JP5614238B2 - 燃料電池の製造方法 - Google Patents

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この発明は、燃料電池の製造方法に関し、より詳細には、カーボンナノチューブ(以下、「CNT」ともいう。)を含む触媒層を備える固体高分子形の燃料電池の製造方法に関する。
従来、例えば特許文献1には、アイオノマで表面が被覆された触媒粒子を含む触媒層と、ガス拡散層(以下、「GDL」ともいう。)と、を40℃〜120℃で接合する方法が開示されている。この方法に用いられる触媒粒子は、カーボン粒子に白金触媒を担持させたものであり、触媒層を40℃〜120℃に加温すれば、この触媒粒子の表面を被覆するアイオノマを接着剤として機能させることができる。従って、上記触媒層と上記GDLとの間を十分に接着できる。
特開2006−286560号公報 特開2003−109629号公報
ところで、触媒層において、上記のようなカーボン粒子の代わりに、CNTを用いた燃料電池が知られている。更には、このCNTの一端を電解質膜に、他端をGDLに夫々接合した燃料電池も知られている。このような燃料電池を製造する際、CNTは、その表面全体をアイオノマで被覆した後にGDLと接合される。つまり、GDL接合前においては、CNTの両端はアイオノマで被覆されている。そのため、このようなCNTとGDLとを接合する場合、GDL表面に直接触れるのは、CNTの先端を被覆するアイオノマとなる。つまり、CNT先端のカーボン部分は、GDLと直接触れにくいことになる。従って、CNTとGDLとの間の電気的接続が不十分となり、触媒層とGDLとの間の電子伝導性が低くなる可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものである。即ち、CNTの一端を電解質膜に、他端をGDLに夫々接続する燃料電池において、触媒層とGDLとの間の電子伝導性の低下を抑制可能な燃料電池の製造方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、表面をアイオノマで被覆した複数の触媒担持カーボンナノチューブにおける夫々の一端が高分子電解質膜に接し、夫々の他端がガス拡散層に接する固体高分子形の燃料電池の製造方法であって、
前記夫々の一端を高分子電解質膜に接合する第1の工程と、
前記触媒担持カーボンナノチューブの温度を前記アイオノマのガラス転移温度よりも低温に保持した状態で、前記夫々の他端側の側面に、前記アイオノマのガラス転移温度よりも高温、かつ、分解温度よりも低温に予熱したガス拡散層を配置し、前記夫々の他端を被覆するアイオノマを軟化して触媒担持カーボンナノチューブを露出させて前記ガス拡散層に接合する第2の工程と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記第1の工程は、前記触媒担持カーボンナノチューブの夫々が、前記高分子電解質膜の表面に対して垂直に配向するように、前記夫々の一端を前記高分子電解質膜に接合する工程であることを特徴とする。
第1の発明によれば、第2の工程において、CNTの温度をアイオノマのガラス転移温度よりも低温に保持した状態で、アイオノマのガラス転移温度よりも高温、かつ、分解温度よりも低温に予熱したGDLを、CNTの夫々の他端側の側面に配置できる。CNTを被覆するアイオノマは、そのガラス転移温度よりも低温では軟化しない。しかしながら、CNTの夫々の他端側の側面に、そのガラス転移温度よりも高温、かつ、その分解温度よりも低温に予熱したGDLを配置すれば、GDLからの熱伝達により、当該夫々の他端を被覆するアイオノマを軟化してCNTの先端を露出させることができる。従って、このような状態でCNTとGDLとを接合すれば、先端の露出したCNTと、GDLとの間で電気的接続を確保できるので、触媒担持CNTとGDLとの間の電子伝導性の低下を良好に抑制できる。
第2の発明によれば、第1の工程において、CNTの夫々が、高分子電解質膜の表面に対して垂直に配向される。このように配向されたCNTを用いれば、第2の工程において、先端の露出したCNTと、GDLとを点接触させることができる。従って、CNTとGDLとの間の電気的接続を確実に確保できる。
