JP5603688B2 - 不揮発性メモリセルのフローティングゲート形成方法 - Google Patents

不揮発性メモリセルのフローティングゲート形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、第1請求項のプリアンブルによれば、半導体材料の基板に少なくとも一つのメモリセルアレイを備えた不揮発性メモリアレイの製造方法に関する。
そのような不揮発性メモリ構造は、例えばフラッシュメモリ装置のような技術において既知であり、メモリ機能は、フローティングゲートとして知られているメモリセルに電荷を蓄えることにより実行される。そのようなフラッシュメモリ装置の良く知られた2つのタイプは、NANDフラッシュ及びNORフラッシュである。より高い記憶容量でより安価なメモリ装置を作る常にプレッシャーがあり、これは、絶えず続く小型化、異なるメモリ配列、より良い製造及び歩留まりコントロールによって取り組まれたa.o.である。特に本発明に関係するものは、逆T形状を有するフローティングゲートを持ったメモリセル構造である。
US20060292802は、NAND型フラッシュメモリ装置、及びその形成方法について記述する。メモリ構造は、箱形状部分から製造され逆T形状を有しその側面がエッチングにより狭くなっているエレメントを備える。US20060292802にて使用される方法の欠点は、プロセスが複雑であり、エッチングダメージを防ぐために余分なプロセス工程が必要であるということである。
US20080074920は、2次元の不揮発性メモリアレイについて記述する。ここでは、各メモリセルは、断面において逆T形状を有するフローティングゲートを備える。そのような逆T形状を形成するための方法、つまり、逆T形状の下(水平)側を形成するために誘電体層上に第1フローティングゲート層が堆積され、フローティングゲートの直立(垂直)部分を形成するため第1フローティングゲート層上に第2フローティングゲート層が堆積される、ことが記述されている。第1の方法では、フローティングゲートの直立部分は、第1フローティングゲート層上に堆積されたマスキング部分に対して形成された側壁スペーサ間の溝を充填することで形成される。第2の方法では、フローティングゲートの直立部分は、STI(Shallow Trench Isolation)構造に対して形成され、活性領域を超えて延在する側壁スペーサ間の溝を充填することで形成される。第3の方法では、フローティングゲート層上のマスキング部分は、フローティングゲート層を部分的にエッチングするパターンを設立しそれにより直立(垂直)部分を形成する。その後、エッチングされたフローティングゲート層の外面は酸化され、酸化物層は、STIトレンチを形成するため側壁スペーサとして使用され、個々のメモリセルを形成する。US20080074920に記述された方法の欠点は、逆T形状を形成する方法が複雑で、多くのプロセス工程を必要とするということである。
米国公開特許20060292802号 米国公開特許20080074920号
本発明の目的は、基板上に逆T形状を有するフローティングゲートを持った不揮発性メモリ構造を形成する、複雑ではない方法を提起することである。
上記目的は、請求項1の工程を備えた本発明による方法によって達成される。
本発明による方法は、次の工程を備える:
a)シリコン基板を提供すること、
b)メモリセルアレイを提供すること、ここで、各メモリセルは、基板上のトンネル酸化物層のスタックと、トンネル酸化物層上のフローティングゲート層とを備え、互いに自己整合され、かつ高さ方向において基板内へ及び基板上へ延在するSTI(Shallow Trench Isolation)によって互いから分離されている、
d)側壁を規定の厚さで除去することでフローティングゲートの上部を薄くし、それによりメモリセルのアレイに沿った断面において逆T形状を有するフローティングゲートを作成すること、
e)フローティングゲートの上端及び側面に共重合誘電体層を形成すること、
f)共重合誘電体層の上端にコントロールゲートを形成すること、ここで共重合誘電体層はフローティングゲートからコントロールゲートを分離する、
ここで、当該方法は、工程d)の前に工程c)をさらに備え、ここでは、フローティングゲートの側壁の上部は、トンネル酸化物層の上方でフローティングゲートが薄くされることになる高さ位置までSTI構造を部分的にエッチングバックすることで露出され、
ここで工程d)は、以下の工程を備える:
i)フローティングゲートの露出部分を酸化し、犠牲酸化物層を形成すること、
j)犠牲酸化物層を除去すること。
