以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の情報提供装置は、それぞれ男性または女性である複数のユーザの一方に他方の情報を提供する情報提供装置(例えば、図5の紹介サーバ31)であって、前記ユーザのそれぞれの、自己の属性と相手に求める属性を示す条件とを記憶する記憶手段(例えば、図5のデータベース群61)と、自己の前記属性と相手に求める属性を示す前記条件とが記憶されているユーザのうちの第1のユーザが相手に求める属性を示す前記条件に合致する属性の第2のユーザであって、自己の前記属性と相手に求める属性を示す前記条件とが記憶されているユーザのうちの第2のユーザを抽出する抽出手段(例えば、図5の抽出部55)と、前記抽出手段によって抽出された前記第2のユーザの中から、1人または2人以上の第2のユーザが前記第1のユーザに指定された場合、当該指定された第2のユーザが相手に求める属性を示す前記条件と前記第1のユーザの属性との差分が所定の範囲内であるか否かを判定する判定手段(例えば、図5の判定部56)と、前記指定された第2のユーザが相手に求める属性を示す前記条件と前記第1のユーザの属性との差分が前記範囲内であると判定された場合、当該判定された第2のユーザに、前記第1のユーザの属性とともに当該判定された第2のユーザが相手に求める属性と前記第1のユーザの属性が完全には合致していないことの情報を通知する通知手段(例えば、図5のWebサーバ機能51)とを備える。
前記第1のユーザとの接触の申し込みを前記第2のユーザから受け付ける第1の受け付け手段(例えば、図5の会話希望照会受付部57)をさらに設け、前記通知手段には、前記第2のユーザから前記第1のユーザとの接触が申し込まれた場合、前記第2のユーザからの接触の申し込みを前記第1のユーザに通知させ、さらに、前記第2のユーザからの接触の申し込みの承諾を前記第1のユーザから受け付ける第2の受け付け手段(例えば、図5の会話希望承諾受付部58)を設けることができる。
本発明の一側面の情報提供方法は、記憶手段(例えば、図5のデータベース群61)、抽出手段(例えば、図5の抽出部55)、判定手段(例えば、図5の判定部56)、および通知手段(例えば、図5のWebサーバ機能51)を備え、それぞれ男性または女性である複数のユーザの一方に他方の情報を提供する情報提供装置の情報提供方法であって、前記記憶手段に、前記ユーザのそれぞれの、自己の属性と相手に求める属性を示す条件とを記憶し(例えば、図9のステップS104および図11のステップS113の手続き)、前記抽出手段により、自己の前記属性と相手に求める属性を示す前記条件とが記憶されているユーザのうちの第1のユーザが相手に求める属性を示す前記条件に合致する属性の第2のユーザであって、自己の前記属性と相手に求める属性を示す前記条件とが記憶されているユーザのうちの第2のユーザを抽出し(例えば、図11のステップS115の手続き)、前記判定手段により、前記抽出手段によって抽出された前記第2のユーザの中から、1人または2人以上の第2のユーザが前記第1のユーザに指定された場合、当該指定された第2のユーザが相手に求める属性を示す前記条件と前記第1のユーザの属性との差分が所定の範囲内であるか否かを判定し(例えば、図14のステップS124の手続き)、前記通知手段により、前記指定された第2のユーザが相手に求める属性を示す前記条件と前記第1のユーザの属性との差分が前記範囲内であると判定された場合、当該判定された第2のユーザに、前記第1のユーザの属性とともに当該判定された第2のユーザが相手に求める属性と前記第1のユーザの属性が完全には合致していないことの情報を通知する(例えば、図15のステップS133の手続き)ステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、それぞれ男性または女性である複数のユーザの一方に他方の情報を提供するコンピュータに、前記ユーザのそれぞれの、自己の属性と相手に求める属性を示す条件とを記憶し(例えば、図9のステップS104および図11のステップS113の手続き)、自己の前記属性と相手に求める属性を示す前記条件とが記憶されているユーザのうちの第1のユーザが相手に求める属性を示す前記条件に合致する属性の第2のユーザであって、自己の前記属性と相手に求める属性を示す前記条件とが記憶されているユーザのうちの第2のユーザを抽出し(例えば、図11のステップS115の手続き)、抽出された前記第2のユーザの中から、1人または2人以上の第2のユーザが前記第1のユーザに指定された場合、当該指定された第2のユーザが相手に求める属性を示す前記条件と前記第1のユーザの属性との差分が所定の範囲内であるか否かを判定し(例えば、図14のステップS124の手続き)、前記指定された第2のユーザが相手に求める属性を示す前記条件と前記第1のユーザの属性との差分が前記範囲内であると判定された場合、当該判定された第2のユーザに、前記第1のユーザの属性とともに当該判定された第2のユーザが相手に求める属性と前記第1のユーザの属性が完全には合致していないことの情報を通知する(例えば、図15のステップS133の手続き)ステップを含む処理を実行させる。
図5は、本発明の一実施の形態の紹介システムの構成を示すブロック図である。紹介システムは、結婚を希望する、それぞれ男性または女性である複数のユーザの一方に他方の情報を提供する。具体的には、紹介システムは、結婚を希望するユーザに相手を紹介する紹介サービスを提供する。
紹介システムは、紹介サーバ31、インターネット32、結婚を希望する男性のユーザに操作されるユーザ端末33−1乃至33−3、および結婚を希望する女性のユーザに操作されるユーザ端末34−1乃至34−3から構成される。紹介サーバ31は、情報提供装置の一例であり、専用サーバ、パーソナルコンピュータ、または仮想サーバなどからなる。紹介サーバ31は、専用サーバ、パーソナルコンピュータ、または仮想サーバなどの組み合わせからなるシステムであっても良い。
紹介サーバ31は、ユーザのそれぞれの、自己の属性と相手に求める属性を示す条件とを記憶する。紹介サーバ31は、注目しているユーザである注目ユーザが相手に求める属性を示す条件に合致する属性のユーザを抽出し、抽出されたユーザである抽出ユーザが相手に求める属性を示す条件に注目ユーザの属性が合致するか否かを判定する。紹介サーバ31は、抽出ユーザが相手に求める属性を示す条件に注目ユーザの属性が合致すると判定された場合、抽出ユーザに注目ユーザの属性を通知する。
また、紹介サーバ31は、所定の範囲で、注目しているユーザである注目ユーザが相手に求める属性を示す条件を緩和し、注目ユーザの緩和された条件に合致する属性のユーザを抽出し、抽出されたユーザである抽出ユーザに注目ユーザの属性を通知する。そして、紹介サーバ31は、注目ユーザとの接触の申し込みを抽出ユーザから受け付け、抽出ユーザから注目ユーザとの接触が申し込まれた場合、抽出ユーザからの接触の申し込みを注目ユーザに通知する。
インターネット32は、ネットワークの一例であり、有線または無線の汎用回線または専用回線や、有線または無線の複数のネットワーク、例えば、LAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)などからなる。
ユーザ端末33−1乃至33−3は、パーソナルコンピュータや携帯電話機などの情報端末装置であり、それぞれ、結婚を希望する男性のユーザによって操作される。ユーザ端末33−1乃至33−3は、それぞれ、男性のユーザの操作に応じて、インターネット32を介して、紹介サーバ31に、自分である男性のユーザの属性と女性のユーザである相手に求める属性を示す条件などの各種のデータを送信する。また、ユーザ端末33−1乃至33−3は、それぞれ、紹介サーバ31から送信されてくる、女性のユーザである相手に関する情報を受信して、表示する。
ユーザ端末34−1乃至34−3は、パーソナルコンピュータや携帯電話機などの情報端末装置であり、それぞれ、結婚を希望する女性のユーザによって操作される。ユーザ端末34−1乃至34−3は、それぞれ、女性のユーザの操作に応じて、インターネット32を介して、紹介サーバ31に、自分である女性のユーザの属性と男性のユーザである相手に求める属性を示す条件などの各種のデータを送信する。また、ユーザ端末34−1乃至34−3は、それぞれ、紹介サーバ31から送信されてくる、男性のユーザである相手に関する情報を受信して、表示する。
以下、ユーザ端末33−1乃至33−3を個々に区別する必要がない場合、単に、ユーザ端末33と称する。また、以下、ユーザ端末34−1乃至34−3を個々に区別する必要がない場合、単に、ユーザ端末34と称する。
紹介サーバ31がプログラムを実行することにより、Webサーバ機能51、ページデータ生成部52、会員登録部53、メール機能54、抽出部55、判定部56、会話希望照会受付部57、会話希望承諾受付部58、電子掲示板機能59、条件生成部60、およびデータベース群61が実現される。
Webサーバ機能51は、例えば、Apache HTTP Serverなどの、いわゆるWebサーバプログラムを実行することにより実現され、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に規定される手順に基づいて、テキストまたは画像などの各種のオブジェクトが含まれるHTML(Hypertext Markup Language)方式またはXML(Extensible Markup Language)方式などのウェブページのデータを提供する。
ページデータ生成部52は、Webサーバ機能51によって提供される、ウェブページのデータを生成する。会員登録部53は、結婚を希望する男性または女性のユーザの自身の属性を取得して、データベース群61に記録させることにより、会員として登録する。
メール機能54は、いわゆるメールプログラムを実行することにより実現され、ユーザに各種の通知を行うための電子メールを送信する。
抽出部55は、相手に求める属性を示す条件に合致する属性の相手を抽出する。また、抽出部55は、相手に求める属性を示す条件であって、緩和された条件に合致する属性の相手を抽出する。判定部56は、注目しているユーザである注目ユーザが相手に求める属性を示す条件に合致する属性のユーザが抽出されると、抽出されたユーザである抽出ユーザが相手に求める属性を示す条件に注目ユーザの属性が合致するか否かを判定する。
会話希望照会受付部57は、ユーザからの所望の相手との会話の申し込みの照会を受け付ける。会話希望承諾受付部58は、会話の申し込みの照会に対する、その相手からの申し込みの承諾を受け付ける。
条件生成部60は、相手に求める属性を示す条件から、緩和された条件を生成する。すなわち、条件生成部60は、所定の範囲で、注目しているユーザである注目ユーザが相手に求める属性を示す条件を緩和する。
データベース群61は、複数のデータベースからなり、各種のデータを記録する。データベース群61は、基礎情報データベース(DB)71、基本情報データベース(DB)72、詳細情報データベース(DB)73、条件データベース(DB)74、利用履歴データベース(DB)75、およびマッチングデータベース(DB)76からなる。
基礎情報DB71は、各ユーザの基礎情報を格納する。基本情報DB72は、各ユーザの基本情報を格納する。詳細情報DB73は、各ユーザの詳細情報を格納する。条件DB74は、各ユーザについて、相手に求める属性を示す条件を格納する。利用履歴DB75は、各ユーザについて、紹介システムの利用の履歴を格納する。マッチングDB76は、各ユーザについて、気に入った相手の情報を提供するか、相手と会話するかなどの相手との状態を示すデータを格納する。
