、全ての工程を通じて、抽出混合物を絶えず撹拌する。溶媒を除去するための通常に利用できるアプローチは、主に、十分な時間の加熱及び減圧による、溶媒又はガスの温度及び減圧に依存する。
以下の実施例は本発明を更に説明することを意図し、本発明を、本明細書に記載される特定の実施態様に限定することを意図しない。
主にミカン科植物に由来するバイオフェノール源を集め、汚れを落とし、洗浄し、小さい断片に切断し、40〜50℃で一晩オーブン乾燥した。乾燥した材料をブレンダーを用いて砕き、アルコール(1:10 v/v)で3回、アセトン、又はクロロホルムとアルコールとの混合物で抽出した。ポリフェノール類の抽出のために他の溶媒を用いてもよい。
これは、液体マトリクス(溶媒)を用いた固体マトリクス(植物組織)からの拡散による可溶性フェノール性化合物を分離するために設計された工程である。アルコール、クロロホルム及びアセトンは、フラボン類、フラボノール類及びカテキンの抽出において良好な収率をもたらした。抽出が数回実施した。集めた抽出物を40℃で真空乾燥し、使用するまで保存した。
バイオフェノール添加剤及びバイオフェノール抽出物の揚げ物についての油吸収減少特性を以下に示す。
たっぷりの油であげる実験は、11.5kg容量(各ポットについて)のスプリットポットを有し、オートリフトステンレス鋼バスケット及び自動式携帯型フィルターシステムを備えた、ステンレス鋼製の電気式開放型フライヤー(Frymaster brand, model H14−2SC)を用いて同時に実施した。3種の処理、0.2%のバイオフェノールをベースとする添加剤、0.02%のBHT及びパームオレインを含むパームオレインを実施し、添加剤を含まないパームオレインを対照として用いた。
油(10kg)を別個のフライヤーに入れ、60℃まで加熱し、0.2%の抽出物を加えた。油を撹拌し、媒体中で完全に溶解させた。各フライヤーから約400gの油試料を集め、酸化前0日の試料とした。残りの油を180±2℃で加熱し、この温度で30分間平衡化させた。バッチあたり200gのフライドポテトにおける約14バッチを、30分間隔で2.5分間、毎日8時間、油で揚げた。
毎日、揚げ物の実験の最後にフライヤーを止め、60℃まで冷却した。各フライヤー内の油をろ過し、別個のフィルターを用いて破片を除去した。各フライヤーからの正確に重量を測定したフライ油400gを琥珀色の瓶にサンプリングした。全ての油試料を、瓶の底からのゆっくりとした窒素の泡でスパージし、物理的及び化学的分析のために−20℃に保存した。
フライ後、フライヤーからフライドポテトを取り除いた。揚げたフライドポテトの5番目又は6番目のバッチを用いて同一の日に官能評価を実施した。油の損失によって、抗酸化剤(0.02%のBHT又は0.2%の抽出物)を含む精製油10kgをフライヤーに補充した。全ての工程を連続して5日間繰り返した。
揚げる前の凍結したフライドポテトの初期脂肪含有量は、約4.20%であることがわかった。図1は、バイオフェノールをベースとする添加剤が、顕著に(P<0.05)フライドポテトによる油吸収を低下し得ることを示す。BHTは、揚げ物時間の40時間目において、対照と有意には異ならない。揚げ油は、熱エネルギーを、熱源から脂肪中に浸漬した揚げ物の表面に移動する。食品が熱い揚げ油と接触するにつれて、湿気は蒸気として逃げて気化する。油の一部は、湿気が気化するにつれて食品に吸収され、揚げた後の揚げ物製品の脂肪含有量を、元の脂肪含有量の4〜5倍にする。
バイオフェノール添加剤及びバイオフェノール抽出物の抗酸化特性を以下に記載する。
油の品質の分析
過酸化物価、アニシジン価、ヨウ素価、遊離脂肪酸、酸化安定指数(OSI)、油含有量、極性、ポリマー及び色彩試験は、米国油化学会の公定法をベースとして分析した。フライドポテトの色の測定は色度計により実施した。
過酸化物価は、油脂中の一次酸化の指標である。図2は、フライの間に、バイオフェノールをベースとする添加剤が、過酸化物価を著しく低下させ得ることを示す(P<0.05)。抽出物及びBHTで処理した試料についての過酸化物価は、フライの8時間後に著しく異なっていた(P<0.05)。バイオフェノールをベースとする添加剤及びBHTで処理した油試料の低い過酸化物価は、フライの間の酸化を遅らせる能力を示した。
アニシジン価は、油酸化における二次産物生成の測定値である。図3は、バイオフェノールをベースとする添加剤が、フライの24時間後のBHTと比べ、アニシジン値を著しく低下し得ることを示す(P<0.05)。バイオフェノール添加剤で8〜24時間処理したパーム油についてのアニシジン価はほとんど一定であり、これは、この添加剤が、更なる酸化からの一次酸化において生成される過酸化物を安定化し得ることを示す。
ヨウ素価は、油脂の不飽和の度合いを表す。この研究において、用いられる油のタイプはIV56であり、これは家庭用のフライにおいて通常に用いられるものである。図4は、天然及び合成抗酸化剤のいずれもが、BHTにより示される良好な保護と共に、更なる酸化から油を著しく保護し得ることを示す(P<0.05)。
フライの間にヨウ素価が著しく低下する場合(P<0.05)、それは油の広範囲に及ぶ劣化を示す。
遊離脂肪酸は、高温にさらしている間の油脂の加水分解を示す。図5は、0.2%添加剤製剤及びBHTが、24〜40時間の間で対照と比べ、フライの間の脂肪酸生成を著しく低下し得ることを示す(P<0.05)。湿ったフライドポテトのフライシステムへの導入は加水分解を促進した。遊離脂肪酸は0.5%未満であり続け、これは、通常、油を捨てるスナック食品生産者により用いられる値である。