発明者は、逆T形状を有するフローティングゲートが、ある構造からスタートすることでより効率的な方法で生産可能であることを発見した。その構造は、基板に及び基板内に形成されたSTI(Shallow Trench Isolation)構造間の隙間がトンネル酸化物層及びフローティングゲート層で充填され、次に、第1の所望高さまでSTI構造を部分的に除去することでフローティングゲート層の上部を露出させ、次に、フローティングゲート層の露出部分を酸化させ、犠牲酸化物層を除去し、これによりフローティングゲート層の上部を効率的に薄くしたものである。
本発明の方法の利点は、異なるプロセス工程で作製される下部及び上部を組み合わせる代わりに、逆T形状を有するフローティングゲートが単一の材料ピースで作製可能であるということである。単一の材料ピースで作製されたフローティングゲートは、フローティングゲートの下部と上部との間の不要な不純物を回避することにより、より良い電気的及び機械的性質を有する。
自己整合方法においてフローティングゲート材料をSTI構造へ提供することによって、トンネル酸化物及びフローティングゲート層が完全にSTI構造に整列され、STI構造がトンネル酸化物及びフローティングゲート材料を堆積するためにマスクとして使用可能であり、これによりプロセス工程を省いた、メモリセルが得られる。
フローティングゲート層の露出部の制御された酸化によって、フローティングゲートの上部の幅は、プロセス・パラメータ、特に酸化時間によって正確に決定することができる。エッチングによるよりも酸化によって薄くする利点は、エッチングダメージの発生可能性がなく、及び、保護層を使用するようなエッチングダメージを防ぐために必要とされる余分な工程が要らないことである。他の利点は、側壁の酸化がいずれの方向にも生じるということである。これにより、側壁に平行な方向において通常行われて側壁を薄くする制御をより困難にするエッチングとは対照的に、プロセス・パラメータの小さなずれは、フローティングゲートの上部の厚さに小さな影響を及ぼすに過ぎない。エッチングより優れた酸化の別の利点は、酸化前にフローティングゲートに存在するリンのようなドープする原子がフローティングゲート材料内へ移動し、ドーピングレベル及びフローティングゲート材料の伝導率を増す、ということである。
工程b)において、フローティングゲート層の初期の高さ及び幅、並びに工程d)にて除去される側壁の所定の厚さを制御することにより、逆T形状の寸法は、正確に制御することができる。さらに、それらの寸法のほとんどは、使用されるリソグラフィープロセスに依存せず、よって、非常に正確に微調整することができる。このことは、最も重要なパラメータである逆T形状の厚みに関して特に重要である。
本発明による方法の実施形態において、工程b)では、高さ方向においてフローティングゲート層が薄くなるのを防ぐために、任意に、STI構造と自己整合してハードマスクがフローティングゲート層の上端に設けられる。
フローティングゲート層の上端にハードマスクを設けることによって、フローティングゲート高さの減少を回避することができる。ハードマスクを使用したあるいは使用しない方法の間でトレードオフをすることができる。ハードマスクを用いる方法は、ハードマスクを設け除去するためにより多くのプロセス工程を要するが、フローティングゲート材料を堆積するための時間及び材料は少ない。上部を薄くするとき、フローティングゲートの元の高さを保護するためにハードマスクが適用可能である。さらに、ハードマスクは、フローティングゲートの上部の上部コーナーで発生する、角を丸くする効果を制御するのに役立つことができる。
本発明による方法の好ましい実施形態では、フローティングゲート層は、シリコンで作製され、STI構造は、酸化シリコンで作製されている。この方法で、犠牲酸化物層は、STI構造のさらなるエッチングバックと同じ工程で除去することができる。
本発明による方法の別の実施形態では、犠牲酸化物層の除去と同じ工程j)において、STI構造は、トンネル酸化物層上の第2の高さまでさらに除去され、さらに除去されたSTI構造を共重合体誘電体による置換することを可能にする。共重合体誘電体は、一般的に、より少ない漏れ及びより少ない欠陥のようなより良い材料特性を有し、よって、より良いデータ保持力を有する不揮発性メモリを提供する。
本発明による方法の実施形態において、工程d)は、任意にて、工程j)に続いて工程k)を備える。ここでは、フローティングゲートの露出部は、フローティングゲートとコントロールゲートとの間の共重合体誘電体層の下端層を形成するために2回目の酸化が行われる。共重合体誘電体は、単層又は多層で作製可能である。共重合体誘電体の下端層として堆積された酸化物の代わリに酸化したフローティングゲート材料を使用することは、フローティングゲート層への共重合体誘電体のより良い品質、及び共重合体誘電体層のより良い結合に帰着する。