基礎情報DB71、基本情報DB72、詳細情報DB73、条件DB74、利用履歴DB75、およびマッチングDB76に格納されるデータの詳細は、図7および図8を参照して、後述する。
図6は、紹介サーバ31のハードウェアの構成例を示すブロック図である。紹介サーバ81において、CPU(Central Processing Unit)81,ROM(Read Only Memory)82,RAM(Random Access Memory)83は、バス84により相互に接続されている。
バス84には、さらに、入出力インタフェース85が接続されている。入出力インタフェース85には、スピーカなどよりなる出力部86、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部87、ディスプレイなどよりなる表示部88、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部89、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディアを駆動するドライブ90、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部91が接続されている。
記憶部91には、基礎情報DB71、基本情報DB72、詳細情報DB73、条件DB74、利用履歴DB75、およびマッチングDB76を含むデータベース群61が構成されている。
なお、基礎情報DB71、基本情報DB72、詳細情報DB73、条件DB74、利用履歴DB75、およびマッチングDB76は、それぞれ、オペーレーティングシステムによって提供されるファイルシステム上に直接構築されるものであっても、データベース管理システムを用いて構築されるものであってもよい。また、基礎情報DB71、基本情報DB72、詳細情報DB73、条件DB74、利用履歴DB75、およびマッチングDB76のうち、いずれかを組み合わせて、1つのデータベースとするようにしてもよい。
以上のように構成される紹介サーバ81(コンピュータ)では、CPU81が、例えば、記憶部91に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース85及びバス84を介して、RAM83にロードして実行することにより、後述する一連の処理が行われる。
コンピュータの一例である紹介サーバ81(CPU81)が実行するプログラムは、例えば、ドライブ90に装着される、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディアに記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット32、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディアをドライブ90に装着することにより、入出力インタフェース85を介して、記憶部91に記憶することで、コンピュータにインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部89で受信し、記憶部91に記憶することで、コンピュータにインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM82や記憶部91にあらかじめ記憶しておくことで、コンピュータにあらかじめインストールしておくことができる。
次に、図7および図8を参照して、基礎情報DB71、基本情報DB72、詳細情報DB73、条件DB74、利用履歴DB75、およびマッチングDB76に格納されるデータの詳細について説明する。
基礎情報DB71には、各ユーザの基礎情報として、ユーザを特定するためのユーザIDに対応付けられて、各ユーザの、生年月日、氏名、住所、電話番号、メールアドレス(電子メールアドレス)、紹介サービスに入会した日付である入会日、紹介サービスから退会した日付である退会日、クレジットカードや振り込みなど、紹介サービスの料金の支払方法、および本人確認済みであるか否かを示す本人確認済情報などの情報が格納される。
基本情報DB72には、各ユーザの基本情報として、ユーザIDに対応付けられて、各ユーザ自身の画像データが格納されている画像ファイルおよび各ユーザのハンドルネーム、さらに、各ユーザの属性として、性別、住んでいる地域、身長、体重、年収、家族構成、結婚歴、子供の有り無し(子供有無)、子供の人数(子供人数)などの情報が格納される。
詳細情報DB73には、各ユーザの詳細情報として、ユーザIDおよびハンドルネームに対応付けられて、ユーザからのコメント、ユーザが好きなタイプ、ユーザの趣味、家事炊事の可否(ユーザが家事と炊事をできるか否か)、およびユーザの料理の腕前などの情報が格納される。
条件DB74には、各ユーザが相手に求める属性を示す条件として、ユーザIDに対応付けられて、相手が住んでいる地域である希望地域、相手の年齢の範囲である希望年齢、相手の身長である希望身長、相手の体重である希望体重、相手の年収である希望年収、相手の家族構成を示す家族構成条件、相手の結婚歴である結婚歴条件、相手の子供の有り無しを示す子供有無条件、および相手の子供の人数を示す子供人数条件などの条件が格納される。例えば、図8に示されるように、条件DB74には、ユーザIDに対応付けられて、関東である希望地域、31歳から35歳である希望年齢、175cm以上である希望身長、500万円以上である希望年収と、それぞれ条件が無い結婚歴条件、子供有無条件、および子供人数条件とが格納される。
利用履歴DB75には、各ユーザについての紹介システムの利用の履歴として、ユーザIDに対応付けられて、相手毎に利用履歴レコードが格納される。それぞれの利用履歴レコードには、相手を特定するユーザIDである相手ユーザID、利用履歴レコードが生成されたかまたはステータスが更新された日付を示す年月日、相手からの返信の有り無しを示す返信有無、および相手との状態を示すステータスが配置される。図8に示される2つの利用履歴レコードの例には、F0000001である相手ユーザIDに対応させて、年月日、返信があったことを示す返信有無、および相手が辞退したことを示すステータスと、F0000010である相手ユーザIDに対応させて、年月日、および返信を待っていることを示す返信有無、およびステータスとがそれぞれ格納されている。
マッチングDB76には、各ユーザとユーザが気に入った相手との状態を示すデータとして、ユーザIDに対応付けられて、気に入った相手毎にお気に入りレコードが格納される。それぞれのお気に入りレコードには、気に入った相手を特定するユーザIDである相手ユーザID、および相手との状態を示すステータスが配置される。図8に示される3つのお気に入りレコードの例には、F0000001である相手ユーザIDに対応させて、相手を気に入っていることを示すお気に入りモードのステータスと、F0000022である相手ユーザIDに対応させて、相手を気に入っていることを示すお気に入りモードのステータスと、F0000333である相手ユーザIDに対応させて、相手と会話していることを示す開通モード(会話モード)のステータスとがそれぞれ格納されている。
また、マッチングDB76には、各ユーザとユーザが気に入られた相手との状態を示すデータとして、ユーザIDに対応付けられて、気に入られた相手毎に気に入られレコードが格納される。それぞれの気に入られレコードには、ユーザが気に入られた相手を特定するユーザIDである相手ユーザID、および相手との状態を示すステータスが配置される。
以下、男性のユーザが女性のユーザを気に入る場合について説明するが、男女の関係が逆になった場合も同様である。
次に、図9のフローチャートを参照して、登録の処理を説明する。ユーザ端末33からのリクエストに応じたレスポンスとして、ステップS101において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、ページデータ生成部52により生成された、ユーザ端末33の男性のユーザの登録事項およびユーザの画像を取得するためのウェブページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。ステップS201において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、ウェブページのデータを受信し、ユーザの生年月日や氏名などの基礎情報、住んでいる地域や身長などの基本情報、およびハンドルネームなどの詳細情報を含む登録事項およびユーザの画像を取得するためのウェブページを表示する。
ユーザ端末33の男性のユーザの操作に応じて、表示されているウェブページに、基礎情報、基本情報、および詳細情報を含む登録事項が入力されると、ステップS202において、ユーザ端末33は、ウェブページに入力された登録事項を取得する。ユーザ端末33の男性のユーザの操作に応じて、ユーザの画像のファイル名などが指定されると、ステップS203において、ユーザ端末33は、ユーザの画像(データ)を取得する。
ウェブページ上の送信ボタンがクリックされるなどして、ユーザ端末33の男性のユーザから送信が指示されると、ステップS204において、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、取得された登録事項およびユーザの画像を紹介サーバ31に送信する。
ステップS102において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、ユーザ端末33から送信されてきた登録事項およびユーザの画像を受信させる。ステップS103において、会員登録部53は、受信した登録事項に必要な情報が総て含まれているか否か、すなわち、登録事項が完備しているか否かを判定する。ステップS103において、登録事項が完備していないと判定された場合、手続きはステップS101に戻り、上述した処理が繰り返される。
ステップS103において、登録事項が完備していると判定された場合、手続きはステップS104に進み、会員登録部53は、データベース群61に登録事項およびユーザの画像を保存させる。これにより、データベース群61の基礎情報DB71には、ユーザ端末33のユーザを特定するユーザIDに対応付けられて、ユーザ端末33のユーザの基礎情報が記録され、基本情報DB72には、ユーザ端末33のユーザを特定するユーザIDに対応付けられて、ユーザ端末33のユーザの基本情報が記録され、詳細情報DB73には、ユーザ端末33のユーザを特定するユーザIDおよびハンドルネームに対応付けられて、ユーザ端末33のユーザの詳細情報が記録される。
ステップS105において、紹介サーバ31のページデータ生成部52は、本人確認を要求する旨のウェブページのデータを生成し、Webサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、本人確認を要求する旨のウェブページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。ステップS205において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、ウェブページのデータを受信し、本人確認を要求する旨のウェブページを表示する。
ステップS206において、ユーザ端末33のユーザは、確認書類としてのウェブページを印刷するか、またはウェブページからダウンロードするなどして、印刷して得られた確認書類に、必要な事項を記載した上で、署名または押印し、紹介サーバ31を管理するサービス会社にその確認書類を送付する。なお、ユーザ端末33のユーザは、サービス会社から郵送などにより送られてきた確認書類に、必要な事項を記載した上で、署名または押印し、紹介サーバ31を管理するサービス会社にその確認書類を送付するようにしてもよい。