酸化は最初は遅く、後に加速され、非常に速くなる。酸化の急速な加速に到達するための時間の長さは、油の耐酸化性の測定として用いられ、これは、通常、誘導期又は酸化安定指数(OSI)と呼ばれる(Anonymous,2006)。図6は、0.2%添加剤製剤及びBHTが、対照と比べ、調理油の寿命を著しく延長し得ることを示す(P<0.05)。天然及び合成抗酸化剤の両方で処理した油のOSIは、8〜40時間のフライ時間で低下した。これは、フライ前の油及び抗酸化剤の上乗せ効果によるであろう。
極性化合物は、油脂の酸化の間に生成する非揮発性の産物を表す。図7は、合成及び天然の両方の抗酸化剤が、対照と比べ、3〜5日で極性化合物の生成を著しく低下させ得ることを示す(P<0.05)。5日目に、バイオフェノールをベースとする添加剤はBHTよりもより影響を示し、これは、高温における、パームオレインに対する良好な保護効果を有することを示す。
二量体、三量体及び多量体中のトリグリセリドは、通常、高分子化合物と呼ばれ、バイオフェノール添加剤は、BHTと比べ、高分子化合物の生成を著しく低下させることがわかった(P<0.05)(図8)。対照試料と比べ、抗酸化剤(天然及び合成の両方)で処理した試料の低い値は、フライの間の油の劣化を遅延させる抗酸化剤の能力に起因し得る。本研究において、全ての試料に対する高分子化合物の割合は、10〜12%の制御された限度のずっと下であった。
色彩試験
図9は、5日間のフライの間の油の色の変化を示す。BHT及び対照と比べ、バイオフェノールをベースとする添加剤を含むパームオレインにおいて、油の赤みは、日が進むにつれて著しく増加することがわかった(P<0.05)。1〜5日において、BHTを含む油は、対照と比べ、赤み強度を著しく低下させる(P<0.05)。バイオフェノールをベースとする添加剤は、天然の顔料、クロロフィル類及びカロテノイド類を含み、これはクロロフィル類及びカロテノイド類を含み、これは黒っぽい色の生成を明らかにするかもしれない。添加剤を含む油試料は、対照と比べ顕著に黒っぽかった。
しかし、油の色はフライの間に顕著に濃くなるが、パームオレインにバイオフェノール添加剤を加えると、フライドポテトの色は著しく変化しない(P<0.05)。色は、対照及びBHTと比較した場合、わずかに黒っぽくなる傾向にある(表1)。バイオフェノール添加剤と処理したフライドポテトは、5日目に著しく黒っぽくなる(P<0.05)。日がたつにつれ、BHTで処理した試料は著しく黒っぽくなった(P<0.05)が、対照のフライドポテトは、日がたつにつれ顕著に変色した(P<0.05)。
(表1)
フライの色
L a
0.2%添加剤 8時間 66.83±1.00 -0.88±0.16 23.94±0.70
0.2%添加剤 24時間 67.45±0.27 -1.29±0.16 26.36±1.18
0.2%添加剤 40時間 68.53±0.09 -1.87±0.16 23.48±1.51
対照 8時間 61.55±0.93 -0.448±0.16 16.16±0.36
対照 24時間 60.67±1.43 0.76±0.19 12.92±1.12
対照 40時間 58.08±0.68 1.00±0.08 13.80±0.49
BHT 8時間 57.22±1.29 -0.52±0.16 17.49±1.67
BHT 24時間 62.22±2.41 0.69±0.16 18.58±1.96
BHT 40時間 66.49±0.33 0.75±0.01 15.62±0.31
+aは赤領域を意味し、−aは緑領域を意味する。
+bは黄領域を意味し、−bは青領域を意味する。
官能評価
色、風味、油性、クリスプネス、味及び全体的な品質を含む、揚げたフライドポテトの官能特性を、9点のし好尺度(1=非常に悪い、9=非常に良い)を用いて評価した。10名の訓練されたパネリストが、1、3及び5日目に官能評価を実施した。
表2は、合成及び天然の抗酸化剤で処理したフライドポテトの1、3及び5日目の官能評価スコアを示す。フライ実験の間に、試料間に観察される油性、クリスプネス及び風味においては著しい相違はなかった(P<0.05)。フライドポテトの色の評価は、0.2%の添加剤及び対照試料が、5日間のフライの間にお互いに著しく相違しないことを示す(P<0.05)。BHTはフライの日数が経過するにつれ、スコアにおいてわずかな減少を示した。全ての試料の風味スコアは、フライの時間の増大により影響されなかった。しかし、5日目には、試料はお互いにわずかに相違することが観察された。全体的な品質については、バイオフェノールをベースとする添加剤で処理した試料は、フライ時間が増大した場合に観察されるスコアにおいて顕著な相違がない(P<0.05)ように、そのスコアを維持することができた。対照及びBHTについては同じでなく、フライ時間によりスコアは著しく低下する(P<0.05)。全ての試料は5日目までは許容範囲である。
(表2)
たっぷりの脂肪で揚げたフライドポテトの感覚受容性についての0.2%及びBHTの影響
官能特性 日数 0.2%添加剤 対照 BHT
色 1 7.66±0.57Aa 8.00±0.00Aa 8.00±0.00Aa
3 7.00±0.00Aa 6.66±1.15Aa 7.66±0.57ABa
5 7.66±1.15Aa 6.33±0.57Aa 6.00±0.00Ba