実施形態に係る燃料電池の製造方法の各工程を説明するための図である。 図1のステップ120の詳細を説明するための図である。 実施形態において、垂直配向CNTを含むCNT触媒層を用いる理由を説明するための図である。 実施形態の変形例を説明するための図である。 実施形態の変形例を説明するための図である。 実施形態の変形例を説明するための図である。
[燃料電池の製造方法]
以下、図1〜図6を参照して、本発明の実施の形態の燃料電池の製造方法について説明する。先ず、図1を参照して、本実施形態の燃料電池の製造方法の各工程について説明する。本実施形態の燃料電池の製造方法は、(1)CNT触媒層作製工程、(2)膜電極接合体(以下、「MEA」ともいう。)作製工程、(3)GDL接合工程、(4)セルモジュール化工程および(5)スタック化工程を備えている。
(1)CNT触媒層作製工程
本工程は、基板上に、白金触媒、アイオノマを担持したCNT触媒層を作製する工程である(ステップ100)。本工程では、先ず、基板の表面に対して実質上垂直な方向にCNTを成長させ、次に、このCNTの表面に白金触媒、アイオノマをこの順で担持させる。ここで、基板の表面に対して実質上垂直とは、基板の表面と、CNTのチューブ長さ方向とのなす角度が90°±10°であることを意味する。これは、製造時の条件によって、必ずしも90°とならない場合を含む意味である。また、実質上垂直に成長させたCNTには、チューブ長さ方向の形状が直線状のものと、直線状でないものの両方が含まれる。そのため、チューブ長さ方向の形状が直線状でないCNTの場合には、CNTの両端面の中心部を結ぶ直線の方向をもってチューブの長さ方向とする。
CNTを基板の表面に対して実質上垂直な方向に成長させる方法としては、例えば、シリコン等の基板上に成長触媒としての鉄微粒子を担持させて、高温雰囲気下、炭素源ガスを供給する熱CVD法(thermal Chemical Vapor Deposition)を用いることができる。この熱CVD法の詳細については、例えば特開2005−097015号公報、特開2007−257886号公報に記載されており公知である。そのため、本明細書においてはその説明を省略する。
また、CNTに白金触媒を担持させる方法としては、例えば、白金塩を含む溶液をCNTの表面に塗布した後、水素雰囲気中で200℃以上に加熱して還元する方法を用いることができる。白金塩を含む溶液のCNTの表面への塗布は、この溶液中にCNTを浸漬する方法、CNTの表面に白金塩溶液を滴下する方法や、同表面に白金塩溶液を噴霧(スプレー)する方法を用いることができる。なお、超臨界流体を用いて白金を担持させる超臨界法を用いてもよい。
また、CNTにアイオノマを担持させる方法としては、例えば、(i)アイオノマとしてのパーフルオロスルホン酸樹脂を分散又は溶解した溶液に、白金触媒担持後のCNTを浸漬し、減圧脱気することでこの溶液を均一に染み込ませ、(ii)その後、真空乾燥して溶媒を除去する含浸法が挙げられる。上記樹脂の溶液は、その溶液中にCNTを浸漬する代わりに、スプレー、ダイコーター、ディスペンサー、スクリーン印刷等によりCNTの表面に塗布してもよい。また、上記樹脂の前駆体と必要に応じて各種重合開始剤等の添加物とを含む重合組成物を、CNTの表面に塗布し、必要に応じて乾燥させた後に、紫外線などの放射線の照射又は加熱により重合させてアイオノマを担持させてもよい。
(2)MEA作製工程
本工程は、上記(1)の工程により得られたCNT触媒層を、例えばパーフルオロスルホン酸樹脂から構成される電解質膜に転写し、MEAを作製する工程である(ステップ110)。本工程では、先ず、CNT触媒層のCNT成長端面と、電解質膜の表面とを対向させる。次に、例えば、CNT触媒層、電解質膜の両者を、アイオノマのガラス転移温度よりも高温に加温しつつ、これらの間に所定圧力を印加して接合する。続いて、上記ガラス転移温度よりも低温まで冷却し、印加圧力を開放する。最後に、CNTを成長させた基板を剥離する。上記(1)の工程で説明したように、CNTは、基板の表面に対して実質上垂直な方向に成長させたものである。そのため、本工程を実施することで、電解質膜の表面に対して実質上垂直に配向されたCNT(以下、「垂直配向CNT」ともいう。)を含むCNT触媒層と、電解質膜との接合体としてのMEAが得られる。なお、電解質膜の表面に対して実質上垂直とは、電解質膜の表面と、CNTのチューブ長さ方向とのなす角度が90°±10°であることを意味する。
