JP5612327B2 - 立体駐車設備への自動二輪車の搬入搬出装置 - Google Patents

立体駐車設備への自動二輪車の搬入搬出装置 Download PDF

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Description

本発明は、建物内に複数個の車両用パレットを格納し、各車両用パレットに搬入搬出ゾーンから自動車を駐車させる立体駐車設備に係り、特に、自動二輪車を各車両用パレットに駐車すべく搬入あるいは車両用パレット外へ搬出させる際に、自動二輪車を的確かつ安全に搬入搬出させることができる立体駐車設備への自動二輪車の搬入搬出装置に関する。
建物内に複数個の車両用パレットを格納し、各車両用パレットに搬入搬出ゾーンから自動車を駐車させる立体駐車設備としては、搬入搬出ゾーンに臨む建物内に車両用パレットを配置し、この車両用パレット上に乗り入れた自動車を車両用パレットごと昇降装置で昇降させたのち所定の格納位置に横行させるエレベータ方式の立体駐車設備や、建物内で垂直循環する無端チェーンに車両用パレットを備えたケージを吊り下げる垂直循環方式の立体駐車設備がある。
図7に示すように、本発明者らは先に、上述の立体駐車設備の車両用パレット72上に自動二輪車専用パレット73を搬入・搬出方向にスライド移動自在に設け、自動二輪車専用パレット73上に自動二輪車mを格納して駐車できるようにした駐車装置71を開発した(特許文献1)。
この駐車装置71では、まず、自動二輪車mを駐車させるべく格納する場合には、自動二輪車専用パレット73の後端部に搬出方向に展開可能に枢支されたハンドル部75を搬出方向に展開移動し、自動二輪車mは、ハンドル部75に一体に形成されたフラップ板74を介して自動二輪車専用パレット73上に、その前輪f及び後輪bを含む全体を乗り込ませた後、この自動二輪車専用パレット73をその後端部に設けられたハンドル部75を起立させて手押しにより車両用パレット72内にスライド移動させて格納することにより、自動二輪車mの駐車格納が達成することができる。
次に、車両用パレット72内に駐車格納された自動二輪車mは、車両用パレット72を搬出位置に昇降あるいは循環移動させた後、自動二輪車専用パレット73をその後端部に設けられたハンドル部75を手押しにより車両用パレット72から搬出させる。車両用パレット72から搬出された自動二輪車専用パレット73は、後端部に設けられたハンドル部75を搬出方向に展開移動させることにより、自動二輪車専用パレット73の後端部にハンドル部75と同軸上に枢支されたフラップ板74が展開移動するように構成されている。
このように、フラップ板74が自動二輪車専用パレット73の後端部に枢支されて展開移動することにより、自動二輪車専用パレット73から自動二輪車mを案内する傾斜路を形成することになる。
搬入時においても、ハンドル部75とフラップ板74とは同軸上に枢支されていることから、ハンドル部75とフラップ板74とは、搬出方向に展開移動されることにより自動二輪車専用パレット73の後端部から傾斜され、フラップ板74上を登上して自動二輪車mは自動二輪車専用パレット73内に案内されることになる。
特開2009−257072号公報
しかしながら、この駐車装置は、フラップ板を手動で展開移動するものであり、フラップ板を格納するときには自動二輪車専用パレットから下方に傾斜したフラップ板を起立させなければならないため、利用者にとって作業性が悪いという課題があった。