風味 1 7.66±1.15Aa 8.00±0.00Aa 7.00±0.00Aa
3 7.33±1.52Aa 6.66±1.15Aa 7.00±0.00Aa
5 7.66±1.15Aa 6.33±0.57Aab 5.33±0.57Ab

油性 1 7.00±2.00Aa 6.33±0.57Aa 7.00±1.00Aa
3 5.00±1.73Aa 7.00±0.00Aa 6.00±1.00Aa
5 7.00±2.00Aa 5.33±0.57Aa 4.33±0.57Aa

クリスプネス 1 6.66±1.52Aa 5.66±1.15Aa 7.66±1.15Aa
3 5.67±3.21Aa 6.33±1.52Aa 6.33±1.15Aa
5 6.33±1.52Aa 5.33±0.57Aa 4.66±0.57Aa

味 1 7.33±0.57Aa 7.66±0.57Aa 7.66±0.57Aa
3 6.67±2.52Aa 7.00±1.00Aa 7.00±1.00Aa
5 7.33±1.52Aa 6.00±0.00Aa 5.33±0.57Aa

全体的な品質 1 7.66±1.15Aa 8.00±0.00Aa 7.00±1.00Aa
3 5.66±1.52Aa 7.00±1.00ABa 7.00±1.00Aa
5 7.00±1.00Aa 5.66±0.57Ba 4.66±0.57Bb
同じ行における異なる文字はa−bは有意に異なることを意味する(P<0.05)。
同じ列における異なる文字はA−Bは有意に異なることを意味する(P<0.05)。
9点のし好尺度(1=非常に悪い、9=非常に良い)を用いた。
10名の訓練されたパネリストの平均
天然の抗酸化剤がフライにおける酸化を遅延し得ることが示された。ほとんどの試験において油の酸化を低下させる、バイオフェノールをベースとする添加剤の良好な活性は2つの理由:すなわち油及び抗酸化剤の上乗せ効果、並びに0.2%添加剤製剤中に存在する化合物による。0.2%添加剤製剤は、とりわけ、水素供与、ラジカル捕捉及び金属キレート活性に関与するクマリン類及びバイオフラボノイド類を含む。特に、ヘスペリジンはインビトロ研究でさえ抗酸化剤としての役割を果たし、血管の完全性に寄与し、ラットにおいてコレステロールの減少、血圧低下に役立ち、抗炎症効果を有する。更に、0.2%添加剤製剤は、全て健康に有益なカロテノイド類、トコフェロール類及びトコトリエノール類を含む。
本発明が多くの特定の形態に具体化することができ、前述した実施態様にのみ限定されないことが理解される。しかし、当業者が容易に思いつくような、本発明の概念の変形及び同等物は、添付される請求項の範囲内に含まれることが意図される。

Claims (3)

  1. ミカン属植物の果実、葉、茎、花又は根である植物部位に由来する極性抽出物からなる抗酸化添加剤を含有し、揚げ物内への油吸収を減少させてなる、揚げ物用調理油組成物であって、組成物中の添加剤濃度が0.2%〜0.5%である、組成物
  2. 植物部位が、果実、葉又は花である、請求項記載の組成物。
  3. 前記抽出物が、該植物部位に由来するバイオフェノール源を、アルコールアセトン、又はクロロホルムとアルコールとの混合物を用いて、2〜10のpHで、抽出してなり;ピネン、シトロネラール、テルピネン−4−オール、シトロネロール、酢酸シトロネリル、ゲラニアール、酢酸ゲラニアール、ネラール、カロテノイド類、トコフェノール類、トコトリエノール類、フラボノイド類、エリオシトリン、ネオエリオシトリン、ナリルチン、ヘスペリジン、ネオヘスペリジン、ジジミン、ルテイン、フロクマリン類及びカルバゾールからなる群から選択される1種以上の化合物を含む、請求項1記載の組成物。
JP2010537878A 2007-12-11 2008-07-09 食用油組成物用添加剤 Expired - Fee Related JP5614285B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
MYPI20072213 MY150906A (en) 2007-12-11 2007-12-11 An additive for edible oil composition
MYPI20072213 2007-12-11
PCT/MY2008/000066 WO2009075558A1 (en) 2007-12-11 2008-07-09 An additive for edible oil composition

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011505827A JP2011505827A (ja) 2011-03-03
JP2011505827A5 JP2011505827A5 (ja) 2013-04-04
JP5614285B2 true JP5614285B2 (ja) 2014-10-29

Family

