JP5610476B2 - 位置決め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ベースに回転可能に設けられたアームによりワークの位置決めを行う位置決め装置に関する。
ワークを加工する際の位置決め装置として、例えば特許文献1には従来技術として図9に示すようなクランプ装置が示されている。このクランプ装置は、受け金101と、先端に押圧部105を有するクランプヘッド102と、シリンダ106とを備える。クランプヘッド102は、中間部がヒンジ103及びピン104を介して受け金101に回転可能に取り付けられると共に、基端部がシリンダ106のピストンロッド108の先端にピン109を介して回転可能に取り付けられる。
図9に鎖線で示す状態は、ピストンロッド108を退入させてクランプヘッド102の押圧部105をワーク(図示省略)から退避させたアンクランプ状態を示す。この状態からピストンロッド108を伸ばすと、クランプヘッド102がピン104を中心に回転し、押圧部105と受け金101とでワークをクランプすることができる。
特開2001−315035号公報
上記のようなクランプ装置では、ピン104やピン109の摩耗等により回転摺動部にガタが生じると、クランプヘッド102の押圧部105の位置精度が低下する。特に、アーム(クランプヘッド)の長さが長い場合、回転摺動部のガタによりアームの先端部のズレが大きくなり、ワークの位置決め精度が大幅に低下する。また、アームの先端に設けた位置決めピンをワークの穴に挿入して位置決めを行う場合、アームの先端部の位置がずれると、位置決めピンをワークの穴に挿入できない恐れがある。
例えば上記特許文献1では、クランプヘッドにラックピニオン機構を設けることにより、クランプヘッドのガタの防止を図る方法が示されている。しかし、この場合でも、ラックピニオン機構自体に摩耗等によるガタが生じる恐れがあるため、クランプヘッド(アーム)によるワークの位置決め精度を保証することはできない。
本発明が解決すべき課題は、アームの先端部を所定の位置に正確に配することにより、ワークの位置決め精度を高めることにある。
前記課題を解決するためになされた本発明は、ベースと、ベースに対して回転可能に取り付けられ、回転軸と直交する方向に延びるアームと、回転軸を中心にアームを回転駆動する回転駆動部とを備え、アームの先端でワークの位置決めを行う位置決め装置であって、アームに取り付けられたガイド部材と、ベースに取り付けられたガイド受け部材とからなり、アームの先端でワークを位置決めした状態で、ガイド部材とガイド受け部材とを嵌合させ、両者をアームの回転軸方向及び延在方向に係合させるガイド機構を備え、ガイド部材及びガイド受け部材のうちの一方の部材に設けられ、他方の部材とアームの延在方向に係合する係合面を、アームの延在方向で移動可能とし、且つ、他方の部材に押し付ける方向に付勢したものである。
このように、アームに取り付けたガイド部材と、ベースに取り付けたガイド受け部材とを嵌合させ、両者をアームの回転軸方向及び延在方向に係合させることにより、アームをベースに対して回転軸方向及び延在方向で位置決めすることができる。これにより、たとえアームの回転摺動部にガタが生じた場合でも、ワークを位置決めする際にアームの先端部を所定の位置に正確に配することができるため、ワークの位置決め精度を高めることができる。
上記のようにガイド部材とガイド受け部材との嵌合によりアームを位置決めする場合、例えば図10に示すように、アーム210にガイド部材としてピン211を設けると共に、ベース(図示省略)にガイド受け部材212を設け、ガイド受け部材212に設けた穴213にピン211に挿入して嵌合させる構成が考えられる。しかし、ピン211はアーム210と共に円弧軌跡Cに沿って移動するため、図示のようにピン211がガイド受け部材212の穴213の開口部に干渉する恐れがある。この場合、ピン211を穴213に無理やり挿入すると、ピン211やガイド受け部材212の摩耗が激しくなり、アーム210の先端の位置精度が低下する。また、穴213の径をピン211の外径よりも大きめに設定すれば、ピン211とガイド受け部材212との干渉を回避することはできるが、ピン211の外周面と穴213の内周面との間のガタが大きくなるため、やはりアーム210の先端の位置精度が低下する。
