JP5605801B2 - トロイダルコイルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は電源回路等に用いるため、太い巻線が巻かれるトロイダルコイルの製造方法に関するものである。
電源回路等の昇圧や平滑あるいはノイズ除去等に用いられるトロイダルコイルは巻線の径が太い銅線またアルミ線が用いられる。例えば、100Aから200Aの電流が流れるトロイダルコイルでは巻線の外径が0.6mmから3.0mm程度の太い巻線が巻かれる。
従来のトロイダルコイルは環状コアをクランプし、手巻きで巻線を動かして巻いていた。トロイダルコアはケースに入れるため、巻線を環状コアに密着させ巻いて外形を小さくする必要があるが、環状コアの断面が長方形等の四角状になっているため、手巻きでは環状コアに太い巻線を密着させ巻付けることができない。
そこで、環状コアにスリットを入れ、そのスリットを通して機械で銅線を巻付け、巻付けた後にスリットを閉塞し環状コアを形成することが考えられるが、環状コアにスリットが入ると磁束が減少し十分な性能を有するトロイダルコイルが実現できない。
特開平9−115761号公報に自動的にリング状コアにトロイダルコイルを装着する方法が記載されている。
第32図(A)に示すように、巻線用の銅線50を芯材51の一方端から他方の残余部方向へ芯材51を中心として巻いていく。
第32図(B)に示すように、巻き終わったなら芯材51を抜き去ると、トロイダルコイル52が出来る。
第32図(C)に示すように、形成されたトロイダルコイル52の先端をリング状コア53の内側に挿入し、トロイダルコイル52がリング状コア53を巻き込むように、トロイダルコイル52を回転させながらリング状コア53にトロイダルコイル52を巻付ける。
また、特開2002−289455号公報にはリング状コアを収納し二つに分割される治具を用いて、リング状コアのまわりに延びる螺旋ガイド溝を設け、螺旋ガイド溝に巻線を押し込んでトロイダルコイルを製造する方法が記載されている。
特開平09−115761号公報 特開2002−289455号公報
手作業で環状コアに巻線を巻く方法では、手巻きのために巻線の形状が一巻きごとに一定とならない。そのために巻線が環状コアに密着して巻けないのでトロイダルコイルの外形が大きく且つ不統一となり、ケースに収まらなくなる。そこで、機械的に巻く方法が強く要望されている。
既にある機械的に巻く方法としては、芯材を用いて予めトロイダルコイルを形成し、そのトロイダルコイルを環状コアに巻付けるので、環状コアに巻線を巻付けるためにトロイダルコイルを回転させなければならない。さらに、巻線を送り込むための装置を必要とし、その装置が完成しても断面が四角状の環状コアに密着して巻線を巻付けることはできない。
さらに、トロイダルコイルを巻くために、治具を用いることは巻線の太さ、大きさあるいは環状コアの大きさ等毎に多くの治具を用意する必要性がある。また、太い巻線を用いるトロイダルコイルでは治具に巻線を送り込むことは巻線自体に強度があるので困難で実用性に乏しい。
これらの理由で特に、太い巻線のトロイダルコイルは手作業での製造を余儀なくされているのが現状である。
本発明のトロイダルコイルの製造方法は、環状コアと、前記環状コアに巻かれる巻線とを準備する工程と、前記環状コアの孔と重なるようにスリットが設けられた第1コアクランプと、前記環状コアを外周方向から囲むように配置された第2コアクランプとを有するコアクランプ機構を用意し、前記第1コアクランプで前記環状コアを厚み方向にクランプし、前記第2コアクランプで前記環状コアを中心方向にクランプする工程と、前記巻線の端部付近を固定するクランプを用いて、前記第1コアクランプの前記スリットと前記環状コアの前記孔とが重なる箇所に前記巻線を貫通させて、前記巻線を前記環状コアに巻回する工程と、前記コアクランプ機構を回転させることにより、前記環状コアを円周方向にピッチ送りする工程と、を具備し、前記巻回する工程では、前記コアクランプ機構を移動させることで、前記コアに前記巻線を巻回するトロイダルコイルの製造方法であり、前記巻線を前記環状コアに巻回する工程は、前記環状コアの一方側で、第1クランプで前記巻線を固定したまま、前記環状コアと前記第1クランプとを離間させて前記巻線を前記環状コアに巻回する工程と、前記環状コアと前記第1クランプとを接近させて前記巻線を緩め、前記第1クランプを回転させて前記巻線をループ状に曲げて前記巻線の端部を前記環状コアの他方側に貫通させる工程と、前記環状コアの他方側で、前記巻線の端部付近を第2クランプで固定した後、前記巻線の端部付近を固定する前記第2クランプと前記環状コアとを離間させて、前記巻線を前記環状コアに巻回する工程と、前記環状コアの他方側で前記巻線を前記第1クランプで固定し、前記第2クランプによる前記巻線の固定を解除する工程と、前記第1クランプを、前記環状コアの下方を経由して前記環状コアの他方側から一方側まで移動させ、前記第1クランプで前記巻線を固定したまま、前記環状コアと前記第1クランプとを離間させて前記巻線を前記環状コアに巻回する工程と、を有することを特徴とする。
第1図は本発明のトロイダルコイルの製造方法に用いられた環状コアで、第1図(A)は斜面図である。第1図(B)は断面図である。 第2図は本発明のトロイダルコイルの製造方法に用いて巻線を環状コアに巻回させた状態を示す側面図である。 第3図は本発明のトロイダルコイルの製造方法に用いられたコアクランプ機構の横コアクランプおよび縦コアクランプと環状コアの関係を示す断面図で、第3図(A)は横コアクランプのみで環状コアをクランプした状態を示し、第3図(B)は横コアクランプと縦コアクランプのみで環状コアをクランプした状態を示し、第3図(C)は横コアクランプを開放し、縦コアクランプで環状コアを回転させた状態を示し、第3図(D)は横コアクランプを開放し、縦コアクランプを復帰させる状態を示す。 第4図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の巻線をセットする前を示す模型図である。 第5図は本発明のトロイダルコイルの製造方法に於いて、巻線の端部の湾曲を矯正する工程を示す図であり、第5図(A)および第5図(B)は斜視図である。 第6図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の巻線をセットした状態を示す模型図である。 第7図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の巻線の他方の残余部を浮上させた状態を示す模型図である。 第8図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の他方の残余部を浮上させて環状コアを貫通させる前の状態を示す模型図である。 