ID=43836118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010537878A Expired - Fee Related JP5614285B2 (ja) 2007-12-11 2008-07-09 食用油組成物用添加剤

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8425969B2 (ja)
EP (1) EP2217082B1 (ja)
JP (1) JP5614285B2 (ja)
CN (1) CN101896074A (ja)
AU (1) AU2008336342B2 (ja)
MY (1) MY150906A (ja)
WO (1) WO2009075558A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105795438B (zh) * 2014-04-16 2018-12-04 南昌大学 一种降低喷雾干燥制作大豆奶粉中呋喃生成的方法
CN104327136A (zh) * 2014-11-19 2015-02-04 陕西嘉禾植物化工有限责任公司 一种圣草次甙的制备方法
CN104610400B (zh) * 2015-01-14 2017-11-07 绵阳迪澳药业有限公司 一种利用橙皮苷合成圣草次苷的方法
CN106578849A (zh) * 2016-12-06 2017-04-26 暨南大学 天然多酚类化合物在降低煎炸油毒性短链醛含量中的应用
CN107418982B (zh) * 2017-09-25 2020-05-08 嘉必优生物技术(武汉)股份有限公司 一种低氯丙醇微生物油脂及其制备方法
CN113881488A (zh) * 2020-08-17 2022-01-04 丰益(上海)生物技术研发中心有限公司 一种浓香油脂及其制备方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3460948A (en) * 1965-05-27 1969-08-12 Lever Brothers Ltd Cooking method and product
GB1200450A (en) 1966-11-28 1970-07-29 Unilever Nv Improvements relating to cooking fats
US4497838A (en) * 1982-02-17 1985-02-05 Tropicana Products, Inc. Process for the production of useful products from orange peel
US4738857A (en) * 1986-07-25 1988-04-19 Heublein, Inc. Shelf stable plastic packaged alcoholic beverage containing essential oils
US5068115A (en) * 1991-01-03 1991-11-26 Beltec International Method for cleaning edible oils using an immersible packet containing citrus peels and a packet for cleaning edible oils
JP2873921B2 (ja) * 1995-03-24 1999-03-24 農林水産省果樹試験場長 水溶性抗酸化性組成物
WO1997047209A1 (fr) 1996-06-12 1997-12-18 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Amelioration du metabolisme lipidique
IN210049B (ja) * 2002-03-22 2007-12-14 Oil Process Systems Inc
JP2004359732A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Ryukyu Bio Resource Kaihatsu:Kk 抗酸化剤
JP4870433B2 (ja) 2003-11-28 2012-02-08 タカラバイオ株式会社 セラミダーゼ阻害剤
JP2007055067A (ja) 2005-08-24 2007-03-08 Konica Minolta Ij Technologies Inc 印画装置
MX355043B (es) 2005-10-04 2018-04-02 Jimmyash Llc Productos alimenticios fritos con contenido de grasa reducido.
ITTO20050755A1 (it) 2005-10-26 2007-04-27 Costa D Oro S P A Composizione di olio commestibile, particolarmente per l'uso nella frittura e cottura di alimenti