そこで、本発明の位置決め装置では、上記のように、ガイド部材及びガイド受け部材のうちの一方の部材に設けられ、他方の部材とアームの延在方向に係合する係合面を、アームの延在方向で移動可能とした。これにより、アームを回転させてガイド部材及びガイド受け部材を嵌合させる際に、両部材のアームの延在方向で係合する係合面同士が干渉した場合でも、一方の部材の係合面をアーム延在方向に移動させて逃がすことができるため、干渉を回避して摩耗を抑えることができる。また、アームの延在方向に移動可能とした上記の係合面を相手方の部材に押し付ける方向に付勢することにより、両部材が嵌合したときに上記の係合面を相手方の部材に押し付けて、ガイド部材とガイド受け部材との間のアームの延在方向の隙間を無くすことができるため、アームの延在方向の位置決め精度を高めることができる。
上記のような位置決め装置において、ガイド部材及びガイド受け部材のアーム及びベースに対する取り付け位置を調整可能とすることで、ワークの形状や大きさに合わせてガイド部材及びガイド受け部材の取り付け位置を変更することができる。尚、ガイド部材のアームに対する取り付け位置が変わると、ガイド部材の係合面の円弧軌跡も変わるが、上記のように係合面をアームの延在方向で移動可能とすることで係合面の円弧軌跡の変化を吸収することができるため、各部材の設計を変更することなく、ガイド部材のアームに対する位置に取り付け位置を容易に変更することができる。このとき、ガイド受け部材は、ガイド部材と嵌合する位置でベースに取り付けられる。
アームの先端に位置決めピンを設け、アームを回転させて位置決めピンをワークの穴に挿入することによりワークの位置決めを行う位置決め装置は、位置決めピンの位置精度が非常に重要となるため、上記の構成を採用することが特に好ましい。
以上のように、本発明の位置決め装置によれば、ガイド部材及びガイド受け部材によりアームを回転軸方向及び延在方向で位置決めすることができ、且つ、係合面の摩耗も抑えることができるため、アームの先端部を正確に配することができ、ワークの位置決め精度が高められる。
本発明の実施形態に係る位置決め装置の側面図である。 上記位置決め装置に設けられたガイド機構(ガイド部材及びガイド受け部材)の斜視図である。 上記ガイド部材の三面図である。 上記ガイド受け部材の三面図である。 図4のA−A線における断面図である。 (a)〜(c)は、ガイド部材とガイド受け部材とが嵌合する様子を示す側面図である。 (a)〜(c)は、他の実施形態に係る位置決め装置のガイド部材とガイド受け部材とが嵌合する様子を示す側面図である。 図7のガイド受け部材を、長手方向逆向きにベースに取り付けた状態を示す側面図である。 従来の位置決め装置の側面図である。 ガイド機構の参考例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る位置決め装置1でワークの位置決めを行う様子を示す。本実施形態では、ドアパネルDにブラケットBを溶接等により固定する際に、位置決めピンPで地面に対して位置決めされたドアパネルD上の所定位置に、ブラケットBを位置決めする場合を示す。
位置決め装置1は、ベース2と、ベース2に回転可能に取り付けられたアーム3と、アーム3を回転させる回転駆動部としてのエアシリンダ4と、ガイド機構5とを備える。図示例では、ブラケットBがドアパネルDの上面に配されるため、ブラケットBを下方から位置決めピン等で位置決めすることはできない。本実施形態の位置決め装置1は、ドアパネルD及びブラケットBに対して上方からアーム3を振り込んで、アーム3の先端でブラケットBを位置決めするものである。
アーム3は、ベース2に対して回転可能に取り付けられる。図示例では、アーム3の基端(図1の右端)付近にヒンジ6が設けられ、このヒンジ6とベース2とがピン7を介して回転可能に取り付けられる。ピン7、すなわちアーム3の回転軸は、図1の紙面と直交する方向に配され、アーム3はこの回転軸と直交する方向に延びる。アーム3の先端には、位置決めピン8が設けられる。図示例では、アーム3を水平にしてブラケットBを位置決めした状態(実線で示す状態)で、位置決めピン8がアーム3の先端から下方に延びている。