第9図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の他方の残余部を浮上させて環状コアと第2固定コアを貫通させた状態を示す模型図である。 第10図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の他方の残余部を固定コアに貫通させた状態を示す模型図である。 第11図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の他方の残余部を固定コアにクランプさせた状態を示す模型図である。 第12図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の環状コアを元の方向に移動させ、巻線を環状コアに巻回させる状態を示す模型図である。 第13図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の巻線を環状コアに巻回させた状態を示す模型図である。 第14図は同じく本発明のトロイダルコイルの製造方法の巻線を環状コアに巻回させた状態を示す模型図である。 第15図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の巻線を環状コアに巻回させ復帰させる状態を示す模型図である。 第16図は本発明のトロイダルコイルの製造方法で2回目に巻線が巻かれる最初の状態を示す模型図である。 第17図は本発明のトロイダルコイルの製造方法で巻線が巻かれた状態を示す一部分の模型図である。 第18図は本発明のトロイダルコイルの製造方法に用いられたコアクランプ機構の横コアクランプおよび縦コアクランプと環状コアの関係の他の実施例を示す断面図で、第18図(A)は横コアクランプと縦コアクランプで環状コアをクランプした状態を示し、第18図(B)は横コアクランプのみで環状コアをクランプし縦コアクランプを回転させた状態を示し、第18図(C)は横コアクランプと縦コアクランプで環状コアをクランプした状態を示し、第18図(D)は横コアクランプを開放し、縦コアクランプで環状コアを回転させた状態を示し、第18図(D)は横コアクランプを開放し、縦コアクランプ環状コアを復帰させる状態を示す。 第19図は本発明のトロイダルコイルの製造方法に用いられた巻線装置の斜視図である。 第20図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で巻線をセットする前を示す模型図である。 第21図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で巻線をセットした状態を示す模型図である。 第22図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で巻線の他方の残余部を浮上させた状態を示す模型図である。 第23図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で他方の残余部を浮上させて環状コアを貫通させる前の状態を示す模型図である。 第24図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で他方の残余部を浮上させて環状コアに貫通させた状態を示す模型図である。 第25図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で他方の残余部を浮上させて環状コアと第2固定コアを貫通させた状態を示す模型図である。 第26図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で他方の残余部を固定コアにクランプさせた状態を示す模型図である。 第27図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例でコアクランプ機構の横コアクランプおよび縦コアクランプを元の方向に移動させ、巻線の中央を環状コアに巻回させる状態を示す模型図である。 第28図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で元に戻す状態を示す模型図である。 第29図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で元に戻す状態を示す模型図である。 第30図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で2回目の巻線をセットした状態を示す模型図である。 第31図は本発明のトロイダルコイルの製造方法の具体的実施例で2回目の巻線の他方の残余部を浮上させた状態を示す模型図である。 第32図は従来のトロイダルコイルの製造方法で、第32図(A)は芯材に巻線を巻く方法を示す斜視図で、第32図(B)はトロイダルコイル状の巻かれた巻線の斜視図で、第32図(C)は従来方法で巻かれたトロイダルコイルの斜視図である。
本発明のトロイダルコイルの製造方法を図面に従って以下に説明する。
第1図(A)は、本発明のトロイダルコイルの製造方法に用いた環状コアと巻線の斜視図である。
巻線45は環状コア46に巻かれる。巻線45は太い銅線またはアルミ線が使用され、具体的には100Aから200A程度の電流が流れるトロイダルコイルに用いる巻線の外径は0.6mmから3.0mm程度の太い銅線またはアルミ線が使用される。
環状コア46は直径約25mmから40mmの磁性体で形成されており、第1図(B)に示すように、量産効果を高めるためにドーナツ状で、断面が四角形に形成されている。
第2図は本発明のトロイダルコイルの製造方法で巻かれたトロイダルコイルの側面図である。巻線45は巻線45の中央部45C付近から環状コア46に巻かれる巻線45の他方の残余部45B側半分の巻回部45D1、45D2・・・と、巻線45の中央部45C付近から環状コア46に巻かれ残り一方の残余部45A側半分の巻回部45E1、45E2・・と残余部45A、45Bで構成される。巻線45の一方の残余部45Aおよび他方の残余部45Bは約200mm以上の長さにしている。一方の残余部45Aおよび他方の残余部45Bはそのまま端子として使用され、不要な部分は巻線を環状コアに巻回した後に切断される。
巻線45は最初に環状コア46の中央部から円周左側方向に1巻線分の間隔を空け、巻線の他方の残余部45B側から中央部45C付近の巻回部45D1、45D3・・・45D9まで4から5回巻く。巻回部45D9まで巻かれたら、前と逆に円周右方向に巻回部45D9と巻回部45D7間に巻回部45D2を巻き、巻回部45D7と巻回部45D5間に巻回部45D4を巻き、巻回部45D8まで巻いて他方の残余部45Bを環状コア46の中央部から取出す。
