JP5612966B2 - 印刷装置 - Google Patents

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本発明は、用紙等に印刷を行う印刷装置に関する。
従来、印刷装置において、印刷した用紙を搬送して排紙したり、両面印刷のために片面印刷済みの用紙を搬送して印刷部に再給紙したりすることが行われている。このような印刷装置では、用紙を搬送するためのローラ対が設けられている。このローラ対は、用紙をニップして搬送する。
ここで、印刷に用いた色材が、用紙からローラに転写されることがある。例えば、インクジェットプリンタにおいて、印刷直後で用紙に未定着のインクがローラに転写され、ローラが汚れることがある。ローラが汚れると、その汚れが後続の印刷物に転写され、印刷物が汚れるおそれがある。例えば、普通紙に印刷する場合、普通紙はコート紙に比べてインクの吸収性、定着性が劣るため、上記のようなローラの汚れが発生しやすい。また、高速で印刷するインクジェットプリンタでは、インクが未定着の用紙がローラ対を通過することが多くなり、ローラの汚れが発生しやすい。
特許文献1には、高印字率や高濃度で印刷された用紙を通紙する際に、ローラ対のニップ圧を小さくする技術が開示されている。この技術を用いれば、高印字率や高濃度で印刷された用紙からの色材の転写によるローラの汚れを軽減できる。
特開2009−63906号公報
上述のように、ローラ対のニップ圧を小さくすれば、ローラの汚れを軽減でき、その結果、印刷物の汚れを軽減できる。
一方で、ローラ対のニップ圧を小さくすると、回転するローラが用紙上で滑り、所望の搬送速度で搬送できなくなるおそれが大きくなる。したがって、複数のローラ対を備える印刷装置で、各ローラ対のニップ圧を小さく設定すると、いずれかのローラ対で滑りが生じて用紙を所望の搬送速度で搬送できず、印刷装置における生産性が低下する可能性が高くなる。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、生産性の低下を抑えながら、印刷物の汚れを軽減することができる印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷装置の第1の特徴は、印刷媒体に印刷を行う印刷部と、複数の搬送ローラ対を有し、前記印刷部で印刷された印刷媒体を前記搬送ローラ対でニップして搬送経路上を搬送する搬送部と、前記搬送ローラ対のニップ圧を調整するニップ圧調整部と、前記搬送ローラ対の汚染因子に応じて、前記ニップ圧調整部により前記搬送ローラ対のニップ圧を調整するよう制御する制御部とを備え、前記ニップ圧調整部は、前記複数の搬送ローラ対のニップ圧を、前記搬送経路上の前記印刷部の下流側における前記印刷部との間の距離に応じて設定し、前記印刷部に近い側において、遠い側よりも前記搬送ローラ対のニップ圧が小さくなるようにしており、前記制御部は、前記搬送ローラ対の汚染因子として、印刷対象の画像データにおける印字率を用いることにある。
本発明に係る印刷装置の第の特徴は、前記印刷部は、複数種の色材を用いて印刷を行い、前記制御部は、前記搬送ローラ対の汚染因子として、前記印刷部で用いる各色材の濃度を用いることにある。
本発明に係る印刷装置の第の特徴は、前記制御部は、前記搬送ローラ対の汚染因子として、両面印刷設定であることを示す情報を用いることにある。
本発明に係る印刷装置の第の特徴は、前記搬送部は、前記搬送経路上において前記印刷部から搬送方向の下流側に遠くなるほど搬送速度を大きくすることにある。
本発明に係る印刷装置の第1の特徴によれば、印刷された用紙を搬送する複数の搬送ローラ対のニップ圧を、搬送経路上の印刷部の下流側における印刷部との間の距離に応じて設定し、印刷部に近い搬送ローラ対のニップ圧を小さくしたので、印刷直後の色材が十分には定着していない状態の用紙から搬送ローラ対への色材の転写を軽減し、搬送ローラ対からの色材の転写による印刷物の汚れを軽減できる。また、印刷部から遠い搬送ローラ対では、近い搬送ローラ対よりニップ圧を大きくしているので、ローラが用紙上で滑ることを抑制でき、生産性が低下することを抑えられる。また、搬送ローラ対の汚染因子に応じてニップ圧を調整することで、ニップ圧を適切に設定でき、より効果的に、生産性の低下は抑えながら、搬送ローラ対へのインクの転写、およびそれにより発生する印刷物の汚れを軽減することができる。さらに、搬送ローラ対の汚染因子として、印刷対象の画像データにおける印字率を用いることで、印刷する画像の内容による色材のローラへの転写の起こりやすさに応じて、適切なニップ圧を設定できる。