エアシリンダ4は、ピン9を介してベース2に回転可能に取り付けられる。エアシリンダ4のピストンロッド10の先端は、アーム3の基端にピン11を介して回転可能に取り付けられる。ピストンロッド10を縮めてアーム3の基端を下方に引っ張ると、図1に点線で示すように、ピン7を支点としてアーム3の先端が上昇し、位置決めピン8がワーク(ドアパネルD及びブラケットB)から退避した状態となる。ピストンロッド10を伸ばしてアーム3の基端を上方に押し上げると、図1に実線で示すようにアーム3の先端が降下し、位置決めピン8がブラケットBの穴に上方から挿入される。尚、回転駆動部は、エアシリンダに限らず、油圧シリンダやモータで構成することもできる。
ガイド機構5は、アーム3の下面に固定されるガイド部材20と、ベース2の上面に固定されるガイド受け部材30とからなる。ガイド部材20及びガイド受け部材30は、ワークの大きさや形状に合わせて、アーム3及びベース2に対するアーム延在方向の取り付け位置が調節可能とされる。本実施形態では、ガイド部材20及びガイド受け部材30が、それぞれアーム3及びベース2にボルト等で着脱可能に取り付けられる。ガイド部材20及びガイド受け部材30が嵌合すると、両者がアーム3の回転軸方向及び延在方向に係合し、これによりガイド部材20及びアーム3がガイド受け部材30及びベース2に対して水平面上で位置決めされる。尚、以下のガイド機構5の説明では、アーム3の延在方向(図1の左右方向)を「長手方向」、アーム3の回転軸方向(図1の紙面と直交する方向)を「幅方向」と言う。また、長手方向でアーム3の先端側(図1の左側)を単に「先端側」と言い、アーム3の基端側(図1の右側)を単に「基端側」と言う。
ガイド部材20は、図2及び図3に示すように、アーム3に取り付けられる基部23と、基部23から下方に突出し、長手方向に延びる第1の凸部21と、基部23から下方に突出し、第1の凸部21の幅方向両側に設けられた第2の凸部22,22とを有する。第1の凸部21の幅方向両側の側面21a,21aは、下方に向けて互いに接近する側に傾斜している。第2の凸部22の長手方向両側の側面22a,22aは、下方に向けて互いに接近する側に傾斜している。
ガイド受け部材30は、図2及び図4に示すように、ベース2に固定される基部35と、基部35から上方に突出し、長手方向及び幅方向に離隔した4箇所(図示例では基部35の四隅)に設けられた突出部36と、基部35に対して長手方向に移動可能なスライド部材33とを有する。突出部36の幅方向間には、長手方向に延びる第1の凹部31が設けられる。第1の凹部31は、ガイド部材20の第1の凸部21に対応した形状を成しおり、第1の凹部31の幅方向両側の側面31a,31aが下方に向けて互いに接近する側に傾斜している。
ガイド受け部材30には、ガイド部材20の第2の凸部22と長手方向に係合する係合面が設けられる。この係合面は、基部35に対して長手方向で移動可能とされる。本実施形態では、第2の凸部22と長手方向一方に係合する係合面33a及び長手方向他方に係合する係合面34aが、何れも基部35に対して長手方向で移動可能とされる(図4参照)。詳しくは、一対の突出部36の長手方向間に一対のスライド部材33,34が設けられ、この一対のスライド部材33,34に設けた傾斜面で係合面33a,34aが構成される。この係合面33a,34aにより、ガイド部材20の第2の凸部22と嵌合する第2の凹部32が構成される。また、本実施形態では、図5に示すように、基部35の上面に形成した長手方向の溝35aに、スライド部材33,34の下面に設けた突起33b,34bを嵌合させることで、スライド部材33,34の長手方向移動を案内している。