環状コア46の円周左側に巻線が巻かれたら、今度は巻線の巻き方向を逆にして環状コア46の円周右側方向に前述と同様に1巻線分の間隔を空けて、巻線45の一方の残余部45A側を中央部45C付近から巻回部45E1、45E3・・・45E9まで4〜5回巻き、次に円周左方向に巻回部45E9と巻回部45E7間に巻回部45E2を巻き、巻回部45E7と巻回部45E5間に巻回部45E4を巻き、巻回部45E8まで巻いて一方の残余部45Aを環状コア46の中央部から取出す。
第3図は本発明のトロイダルコイルの製造方法に用いられるコアクランプ機構に用いられる横コアクランプおよび縦コアクランプの関係を示す断面図で、第3図(A)はコアクランプ機構30の横コアクランプ38、38で環状コア46をクランプしている状態を示し、第3図(B)は横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43の双方で環状コア46をクランプしている状態を示し、第3図(C)は横コアクランプ38、38を開放し、縦コアクランプ43、43で環状コア46をクランプし、環状コア46を円周方向に回転している状態を示し、第3図(D)は横コアクランプ38、38を開放し、縦コアクランプ43、43を回転させ元の位置に復帰させる状態を示している。
縦コアクランプ43、43には巻線45が孔43Aを通過し、環状コア46の巻線位置に巻回部45D1、45D2、・・・45E1、45E2を誘導するスリット43Cが設けられている。スリット43Cにより巻回部45D1、45D2、・・・45E1、45E2が巻かれる環状コア46の円周位置が定められる。
なお、第3図において縦コアクランプ43、43の上側のハッチング部分は側面部に相当し、下側のハッチングがない部分はスリット43C部に相当する。
次に、本発明のトロイダルコイルの製造方法を図面に従って説明する。
第4図から第18図は本発明のトロイダルコイルの製造方法を示す模型図である
なお、図番号は後述する具体的実施例の説明と分かり易くするために一致させた。
第4図に示すように、巻線45の一方の残余部45Aを第1固定クランプ機構1の第1固定クランプ3、3間に挿入し、第1固定クランプ3、3を閉じて固定する。
次に第3図(A)で示すように、巻線45を他方の残余部45Bからコアクランプ機構30の横コアクランプ38、38で固定されている環状コア46の孔46Cに貫通させる。
環状コア46を貫通させた巻線45の他方の残余部45Bは回転クランプ機構5に有する回転クランプ16、16間を通過させ、回転クランプ16、16より下方に突出させる。
回転クランプ機構5は上下方向に直線移動すると共に、回転クランプ16、16が回転される。
尚、以下の図において、図面から第1固定クランプ機構1、第2固定クランプ機構20および回転クランプ機構5は省略する場合がある。
先ずは巻線45の中央部45C付近の半分から他方の残余部45B側を環状コア46に巻く。回転クランプ機構5の直下には、巻線45の残余部45Bの湾曲を矯正する矯正機構60が配置されている。
次に、第5図を参照して、矯正機構60を用いて巻線45の端部を直線状に矯正する。第5図(A)および第5図(B)は本工程を示す斜視図である。これらの図では、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を用いて説明する。X軸−Y軸を含むX−Y平面は当接板61の上面に対して平行な面であり、Z軸は巻線45が延在する方向に対して平行な軸である。
第5図(A)を参照して、矯正機構60は巻線45の下端を直線状に矯正するものであり、押圧部62、63と、当接板61とから構成されている。押圧部62、63は、巻線45を側面から押圧する働きを備え、当接板61は巻線45の端部が接触する部位である。
押圧部62は、アルミニウムやステンレス等の金属を所定形状に成形したものであり、−X方向に細長に突出する押圧部位62Aを複数備えている。換言すると、押圧部位62Aは等間隔に櫛刃状に形成されている。各押圧部位62Aの先端部には、上方からの平面視でV字形状を呈する切欠き62Bが設けられており、押圧部62が巻線45を押圧する際には、この切欠き62Bの側面にて巻線45が押圧される。
押圧部63の形状は押圧部62と同様であり、+X方向に伸びる複数の押圧部位63Aが櫛刃状に形成されている。更に、各押圧部位63Aの端部には、V字形状の切欠き63Bが設けられている。
上記した構成の押圧部63と押圧部62とは、Z軸方向に対してずらして配置されている。従って、押圧部62と押圧部63とを噛み合わせると、押圧部63が備える押圧部位63A同士の間隙の間に、押圧部62が備える押圧部位62Aの先端部が入り込む。
巻線45の下端は、当接板61の上面に接触するように配置される。この様にすることで、巻線45の他方の残余部45B(第4図参照)の長さを一定に規制することができる。また、巻線45は、押圧部62と押圧部63との間に配置される。
第5図(B)を参照して、次に、押圧部62を−X方向に移動させると共に、押圧部63を+X方向に移動させることにより、巻線45を押圧して直線状に矯正する。上記したように、押圧部63が備える押圧部位63Aの端部には切欠き63Bが設けられており、押圧部62が備える押圧部位62Aには切欠き62Bが設けられている。従って、押圧部63の切欠き63Bと押圧部62の切欠き62Bとで、巻線45が交互に挟み込まれる。結果的に、巻線45の湾曲が矯正されて直線状とされる。
供給される巻線45は直線状ではなく、若干の湾曲が生じている。従って、このままの状態で環状コアに対する巻回を行うと、湾曲する巻線45の端部が環状コアを通過することができずに巻回できない問題が生じる。本形態では、巻線の巻回を行う前に、巻線45の端部の湾曲を矯正して直線状とすることにより、巻線45の端部を確実に環状コイルに貫通させることが可能となる。
第6図に示すように、回転クランプ16、16を閉じ、通過させた巻線45の他方の残余部45B側の一部を突出させて固定する。
また第3図(B)に示すように、コアクランプ機構30の縦コアクランプ43、43を閉じて、環状コア46を横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43でクランプし、巻線45を初期状態にセットする。
巻線45の他方の残余部45Bを回転クランプ16、16より下方に突出させる長さは巻線がループ状に曲げて他方の巻線の他方の残余部45Bを環状コア46に貫通させる際に、巻線に変形を与えない長さにしている。
最初に回転クランプ機構5を上方に移動させると共に、回転クランプ16、16を反時計方向に回転させる。これと同時に、コアクランプ機構30は左方向に直線移動される。
