JP5604800B2 - 微細凹部加工工具及び微細凹部加工方法 - Google Patents

微細凹部加工工具及び微細凹部加工方法 Download PDF

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本発明は、摺動部材が往復移動する摺動面に微細な凹部を形成する微細凹部加工工具及び微細凹部加工方法に関する。
例えば自動車用エンジンにおけるピストン(ピストンリング)とシリンダブロックのような相対的に往復運動するような2つの摺動部品の間には、摩擦抵抗を低減させるためにシリンダのボア内壁に微細な凹部(油だまり)を形成することが行われている。
微細な凹部を形成する方法としては、加工部以外の部分をマスキングしてブラスト加工を行うマスクブラスト法、レーザ光を照射して加工実施するレーザ加工法、所望の形状を工具刃先にもつ回転体により転造加工を行うマイクロロールフォーミング法(下記特許文献1参照)がある。
特開2006−26676号公報
ところで、上記した微細な凹部には、様々な形状が考えられるが、マスクブラスト法やレーザ加工法にて形成されるような底面が曲面状となる形状が一般的である。
しかしながら、摩擦抵抗(μ)に関しては、底面が曲面状となる一般的な凹部に比較して、一方向摺動の場合は三角形状、往復摺動の場合はW型形状の方が、摺動方向に対向する面を凹部内に形成できることからより多くの油を保持できて摩擦抵抗をより低減することができる。
このような摩擦抵抗に関して有利なW型形状の凹部を加工する際には、マスクブラスト法やレーザ加工法では、V型形状のものを2個別々に形成してW型形状とする必要が生じ、加工時間が長くなって加工コストの上昇を招く。なお、レーザ加工法では、レーザ光を2つ同時に照射することで、W型形状とすることが可能であるが、この場合にはレーザ加工装置が複雑化してやはりコスト上昇を招く。
そこで、本発明は、微細な凹部をW型形状として摺動面に加工する際の加工コスト上昇を抑えることを目的としている。
本発明は、摺動面に形成する微細な凹部が、往復摺動方向両端側の摺動方向に対して直角となる両端壁面と、これら各両端壁面相互間に山部を形成するようにして各両端壁面の下端に一端が連続するとともに、他端同士が前記山部先端側で互いに連続する一対の中央傾斜部と、前記往復摺動方向と直交する方向の両端側の両側壁と、を備え、この凹部の形状に対応して工具刃先が先端に凹み部を備え、かつ、工具刃先は、凹部が前記往復摺動方向に対して直交する方向の断面形状がほぼW型形状となるように、凹部の形状に対応して先端に凹み部を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、工具刃先が、凹部の形状、すなわち、往復摺動方向両端側の摺動方向に対して直角となる両端壁面と、これら各両端壁面相互間に山部を形成するようにして各両端壁面の下端に一端が連続するとともに、他端同士が前記山部先端側で互いに連続する一対の中央傾斜部と、往復摺動方向と直交する方向の両端側の両側壁と、を備える形状に対応して先端に凹み部を備えているので、該工具刃先を備える微細凹部加工工具によって転造加工することで、微細な凹部を、単に工具刃先を摺動面に押し付けるだけで容易に加工することができ、加工コスト上昇を抑えることができる。
また、このような形状の凹部は、摺動方向に対向する面を、両端壁面として備え、かつこの両端壁面は、摺動面に対する摺動部材の摺動方向に対して直角となっているので、より多くの油を保持できて摩擦抵抗をより低減することができる。
さらに、上記した凹部は、摺動方向に対して直交する方向の断面形状がほぼW型形状となっているので、さらにより多くの油を保持できて摩擦抵抗をより一層低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係わる微細凹部加工工具によりシリンダボア内面に微細凹部を加工している状態を示す断面図である。 (a)は図1の微細凹部加工工具の平面図、(b)は(a)のC部の拡大図である。 (a)は図2(b)の拡大したD−D断面図、(b)は微細凹部加工工具における工具刃先の先端の凸部の斜視図、(c)は凸部の他の例を示す斜視図である。 (a)は図1のE部における凹部を拡大して示す断面図、(b)は凹部の正面図である。 本発明の第2の実施形態に係わる微細凹部加工工具によりシリンダボア内面に微細凹部を加工している状態を示す断面図である。 図3(b)に対応する凸部の斜視図である。 図3(c)に対応する凸部の斜視図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態に係わる微細凹部加工工具の図2(b)に対応する拡大した側面図、(b)は(a)のH矢視図、(c)は(a)のI矢視図、(d)は凸部の斜視図である。 図8(d)の凸部の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる微細凹部加工工具1によって、摺動部材であるエンジンのシリンダブロック3の摺動面となるシリンダボア5のボア内面5aに対し微細凹部を加工する状態を示している。
