JP5600707B2 - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室内の暖房及び浴室内に吊り下げた洗濯物等を乾燥させるための天井取り付け型の浴室暖房乾燥機に関する。
浴室暖房乾燥機は、送風機及び加熱器を有し浴室の天井裏に配設される本体部と、吸込口及び吹出口を有し本体部の下面を覆うようにして天井の下面に配設されるグリル板とを備えている。本体部内には、送風機により浴室内の空気をグリル板の吸込口を通して取り込んで加熱器で加熱してグリル板の吹出口へ導くための送風路が形成されている。
この種の浴室暖房乾燥機を浴室の天井に設置する場合、本体先付け施工と本体後付け施工の2種類の施工方式が採用されている。
すなわち、本体先付け施工は、先に浴室暖房乾燥機の本体部を浴室の天井裏空間に吊り下げて設置した後、浴室ユニットを設置し、本体部のケーシング下端のフランジとグリル板との間に浴室ユニットの天井パネルの開口部周縁を挟んだ状態でグリル板を本体部の下面を覆うように取り付ける方式である。
本体後付け施工は、浴室ユニットを設置した後、浴室暖房乾燥機の本体部を浴室ユニットの天井パネルの開口部を通して天井裏空間に吊り下げて設置し、本体部のケーシング下端のフランジを天井パネルの下面に当接させた状態でグリル板を本体部の下面を覆うように取り付ける方式である。
この場合、本体後付け施工を基準として、本体部内の送風路における空気吹出し側部分をグリル板の吹出口と当接するように構成していると、本体先付け施工の場合には、本体部の空気吹出し側部分とグリル板の吹出口との間に隙間が生じて吸込み空気と吹出し空気との間で短絡が生じ、浴室暖房乾燥機の運転効率を低下させる問題があった。
そこで、従来、本体部の送風路における空気吹出し側部分を、位置固定状態にしたダクト基端部と、ダクト基端部に対して伸縮自在に仮止め支持したダクト先端部とで構成し、ダクト先端部をグリル板の吹出口に接続し、垂れ下がったダクト先端部を上方へ押し移動させるように構成していた(特許文献1、特許文献2)。また、ダクト基端部とダクト先端部との間に亘って圧縮バネを装着して、圧縮バネの弾性力によってダクト先端部を下方へ付勢させてグリル板の吹出口の周縁部に圧接させるように構成していた(特許文献3)。
特許第4497631号公報 特許第4593722号公報 特許第3678101号公報
しかしながら、これら従来例では、本体部の設置状態においてダクト先端部が下方に下がった状態となって本体部のケーシングの下方に出っ張った状態となる。そのため、本体先付け施工を行う場合、浴室ユニットを設置する際にダクト先端部が邪魔になり浴室ユニットの設置作業を円滑に行い難くし、また、浴室ユニットを下方に出っ張ったダクト先端部にぶつけてダクト先端部を破損させる場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、本体部のダクト先端部によって浴室ユニットの設置作業に支障を来たすことがなく、且つ浴室ユニット設置時におけるダクト先端部の破損を防止することが可能な浴室暖房乾燥機を提供することにある。
本発明に係る浴室暖房乾燥機は、
浴室の天井裏に配設される本体部と、吸込口及び吹出口を有し本体部の下面を覆うようにして天井の下面に配設されるグリル板とを備える浴室暖房乾燥機であって、
本体部内には、浴室内の空気をグリル板の吸込口から吹出口へ導くための送風路が形成され、
送風路における空気吹出し側部分は、本体部のケーシングに対して位置固定状態に設けられているダクト基端部と、ダクト基端部にスライド自在に配設されたダクト先端部とで構成され、
ダクト先端部は、引きバネが取り付けられて引きバネにより引っ張られて本体部内へ収納されるように仮止め支持された状態から、グリル板の吹出口と連なるように引きバネのバネ弾性力に抗して引っ張り出してグリル板と接続されるものである。
上記構成より、本体先付け施工の場合、本体部が天井裏空間に先に設置された状態では、ダクト先端部が引きバネによって引っ張られて本体部内に収納された状態で仮止め支持されるので、ダクト先端部が本体部から下方に出っ張った状態とならない。従って、浴室ユニット設置時に、ダクト先端部が邪魔にならずに浴室ユニットを浴室に設置することができ、また、浴室ユニットをダクト先端部にぶつけて破損させることも防止することができる。