(3)GDL接合工程
本工程は、上記(2)の工程後、上記CNT触媒層の温度を上記アイオノマの熱軟化点(ガラス転移点温度)よりも低温に保持した状態で、このCNT触媒層の側面に、上記熱軟化点よりも高温、かつ、分解温度よりも低温に予熱したGDLを配置して、CNT触媒層にGDLを接合する工程である(ステップ120)。
本工程については、図2を参照して詳細に説明する。図2(A)は、本工程の模式図を示し、図2(B)は、本工程における電解質膜を基準とした位置yと、温度Tとの関係を示す。本工程においては、先ず、CNT触媒層の側面に接するようにGDLを配置する。この際、CNT触媒層を上記アイオノマの熱軟化点よりも低い温度Tに保持し、GDLを上記熱軟化点よりも高い温度T(<アイオノマの熱分解温度)に予熱する。即ち、CNT触媒層とGDLを組み合わせ前において、上記アイオノマの熱軟化点よりも高温の部品は、GDLのみである。
そのため、GDLとCNT触媒層とを組み合わせると、これらの接触界面から熱が伝達されていずれ熱平衡に到達する。しかし、熱平衡到達前においては、本図(B)に示すように、この接触界面付近のy−y間に熱勾配ができる。従って、温度Tに予熱したGDLを、温度Tに保持した垂直配向CNTの先端に対向させれば、本図(B)のy−y間のCNT触媒層側を加熱でき、y−y間のアイオノマを選択的に軟化できる。
軟化したy−y間のアイオノマは、重力に従い下方、即ち電解質膜側に移動するので、垂直配向CNTの先端が露出する。よって、本図(A)に示すように、このような状態において、GDLとCNT電極層との間に所定圧力を印加すれば、露出した垂直配向CNTの先端とGDLとを直接、点接触させることができる。従って、GDLとCNT電極層との間の電気的接続を確保できる。
なお、本工程においては、GDL配置後、垂直配向CNTの先端のみが露出したタイミング、即ち、本図(B)のy−y間のアイオノマのみが軟化し、他の部分(y−y間)のアイオノマが軟化していないタイミングで、GDLとCNT電極層との間に所定圧力を印加するのが望ましい。このタイミングは、本工程と同一の温度条件下、GDL配置後、垂直配向CNTの先端から所望位置までを露出するために要する期間を別途求めることで設定できる。
ところで、本実施形態においては、垂直配向CNTを含むCNT触媒層を用いる。この理由について、図3を用いて説明する。図3は、カーボン粒子を用いた触媒層に対し、本工程を実施した場合の問題点を説明するための図である。図3に示すように、カーボン粒子を被覆するアイオノマは、垂直配向CNTを被覆するアイオノマ同様、電解質膜側から移動してきたプロトンを本図上方、即ちGDL側に運搬する役割を果たす。しかしながら、このアイオノマは、カーボン粒子同士を結合する接着剤としての役割をも果たしている。そのため、本工程によってカーボン粒子を露出すると、露出したカーボン粒子がバラバラとなってしまい触媒層構造を維持できない。
この点、垂直配向CNTは、電解質膜側からGDL側まで連続した結晶体構造を有している。そのため、本工程によって垂直配向CNTの先端を露出させたとしても、触媒層構造を維持できる。以上のことから、本実施形態では、垂直配向CNTを含むCNT触媒層を用いている。なお、燃料電池の触媒層はアノード、カソードの両側に設けられるため、片極にCNT触媒層を設け、反対極にカーボン粒子を用いた触媒層を設ける場合が考えられる。その場合、CNT触媒層を用いる側に本実施形態の製造方法を適用すれば、そのCNT触媒層において、GDLとCNT電極層との間の電気的接続を確保できる。
(4)セルモジュール化工程および(5)スタック化工程
本工程は、上記(3)の工程後、GDLの側面に、ガス流路が形成されたセパレータを配置してセルモジュール化し、その後、セルモジュールを積層したセル積層体を締結し、スタック化する工程である(ステップ130、140)。本工程は、先ず、MEAとセパレータとを樹脂モールドしてセルモジュール化する。次いで、セルモジュールを積層してセル積層体とし、このセル積層体のセル積層方向の両端に、ターミナル、インシュレータ、エンドプレートを配置し、次いで、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延びるテンションプレート、ボルト・ナットにて固定して燃料電池スタック化する。以上により、燃料電池が製造できる。