ハードマスクを用いずかつ単一の酸化工程を使用した、本発明による第1の方法の好ましい実施形態を図示する不揮発性メモリ装置の断面図である。 ハードマスクを用いずかつ単一の酸化工程を使用した、本発明による第1の方法の好ましい実施形態を図示する不揮発性メモリ装置の断面図である。 ハードマスクを用いずかつ単一の酸化工程を使用した、本発明による第1の方法の好ましい実施形態を図示する不揮発性メモリ装置の断面図である。 ハードマスクを用いずかつ単一の酸化工程を使用した、本発明による第1の方法の好ましい実施形態を図示する不揮発性メモリ装置の断面図である。 ハードマスクを用いずかつ単一の酸化工程を使用した、本発明による第1の方法の好ましい実施形態を図示する不揮発性メモリ装置の断面図である。 ハードマスクを用いずかつ単一の酸化工程を使用した、本発明による第1の方法の好ましい実施形態を図示する不揮発性メモリ装置の断面図である。 単一の酸化工程及びハードマスクを使用した、第1の方法の変化形である、本発明による第2の方法を示す。 単一の酸化工程及びハードマスクを使用した、第1の方法の変化形である、本発明による第2の方法を示す。 単一の酸化工程及びハードマスクを使用した、第1の方法の変化形である、本発明による第2の方法を示す。 単一の酸化工程及びハードマスクを使用した、第1の方法の変化形である、本発明による第2の方法を示す。 単一の酸化工程及びハードマスクを使用した、第1の方法の変化形である、本発明による第2の方法を示す。 第1酸化工程の酸化物が除去され第2酸化工程の酸化物が共重合体誘電体層の最下層として使用される、2つの酸化工程を使用した、第1の方法の第2変化形である、本発明による第3の方法を示す。 第1酸化工程の酸化物が除去され第2酸化工程の酸化物が共重合体誘電体層の最下層として使用される、2つの酸化工程を使用した、第1の方法の第2変化形である、本発明による第3の方法を示す。 第1酸化工程の酸化物が除去され第2酸化工程の酸化物が共重合体誘電体層の最下層として使用される、2つの酸化工程を使用した、第1の方法の第2変化形である、本発明による第3の方法を示す。 第1酸化工程の酸化物が除去され第2酸化工程の酸化物が共重合体誘電体層の最下層として使用される、2つの酸化工程を使用した、第1の方法の第2変化形である、本発明による第3の方法を示す。 第1酸化工程の酸化物が除去され第2酸化工程の酸化物が共重合体誘電体層の最下層として使用される、2つの酸化工程を使用した、第1の方法の第2変化形である、本発明による第3の方法を示す。 第1酸化工程の酸化物が除去され第2酸化工程の酸化物が共重合体誘電体層の最下層として使用される、2つの酸化工程を使用した、第1の方法の第2変化形である、本発明による第3の方法を示す。 上述した図1から図5及び図6から図10のプロセスに対応した、本発明による第1及び第2の方法のフローチャートを示す。 上述した図11から図16のプロセスに対応した、本発明による第3の方法のフローチャートを示す。 4nm SiO/4nm SiNi/4nm SiO ONOスタックに関し、フローティングゲートの高さtFINの種々の値に対するハーフピッチWpitch/2の関数としてのコントロールゲートの連結比CRを示す。 4nm SiO/6nm Alに関し、フローティングゲートの高さtFINの種々の値に対するハーフピッチWpitch/2の関数としてのコントロールゲートの連結比CRを示す。
本発明は、次の説明及び添付の図によってさらに解明されるであろう。
本発明は、特定の実施形態に関して、及びある図面に関して記述されるだろう。しかし、本発明は、それらに限定されず、請求項によってのみ制限される。記述された図面は、単に模式的であり、限定するものではない。図面において、幾つかの構成要素のサイズは、説明の目的のため、誇張され尺度通りには描かれないかもしれない。寸法及び相対的な寸法は、発明の実際の実施に必ずしも対応していない。
さらに、明細書及び請求範囲における第1、第2、第3等の用語は、類似の構成部分間で区別するために使用され、必ずしも、連続的な、時間的な順番を説明するためのものではない。用語は、適切な状況の下で交換可能であり、発明の実施形態は、ここに記述され又は図示された以外の他のシーケンスにて操作可能である。
さらにまた、明細書及び請求範囲における、上、底、上に、下に、等の用語は、説明の目的のために使用され、必ずしも相対的な位置を記述するためのものではない。よく使用される用語は、適切な状況の下で交換可能であり、ここに記載される発明の実施形態は、ここに記述され又は図示された以外の他のシーケンスにて操作可能である。