本発明に係る印刷装置の第の特徴によれば、搬送ローラ対の汚染因子として、各色の色材の濃度を用いることで、搬送ローラ対を介して印刷物に色材が転写しても印刷物の汚れは目立たないような、薄い色が多い画像を印刷する場合に、ニップ圧が必要以上に小さく設定されて、生産性の低下を招くことを回避できる。
本発明に係る印刷装置の第の特徴によれば、搬送ローラ対の汚染因子として、両面印刷設定であることを示す情報を用いることで、色材が用紙に定着しにくいことがある両面印刷においても、色材の搬送ローラ対への転写、およびそれにより発生する印刷物の汚れを軽減できる。
本発明に係る印刷装置の第の特徴によれば、搬送経路上において印刷部から搬送方向の下流側に遠くなるほど搬送速度を大きくすることで、印刷装置の生産性の低下をより効果的に抑えることができる。
実施の形態に係る印刷装置の概略構成図である。 ニップ圧調整部の構成を示す図である。 実施の形態に係る印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 ニップ圧テーブルを示す図である。 実施の形態に係る印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷装置の概略構成図である。図1に示すように、本実施の形態に係る印刷装置1は、給紙部2と、搬送部3と、ヘッドユニット(印刷部)4と、フェイスアップ排紙台5と、フェイスダウン排紙台6とを備える。
なお、図1において太線で示す経路が、印刷媒体である用紙が搬送される搬送経路である。搬送経路のうち、実線で示す経路が通常経路RC、一点鎖線で示す経路が反転経路RR、破線で示す経路が排紙経路RD1,RD2、二点鎖線で示す経路が給紙経路RSである。
ここで、片面印刷の際には、用紙は、給紙経路RS、通常経路RC、排紙経路RD1または排紙経路RD2の順に搬送される。両面印刷の際には、用紙は、給紙経路RS、通常経路RC、反転経路RR、通常経路RC、排紙経路RD1または排紙経路RD2の順に搬送される。図1中の搬送経路に沿う矢印で示す方向が用紙の搬送方向である。また、以下の説明における上流、下流とは、搬送経路上の用紙の搬送方向における上流、下流を意味する。また、ヘッドユニット4との間の距離とは、搬送経路上におけるヘッドユニット4の下流側でのヘッドユニット4との間の距離を意味する。また、ヘッドユニット4に対して「近い」、「遠い」という場合は、ヘッドユニット4の下流側で搬送経路上においてヘッドユニット4に対して「近い」、「遠い」ということを意味する。
給紙部2は、用紙を所定のタイミングで搬送部3に給紙する。給紙部2は、印刷装置1の筐体の外部に露出して設置され、用紙が積載載置される給紙台21と、給紙台21から用紙を1枚ずつピックアップして通常経路RCへと搬送する給紙ローラ22と、筐体内部に設けられ、それぞれ用紙が積載載置される複数の給紙トレイ23A〜23Cと、給紙トレイ23A〜23Cから用紙を1枚ずつピックアップする給紙ローラ24A〜24Cと、給紙トレイ23A〜23Cからピックアップされた用紙を給紙経路RSに沿って通常経路RCへと搬送する複数の縦搬送ローラ対25A〜25Eとを備える。
搬送部3は、給紙された用紙を搬送し、ヘッドユニット4で印刷された用紙をフェイスアップ排紙台5またはフェイスダウン排紙台6に排紙するものである。両面印刷時には、搬送部3は、片面印刷済みの用紙を反転させてヘッドユニット4に向けて再度搬送し、両面印刷後の用紙を排紙する。搬送部3は、レジストローラ対31と、ベルト搬送部32と、フェイスアップ排紙搬送部33と、上面搬送部34と、フェイスダウン排紙搬送部35と、反転搬送部36とを備える。
レジストローラ対31は、給紙部2または反転搬送部36から搬送されてきた用紙を斜行補正するとともに所定のタイミングでベルト搬送部32に送り出す。レジストローラ対31は、給紙経路RSと反転経路RRとの合流地点の近傍に配置されている。
ベルト搬送部32は、レジストローラ対31の下流側に設けられている。ベルト搬送部32は、ヘッドユニット4に対向して設けられた環状の搬送ベルト321と、搬送ベルト321を周回駆動させるベルト駆動ローラ322と、ベルト駆動ローラ322に従動する従動ローラ323〜325とを備える。搬送ベルト321は、多数の穴が空けられた無端ベルトからなり、図示しない吸引ファンにより穴から空気が吸引されることにより発生する負圧で用紙を吸着保持して搬送する。
フェイスアップ排紙搬送部33は、印刷済みの用紙をフェイスアップ排紙台5へと搬送して排紙する。フェイスアップ排紙搬送部33は、切替部331と、排紙ローラ対332とを備える。