ステップS106において、紹介サーバ31を管理するサービス会社は、ユーザ端末33のユーザから送付された確認書類を受領する。確認書類の記載事項を確認したサービス会社のオペレータの操作に応じて、ステップS107において、会員登録部53は、ユーザ端末33のユーザについて、基礎情報DB71に利用開始のフラグを設定する。この利用開始のフラグの設定により、紹介サービスの提供が開始される。ステップS108において、会員登録部53は、基礎情報DB71に、本人確認済みであることを示す本人確認済情報を記録させるなどして、確認書類により確認された事項である確認事項を保存する。ステップS109において、メール機能54は、利用開始を通知するための電子メールを登録したユーザであるユーザ端末33のユーザ宛てに送信して、登録の処理は終了する。
このように、ユーザが登録されて、登録されたユーザの属性が基本情報DB72に記録され、紹介サービスの提供が開始される。ユーザ端末34の女性のユーザについての登録の処理も同様である。
次に、お気に入りへの登録について説明する。
本紹介システムにおいて、ユーザ端末33の男性のユーザXが、女性のユーザAおよびユーザBをお気に入りに登録すると、例えば、図10に示されるように、紹介サーバ31からユーザXのユーザ端末33に提供されるウェブページのうちの、気に入っている相手のデータを表示させるウェブページであるお気に入りのページに、女性のユーザAおよびユーザBの情報が表示される。
この場合、女性のユーザAが相手に求める属性を示す条件に、男性のユーザXの属性が合致していないときには、紹介サーバ31からユーザAのユーザ端末34に提供されるウェブページのうちの、自分を気に入った相手のデータを表示させるウェブページである気に入られのページに、ユーザXの情報は表示されない。これに対して、男性のユーザYが女性のユーザAをお気に入りに登録している場合、女性のユーザAが相手に求める属性を示す条件に、男性のユーザYの属性が合致しているときには、紹介サーバ31からユーザAのユーザ端末34に提供される気に入られのページに、ユーザYの情報が表示される。
図11は、お気に入りへの登録の処理を説明するフローチャートである。ユーザ端末33からのリクエストに応じたレスポンスとして、ステップS111において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、ページデータ生成部52により生成された、条件を取得するためのウェブページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。ここで、条件は、ユーザが相手に求める属性を示す。
ステップS211において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、ウェブページのデータを受信し、条件を取得するためのウェブページを表示する。
ユーザ端末33の男性のユーザの操作に応じて、表示されているウェブページに条件が入力されると、ステップS212において、ユーザ端末33は、ウェブページに入力された条件を取得する。ウェブページ上の送信ボタンがクリックされるなどして、ユーザ端末33の男性のユーザから送信が指示されると、ステップS213において、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、取得された条件を紹介サーバ31に送信する。
ステップS112において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、ユーザ端末33から送信されてきた条件を受信させる。ステップS113において、Webサーバ機能51は、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けて、受信した条件を条件DB74に保存させる。
ステップS114において、利用履歴DB75は、ユーザIDに対応付けた利用履歴レコードを生成する。ステップS115において、抽出部55は、受信した条件に合致する属性の相手となるユーザを抽出する。すなわち、ステップS115において、抽出部55は、注目しているユーザである注目ユーザ(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザ)の相手に求める属性を示す条件に合致する属性のユーザを抽出する。
より詳細に説明すれば、ステップS115において、抽出部55は、基本情報DB72から、相手に求める属性を示す条件をキーにして、条件で示される属性のそれぞれが、総て合致する属性のユーザを特定するユーザIDを求める。
ステップS116において、Webサーバ機能51は、抽出された相手となるユーザのデータをユーザ端末33に送信する。より詳しく説明すれば、ステップS116において、ページデータ生成部52は、基本情報DB72から、抽出された相手となるユーザを特定するユーザIDに対応付けられている、画像ファイル、ハンドルネーム、および地域などの属性などを読み出し、さらに、詳細情報DB73から、抽出された相手となるユーザを特定するユーザIDおよびハンドルネームに対応付けられている、コメントなどを読み出す。そして、ページデータ生成部52は、読み出した画像、ハンドルネーム、コメント、地域などの属性などを用いて、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるためのウェブページのデータを生成し、Webサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるためのウェブページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。
ステップS214において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、抽出された相手となるユーザのデータを受信し、表示する。すなわち、ステップS214において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるためのウェブページのデータを受信して、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるウェブページを表示する。
図12および図13は、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるウェブページの例を示す図である。図12に示されるように、紹介方法を選択するウェブページから「あなたが希望する人のご紹介」をするためのウェブページにリンクする「ご紹介一覧へ」と記載されたボタンがクリックされると、図13に示される、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるウェブページが表示される。このウェブページには、抽出された相手毎に、例えば、相手の年齢、住んでいる地域、コメント、および相手の画像が表示されると共に、気に入った相手を指示するためのボタン(図13中の「お気に入りに登録」と記載されたボタン)が配置されている。
ユーザ端末33の男性のユーザは、表示されたウェブページを見て、抽出された相手の中に、気に入った相手(女性のユーザ)がいれば、ユーザ端末33を操作して、ボタンをクリックするなどして、その気に入った相手を指示するので、ステップS215において、ユーザ端末33は、抽出された相手の中から、男性のユーザに指示された、1人または2人以上の相手を指定する。ステップS216において、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、指定された相手のデータと共に、お気に入りへの登録の申請のデータを紹介サーバ31に送信することで、指定された相手のお気に入りへの登録を申請する。
ステップS117において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末33から送信されてきた、指定された相手のデータとお気に入りへの登録の申請のデータとを受信して、お気に入りへの登録の申請を受け付ける。ステップS118において、Webサーバ機能51は、指定された相手のデータをマッチングDB76に供給し、マッチングDB76に、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けて、ユーザ端末33の男性のユーザが気に入った相手を特定する相手ユーザIDを含むお気に入りレコードを生成させ、マッチングDB76を更新して、お気に入りへの登録の処理は終了する。この場合、気に入った相手1人ずつに、1つのお気に入りレコードが生成され、1つのお気に入りレコードには、1つの相手ユーザIDが格納される。
このように、お気に入りレコードに、気に入った相手を特定する相手ユーザIDが格納されることになる。
次に、ユーザ端末33の男性のユーザが気に入った相手について気に入られレコードを生成する、気に入られレコードの生成の処理を、図14のフローチャートを参照して説明する。ステップS121において、判定部56は、お気に入りレコードで示される、ユーザ端末33の男性のユーザが気に入った相手である、お気に入りの総ての相手の条件を条件DB74から読み出す。すなわち、判定部56は、マッチングDB76のお気に入りレコードのうち、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられているお気に入りレコードから、相手ユーザIDを読み出す。そして、判定部56は、読み出された相手ユーザIDと同じユーザIDに対応付けられている条件を、条件DB74から読み出す。
ステップS122において、判定部56は、ユーザ端末33の男性のユーザ、すなわち気に入ったユーザの属性を基本情報DB72から読み出す。より詳細には、判定部56は、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに付けられている、ユーザ端末33の男性のユーザの属性を基本情報DB72から読み出す。
ステップS123において、判定部56は、ステップS121の手続きで条件を読み出した相手の中から、1人の相手を選ぶ。ステップS124において、判定部56は、ユーザ端末33の男性のユーザ、すなわち気に入ったユーザの属性が、選ばれたお気に入りの相手の条件を満足するか否かを判定する。言い換えれば、ステップS124において、判定部56は、抽出されたユーザである抽出ユーザ(この場合、例えば、ユーザ端末34の女性のユーザ)の相手に求める属性を示す条件に注目ユーザ(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザ)の属性が合致するか否かを判定する
ステップS124において、気に入ったユーザの属性が、選ばれたお気に入りの相手の条件を満足すると判定された場合、手続きはステップS125に進み、判定部56は、マッチングDB76に、相手の気に入られレコードを生成させて、マッチングDB76を更新する。すなわち、マッチングDB76は、選ばれたお気に入りの相手のユーザIDに対応付けられた気に入られレコードであって、相手ユーザIDとして、男性のユーザを特定するユーザIDが格納されている気に入られレコードを生成する。
ステップS126において、メール機能54は、気に入られレコードを生成した旨を、選ばれている相手宛の電子メールで通知して、手続きはステップS127に進む。この場合、相手の電子メールアドレスは、相手のユーザIDをキーとして、基礎情報DB71から読み出される。
一方、ステップS124において、気に入ったユーザの属性が、選ばれたお気に入りの相手の条件を満足しないと判定された場合、ステップS125およびステップS126の手続きはスキップされて、気に入られレコードは生成されずに、手続きはステップS127に進む。
ステップS127において、判定部56は、条件を読み出した総ての相手の処理が完了したか否かを判定し、総ての相手の処理が完了したと判定された場合、気に入られレコードの生成の処理は終了する。ステップS127において、総ての相手の処理が完了していないと判定された場合、手続きはステップS123に戻り、次の相手が選ばれて、総ての相手の処理が完了するまで上述した処理が繰り返される。
このように、自分の属性が、お気に入りの相手の条件を満足した場合、相手側に気に入られレコードが生成されて、自分の属性が、お気に入りの相手の条件を満足しない場合、相手側の気に入られレコードは生成されない。このようにすることで、自分に感心を持ちそうな相手についてのみ、その相手に自分の情報が提供されることになる。
次に、図14のフローチャートを参照して説明した気に入られレコードの生成の処理により気に入られレコードが生成されたユーザのユーザ端末34と紹介サーバ31とによる、気に入られた相手との会話の希望の照会の処理を説明する。女性のユーザがユーザ端末34に、自分を気に入った相手(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザ)のデータを表示させるウェブページである気に入られページの表示を指示すると、ステップS331において、ユーザ端末34は、インターネット32を介して、気に入られページのリクエストを紹介サーバ31に送信する。ステップS131において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末34から送信されてきたリクエストを受信する。
ステップS132において、ページデータ生成部52は、マッチングDB76から、ユーザ端末34の女性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられている気に入られレコードに格納されている相手ユーザID(ユーザ端末33の男性のユーザを特定する特定ユーザIDを含む)を読み出す。そして、ページデータ生成部52は、基本情報DB72から、相手ユーザIDと同じユーザIDに対応付けられている、画像ファイル、ハンドルネーム、および地域などの属性などを読み出し、さらに、詳細情報DB73から、相手ユーザIDと同じユーザIDおよびハンドルネームに対応付けられている、コメントなどを読み出す。ページデータ生成部52は、読み出した画像、ハンドルネーム、コメント、地域などの属性などを用いて、自分を気に入った相手のデータを表示させる気に入られページのデータを生成する。
ステップS133において、Webサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、ページデータ生成部52により生成された、気に入られページのデータをユーザ端末34宛てに送信させる。すなわち、ステップS133において、Webサーバ機能51は、抽出ユーザ(この場合、ユーザ端末34の女性のユーザ)の相手に求める属性を示す条件に注目ユーザ(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザ)の属性が合致すると判定された場合、抽出ユーザに注目ユーザの属性を通知する。
ステップS332において、ユーザ端末34は、紹介サーバ31から送信されてくる、気に入られページのデータを受信する。ステップS333において、ユーザ端末34は、気に入られページを表示する。気に入られページでは、ユーザ端末34の女性のユーザを気に入った相手の男性のユーザ(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザを含む)の属性および画像などが表示される。
図16は、気に入られページの例を示す図である。図16に示されるように、気に入られページには、ユーザ端末34の女性のユーザを気に入った相手の男性のユーザの属性および画像などが表示される。すなわち、気に入られページには、相手毎に、例えば、相手の年齢、住んでいる地域、ユーザ端末34の女性のユーザを気に入ったポイント、および相手の画像が表示されると共に、会話の希望を照会するためのボタン(図16中の「お話しましょう申請」と記載されたボタン)が配置されている。
ユーザ端末34の女性のユーザは、気に入られページを見て、自分を気に入った相手の中に、会話したい相手がいれば、ユーザ端末34を操作して、会話の希望を照会するためのボタンをクリックするなどして、会話したい相手を指示するので、ステップS334において、ユーザ端末34は、自分を気に入った相手の中から、ユーザ端末34の女性のユーザに指示された、1人または2人以上の相手を指定して、会話の希望の照会を行う。すなわち、ステップS334において、ユーザ端末34は、インターネット32を介して、指定された相手のデータと共に、会話の希望の照会のデータを紹介サーバ31に送信することで、指定された相手との会話の希望の照会を行う。
ステップS134において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末34から送信されてきた、会話を希望する相手のデータと会話の希望の照会のデータとを受信して、会話希望照会受付部57に供給する。より具体的には、例えば、ユーザ端末34の女性のユーザがユーザ端末33の男性のユーザとの会話を希望した場合、会話希望照会受付部57は、会話を希望する相手のデータ(例えば、ユーザ端末33の男性のユーザのユーザID)と会話の希望の照会のデータとを受け取り、マッチングDB76の、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられているお気に入りレコードであって、ユーザ端末34の女性のユーザを特定する相手ユーザIDが格納されているお気に入りレコードに、相手ユーザIDで特定されるユーザから会話が希望されたことを示すステータスのデータを格納させることで、会話の希望の照会を受け付ける。
ステップS135において、紹介サーバ31は、会話が希望された相手(例えば、ユーザ端末33の男性のユーザ)のお気に入りページのユーザ箇所の会話希望の表示を更新する。これにより、会話が希望された相手のお気に入りページに、ユーザ端末34の女性のユーザが会話を希望している旨が表示されて、会話の希望(会話の申し込み)を承諾するためのボタンが配置される。すなわち、この場合、ユーザ端末33の男性のユーザのお気に入りページに、ユーザ端末34の女性のユーザが会話を希望している旨が表示されることになる。
ステップS136において、メール機能54は、会話が希望された相手宛ての電子メールで、会話が希望された(会話が申し込まれた)旨を通知して、気に入られた相手との会話の希望の照会の処理は終了する。この場合、会話が希望された相手の電子メールアドレスは、相手のユーザIDをキーとして、基礎情報DB71から読み出される。
このように、気に入られた相手の中から、気に入った相手を選んで、会話の希望を照会することができる。
次に、ユーザ端末34の女性のユーザからユーザ端末33の男性のユーザに会話が申し込まれた(会話が希望された)場合の会話の申し込みの承諾の処理を説明する。
図17は、会話の申し込みの承諾の処理を説明するフローチャートである。男性のユーザがユーザ端末33に、お気に入りページの表示を指示すると、ステップS241において、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、お気に入りページのリクエストを紹介サーバ31に送信する。ステップS141において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末33から送信されてきたリクエストを受信する。ステップS142において、ページデータ生成部52は、自分が気に入った相手のデータを表示させるお気に入りページのデータを生成する。
より詳細に説明すれば、ステップS142において、ページデータ生成部52は、マッチングDB76から、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられているお気に入りレコードに格納されている相手ユーザID(ユーザ端末34の女性のユーザを特定する特定ユーザIDを含む)を読み出す。そして、ページデータ生成部52は、基本情報DB72から、相手ユーザIDと同じユーザIDに対応付けられている、画像ファイル、ハンドルネーム、および地域などの属性などを読み出し、さらに、詳細情報DB73から、相手ユーザIDと同じユーザIDおよびハンドルネームに対応付けられている、コメントなどを読み出す。ページデータ生成部52は、読み出した画像、ハンドルネーム、コメント、地域などの属性などを用いて、自分が気に入った相手のデータを表示させるお気に入りページのデータを生成する。
ステップS143において、Webサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、ページデータ生成部52により生成された、お気に入りページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。
ステップS242において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてくる、お気に入りページのデータを受信する。ステップS243において、ユーザ端末33は、お気に入りページを表示する。お気に入りページでは、ユーザ端末33の男性のユーザが気に入った相手の女性のユーザの属性および画像などが表示される。
図18は、お気に入りページの例を示す図である。図18に示されるように、お気に入りページには、ユーザ端末33の男性のユーザが気に入った相手の女性のユーザの属性および画像などが表示される。すなわち、お気に入りページには、相手毎に、例えば、相手の年齢、住んでいる地域、その女性のユーザを気に入ったポイント、および相手の画像が表示されると共に、会話の希望を照会するためのボタン(図18中の「お話しましょう申請」と記載されたボタン)が配置されている。
また、お気に入りページには、相手から会話の申し込みがされている場合(会話が希望された場合)、その相手からの会話の申し込みを承諾するためのボタン(図18中の「お話しましょう承諾」と記載されたボタン)が配置されている。
ユーザ端末33の男性のユーザは、お気に入りページを見て、会話を申し込んできた相手の中に、会話したい相手がいれば、ユーザ端末33を操作して、会話の申し込みを承諾するためのボタンをクリックするなどして、会話の申し込みを承諾する。ステップS244において、ユーザ端末33は、会話の申し込みを承諾するためのボタンがクリックされたか否かなどにより、会話の申し込みを承諾するか否かを判定する。ステップS244において、会話の申し込みを承諾すると判定された場合、手続きはステップS245に進み、ユーザ端末33は、会話の申し込みを承諾する旨を紹介サーバ31に送信する。すなわち、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、会話を申し込んできた相手を特定するデータ(例えば、ユーザID)と共に、その会話の申し込みを承諾する旨のデータを紹介サーバ31に送信する。
ステップS144において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末33から送信されてきた、会話を申し込んできた相手を特定するデータ(例えば、ユーザID)と会話の申し込みを承諾する旨のデータとを受信する。Webサーバ機能51は、会話を申し込んできた相手を特定するデータと会話の申し込みを承諾する旨のデータとを会話希望承諾受付部58に供給する。
ステップS145において、会話希望承諾受付部58は、マッチングDB76のお気に入りモードを会話モードに更新する。より具体的には、例えば、ユーザ端末34の女性のユーザがユーザ端末33の男性のユーザとの会話を希望し、ユーザ端末33の男性のユーザがこれを承諾した場合、マッチングDB76に格納されているお気に入りレコードのうち、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられ、ユーザ端末34の女性のユーザを特定する相手ユーザIDが格納されているお気に入りレコードに格納されているステータスが、相手が気に入っていることを示すお気に入りモードから、相手と会話していることを示す会話モードに更新される。
ステップS146において、紹介サーバ31の電子掲示板機能59は、会話を申し込んできた相手との電子掲示板(以下、掲示板とも称する)を設定し、紹介サーバ31は、双方のユーザのページに掲示板ボタンを設ける。
図19は、掲示板ボタンが設けられたユーザのページの例を示す図である。図19に示されるように、ユーザのページには、掲示板が設けられた相手毎に、例えば、相手の年齢、住んでいる地域、および相手の画像が表示されると共に、掲示板に入るための掲示板ボタン(図19中の「お話し掲示板へ」と記載されたボタン)が配置されている。
これにより、ユーザ端末33の男性のユーザと、会話を申し込んできた相手とは、掲示板ボタンをクリックして掲示板に入り、掲示板で、お互いに会話することができる。
ステップS147において、メール機能54は、基礎情報DB71から、ユーザ端末33の男性のユーザおよび相手の電子メールアドレスを読み出して、ユーザ端末33の男性のユーザと会話を申し込んできた相手との双方に掲示板を設けたことを電子メールで通知して、会話の申し込みの承諾の処理は終了する。
ステップS244において、会話の申し込みを承諾しないと判定された場合、ステップS144乃至ステップS147はスキップされて、掲示板は設定されずに、会話の申し込みの承諾の処理は終了する。
このように、相手からの会話の申し込みを承諾することができ、承諾すると掲示板で会話することができるようになる。
また、本紹介システムにおいて、ユーザ端末33の男性のユーザXが、女性のユーザAおよびユーザBをお気に入りに登録し、女性のユーザAが相手に求める属性を示す条件に、男性のユーザXの属性が合致していないが、その不一致が微小である場合には、紹介サーバ31からユーザAのユーザ端末34に提供されるウェブページのうちの、自分を気に入った相手のデータを表示させるウェブページである気に入られのページに、ユーザXの情報が表示される。この場合、ユーザAの気に入られのページには、女性のユーザAが相手に求める属性を示す条件に、男性のユーザXの属性が合致していないことも合わせて表示される。
図21は、お気に入りへの登録の処理を説明するフローチャートである。ユーザ端末33からのリクエストに応じたレスポンスとして、ステップS151において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、ページデータ生成部52により生成された、条件を取得するためのウェブページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。
ステップS251において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、ウェブページのデータを受信し、条件を取得するためのウェブページを表示する。
ユーザ端末33の男性のユーザの操作に応じて、表示されているウェブページに条件が入力されると、ステップS252において、ユーザ端末33は、ウェブページに入力された条件を取得する。ウェブページ上の送信ボタンがクリックされるなどして、ユーザ端末33の男性のユーザから送信が指示されると、ステップS253において、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、取得された条件を紹介サーバ31に送信する。
ステップS152において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、ユーザ端末33から送信されてきた条件を受信させる。ステップS153において、Webサーバ機能51は、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けて、受信した条件を条件DB74に保存させる。
ステップS154において、利用履歴DB75は、ユーザIDに対応付けた利用履歴レコードを生成する。ステップS155において、抽出部55は、ステップS115と同様の手続きで、受信した条件に合致する属性の相手となるユーザを抽出する。ステップS156において、Webサーバ機能51は、抽出された相手となるユーザのデータをユーザ端末33に送信する。
より詳しく説明すれば、ステップS156において、ページデータ生成部52は、ステップS116と同様の手続きで、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるためのウェブページのデータを生成し、Webサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるためのウェブページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。
ステップS254において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、抽出された相手となるユーザのデータを受信し、表示する。すなわち、ステップS254において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるためのウェブページのデータを受信して、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるウェブページを表示する。
ユーザ端末33の男性のユーザは、表示されたウェブページを見て、抽出された相手の中に、気に入った相手(女性のユーザ)がいれば、ユーザ端末33を操作して、ボタンをクリックするなどして、その気に入った相手を指示するので、ステップS255において、ユーザ端末33は、抽出された相手の中から、男性のユーザに指示された、1人または2人以上の相手を指定する。ステップS256において、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、指定された相手のデータと共に、お気に入りへの登録の申請のデータを紹介サーバ31に送信することで、指定された相手のお気に入りへの登録を申請する。
ステップS157において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末33から送信されてきた、指定された相手のデータとお気に入りへの登録の申請のデータとを受信して、お気に入りへの登録の申請を受け付ける。ステップS158において、Webサーバ機能51は、ステップS118と同様の手続きで、指定された相手のデータをマッチングDB76に供給し、マッチングDB76に、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けて、ユーザ端末33の男性のユーザが気に入った相手を特定する相手ユーザIDを含むお気に入りレコードを生成させ、マッチングDB76を更新して、お気に入りへの登録の処理は終了する。
このように、お気に入りレコードに、気に入った相手を特定する相手ユーザIDが格納される。
次に、条件に対する属性の差が微小である相手について、気に入られレコードを生成する処理を、図22のフローチャートを参照して説明する。ステップS161において、判定部56は、お気に入りレコードに格納されている、ユーザ端末33の男性のユーザが気に入った相手である、お気に入りの総ての相手の条件を条件DB74から読み出す。すなわち、判定部56は、マッチングDB76のお気に入りレコードのうち、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられているお気に入りレコードから、相手ユーザIDを読み出す。そして、判定部56は、読み出された相手ユーザIDと同じユーザIDに対応付けられている条件を、条件DB74から読み出す。
ステップS162において、判定部56は、ユーザ端末33の男性のユーザ、すなわち気に入ったユーザの属性を基本情報DB72から読み出す。より詳細には、判定部56は、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに付けられている、ユーザ端末33の男性のユーザの属性を基本情報DB72から読み出す。
ステップS163において、判定部56は、ステップS161の手続きで条件を読み出した相手の中から、1人の相手を選ぶ。ステップS164において、判定部56は、お気に入りの相手の条件と気に入ったユーザ(ユーザ端末33の男性のユーザ)の属性との差分を抽出する。ステップS165において、判定部56は、抽出された差分の項目の数が、予め定められた数であるN以内であるか否かを判定する。例えば、Nは、1乃至3のいずれかとされる。
ステップS165において、差分の項目の数がN以内であると判定された場合、手続きはステップS166に進み、判定部56は、差分の項目の値の差が、予め定められた許容範囲であるか否かを判定する。例えば、許容範囲は、条件に示される属性を表す変化の単位より小さくされる。より具体的には、例えば、条件に示される属性としての年収が100万円を単位として表される場合、許容範囲は、100万円未満とされる。また、例えば、条件に示される属性としての身長が5cm刻みで表される場合、許容範囲は、5cm未満とされる。
また、許容範囲を、条件に示される属性に所定の比率を乗じて決定するようにしてもよい。具体的には、例えば、許容範囲は、その項目が年収であれば、お気に入りの相手の条件に示される属性としての年収の下限の10%とされる。また、例えば、許容範囲は、その項目が年齢であれば、お気に入りの相手の条件に示される属性としての年齢の上限の5%とされる。
すなわち、ステップS165およびステップS166において、判定部56は、抽出ユーザ(この場合、ユーザ端末34の女性のユーザ)の相手に求める属性を示す条件と注目ユーザ(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザ)の属性との差分が所定の範囲内であるか否かを判定する。この差分の範囲は、他の属性が条件を充分に満足している場合に、その属性が足りない属性を補うことで許容される範囲と推察されるものである。
ステップS166において、差分の項目の値の差が許容範囲であると判定された場合、条件に対する属性の差が微小なので、手続きはステップS167に進み、判定部56は、マッチングDB76に、相手ユーザIDとして、男性のユーザを特定するユーザIDが格納されている、選ばれたお気に入りの相手のユーザIDに対応付けられた気に入られレコードであって、条件と属性との差分の項目と差の値とを含む気に入られレコードを生成させて、マッチングDB76を更新する。
差分の項目の数がN以内であって、差分の項目の値の差が許容範囲である場合に、気に入られレコードが生成されと、本来、条件に合致しない属性のユーザについても気に入られレコードが生成されるが、そのようなユーザについて気に入られレコードが生成されるようにしたのは、「気に入られている」という事実を考慮して、マッチングの敷居を下げて、接触する機会を増加させるためである。
ステップS168において、メール機能54は、相手の電子メールアドレスを、相手のユーザIDをキーとして、基礎情報DB71から読み出して、気に入られレコードを生成した旨を相手宛の電子メールで通知して、手続きはステップS169に進む。
ステップS165において、差分の項目の数がN以内でないと判定された場合、条件に対する属性の差が微小ではないので、ステップS166乃至ステップS168の手続きはスキップされて、気に入られレコードは生成されずに、手続きはステップS169に進む。
ステップS166において、差分の項目の値の差が許容範囲でないと判定された場合、この場合も条件に対する属性の差が微小ではないので、ステップS167乃至ステップS168の手続きはスキップされて、気に入られレコードは生成されずに、手続きはステップS169に進む。
ステップS169において、判定部56は、条件を読み出した総ての相手の処理が完了したか否かを判定し、総ての相手の処理が完了したと判定された場合、気に入られレコードの生成の処理は終了する。ステップS169において、総ての相手の処理が完了していないと判定された場合、手続きはステップS163に戻り、次の相手が選ばれて、総ての相手の処理が完了するまで上述した処理が繰り返される。
このように、自分の属性と、お気に入りの相手の条件との差が微小である場合、相手側に気に入られレコードが生成されて、自分の属性と、お気に入りの相手の条件との差が微小でない場合、相手側の気に入られレコードは生成されない。
次に、図23のフローチャートを参照して、条件に対する属性の差が微小であるユーザを含む、気に入られレコードが生成されたユーザのユーザ端末34と紹介サーバ31とによる、気に入られた相手との会話の希望の照会の処理を説明する。女性のユーザがユーザ端末34に、自分を気に入った相手(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザ)のデータを表示させるウェブページである気に入られページの表示を指示すると、ステップS371において、ユーザ端末34は、インターネット32を介して、気に入られページのリクエストを紹介サーバ31に送信する。ステップS171において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末34から送信されてきたリクエストを受信する。ステップS172において、ページデータ生成部52は、自分を気に入った相手のデータを表示させる気に入られページであって、条件に対する属性の差が微小である相手について条件に合致していないことを示す気に入られページのデータを生成する。ステップS172の手続きの詳細は、ステップS132の手続きと同様である。
ステップS173において、Webサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、ページデータ生成部52により生成された、気に入られページのデータをユーザ端末34宛てに送信させる。
ステップS372において、ユーザ端末34は、紹介サーバ31から送信されてくる、気に入られページのデータを受信する。ステップS373において、ユーザ端末34は、気に入られページを表示する。この気に入られページでは、ユーザ端末34の女性のユーザを気に入った相手の男性のユーザの属性および画像などが表示されると共に、条件に対する属性の差が微小である相手の男性については、ユーザ端末34の女性のユーザが相手に求める条件に合致していないことが表示される。
ユーザ端末34の女性のユーザは、気に入られページを見て、自分を気に入った相手の中に、会話したい相手がいれば、ユーザ端末34を操作して、会話の希望を照会するためのボタンをクリックするなどして、会話したい相手を指示する。また、条件に対する属性の差が微小である相手の男性についても、ユーザ端末34の女性のユーザは、会話したい相手として指示することができる。
ステップS374において、ユーザ端末34は、条件に対する属性の差が微小である相手を含む、自分を気に入った相手の中から、ユーザ端末34の女性のユーザに指示された、1人または2人以上の相手を指定して、会話の希望の照会を行う。すなわち、ステップS374において、ユーザ端末34は、インターネット32を介して、指定された相手のデータと共に、会話の希望の照会のデータを紹介サーバ31に送信することで、指定された相手との会話の希望の照会を行う。
ステップS174において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末34から送信されてきた、会話を希望する相手のデータと会話の希望の照会のデータとを受信して、会話希望照会受付部57に供給する。より具体的には、例えば、ユーザ端末34の女性のユーザがユーザ端末33の男性のユーザとの会話を希望した場合、会話希望照会受付部57は、会話を希望する相手のデータ(例えば、ユーザ端末33の男性のユーザのユーザID)と会話の希望の照会のデータとを受け取り、マッチングDB76の、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられているお気に入りレコードであって、ユーザ端末34の女性のユーザを特定する相手ユーザIDが格納されているお気に入りレコードに、相手ユーザIDで特定されるユーザから会話が希望されたことを示すステータスのデータを格納させることで、会話の希望の照会を受け付ける。
ステップS175において、紹介サーバ31は、会話が希望された相手(例えば、ユーザ端末33の男性のユーザ)のお気に入りページのユーザ箇所の会話希望の表示を更新する。これにより、会話が希望された相手のお気に入りページに、ユーザ端末34の女性のユーザが会話を希望している旨が表示されて、会話の希望(会話の申し込み)を承諾するためのボタンが配置される。すなわち、この場合、ユーザ端末33の男性のユーザのお気に入りページに、ユーザ端末34の女性のユーザが会話を希望している旨が表示されることになる。
ステップS176において、メール機能54は、基礎情報DB71から会話が希望された相手の電子メールアドレスを読み出して、会話が希望された相手宛ての電子メールで、会話が希望された(会話が申し込まれた)旨を通知して、気に入られた相手との会話の希望の照会の処理は終了する。
このように、条件に対する属性の差が微小である相手を含む、気に入られた相手の中から、気に入った相手を選んで、会話の希望を照会することができる。
図24は、ユーザ端末34の女性のユーザからユーザ端末33の男性のユーザに会話が申し込まれた(会話が希望された)場合の会話の申し込みの承諾の処理を説明するフローチャートである。男性のユーザがユーザ端末33に、お気に入りページの表示を指示すると、ステップS281において、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、お気に入りページのリクエストを紹介サーバ31に送信する。ステップS181において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末33から送信されてきたリクエストを受信する。ステップS182において、ページデータ生成部52は、ステップS142と同様の手続きで、自分が気に入った相手のデータを表示させるお気に入りページのデータを生成する。ステップS183において、Webサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、ページデータ生成部52により生成された、お気に入りページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。
ステップS282において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてくる、お気に入りページのデータを受信する。ステップS283において、ユーザ端末33は、お気に入りページを表示する。お気に入りページでは、ユーザ端末33の男性のユーザが気に入った相手の女性のユーザの属性および画像などが表示される。
お気に入りページには、相手から会話の申し込みがされた場合(会話が希望された場合)、その相手からの会話の申し込みを承諾するためのボタン(図18中の「お話しましょう承諾」と記載されたボタン)が配置されている。
ユーザ端末33の男性のユーザは、お気に入りページを見て、会話を申し込んだきた相手の中に、会話したい相手がいれば、ユーザ端末33を操作して、会話の申し込みを承諾するためのボタンをクリックするなどして、会話の申し込みを承諾する。ステップS284において、ユーザ端末33は、会話の申し込みを承諾するためのボタンがクリックされたか否かなどにより、会話の申し込みを承諾するか否かを判定する。ステップS284において、会話の申し込みを承諾すると判定された場合、手続きはステップS285に進み、ユーザ端末33は、会話の申し込みを承諾する旨を紹介サーバ31に送信する。すなわち、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、会話を申し込んできた相手を特定するデータ(例えば、ユーザID)と共に、その会話の申し込みを承諾する旨のデータを紹介サーバ31に送信する。
ステップS184において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末33から送信されてきた、会話を申し込んできた相手を特定するデータと会話の申し込みを承諾する旨のデータとを受信する。Webサーバ機能51は、会話を申し込んできた相手を特定するデータと会話の申し込みを承諾する旨のデータとを会話希望承諾受付部58に供給する。
ステップS185において、会話希望承諾受付部58は、マッチングDB76のお気に入りモードを会話モードに更新する。より具体的には、例えば、ユーザ端末34の女性のユーザがユーザ端末33の男性のユーザとの会話を希望し、ユーザ端末33の男性のユーザがこれを承諾した場合、マッチングDB76に格納されているお気に入りレコードのうち、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられ、ユーザ端末34の女性のユーザを特定する相手ユーザIDが格納されているお気に入りレコードに格納されているステータスが、相手が気に入っていることを示すお気に入りモードから、相手と会話していることを示す会話モードに変更される。
ステップS185において、紹介サーバ31の電子掲示板機能59は、会話を申し込んできた相手との電子掲示板を設定し、紹介サーバ31は、双方のユーザのページに掲示板ボタンを設ける。
ステップS187において、メール機能54は、ユーザ端末33の男性のユーザと会話を申し込んできた相手との双方に掲示板を設けたことを電子メールで通知して、会話の申し込みの承諾の処理は終了する。
このように、相手からの会話の申し込みを承諾することができ、承諾すると掲示板で会話することができるようになる。自分の属性と相手の条件との差が微小である場合、相手と会話できることがあり、相手との会話する機会が増えることになる。
さらに、図25に示されるように、本紹介システムにおいて、女性のユーザAの属性が、男性のユーザXの相手に求める条件を若干満たしていない場合、紹介サーバ31からユーザAのユーザ端末34に提供されるウェブページのうちの、気に入られページとは別の紹介ページに、ユーザXの情報が表示される。この場合、男性のユーザXには、女性のユーザAにユーザXが紹介されていることは通知されず、また、女性のユーザAの紹介ページには、「求められている女性像に近い」旨が表示される。