請求範囲にて使用される「備える」の用語は、その後に列挙される手段に限定されるように解釈されるべきではない。即ち、それは、他の構成要素または工程を排除しない。よって、それは、明示された特徴、整数、工程あるいは言及されるような構成部分の存在を明確にすると解釈されるべきだが、一若しくは複数の他の特徴、整数、工程、あるいは構成部分、又はそれらのグループの存在や追加を妨げない。よって、「手段A及び手段Bを備えたデバイス」の表現の権利範囲は、構成部分A及びBのみからなるデバイスに限定されるべきではない。それは、本発明に関して、デバイスの唯一関連する構成部分がA及びBであることを意味する。
最初の請求項のプリアンブルによれば、発明は、半導体材料の基板1に少なくとも一つのメモリセルアレイを備えた不揮発性メモリを製造する方法に関する。
図面では、説明を明瞭にするため、少数のメモリセルだけが示されている。
発明による方法は、逆T形状を有するフローティングゲート7を持ったメモリ装置を製造するための改善された方法について記述する。本発明による方法の好ましい実施形態が記述され、その変形例が記述されるだろう。
例1、好ましい実施形態
図1〜図5は、本発明による方法の好ましい実施形態を図示する不揮発性メモリ装置の断面図であり、ここでは、逆T形状を有するフローティングゲート7は、単一の酸化工程を用いてかつハードマスク10を用いずに作製される。
図1は、製造の初期段階での不揮発性メモリアレイの断面を示す。第1方法を図示するため、出発構造が用いられる。この出発構造は、技術的に既知の標準プロセスによって得ることができる。それは、例えばシリコン基板1でスタートし、パターニング、蒸着、及び平坦化プロセスを用いて、その上にトンネル酸化物層3及びフローティングゲート層4が設けられ、STI(Shallow Trench Isolation)構造2が設けられることにより、作製可能である。あるいは、STI構造2は、最初にシリコン基板1に設けることができ、次に、STI構造2間の隙間をトンネル酸化物層3及びフローティングゲート層4で満たすことができる。その後、この構造は、技術的に既知の従来の技術を用いて平坦化される。
両方のケースにおいて、トンネル酸化物層3及びフローティングゲート層4は、STI構造2に自己整合する。STI構造2は、基板1の表面を通して基板1内及び上方へ延在する酸化シリコン構造を備え、これにより、隣接のメモリセルのチャネル領域13及び基板1上方のフローティングゲート層4を分離する。出発構造のフローティングゲート層4は、高さ(H1)及び幅(W1)を有する。
図2は、トンネル酸化物層3の上方の高さ(k1)までSTI構造2を部分的にエッチングした後の図1の構造を示し、これによって、フローティングゲート層4の側壁の上端及び上部を露出させる。この位置より上で、フローティングゲート層4は薄くされることになり、この位置より下で、フローティングゲート層4は、元の幅W1を維持することになる。
図3は、例えば熱酸化での部分的酸化後の、フローティングゲート7の露出部8の、図2の構造を示し、これによれば、フローティングゲート7の一部は、犠牲酸化層9の形成のため消滅される。エッチングを越える酸化の利点は、ドープする原子の幾つかのタイプ、例えばリン、は、犠牲酸化物層9内へ失われる代わりに、フローティングゲート材料7内へ移動する。発明による方法の別の実施形態において、請求項1の工程f)は、フローティングゲート7の酸化中、例えばホウ素のドープロスを補償するため、注入ステップをさらに備える。
図4aは、例えばウェットエッチングによって犠牲酸化物層9を除去した後の図3の構造を示し、その結果、逆T形状を有するフローティングゲート7となる。この第1方法では、元のフローティングゲート層4の幅(W1)だけでなく高さ(H1)も減少することに注意すべきである。発明によれば、「フィン(fin)」とも呼ばれるフローティングゲート7の上部の幅W2は、初期の幅W1及び酸化条件、例えば酸化時間、温度、及び周囲の条件を制御することにより制御可能である。この工程で、上記フィンの高さは、H2まで減少され、トンネル酸化物層3上方のSTI構造2の高さは、高さk2aまで減少される。この減少は、トンネル酸化物3が露出されないことを確認するために、高さk1を計算するときに考慮に入れる必要がある。
任意的に(図4b)、犠牲酸化物層9を除去するのと同じ工程において、STI構造2は、例えばエッチング時間を増加させることによって、トンネル酸化物3上方の高さk2bまでさらに除去可能である。但し、トンネル酸化物層3を露出させない。このことは、より少ない漏れ及びより少ない欠陥のような、より良い材質特性を有する共重合体誘電体5によって、さらに除去されたSTI構造2の交換を可能とし、それにより、より良いデータ保持力を有する不揮発性メモリを提供する。
図5は、共重合体誘電体(IPD)層5の堆積後の図4の構造、及び、その上端における、IPD層5によってフローティングゲート7から電気的に絶縁されたコントロールゲート層6を示す。