切替部331は、通常経路RCと排紙経路RD1との分岐点に配置され、用紙の搬送経路を通常経路RCと排紙経路RD1との間で切り替える。排紙経路RD1は、ベルト搬送部32と上面搬送部34との境界から下流側にフェイスアップ排紙台5に向けて延びる経路である。
排紙ローラ対332は、切替部331とフェイスアップ排紙台5との間に配置され、ベルト搬送部32から搬送されてきた用紙を排紙経路RD1に沿って搬送してフェイスアップ排紙台5に排紙する。
上面搬送部34は、複数の上面搬送ローラ対341A〜341Eを備え、ベルト搬送部32によって搬送されてきた用紙をUターンするように搬送する。複数の上面搬送ローラ対341A〜341Eは、ベルト搬送部32と後述の切替部351との間の通常経路RCに沿って配置されている。なお、上面搬送ローラ対341A〜341Eの符号のアルファベットの添え字を省略して総括的に表記することがある。
フェイスダウン排紙搬送部35は、印刷済みの用紙をフェイスダウン排紙台6へと搬送して排紙する。フェイスダウン排紙搬送部35は、切替部351と、排紙ローラ対352とを備える。
切替部351は、排紙経路RD2と反転経路RRとの分岐点に配置され、用紙の搬送経路を排紙経路RD2と反転経路RRとの間で切り替える。排紙経路RD2は、通常経路RCの用紙の搬送方向における端部から、フェイスダウン排紙台6に向けて延びる経路である。
排紙ローラ対352は、切替部351とフェイスダウン排紙台6との間に配置され、上面搬送部34から搬送されてきた用紙を排紙経路RD2に沿って搬送してフェイスダウン排紙台6に排紙する。
反転搬送部36は、両面印刷の際に、片面印刷済みの用紙を反転させてレジストローラ対31に再給紙するものである。反転搬送部36は、往路ローラ対361と、反転ローラ対362と、復路ローラ対363と、スイッチバック部364と、切替部365とを備える。
往路ローラ対361および反転ローラ対362は、上面搬送部34から搬送されてきた用紙をスイッチバック部364へと搬入する。往路ローラ対361および反転ローラ対362は、反転経路RRに沿って、切替部351とスイッチバック部364との間に配置されている。反転ローラ対362は、スイッチバック部364に搬入された用紙を搬出し、復路ローラ対363は用紙をレジストローラ対31に再給紙する。復路ローラ対363は、反転ローラ対362とレジストローラ対31との間に配置されている。
スイッチバック部364は、フェイスダウン排紙台6の内部に形成された空間からなる。スイッチバック部364の反転ローラ対362側は開口されている。
切替部365は、往路ローラ対361によって搬送される用紙を反転ローラ対362へとガイドする。また、切替部365は、反転ローラ対362によってスイッチバック部364から搬出される用紙を復路ローラ対363へとガイドする。切替部365は、反転経路RRにおいて、往路ローラ対361からスイッチバック部364に向かう往路と、スイッチバック部364から復路ローラ対363に向かう復路とが分岐する個所に配置されている。
ヘッドユニット4は、ベルト搬送部32と対向して配置され、用紙の搬送方向と直交する方向に複数のノズルが配列されたラインタイプの複数のインクジェットヘッド41C,41K,41M,41Yを有する。インクジェットヘッド41C,41K,41M,41Yは、それぞれC(シアン)、K(ブラック)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の色のインク(色材)を、ベルト搬送部32により搬送される用紙に吐出して画像を印刷する。インクジェットヘッド41C,41K,41M,41Yから同一画素に各色のインクを重ねて打ち込むことで、様々な色を形成することができる。
フェイスアップ排紙台5は、ベルト搬送部32の下流側において印刷装置1の筐体から突出して設置され、フェイスアップ排紙搬送部33により排紙される用紙を積載する。フェイスアップ排紙台5には、印刷面(両面印刷の場合は後で印刷された面)が上向きの状態で用紙が積載される。
フェイスダウン排紙台6は、フェイスアップ排紙台5とは反対側において印刷装置1の筐体から突出したトレイ形状を有し、傾斜して設置されている。フェイスダウン排紙台6は、フェイスダウン排紙搬送部35により排紙される用紙を積載するものであり、傾斜の下位置に形成された壁により、傾斜に沿って滑落する用紙が自然に整えられて重なっていくようになっている。フェイスダウン排紙台6には、印刷面(両面印刷の場合は後で印刷された面)が下向きの状態で用紙が積載される。