Also Published As

Publication number Publication date
AU2008336342A1 (en) 2009-06-18
WO2009075558A1 (en) 2009-06-18
CN101896074A (zh) 2010-11-24
EP2217082A4 (en) 2010-12-15
MY150906A (en) 2014-03-14
US20110033601A1 (en) 2011-02-10
AU2008336342B2 (en) 2013-06-13
EP2217082A1 (en) 2010-08-18
JP2011505827A (ja) 2011-03-03
EP2217082B1 (en) 2012-06-27
US8425969B2 (en) 2013-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Nor et al. Antioxidative properties of Pandanus amaryllifolius leaf extracts in accelerated oxidation and deep frying studies
JP5614285B2 (ja) 食用油組成物用添加剤
JP5688207B2 (ja) 食用油の製造方法及び該方法により製造された食用油
JP5525251B2 (ja) 米糠由来不けん化物含有油脂組成物
Lozano-Castellon et al. Cooking with extra-virgin olive oil: A mixture of food components to prevent oxidation and degradation
Uccella Olive biophenols: novel ethnic and technological approach
Fan et al. The use of antioxidants in the preservation of edible oils
TWI333837B (en) Production method of fried foods
MIRREZAIE et al. Effect of refining and thermal processes on olive oil properties
Niklová et al. Effect of evening primrose extracts on oxidative stability of sunflower and rapeseed oils
Ok et al. The Pretreatment of the Seeds Affects the Quality and Physicochemical Characteristics of Watermelon Oil and Its By‐Products
JP5992611B2 (ja) 油脂組成物
Mariod Investigations on the oxidative stability of some unconventional Sudanese oils, traditionally used in human nutrition
El-Anany et al. Potential antioxidant and lipid peroxidation inhibition of coffee mixed with lemongrass (Cymbopogon citrates) leaves
Munro et al. Nutrient composition and health benefi cial effects of macadamia nuts
Selli et al. Biochemistry, antioxidant, and antimicrobial properties of hazelnut (Corylus avellana L.) oil
Enyi et al. Processing methods and storage period affect the quality of palm oil.
KOVALENKO et al. The use of stabilized frying fat in the production of potato chips
Delgado et al. Olive oil and table olives
WO2019053677A1 (en) EDIBLE OIL COMPOSITION, IN PARTICULAR FOR USE IN THE FRYING AND COOKING OF FOOD
Alnasan Characteristics of the oil of different varieties of avocado grown in Brazil and a new methodology for extra-virgin avocado oil extraction
Ok et al. Comparison of roasting and boiling pre-treatments for cold pressed melon seed oil.
Ghimire ANTIOXIDANT EFFICACY OF MANGO AND JACKFRUIT SEED EXTRACTS ON OXIDATIVE STABILITY OF PALM OIL ON DEEP FRYING
KR100627822B1 (ko) 튀김유 조성물
WO2021138403A1 (en) High oleic acid soybean oil

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121106

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121119

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121207

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121214

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130104

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130206

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20130206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140129

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5614285

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees