JP6960574B2 - 給気ファン - Google Patents

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Description

本発明は、給気ファンに関するものである。
従来、給気ファンにおけるメンテナンス時、フィルタの着脱を簡易に行うことができるものが知られている。(特許文献1)。
以下、その給気ファンについて図を参照しながら説明する。
図6、7に示すように、給気ファンは、筐体101の厚み方向と直行する方向を向く一面に位置する第一開口102と第二開口103を有し、筐体101内に位置し、第一開口102と第二開口103を連通させる空気流路104を有し、空気流路104内に位置し、第一開口102を通じて空気を吸い込み第二開口103から吹き出させる送風機105を有し、流路104内のうち第一開口102の下流に位置するブロック状の第一フィルタ106を有している。また、筐体の一面の前方に移動自在または着脱自在に装着されて、第二開口103から吹き出される空気の流れの方向をガイドする気流ガイド107を備え、気流ガイド107は、第二フィルタ108の抜け落ちを防止するための突出部109を有し、気流ガイド107を外すことにより、フィルタを着脱可能な構造となっている。
特開2019−18204号公報
このような従来の給気ファンにおいては、給気開口から給気した空気をフィルタで浄化し、吹出開口から吹き出す構成となっている。このため、粉塵がフィルタに蓄積し、圧力損失の上昇により送風機能の低下が生じ、フィルタの掃除・交換が必要となる。また、モータや羽根車の故障による交換や、通気風路に堆積する粉塵の除去も必要となる。ところが給気ファンの構造が複雑であり、フィルタ、モータ、羽根車における上記の点検行為が煩わしいため、定期メンテナンスが行われる頻度が少なくなり、適切な性能が保てなくなるという課題を有していた。
そこで本発明では、上記従来の課題を解決するものであり、メンテナンス性の良好な給気ファンを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る給気ファンは、筐体と、前記筐体の外部から給気するための給気開口と、前記筐体内の空気を吹き出す吹出開口と、前記給気開口から前記吹出開口へ空気を導くファンユニットと、前記給気開口から給気した空気を浄化するフィルタと、通気開口を有し前記吹出開口よりも下流側で前記吹出開口から吹き出された空気の風向をガイドするルーバーと、前記ファンユニットと前記フィルタと前記制御部とを前記筐体における同一面から着脱可能に配置する着脱構造と、を備え、前記同一面は、前記筐体の設置状態において天面及び当該天面に対向する底面に隣接する正面に位置し、前記吹出開口は、前記同一面に設けられ、前記給気開口は、前記同一面に隣接する側面に配置され、前記筐体は、前記天面及び前記底面のいずれも鉛直上方に向けて取り付け可能な固定部を備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、ファンユニットとフィルタとを筐体における同一面から着脱可能に配置することにより、メンテナンス時、上流側であるフィルタから下流側の吹出開口までのアクセスが容易となり、メンテナンス性を高めることができる。
本発明に係る給気ファンの斜視断面図 本発明に係る給気ファンの着脱可能を示す概略構成図 ファンユニットを示す分解図 ルーバー部を示す分解図 天井設置状態を示す概略構成図 従来技術フィルタ除塵装置の構造図 従来技術フィルタ除塵装置の構造図
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して二度目以降の説明を省略している。
(実施の形態1)
まず、図1〜4を用いて本発明に係る給気ファン90の概略構成について説明する。
給気ファン90は例えば、建物における室内の天井に設置される。
給気ファン90は、図1、2に示すように、筐体1と、フィルタ部2と、ファンユニット3と、ルーバー部4とを備えている。