排紙ローラ対332、上面搬送ローラ対341A〜341E、排紙ローラ対352、往路ローラ対361、反転ローラ対362、および復路ローラ対363は、ローラ間で用紙をニップして搬送するものであり、本発明の搬送ローラ対に相当する。以降、これらを総称して搬送ローラ対とよぶことがある。
各搬送ローラ対には、ニップ圧を調整するニップ圧調整部が設けられている。ニップ圧調整部の構成を図2に示す。図2に示すように、ニップ圧調整部7は、モータ71と、ウォーム72と、アーム73と、コイルスプリング74とを備える。なお、図2では、上面搬送ローラ対341に設けられたニップ圧調整部7として示しているが、排紙ローラ対332、排紙ローラ対352、往路ローラ対361、反転ローラ対362、復路ローラ対363にも同様のニップ圧調整部7が設置されている。
モータ71、ウォーム72、アーム73、およびコイルスプリング74は、上面搬送ローラ対341の軸方向の両側にそれぞれ設けられている。
モータ71は、回転駆動力を生じさせる。ウォーム72は、モータ71の出力軸に接続されている。ウォーム72は、モータ71の回転駆動力によりアーム73を図示上下方向(上面搬送ローラ対341を構成する一対のローラ341a,341bの配列方向)に移動させる。
アーム73の一端部には、ウォームホイールと同様のギア歯75が形成され、ギア歯75は、ウォーム72に歯合されている。これにより、ウォーム72が中心軸回りに回転すると、アーム73が上下方向に移動する。
コイルスプリング74は、弾性力により一方のローラ341aを他方のローラ341bに押し付ける。コイルスプリング74の一端は、ローラ341aの軸受8に接続され、コイルスプリング74の他端は、アーム73の他端部に接続されている。
アーム73の上下動によりコイルスプリング74の弾性力が変化することで、上面搬送ローラ対341のニップ圧の調整が実現される。なお、図2に示した構成に限らず、ニップ圧を調整することができる機構であればどのような構成の機構を用いてもよい。
印刷装置1では、搬送ローラ対(排紙ローラ対332、上面搬送ローラ対341A〜341E、排紙ローラ対352、往路ローラ対361、反転ローラ対362、および復路ローラ対363)のニップ圧が、ヘッドユニット4との間の距離に応じて設定され、ヘッドユニット4に近い側の搬送ローラ対のニップ圧が、遠い側の搬送ローラ対のニップ圧より小さくなるように設定される。
例えば、ヘッドユニット4に近い排紙ローラ対332および上面搬送ローラ対341A,341Bからなる第1群G1の搬送ローラ対のニップ圧が第1のレベル、第1群G1の搬送ローラ対よりもヘッドユニット4から遠い上面搬送ローラ対341Cおよび上面搬送ローラ対341Dからなる第2群G2の搬送ローラ対のニップ圧が第1のレベルより大きい第2のレベル、第2群G2の搬送ローラ対よりもヘッドユニット4から遠い上面搬送ローラ対341E、排紙ローラ対352、往路ローラ対361、反転ローラ対362、および復路ローラ対363からなる第3群G3の搬送ローラ対のニップ圧が第2のレベルより大きい第3のレベルのニップ圧に設定される。また、後述するように、搬送ローラ対の汚染因子に基づく指標値に応じてニップ圧が調整される。
図3は、印刷装置1の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、印刷装置1は、搬送駆動部11と、ヘッド駆動部12と、ニップ圧調整駆動部13と、画像処理部14と、記憶部15と、通信部16と、制御部17とを備える。
搬送駆動部11は、給紙部2の給紙ローラ22,24A〜24C,縦搬送ローラ対25A〜25E、搬送部3のレジストローラ対31、ベルト駆動ローラ322、上面搬送ローラ対341A〜341E、往路ローラ対361、反転ローラ対362、復路ローラ対363、排紙ローラ対332,352、切替部331,351,365を駆動させるものであり、モータ等を有する。
ヘッド駆動部12は、ヘッドユニット4のインクジェットヘッド41C,41K,41M,41Yを駆動させて印刷を実行させる。
ニップ圧調整駆動部13は、排紙ローラ対332、上面搬送ローラ対341A〜341E、排紙ローラ対352、往路ローラ対361、反転ローラ対362、および復路ローラ対363のそれぞれに対応するニップ圧調整部7のモータ71を駆動させる。
画像処理部14は、入力される印刷ジョブにおけるページ記述言語(PDL:Page Description Language)で示された印刷データを画像展開して所定の処理を施し、さらに、ヘッド駆動部23で解釈可能な画像データに変換する。この画像データは、インクジェットヘッド41C,41K,41M,41Yに対応する各色について、各画素におけるインクのドロップ数を示すデータである。