上記送風路は、本体部のケーシングに対して位置固定状態に設けられている送風路本体と、送風路本体からグリル板の吹出口に向けて延設されている上記空気吹出し側部分とを有し、
上記引きバネは、空気吹出し側部分のダクト先端部と送風路本体との間に亘って装着されてダクト先端部を送風路本体に対して仮止め支持する構成とされていることが望ましい。
この場合、引きバネの下端がダクト先端部に取り付けられ、引きバネの上端がダクト基端部よりも上方の送風路本体に取り付けられる。従って、引きバネの上端をダクト基端部に取り付ける場合に比べて、ダクト基端部よりも上方の離れた位置に取り付けられるので、長い引きバネを使用することができる。長い引きバネを使用することでダクト先端部がグリル板に接続されたときの引きバネの伸び率が抑えられるので、ダクト先端部がグリル板に接続されて引きバネが引き伸ばされた状態が継続されても引きバネのヘタリを抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、本体部の設置状態では引きバネによりダクト先端部が本体部内に収納されるので、本体先付け施工で設置する場合にダクト先端部が邪魔にならずに浴室ユニットを浴室に設置することができ、また、浴室ユニットをダクト先端部にぶつけて破損させることも防止することができる。
実施形態による浴室暖房乾燥機の構成を説明するための横側からの断面図である。 実施形態による浴室暖房乾燥機の構成を説明するための前側からの断面図である。 実施形態による浴室暖房乾燥機の本体部の下面図である。 実施形態による浴室暖房乾燥機のグリル板の下面図である。 天井裏設置状態の本体部のダクト先端部とグリル板との取り付けを説明するための模式図である。 実施形態による浴室暖房乾燥機を本体先付け施工した状態を示す断面図である。 実施形態による浴室暖房乾燥機を本体後付け施工した状態を示す断面図である。
以下、実施形態の浴室暖房乾燥機1について図面を参照しながら説明する。
図1〜図4に示した浴室暖房乾燥機1は、天井取り付け型の浴室暖房乾燥機1であって、送風機31及び熱交換器(加熱器)32を有し浴室の天井裏空間に配設される本体部2と、吸込口51及び吹出口52を有し本体部2の下面を覆うようにして天井パネル12(図6、図7参照)の下面に配設されるグリル板5とを備えている。
本体部2は、浴室の天井裏空間において吊り下げボルト11により吊り下げ支持されて配設される。この本体部2は、下面開口したケーシング21を有し、ケーシング21の下端部外周には全周に亘ってフランジ22が周設されている。ケーシング21の内部には、送風機31及び熱交換器32が収納され、また、送風機31により浴室内の空気をグリル板5の吸込口51を通して取り込んで熱交換器32で加熱して加熱された空気をグリル板5の吹出口52へ導くための送風路6が形成されている。
送風路6は、ケーシング21に対して位置固定状態に設けられている送風路本体61と、送風路本体61からグリル板5の吹出口52に向けて下方へ延設されている空気吹出し側部分62とから構成されている。送風路本体61内には、クロスフローファンからなる送風機31が設置されている。送風路本体61においてグリル板5の吸込口51と対向する空気吸込み側の開口端には、送風路6内に通風される空気を加熱する加熱器としての熱交換器32が配設されている。この熱交換器32は、図示しない給湯装置から供給される温水を循環させて浴室から吸込んだ空気を熱交換加熱する。なお、加熱器として熱交換器32に代えてヒータ等の他の加熱手段を用いてもよい。
送風路6の空気吹出し側部分62は、送風路本体61に接続されたダクト基端部63と、ダクト基端部63の下部にスライド自在に外嵌されたダクト先端部64とで構成されている。ダクト基端部63及びダクト先端部64は、いずれも横長矩形筒状に形成されている。ダクト基端部63は、口径が下方へ向けて広がるように形成され、ダクト先端部64の口径は、上下に略同形に形成されている。ダクト基端部63は、送風路本体61の下端部61aにネジ固定等されて本体部2のケーシング21に対して位置固定状態に設けられているが、ダクト先端部64は、上下移動可能に設けられている。従って、ダクト先端部64が上下に移動することで空気吹出し側部分62の長さが可変されるので、本体部2とグリル板5との設置高さに応じてダクト先端部64が下方へ引っ張り出されてグリル板5と連結される。