そこで、本発明の目的は上記課題を解決し、立体駐車設備に形成される搬入搬出ゾーンと車両用パレットとの間に形成される段差等が障害になることなく自動二輪車を車両用パレットに容易に搬入搬出できる立体駐車設備への自動二輪車の搬入搬出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、建物内に複数個の車両用パレットを格納し、各車両用パレットに搬入搬出ゾーンから自動車を駐車させる立体駐車設備において、上記車両用パレット上に自動二輪車を駐車するための自動二輪車駐車ゾーンを形成し、その自動二輪車駐車ゾーン上に、自動二輪車の前輪を係留し、後輪を上記搬入搬出ゾーン上を自走するための係留ホルダ部を搬入・搬出方向に移動自在に設けると共に、その係留ホルダ部の上記搬入搬出ゾーン上に臨む端部に、搬入・搬出方向に延出されると共に、上下方向に回動自在に枢支されて連結され、自動二輪車の前輪を上記係留ホルダ部に案内するためのフラップ機構を設け上記フラップ機構は、上記係留台にヒンジを介して上下回動自在に、かつ、搬入・搬出方向に延出するように枢支され上記搬入搬出ゾーンから上記係留台上に上記自動二輪車の前輪を走行させるためのフラップ板と、該フラップ板に設けられ上記係留ホルダ部が搬入・搬出方向に移動するとき上記フラップ板を上方に弾発付勢して上記搬入搬出ゾーンから浮上させた姿勢に保持すると共に自動二輪車の前輪が上記フラップ板上に乗るとき前輪の重さでフラップ板の先端を着地させる姿勢保持手段とを備えたものである。
上記車両用パレット上には、上記搬入・搬出方向に延び上記係留ホルダ部を走行させるためのレールが設けられ、上記係留ホルダ部が、駐車される自動二輪車の前輪を載置するための係留台と、該係留台に設けられ上記レールに沿って走行する走行輪とを備えるとよい。
上記姿勢保持手段は、上記フラップ板に一体に設けられた固定ブラケットと、該固定ブラケットに上下に揺動可能に枢支されたローラーブラケットと、該ローラーブラケットに回転自在に設けられ上記搬入搬出ゾーン上を走行するためのフラップ用ローラーと、上記固定ブラケットと上記ローラーブラケットの間に設けられローラーブラケットを上記フラップ板の下方に弾発付勢するバネとを備えるとよい。
上記フラップ板の両側部には、上記自動二輪車の前輪の走行をガイドすべく上方に突起すると共に搬入・搬出方向に延びるガイドフレームがそれぞれ設けられるとよい。
上記フラップ板の両側部のガイドフレームは、搬出方向側から搬入方向側に向かうにつれて間隔を狭めるように搬入・搬出方向に対して斜めに配置されるとよい。
本発明によれば、立体駐車設備に形成される搬入搬出ゾーンと車両用パレットとの間に形成される段差等が障害になることなく自動二輪車を車両用パレットに容易に搬入搬出できる。
図1(a)は、本発明の好適実施の形態を示す係留ホルダ部とフラップ機構の平面図であり、図1(b)はその側面図である。 図2は図1(a)の正面図である。 図3は図1(b)の3A−3A線断面図である 図4(a)は図1(a)の要部拡大図であり、図4(b)は図1(b)の要部拡大図である。 図5は垂直循環方式の立体駐車設備の正面断面図である。 図6はエレベータ方式の立体駐車設備の正面断面図である。 図7は従来の自動二輪車用駐車装置の側面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面にしたがって説明する。
図1及び図5に示すように、立体駐車設備51は、建物s内に複数個の車両用パレット52を格納し、建物s外の搬入搬出ゾーンz12から各車両用パレット52に自動車を駐車させるものである。立体駐車設備51は、建物s内に上下に離間して設けられたスプロケット(図示せず)に無端チェーン53を巻回し、無端チェーン53に複数のケージ54を取り付けると共にケージ54の下部に車両用パレット52を形成した垂直循環方式の機械式立体駐車設備からなる。
図5及び図1に示すように、建物sの地上階には、車両用の出入口55が形成されると共に車両用パレット52上に車両を入出庫するための入出庫部eが形成される。出入口55には、水平方向に開閉する扉(図示せず)が設けられる。扉は、出入口55の下縁に沿って延びる扉レール56上を走行するようになっている。また、出入口55に臨む屋外には、入出庫部eに車両を搬入、または、入出庫部eから車両を搬出するための搬入搬出ゾーンz12が形成されている。