記憶部15は、ハードディスク等の不揮発性の記憶媒体を有し、図4に示すニップ圧テーブル20を予め記憶している。
図4に示すように、ニップ圧テーブル20は、搬送ローラ対の汚染因子に基づく指標値Sに応じて、搬送ローラ対のニップ圧を定めたものである。
汚染因子は、印刷された用紙に未定着のインクがローラに転写することによる汚染の要因となるものであり、後述するように、本実施の形態では、印刷対象の画像データの印字率等を用いる。
搬送ローラ対のニップ圧は、本実施の形態では、前述のように、各搬送ローラ対をヘッドユニット4からの距離に応じて分けた3つのグループ(第1群G1、第2群G2、第3群G3)ごとに設定する。
図4に示す指標値Sの所定範囲(s1≦S<s2,s2≦S<s3,…)ごとの各群G1〜G3のニップ圧は、前述のように、ヘッドユニット4に近い側の搬送ローラ対のニップ圧が小さくなるように、Pa1<Pb1<Pc1,Pa2<Pb2<Pc2,…となっている。また、指標値Sの詳細については後述するが、本実施の形態では、指標値Sが大きくなると、ニップ圧が小さくなるように設定されている。つまり、s1<s2<s3<…であって、Pa1<Pa2<Pa3<…,Pb1<Pb2<Pb3<…のようになっている。ここで、指標値Sの各範囲において最も小さな値となる第1群G1に対応するニップ圧Pa1,Pa2,Pa3,…でも、それぞれに対応する指標値Sに応じた汚染因子の状況で、用紙から搬送ローラ対へのインクの転写を抑えつつ、用紙の搬送は可能な値に設定されている。
通信部16は、パーソナルコンピュータ(PC)等の外部端末との通信を行うものであり、外部端末から印刷ジョブを受信する。
制御部17は、CPU、メモリ(いずれも図示せず)等を備えて構成され、CPUが制御プログラムに応じた処理を行うことによって、印刷装置1全体の動作を統括的に制御するものである。
制御内容として、例えば、制御部17は、外部端末から入力される印刷ジョブに基づいて、印刷動作の制御を行う。制御部17は、搬送駆動部11を介して給紙部2および搬送部3を制御し、ヘッド駆動部12を介してヘッドユニット4を制御することにより、印刷動作における用紙の給紙、印刷、用紙の搬送および排紙の動作を制御する。制御部17は、搬送駆動部11を介して、搬送部3における搬送速度を制御することができる。
また、制御部17は、ニップ圧調整のための指標値Sを求めるために、搬送ローラ対の汚染因子としての、印刷対象の印刷ジョブにおける各ページの画像データの印字率を算出する。制御部17は、印刷ジョブにおける各ページのなかで印字率が最大であるページの印字率を、当該印刷ジョブにおける指標値Sとする。
ここで、各色のインクジェットヘッド41C,41K,41M,41Yにおける、1ページの全画素に最大ドロップ数を吐出する場合のドロップ数の合計に対する、画像データで示される全画素に吐出するドロップ数の合計の比率を、各色の印字率Rc,Rk,Rm,Ryとする。そして、各色の印字率Rc,Rk,Rm,Ryの合計を、当該ページの印字率R(=Rc+Rk+Rm+Ry)とする。例えば、4つのインクジェットヘッド41C,41K,41M,41Yから全画素について最大ドロップ数を吐出するページの画像データにおける印字率Rは400%となる。
なお、搬送ローラ対の汚染因子として、印字率に加えて各色のインクの濃度も用いるようにしてもよい。この場合、制御部17は、印刷ジョブにおける各ページの画像データについて、各色の印字率Rc,Rk,Rm,Ryに、インク色に応じた濃度係数Kc,Kk,Km,Kyをそれぞれ乗算した値の合計値KR(=KcRc+KkRk+KmRm+KyRy)を算出する。制御部17は、各ページの中でKRの値が最大のページにおけるその値を、当該印刷ジョブにおける指標値Sとする。濃度係数は、薄い色ほど小さな値とし、例えば、イエローの濃度係数Ky=0.1、シアンの濃度係数Kc=0.5、マゼンタの濃度係数Km=0.5、ブラックの濃度係数Kk=1とする。
例えばイエローのような薄い色のインクは、搬送ローラ対を介して印刷物に転写しても、汚れとして目立ちにくい。そこで、上記のように、印字率に加えてインクの濃度を考慮した指標値Sとすることで、ニップ圧が必要以上に小さく設定されることを回避できる。
また、両面印刷を行う設定の場合は、制御部17は、上記のように印字率(または、印字率および濃度係数)を用いて算出した指標値に所定の係数Cを乗算した値を、当該印刷ジョブにおける指標値Sとして用いる。係数Cは1より大きな値、例えば1.5とする。制御部17は、印刷ジョブに含まれる各種設定に関する情報から、両面印刷設定であるか否かを判断する。