図26は、お気に入りへの登録の処理を説明するフローチャートである。ユーザ端末33からのリクエストに応じたレスポンスとして、ステップS191において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、ページデータ生成部52により生成された、条件を取得するためのウェブページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。
ステップS291において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、ウェブページのデータを受信し、条件を取得するためのウェブページを表示する。
ユーザ端末33の男性のユーザの操作に応じて、表示されているウェブページに条件が入力されると、ステップS292において、ユーザ端末33は、ウェブページに入力された条件を取得する。ウェブページ上の送信ボタンがクリックされるなどして、ユーザ端末33の男性のユーザから送信が指示されると、ステップS293において、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、取得された条件を紹介サーバ31に送信する。
ステップS192において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、ユーザ端末33から送信されてきた条件を受信させる。ステップS193において、Webサーバ機能51は、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けて、受信した条件を条件DB74に保存させる。
ステップS194において、利用履歴DB75は、ユーザIDに対応付けた利用履歴レコードを生成する。ステップS195において、抽出部55は、ステップS115と同様の手続きで、受信した条件に合致する属性の相手となるユーザを抽出する。ステップS196において、Webサーバ機能51は、抽出された相手となるユーザのデータをユーザ端末33に送信する。
より詳しく説明すれば、ステップS196において、ページデータ生成部52は、ステップS116と同様の手続きで、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるためのウェブページのデータを生成し、Webサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるためのウェブページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。
ステップS294において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、抽出された相手となるユーザのデータを受信し、表示する。すなわち、ステップS294において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてきた、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるためのウェブページのデータを受信して、抽出された相手となるユーザの属性および画像などを表示させるウェブページを表示する。
ユーザ端末33の男性のユーザは、表示されたウェブページを見て、抽出された相手の中に、気に入った相手(女性のユーザ)がいれば、ユーザ端末33を操作して、ボタンをクリックするなどして、その気に入った相手を指示するので、ステップS295において、ユーザ端末33は、抽出された相手の中から、男性のユーザに指示された、1人または2人以上の相手を指定する。ステップS296において、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、指定された相手のデータと共に、お気に入りへの登録の申請のデータを紹介サーバ31に送信することで、指定された相手のお気に入りへの登録を申請する。
ステップS197において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末33から送信されてきた、指定された相手のデータとお気に入りへの登録の申請のデータとを受信して、お気に入りへの登録の申請を受け付ける。ステップS198において、Webサーバ機能51は、指定された相手のデータをマッチングDB76に供給し、マッチングDB76に、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けて、ユーザ端末33の男性のユーザが気に入った相手を特定する相手ユーザIDを含むお気に入りレコードを生成させ、マッチングDB76を更新して、お気に入りへの登録の処理は終了する。この場合、気に入った相手1人ずつに、1つのお気に入りレコードが生成され、1つのお気に入りレコードには、1つの相手ユーザIDが格納される。
このように、お気に入りレコードに、気に入った相手を特定する相手ユーザIDが格納される。
図27は、ユーザ端末33の男性のユーザが相手に求める条件を若干満たしていない属性のユーザ端末34の女性のユーザに対して、ユーザ端末33の男性のユーザを紹介するための紹介レコードの生成の処理を説明するフローチャートである。
ステップS501において、条件生成部60は、条件DB74から、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられている条件(ユーザ端末33の男性のユーザが相手に求める属性を示す条件)を読み出す。ステップS502において、条件生成部60は、所定の範囲で、ユーザ端末33の男性のユーザの条件を緩和する。すなわち、ステップS502において、条件生成部60は、注目しているユーザである注目ユーザ(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザ)の相手に求める属性を示す条件を緩和する。
より具体的には、例えば、ステップS502において、条件生成部60は、注目ユーザが相手に求める属性を示す条件に予め決めた比率を乗算することで、その条件を緩和する。具体的には、条件生成部60は、年齢の上限を示す条件に1.05を乗算することで、その条件を緩和する。また、例えば、ステップS502において、条件生成部60は、注目ユーザが相手に求める属性を示す条件に予め決めた値を加算することで、その条件を緩和する。具体的には、条件生成部60は、子供の数を示す条件に1を乗算することで、その条件を緩和する。
ステップS503において、抽出部55は、緩和された条件に合致する相手となるユーザを抽出する。より詳細には、抽出部55は、基本情報DB72から、緩和された条件に合致する属性を読み出して、読み出された属性に対応付けられているユーザIDを取得することで、緩和された条件に合致する相手となるユーザを抽出する。すなわち、ステップS503において、抽出部55は、注目ユーザの緩和された条件に合致する属性のユーザを抽出する。
ステップS504において、抽出部55は、抽出された相手となるユーザから1人を選択する。ステップS505において、抽出部55は、マッチングDB76に、選択された相手となるユーザの紹介レコードを生成させて、マッチングDB76を更新させる。紹介レコードは、お気に入りレコードまたは気に入られレコードとは別のレコードであって、選択された相手を特定するユーザIDに対応付けられ、相手ユーザIDとして、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDを格納する。
ステップS506において、メール機能54は、選択された相手の電子メールアドレスを、相手のユーザIDをキーとして、基礎情報DB71から読み出して、紹介レコードを生成した旨を相手宛の電子メールで通知する。
ステップS507において、判定部56は、総ての相手の処理が完了したか否かを判定し、総ての相手の処理が完了したと判定された場合、紹介レコードの生成の処理は終了する。ステップS507において、総ての相手の処理が完了していないと判定された場合、手続きはステップS504に戻り、次の相手となるユーザが選択されて、総ての相手の処理が完了するまで上述した処理が繰り返される。
このように、ユーザ端末33の男性のユーザには、相手に自分を紹介するための紹介レコードが生成されたことは通知されずに、ユーザ端末33の男性のユーザの条件を若干満たしていない相手に、ユーザ端末33の男性のユーザを紹介するための紹介レコードが生成される。
ユーザ端末33の男性のユーザの条件を若干満たしていない相手であるユーザ端末34の女性のユーザに、ユーザ端末33の男性のユーザを紹介するための紹介ページを提示する、紹介ページの提供の処理を図28のフローチャートを参照して説明する。
女性のユーザがユーザ端末34に紹介ページの表示を指示すると、ステップS711において、ユーザ端末34は、インターネット32を介して、紹介ページのリクエストを紹介サーバ31に送信する。ステップS511において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末34から送信されてきたリクエストを受信する。ステップS512において、ページデータ生成部52は、ユーザ端末34の女性のユーザの属性が要求される条件を若干満たしていない相手のデータを表示させる紹介ページのデータを生成する。
より詳しく説明すると、ステップS512において、ページデータ生成部52は、マッチングDB76から、ユーザ端末34の女性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられている紹介レコードに格納されている相手ユーザID(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザを特定する特定ユーザIDを含む)を読み出す。そして、ページデータ生成部52は、基本情報DB72から、相手ユーザIDと同じユーザIDに対応付けられている、画像ファイル、ハンドルネーム、および地域などの属性などを読み出し、さらに、詳細情報DB73から、相手ユーザIDと同じユーザIDおよびハンドルネームに対応付けられている、コメントなどを読み出す。ページデータ生成部52は、読み出した画像、ハンドルネーム、コメント、地域などの属性などを用いて、自分を気に入った相手のデータを表示させる紹介ページのデータを生成する。
ステップS513において、Webサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、ページデータ生成部52により生成された、紹介ページのデータをユーザ端末34宛てに送信させる。すなわち、ステップS513において、Webサーバ機能51は、抽出されたユーザである抽出ユーザ(この場合、ユーザ端末34の女性のユーザ)に注目ユーザ(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザ)の属性を通知する。
ステップS712において、ユーザ端末34は、紹介サーバ31から送信されてくる、紹介ページのデータを受信する。ステップS713において、ユーザ端末34は、紹介ページを表示する。紹介ページでは、ユーザ端末34の女性のユーザの属性が要求される条件を若干満たしていない相手の男性のユーザの属性および画像などが「求められている女性像に近い」などのメッセージと共に表示される。
