JP5600823B2 - 疎水性アクリル眼内レンズ材料 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、アクリルデバイス材料に関する。特に、本発明は、眼内レンズ(「IOL」)としての使用に特に適した低粘着性で高屈折率のアクリルデバイス材料に関する。
発明の背景
小切開白内障外科手術における近年の進歩と共に、人工レンズにおける使用に適切な軟性の折り曲げ可能な材料の開発に対してますますの注目が置かれている。一般に、これらの材料は、以下の3つのカテゴリーのうちの1つに該当する:ヒドロゲル、シリコーン、およびアクリル。
一般に、ヒドロゲル材料は比較的低い屈折率を有し、他の材料よりも厚いレンズ光学部が所定の屈折力を達成するのに必要であるため、他の材料よりも所望されない。シリコーン材料は、一般にヒドロゲルよりも高い屈折率を有するが、眼の中で折り曲げられた状態に置かれた後に劇的に広がる傾向がある。劇的に広がることは、潜在的に角膜内皮を傷つけ得、および/または本来の水晶体嚢を破裂させ得る。アクリル材料は、代表的にシリコーン材料よりも高い屈折率を有し、シリコーン材料よりもゆっくりまたは制御可能に広がるので、所望される。
特許文献1は、IOL材料としての使用に適切な高屈折率のアクリル材料を開示する。これらのアクリル材料は、主要な成分として、2つのアリールアクリルモノマーを含む。これらのアクリル材料はまた、架橋成分を含む。これらのアクリル材料から作製されるIOLは、小切開を通っての挿入のために巻かれ得るか、折り曲げられ得る。
特許文献2はまた、軟性のアクリルIOL材料を開示する。これらの材料は、主要な成分として、2つのアクリルモノマーを含み、このアクリルモノマーはこれらのそれぞれのホモポリマーの性質によって規定される。第一のモノマーは、そのホモポリマーが少なくとも約1.50の屈折率を有するモノマーとして規定される。第二のモノマーは、そのホモポリマーが約22℃未満のガラス転移温度を有するモノマーとして規定される。これらのIOL材料はまた、架橋成分を含む。さらに、これらの材料は必要に応じて、第四の構成要素を含み得、この第四の構成要素は、先の3つの構成要素とは異なり、親水性モノマーから誘導される。これらの材料は、好ましくは、全部で約15重量%未満の親水性成分を有する。
特許文献3は、全部で少なくとも90重量%の2つのみの主要なレンズ形成モノマーを含む折り曲げ可能な眼用レンズ材料を開示する。一方のレンズ形成モノマーは、アリールアクリル疎水性モノマーである。他方のレンズ形成モノマーは、親水性モノマーである。上記レンズ材料はまた、架橋モノマーを含み、そして必要に応じてUV吸収剤、重合開始剤、反応性UV吸収剤および反応性青色光吸収剤を含む。
特許文献4は、単一のデバイス形成モノマーおよび少なくとも1つの架橋モノマーから本質的になる折り曲げ可能な眼用レンズ材料を開示する。上記材料は必要に応じて、反応性UV吸収剤を含み、そして必要に応じて、反応性青色光吸収剤を含む。上記単一のデバイス形成モノマーは、少なくとも約80重量%の量で存在する。上記デバイス形成モノマーは、アリールアクリル疎水性モノマーである。
いくつかの折り曲げ可能なアクリル材料は粘着性である。粘着性のアクリル材料から作製された折り曲げ可能な眼用レンズは扱いが難しい。レンズが、加工または扱いが容易になり、折り曲げまたは変形させやすくなり、そしてより短い折り曲げられていない時間を有するように、粘着性を低減する試みがなされてきた。例えば、特許文献5は、粘着性を低減するのに効果的な量の分枝鎖アルキル基を含む材料から作製される眼用レンズを開示する。特許文献6は、必要に応じて表面の粘着性を低減するフルオロアクリレート成分を含む材料から作製される眼内レンズを開示する。特許文献7は、材料の粘着性を低減するのに十分な量で存在する親水性成分を必要に応じて含むアクリル材料を開示する。特許文献8は、軟性のアクリル物品の粘着性を低減するためのプラズマ処理プロセスを開示する。特許文献9は、特定のアクリル眼用デバイス材料(IOL材料が挙げられる)のための粘着性低減添加物としてジメチルアクリルオキシプロピル末端ポリジメチルシロキサンマクロマーの使用を開示する。
米国特許第5,290,892号明細書 米国特許第5,331,073号明細書 米国特許第5,693,095号明細書 米国特許第6,653,422号明細書 米国特許第6,713,583号明細書 米国特許第4,834,750号明細書 米国特許第5,331,073号明細書 米国特許第5,603,774号明細書 米国特許第7,585,900号明細書
発明の概要