両面印刷の場合、先に一方の面に印刷が行われてインクが用紙に浸透することで、後に他方の面が印刷されたときに、インクの用紙への浸透が阻害されることがある。このため、後で印刷された面から搬送ローラ対への転写が起こりやすくなる。そこで、両面印刷の場合は、上記のように係数Cを用いて、片面印刷の場合より指標値Sが大きくなるようにする。これにより、両面印刷の場合に、片面印刷の場合よりも、搬送ローラ対のニップ圧が小さく設定することが可能になる。これにより、インクの搬送ローラ対への転写を軽減できる。
制御部17は、指標値Sに基づき、ニップ圧テーブル20を参照して、各搬送ローラ対のニップ圧を、ニップ圧調整駆動部13を介してニップ圧調整部7を制御することにより調整する。制御部17は、ニップ圧調整部7のアーム73の位置を、位置検出センサや、ウォーム72の回転を検出して所定角度ごとにパルス信号を出力するエンコーダ(いずれも図示せず)等の出力に基づいて検出できるようになっている。制御部17は、ニップ圧調整部7のモータ71を駆動させてアーム73を所望の位置に移動させることで、各搬送ローラ対のニップ圧を調整する。
次に、印刷装置1の動作について説明する。
図5は、印刷装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図5のフローチャートの処理は、印刷装置1に外部端末から印刷ジョブが入力されることにより開始となる。
ステップS10において、制御部17は、印刷ジョブにおけるPDLで示された印刷データを画像展開し、画像展開して得られた画像データに所定の処理を施し、ヘッド駆動部12で解釈可能な画像データに変換するよう画像処理部14を制御する。
次いで、ステップS20において、制御部17は、画像処理部14で生成された画像データに基づいて、前述したような、印刷対象の印刷ジョブにおける指標値Sを算出する。
次いで、ステップS30において、制御部17は、指標値Sに基づき、記憶部15に格納されたニップ圧テーブル20から、各搬送ローラ対(排紙ローラ対332、上面搬送ローラ対341A〜341E、排紙ローラ対352、往路ローラ対361、反転ローラ対362、復路ローラ対363)に設定すべきニップ圧を取得する。
次いで、ステップS40において、制御部17は、ニップ圧調整駆動部13により各搬送ローラ対のニップ圧調整部7を駆動させ、各搬送ローラ対のニップ圧が、ステップS30でニップ圧テーブル20から取得したニップ圧になるように調整する。
そして、ステップS50において、制御部17は、印刷動作を行うよう各部を制御する。
片面印刷の場合、制御部17は、給紙部2の給紙台21および給紙トレイ23A〜23Cのいずれかからピックアップした用紙をレジストローラ対31により所定のタイミングでベルト搬送部32に送り出し、ベルト搬送部32で搬送しつつ、ヘッドユニット4により用紙に画像を印刷するよう搬送駆動部11およびヘッド駆動部12を制御する。その後、制御部17は、印刷済みの用紙を、切替部331によって上面搬送部34に導くよう搬送駆動部11を制御する。そして、制御部17は、上面搬送部34の上面搬送ローラ対341A〜341Eで用紙を搬送し、フェイスダウン排紙搬送部35の切替部351によって用紙を排紙経路RD2に導き、排紙ローラ対352によりフェイスダウン排紙台6に排紙するよう搬送駆動部11を制御する。
一方、片面印刷において、フェイスアップ排紙台5に用紙を排紙する設定の場合、制御部17は、印刷済みの用紙を、フェイスアップ排紙搬送部33の切替部331によって排紙経路RD1に導き、排紙ローラ対332によりフェイスアップ排紙台5に排紙するよう搬送駆動部11を制御する。
両面印刷の場合、制御部17は、給紙部2から給紙した用紙をレジストローラ対31により所定のタイミングでベルト搬送部32に送り出し、ベルト搬送部32で搬送しつつ、ヘッドユニット4により用紙の一方の面に画像を印刷するよう搬送駆動部11およびヘッド駆動部12を制御する。その後、制御部17は、片面印刷済みの用紙を、切替部331によって上面搬送部34に導くよう搬送駆動部11を制御する。そして、制御部17は、上面搬送部34の上面搬送ローラ対341A〜341Eで用紙を搬送し、フェイスダウン排紙搬送部35の切替部351によって用紙を反転搬送部36に導くよう搬送駆動部11を制御する。次いで、制御部17は、反転搬送部36の往路ローラ対361によって用紙を搬送しつつ、切替部365によって用紙を反転ローラ対362へと導き、反転ローラ対362によってスイッチバック部364へと用紙を搬入するよう搬送駆動部11を制御する。