第7図に示すように、回転クランプ機構5にある回転クランプ16、16がコアクランプ機構30に固定されている環状コア46の高さまで上向きに直線移動したときには、回転クランプ16、16は反時計方向に90度回転される。回転クランプ16、16が回転されると、巻線45の中央部45C付近は環状コア46に端部に当たる。
環状コア46が、第2固定クランプ28、28がある位置を通り越した左側位置まで移動すると、巻線45は環状コア46と回転クランプ16、16間に直線状に張られてテンションが加えられるので、巻線45の中央部45C付近の巻回部45D1が環状コア46の端部に当たり、曲折される。
第8図に示すように、巻線が直線的に張られた後、コアクランプ機構30が今までと逆に右方向に直線移動され、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43の固定されている環状コア46が回転クランプ16、16に接近される。環状コア46が回転クランプ16、16に接近すると共に回転クランプ16、16もさらに反時計方向に回転する。
回転クランプ16、16が回転すると、回転クランプ16、16に固定されている巻線45の他方の残余部45Bは回転する。このとき、コアクランプ機構30が右方向に直線移動されることにより、環状コア46と回転クランプ16、16間に直線状に張られる巻線45は緩むため、回転された巻線45の他方の残余部45Bは環状コア46の端部に当たる付近の中間部分45C1と回転クランプ16、16に固定されている付近の中間部分45C2の離れた二カ所でループ状に曲折され始められる。
巻線45の他方の残余部45Bの長さは回転クランプ機構5を回転させて、巻線がループ状に曲げても変形にされない長さにされており、巻線45の曲げ始めの中間部分45C1、45C2は離間しているため緩やかに曲げられる。環状コア46が右方向に直線移動され回転クランプ機構5に接近されるに従い、さらに巻線45は大きく湾曲され、全体的に丸くループ状に曲げられる。
回転クランプ機構5の回転クランプ16、16が反時計方向に180度(最初から270度)回転すると、巻線45の他方の残余部45Bは環状コア46の孔46Cに向けられる。このときまだ、環状コア46と回転クランプ16、16の間隔は巻線45の回転クランプ16、16か突出されている他方の残余部45Bの長さより長いので、巻線45の他方の残余部45Bは環状コア46のコア孔46Cに貫通していない。
第9図に示すように、コアクランプ機構30がさらに右方向に直線移動され、環状コア46が回転クランプ16、16に接近されるので、環状コア46の孔46Cに巻線45の他方の残余部45Bが縦コアクランプ43の孔43Aを通過し貫通する。また、第2固定クランプ機構20の上方向の直線移動に伴い、第2固定クランプ28、28が環状コア46の位置まで上昇する。
第10図に示すように、第2固定クランプ機構20は右方向に直線移動するので、環状コア46に貫通された巻線45の他方の残余部45Bが第2固定クランプ機構20の第2固定クランプ28、28にも挿入される。本実施の形態では、第4図に示した矯正機構60を用いて、他方の残余部45Bの端部を直線状に矯正しているので、残余部45Bはスムーズに孔43Bおよび環状コア46を貫通する。
第11図に示すように、第2固定クランプ28、28を閉じて挿入された巻線45の他方の残余部45Bを固定する。回転クランプ機構5の回転クランプ16、16は開放しクランプしているのを解除するので、巻線45の他方の残余部45Bは第2固定クランプ28、28が回転クランプ機構5の回転クランプ16、16に代って固定する。
第12図に示すように、第2固定クランプ機構20の第2固定クランプ28、28で巻線45の他方の残余部45Bが固定された後、コアクランプ機構30を引き続き右方向に直線移動する。
このとき、環状コア46が移動するのを邪魔しない位置まで回転クランプ16、16を360度回転させながら下降させる。回転クランプ16、16は下降させる代りに、横方向など環状コア46が移動するのを邪魔しない位置に移動させてもよい。
コアクランプ機構30を移動し、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43に固定されている環状コア46は第2固定クランプ28、28から次第に離されるに従い、巻線45の一方の残余部45Aは第1固定クランプ機構1の第1固定クランプ3、3で固定されているので、巻線45の環状コア46の端部に当たっている巻回部45D1が引っ張られ、次第に湾曲が狭められ巻かれる。
第13図に示すように、環状コア46が十分に右側に移動したとき、巻線45の他方の残余部45Bが第2固定クランプ28、28と環状コア46間に直線状に張られる。このとき巻線45の巻回部45D1は縦コアクランプ43、43の孔43Aからスリット43Cに誘導され通過し、中央部45C付近の巻回部45D1は環状コア46の所定の位置に当たり、テンションが加えられ、環状コア46に沿って密着して巻かれる。
環状コア46に巻線45が巻かれた後、回転クランプ機構5を上方向に移動させ、巻線45の他方の残余部45B側を回転クランプ機構5の回転クランプ16、16に通過させる。
第14図に示すように、回転クランプ機構5の回転クランプ16、16を閉じ巻線45の他方の残余部45Bを固定する。
それまで巻線45の他方の残余部45Bをクランプしていた第2固定クランプ機構20の第2固定クランプ28、28を開放し、巻線45の他方の残余部45Bのクランプを解除し、第2固定クランプ28、28を後退させる。
巻線45の中央部45C付近から他方の残余部45B側半分から環状コア46に巻かれた後、環状コア46を復帰させると共に、第2固定クランプ28、28を下方の直線移動し、元の位置に復帰させる。
第15図に示すように、巻線45の他方の残余部45Bをクランプした回転クランプ機構5を降下させる。このとき回転クランプ機構5の回転クランプ16、16は90度回転させながら降下させ初期状態に復帰させる。
前述と同様にして他方の残余部側の2回目の巻線を開始する。
第16図に示すように、再び回転クランプ機構5の回転クランプ16、16をコアクランプ機構30の高さまで上方向に移動すると共に、回転クランプ16、16を反時計方向に90度回転させる。
コアクランプ機構30が左方向に直線移動され、コアクランプ機構30の横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43に固定されている環状コア46と回転クランプ16、16は横方向に並び、環状コア46が第2固定クランプ28、28がある位置を通り越した左側位置まで移動すると、巻線45は環状コア46と回転クランプ16、16間に張られる。
このとき、巻線45が環状コア46の外側円周方向に重ならないようにピッチ送りする必要がある。
第3図(B)に示すように、それまで環状コア46は横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43でクランプされている。