ダクト先端部64には、内方側に位置する横長側面において下端部両端の2ケ所にグリル板5をネジ止めするためのネジ取付部65が設けられている。また、ダクト先端部64には、送風路本体61との間で引きバネ8が取り付けられており、ダクト先端部64は、この引きバネ8の弾性力により上方へ引っ張られて本体部2内へ収納されるように送風路本体61に対して仮止め支持されている。すなわち、ダクト先端部64における長手方向の両側部にバネ係止部66が設けられ、各バネ係止部66に送風路本体61に取り付けられる引きバネ8の下端が係止されている。なお、バネ係止部66は、ダクト先端部64の側端面に直接突設してもよいし、ダクト先端部64の側端面に形成するルーバー用モータ72の収納部等の構成壁68(図2参照)に設けてもよい。引きバネ8の送風路本体61への取り付けは、引きバネ8の上端を係止したバネホルダ9を送風路本体61の下端部61aにネジ固定するようにしている。
図2中の左側を参照して、バネホルダ9は、固定ネジ96を挿通するネジ挿通孔91aを設けた上面部91と、上面部91から上方へ突設されて送風路本体61の壁面と当接位置決めする突片92と、上面部91から下方へ垂設されて引きバネ8を下方へ直線上に案内するガイド片93と、ガイド片93の上部に設けられて引きバネ8の上端を引っ掛けるバネ係止片94と、ガイド片93の下部に設けられて引きバネ8を挿通するバネ挿通部95とを有している。
このバネホルダ9に取り付けた引きバネ8を、その下端部をダクト先端部64のバネ係止部66に引っ掛け、バネホルダ9のネジ挿通孔91aに固定ネジ96を通して送風路本体61の下端部61aにネジ固定させることにより、ダクト先端部64は、送風路本体61に対して引きバネ8によって仮止め支持される。このように、バネホルダ9により引きバネ8を送風路本体61に取り付けるので、送風路本体61の横長の両側面が位置するケーシング21内の狭い空間であっても引きバネ8の取り付け作業を容易に行うことができる。また、このようなバネホルダ9に引きバネ8を取り付けることにより、引きバネ8は、ガイド片93及びバネ挿通部95によって真っ直ぐ案内されて座屈することがなく安定してダクト先端部64を仮止め支持することができる。
このようにして、ダクト先端部64と送風路本体61との間に亘って引きバネ8を装着することにより、ダクト先端部64は、グリル板5の取り付け前の状態では、両側の引きバネ8により送風路本体61に対して仮止め支持されるとともに、これら引きバネ8のバネ弾性力により上方へ引っ張り上げられて本体部2の下方へ出っ張ることがなく本体部2内に収納された状態となる。
また、引きバネ8の取り付け位置は、ダクト先端部64におけるグリル板5のネジ取付部65に近い側に配置される(図1参照)。これにより、ダクト先端部64とグリル板5との連結時に引きバネ8の引っ張り力でダクト先端部64が浮き上がって傾くことが防止される。従って、ダクト先端部64が傾いてダクト先端部64とグリル板5の吹出口52との間に隙間が発生することを防止することができる。また、ダクト先端部64の長手方向の両側壁には、それぞれ上端から上方へ延びる延長片67が突設されている。この両側の延長片67によってダクト先端部64の長手方向における傾きが防止され、これによってもダクト先端部64とグリル板5の吹出口52との間における隙間の発生が防止される。
また、ダクト先端部64内の下部には、風向調整用のルーバー板7が取り付けられている。図3を参照して、ルーバー板7は、軸71によってダクト先端部64の開口中央部に軸支されており、この軸71には、ダクト先端部64の外側面に配設されたルーバー用モータ72が連結されている。ルーバー用モータ72を駆動することによりルーバー板7の傾き(角度)が変更されて吹出口52から吹出される温風の風向きが変更される。
図4を参照して、グリル板5は、本体部2のケーシング21の下面と概略対応して横長矩形状に形成され、横長矩形状の吹出口52と吸込口51とが並設されている。吹出口52は、本体部2におけるダクト先端部64の先端開口部64aとほぼ同じ大きさに形成されている。吸込口51は、グリル状に形成されてその上面には着脱自在にフィルタ53(図1参照)が取り付けられる。また、グリル板5には、吹出口52近傍の2ケ所にダクト先端部64とネジ止めするためのネジ挿通孔54が設けられ、四隅付近の4ケ所にケーシング21とネジ止めするためのネジ挿通孔55が設けられている。