以上、本実施形態の製造方法によれば、上記(3)の工程において、上記CNT触媒層の温度を、上記アイオノマの熱軟化点よりも低温に保持した状態で、このCNT触媒層の側面に、上記熱軟化点よりも高温、かつ、分解温度よりも低温に予熱したGDLを配置して、CNT触媒層にGDLを接合できる。従って、先端が露出した垂直配向CNTと、GDLとを直接、点接触させることができるので、CNTとGDLとの間の電気的接続を確保できる。以上のことから、CNT触媒層とGDLとの間の電子伝導性が良好な燃料電池を得ることができる。
[実施形態の変形例]
なお、本実施形態においては、電解質膜の表面と、CNTのチューブ長さ方向とのなす角度が90°±10°のCNTを用いたが、電解質膜の表面と、CNTのチューブ長さ方向とのなす角度は、必ずしもこの範囲内に限られない。即ち、上記範囲以上に傾斜したCNTであっても、電解質膜側からGDL側まで連続した結晶体構造を形成できるものであれば、上記(3)の工程において触媒層構造を維持できる。また、上記範囲以上に傾斜したCNTは、露出した先端以外でGDLと接触し易くなるものの、この露出したCNTの先端がGDLと直接、接触できる点では垂直配向CNTと同じである。即ち、一端が電解質膜に、他端がGDLに接続するCNTを用いる限りにおいて、本実施形態と同様の効果が期待できる。
また、本実施形態においては、上記(3)の工程において、CNT触媒層の側面に予熱したGDLを配置してこれらを接合したが、予熱したGDLを配置するタイミングは、上記(3)の工程に限られない。具体的には、以下に述べる二つの変形例が挙げられる。
第一の変形例としては、上記(3)の工程を実施せずに、上記(4)の工程で、予熱したGDLをCNT触媒層の側面に配置してこれらを接合する方法が挙げられる。例えば、図4に示すように、CNT触媒層の側面に予熱したGDLを配置し、このGDLの側面に、更にセパレータを配置し、セパレータ間を接合する際に、予熱したGDLとCNT触媒層とを接合する方法がある。また、図5に示すように、MEAと予熱したGDLとを樹脂モールドする際に、CNT触媒層の側面に更にセパレータを配置し、セパレータ間に圧力を印加することで、CNT触媒層と予熱したGDLとを接合する方法がある。
第二の変形例としては、上記(3)の工程や上記(4)の工程を実施せずに、上記(5)の工程で、予熱したGDLをCNT触媒層の側面に配置してこれらを接合する方法が挙げられる。GDLがMEAと別体の場合には、本変形例は有効である。例えば、図6に示すように、樹脂モールドしたMEAの側面に、予熱したGDLとセパレータとをこの順に配置し、積層化に併せてCNT触媒層と予熱したGDLとを接合する方法がある。
このように、予熱したGDLを配置するタイミングは、上記(3)の工程に限られない。即ち、垂直配向CNTを含むCNT触媒層と、電解質膜とを接合してMEA化した後、このMEAのCNT触媒層側の側面に、予熱したGDLを配置してCNT触媒層とGDLとを接合する限りにおいて、本実施形態は各種の変形が可能である。

Claims (2)

  1. 表面をアイオノマで被覆した複数の触媒担持カーボンナノチューブにおける夫々の一端が高分子電解質膜に接し、夫々の他端がガス拡散層に接する固体高分子形の燃料電池の製造方法であって、
    前記夫々の一端を高分子電解質膜に接合する第1の工程と、
    前記触媒担持カーボンナノチューブの温度を前記アイオノマのガラス転移温度よりも低温に保持した状態で、前記夫々の他端側の側面に、前記アイオノマのガラス転移温度よりも高温、かつ、分解温度よりも低温に予熱したガス拡散層を配置し、前記夫々の他端を被覆するアイオノマを軟化して触媒担持カーボンナノチューブを露出させて前記ガス拡散層に接合する第2の工程と、
    を備えることを特徴とする燃料電池の製造方法。
  2. 前記第1の工程は、前記触媒担持カーボンナノチューブの夫々が、前記高分子電解質膜の表面に対して垂直に配向するように、前記夫々の一端を前記高分子電解質膜に接合する工程であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池の製造方法。
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