筐体1は、中空であり、扁平な矩形板状を有している。筐体1は、側面60と、側面60に対向する逆側面61と、側面60及び逆側面61に隣接する天面62と、天面62に対向する底面63と、側面60、天面62、及び底面63とに隣接する裏面64と、裏面64に対向する正面65とを備える。また、筐体1は、逆側面61に天面62から底面63まで至る棒状の固定部29を備える。
正面65は、矩形形状の開口であり、側面60と逆側面61とを結ぶ方向を長手方向とする。
側面60、逆側面61、天面62、底面63、裏面64は、それぞれ矩形形状である。側面60及び逆側面61においては、正面65と、裏面64とを結ぶ方向を長手方向とする。側面60は、給気開口70を備えている。また、側面60と逆側面61は、吊下げ部28を備える。
吊下げ部28は、側面60及び逆側面61から筐体1の外部方向に突出する。吊下げ部28は、天井に接続されたワイヤー等と係止されることにより筐体1を天井から吊るして取り付けることを可能とする。なお、吊下げ部28は、筐体1を、天面62及び底面63のいずれも天井に向けて取り付けることが出来る。
フィルタ部2は、フィルタ5と、フィルタ保持部6と、フィルタフレーム7とを備えている。
フィルタ5は、例えば矩形形状であり、フィルタ5を通過する空気に含まれる粉塵を分離し蓄積する。フィルタ5は、天面が筐体1の天面62と、底面が筐体1の底面63と対向する。フィルタ5は、給気ファン内に配置された状態でフィルタ5を通過する風の流れを基準とした際に、上流側に位置する上流面と、下流側に位置する下流面とを備えている。フィルタ5は、把持部8を備えている。
把持部8は、フィルタ5における正面65に面する側面と裏面64に面する側面とに備えられている。把持部8は、フィルタ5に接続された例えば布片であり、フィルタ5を筐体1から引き出す際に利用される。
フィルタ保持部6は、フィルタ5の天面及び底面と同一サイズで板状の矩形部材である。フィルタ保持部6は、筐体1内部における天面62と、筐体1内部における底面63の2カ所に設置される。2つのフィルタ保持部6は、それぞれ天面62に対し面平行となる平面を有し、平面には、フィルタ5の上流面から下流面までの厚みと同じ間隔をあけてレール9を各2本備える。
レール9は、フィルタ5の天面及び底面において、フィルタ5の筐体1内部における移動を、裏面64と正面65とを結ぶ方向に制限する。
フィルタフレーム7は、正面65に対し面平行であり、板形状を有する。フィルタフレーム7は、中央にフィルタ5を挿入するための開口としての挿入口10を有し、挿入口10を覆うフィルタカバー11を備えている。
フィルタカバー11は、正面65に対し面平行であり、板形状を有する。給気ファンの動作時はフィルタカバー11を設置することにより隙間からの空気の流出を防ぐことができる。またフィルタカバー11は、正面65に対し垂直な方向へのフィルタ5の動きを抑制する。
ファンユニット3は、図3に示すように、ファンケーシング12と、モータ固定板13と、モータ14と、羽根車15と、正面固定板30と、制御部16とを備えている。
ファンケーシング12は、所定の厚みを有する中空の平板形状であり、側面視にして略円形状で中心から外周に向かうにつれて徐々に半径を拡大する渦巻状のスクロールを備える。ファンケーシング12は、吸込開口71と、吹出開口72とを備える。
吸込開口71は、スクロールの側面に設けられ、ファンユニット3を筐体1の内部に固定した際に、天面62に面する。
吹出開口72は、スクロールにおける外周側端部に開口として設けられ、ファンユニット3を筐体1の内部に固定した際に、正面65に対向する。
モータ固定板13は、モータ14を所定の位置に配置するための土台として、ファンケーシング12における底面63側、すなわち吸込開口71の対向面に設置されている。
モータ14は、通電により回転する回転軸17を備えており、回転軸17はファンケーシング12における底面63側から内部空間に向けて、天面62方向に突出している。モータ14は、モータ固定板13における底面63側に設置されている。
羽根車15は、ファンケーシング12の内部空間にて回転軸17に接続され、回転軸17の回転により送風を行う。羽根車15は、低騒音且つ高静圧であるシロッコファンが望ましい。