上記の係合面33a,34aは、ガイド部材20の第2の凸部22に押し付ける方向に付勢されている。本実施形態では、図4に示すように、各スライド部材33,34と突出部36,36との間に弾性部材としてのスプリング37を圧縮状態で配し、これにより一対のスライド部材33,34(係合面33a,34a)を互いに押し付けあう側(長手方向中央側)に付勢している。一対のスライド部材33,34が互いに当接した状態で、係合面33a,34aの長手方向間隔よりも大きい長手方向寸法を有する第2の凸部22を、スプリング37の弾性力に抗して第2の凹部32に挿入することで、一対の係合面33a,34aがそれぞれ第2の凸部22に押し付ける方向に付勢される。尚、弾性部材はスプリングに限らず、例えば板バネを用いても良い。
次に、ガイド機構5によるアーム3の位置決め(特に長手方向での位置決め)について図6を用いて説明する。尚、図6は図1の拡大図であり、左側が先端側、右側が基端側である。
アーム3を回転させて先端を降下させ、アーム3が水平に近い状態となったら、図6(a)に示すように、ガイド部材20の第1の凸部21とアーム受け部材30の第1の凹部31とが嵌合し始める。これと同時に、ガイド部材20の第2の凸部22が、アーム受け部材30の先端側のスライド部材33に当接する。詳しくは、第2の凸部22の先端側の側面22aと、先端側のスライド部材33の係合面33aとが当接する。
さらにアーム3の先端を降下させると、図6(b)に示すように、ガイド部材20の第2の凸部22がガイド受け部材30の第2の凹部32に挿入される。このとき、先端側のスライド部材33は、第2の凸部22で先端側に押圧され、スプリング37を圧縮しながら先端側に移動する。このように、ガイド部材20の第2の凸部22が当接したときに、ガイド受け部材30のスライド部材33の係合面33aを先端側に逃がすことにより、ガイド部材20とガイド受け部材30との過度の干渉を回避し、両部材の摩耗を防止することができる。
さらにアーム3の先端を降下させると、図6(c)に示すように、ガイド部材20の第2の凸部22が、一対のスライド部材33,34の間隔を押し広げながら、一対のスライド部材33,34の係合面33a,34aで構成される第2の凹部32に完全に挿入される。このとき、スプリング37の付勢力で、スライド部材33,34の係合面33a,34aを第2の凸部22の側面22aに押し付けることにより、第2の凸部22の両側面22a,22aが長手方向両側からスライド部材33,34の係合面33a,34aで挟持される。これにより、ガイド部材20及びアーム3が、ガイド受け部材30及びベース2に対して長手方向に位置決めされる。これと同時に、ガイド部材20の第1の凸部21がガイド受け部材30の第1の凹部31と嵌合し、これにより第1の凸部21の両側面21a,21aと第1の凹部31の両側面31a,31aとが当接する(図示省略)。これにより、ガイド部材20及びアーム3が、ガイド受け部材30及びベース2に対して幅方向に位置決めされる。
このとき、一対のスライド部材33,34を付勢するスプリング37の弾性力が小さすぎると、ガイド部材20の第2の凸部22を長手方向に正確に位置決めできない恐れがある。従って、スプリング37は、第2の凸部22を所定位置(図示例ではガイド受け部材30の長手方向中央部)に位置決め可能な弾性力を有する必要がある。一方、スプリング37の弾性力が大きいと、ガイド部材20とガイド受け部材30とを嵌合させる際に、第2の凸部22で先端側のスライド部材33を移動させるために要する力が大きくなるが、これはエアシリンダ4の加圧力を大きくすることで対応できる。
また、上述のように、ガイド部材20及びガイド受け部材30はアーム3及びベース2に対して着脱可能に設けられているため、ワークの形状や大きさに対応させて、ガイド部材20及びガイド受け部材30のアーム3及びベース2に対する取り付け位置を調整することができる。
本発明は上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、上記の実施形態と同様の機能を有する箇所には同一の符号を付して重複説明を省略する。