図29は、紹介ページの例を示す図である。図29に示されるように、紹介ページには、「あなたは、求められている女性像に近いです。」などのメッセージと共に、ユーザ端末34の女性のユーザの属性が要求される条件を若干満たしていない相手の男性のユーザの属性および画像などが表示される。すなわち、紹介ページには、相手毎に、例えば、相手の年齢、住んでいる地域、および相手の画像が表示されると共に、会話の希望を照会するためのボタン(図29中の「お話しましょう申請」と記載されたボタン)が配置されている。
ユーザ端末34の女性のユーザは、紹介ページを見て、会話したい相手がいれば、ユーザ端末34を操作して、会話の希望を照会するためのボタンをクリックするなどして、会話したい相手を指示するので、ステップS714において、ユーザ端末34は、相手の中から、ユーザ端末34の女性のユーザに指示された、1人または2人以上の相手を指定して、会話の希望の照会を行う。すなわち、ステップS714において、ユーザ端末34は、インターネット32を介して、指定された相手のデータと共に、会話の希望の照会のデータを紹介サーバ31に送信することで、指定された相手との会話の希望の照会を行う。
ステップS514において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末34から送信されてきた、会話を希望する相手のデータと会話の希望の照会のデータとを受信して、会話希望照会受付部57に供給する。より具体的には、例えば、ユーザ端末34の女性のユーザがユーザ端末33の男性のユーザとの会話を希望した場合、会話希望照会受付部57は、会話を希望する相手のデータと会話の希望の照会のデータとを受け取り、マッチングDB76の、ユーザ端末34の女性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられている、ユーザ端末33の男性のユーザを特定する相手ユーザIDが格納されている紹介レコードに、ユーザIDで特定されるユーザから会話が希望されたことを示すステータスのデータを格納させることで、会話の希望の照会を受け付ける。このように、ステップS514において、会話希望照会受付部57は、注目ユーザ(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザ)との接触の申し込みを抽出ユーザ(この場合、ユーザ端末34の女性のユーザ)から受け付ける。
ステップS515において、紹介サーバ31は、会話が希望された相手(例えば、ユーザ端末33の男性のユーザ)のページの中の紹介ページのユーザ紹介の箇所の会話希望の表示を更新する。これにより、会話が希望された相手の紹介ページに、ユーザ端末34の女性のユーザが会話を希望している旨が表示されて、会話の希望(会話の申し込み)を承諾するためのボタンが配置される。
ステップS516において、メール機能54は、会話が希望された相手宛ての電子メールで、会話が希望された(会話が申し込まれた)旨を通知して、紹介ページの提供の処理は終了する。
このように、自分の属性が求められる条件を若干満たしていない相手であって、紹介された相手の中から、気に入った相手を選んで、会話の希望を照会することができる。
図30は、会話の申し込みの承諾の処理を説明するフローチャートである。男性のユーザがユーザ端末33に紹介ページの表示を指示すると、ステップS621において、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、紹介ページのリクエストを紹介サーバ31に送信する。ステップS521において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末33から送信されてきたリクエストを受信する。ステップS522において、ページデータ生成部52は、相手側の紹介ページで会話を申し込んだきたその相手を紹介する紹介ページのデータを生成する。
より詳しく説明すると、ステップS522において、ページデータ生成部52は、マッチングDB76から、ユーザ端末33の男性のユーザを特定するユーザIDが相手ユーザIDとして格納されている紹介レコードであって、会話が希望されたことを示すステータスの紹介レコードに対応付けられているユーザID(この場合、ユーザ端末34の女性のユーザを特定する特定ユーザIDを含む)を読み出す。そして、ページデータ生成部52は、基本情報DB72から、読み出したユーザIDに対応付けられている、画像ファイル、ハンドルネーム、および地域などの属性などを読み出し、さらに、詳細情報DB73から、読み出したユーザIDおよびハンドルネームに対応付けられている、コメントなどを読み出す。ページデータ生成部52は、読み出した画像、ハンドルネーム、コメント、地域などの属性などを用いて、相手側の紹介ページで会話を申し込んだきたその相手を紹介する紹介ページのデータを生成する。
なお、ステップS522において、ページデータ生成部52は、相手側の紹介ページで会話を申し込んだきたその相手に加えて、ユーザ端末33の男性のユーザの属性が要求される相手の条件を若干満たしていない相手を紹介する紹介ページのデータを生成するようにしてもよい。
ステップS523において、Webサーバ機能51は、ネットワークインタフェースである通信部89に、インターネット32を介して、ページデータ生成部52により生成された、紹介ページのデータをユーザ端末33宛てに送信させる。すなわち、ステップS523において、Webサーバ機能51は、抽出ユーザ(この場合、ユーザ端末34の女性のユーザ)から注目ユーザ(この場合、ユーザ端末33の男性のユーザ)との接触が申し込まれた場合、抽出ユーザからの接触の申し込みを注目ユーザに通知する。
ステップS622において、ユーザ端末33は、紹介サーバ31から送信されてくる、紹介ページのデータを受信する。ステップS623において、ユーザ端末33は、紹介ページを表示する。紹介ページでは、ユーザ端末33の男性のユーザが相手に求める条件を若干満たしていない属性の相手であって、ユーザ端末33の男性のユーザに会話を申し込んできた相手である女性のユーザの属性および画像などが表示される。
図31は、紹介ページの例を示す図である。図31に示されるように、紹介ページには、ユーザ端末33の男性のユーザが相手に求める条件を若干満たしていない属性の相手の属性および画像などが表示される。すなわち、紹介ページには、ユーザ端末33の男性のユーザが相手に求める条件を若干満たしていない属性の相手毎に、例えば、相手の年齢、住んでいる地域、および相手の画像が表示されると共に、会話の希望を承諾するためのボタン(図31中の「お話しましょう承諾」と記載されたボタン)が配置されている。
ユーザ端末33の男性のユーザは、紹介ページを見て、会話を申し込んできた相手の中に、会話したい相手がいれば、ユーザ端末33を操作して、会話の申し込みを承諾するためのボタンをクリックするなどして、会話の申し込みを承諾する。ステップS624において、ユーザ端末33は、会話の申し込みを承諾するためのボタンがクリックされたか否かなどにより、会話の申し込みを承諾するか否かを判定する。ステップS624において、会話の申し込みを承諾すると判定された場合、手続きはステップS625に進み、ユーザ端末33は、会話の申し込みを承諾する旨を紹介サーバ31に送信する。すなわち、ユーザ端末33は、インターネット32を介して、会話を申し込んできた相手を特定するデータと共に、その会話の申し込みを承諾する旨のデータを紹介サーバ31に送信することで、会話の申し込みを承諾する。
ステップS524において、紹介サーバ31のWebサーバ機能51は、ユーザ端末34から送信されてきた、会話を申し込んできた相手を特定するデータと会話の申し込みを承諾する旨のデータとを受信する。Webサーバ機能51は、会話を申し込んできた相手を特定するデータと会話の申し込みを承諾する旨のデータとを会話希望承諾受付部58に供給する。
ステップS525において、会話希望承諾受付部58は、マッチングDB76の紹介モードを会話モードに更新する。より具体的には、例えば、ユーザ端末34の女性のユーザがユーザ端末33の男性のユーザとの会話を希望し、ユーザ端末33の男性のユーザがこれを承諾した場合、マッチングDB76に格納されている紹介レコードのうち、ユーザ端末34の女性のユーザを特定するユーザIDに対応付けられ、ユーザ端末33の男性のユーザを特定する相手ユーザIDが格納されている紹介レコードに格納されているステータスが、紹介モードから、相手と会話していることを示す会話モードに変更される。
ステップS525において、紹介サーバ31の電子掲示板機能59は、会話を申し込んできた相手との掲示板を設定し、紹介サーバ31は、双方のユーザのページに掲示板ボタンを設ける。
これにより、ユーザ端末33の男性のユーザと、会話を申し込んできた相手とは、掲示板ボタンをクリックして掲示板に入り、掲示板で、お互いに会話することができる。
ステップS527において、メール機能54は、ユーザ端末33の男性のユーザと会話を申し込んできた相手との双方に掲示板を設けたことを電子メールで通知して、会話の申し込みの承諾の処理は終了する。
ステップS624において、会話の申し込みを承諾しないと判定された場合、ステップS524乃至ステップS527はスキップされて、会話の申し込みの承諾の処理は終了する。
このように、求める条件を若干満たしていない属性の相手からの会話の申し込みを承諾することができ、承諾すると掲示板で会話することができるようになる。
これにより、会話が申し込まれる全体の回数も増加することになり、また、自分が求める条件を若干満たしていない属性の相手であっても、会話が申し込まれれば、自分が求められていることが意識されることになり、ユーザの意欲も高まる。
なお、上述のように、男性のユーザが女性のユーザを気に入る場合および女性のユーザに男性のユーザを紹介する場合について説明したがが、女性のユーザが男性のユーザを気に入る場合および男性のユーザに女性のユーザを紹介する場合についても、同様の処理が行われ、男性または女性のいずれかにより、処理が限定されるものではない。
また、電子掲示板による会話をユーザの接触の例として説明したが、ユーザの接触はこれに限られるものではなく、ユーザの接触には、例えば、直接会って話す、電話で話す、電子メールでやりとりする、ユーザに限定されたソーシャルネットワーキングサービス(Social Network Service)を通じて会話する、インスタントメッセンジャーを通じて会話するなど、直接または各種の媒体を介して接触することが含まれる。なお、接触は、近づいて触れることの意味に限定されず、交際することまたは他の人と何らかの交渉をもつことを意味する。
なお、ウェブサイトによる表示をユーザへの通知の例として説明したが、ユーザへの通知はこれに限られるものではなく、所望の内容を伝達できれば足り、電子メール、ボイスメッセージ、ファクシミリなど各種の媒体を介して通知することができる。
このように、一方のユーザに他方のユーザの属性の情報を提供するようにした場合には、ユーザが所望の相手と出会うことができる。また、ユーザのそれぞれの、自己の属性と相手に求める属性を示す条件とを記憶し、注目しているユーザである注目ユーザが相手に求める属性を示す条件に合致する属性のユーザを抽出し、抽出されたユーザである抽出ユーザが相手に求める属性を示す条件に注目ユーザの属性が合致するか否かを判定し、抽出ユーザが相手に求める属性を示す条件に注目ユーザの属性が合致すると判定された場合、抽出ユーザに注目ユーザの属性を通知するようにした場合には、ユーザの所望する相手と出会う機会を増加させ、ユーザのサービスへの関心をより高めて、その関心をより長く維持することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。