正面固定板30は、天面視にしてL字形状を有し、L字形状における一側面がファンユニット3における、筐体1の正面65に対向する位置に設けられる。また、L字形状において一側面に隣接する他側面は、筐体1の逆側面61に平行に配置される。正面固定板30は、一側面に開口を備え、上述したケーシング12の吹出開口72が接続される。L字形状における一側面は、フィルタフレーム7及びフィルタカバー11と面平行に配置され、この面が同一面66を形成する。
同一面66は、言い換えると、フィルタフレーム7と、フィルタカバー11と、L字形状における一側面とにより構成される。なお、厳密には、図面に表された同一面66には凹凸が存在するが、これら凹凸が存在していても、フィルタ部2やファンユニット3の着脱という処理に対しては一つの平面とみなすことができるため、同一面と定義している。言い換えると、同一面66は、正確な面(平面)である必要はなく、作業方向として同一である面であればよい。
制御部16は、板状であり内部にモータ14を制御するための制御基板を格納する。制御部16は、ファンケーシング12の他側面に固定され、回転軸17の回転を制御する。制御部16は、ファンユニット3と共に筐体1に着脱可能である。ただし、制御部16は、ファンユニット3と別体として設けても良く、つまりファンユニット3と、制御部16とを個別に独立して筐体1から着脱可能としても良い。
ルーバー部4は、図4に示すように、アジャスタ19と、ルーバー20とを備えている。
アジャスタ19は、外周壁21と、接触面22とを備える。
外周壁21は、中空の直方体形状である。外周壁21は、筐体1の正面65を通して筐体1に取り付けられ、外周壁21の外周面は、側面60と、逆側面61と、天面62と、底面63とに囲まれる壁面に内接する。外周壁21は、筐体1内部を正面65に垂直な方向へスライドさせることが出来る。外周壁21は、側面60に接する面が側面60に、逆側面61に接する面が逆側面61に、ねじにより固定されており、ねじを外すことによって、筐体1から取り外すことが出来る。つまり、アジャスタ19は筐体1に着脱可能である。また、外周壁21と筐体1のねじによる固定位置は正面65に垂直な方向で可変である。アジャスタ19は、正面65を通して筐体1へ取り付ける際の上下の向きを問わない。上記に示したアジャスタ19と筐体1との位置が可変でスライド可能な着脱の構造をルーバー取付構造と称する。
接触面22は、外周壁21の下流側端部に、外周壁21内を流れる空気の方向に対し垂直であり且つ外周壁21の外側に向けて立ち上がるリブとして設けられる。接触面22は、ルーバー20に固定される。
ルーバー20は、支持壁27と、上面23と、下面24と、右面25と、左面26と、通気開口73とを備えている。
支持壁27は、矩形形状を有する枠体であり、アジャスタ19より流れる空気に対し平行に立ち上がり、接触面22に固定される。
上面23は、下流端の一辺を支持壁27(枠体)の上辺に接続される。上面23の上流端の一辺は枠体の内周方向に延設され、枠体よりも上流側、つまりアジャスタ19方向に傾斜して配置される。
下面24は、下流端の一辺を枠体の下辺に接続される。下面24の上流端の一辺は枠体の内周方向に延設され、枠体よりも上流側に傾斜して配置される。ただし、下面24の上流端の一辺は、上面23の上流端の一辺よりも下流側に位置する。
右面25及び左面26は、下流端の一辺を枠体の側面に接続され、側面から上流方向に向かうにつれて、枠体の内周方向に傾斜して延設される。そして右面25及び左面26は、上面23及び下面24の側辺と接続する。ここで側辺とは、上面23及び下面24における上流端の一辺の端部及び下流端の一辺の端部に接続する辺である。なお、上面、下面、右面、左面との表現は、図4の表示を基準にして示した位置に基づくものであり、実際のルーバー20の配置に対するものではない。また、アジャスタ19は、上述のように筐体1へ取り付ける際の上下の向きを問わない。このため、ルーバー20の方向も上下の向きを問わない。よって、ルーバー20の取り付け時には、上面が鉛直下方に位置し、右面が左側に位置することもある。