第3図(C)に示すように、横コアクランプ38、38を開放し、環状コア46を縦コアクランプ43、43だけで固定する。そして縦コアクランプ43、43を反時計方向に回転させ、環状コア46を2巻線分円周時計方向に回転させピッチ送りする。
第3図(D)に示すように、環状コア46を回転させた後、横コアクランプ38、38で環状コア46をクランプし、縦コアクランプ43、43を元の位置に復帰させる。縦コアクランプ43、43を元の位置に復帰されたら、再び、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43で環状コア46を固定する。
巻線45は縦コアクランプ43、43の孔43Aからスリット43Cに誘導され通過し、環状コア46に中央部45C付近の巻回部46D1より多少残余部45B側にずれた巻回部45D3が環状コア46の端部に当たり、曲折される。
従って、環状コア46は2巻線分円周時計方向に回転しているので、環状コア46の端部46Bに巻回部45D1より2巻線分移動した位置に巻回部45D3が圧着される。
その後は前述と同様にして巻回部45D3が巻かれる。
第2図に示すように、係る動作を繰返し、巻線45の他方の残余部45B側は環状コア46の中央部から円周左側方向に間隔を置いて巻線45の中央部45C付近から巻回部45D1、45D3・・・45D9まで巻かれたら、次に環状コア46を円周右方向に回転させて、巻回部45D9と巻回部45D7間に巻回部45D8を巻き、巻回部45D7と巻回部45D5間に巻回部45D6を巻き、巻回部45D2まで巻いて他方の残余部45Bを環状コア46の中央部から取出す。
第17図は巻線45が環状コア46に巻かれた状態を示す断面図で、巻線45は縦コアクランプのスリットに誘導されて、環状コアの外側に重ならないように巻かれる。
第16図に示すように、巻線45の環状コア46に巻かれる位置を定めるためのピッチ送りを環状コア46に巻線45の2回目を巻くために、回転クランプ機構5の回転クランプ16、16をコアクランプ機構30の高さまで上方向に移動し、巻線45が環状コア46と回転クランプ16、16間に直線状に張られるときに行った。しかしながら、第2固定クランプ機構20の第2固定クランプ28、28で巻線45の他方の残余部45Bが固定された後、コアクランプ機構30を引き続き右方向に直線移動し、環状コア46が第2固定クランプ28、28から次第に離されるに従い、巻線45の環状コア46の端部に当たっている巻回部45D2が引っ張られ、次第に湾曲が狭められ巻かれるとき迄であるならいつでも良い。
第18図は巻線45のピッチ送りの他の実施例を示すもので、前述においては巻線45のピッチ送りするのに、最初に縦コアクランプ43、43と共に環状コアを回転させたが、第18図(A)に示すように、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43とでクランプされていた環状コア46を第18図(B)に示すように、横コアクランプ38、38、43だけでクランプされる。そして縦コアクランプ43、43を開放し、縦コアクランプのみを円周時計方向に回転させる。巻線45は縦コアクランプ43、43の孔43Aに連なるスリット43Cに誘導され、環状コア46に巻回部45D1より二巻線分ずれた巻回部45D3が環状コア46の端部に当たる。
前述したように、環状コア46が第2固定クランプ28、28がある位置を通り越した左側位置まで移動すると、巻線45は環状コア46と回転クランプ16、16間に直線状に張られてテンションが加えられるので、巻線45の中央部45C付近の巻回部45D3が環状コア46の端部に当たり曲折される。巻線45は太くので曲折された状態を保持しその位置に固定される。
第18図(C)に示すように、巻回部45D3が環状コア46の所定の巻線位置に密着して巻かれた後、縦コアクランプ43、43を閉じて、縦コアクランプ43、43で環状コア46をクランプし、横コアクランプ38、38を開放し、縦コアクランプ43、43を元の位置に復帰させる。縦コアクランプ43、43の復帰に伴い環状コア46は反円周時計方向に回転させピッチ送りする。縦コアクランプ43、43を元の位置に復帰されたら、再び、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43で環状コア46をクランプする。
巻線45は縦コアクランプ43、43の孔43Aからスリット43Cに誘導され、環状コア46に中央部45C付近の巻回部46D1より2巻線分ずれた巻回部45D3が環状コア46に保持されている。
従って、縦コアクランプ43、43が円周時計方向に回転し、環状コア46は円周反時計方向に回転しているので、環状コア46の端部46Bに巻回部45D1より二巻線分移動した位置に巻回部45D3が保持される。
その後は前述と同様にして巻回部45D3が巻かれる。
係る動作を繰返し、巻線45の他方の残余部45B側は環状コア46の中央部から円周左側方向に間隔を置いて巻線45の中央部45C付近から巻回部45D1、45D3・・・45D9まで巻かれる。次に、次に環状コア46を円周右方向に回転させて、巻回部45D9と巻回部45D7間に巻回部45D8を巻き、巻回部45D7と巻回部45D5間に巻回部45D6を巻き、巻回部45D2まで巻いて他方の残余部45Bを環状コア46の中央部から取出す。
実際にトロイダルコイルの巻線装置を用いて、巻線を巻く方法を具体的説明する。
本発明のトロイダルコイル巻線装置を図面に従って説明する。
第19図は本発明のトロイダルコイル巻線装置の斜視図である。
第1固定クランプ機構1は左右に開閉する第1固定クランプ3、3を備える。
回転クランプ機構5は螺溝が切られた軸6に螺溝が螺合する第1支持台7を有する。支持台7には左右方向に直線移動する第2支持台9が設けられており、第2支持台9には前後方向に直線移動する第3支持台11が設けられている。
軸6はモータ8にて回転され、第1支持台7を上下方向に直線移動させる。第3支持台11の切起し片12には軸14を介して細長の回転クランプ16、16が取付けられている。回転クランプ16、16は左右に開閉し、軸14はサーボモータ15にて回転される。
第2固定クランプ機構20はレール21を左右に水平移動する第1支持台22と、第1支持台22に前後方向に可動する第2支持台23と、支持台23の部材25に上下方向に直線移動する第3支持台26と、第3支持台26に設けられた第2固定クランプ28、28とを有する。第2固定クランプ28、28には上下に開閉する。