その後、制御部17は、反転ローラ対362によってスイッチバック部364から用紙を搬出するとともに、切替部365によって復路ローラ対363へと用紙を導くよう搬送駆動部11を制御する。次いで、制御部17は、用紙を復路ローラ対363によってレジストローラ対31へと再給紙し、レジストローラ対31によりベルト搬送部32に送り出すよう搬送駆動部11を制御する。ここで、用紙は反転搬送部36によって反転されているので、未印刷面(他方の面)がヘッドユニット4に向けられている。そして、制御部17は、画像をヘッドユニット4によって用紙の他方の面に印刷した後、上面搬送部34およびフェイスダウン排紙搬送部35によって、用紙をフェイスダウン排紙台6に排紙するよう搬送駆動部11およびヘッド駆動部12を制御する。
一方、両面印刷において、フェイスアップ排紙台5に排紙する設定の場合、画像を他方の面に印刷した後(すなわち、両面に印刷後)、制御部17は、フェイスアップ排紙搬送部33の切替部331によって用紙を排紙経路RD1に導き、排紙ローラ対332によりフェイスアップ排紙台5に排紙するよう搬送駆動部11を制御する。
なお、印刷時において、用紙は、所定の時間間隔で順次、給紙部2から搬送部3へと給紙され、複数枚の用紙が同時に搬送経路上を搬送される。両面印刷において多枚数の印刷動作中には、未印刷の用紙と片面印刷済みの用紙とが交互にベルト搬送部32に送られ、未印刷の用紙の一方の面への印刷と、片面印刷済みの用紙の未印刷面(他方の面)への印刷とが交互に行われることになる。
印刷装置1では、印刷された用紙を搬送する各搬送ローラ対において、ヘッドユニット4に近い搬送ローラ対のニップ圧が小さくなるようにしている。このため、ヘッドユニット4に近い上面搬送ローラ対341A,341B、排紙ローラ対332で、印刷直後のインクが十分には定着していない状態の用紙をニップする場合でも、搬送ローラ対へのインクの転写が起こりにくい。
上面搬送ローラ対341C,341Dではニップ圧が大きくなり、上面搬送ローラ対341E、往路ローラ対361、反転ローラ対362、復路ローラ対363、排紙ローラ対352ではさらにニップ圧が大きくなるが、用紙がこれらの搬送ローラ対へと進むにつれて、用紙へのインクの定着が徐々に進むので、インクの転写は起こりにくくなる。一方で、ニップ圧を大きくしたことで、ローラが用紙上で滑ることは抑えられる。
このように本実施の形態によれば、搬送ローラ対で滑りが生じて用紙を所望の搬送速度で搬送できずに印刷装置1における生産性が低下することは抑えながら、搬送ローラ対へのインクの転写、およびそれにより発生する印刷物の汚れを軽減することができる。
また、搬送ローラ対の汚染因子に応じてニップ圧を調整することで、ニップ圧を適切に設定でき、より効果的に、生産性の低下は抑えながら、搬送ローラ対へのインクの転写、およびそれにより発生する印刷物の汚れを軽減することができる。
ここで、搬送ローラ対の汚染因子として、印刷対象の画像データにおける印字率を用いることで、印刷する画像の内容によるインクのローラへの転写の起こりやすさに応じて、適切なニップ圧を設定できる。
また、搬送ローラ対の汚染因子として、各色のインクの濃度を用いることで、搬送ローラ対を介して印刷物にインクが転写しても印刷物の汚れは目立たないような、薄い色が多い画像を印刷する場合に、ニップ圧が必要以上に小さく設定されて、生産性の低下を招くことを回避できる。
また、両面印刷の場合、片面印刷の場合よりも指標値Sが大きくなるようにすることで、搬送ローラ対のニップ圧を小さく設定することが可能になる。これにより、インクが用紙に定着しにくいことがある両面印刷においても、インクの搬送ローラ対への転写を軽減できる。
なお、制御部17は、印刷した用紙の搬送部3における搬送速度を、ヘッドユニット4から遠くなるほど大きくするよう搬送駆動部11を制御してもよい。印刷装置1では、ヘッドユニット4から遠い側の搬送ローラ対のニップ圧を、近い側の搬送ローラ対のニップ圧よりも大きくしている。搬送ローラ対では、ニップ圧が大きいほど搬送速度を大きくすることができるため、ヘッドユニット4から遠くなるほど搬送速度を大きくすることが可能となる。このように、搬送部3が用紙を搬送する搬送速度をヘッドユニット4から遠くなるほど大きくすることで、印刷装置1の生産性の低下をより効果的に抑えることができる。