トンネル酸化物3は、熱酸化工程により酸化シリコンで作製されるのが好ましいが、高誘電率を有する絶縁層が使用されてもよい。トンネル酸化物は、また、フローティングゲートへの及びフローティングゲートからのキャリアーのトンネリングの間、トンネル酸化物上方の電場分布を制御するため、異なる絶縁層のスタック、例えば、低k及び高kの誘電体の組み合わせ、であることができる。トンネル酸化物層3の厚さは、典型的に2〜20nmである。STI構造2は、酸化シリコンで作製されるのが好ましい。発明によれば、フローティングゲート7は、酸化することができる導電体、あるいは半導体の材料、例えばポリシリコンで作製され、犠牲酸化物層9は酸化シリコンである。IPD層は、例えば原子層化学蒸着(ALCVD)によって堆積可能である。共重合体絶縁体(IPD)層5は、単一の絶縁層、例えば一般的に2〜20nmの厚みを有する酸化シリコン層からなることができるが、高誘電率を有する絶縁層も使用することができる。共重合体誘電体は、また、コントロールゲートへの及びコントロールゲートからのキャリアーのトンネリングを防止して、トンネル酸化物上方の電場分布を制御するため、異なる絶縁層のスタック、例えば、低k及び高kの誘電体の組み合わせ、であることができる。IPD層は、また、多層の組み合わせ、例えばONOから成ることができ、それは、3つの層、つまり、一般的に3〜8nmの厚みを有する酸化シリコン(SiO)層、一般的に5〜15nmの厚みを有する窒化シリコン(Si)層、及び一般的に3〜10nmの厚みを有する酸化シリコン(SiO)層からなる。多層で作製されたIPD層の別の例は、2〜10nm、例えば5nmの厚みを有する酸化シリコン層と、2〜10nm、例えば7nmの厚みを有する酸化アルミニウム層(Al)との組み合わせである。多層の組み合わせから成るIPD層は、EP1605517、EP1903602、EP1748472に記載されており、これらは、参照することにより本書に組み込まれる。多層から成るIPDは、単層のものよりもより良い絶縁性及びより少ない漏れを提供する。コントロールゲート層6は、導電性材料、例えばポリシリコン、シリサイド、金属材料、あるいはこれらの組み合わせで作製される。コントロールゲート6は、例えば、ALCVD、LPCVDのようなCVDによって堆積可能である。
得られたフローティングゲート4の寸法(W1、W2、H2、k1)は、出発構造(W1、H1)の適切な寸法、及び発明によるプロセス・パラメータを選択することにより決定することができる。例えば、図1のフローティングゲート層4の高さH1は、上端面が部分的に酸化されるであろうことを考慮して決定すべきである。
例2
図6〜図10は、本発明による第2の方法を示し、これは、第1の方法の変形であり、ここでは、フローティングゲート層4の露出部8の酸化の間に、フローティングゲート層4の高さの減少を防ぐために、ハードマスク10が使用され、それによりフローティングゲート層4の一部が犠牲酸化物層9の形成のため消費される。図6〜図10は、図1〜図5に非常に類似するので、相違点のみを記述する。
図6は、製造の初期段階での不揮発性メモリアレイの断面を示す。本発明による第2の方法を図示するために、それは出発構造として用いられる。この出発構造は、技術的に既知の標準プロセスによって得ることができる。それは、例えば図1に記載されるのと同様のプロセスによって作製可能であるが、STI構造で自己整合される、トンネル酸化物層3及びフローティングゲート層4のスタックにハードマスク層10を加えることにより作製可能である。
ハードマスク層10の材料は、典型的に窒化シリコン(Si)で、技術的に既知の従来の技術を用いて、フローティングゲート層4の上端に適用される。図5に示されるものと同じ寸法を有するフローティングゲート7を得るために、図6の出発構造のフローティングゲート層4の高さ(H2)は、図1で用いられるフローティングゲート層4の高さ(H1)未満でありえる。実際、この第2の方法では、高さH2は、酸化工程の間、減少しないであろう。
図7は、トンネル酸化物層3上の高さ(k1)までSTI構造2の部分的なエッチング後の、それによりフローティングゲート層4の側壁の上部を露出した、図6の組織を示す。この位置の上方で、フローティングゲート層4は幅が薄くされることになり、また、この位置の上方で、フローティングゲート層4はその元の幅W1を維持することになる。この発明の第1の方法との差異は、フローティングゲート層4の上端面がハードマスク10の存在により露出されないということである。
図8は、フローティングゲート層4の露出部8の部分的な酸化後の、それによりフローティングゲート層4の一部が犠牲酸化物層9の形成のために消費される、図7の構造を示す。この第2の方法では、元のフローティングゲート構造4の高さではなく幅のみが減少されることに注目してほしい。この酸化工程で、フィンの上部の幅は、W2まで減少される。