通気口73は、上面23の上流端の一辺と、下面24の上流端の一辺と、右面25と、左面26とに囲まれて形成される開口であり、矩形形状を有する。通気開口73は、天面62に平行な方向、言い換えると右面25と左面26とを結ぶ方向が長手方向である。
ルーバー20は、上面23と、下面24と、右面25と、左面26とによって形成されるルーバーの形状により、通気開口73を通過する空気の風向をガイドする。つまり、上述の構成により、通気開口73を通過する空気は、上面23の下流側の面に沿って、上面23の下流端の一辺の方向、図4で示すところの上方に向かってガイドされる。さらに、通気開口73を通過する空気は、右面25及び左面26にガイドされ、通気口73から左右に広がる方向にガイドされる。また、ルーバー20は同一面66と面平行に配置される。ここでルーバー20の面とは、支持壁27が形成する内部空間の開口面を指す。
また、アジャスタ19は、筐体1への固定位置が可変であるため、結果として、ルーバー20は、筐体1との距離を可変に取り付け可能である。同様に、アジャスタ19は、筐体1へ取り付ける時の上下の向きを問わないため、ルーバー20は、上下自在に取り付け可能である。
上記構成を有するフィルタ部2(フィルタ5)、ファンユニット3、制御部16、及びルーバー20は、筐体1に対して着脱可能に設けられている。つまり、図2に示すように、フィルタ5は、フィルタフレーム7を構成する挿入口10より、レール9に沿って摺動させて挿入することにより、筐体1に着脱可能である。また、ファンユニット3は、同一面66に設けられた、挿入口10に隣接する開口から挿入し、筐体1の内部にフィルタ5とは独立して着脱可能である。また、制御部16は、ファンユニット3に固定されているため、ファンユニット3の着脱に併せて着脱可能である。挿入されたファンユニット3は、固定部29に固定可能である。特に、筐体1は、ファンユニット3とフィルタ5と制御部16とを筐体1における同一面66から着脱可能に配置できる構造を着脱構造と称する。
ルーバー20は、上述したルーバー取付構造により、同一面66と面平行に、しかも筐体1との距離を可変に着脱可能である。ルーバー取付構造に基づいてルーバー20を筐体1に装着すると、同一面66と、ルーバー20と、側面60と、逆側面61と、天面62と、底面63とに囲まれる正圧空間80が形成される。つまり、給気ファン90は、正圧空間80を備える。
正圧空間80は、断面積が、吹出開口72の開口面積より大きい。ここで断面積とは、正圧空間80における、吹出開口72から噴出する空気の流れに対して垂直方向の断面の面積である。また図1に示すように、通気開口73を構成する長辺の長さXは、吹出開口72における長辺に平行な方向の距離Yよりも長い。
上記によって構成された給気ファン90は、図1に示すように、筐体1内における給気開口70からファンユニット3を介して吸込開口71まで連通させる空気通路18を備える。
以上が、給気ファン90の概略構成である。
次に、図5を用いて、給気ファン90の施工手順について説明する。
給気ファン90は、図5に示すように、室内の天井の隅に取り付けるのが好ましく、通気開口73は室内中心を挑むように配置する。筐体1は、室内の壁及び化粧壁67で覆うことで、筐体1の外観が覆い隠され、化粧板としてのルーバー20のみが室内に露出される。ただし、筐体1の正面65には、室内へ給気を行うための通気開口73を有するルーバー20を取り付けるため、正面65に面する化粧壁67には正面65と同形状の穴が設けられている。
筐体1は、ワイヤー等を用いて吊下げ部28により天井から吊るす。筐体1は、天面62及び底面63のいずれも天井に向けて取り付けることが出来る。つまり筐体1は、通気開口73の向きによって決まる給気開口70の向きを、正面65に対し左右どちらに配置した状態でも天井に設置することが出来る。つまり、図1に示した給気ファン90を上下そのままの状態で室内に取り付けたものが、図5の左に示した給気ファン90であり、上下を逆にした状態で室内に取り付けたものが、図5の右に示した給気ファン90である。