コアクランプ機構30はレール31、31に第1支持台32が設けられている。第1支持台32はモータ33にて回転される軸34の螺溝に螺合される螺溝(図示せず)が設けられ、レール31、31に沿って左右方向に直線移動される。第1支持台32にはモータ36にて回転される第2支持台37が設けられ、第2支持台37に環状コア46を外側横面からクランプし4つの横コアクランプ38、38が支持材39、支持材40を介して取付けられている。横コアクランプ38、38は支持材40から内方に突出したり、引っ込んだりし、またモータ36の回転により環状コア46を傾斜させる。
第2支持台37には支持材42を介して環状コアの縦面から固定する縦コアクランプ43、43が取付けられている。縦コアクランプ43、43はモータ33にて支持材42が回転することにより回転し、環状コアを円周方向に回転させる。
第1固定クランプ機構1はコアクランプ機構30の左右方向の直線移動と共に直線移動される。
矯正機構60は、コアクランプ機構30の下方に位置し、押圧部62、押圧部63および当接板61から構成されている。矯正機構60は、コアクランプ機構30に巻線がセットされるときは、コアクランプ機構30の直下に位置しており、巻線の端部の湾曲を直線状に矯正する機能を備えている。そして、巻線を環状コアに巻回する際には、他の部位との干渉を防止するために、図示されている箇所よりも更に下方に矯正機構60は退避する。
更に、巻線の他方の残余部45Bは、矯正機構60により湾曲が矯正されて直線状とされる。具体的には、先ず、残余部45Bの下端を矯正機構60の当接板61の上面に接触させる。次に、押圧部63と押圧部62とを噛み合わせて、他方の残余部45Bを両側の側面から挟み込むことにより、残余部45Bの端部付近の湾曲を矯正して直線状にする。
第19図において、第2固定クランプ機構20はコアクランプ機構30より右方向に位置されているが、巻線を環状コアに巻回する箇所によって、第2固定クランプ機構20はレール21に沿って移動しコアクランプ機構30より左方向に位置される。
第19図に示すように、巻線45を巻回させる前の初期状態では、第1固定クランプ機構1の第1固定クランプ3、3は図面の略上部中央に位置される。また第2固定クランプ機構20の第2固定クランプ28、28は巻き始める前はコアクランプ機構30に対して図面の左下方に位置され、コアクランプ機構30が直線方向に移動するのを妨害しないようにしている。
第20図から第31図に従って本発明のトロイダルコイルの巻線装置を用いて巻線を巻く方法を説明する。
(1)巻線のセット
第20図に示すように、横コアクランプ38、38で環状コア46の外側横側面46Aの4箇所を固定する。このとき縦コアクランプ43、43はまだ開放されたままである。
巻線45の一方の残余部45Aを第1固定クランプ機構1の第1固定クランプ3、3間に挿入し、第1固定クランプ3、3を閉じて固定する。一方の残余部45Aが固定された巻線45をコアクランプ機構30の横コアクランプ38、38で固定されている環状コア46の孔46Cにそのとき開放されている側面から貫通させる。環状コア46を貫通させた巻線45の他方の残余部45Bは回転クランプ機構5の回転クランプ16を通過させ、回転クランプ16、16より下方に突出させる。
更に、コアクランプ機構30の下方には、巻線45の端部を直線状に矯正する矯正機構60が配置されている。
第21図に示すように、回転クランプ16、16を閉じ通過させた巻線45の他方の残余部45B側の一部を突出させて固定する。巻線45の他方の残余部45Bを回転クランプ16、16より下方に突出させる長さは巻線がループ状に曲げて他方の残余部45Bの巻線の突出部を環状コア46に貫通させる際に、巻線に変形を与えない長さにしている。
環状コア46に他方の残余部45Bを貫通させた後の状態では環状コア46はコアクランプ機構30の横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43の双方で固定されている。
(2)巻線の巻回部の曲折の形成
第21図の巻線45をセットした状態から、回転クランプ機構5のモータ8を回転させると、軸6が回転し、その軸6の螺溝に螺合する第1支持台7は上方方向に直線移動する。このときサーボモータ15も回転し回転クランプ16、16は軸14を中心として反時計方向に回転する。同時にコアクランプ機構30はモータが回転することにより、軸34に螺合する第1支持台32は左方向に直線移動する。
第22図に示すように、回転クランプ機構5の回転クランプ16、16がコアクランプ機構30に固定されている環状コア46の高さまで直線移動しながら、サーボモータ15が回転し回転クランプ16、16は反時計方向に90度回転される。回転クランプ16、16が回転されると、巻線45の他方の残余部45Bは回転され、環状コア46の端部に当たる巻線45の中央部45C付近、即ち巻回部45D1から巻線45は曲げられる。
このとき、モータ33が回転しコアクランプ機構30は左方向に直線移動され、コアクランプ機構30に固定されている環状コア46は第2固定クランプ機構20がある位置を通り越した左側位置まで移動する。回転クランプ16、16が環状コア46と同じ高さまで上方向に移動されたとき、巻線45は環状コア46と回転クランプ16、16間に直線状に張られてテンションが加えられるので、巻回部45D1は環状コア46の左側端部に当たり、環状コア46の外周に沿って曲折される。
(3)巻線の他方の残余部の反転
第23図に示すように、次にモータ33がそれまでとは逆回転させると、コアクランプ機構30は今までと逆に右方向に直線移動されるので、コアクランプ機構30環状コア46も右方向に直線移動され、環状コア46は回転クランプ16、16に接近してくる。
環状コア46が回転クランプ16、16に接近すると共に、サーボモータ15をさらに回転することにより、回転クランプ16、16もさらに反時計方向に回転する。回転クランプ16、16が回転すると、回転クランプ16、16に固定されている巻線45の他方の残余部45Bは回転する。このときコアクランプ機構30は右方向に直線移動されるので、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43に固定されている環状コア46も直線移動する。それにより環状コア46と回転クランプ16、16間に直線状に張られていた巻線45が緩むため、巻線45は環状コア46に当たる付近の中間部分45C1と回転クランプ16、16に固定されている付近の中間部分45C2の離れている二カ所で曲げ始められる。
巻線45の他方の残余部45Bの長さは回転クランプ機構5を回転させて、巻線がループ状に曲げても変形にされない長さにされており、最初に曲げられる巻線45の中間部分45C1、45C2は離間しているので緩やかに曲げられる。環状コア46が右方向に直線移動され回転クランプ16に接近されるに従い、さらに巻線45は大きく湾曲され、全体的に丸くループ状に曲げられる。