以上の構成の浴室暖房乾燥機1について、図6に示すように、本体先付け施工で浴室の天井に設置する場合は、まず浴室ユニット施工前に浴室の天井裏空間において本体部2のケーシング21の四隅に設けたボルト挿通部23に4本の吊り下げボルト11を連結して本体部2を吊り下げて設置した後、浴室ユニットの天井パネル12を浴室の天井部分に施工し、本体部2の下面の開口部と天井パネル12の開口部12aとを合わせてケーシング21のフランジ22を天井パネル12の上面に当接させる。
このように、浴室ユニット設置前に本体部2が天井裏空間に先に設置された状態では、ダクト先端部64が引きバネ8によって引っ張られて本体部2内に収納された状態で仮止め支持されるので(図1参照)、ダクト先端部64が本体部2から下方に出っ張った状態とならない。従って、浴室ユニットの設置に際してダクト先端部64が邪魔にならずに浴室ユニットを浴室に円滑に設置することができ、また、浴室ユニットをダクト先端部64にぶつけて破損させることを防止することができる。
次に、本体部2の下面にグリル板5を取り付ける。図5を参照して、まず、グリル板5を本体部2のケーシング21に対して四隅のネジ孔24にネジ挿通孔55を通して固定ネジ57を4ケ所でネジ止めする(図5(a))。続いて、グリル板5の吹出口52から手を入れて引きバネ8により本体部2内に収納されている状態のダクト先端部64を引きバネ8のバネ弾性力に抗して下方へ引っ張り出す(図5(b)参照)。そして、グリル板5におけるダクト接続用の2ケ所のネジ挿通孔54とダクト先端部64に設けた2ケ所のネジ取付部65とを合わせて固定ネジ56により2ケ所でネジ止めし、ダクト先端部64の先端開口部64aとグリル板5の吹出口52とが連なるようにグリル板5とダクト先端部64とを接続する(図5(c)参照)。すると、図6に示すように、ケーシング21のフランジ22とグリル板5との間に天井パネル12の開口部12aの周縁を挟んだ状態でグリル板5が本体部2の下面を覆うように取り付けられる。
このように、引きバネ8で引っ張り上げられていたダクト先端部64をグリル板5にネジ止めで接続することにより、ダクト先端部64とグリル板5の吹出口52との間に隙間がない状態となり、吸込み空気と吹出し空気との間で短絡が生じることがない。
一方、図7に示すように、本体後付け施工で浴室の天井に設置する場合は、浴室に浴室ユニットを設置した後、浴室ユニットの天井パネル12の開口部12aを通して浴室暖房乾燥機1の本体部2を天井裏空間に吊り下げボルト11で設置してケーシング21のフランジ22を天井パネル12の下面に当接させる。次に、グリル板5の取り付けは、図5で示した本体先付け施工の場合と同様の手順で、グリル板5をケーシング21の4ケ所でネジ止めし、続いて、グリル板5の吹出口52から手を入れてダクト先端部64を引っ張り出してダクト先端部64とグリル板5とを2ケ所でネジ固定させる。すると、図7に示すように、ケーシング21のフランジ22を天井パネル12の下面に当接させた状態でグリル板5が本体部2の下面を覆うように取り付けられる。この場合も、引きバネ8を伸ばしてダクト先端部64を下方へ引き下げてグリル板5の吹出口52と連結されるので、ダクト先端部64とグリル板5の吹出口52との間に隙間がない状態にすることができる。
このように、本浴室暖房乾燥機1によれば、上記施工方法や天井パネル12の厚みにかかわらず、ダクト先端部64とグリル板5の吹出口52との間に隙間のない状態とすることができ、吸込み空気と吹出し空気との短絡による浴室暖房乾燥機1の運転効率の低下が防止される。
また、引きバネ8は、空気吹出し側部分62のダクト先端部64と送風路本体61との間に亘って装着されてダクト先端部64を送風路本体61に対して仮止め支持する構成とされてダクト基端部63よりも上方の離れた位置に取り付けられるから、引きバネ8の上端をダクト基端部63に取り付ける場合に比べて長い引きバネ8を用いることができる。このように、長い引きバネ8を使用することでダクト先端部64がグリル板5に接続されたときの引きバネ8の伸び率が抑えられるので、ダクト先端部64がグリル板5に接続されて引きバネ8が引き伸ばされた状態に継続されても引きバネ8のヘタリを抑制することができる。その結果、浴室暖房乾燥機1の設置後に本体部2の点検等に際して、グリル板5の取り外し等を行うときグリル板5がダクト先端部64と接続状態にあれば引きバネ8のバネ弾性力によりグリル板5の落下及び垂れ下がりが抑えられて、グリル板5の取り外し作業及び取り付け作業を容易に行うことができる。