また、アジャスタ19は、筐体1への取り付け時の上下の向きは問わない。つまりルーバー20は、筐体1の上下の向きに影響を受けず、正面65を通して筐体1へ取り付けることが出来る。このような構造とすることで設置環境に合わせ、筐体1における給気開口70の向きを施行者が決めることができるため、ダクト配管方向を意識することが無く、施工性が良好となる。
アジャスタ19は、上述のルーバー取付構造により筐体1内で正面65に対して平行な方向に移動させることができ、また筐体1からの固定距離は可変である。つまりルーバー20は筐体1との距離を可変に設置可能である。筐体1を化粧壁67で覆う際、正面65と化粧壁67の間に隙間が生じる。これに対して、距離を可変とするルーバー取付構造は、給気ファン90から空気が流出するのを防ぎ、且つ化粧壁67とルーバー20の位置を合わせることを容易にする。そのため施工時、筐体1と化粧壁67の位置調整を行う必要が無くなり、施工性が簡便となる。
次に、図1及び図5を用いて、給気ファン90の動作について説明する。
図5に示した設置状態において、モータ14に通電を行うと、回転軸17の回転に連動して羽根車15が回転する。
羽根車15の回転により、給気ファン90は、外部から給気開口70を介して筐体1内に給気し、空気通路18に設置されたフィルタ5通過する。この時、フィルタ5は空気中の粉塵を分離し蓄積するため、給気した空気は浄化される。
ファンユニット3は、フィルタ5により浄化された空気を吸込開口71から吹出開口72へ導く。
吹出開口72より吹き出された空気は正圧空間80で正圧化され、通気開口73より均一な風量となり送出される。この時、ルーバー20により風向がガイドされる。
給気ファン90が上述の給気動作を所定の期間行うと、フィルタ5は、空気中に含まれる粉塵を分離し蓄積するため、性能を維持し続けることが出来ず、定期的に交換が必要となる。
そこで使用者は、室内側より正面65に向き合い、正面65に取り付けられたルーバー20を外すことで、同一面66を容易に露出させることができる。次に、同一面66からフィルタカバー11を外してからフィルタ5に備えられた把持部8を掴み、フィルタ5を手前にスライドさせて引き抜くことで、同一面66から取り外す。
取り外したフィルタ5は、清掃を行い、または、別途新しいフィルタを挿入口10より逆の手順で筐体1へ取り付ける。そして、フィルタカバー11と、ルーバー20を元の位置へ取り付けることで、給気ファン90が稼働可能な状態となり、フィルタ5のメンテナンスが完了する。
また、ファンユニット3は、通気風路の清掃のため、定期的な点検が必要となる。また、モータ14や羽根車15や制御部16の故障時には、交換などが必要になる。
この際には、フィルタ5の交換時と同様に、使用者は、室内側より正面65に取り付けられたルーバー20を外し、同一面66を臨む。ファンユニット3はフィルタフレーム7と筐体1内部に取り付けられた固定部29とにねじで固定されており、筐体1内部の所定の位置に設置されている。よって、このねじを外し、ファンユニット3を正面65から手前にスライドさせて引き抜き、同一面66から取り外す。ファンユニット3の清掃や点検後、あるいは筐体1の内部の清掃後、ファンユニット3を元の位置へ取り付けることで給気ファン90が稼働可能な状態となり、ファンユニット3のメンテナンスが完了する。
また、制御部16はファンユニット3と一体化して設けられているため、制御部16も同一面66から簡易に着脱可能である。
以上により給気ファン90は、化粧壁67に覆われていても、正面65方向からのみでメンテナンスを行うことが出来る。つまり、ファンユニット3と、フィルタ5と制御部16とを同一面から着脱可能としているため、メンテナンス時、上流側であるフィルタ5から下流側の吹出開口72までのアクセスが容易となり、メンテナンス性が高い給気ユニット90とすることができる。
また、吹出開口72の開口面積は正圧空間80の断面積と比べ小さい構成としたため、フィルタ5では集塵しきれない粉塵は、空気が拡散する吹出開口72より外部の正圧空間80に堆積しやすくなる。このためファンケーシング12における清掃対象は吹出開口72近辺に限定されるので、清掃範囲が狭く、簡易に行うことができる。