特に、IOLとしての使用に適するが、他の移植可能な眼用デバイス(例えば、人工角膜、角膜輪、角膜移植片、および角膜インレー)としての使用にも有用な改善された軟性の折り曲げ可能なアクリル材料が現在見いだされている。これらの材料は、少なくとも1つの主要なレンズ形成成分であるアリールアクリル疎水性モノマーを、40重量%〜80重量%の量で含む。上記材料はまた、ジメタクリルプロピル末端ポリジメチルシロキサンマクロマーを0.1重量%〜3.9重量%の量で含む。重要なことに、ヘーズを低減または除去し、透明な、視覚的に受容可能な材料を生成するために、本発明のコポリマー材料は、グリスニングを低減するために、5重量%〜30重量%のシロキサンモノマー、および3重量%〜20重量%の親水性添加物を含む。上記材料はまた、架橋モノマー、UV光吸収化合物、および必要に応じて、青色光吸収化合物を含む。得られるコポリマーデバイス材料は、疎水性であり、それは、本明細書中で用いられる場合、それらが、35℃で、4%以下、好ましくは3%以下、およびより好ましくは2.5%以下の平衡含水率を有することを意味する。
IOLについて、それらは、視覚的に透明でもある必要があるので、それらが低粘着性を有することは、十分ではない。本発明の移植可能な眼用デバイス材料は、それらがIOLとしての使用に適し、それらが、低粘着性、低表面散乱、および良好な送達性質を有するように視覚的に透明である。他の要因の中でも、本発明は、上に言及される成分を共重合することによって得られる複数成分のコポリマーの高屈折率デバイス材料が、軟性で、グリスニングを含まず、低粘着性および低ヘーズを有し、低表面光散乱を有し、良好な広がる性質を有して小切開(2.5mm以下)を通して進むことが可能であることが見出されていることに基づく。
発明の詳細な説明
別段示されない限り、全ての成分の量は、%(w/w)を基準として表される(「重量%」)。
本発明の眼用デバイス材料は、少なくとも1つの主要なデバイス形成モノマーを含む。便宜上、上記デバイス形成モノマーは、レンズ形成モノマーとして、特にIOLに関して言及され得る。しかし、本発明の材料はまた、他の移植可能な眼用デバイス(例えば、人工角膜、角膜輪、角膜移植片、および角膜インレーなど)としての使用に適する。
本発明の材料において、主要なレンズ形成モノマーとしての使用に適切なアリールアクリル疎水性モノマーは、式
Figure 0005600823
を有し、式中:
Aは、Hであり;
Bは、(CH、S(CH、O(CH、または[O(CHであり;
uは、1〜4であり;
vは、1〜4であり;
Cは、(CHであり;
mは、1〜6であり;
nは、1〜10であり;
Yは、存在しない、O、S、またはNRであり、ただし、Yが、O、S、またはNRである場合、Bは、(CHであり;
Rは、H、CH、C2n+1(n=1〜10)、イソ−OC、C、またはCHであり;
wは、0〜6であり、ただし、m+w≦8であり;そして
Dは、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C、CH、Br、F、Cl、またはIである。
本発明の材料における使用のための好ましいアリールアクリル疎水性モノマーは、上記式中、Bは(CHであり、mは1〜5であり、Yは存在しない、OまたはSであり、wは0〜1であり、そしてDはHであるアリールアクリル疎水性モノマーである。最も好ましくは、ベンジルアクリレート、2−フェニルエチルアクリレート、2−フェノキシエチルアクリレート、4−フェニルブチルアクリレート、5−フェニルペンチルアクリレート、2−ベンジルオキシエチルアクリレート、3−ベンジルオキシプロピルアクリレート、3−フェニルプロピルアクリレート、3−フェノキシプロピルアクリレート、2−(フェニルチオ)プロピルアクリレート、および2−(フェニルチオ)エチルアクリレートである。1つの実施形態において、本発明の材料は、1つの主要なレンズ形成モノマーのみを含む。別の実施形態において、本発明の材料は、2つの主要なレンズ形成モノマーを含む。特に好ましいレンズ形成モノマーは、2−フェニルエチルアクリレート;2−フェノキシエチルアクリレート;ベンジルアクリレート;および2−(フェニルチオ)エチルアクリレートである。
構造Iのモノマーは、公知の方法で作製され得る。例えば、反応容器中で、所望のモノマーの共役アルコールは、メチルアクリレート、テトラブチルチタネート(触媒)、および重合阻害剤(例えば、4−ベンジルオキシフェノール)と組み合わされ得る。この容器は、次いで反応を容易にするために加熱され得、反応の完了を推進するように反応副生成物を蒸留させ得る。代替の合成スキームは、上記共役アルコールにアクリル酸を加え、そしてカルボジイミドを用いて触媒する工程、または塩化アクリロイルおよびHClアクセプター(例えば、ピリジンまたはトリエチルアミン)と上記共役アルコールとを混合する工程を含む。
本発明の材料は、40%〜80%、好ましくは40%〜74%、そしてより好ましくは50%〜72%の上記主要なレンズ形成モノマー(複数可)を含む。
上記主要なレンズ形成モノマーに加えて、本発明の材料は、上記材料の粘着性を低減するのに十分な量で式(II)のマクロマー添加物を含む。一般に、本発明の材料中のマクロマー添加物の量は、0.1%(w/w)〜3.9%(w/w)、好ましくは1%(w/w)〜3%(w/w)、および最も好ましくは1.5%(w/w)〜2.5%(w/w)の範囲である。上記マクロマーは、式:
Figure 0005600823
のジメチルアクリルオキシプロピル末端ポリジメチルシロキサンマクロマーであり、式中、
およびRは、独立して、−CH、−CHCH、−CHCHCHCH、CHCHCHCH、−C、−CH、−CHCH、−CHCHCH、または−CHCHCHCHであり;
は、H、CH、またはCHCHであり;
zは2〜11であり;そして
xは、繰り返し単位の数を示し、上記マクロマーの分子量を決定する。
式(II)の好ましいマクロマーは、式中、
=R=CHであり;
が、H、CH、またはCHCHであり;そして
z=3であり;そして
x=0〜43である、マクロマーである。
式(II)のより好ましいマクロマーは、式中、R、R、Rおよびzが上記の好ましいマクロマーについて規定される通りであり、そしてxが、0〜22である、マクロマーである。1つの実施形態において、xは、5〜14である(一般に、800〜1400のマクロマー分子量(M)に対応する)。別の実施形態において、xは2〜5である(一般に、550〜700のマクロマー分子量(M)に対応する)。
式(II)のジメチルアクリルオキシプロピル末端ポリジメチルシロキサン(「PDMS」)は、メタクリルオキシプロピル末端ポリジメチルシロキサンとしても公知であり、公知の方法によって作製され得る。いくつかのPDMS化合物は、800〜1400の範囲の分子量(M)(Mの中間範囲は1000と見積もられる)Gelest,Inc.より市販されている。より高分子量等級(M 4K〜6K、5K〜20K、20K〜30K)およびより低分子量等級(M 386、550〜700)の市販のジメタクリルオキシプロピル末端シロキサンがある。上記マクロマー添加物の選択は、溶解性(コポリマー材料配合物の残りにおいて)および配合物の清澄性(上記コポリマー材料は透明であるべきである)によって限定される。一般に、本発明において使用されるPDMSは、約300〜約3500、および好ましくは、約350〜約2000の分子量(M)を有する。1つの実施形態において、特に好ましいPDMSは、約800〜約1400のMを有する。別の実施形態において、特に好ましいPDMSは、約550〜約700のMを有する。
最終組成物において、式IIのマクロマー、および適合可能な他の成分を作製するために、本発明の材料は、5%〜30%、好ましくは5%〜25%、そして最も好ましくは5%〜15%の、式(III)
Figure 0005600823
のシロキサンモノマーを含み、式中、
は、HまたはCHであり;
Tは、存在しない、O(CH、またはOCHCH(OH)CHであり;
bは、1〜3であり;
Jは、(CHであり;そして
、K、およびKは、独立して、CH、C、またはOSi(CHである。
構造(III)のモノマーは、公知の方法によって作製され得、いくつかの場合において、それらは市販されている。構造(III)の好ましいモノマーは、式中、RはCHであり、Tは、存在しない、またはOCHCH(OH)CHであり、Jは(CHであり、そしてK、K、およびKは、独立して、CH、C、またはOSi(CHであるものである。
構造(III)の最も好ましいモノマーは:3−[トリス(トリメチルシリルオキシ)シリル]−プロピルメタクリレート(「TRIS」);3−(メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)プロピルメチルビス(トリメトキシ)シラン(SiMA);メタクリルオキシプロピルペンタメチルジシロキサン;3−メタクリルオキシプロピルビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン;メタクリルオキシメチルトリス(トリメチルシロキシ)シラン;(メタクリルオキシメチル)フェニル−ジメチルシラン;および(メタクリルオキシメチル)ビス(トリメチルシロキシ)メチルシランからなる群から選択されるものである。
グリスニングを低減するために、本発明の材料はまた、ヒドロキシ(C〜Cアルキル)メタクリレート、グリセロールメタクリレート、およびN−ビニルピロリドン(NVP)からなる群から選択される親水性モノマーを含む。ヒドロキシ(C〜Cアルキル)メタクリレートは好ましい。最も好ましい親水性モノマーは、2−ヒドロキシエチルメタクリレートである。本発明の材料は、5%〜30%、好ましくは10%〜20%、および最も好ましくは13%〜20%の親水性モノマーの全量を含む。1つの実施形態において、本発明の材料は、上記に列挙されるリストから選択される少なくとも1つの親水性モノマー、および異なるタイプの少なくとも1つの親水性モノマー(例えば、ポリ(エチレングリコール)モノメチルエーテルマクロマー(Mn 約4100ダルトン))、または米国公開特許出願第20090088493号、同第20090088544号、および同第20090093604号に、それぞれ記載されるモノマーおよびマクロマーを含む。それらの固有性にかかわらず、本発明の材料中に含まれる親水性モノマーの全量は、本発明の重合化デバイス材料の平衡含水率(35℃における)が、4%未満であるように制限されるべきである。
本発明のコポリマー材料は、架橋性である。本発明のコポリマーに使用される共重合可能な架橋剤は、1つより多くの不飽和基を有する任意の末端エチレン性不飽和性化合物であり得る。適切な架橋剤としては、例えば、100ダルトン〜500ダルトンの分子量を有する低分子量架橋剤、および501ダルトン〜6,000ダルトンの分子量を有する高分子量架橋剤が挙げられる。低分子の架橋剤は、代表的に0.5%〜3%の全量で存在するのに対して、高分子量架橋剤は、代表的に2%〜10%の全量で存在する。一般に、本発明の材料中の架橋剤の全量は、0.5%〜10%の範囲であり、好ましくは1%〜3%の範囲である。本発明における架橋剤の全量を決定する目的のために、式(II)のマクロマーは、架橋成分の一部であるとは考えられず、無視される。適切な低分子量架橋剤としては:エチレングリコールジメタクリレート;ジエチレングリコールジメタクリレート;アリルメタクリレート;1,3−プロパンジオールジメタクリレート;2,3−プロパンジオールジメタクリレート;1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート;1,4−ブタンジオールジメタクリレート;トリエチレングリコールジメタクリレート;およびそれらの対応するアクリレートが挙げられる。好ましい低分子架橋モノマーとしては、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、およびトリエチレングリコールジメタクリレートが挙げられる。適切な高分子量架橋剤としては、ポリ(エチレングリコール)ジアクリレート(M=700ダルトン)、およびポリ(エチレングリコール)ジメタクリレート(M=2000ダルトン)が挙げられる。
好ましい実施形態において、本発明の材料は、0.5%〜2%のトリエチレングリコールジメタクリレート(TEGDMA)を含む。
本発明のレンズ材料は、アリールアクリル疎水性レンズ形成モノマー成分、式(II)のマクロマー、グリスニングを低減するための親水性の添加物、シロキサンモノマー、および架橋成分に加えて、反応性UVおよび/または青色光吸収剤も含む。
多くの反応性UV吸収剤が公知である。好ましい反応性UV吸収剤は、Polysciences,Inc.,Warrington,Pennsylvaniaよりo−メタアリルTinuvin P(「oMTP」)として市販の2−(2’−ヒドロキシ−3’−メタアリル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、および3−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニルエチルメタクリレート(「Norbloc 7966」)である。UV吸収剤は、代表的に約0.1%(w/w)〜5%(w/w)の量で存在する。1つの実施形態において、本発明の材料は、1.5%〜2.5%、好ましくは1.5%〜2%の反応性UV吸収剤を含む。
多くの反応性青色光吸収化合物が公知である。好ましい反応性青色光吸収化合物は、米国特許第5,470,932号、米国公開特許出願第20110003910号、および同時係属中の同一人に譲渡された米国特許出願第13/008,409号に記載の化合物であり、これらの全内容は本明細書中に参考として援用される。好ましい青色光吸収色素は、N−2−[3−(2’−メチルフェニルアゾ)−4−ヒドロキシフェニル]エチルメタクリルアミドである。青色光吸収剤は、代表的に約0.01%(w/w)〜1%(w/w)、好ましくは0.02%(w/w)〜0.5%(w/w)の量で存在する。
本発明の移植可能な眼用デバイス材料は、上記に記載される成分を組み合わせ、得られた混合物を重合することによって調製される。適切な重合開始剤は、熱開始剤および光開始剤を含む。好ましい熱開始剤としては、ペルオキシフリーラジカル開始剤(例えば、2,2’−(ジアゼン−1,2−ジイル)ビス(2,4−ジメチルペンタンニトリル;t−ブチル(ペルオキシ−2−エチル)へキサノエート;およびジ−(tert−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート(Akzo Chemicals Inc.,Chicago,IllinoisよりPerkadox(登録商標)16として市販)が挙げられる。好ましい光開始剤としては、Irgacure 819として市販されるフェニルホスホリルビス(メシチルメタノン)である。開始剤は、代表的に約5%(w/w)以下、好ましくは約1%以下の量で存在する。慣例上、コポリマー組成物中の他の成分の量を決定する場合、開始剤の全量は含まれない。
上記に記載される主要なレンズ形成モノマー成分の固有性および量、ならびに任意の追加の成分の固有性および量は、完成した眼用レンズの所望される性質により決定される。好ましくは、成分および成分の割合は、本発明のアクリルレンズ材料が以下の性質を有するように選択され、本発明の材料を特に、2.5mm以下、そして好ましくは2.0mm以下の切開を通って挿入されるIOLに使用するのに適切にするように選択される。