回転クランプ16、16が反時計方向に180度(最初から270度)回転すると、巻線45の他方の残余部45Bは環状コア46の孔46Cに向けられる。このときまだ環状コア46と回転クランプ16、16の間隔は巻線45の回転クランプ16、16から突出されている他方の残余部45Bの長さより長いので、巻線45の他方の残余部45Bは環状コア46のコア孔46Cに貫通していない。
(4)巻線の他方の残余部の固定
第24図に示すように、モータ33をさらに回転させると、コアクランプ機構30の横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43に固定されている環状コア46はさらに右方向に直線移動され回転クランプ16に接近されるので、環状コア46の孔46Cに巻線45の他方の残余部45Bが縦コアクランプ43の孔43Aを通過し貫通する。このとき第2固定クランプ機構20を上方へ直線移動させ、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43に固定されている環状コア46のコア孔46Cと対向する位置にする。
コアクランプ機構30をさらに右方向に直線移動し、環状コア46を回転クランプ16に接近させる。環状コア46を回転クランプ16、16に接近させると、巻線45の他方の残余部45Bはさらに環状コア46のコア孔46Cに貫通される。
第25図に示すように、第2固定クランプ28、28はレール21に沿ってエアシンダーにより直線移動させると、環状コア46に貫通された巻線45の他方の残余部45Bが第2固定クランプ機構20の第2固定クランプ28、28にも挿入される。
第26図に示すように、第2固定クランプ機構20の第2固定クランプ28、28を閉じて挿入された巻線45の他方の残余部45Bを固定する。回転クランプ機構5の回転クランプ16、16は開放しクランプを解除するので、今度は巻線45の他方の残余部45Bは第2固定クランプ機構20の第2固定クランプ28、28が回転クランプ16、16に代って固定する。
(5)巻線の残余部の巻回部の曲折の形成
第27図に示すように、第3支持台11を後退させることにより回転クランプ16、16を後退させ、回転クランプ16を巻線45の後方へ移動する。そしてモータ8を逆転させて、コアクランプ機構30が移動するのを邪魔しない位置まで回転クランプ16、16を360度回転させながら下降させる。
回転クランプ16、16は下降させる代りに、横方向など環状コア46が移動するのを邪魔しない位置に移動させてもよい。
第2固定クランプ機構20の第2固定クランプ28、28で巻線45の他方の残余部45Bが固定された後、コアクランプ機構30を引き続き右方向に直線移動する。
コアクランプ機構30の支持台37を右方向に直線移動すると横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43に固定されている環状コア46は第2固定クランプ28、28から次第に離されるに従い、巻線45の一方の残余部45Aは第1固定クランプ3で固定されているので、巻線45の環状コア46に当たっている巻回部45D1が引っ張られ、次第に湾曲が狭められ巻かれる。
第28図に示すように、コアクランプ機構30が回転クランプ16、16を通り越して十分に右側に移動したとき、巻線45の他方の残余部45Bが第2固定クランプ28、28と環状コア46間に直線状に張られる。このとき巻線45の巻回部45D1は縦コアクランプ43、43の孔43Aからスリット43Cに誘導され通過し、中央部45C付近の巻回部45D1は環状コア46の所定の位置に当たり、テンションが加えられ、環状コア46に沿って密着して巻かれる。
環状コア46に巻線45が巻かれた後、回転クランプ機構5を上方向に移動させ、巻線45の他方の残余部45B側を回転クランプ機構5の回転クランプ16、16に通過させる。
環状コア46に巻線45の中央部45C付近が巻かれた後、モータ8を回転させ、回転クランプ機構5を上方向に移動させさらに支持台11を前進させて、巻線45の他方の残余部45B側を回転クランプ機構5の回転クランプ16、16に通過させる。
第29図に示すように、回転クランプ機構5の回転クランプ16、16を閉じ、再び回転クランプ16、16で巻線45の他方の残余部45Bを固定する。
第30図に示すように、環状コア46を復帰させると共に、第2固定クランプ28、28を下方の直線移動し、元の位置に復帰させる。
巻線45の他方の残余部45Bをクランプした回転クランプ機構5を降下させる。このとき回転クランプ機構5の回転クランプ16、16は90度回転させながら降下させ、初期状態に復帰させる。
(6)巻線を初期状態に復帰
第30図に示す状態で、前述と同様にモータ8を回転し第1支持台7を上方向に移動させると共に、サーボモータ15を回転し軸14を回転させる。
(7)巻線の二回目の左側巻回部の曲折の形成
第31図に示すように、再び回転クランプ機構5の回転クランプ16、16がコアクランプ機構30の高さまで上方向に移動すると共に、サーボモータ15が回転し回転クランプ16、16の細長の回転クランプ16、16は反時計方向に90度回転される。またコアクランプ機構30は第2固定クランプ機構20がある位置を通り越して左方向に水平移動しているので、環状コア46に巻線45が当たる。このときコアクランプ機構30に固定されている環状コア46と回転クランプ16、16は横方向に直線状になるまで張って巻回部45D3にテンションを加える。
(8)二回目の巻線の環状コアへの位置決めのためのピッチ送り
第3図(C)に示すように、横コアクランプ38、38は開放され、環状コア46は縦コアクランプ43、43だけで固定される。そして縦コアクランプ43、43が反時計方向に回転され、モータ33を回転させ環状コア46を2巻線分円周時計方向に回転させる。環状コア46を回転させた後、横コアクランプ38、38で環状コア46をクランプし、縦コアクランプ43、43を開放し、モータ33を回転させ縦コアクランプ43、43だけを回転させて元の位置に復帰させる。縦コアクランプ43、43を元の位置に復帰されたら、再び、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43で環状コア46を固定する。
巻線45は縦コアクランプ43、43の孔43Aからスリット43Cに誘導され通過し、環状コア46に中央部45C付近の巻回部46D1より多少残余部45B側にずれた巻回部45D3が環状コア46の端部に当たり、曲折される。
従って、環状コア46は2巻線分円周時計方向に回転しているので、環状コア46の端部46Bに巻回部45D1より2巻線分移動した位置に巻回部45D3が圧着される。
その後は前述と同様にして巻回部45D3が巻かれる。
第17図は巻線45が環状コア46に巻かれた状態を示す断面図で、巻線45は縦コアクランプのスリットに誘導されて、環状コアの外側に重ならないように巻かれる。