図9は、犠牲酸化物層9及びハードマスク10の除去後の、結果的に逆T形状を有するフローティングゲート7で、それにより上部(直立)部分の幅(W2)が下部(水平)部分の幅(W1)よりも小さい、図8の構造を示す。ハードマスク10及び犠牲酸化物層9の除去の間に、トンネル酸化物層3の上のSTI構造2の高さもまた、高さk2aまで減少される。この減少は、高さk1を計算する際に、トンネル酸化物3が露出しないことを確かめるために、考慮に入れる必要がある。
任意的に(図示せず)、ハードマスク10及び犠牲酸化物層9を除去するのと同じ工程で、例えばエッチング時間を増すことで、しかしトンネル酸化物層3を露出させることなく、STI構造2は、トンネル酸化物3の上の高さk2bまでさらに除去することができる。このことは、より少ない漏れ及びより少ない欠陥のようなより良い材質特性を有する共重合体誘電体5によって、さらに除去されたSTI構造部分の置換を可能とし、それによって、より良いデータ保持力を有する不揮発性メモリを提供する。
図10は、形状を合わせた共重合体誘電体(IPD)層5の堆積後の図9の構造、及びその上端における、IPD層5によってフローティングゲート層4から電気的に絶縁されたコントロールゲート層6を示す。
第2の方法の変形において、フローティングゲート7の上端で角を丸くするチューニングのため、ハードマスクはないか、あるいは完全に除去される。この方法は、フィンの上部コーナーでの範囲を増強することを妨げることができる。
例3
図11〜図16は、本発明による第3の方法を示し、それは、2つの酸化工程を使用した、第1の方法の2つ目の変形例であり、ここでは、フィンを薄くするため、最初の酸化工程の犠牲酸化物層9が除去され、第2の酸化工程の酸化物が、以下に記述するように、共重合体誘電体11の下端層として用いられる。
図11は、製造の初期段階での不揮発性メモリアレイの断面を示す。これは、本発明による第3の方法を図示するために、出発構造として用いられる。この出発構造は、技術的に既知の標準プロセスによって得ることができる。それは、例えば、図1に記述するのと同様のプロセスによって作製可能である。しかしながら本例の場合、フローティングゲート層4の高さH3及び幅W3は、以下に説明するように、2つの酸化工程が適用されるであろうということを考慮に入れる必要がある。
図12は、トンネル酸化物層3上の高さk3までSTI構造2を部分的にエッチングし、それにより、フローティングゲート層4の上端及び側壁の上部を露出した後の図11の構造を示している。この位置より上で、フローティングゲート層4は薄くされるようになり、この位置より下で、フローティングゲート層4はその元の幅W3を維持することになる。所定の高さk3は、2つの酸化工程が適用されるということを考慮に入れる必要がある。
図13は、フローティングゲート層4の露出部8の部分的な酸化、例えば熱酸化後の、それによってフローティングゲート層4の一部が犠牲酸化物層9の形成のため消費された、図12の構造を示す。
図14は、例えばエッチングにより犠牲酸化物層9が除去され、結果的に逆T形状を有するフローティングゲート7となった後の、図13の構造を示す。ハードマスク10がフローティングゲート層4の上端に用いられないので、フローティングゲート層4の幅及び高さの両方が減少される。発明によれば、フィンと呼ばれるフローティングゲート4の上部の幅W4は、初期の幅W3及び酸化条件、例えば酸化時間の制御により、制御することができる。この工程では、フィンの高さはH4まで減少され、幅はW4まで減少され、トンネル酸化物層3上のSTI構造2の高さは、高さk4まで減少される。この減少は、高さk3を計算する際、トンネル酸化物3が露出されないことを確かめるために、考慮に入れる必要がある。
図15は、フローティングゲート7の露出部8の第2の酸化の後の、それによりフィンの高さをH5まで効果的に減少し、幅をW5まで効果的に減少した、図14の構造を示している。しかしながら、この酸化層は除去されず、フローティングゲート7とコントロールゲート6との間の共重合体誘電体(IPD)層11の下端層を形成するため、フィン上に残される。
上述したように、任意的に、この第3の方法でも、STI構造2の所定高さは、さらに減じることができる。
図16は、共重合体誘電体層5及びコントロールゲート層6の他の層の堆積後の、図15の構造を示す。
例4
本発明による第4の方法は、第3の方法の変形であり、ここでは、例2に図示された第2の方法に類似する第1の酸化工程の間に、高さ方向においてフローティングゲート層4が薄くなるのを防ぐために、ハードマスク10がフローティングゲート層4の上端に使用される。その後、ハードマスク10及び犠牲酸化物層9は、第2の方法に記載されたのと同様の方法で除去される。その後、第2の酸化がハードマスク10を用いずに行なわれ、ここでは、第2の酸化物は、共重合体誘電体11の下端層として用いられる。