また、所定の車両用パレット52上には、自動二輪車mを駐車するための自動二輪車駐車ゾーンz1、z2が形成されており、自動二輪車駐車ゾーンz1、z2上には、自動二輪車mの前輪fを係留し、後輪bを搬入搬出ゾーンz12上を自走するための係留ホルダ部3が搬入・搬出方向に移動自在に設けられている。自動二輪車駐車ゾーンz1、z2は、車両用パレット52の左右両側の自動車車輪用の溝26上に搬入・搬出方向に延びて形成されている。また、自動二輪車駐車ゾーンz1、z2上には、搬入・搬出方向に延びるレール27が設けられており、レール27に沿って係留ホルダ部3を走行させるようになっている。レール27は、後述する走行輪6を走行させるための走行レール部4と、係留ホルダ部3の走行方向を搬入・搬出方向に規制するためのガイドレール部5とからなる。ガイドレール部5は、搬入・搬出方向に延びると共に上方に延びるように車両用パレット52上に設けられている。
図1及び図3に示すように、係留ホルダ部3は、駐車される自動二輪車mの前輪fを載置するための平面視矩形状の係留台10と、係留台10上の幅方向中央に設けられ自動二輪車mの前輪fを前後左右方向に動かないように保持すると共に自動二輪車mを起立した姿勢に保持するホルダースタンド8と、係留台10に設けられ走行レール部4上を走行する走行輪6と、係留台10に設けられガイドレール部5の左右両側に係合するガイド輪7と、ホルダースタンド8より搬入方向前方の係留台10に起立して設けられ係留ホルダ部3を走行させるとき前方又は後方に押し引きするためのハンドル11とを備える。走行輪6は、係留台10の左右両側に搬入・搬出方向に沿って複数配設されており、自動二輪車mの前輪fが係留台10上を走行しても安定して姿勢を保つようになっている。
また、係留ホルダ部3の搬入搬出ゾーンz12側の端部には、搬入・搬出方向に延出されると共に、上下方向に回動自在に枢支されて連結され、自動二輪車mの前輪fを係留ホルダ部3に案内するためのフラップ機構9が設けられている。
図1及び図4に示すように、フラップ機構9は、係留台10の搬入搬出ゾーンz12側の端部にヒンジ18を介して上下回動自在に、かつ、搬入・搬出方向に延出するように枢支され搬入搬出ゾーンz12から係留台10上に自動二輪車mの前輪fを走行させるためのフラップ板16と、フラップ板16に設けられ係留ホルダ部3が搬入・搬出方向に移動するときフラップ板16を上方に弾発付勢して搬入搬出ゾーンz12から浮上させた姿勢に保持すると共に自動二輪車mの前輪fがフラップ板16上に乗るとき前輪fの重さでフラップ板16の先端を着地させる姿勢保持手段28とを備えて構成されている。
フラップ板16は平面視矩形の鋼板からなり、上面には滑り止めの凹凸34が形成されている。また、フラップ板16の左右両側部には、自動二輪車mの前輪fの走行をガイドすべく上方に突起すると共に搬入・搬出方向に延びるガイドフレーム24がそれぞれ設けられている。フラップ板16の左右両側部のガイドフレーム24は、搬出方向側から搬入方向側に向かうにつれて間隔を狭めるように搬入・搬出方向に対して斜めに配置されている。ガイドフレーム24は、搬入・搬出方向に延びるガイド部29と、フラップ板16に起立して設けられガイド部29を支持するための複数の支柱部30とからなる。ガイド部29は、断面円形の長尺材からなり搬出方向側の端部を下方に湾曲されると共にフラップ板16上に取り付けられている。ガイド部29の搬入方向側の端部はフラップ板16の幅方向外側に湾曲されており、係留台10上から搬出方向に走行する自動二輪車mの前輪fをフラップ板16の幅方向中央に案内するようになっている。
姿勢保持手段28は、フラップ板16に一体に設けられた固定ブラケット21と、固定ブラケット21に上下に揺動可能に枢支されたローラーブラケット22と、ローラーブラケット22に回転自在に設けられ搬入搬出ゾーンz12上を走行するためのフラップ用ローラー20と、固定ブラケット21とローラーブラケット22の間に設けられローラーブラケット22をフラップ板16の下方に弾発付勢するバネ19とを備えて構成されている。