第16図に示すように、巻線45の環状コア46に巻かれる位置を定めるためのピッチ送りを環状コア46に巻線45の2回目を巻くために、回転クランプ機構5の回転クランプ16、16をコアクランプ機構30の高さまで上方向に移動し、巻線45が環状コア46と回転クランプ16、16間に直線状に張られるときに行ったが、第2固定クランプ機構20の第2固定クランプ28、28で巻線45の他方の残余部45Bが固定された後、コアクランプ機構30を引き続き右方向に直線移動し、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43に固定されている環状コア46が第2固定クランプ28、28から次第に離されるに従い、巻線45の環状コア46の端部に当たっている巻回部45D2が引っ張られ、次第に湾曲が狭められ巻かれるとき迄であるならいつでも良い。
第18図は巻線45のピッチ送りの他の実施例を示すもので、前述においては巻線45のピッチ送りするのに、最初に縦コアクランプ43、43と共に環状コアを回転させたが、第18図(A)に示すように、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43とでクランプされていた環状コア46を第18図(B)に示すように、横コアクランプ38、38、43だけでクランプされる。そして縦コアクランプ43、43を開放し、縦コアクランプのみを円周時計方向に回転させる。巻線45は縦コアクランプ43、43の孔43Aに連なるスリット43Cに誘導され、環状コア46に巻回部45D1より二巻線分ずれた巻回部45D3が環状コア46の端部に当たる。
前述したように、環状コア46が第2固定クランプ28、28のある位置を通り越した左側位置まで移動すると、巻線45は環状コア46と回転クランプ16、16間に直線状に張られてテンションが加えられるので、巻線45の中央部45C付近の巻回部45D3が環状コア46の端部に当たり、曲折されその位置に固定される。
第18図(C)に示すように、巻回部45D3が環状コア46の所定の巻線位置に固定された後、縦コアクランプ43、43を閉じて、縦コアクランプ43、43で環状コア46をクランプし、横コアクランプ38、38を開放し、縦コアクランプ43、43を元の位置に復帰させる。縦コアクランプ43、43の復帰に伴い環状コア46は反円周時計方向に回転させピッチ送りする。縦コアクランプ43、43を元の位置に復帰されたら、再び、横コアクランプ38、38と縦コアクランプ43、43で環状コア46をクランプする。
巻線45は縦コアクランプ43、43の孔43Aからスリット43Cに誘導され、環状コア46に中央部45C付近の巻回部46D1より2巻線分ずれた巻回部45D3が環状コア46に保持されている。
従って、縦コアクランプ43、43が円周時計方向に回転し、環状コア46は円周反時計方向に回転しているので、環状コア46の端部46Bに巻回部45D1より二巻線分移動した位置に巻回部45D3が圧着される。
その後は前述と同様にして巻回部45D3が巻かれる。
(9)巻線の複数回巻回
第2図に示すように、係る動作を繰返し巻線45が環状コア46に巻かれるごとに環状コア46を縦コアクランプ43、43にて反時計方向に回転させ、巻回部45D3、45D5、45D7,45D9まで環状コア46の円周左方向に巻回する。巻回部45D9まで巻かれたとき、縦コアクランプ43、43を逆転し環状コア46を反時計方向に回転させる。
今度は以前に巻かれた巻回部45D9と巻回部45D7間の環状コア46に巻回部45D2が巻かれる。
係る動作を繰返し、巻回部45D7と巻回部45D5間に巻回部45D4、巻回部45D5と巻回部45D3間に巻回部45D6と巻回し、巻回部45D3と巻回部45D1間に巻回部45D8まで巻かれたとき、巻線45の他方の残余部45Bの半分から最初に環状コア46に巻き、巻かれた巻回部45D1付近より取出し端子とする。

Claims (3)

  1. 環状コアと、前記環状コアに巻かれる巻線とを準備する工程と、
    前記環状コアの孔と重なるようにスリットが設けられた第1コアクランプと、前記環状コアを外周方向から囲むように配置された第2コアクランプとを有するコアクランプ機構を用意し、前記第1コアクランプで前記環状コアを厚み方向にクランプし、前記第2コアクランプで前記環状コアを中心方向にクランプする工程と、
    前記巻線の端部付近を固定するクランプを用いて、前記第1コアクランプの前記スリットと前記環状コアの前記孔とが重なる箇所に前記巻線を貫通させて、前記巻線を前記環状コアに巻回する工程と、
    前記コアクランプ機構を回転させることにより、前記環状コアを円周方向にピッチ送りする工程と、を具備し、
    前記巻回する工程では、前記コアクランプ機構を移動させることで、前記コアに前記巻線を巻回するトロイダルコイルの製造方法であり、
    前記巻線を前記環状コアに巻回する工程は、
    前記環状コアの一方側で、第1クランプで前記巻線を固定したまま、前記環状コアと前記第1クランプとを離間させて前記巻線を前記環状コアに巻回する工程と、
    前記環状コアと前記第1クランプとを接近させて前記巻線を緩め、前記第1クランプを回転させて前記巻線をループ状に曲げて前記巻線の端部を前記環状コアの他方側に貫通させる工程と、
    前記環状コアの他方側で、前記巻線の端部付近を第2クランプで固定した後、前記巻線の端部付近を固定する前記第2クランプと前記環状コアとを離間させて、前記巻線を前記環状コアに巻回する工程と、
    前記環状コアの他方側で前記巻線を前記第1クランプで固定し、前記第2クランプによる前記巻線の固定を解除する工程と、
    前記第1クランプを、前記環状コアの下方を経由して前記環状コアの他方側から一方側まで移動させ、前記第1クランプで前記巻線を固定したまま、前記環状コアと前記第1クランプとを離間させて前記巻線を前記環状コアに巻回する工程と、を有することを特徴とするトロイダルコイルの製造方法。
  2. 前記巻線を前記環状コアに一巻回した後、次に巻線を前記環状コアに巻回する迄に、前記コアクランプ機構で前記環状コアを円周方向に回転させピッチ送りし、前記巻線が前記環状コアの外側で重ならないように巻線位置を設定することを特徴とする請求項1に記載のトロイダルコイルの製造方法。
  3. 前記第1コアクランプと前記第2コアクランプとの相対的な位置を回転方向に移動させることで、前記環状コアをピッチ送りすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトロイダルコイルの製造方法。
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