図17は、図1〜図5、及び図6〜図10のプロセスにそれぞれ対応する、第1と第2の方法のフローチャートを示す。
図18は、上に説明したように、図11〜図16のプロセスに対応する第3及び第4の方法のフローチャートを示す。
上の方法で記述したような露出部の酸化は、例えばISSG酸化物(in-situ steam generated oxidation)あるいはウェット酸化を用いて行うことができる。酸化パラメータは、露出部上に形成された酸化物の厚みを決定し、幅W1〜W2の減少が得られる。
下記の表1は、ドープしていないシリコン層上に所定の酸化シリコンを形成するための異なるISSGの製法を列記している。シリコン層がドープされる場合、酸化速度は増加し、規定の製法に関し、より厚い酸化物が形成される。例えば、シリコン層が、5e20 cm−3Pにてドープされる場合、一般的に40%以上の酸化物が形成される。技術世代(technology generation)に依存して、フローティングゲートの5〜15nmは、逆T形状を形成するため所望の幅縮小を得るために酸化する必要がある。
Figure 0005603688
下記の表2は、ドープしていないシリコン層上に規定の酸化シリコンを形成するための異なったウェット酸化製法を列記する。シリコン層がドープされる場合、酸化速度は増し、与えられた製法に関し、より厚い酸化物が形成される。例えばシリコン層が5e20cm−3 Pでドープされる場合、一般的に40%以上の酸化物が形成される。技術世代に依存して、フローティングゲートの5〜15nmは、逆T形状を形成するように所望の幅縮小を得るために酸化する必要がある。
Figure 0005603688
逆T形状のフローティングゲートの寸法は、以下のように決定することができ、図5には、追加の寸法パラメータが図示されている。
チャネル13へのコントロールゲート4の連結比CRは、
CR=CIPD/(CIPD+CTD) (1)
として表現することができる。
CRは連結比であり、CIPDはコントロールゲート6とフローティングゲート4との間の容量であり、CTDはフローティングゲート4とチャネル13との間の容量である。一般的に、連結比CRは、0.6に等しいか、0.6よりも大きい。よって、比率CIPD/CTDは、1.5に等しいか、1.5よりも大きく、あるいはCIPDは、1.5×CTDに等しいか、これよりも大きい。
一次近似において、以下のようにキャパシタンスを定義することができる。
TD=W1×L×epsilonox/EOTTD (2)
IPD=(W2+2.tFIN)×L×epsilonox/EOTIPD (3)
W1はメモリセルの幅、Lはメモリセルの長さ、W2はフィン、つまりフローティングゲートの上部の幅、tFIN=H2−k1はフィンの高さであり、EOTTDはトンネル誘電体3の等価の電気的な酸化物の厚みであり、EOTIPDはIPD誘電体5の等価の電気的な酸化物の厚みであり、一般的に7〜9nmの範囲にあり、epsilonoxはSiOの相対的な誘電率(epsilon0が真空での絶対誘電率であるとき、epsilonox=3.9×epsilon0)である。酸化シリコンは、誘電材料として使用され、トンネル誘電体3及び共重合体誘電体5を形成すると考えられる。上で述べたように、それら2つの誘電体3、5は、異なる誘電特性を有する材料の層のスタックとして形成可能であり、その場合、それぞれの層の厚みと誘電率との組み合わせは、式(2)及び(3)にて使用されるべきである。W1及びLの極小値は、技術世代に依存する。32nmテクノロジーの場合、32nmとして、W1=L=32nmがこのテクノロジーにて目標とした最小の形状である。
所望の連結率CRを有することとは別に、メモリセルは、もちろん、W方向に沿ってピッチXに適合しなければならない。以下の比率を定義することができる。
W2+2×TIPD+TCG=Wpitch (4)
WpitchはW方向におけるピッチであり、一般的にWpitch=2×W1=2×技術世代の形状(feature size of the technology generation)、TIPDはIPD誘電体5の物理的厚さであり、TCGはコントロールゲートの最小の物理的厚さである。15nmの技術世代の場合、Wpitch=15×2=30nm、4nmSiO/ 6nmAlのスタックにより形成されるとして、W2=TCG=5nm、TIPD=10nmである。より緩和した寸法は、Wpitch=20nm×2=40nm、W2=TCG=6nm、TIPD=14nmである。
逆T形状フローティングゲート・メモリセルの寸法を決定するとき、他の電気的、物理的、プロセス的な条件が考慮されねばならない。