固定ブラケット21は、フラップ板16の一側に起立すると共に搬入・搬出方向に延びて設けられている。ローラーブラケット22は、上下に延びると共に搬入・搬出方向に延びる板材からなり、フラップ板16の幅方向外側の固定ブラケット21の上部に支軸23を介して揺動可能に枢支されている。フラップ用ローラー20は、フラップ板16の幅方向外側のローラーブラケット22に水平方向に延びる軸回りに回転自在に設けられており、ローラーブラケット22が固定ブラケット21に対して揺動してもフラップ板16に干渉しないようになっている。また、フラップ用ローラー20は、車両用パレット52上にあっては走行レール部4上を走行するように幅方向の位置を決定されている。バネ19は、引張されることで弾性的に伸長するコイルバネ19からなり、一端を支軸23より下方の固定ブラケット21に係止されると共に、他端を支軸23より下方のローラーブラケット22に係止されている。
また、固定ブラケット21には、フラップ板16の浮上高さを調節するための高さ調節機構31が設けられている。高さ調節機構31は、ローラーブラケット22の下方への揺動を調節可能に規制するストッパからなる。高さ調節機構31は、固定ブラケット21にフラップ板16の幅方向外側に突出して設けられ搬入・搬出方向に延びるネジ穴(図示せず)を有する突出ブラケット32と、突出ブラケット32のネジ穴に螺合されローラーブラケット22側に延びると共に先端がローラーブラケット22の端面に当接されるボルト33とからなり、突出ブラケット32からローラーブラケット22側に延びるボルト33の長さを調節することでフラップ用ローラー20の下方への移動を規制しフラップ板16の浮上高さを規制するようになっている。
次に本実施の形態の作用を述べる。
立体駐車設備51に自動二輪車mを駐車する場合、利用者は入出庫部e内に入り、空の係留ホルダ部3のハンドル11を搬出方向に引く。係留ホルダ部3はレール27に沿って走行し、搬入搬出ゾーンz12上に引き出される。このとき、フラップ用ローラー20はバネ19に弾発付勢されることでフラップ板16の下方に突出しており、搬入搬出ゾーンz12上を走行するため、フラップ板16が搬入搬出ゾーンz12と車両用パレット52との間に設けられた扉レール56等の段差や搬入搬出ゾーンz12の凸凹に当たることはない。係留ホルダ部3は円滑に搬入搬出ゾーンz12に引き出される。
この後、利用者が自動二輪車mのハンドルを手押しして搬入搬出ゾーンz12から係留ホルダ部3へ向けて走行させると、自動二輪車mの前輪fがフラップ板16の先端に上方から当たり、前輪fの重さがフラップ板16に伝わる。フラップ板16に伝わった下向きの力はフラップ板16を下方に回動させ、フラップ板16の先端を搬入搬出ゾーンz12に接地させる。これにより、搬入搬出ゾーンz12と係留ホルダ部3との間にフラップ板16からなるスロープが形成される。自動二輪車mをさらに押すことで前輪fはフラップ板16上を走行して係留ホルダ部3上に乗り、ホルダースタンド8に前後左右に動かないように保持されると共に起立した姿勢に保持される。このとき、係留ホルダ部3上に乗るのは前輪fのみであり、後輪bは搬入搬出ゾーンz12上を走行するのみであるため、自動二輪車mの重心が極端に高くなることはなく、自動二輪車mを安定して手押しすることができる。また、自動二輪車mの前輪fがフラップ板16上を走行するとき、前輪fは左右両側をガイドフレーム24に案内されるためフラップ板16から脱輪することはなく、安定して係留ホルダ部3上に走行する。そしてさらに、フラップ板16の両側部のガイドフレーム24は、搬出方向側から搬入方向側に向かうにつれて間隔を狭めるように配置されているため、自動二輪車mの前輪fはフラップ板16の幅方向中央に案内されホルダースタンド8に容易に到達する。前輪fが通過したのちフラップ用ローラー20はバネ19の弾発力によってフラップ板16の下方に押し込まれ、フラップ板16は浮上して元の姿勢に復帰する。