上記の実施形態では、長手方向に対向する一対のスライド部材33,34の係合面33a,34aを両方とも長手方向に移動可能としているが、これに限らず、例えば図7に示すように、先端側の係合面33aのみを長手方向に移動可能とし、基端側の係合面36aを突出部36に設け、この係合面36aを基部35に対して固定してもよい。この場合、ガイド部材20の第2の凸部22がガイド受け部材30の第2の凹部32に挿入される前の状態では、図7(a)に示すように、スプリング37は圧縮されておらず、スライド部材33は付勢されていない。そして、第2の凸部22を第2の凹部32に挿入することにより、図7(b)に示すようにスプリング37が圧縮され、スライド部材33及び係合面33aが基端側に付勢される。そして、第2の凸部22が第2の凹部32に完全に挿入されたら、図7(c)に示すように、第2の凸部22が係合面33a及び36aで挟持されて長手方向に位置決めされる。このとき、基部35に対して固定された他方の係合面36aにガイド部材20を当接させて、ガイド部材20をガイド受け部材30に対して長手方向で位置決めすることができるため、アーム3のベース2に対する長手方向の位置決め精度を高めることができる。
ただし、このようなガイド受け部材30を長手方向の向きを逆にしてベース2に取り付けると、図8に示すように、ガイド部材20と最初に当接する係合面36aが固定側となるため、係合面36aを長手方向に移動させて逃がすことができない。従って、ガイド部材20と長手方向に係合する係合面33a,36aのうち、一方を長手方向に移動可能とし、他方を基部35に固定する場合は、図7に示すように、移動可能な係合面が先端側となるようにガイド受け部材30の長手方向の向きを設定する必要がある。一方、図6の実施形態のように、一対の係合面33a,34aを両方とも長手方向に移動可能とすれば、ガイド受け部材30が長手方向で対称な構成となるため、向きを気にすることなくガイド受け部材30をベース2に取り付けることができる。
また、上記の実施形態では、ガイド部材20に凸部(第1の凸部21及び第2の凸部22)を設けると共に、ガイド受け部材30に凹部(第1の凹部31及び第2の凹部32)を設ける場合を示したが、これとは逆に、ガイド部材に凹部を設けると共に、ガイド受け部材に凸部を設けてもよい(図示省略)。
また、上記の実施形態では、第2の凹部32を一対のスライド部材33,34に設けた係合面33a,34aで構成し、この係合面33a,34aを基部35に対して長手方向に移動可能としているが、これに限られない。例えば、ガイド部材20の第2の凸部22に設けられた係合面(側面22a)を、基部23に対して長手方向に移動可能としてもよい(図示省略)。
また、上記の実施形態では、ガイド受け部材30の突出部36とスライド部材33,34との間に弾性部材(スプリング37)を圧縮状態で配しているが、これに限らず、例えば一対のスライド部材33,34の長手方向間に弾性部材を引っ張り状態で配してもよい(図示省略)。
1 位置決め装置
2 ベース
3 アーム
4 エアシリンダ(回転駆動部)
5 ガイド機構
6 ヒンジ
7 ピン
8 位置決めピン
9 ピン
10 ピストンロッド
11 ピン
20 ガイド部材
21 第1の凸部
22 第2の凸部
23 基部
30 ガイド受け部材
31 第1の凹部
32 第2の凹部
33,34 スライド部材
33a,34a 係合面
35 基部
36 突出部
37 スプリング(弾性部材)
B ブラケット
C 円弧軌跡
D ドアパネル
P ピン

Claims (2)

  1. ベースと、ベースに対して回転可能に取り付けられ、回転軸と直交する方向に延びるアームと、回転軸を中心にアームを回転駆動する回転駆動部とを備え、アームの先端でワークの位置決めを行う位置決め装置であって、
    アームに取り付けられたガイド部材と、ベースに取り付けられたガイド受け部材とからなり、アームの先端でワークを位置決めした状態で、ガイド部材とガイド受け部材とを嵌合させ、両者をアームの回転軸方向及び延在方向に係合させるガイド機構を備え、
    ガイド部材及びガイド受け部材のうちの一方の部材に設けられ、他方の部材とアームの延在方向に係合する係合面を、アームの延在方向で移動可能とし、且つ、他方の部材に押し付ける方向に付勢した位置決め装置。
  2. ガイド部材及びガイド受け部材のアーム及びベースに対する取り付け位置を調整可能とした請求項1記載の位置決め装置。
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