JP3937362B2 - 移動式クレーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動式クレーンに関し、さらに詳しくは、ブーム先端に設けられているシーブの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、移動式クレーンのブーム先端部には、ウインチ装置から繰り出された吊り荷用ワイヤーロープを掛け回すためのシーブが設けられている。上記のシーブは、ブーム先端に取り付けられているブームヘッドに対して上下一対に設けられており、上側のシーブがワイヤーロープの向きを変えるためのガイドシーブとして、また下側のシーブがメインシーブとしてそれぞれ用いられるようになっている。
この種、移動式クレーンに用いられるシーブの構造においては、吊り荷の重量増加に伴い、メインシーブとフックブロックとで複滑車を構成するためにメインシーブおよびフックブロックの支軸上で複数のシーブを並設されることが多い。図5は、上記複滑車とするためのシーブの配列の一例を示すためにブームヘッドの正面から見た概略図であり、同図において、メインシーブ(以下、トップブーム下シーブという)Aは、支軸上で所要個数が並設されている。
トップブーム下シーブAの一つには、ガイドシーブ(以下、トップブーム上シーブという)Bから繰り出された吊り荷用ワイヤーロープCがフリートアングル(θ1)を設定されて掛けられ、フックブロック(図示されず)に装備されているシーブとの間で折り返されて掛け回されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図5に示したシーブの設置構造においては、ウインチ装置のドラムにおける軸方向両端位置とトップブーム上シーブBとの間のフリートアングルを小さくするためにトップブーム上シーブBがブームの幅方向中心位置(図中、符号SEで示す位置)近傍に配置される。
一方、トップブーム下シーブAはトップブーム上シーブBとの間のフリートアングルが規定値内に収まるように、図5において符号S1で示す巻き始め位置が設定される。
トップブーム下シーブAは、上記フリートアングルに基づく位置を起点として支軸上で所要枚数が並設される。
しかし、トップブーム下シーブAの並設枚数が多くなるとトップブーム下シーブ、換言すれば、シーブブロックの荷重中心(図中、Wで示す位置)とブームの幅方向中心位置(SE)との間のオフセット量S2が大きくなる。このため、ブームの長さが長くなると、上記のオフセット量によっては横曲モーメントが大きくなることにより大きな横たわみが発生する虞がある。
【0004】
つまり、この種移動式クレーンは、吊り上げ能力の増大化が要望されているが、取り扱い性の関係によりワイヤーロープの径をむやみに大きくすることができないのが現状である。このため、吊り荷の増大化に対処するには、複数滑車の個数、換言すれば、シーブの並列個数を増加することが適当となる。シーブの並列数を増やした場合にはそれに伴い吊り荷用ワイヤーロープの長さも長くなり、ウインチ装置側でのロープの巻き層数も増加し、多層巻き数の増加によるロープ落ち込みなどの弊害が生じる。
そこで、ウインチ装置でのドラムの幅を増加させて多層巻き数を少なくすることが考えられる。しかし、ドラム幅の増加に併せてフリートアングルを規定値内に収めようとすると、トップブームとドラムとの間の距離を増加することが必要となるが、動力装置の大型化などに影響することから移動式クレーンの規模を闇雲に大きくすることができないのが現状である。
このため、ドラム幅の増加に対しフリートアングルを規定値内に収めるには、トップブーム上シーブのオフセット量を現状よりも少なくする必要がある。このようにオフセット量を少なくしたトップブーム上シーブに対してトップブーム下シーブのフリートアングルを規定値に収める場合、トップブーム下シーブでの吊り荷用ワイヤーロープの巻き始め位置はトップブーム下シーブの幅方向でのオフセット量を小さくされた位置とされる。
しかし、吊り荷の増大化に伴いシーブの枚数が増えているので、吊り荷用ワイヤーロープの巻き始め位置から順次必要枚数のシーブが並設されると、シーブを従来のように左右対称に配置することができず、これによって上述した不具合が顕著となる。
【0005】