本発明に係る給気ファンは、筐体における同一面から目的の個所のみにアクセス可能となるので、メンテナンス時、上流側であるフィルタから下流側の室内吹き出し口全てへのアクセスが容易なため使用者のメンテナンスの良好な給気ファン等として有効である。
1 筐体
2 フィルタ部
3 ファンユニット
4 ルーバー部
5 フィルタ
6 フィルタ保持部
7 フィルタフレーム
8 把持部
9 レール
10 挿入口
11 フィルタカバー
12 ファンケーシング
13 モータ固定板
14 モータ
15 羽根車
16 制御部
17 回転軸
18 空気風路
19 アジャスタ
20 ルーバー
21 外周壁
22 接触面
23 上面
24 下面
25 右面
26 左面
27 支持壁
28 吊下げ部
29 固定部
30 正面固定板
60 側面
61 逆側面
62 天面
63 底面
64 裏面
65 正面
66 同一面
67 化粧壁
70 給気開口
71 吸込開口
72 吹出開口
73 通気開口
80 正圧空間
90 給気ファン
101 筐体
102 第一開口
103 第二開口
104 空気流路
105 送風機
106 第一フィルタ
107 気流ガイド
108 第二フィルタ
109 突出部

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体の外部から給気するための給気開口と、
    前記筐体内の空気を吹き出す吹出開口と、
    前記給気開口から前記吹出開口へ空気を導くファンユニットと、
    前記給気開口から給気した空気を浄化するフィルタと、
    通気開口を有し前記吹出開口よりも下流側で前記吹出開口から吹き出された空気の風向をガイドするルーバーと、
    前記ファンユニットと前記フィルタと前記制御部とを前記筐体における同一面から着脱可能に配置する着脱構造と、を備え、
    前記同一面は、
    前記筐体の設置状態において天面及び当該天面に対向する底面に隣接する正面に位置し、
    前記吹出開口は、
    前記同一面に設けられ、
    前記給気開口は、
    前記同一面に隣接する側面に配置され、
    前記筐体は、
    前記天面及び前記底面のいずれも鉛直上方に向けて取り付け可能な固定部を備えた給気ファン。
  2. 前記ファンユニットの動作を制御する制御部を備え、
    前記着脱構造は、
    前記制御部も前記同一面から着脱可能に配置する請求項1記載の給気ファン。
  3. 前記制御部は、
    前記ファンユニットと一体化して設けられ、
    前記着脱構造は、
    前記ファンユニット及び前記制御部を一体化した状態で着脱可能である請求項2記載の
    給気ファン。
  4. 前記制御部は、
    前記ファンユニットと別体として設けられ、
    前記着脱構造は、
    前記ファンユニットと前記制御部とを個別に独立して着脱可能である請求項2記載の給気ファン。
  5. 前記ルーバーは、
    前記同一面と面平行に配置され、
    前記同一面と前記ルーバーとの間に、前記吹出開口から吹き出された空気を正圧化するための正圧空間を備えた請求項1記載の給気ファン。
  6. 前記正圧空間は、
    上流から下流への空気の流れに対する垂直断面の断面積が、前記吹出開口の開口面積よりも大きい請求項5記載の給気ファン。
  7. 前記通気開口は、
    当該通気開口を構成する長辺の長さが、前記長辺に平行な直線上に位置する前記吹出開口の二つの端部間の距離よりも長い請求項5記載の給気ファン。
  8. 前記筐体は、
    前記ルーバーを上下自在に取り付け可能なルーバー取付構造を備えた請求項1から7のいずれかに記載の給気ファン。
  9. 前記ルーバー取付構造は、
    前記ルーバーと前記筐体との距離を可変に前記筐体と前記ルーバーとを固定可能な請求項8記載の給気ファン。
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