あまリにも小さなフィンは完全な消失を受けるので、フィンの幅W2は、伝導率により制限され、あまリにも小さなフィンは崩壊するかもしれないので、ウエハーの均一性及び機械的安定性により制限される。
コントロールゲート6をエッチングするとき、コントロールゲート6、共重合体誘電体5、フローティングゲート7、及びトンネル誘電体3の完全なスタックは、エッチングされねばならない。よって、図5に示すように、コントロールゲート5がフローティングゲート7を包み、隣接するコントロールゲート7間における隙間を充填するので、フローティングゲート7の厚みH2は、エッチングされるべきコントロールゲート5の厚みを決定する。
厚みTIPD及び共重合体絶縁体5の構成は、コントロールゲート6とフローティングゲート7との間の漏れを減少するために選択される。そのような共重合体絶縁体5の一例は、SiOとAlとのスタックであり、それにより、SiOの厚みは約4〜5nmであり、一方、Alの厚みは約6〜10nmであり、結果的に物理的厚さは、約11〜15nmとなる。
連結率CRのより正確な決定のため、メモリセルの3D構造が考慮されるべきである。図19a及び図19bに表わされるようなシミュレーションデータを用いることができる。これらの図は、(a)4nmのSiO /4nmのSiNi /4nmのSiO ONOスタック、あるいは(b)4nmのSiO /6nm Al スタックとして構成された共重合体誘電体5に関して、フローティングゲート7の高さtFIN(上部)の様々な値に関するハーフピッチWpitch/2(=W1)の関数としての連結率CRを示している。例えば25nmの所定のピッチに関して、4nmのSiO /6nmのAlに関し、共重合体誘電体スタック5は、0.6のCRを持つために(図19B、点線を参照)約25nmのtFINを選択しなければならない。ONOスタックを用いる場合には、フローティングゲート7の寸法は、比較可能なCRと同じピッチを得るために、かなり増加しなければならない。

Claims (5)

  1. 半導体材料の基板にメモリセルの少なくとも一つのアレイを備えた不揮発性メモリを製造する方法であって、この方法は、
    a)シリコン基板(1)を提供する工程と、
    b)メモリセルのアレイを提供する工程と、ここで、各メモリセルは、基板(1)の上端にトンネル酸化物層(3)のスタックと、トンネル酸化物層(3)の上端にフローティングゲート層(4)とを備え、メモリセルは、互いに自己整合されかつ高さ方向(Y)において基板(1)内へ及び上方へ延在するSTI(Shallow Trench Isolation)構造により互いから分離される、
    c)トンネル酸化物層(3)の上方の高さ位置で、その高さ位置の上方でフローティングゲート(7)が薄くされることになる高さ位置(k1、k3)までSTI構造(2)を部分的にエッチングバックすることによりフローティングゲート(7)の側壁の上部を露出する工程と、
    d)フローティングゲート(7)の露出部(8)の酸化によりフローティングゲート層(4)の上部を薄くする工程と、それにより、犠牲酸化物(9)を形成し、犠牲酸化物(9)を除去し、それにより、メモリセルのアレイ(XY)に沿った断面において逆T形状を有するフローティングゲート(7)を生成し、
    e)フローティングゲート(7)の上端及び側面に共重合体誘電体層(5)を形成する工程と、
    f)共重合体誘電体層(5)の上端にコントロールゲート(6)を形成する工程と、ここで共重合体誘電体層(5)は、フローティングゲート(7)からコントロールゲート(6)を分離する、
    の各工程を備えた製造方法
  2. 工程b)において、さらに、高さ方向(Y)におけるフローティングゲート層(4)の薄肉化を防ぐために、フローティングゲート層(4)の上端にハードマスク(10)が設けられ、STI構造(2)とともに自己整合される、請求項1記載の製造方法。
  3. フローティングゲート層(4)はシリコンで作製され、STI構造(2)は酸化シリコンで作製されている、請求項1記載の製造方法。
  4. 犠牲酸化物層(9)の除去と同じ工程d)において、STI構造(2)は、共重合体誘電体層(5)によってさらに除去されたSTI構造の置換を可能にするため、トンネル酸化物層(3)の上方の第2高さ(k2b)までさらに除去される、請求項1記載の製造方法。
  5. 工程d)は、フローティングゲート(7)とコントロールゲート(6)との間の共重合体誘電体層(5)の下端層(11)を形成するために、フローティングゲート(7)の露出部(8)を2回目の酸化をすることをさらに備える、請求項1記載の製造方法。
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