JP5600533B2 - クレーン用フック装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、フック装置全体をコンパクトに構成するとともに、ワイヤロープからフック装置を取り外した場合でも、フック装置の置き場が省スペースで済むクレーン用フック装置を提供することを目的としている。
図1は本発明に係るクレーンの一実施形態としての車両搭載型クレーンを説明する構成図であり、また、図2はその車両搭載型クレーンのフック装置部分の拡大図である。
図1に示すように、この車両搭載型クレーン(以下、単に「クレーン」ともいう)1は、左右にアウトリガ2を備えたベース4上にコラム6が旋回用油圧モータ5の駆動により旋回自在に設けられている。そして、このコラム6の上端部には、ブーム伸縮用油圧シリンダ8の作動による伸縮およびブーム起伏用油圧シリンダ9の作動により起伏自在に枢支されたブーム7が設けられている。また、コラム6にはウインチ11がウインチ用油圧モータ10により駆動可能に設けられており、このウインチ11からブーム7の先端部7sにワイヤロープ12を導いて、ブーム7の先端部7sのシーブ16を介して吊荷用のフック装置20のフック13にワイヤロープ12を掛回すことにより、フック装置20をブーム7の先端部7sから吊下している。
このフック装置20は、図2に要部を示すように、フック13と、このフック13の基端側13kを回動可能に枢支する主ブロック21とを有する。さらに、この主ブロック21の左右に隣接して補助ブロック31が回動可能に枢支されて連結されており、これら複数のブロック21,31それぞれには、複数のシーブ26,36が設けられている。そして、前記隣接するブロック21,31相互の複数のシーブ26,36にワイヤロープ12が掛け回されている。なお、ワイヤロープ12の基端はウインチ11(図1参照)に固定され、ワイヤロープ12の先端はブーム7の先端部7sの止着部7jに固定されている。
図4に示すように、このフック装置20は、半径Rの従来のシーブよりも小径化した複数のシーブ26,36と、この複数のシーブ26,36が回動自在に設けられた複数のブロック21,31を有する構成とし、連結ピン25にて連接されたブロック群21,31同士が鎖のように自在に動くので、フック装置20をフック(13)として使用せずに、ブーム7の先端7sから取り外した後は、たとえばクレーン作業終了時、ワイヤロープ12をフック装置20から抜き取り、フック装置20だけ取り外し、その取り外したフック装置20のブロック群21,31を丸めて保管したり、伸ばして保管したりする等その格納形状を自在にして、その形が鎖のように自在に動く範囲で作業者の自由である。よって、ワイヤロープ12からフック装置20を取り外した場合でも、コンパクトに納めることを可能にし、フック装置20の置き場が省スペースで済む。
このように、このフック装置20によれば、複数のブロックと、該複数のブロックそれぞれ設けられた複数のシーブとによってワイヤロープが掛け回される構造を採用しているので、各ブロックの複数のシーブを小径化しつつも、複数のシーブ全体としてワイヤロープに掛かる曲げ応力が許容よりも大きくならない曲率を維持することができるのである。
例えば、上記実施形態では、車両搭載型クレーンに用いるフック装置の例で説明したが、これに限定されず、本発明に係るクレーンのフック装置は、種々のクレーンに採用可能なことは勿論である。
また、上記実施形態では、複数のブロック、複数のシーブがいずれも3連の例で説明したが、フック装置の大きさや定格荷重等に合わせて、例えば2連、4連、5連等、適宜の連数に変更することができる。
4 ベース
6 コラム
7 ブーム
11 ウインチ
12 ワイヤロープ
13 フック
16 シーブ(固定滑車)
17 シーブ(動滑車)
20 フック装置
21 主ブロック
22 ブラケット
23 トラニオンピン
24 連結腕
25 連結ピン
26 シーブ
27 支軸
31 補助ブロック
34 連結腕
36 シーブ
37 支軸
120 フック装置(従来型)
L1 本発明のフック装置での格納距離
L2 従来のフック装置での格納距離
M ワイヤロープの挿通部
R ワイヤロープの掛け回し半径(=ワイヤロープのピッチ円)
Claims (2)
- クレーンに用いられるフック装置であって、
フックと、該フックに連結された主ブロックと、該主ブロックの左右に回動可能に連接された複数の補助ブロックと、前記主ブロック及び複数の補助ブロックそれぞれに設けられて下方に凸の半円弧状に配置された複数のシーブとを備え、前記連接するブロック相互の複数のシーブにそのフック側に沿ってワイヤロープが掛け回されるように構成したことを特徴とするクレーン用フック装置。 - フック装置の使用時において、掛け回されたワイヤロープの張力によって、複数のシーブ中心が一の円弧に沿った並びを保ち、これら複数のシーブに掛け回されたワイヤロープの中心円の直径とワイヤロープの直径との比が一定値になっていることを特徴とする請求項1に記載のクレーン用フック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010211306A JP5600533B2 (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | クレーン用フック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010211306A JP5600533B2 (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | クレーン用フック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012066889A JP2012066889A (ja) | 2012-04-05 |
JP5600533B2 true JP5600533B2 (ja) | 2014-10-01 |
Family
ID=46164646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010211306A Active JP5600533B2 (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | クレーン用フック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5600533B2 (ja) |
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JPH0654956U (ja) * | 1993-01-12 | 1994-07-26 | 株式会社大林組 | ワイヤーロープのガイド装置 |
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2010
- 2010-09-21 JP JP2010211306A patent/JP5600533B2/ja active Active
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JP2012066889A (ja) | 2012-04-05 |
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