この後、利用者が係留ホルダ部3のハンドル11を搬入方向に手押しすることで係留ホルダ部3がレール27に沿って搬入方向に走行すると共に自動二輪車mの後輪bが係留ホルダ部3に追従して走行し、自動二輪車mが車両用パレット52の自動二輪車駐車ゾーンz1、z2に入庫される。このとき、フラップ板16は搬入搬出ゾーンz12から浮上しているため搬入搬出ゾーンz12の凸凹や搬入搬出ゾーンz12と車両用パレット52の間の段差に干渉することはない。
立体駐車設備51から自動二輪車mを搬出する場合、上述と逆の手順で車両用パレット52上の係留ホルダ部3を搬入搬出ゾーンz12上に引き出したのち、自動二輪車mのハンドルを搬出方向に引いて自動二輪車mを後退させる。自動二輪車mの前輪fがフラップ板16上に乗ると、フラップ板16は先端を下方に回動させて接地する。前輪fがフラップ板16上を通過すると、フラップ板16はバネ19の弾発力によって上方に回動し元の姿勢に復帰する。
このように、車両用パレット52上に自動二輪車mを駐車するための自動二輪車駐車ゾーンz1、z2を形成し、その自動二輪車駐車ゾーンz1、z2上に、自動二輪車mの前輪fを係留し、後輪bを搬入搬出ゾーンz12上を自走するための係留ホルダ部3を搬入・搬出方向に移動自在に設けると共に、係留ホルダ部3の搬入搬出ゾーンz12上に臨む端部に、搬入・搬出方向に延出されると共に、上下方向に回動自在に枢支されて連結され、自動二輪車mの前輪fを係留ホルダ部3に案内するためのフラップ機構9を設けたため、搬入搬出ゾーンz12から車両用パレット52上に係留ホルダ部3を走行させて自動二輪車mを搬入するときや車両用パレット52上から搬入搬出ゾーンz12に係留ホルダ部3を走行させて自動二輪車mを搬出するとき、搬入搬出ゾーンz12と車両用パレット52との間の段差等が障害になることなく自動二輪車mを車両用パレット52に容易に搬入搬出できる。
また、車両用パレット52上には、搬入・搬出方向に延び係留ホルダ部3を走行させるためのレール27が設けられ、係留ホルダ部3が、駐車される自動二輪車mの前輪fを載置するための係留台10と、係留台10に設けられレール27に沿って走行する走行輪6とを備えるものとしたため、係留ホルダ部3を安定して搬入・搬出方向に走行できると共に、自動二輪車mを確実に車両用パレット52上の所定の位置に搬入できる。
フラップ機構9は、係留台10にヒンジ18を介して上下回動自在に、かつ、搬入・搬出方向に延出するように枢支され搬入搬出ゾーンz12から係留台10上に自動二輪車mの前輪fを走行させるためのフラップ板16と、フラップ板16に設けられ係留ホルダ部3が搬入・搬出方向に移動するときフラップ板16を上方に弾発付勢して搬入搬出ゾーンz12から浮上させた姿勢に保持すると共に自動二輪車mの前輪fがフラップ板16上に乗るとき前輪fの重さでフラップ板16の先端を着地させる姿勢保持手段28とを備えるものとしたため、フラップ板16が搬入搬出ゾーンz12と車両用パレット52との間の段差等に干渉するのを確実に防ぐことができる。また、係留ホルダ部3に自動二輪車mの前輪fを載せるときや係留ホルダ部3から自動二輪車mの前輪fを降ろすときフラップ板16を人手で回動させる必要が無く、自動二輪車mの搬入搬出作業を容易にすることができる。
姿勢保持手段28は、フラップ板16に一体に設けられた固定ブラケット21と、固定ブラケット21に上下に揺動可能に枢支されたローラーブラケット22と、ローラーブラケット22に回転自在に設けられ搬入搬出ゾーンz12上を走行するためのフラップ用ローラー20と、固定ブラケット21とローラーブラケット22の間に設けられローラーブラケット22をフラップ板16の下方に弾発付勢するバネ19とを備えるものとしたため、姿勢保持手段28を簡易な構造にできると共に、フラップ板16を搬入搬出ゾーンz12から浮上させた姿勢に確実に保持できる。
また、フラップ板16の両側部には、自動二輪車mの前輪fの走行をガイドすべく上方に突起すると共に搬入・搬出方向に延びるガイドフレーム24がそれぞれ設けられるものとしたため、自動二輪車mの前輪fがフラップ板16上を走行するときフラップ板16から脱輪するのを防ぐことができる。