上記レンズ材料は、好ましくは少なくとも約1.50の乾燥状態における屈折率を有する(589nm(Na光源)におけるAbbe’屈折率測定器によって測定される場合)。所定の光学距離のために、1.50より低い屈折率を有する材料より作製される光学部は、より高い屈折率を有する材料から作成される同様の屈折力を有する光学部よりも必然的に厚い。したがって、約1.50より低い屈折率を有する材料より作製されるIOL光学部は一般に、IOLの移植のための比較的より大きな切開を必要とする。
上記レンズ材料のガラス転移温度(「Tg」)(これは材料の折り曲げおよび広がり特性に影響する)は、好ましくは約25℃より低く、より好ましくは約15℃より低い。Tgは示差走査熱分析により10℃/分で測定され、熱容量増加の半分の高さとして決定される。
上記レンズ材料は、少なくとも100%、好ましくは少なくとも125%、および最も好ましくは少なくとも150%の伸張性(破壊時のひずみ)を有する。この性質は、上記レンズが折り曲げられた場合に一般に割れたり、破れたり、または裂けたりしないことを示す。ポリマーサンプルの伸張性は、20mmの全長、11mmのグリップ領域の長さ、2.49mmの全体の深さ、0.833mmの狭い区画の深さ、8.83mmのフィレット半径および0.9mmの厚さのダンベル型引っ張り試験片上で測定される。試験は、23±2℃および50±5%の相対湿度の標準的な実験室条件において、引っ張り試験器を用いてサンプルにおいて実施される。グリップ距離は、11mmに設定され、クロスヘッドスピードは500mm/分に設定され、そしてサンプルは引っ張られて破損される。破壊時のひずみは、本来のグリップ距離に対する破損時の変位の比率として報告される。破壊時の応力は、初期領域は一定のままであると仮定して、サンプルの最大負荷(代表的にサンプルが破壊する際の負荷)において計算される。ヤング率は、線形弾性領域における応力−ひずみ曲線の瞬間的な勾配より計算される。25%割線モジュラスは、応力−ひずみ曲線上の0%ひずみと25%ひずみとの間に描かれる直線の勾配として計算される。100%割線モジュラスは、応力−ひずみ曲線上の0%ひずみと100%ひずみとの間に描かれる直線の勾配として計算される。
本発明の材料で構築されるIOLは、小さな断面内に巻かれ得るまたは折り曲げられ得る任意の設計であり得、比較的より小さな切開を通って備え付けられ得る。例えば、上記IOLは一つの部品または複数の部品の設計として公知のものであり得、光学部構成要素および支持部構成要素を含む。上記光学部は、レンズとして働く部分である。上記支持部は上記光学部に装着され、眼内の適切な場所に上記光学部を保持する。上記光学部および支持部(複数可)は同じ材料であっても異なる材料であってもよい。複数の部品のレンズは、いわゆる、光学部および支持部(複数可)が別個に作製され、そして上記支持部は上記光学部に装着されているものである。単一の部品のレンズにおいて、光学部および支持部は材料の1つの部品から形成される。材料によっては、上記支持部は続いて上記材料から切られ、または旋盤にかけられて(lathe)、IOLを製造する。
本発明は、さらに以下の実施例によって説明され、この実施例は例であり、限定ではないことが意図される。
実施例1
IOL配合物
表1〜3に示される配合物を調製した。20×10×0.9mm(長さ×奥行き×厚さ)の寸法の、単一の部品のIOLおよび長方形の試験サンプルを、熱硬化または光硬化を介して作製した。熱硬化サンプルは、70℃→110℃の硬化周期を用いて硬化させた。簡潔には、サンプルを、1)周囲温度から70℃に15分間にわたって傾斜加熱し、2)70℃で1時間浸し、3)70℃から110℃に20分間にわたって傾斜加熱し、4)110℃で2時間浸した。光硬化サンプルは、試験サンプルを、窒素で満たされたグローブボックス内で55℃にて10分間予め加熱し、その後、Philips TLK 40W/03 24インチ蛍光ランプを用いて60分間照射することによって硬化させた。硬化サンプルを周囲温度で20時間アセトン中で抽出し、周囲温度で20時間ゆっくりと乾燥させ、次に低圧(0.1mm Hg)で70℃にて最低20時間減圧乾燥させた。表1〜3に示されるように、広範囲の脂肪族および芳香族のモノマー、マクロマー、およびポリマーを、視覚的に透明なレンズを得るために、PDMS−DMAの適合性を改善する試みにおいて使用した。
抽出物(%)および清澄性を表4に示す。清澄性を、Dolan−Jenner Fiber−Lite Fiber Optic Illuminator(モデル190)を用いて水和レンズにおいて定性評価した。相対ヘーズを決定するために、サンプルをx、y、およびz方向に回転させながら、乾燥レンズおよび水和レンズを光路に置いた。サンプルを45℃で20時間、脱イオン水中に置き、次に、周囲温度に冷却することによってグリスニングの評価を実施した。周囲温度への冷却の2時間後、100×の倍率を用いて暗視野の条件下で光学顕微鏡を用いて、グリスニングについてサンプルを調べた。全ての透明なサンプルは、1つの場所当たり10未満のグリスニングを含んだ。水またはBSS食塩水中で約1週間平衡にされたサンプルにおいて、グリスニングは検出できなかった。
Figure 0005600823