微細凹部加工工具1は、その中心部を回転支持軸7によって支持され、モータなどを備える駆動機構9によって回転支持軸7を中心として矢印Aのように回転するとともに、矢印Bのように軸方向に移動して、外周部に形成してある工具刃先11によってボア内面5aに微細凹部を形成する。この際、微細凹部加工工具1の外径は、円形の孔であるシリンダボア5の直径より小さく、したがって加工する際には、回転支持軸7をシリンダボア5の中心軸線に対して偏心回転させることになる。
上記した微細凹部加工工具1は、その平面図である図2(a)に示すように、全体として円板形状を呈する回転体として円板部13を備えており、円板部13の円形の外周面には、図2(a)のC部を拡大した図2(b)に示すように、円周方向に沿って歯車形状の凹凸部を形成してある。
図3(a)は、図2(b)の拡大したD−D断面図であって、上記歯車形状の凹凸部における山型形状の凸部15を示しており、図3(b)は凸部15の斜視図である。この凸部15は、回転支持軸7の軸方向両側(図3(a)中で左右両側)に位置して互いに平行なほぼ四角形状の外側面15aと、これら両外側面15a相互間に位置し、外周部に凹み部15bを形成するように回転支持軸7の軸方向に対して傾斜する四角形状の傾斜面15cと、回転方向両側の端面15dと、を備えている。
したがって、上記した凸部15は、ほぼ四角形状の両外側面15aに対応する位置から凹み部15bの中心側(凸部15の図3(a)中で左右方向中央部)に向うに従って断面ほぼ四角形状が徐々に小さくなる。
このような微細凹部加工工具1を用い、その工具刃先11をボア内面5aに押し付けつつ微細加工を行うと、ボア内面5aには、図1のE部を拡大して示す図4(a)のように、断面がほぼW型形状の凹部17が形成される。この加工時には、微細凹部加工工具1を回転させつつ軸方向に移動させることで、ボア内面5aに複数の凹部17を螺旋状に形成する。あるいは、軸方向の移動を停止させた状態でボア内面5aに対して円周方向に360度回転させて、1周分の凹部17を連続して加工した後、微細凹部加工工具1を、ボア内面5aから一旦離反させた後、軸方向に適宜移動させて再度ボア内面5aに対して円周方向に360度回転させる作業を繰り返し行うようにしてもよい。
図4(b)は、この微細な凹部17を形成した後のボア内面5aの一部を示す正面図である。なお、このとき、微細凹部加工工具1は、その工具刃先11をボア内面5aに押し付けて転造加工を実施するが、その際工具刃先11は、図4に示すように、図3(a)に示す凹み部15bの最深部15b1がボア内面5a内に入り込むまで押し込むものとする。すなわち、工具刃先11の凸部15は、先端部の長さLよりも長い量がボア内面5a内に入りむよう押し込む。これにより、凹部17の正面視の形状が上記図4(b)のように2つの四角形状が向かい合うような形となる。
このような凹部17は、図4に示すように、図示しない摺動部材であるピストンのシリンダボア5に対する往復摺動方向両端側の両端壁面17aと、これら各両端壁面17a相互間に山部17bを形成するようにして各両端壁面17aの下端に一端が連続するとともに、他端同士が前記山部先端側で互いに連続する一対の中央傾斜部としての中央傾斜面17cとを備えて断面形状が前述したほぼW型形状を呈している。
このようなほぼW型形状の凹部17は、図4(a)の上下方向に対応する摺動方向に対向する面を、両端壁面17aとして備え、かつこの両端壁面17aは、ボア内面5aに対する図示しないピストンの摺動方向に対してほぼ直角となっているので、より多くの油を保持できて摩擦抵抗をより低減することができる。
この際、本実施形態では、1つのW型形状の凹部17を形成するにあたり、微細凹部加工工具1をその先端の工具刃先11の凸部15をボア内面5aに1度押し付けるだけで容易に加工することができるので、短時間に行え、加工コスト上昇を抑えることができる。
また、本実施形態では、工具刃先11は、往復摺動方向を軸芯とする回転体である円板部13の外周部に設けているので、工具刃先11をボア内面5aに接触させた状態で円板部13を単に回転させればよく、極めて簡素化した加工作業といえる。
図3(c)は、上記した凸部15に代わる他の例となる凸部16を示している。この凸部16は、両外側面16aが、台形状を呈していて、その先端側が互いに接近する方向に位置するように傾斜するとともに、回転方向両側の端面16dについても先端側が互いに接近する方向に位置するよう傾斜している。なお、16bは凹み部、16cは傾斜面である。