フラップ板16の両側部のガイドフレーム24は、搬出方向側から搬入方向側に向かうにつれて間隔を狭めるように搬入・搬出方向に対して斜めに配置されるものとしたため、自動二輪車mの前輪fがフラップ板16上を走行して係留ホルダ部3上に載るとき前輪fをフラップ板16の幅方向中央に案内することができ、係留ホルダ部3のホルダースタンド8に前輪fを容易に到達させることができる。
なお、立体駐車設備51が垂直循環方式の機械式立体駐車設備である場合について説明したがこれに限るものではない。図6に示すように、立体駐車設備は建物s内に形成され車両用パレット52を昇降させるための昇降路64と、昇降路64に沿って複数段に設けられ車両用パレット52を格納するための格納棚65とを備えたエレベータ方式の機械式立体駐車設備61であってもよく、地下式、二多段式の機械式駐車場等の他のタイプのものであってもよい。
3 係留ホルダ部
6 走行輪
9 フラップ機構
10 係留台
16 フラップ板
18 ヒンジ
19 バネ
20 フラップ用ローラー
21 固定ブラケット
22 ローラーブラケット
24 ガイドフレーム
27 レール
28 姿勢保持手段
51 立体駐車設備
52 車両用パレット
s 建物
m 自動二輪車
f 前輪
b 後輪
z1 自動二輪車駐車ゾーン
z2 自動二輪車駐車ゾーン
z12 搬入搬出ゾーン

Claims (5)

  1. 建物内に複数個の車両用パレットを格納し、各車両用パレットに搬入搬出ゾーンから自動車を駐車させる立体駐車設備において、上記車両用パレット上に自動二輪車を駐車するための自動二輪車駐車ゾーンを形成し、その自動二輪車駐車ゾーン上に、自動二輪車の前輪を係留し、後輪を上記搬入搬出ゾーン上を自走するための係留ホルダ部を搬入・搬出方向に移動自在に設けると共に、その係留ホルダ部の上記搬入搬出ゾーン上に臨む端部に、搬入・搬出方向に延出されると共に、上下方向に回動自在に枢支されて連結され、自動二輪車の前輪を上記係留ホルダ部に案内するためのフラップ機構を設け上記フラップ機構は、上記係留台にヒンジを介して上下回動自在に、かつ、搬入・搬出方向に延出するように枢支され上記搬入搬出ゾーンから上記係留台上に上記自動二輪車の前輪を走行させるためのフラップ板と、該フラップ板に設けられ上記係留ホルダ部が搬入・搬出方向に移動するとき上記フラップ板を上方に弾発付勢して上記搬入搬出ゾーンから浮上させた姿勢に保持すると共に自動二輪車の前輪が上記フラップ板上に乗るとき前輪の重さでフラップ板の先端を着地させる姿勢保持手段とを備えたことを特徴とする立体駐車設備への自動二輪車の搬入搬出装置。
  2. 上記車両用パレット上には、上記搬入・搬出方向に延び上記係留ホルダ部を走行させるためのレールが設けられ、上記係留ホルダ部が、駐車される自動二輪車の前輪を載置するための係留台と、該係留台に設けられ上記レールに沿って走行する走行輪とを備える請求項1記載の立体駐車設備への自動二輪車の搬入搬出装置。
  3. 上記姿勢保持手段は、上記フラップ板に一体に設けられた固定ブラケットと、該固定ブラケットに上下に揺動可能に枢支されたローラーブラケットと、該ローラーブラケットに回転自在に設けられ上記搬入搬出ゾーン上を走行するためのフラップ用ローラーと、上記固定ブラケットと上記ローラーブラケットの間に設けられローラーブラケットを上記フラップ板の下方に弾発付勢するバネとを備えた請求項1又は2に記載の立体駐車設備への自動二輪車の搬入搬出装置。
  4. 上記フラップ板の両側部には、上記自動二輪車の前輪の走行をガイドすべく上方に突起すると共に搬入・搬出方向に延びるガイドフレームがそれぞれ設けられた請求項1〜3のいずれかに記載の立体駐車設備への自動二輪車の搬入搬出装置。
  5. 上記フラップ板の両側部のガイドフレームは、搬出方向側から搬入方向側に向かうにつれて間隔を狭めるように搬入・搬出方向に対して斜めに配置された請求項4記載の立体駐車設備への自動二輪車の搬入搬出装置。
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