PDMS−DMA=メタクリルオキシプロピル末端ポリジメチルシロキサン(MW=900〜1200)
Norbloc=3−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェネチルメタクリレート
Irg819=フェニルホスホリルビス(メシチルメタノン)
PEA=2−フェニルエチルアクリレート
HEMA=2−ヒドロキシエチルメタクリレート
BDDA=ブタン−1,4−ジイルジアクリレート
EGDMA=エチレングリコールジメタクリレート
TRIS=3−[トリス(トリメチルシリルオキシ)シリル]−プロピルメタクリレート
PEG4000−DA=ポリ(エチレングリコール)ジアクリレート(Mn=4000)
PEG2000−DMA=ポリ(エチレングリコール)ジメタクリレート(Mn=2000)
PEG1000−DMA=ポリ(エチレングリコール)ジメタクリレート(Mn=1000)
pPEG1=ポリ[ポリ(エチレングリコール)モノメチルエーテルメタクリレート、Mn=550]、ビニル官能化プレポリマー(Mn=4100)
Figure 0005600823
PEMA=2−フェニルエチルメタクリレート
TEGDMA=トリエチレングリコールジメタクリレート
PPG900−DA=ポリプロピレングリコールジアクリレート(Mn=900)
PEG700−DA=ポリ(エチレングリコール)ジアクリレート(Mn=700)
Figure 0005600823
PhDMS−MA=(ジメチル(フェニル)シリル)メチルメタクリレート
P3D=アクリルオキシ末端エチレンオキシド−ジメチルシロキサン−エチレンオキシドABAブロックコポリマー(1500〜1600ダルトン、45重量%〜55重量%のエチレンオキシド)
pPEG2=ポリ[ポリ(エチレングリコール)モノメチルエーテルメタクリレート、Mn=350]、ビニル官能化プレポリマー(Mn=4200)
oMTP=オルト−メタアリルTinuvin P=2−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−4−メチル−6−(2−メチルアリル)フェノール
BB=N−(4−ヒドロキシ−3−(o−トリルジアゼニル)フェネチル)メタクリルアミド
Figure 0005600823
実施例2
粘着性研究
実施例1A〜1Tからの特定の組成物を、ポリマー対金属粘着性を測定する改変された張力測定(tensilometry)試験方法を用いて、粘着性について試験した。52Nよりも大きい粘着性の値を、高い粘着性を有するものと考え、所与のロードセルを用いて正確に測定できなかった。40Nと52Nとの間の粘着性の値を、中等度〜高いと考えた。30Nと40Nとの間の粘着性の値を、許容可能であると考えた。20Nと30Nとの間の粘着性の値を、低いと考えた。粘着性の値のこの一般的な分類は、主観的であり、ポリマー対金属粘着性を予測するためのガイドラインとしてのみ働く。それは、レンズ送達性能を予測するために使用され得ない。レンズの好結果の送達は、送達デバイスの性質に加え、レンズの組成、レンズがどのように加工されたか(例えば、表面修飾)を含む多くの要因に依存する。
粘着性試験手順
粘着性試験を、金属−ポリマー粘着性または接着性を測定するためのあつらえの取付け具を用いて、Instron機械式試験機において行った。取付け具は、直径が8mmの高度に研摩されたステンレス鋼の円形の固定ピンを含み、この固定ピンはロードフレームの固定部分に付着させられる。ロードフレームクロスヘッドの上部(移動可能)セクションを、中央の穴により円形の金属プラットフォームに取り付ける。移動可能なクロスヘッドを、底部のピンが上部取付け具の中央の穴を通って現れるまで下げ、クロスヘッドの移動を、ピンが金属プラットフォームよりわずかに上にあるときに止める。ポリマーサンプルを次に、突き出たピンの上に置く。新しい10mmの直径のディスクを、ポリマーサンプルからプレス切断し、突き出たピンの頂部に置いた。300gのおもりをサンプルの上に置き、均一な負荷を用いて、サンプルをピンに対して押し付けた。おもりをサンプルの上に置いてから1分後、Instron機械式試験機を、5mm/分の分離速度で開始させる。サンプルが、ピンから外れて引き上げられる(pulled up)まで、5点/秒の速度でデータを収集する。最大の力および曲線の下の面積(仕事エネルギー)を記録する。
結果
各材料の6つのサンプルを、抽出前の粘着性について試験し、結果を平均した。値を、±1の標準偏差バーとともに表5に与える。表5に示される抽出前の粘着性の値は、各配合物について異なる未反応出発材料の可塑化効果に起因して、一般に、抽出後の粘着性の値よりも信頼性が低い。従って、表5に示される粘着性の結果が、所与の配合物に予期され得る最も高い粘着性の値を表すことが一般に考えられる。
Figure 0005600823
実施例3
引っ張り試験
抽出された試験サンプルの引っ張り性質を、Instron張力計(tensilometer)を用いて測定した。結果を表6に示す。
Figure 0005600823
実施例4
表面散乱測定