したがって、特に両外側面16aが傾斜する形状の凸部16によってボア内面5aに凹部17を形成する場合には、図4(a)における凹部17の上下一対の両端壁面17aが、凹部17の開口側(図4(a)中で右側)ほど互いに離れるようにボア内面5aに対して傾斜するものとなる。
上記図3(c)のような先細となる形状の凸部16は、図3(b)の凸部15に比較して強度が向上して耐久性が高いものとなる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係わる微細凹部加工工具1Aによって、第1の実施形態と同様に、シリンダブロック3のボア内面5aに対し微細凹部を加工する状態を示している。
この実施形態による微細凹部加工工具1Aは、転動体としての円板部19の外周部に、工具刃先21として前記図3(b)の凸部15と同様な凸部23を、円周方向に沿って等間隔に複数備えている。円板部19は、シリンダボア5の中心軸線に直交する方向に延びる回転支持軸25に回転可能に支持されている。
回転支持軸25は、軸方向両端が図5中で上下方向に延びる一対の支持アーム27に支持され、工具刃先21をボア内面5aに押し付けつつ、支持アーム27をシリンダボア5の中心軸線に沿って矢印F方向に移動させることで、前記図4と同様なほぼW型形状の凹部17をボア内面5aに転造加工する。
すなわち、上記した工具刃先21は、図示しないピストンの往復摺動方向に沿って摺動面であるボア内面5a上を矢印G方向に回転しながら移動する転動体である円板部19の外周部に設けられている。
図6は工具刃先21の1つの凸部29を示す斜視図である。すなわち、この凸部29の1つの全体形状は前記図3(b)に示した凸部15と同様であるが、凸部29の円板部19に対する向きが、凸部15の円板部13に対する向きと異なっている。つまり、本実施形態の凸部29は、円板部19の外周円に対する接線方向両側に位置して互いに平行な四角状の外側面29aと、これら両外側面29a相互間に位置し、外周部に凹み部29bを形成するように上記接線方向に対して傾斜する傾斜面29cと、回転支持軸25に直交して互いに平行な両側面29dと、を備えている。
第2の実施形態では、図5に示すように、工具刃先21をボア内面5aに押し付けつつ支持アーム27をシリンダボア5の中心軸線に沿って矢印F方向に移動させることで、微細凹部加工工具1Aが、シリンダボア5の中心軸線に沿って移動しつつボア内面5a上を回転しながら移動する。これにより、前記図4に示したものと同様なほぼW型形状の凹部17を、シリンダボア5の中心軸線に沿って直線状に等間隔に複数形成することができる。
上記凹部17をボア内面5aに直線状に1列形成した後は、微細凹部加工工具1Aをボア内面5aの円周方向に沿って適宜移動させることで、ボア内面5aの別の面に対して上記と同様にして微細凹部加工工具1Aをシリンダボア5の中心軸線に沿って移動させ、さらにこの動作を繰り返し行うことで、ボア内面5aの必要とする領域の全域に微細な凹部17を形成することができる。
このように、第2の実施形態では、工具刃先21は、図示しないピストンの往復摺動方向に沿って摺動面であるボア内面5a上を矢印G方向に回転しながら移動する転動体である円板部19の外周部に設けられている。このため、第1の実施形態と同様に、工具刃先21をボア内面5aに接触させた状態で円板部19を単に回転させればよく、極めて簡素化した加工作業といえる。
図7は、上記図6の凸部29に代えて、前記図3(c)の凸部16と同様な先細の凸部23とした例を示している。すなわち、この凸部23は、両外側面23a及び両側面23dがともに傾斜している。なお、23bは凹み部、23cは傾斜面である。
図8(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる微細凹部加工工具1Bの前記第1の実施形態における図2(b)に対応する一部を示す側面図、図8(b)は図8(a)のH矢視図、図8(c)は図8(a)のI矢視図である。この実施形態の微細凹部加工工具1Bは、工具刃先31となる凸部33が、図8(c)のように正面視で正方形を呈していて、図8(a)で示す回転支持軸7の軸方向から見た形状と、図8(b)に示す回転支持軸7と直交する方向から見た形状とがほぼ同等となっている。
すなわち、この凸部33の形状は、図8(d)の斜視図で示すように、図3(b)の両外側面15aに対応する両外側面33aに対し、微細凹部加工工具1Bの回転方向両側にも外側面部33dを備えていて、これら4つの外側面33a,33dに対応してV字形状の凹み部33bを形成するように三角形状の傾斜面33c1,33c2を設けている。