以上のようにして浴室の天井に設置された浴室暖房乾燥機1は、送風機31を作動させ、浴室内の空気をグリル板5の吸込口51から吸い込んで熱交換器32で加熱し、この加熱された空気が送風路6の空気吹出し側部分62より導かれてグリル板5の吹出口52から温風として浴室内に吹出される。このようにして、この浴室暖房乾燥機1は、入浴前、入浴中の浴室暖房として使用され、また、浴槽の上方に物干しバーを配置して洗濯物を吊るし、浴室暖房乾燥機1の吹出口52を洗濯物に向けて吹き出させて洗濯物の乾燥にも使用される。
また、この浴室暖房乾燥機1は、本体部2のケーシング21の側壁面に換気ファン41を備える換気ユニット4が取り付けられている(図1、図2参照)。換気ユニット4のファンケース42は、本体部2のケーシング21内部と連通可能に設けられている。従って、換気ファン41を作動させ、本体部2のケーシング21を通して浴室内の空気を吸引して排気ダクト43から屋外へ排気して浴室の換気運転を行うことができる。なお、換気ユニット4は、脱衣室やトレイ等ともダクトを接続して脱衣室やトレイ等の換気運転を行うようにすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されず、発明の要旨の範囲内で種々の変更を施すことができる。
例えば、引きバネ8の取り付けは、送風路本体61側とダクト先端部64側の両側ともバネホルダ9を介して取り付けてもよいし、ダクト先端部64側のみバネホルダ9を介して取り付けてもよいし、また、バネホルダ9を用いず送風路本体61側とダクト先端部64側とに取り付けてもよい。
また、引きバネ8は、ダクト基端部63とダクト先端部64との間に亘って装着するようにしてもよい。この場合、引きバネ8の取り付け位置をダクト先端部64の下方位置とダクト基端部63の上方位置とに配置して、なるべく長い引きバネ8を使用するようにして、ダクト先端部64がグリル板5に接続されたときの引きバネ8の伸び率が抑えられて引きバネ8のヘタリが抑制されるようにしてもよい。
また、グリル板5の取り付けは、ダクト先端部64と吹出口52とを先に固定ネジ56でネジ止めしてからグリル板5の四隅を固定ネジ57でネジ止めしてもよいし、また、グリル板5の取り外しも先にグリル板5の四隅の固定ネジ57を外してからダクト先端部64と吹出口52とを接続している固定ネジ56を外すようにしてもよい。
1 浴室暖房乾燥機
2 本体部
5 グリル板
6 送風路
8 引きバネ
9 バネホルダ
11 吊り下げボルト
12 天井パネル
12a 開口部
21 ケーシング
22 フランジ
31 送風機
32 熱交換器(加熱部)
51 吸込口
52 吹出口
61 送風路本体
62 空気吹出し側部分
63 ダクト基端部
64 ダクト先端部
64a 先端開口部
65 ネジ取付部
66 バネ係止部
67 延長片

Claims (2)

  1. 浴室の天井裏に配設される本体部と、吸込口及び吹出口を有し本体部の下面を覆うようにして天井の下面に配設されるグリル板とを備える浴室暖房乾燥機であって、
    本体部内には、浴室内の空気をグリル板の吸込口から吹出口へ導くための送風路が形成され、
    送風路における空気吹出し側部分は、本体部のケーシングに対して位置固定状態に設けられているダクト基端部と、ダクト基端部にスライド自在に配設されたダクト先端部とで構成され、
    ダクト先端部は、引きバネが取り付けられて引きバネにより引っ張られて本体部内へ収納されるように仮止め支持された状態から、グリル板の吹出口と連なるように引きバネのバネ弾性力に抗して引っ張り出してグリル板と接続される浴室暖房乾燥機。
  2. 請求項1に記載の浴室暖房乾燥機において、
    上記送風路は、本体部のケーシングに対して位置固定状態に設けられている送風路本体と、送風路本体からグリル板の吹出口に向けて延設されている上記空気吹出し側部分とを有し、
    上記引きバネは、空気吹出し側部分のダクト先端部と送風路本体との間に亘って装着されてダクト先端部を送風路本体に対して仮止め支持する構成とされている浴室暖房乾燥機。
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