IOL表面の過剰な光散乱は、プレミアムAcrysof IOLに関連付けられる望ましくない特徴として、最近、眼科学の分野における数人の著名な外科医によって言及されている。Scheimpflug写真術は、散乱させられた光の量を定量するために一般的に使用される1つの方法である。要するに、Scheimpflugカメラを、移植されたIOLの画像を捕捉するために使用する。CCT値で測定された散乱させられた光の強度は、その後、定量され得る。現在までに、本発明者らの目標は、10年間加速して経年させた後、<30CCTを示すレンズを開発することであった。この研究において、21ジオプターの単一の部品のIOLを配合物1A〜1Oから作製した。上記IOLを、最初に、BSS食塩水中で90℃にて加速条件下で経年させ、次に脱イオン水中ですすいで塩を除去し、次に乾燥させた。BSS食塩水中で周囲温度にて20時間、水和されたサンプルにおいて、表面散乱測定を実施した。いくつかの場合、乾燥サンプルにおいて測定を実施した。表7に示されるように、種々のレンズ配合物は、30CCT未満の必要条件の低表面散乱を示した。
Figure 0005600823
7年シミュレートした経年加速
4年シミュレートした経年加速
5年シミュレートした経年加速
3年シミュレートした経年加速
実施例6
レンズの送達評価
配合物1Lからの40ジオプターレンズを、H4ハンドピースおよびViscoat粘弾剤(viscoelastic)を用いて、Monarch III Dカートリッジを通して送達した。25℃の水の中へのレンズの送達を、休止時間なしで18℃および23℃で実施した。送達後の評価は、カートリッジ先端応力レベルを含んだ。一般に、N=6レンズについての手動送達力は、許容可能であった。突き刺さった支持部は、送達後に観測されず、光学部は、2秒以内に広げられた。送達の際のノズル応力レベルを、0〜5の尺度において、レベル4と評価した。いくぶん高いノズル応力は、配合物1Lにおける過剰なHEMAおよび架橋剤のレベルのせいであり、それは、低伸張性を有する比較的堅い材料をもたらした。これはまた、6つの送達のうちの1つが、送達後、割れた主要な支持部を有することの原因になったかもしれない。より低いヤング率およびより高い破壊時の応力(%)を有する、より最近の組成物は、望ましい広がり性質を有して、0と2との間のノズル応力値(データは示されない)をもたらした。本概要における特定の実施例は、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の報告において開示されるアプローチを用いて得られ得る材料性質の小さい部分集合のみを表す。抜粋した配合物のさらなる最適化は、全てのカテゴリーにおいて分類中最高であるIOLを開発することを本発明者らが目的とする場合に、将来、実施される。
本発明は今や完全に記載され、本発明が、その趣旨または本質的な特性から外れることなく、他の特定の形態またはバリエーションで具体化され得ることが理解されるべきである。従って、上記に記載される実施形態は、全ての局面において例示的であり、制限するものではないと考えられるべきであり、本発明の範囲は、前述の記載によってというよりはむしろ、添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の等価物の意味および範囲内に入る全ての変更は、その中に包含されることが意図される。

Claims (19)

  1. 混合物を重合することによって形成されるコポリマー眼用デバイス材料であって、該コポリマー眼用デバイス材料は、
    a)40%(w/w)〜80%(w/w)またはそれより多くの、式(I)
    Figure 0005600823
    のアリールアクリル疎水性モノマーであって、式中:
    Aは、Hであり;
    Bは、(CH、S(CH、O(CH、または[O(CHであり;
    uは、1〜4であり;
    vは、1〜4であり;
    Cは、(CHであり;
    mは、1〜6であり;
    nは、1〜10であり;
    Yは、存在しない、O、S、またはNRであり、ただし、Yが、O、S、またはNRである場合、Bは、(CHであり;
    Rは、H、CH、C2n+1(n=1〜10)、イソ−OC、C、またはCHであり;
    wは、0〜6であり、ただし、m+w≦8であり;そして
    Dは、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C、CH、Br、F、Cl、またはIである、
    アリールアクリル疎水性モノマー;
    b)0.1%(w/w)〜3.9%(w/w)の、式(II)
    Figure 0005600823
    のマクロマーであって、式中、
    およびRは、独立して、−CH、−CHCH、−CHCHCHCH、CHCHCHCH、−C、−CH、−CHCH、−CHCHCH、または−CHCHCHCHであり;
    は、H、CH、またはCHCHであり;
    zは2〜11であり;そして
    xは、繰り返し単位の数を示し、該マクロマーの分子量を決定し、該マクロマーが約300〜約3500の分子量を有するようなものである、