上記した互いに隣接する傾斜面33c1,33c2相互間の稜線33eは、外側端部が凸部33としての突出高さが最も高く、4本の稜線33eの内側端部が互いに交差する中心側の端部が最も低くなるよう傾斜している。また、互いに隣接する傾斜面33c1,33c1相互間の境界線33fは、上記した4本の稜線33eの中心側の端部と高さが同じであって、各境界線33fの凸部33としての突出高さは一定である。
なお、各境界線33fの内側の端部を同外側の端部よりも高さを低くして、各境界線33fを、4本の稜線33eと同様に傾斜させてもよい。
上記図8に示す第3の実施形態による微細凹部加工工具1Bを用いた場合には、該微細凹部加工工具1Bが、図3(b)の外側面15a,15aに対応する外側面33a,33a及び、傾斜面15c,15cに対応する互いに隣接する一対の傾斜面33c2,33c2を備えることで、前記図4(a)に示した凹部17とほぼ同様な、断面形状がほぼW型形状となる凹部を形成することができる。
但し、この場合には、外側面33aと傾斜面33c2との間に傾斜面33c1が存在するので、W型形状の凹部の底部に傾斜面33c1に対応する底面が形成されることになる。
さらに、上記微細凹部加工工具1Bは、外側面33aと直交する外側面33d及び、互いに隣接する一対の傾斜面33c1,33c1を備えているので、前記往復摺動方向と直交するボア内面5aの円周方向についても、外側面33d,33dと傾斜面33c1,33c1とで上記と同様にしてほぼW型形状の凹部を形成することができる。
このように、第3の実施形態におけるほぼW型形状の凹部は、摺動方向に対向する壁面がボア内面5aに対してほぼ直角となっている上、上記往復摺動方向と直交するボア内面5aの円周方向両端側の壁面もボア内面5aに対してほぼ直角となっている。これにより、第3の実施形態の凹部は、さらにより多くの油を保持できて摩擦抵抗をより一層低減することができる。
この際、本実施形態においても、1つのW型形状の凹部を形成するに当たり、微細凹部加工工具1Bをその先端の工具刃先31の凸部33をボア内面5aに1度押し付けるだけで容易に加工することができるので、加工コスト上昇を抑えることができる。
図9は、図8の変形例で、図8(d)に示してある互いに隣接する一対の傾斜面33c1,33c1を1つの傾斜面33c4とし、同一対の傾斜面33c2,33c2を1つの傾斜面33c5となるようにしている。
上記図9に示す凸部33の形状としても、ボア内面5aには、図8(d)に示した凸部33と同様に、互いに直交する方向についての断面形状がほぼW型形状となる凹部を形成することができる。
1,1A,1B 微細凹部加工工具
3 エンジンのシリンダブロック(摺動部材)
5a ボア内面(摺動面)
11,21,31 工具刃先
13 円板部(回転体)
17 W型形状の凹部
17a 凹部の両端壁面
17b 凹部の山部
17c 凹部の中央傾斜稜線(中央傾斜部)
19 円板部(転動体)
15b,16b,23b,29b,33b 工具刃先の凹み部

Claims (3)

  1. 摺動部材相互が相対的に往復移動する摺動面に、工具刃先を押し付けて転造により微細な凹部を形成する微細凹部加工工具であって、前記凹部は、前記往復摺動方向両端側の摺動方向に対して直角となる両端壁面と、これら各両端壁面相互間に山部を形成するようにして各両端壁面の下端に一端が連続するとともに、他端同士が前記山部先端側で互いに連続する一対の中央傾斜部と、前記往復摺動方向と直交する方向の両端側の両側壁と、を備え、前記工具刃先は、前記凹部の形状に対応して先端に凹み部を備え
    かつ、前記工具刃先は、前記凹部が前記往復摺動方向に対して直交する方向の断面形状がほぼW型形状となるように、前記凹部の形状に対応して先端に凹み部を備えていることを特徴とする微細凹部加工工具。
  2. 前記工具刃先は、前記往復摺動方向を軸芯とする回転体の外周部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の微細凹部加工工具。
  3. 摺動部材相互が相対的に往復移動する摺動面に、工具刃先を押し付けて転造により微細な凹部を形成する微細凹部加工方法であって、前記工具刃先を前記摺動面に押し付けることで、前記往復摺動方向両端側の摺動方向に対して直角となる両端壁面と、これら各両端壁面相互間に山部を形成するようにして各両端壁面の下端に一端が連続するとともに、他端同士が前記山部先端側で互いに連続する一対の中央傾斜面と、前記往復摺動方向と直交する方向の両端側の両側壁と、を備え、かつ、前記往復摺動方向に対して直交する方向の断面形状がほぼW型形状となる微細な凹部を形成することを特徴とする微細凹部加工方法。
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