また、本実施の形態では、印刷ジョブごとの指標値Sを求め、印刷ジョブの実行中は、当該印刷ジョブの指標値Sに応じたニップ圧が設定されているものとしたが、制御部17は、用紙ごとに搬送ローラ対のニップ圧を調整するようにしてもよい。この場合、制御部17は、各ページの画像データの印字率Rを指標値Sとして求め、ニップ圧テーブル20に基づいて、各用紙への印刷ごとに、各搬送ローラ対のニップ圧を調整する。なお、この場合も、前述の濃度係数Kc,Kk,Km,Kyを各色の印字率Rc,Rk,Rm,Ryに乗算した値を合計して指標値Sを求めてもよい。また、両面印刷の場合は、制御部17は、用紙の一方の面に先に印刷するページについては、片面印刷の場合と同様に指標値Sを求め、他方の面に後で印刷するページについては、前述の係数Cを用いて指標値Sを算出する。そして、制御部17は、ニップ圧テーブル20を参照して、両面印刷動作における各ページ(用紙の各面)の印刷ごとに、各搬送ローラ対のニップ圧を調整する。
また、用紙の種類、坪量等によって、インクの用紙への定着性が異なることがあるため、搬送ローラ対の汚染因子として、用紙の種類、坪量等を加えてもよい。
また、印刷装置1を使用する環境の温度および湿度によっても、インクの用紙への定着性が異なることがある。例えば、環境温度が高くなるとインクの粘度が小さくなり、用紙への定着性が低下する。また、水性インクを用いる場合では、湿度が高いほど用紙自体が含む水分が多くなり、用紙へのインクの定着性が低下する。このため、環境温度および湿度を用いてニップ圧を調整するようにしてもよい。
また、制御部17は、印字率やインクの濃度等の汚染因子に関係なく、両面印刷の場合は片面印刷の場合よりもニップ圧を小さくするような制御を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、搬送ローラ対(排紙ローラ対332、上面搬送ローラ対341A〜341E、排紙ローラ対352、往路ローラ対361、反転ローラ対362、復路ローラ対363)を3つのグループに分け、グループごとにニップ圧を設定したが、これに限らず、例えば、下流側から上流側に向かって徐々にニップ圧が小さくなるように、各搬送ローラ対に異なるニップ圧を設定するようにしてもよい。
1 印刷装置
2 給紙部
3 搬送部
4 ヘッドユニット
5 フェイスアップ排紙台
6 フェイスダウン排紙台
7 ニップ圧調整部
11 搬送駆動部
12 ヘッド駆動部
13 ニップ圧調整駆動部
14 画像処理部
15 記憶部
16 通信部
17 制御部
20 ニップ圧テーブル
31 レジストローラ対
32 ベルト搬送部
33 フェイスアップ排紙搬送部
34 上面搬送部
35 フェイスダウン排紙搬送部
36 反転搬送部
332,352 排紙ローラ対
341A〜341E 上面搬送ローラ対
361 往路ローラ対
362 反転ローラ対
363 復路ローラ対
RS 給紙経路
RC 通常経路
RD1,RD2 排紙経路
RR 反転経路

Claims (4)

  1. 印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
    複数の搬送ローラ対を有し、前記印刷部で印刷された印刷媒体を前記搬送ローラ対でニップして搬送経路上を搬送する搬送部と、
    前記搬送ローラ対のニップ圧を調整するニップ圧調整部と、
    前記搬送ローラ対の汚染因子に応じて、前記ニップ圧調整部により前記搬送ローラ対のニップ圧を調整するよう制御する制御部とを備え、
    前記ニップ圧調整部は、前記複数の搬送ローラ対のニップ圧を、前記搬送経路上の前記印刷部の下流側における前記印刷部との間の距離に応じて設定し、前記印刷部に近い側において、遠い側よりも前記搬送ローラ対のニップ圧が小さくなるようにしており、
    前記制御部は、前記搬送ローラ対の汚染因子として、印刷対象の画像データにおける印字率を用いることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷部は、複数種の色材を用いて印刷を行い、
    前記制御部は、前記搬送ローラ対の汚染因子として、前記印刷部で用いる各色材の濃度を用いることを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記搬送ローラ対の汚染因子として、両面印刷設定であることを示す情報を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記搬送部は、前記搬送経路上において前記印刷部から搬送方向の下流側に遠くなるほど搬送速度を大きくすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の印刷装置。
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