    マクロマー;
    c)5%(w/w)〜30%(w/w)の、式(III)
    Figure 0005600823
    のシロキサンモノマーであって、式中、
    は、HまたはCHであり;
    Tは、存在しない、O(CH、またはOCHCH(OH)CHであり;
    bは、1〜3であり;
    Jは、(CHであり;そして
    、K、およびKは、独立して、CH、C、またはOSi(CHである、
    シロキサンモノマー;
    d)5%(w/w)〜30%(w/w)の、ヒドロキシ(C〜Cアルキル)メタクリレート、グリセロールメタクリレート、およびN−ビニルピロリドンからなる群から選択される親水性モノマー;
    e)架橋モノマー;そして
    f)反応性UV吸収剤;
    を含み、
    ここで該コポリマー眼用デバイス材料は、35℃で、4%未満の平衡含水率を有する、
    コポリマー眼用デバイス材料。
  2. 前記アリールアクリル疎水性モノマーは:ベンジルアクリレート;2−フェニルエチルアクリレート;2−フェノキシエチルアクリレート;4−フェニルブチルアクリレート;5−フェニルペンチルアクリレート;2−ベンジルオキシエチルアクリレート;3−ベンジルオキシプロピルアクリレート;3−フェニルプロピルアクリレート;3−フェノキシプロピルアクリレート;2−(フェニルチオ)プロピルアクリレート;および2−(フェニルチオ)エチルアクリレートからなる群から選択される、請求項1に記載のコポリマーデバイス材料。
  3. 前記アリールアクリル疎水性モノマーは:2−フェニルエチルアクリレート;2−フェノキシエチルアクリレート;ベンジルアクリレート;および2−(フェニルチオ)エチルアクリレートからなる群から選択される、請求項2に記載のコポリマーデバイス材料。
  4. 前記混合物は、40%(w/w)〜74%(w/w)の前記アリールアクリル疎水性モノマーを含む、請求項1に記載のコポリマーデバイス材料。
  5. 前記混合物は、50%(w/w)〜72%(w/w)の前記アリールアクリル疎水性モノマーを含む、請求項4に記載のコポリマーデバイス材料。
  6. 前記混合物は、1%(w/w)〜3%(w/w)の、式(II)の前記マクロマーを含む、請求項1に記載のコポリマーデバイス材料。
  7. 前記混合物は、1.5%(w/w)〜2.5%(w/w)の、式(II)の前記マクロマーを含む、請求項6に記載のコポリマーデバイス材料。
  8. 式(II)の前記マクロマーは、350〜2,000の分子量を有する、請求項1に記載のコポリマーデバイス材料。
  9. 式(II)の前記マクロマーは、800〜1,400の分子量を有する、請求項8に記載のコポリマーデバイス材料。
  10. 式(II)の前記マクロマーは、550〜700の分子量を有する、請求項8に記載のコポリマーデバイス材料。
  11. 前記混合物は、5%(w/w)〜25%(w/w)の、式(III)のシロキサンモノマーを含む、請求項1に記載のコポリマーデバイス材料。
  12. 前記混合物は、5%(w/w)〜15%(w/w)の、式(III)のシロキサンモノマーを含む、請求項11に記載のコポリマーデバイス材料。
  13. 前記親水性モノマーは、ヒドロキシ(C〜Cアルキル)メタクリレートであり、前記混合物は、10%(w/w)〜20%(w/w)の該親水性のモノマーを含む、請求項1に記載のコポリマーデバイス材料。
  14. 前記親水性モノマーは、2−ヒドロキシエチルメタクリレートであり、前記混合物は、13%(w/w)〜20%(w/w)の該親水性のモノマーを含む、請求項13に記載のコポリマーデバイス材料。
  15. 前記混合物は、0.5%(w/w)〜10%(w/w)の前記架橋剤を含む、請求項1に記載のコポリマーデバイス材料。
  16. 前記混合物は、1%(w/w)〜3%(w/w)の前記架橋剤を含み、該架橋剤は:エチレングリコールジメタクリレート;ジエチレングリコールジメタクリレート;アリルメタクリレート;1,3−プロパンジオールジメタクリレート;2,3−プロパンジオールジメタクリレート;1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート;1,4−ブタンジオールジメタクリレート;トリエチレングリコールジメタクリレート;およびそれらの対応するアクリレートからなる群から選択される、請求項15に記載のコポリマーデバイス材料。
  17. 前記架橋剤は、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、およびトリエチレングリコールジメタクリレートからなる群から選択される、請求項16に記載のコポリマーデバイス材料。
  18. 前記混合物は、反応性青色光吸収化合物をさらに含む、請求項1に記載のコポリマーデバイス材料。
  19. 請求項1に記載のコポリマーデバイス材料を含む眼内レンズ。
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