本発明の目的は、上記従来の移動式クレーン、特に、ブームトップシーブにおける問題に鑑み、吊り上げ能力を向上させるに際してフリートアングルを規定値内に収めることができると共にブームの横たわみを抑制することができるシーブ構造を備えた移動式クレーンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1記載の発明は、旋回台にウインチ装置を装備し、ブーム先端にトップブーム上側シーブおよび支軸上で複数並設されたトップブーム下側シーブを備え、上記ウインチ装置より繰り出された吊り荷用ワイヤーロープを上記トップブーム上側シーブに掛け回したうえで上記トップブーム下側シーブに掛け回した後、吊り荷用フックに有するシーブと上記トップブーム下側シーブとの間で必要回数折り返して端部を上記トップブーム前端下部あるいは上記吊り荷用フックの上端部に係止させて構成されたシーブ構造を備えた移動式クレーンにおいて、上記トップブーム上側シーブを、この巻き掛け位置が上記トップブームの幅方向の中心線側に近づくように上記トップブーム中心線に平行な軸回りに傾斜させ、上記トップブーム上側シーブおよびトップブーム下側シーブの間で上記シーブの軸線と直交する軸線を有し、上記ブーム前面と平行に配置されているガイドシーブを上記ブーム前面に配置して上記トップブーム上側シーブから繰り出される吊り荷用ワイヤーロープを上記トップブーム下側シーブの巻き始め位置に相当する軸方向端部に位置するシーブに向けガイドするガイドシーブを設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項記載の発明は、請求項記載の移動式クレーンにおいて、上記ガイドシーブは、トップブーム下側シーブの軸方向で該下側シーブの荷重中心とトップブームの幅方向中心とを近接させることができる端部に相当する位置に吊り荷用ワイヤーロープの巻き始め位置を設定できる構成とされていることを特徴としている。
【0010】
【作用】
請求項1記載の発明では、トップブーム上側シーブはその巻き掛け位置がトップブームの幅方向の中心線側に近づくようにブーム中心線に平行な軸回りに傾斜させ、ブーム前面にトップブーム上側シーブから繰り出される吊り荷用ワイヤーロープをトップブーム下側シーブの巻き始め位置に相当する軸方向端部に位置するシーブに向けガイドするガイドシーブを設けることにより、トップブーム上側シーブとトップブーム下側シーブとの間のフリートアングルを小さくすることができる。
【0011】
請求項2の発明では、トップブーム下側シーブでのフリートアングルを規定範囲内に収めた状態で、トップブームの幅方向中心位置に対してトップブーム下側シーブの荷重中心が近接した位置に設定されるので、トップブーム下側シーブを軸線方向で左右対称に並設することができ、ブームの横たわみを抑制することができるシーブ構造を備えた移動式クレーンを提供することができる。
【0012】
【実施例】
以下、図示実施例により請求項記載の発明の詳細を説明する。
図1は、本発明実施例による移動式クレーンの全体構成を示す図であり、同図において、移動式クレーン1は、トラッククレーンを対象とし、このトラッククレーンは、キャリアを構成する車台1A上の旋回台2に装備され、その旋回台に装備されているウインチ装置2Aから繰り出される吊り荷用ワイヤーロープ3を用いて吊り荷の上げ下げが行えるようになっている。
トップブーム4の先端にはブームヘッド5が取り付けられており、そのブームヘッド5には、ウインチ装置から繰り出された吊り荷用ワイヤーロープ3の向きを変えるためのガイド用のシーブおよび吊り荷用フック6に装備されているシーブとで複滑車を構成するシーブを備えたシーブブロック7が設けられている。
【0013】
図2は上記したシーブブロック7を示す図であり、同図においてシーブブロック7には、上下方向各端部近傍に吊り荷用ワイヤーロープ3のガイド用であるトップブーム上側シーブ8および吊り荷用フック6に有するシーブとで複滑車を構成するトップブーム下側シーブ9がそれぞれ配置されている。
トップブーム上側および下側の各シーブ8、9のうち、トップブーム下側シーブ9は、シーブブロック7においてトップブーム4(図1参照)の幅方向(図2(A)において水平方向)に平行する軸線方向を有した支軸9Aにより回転自在に支持されている。
一方、図2(A)において、上記各シーブ8、9のうちで、トップブーム上側シーブ8は、トップブーム4の幅方向中心線(便宜上、符号SEで示す)に平行な軸回りに傾斜(符号αで示す角度)させて設けられている。このため、トップブーム上側シーブ8の支軸8Aは、シーブブロック7の頂面に配置された軸受け部において上記傾斜角度を以て軸方向が設定されて設けられている。
トップブーム下側シーブ9は、吊り荷の吊り上げ荷重に応じた数が支軸9Aの軸方向に沿って並設されており、吊り荷用フック6(図1参照)に設けられているシーブとの間で吊り荷用ワイヤロープ3が折り返されながら巻き掛けられている。
本実施例では、トップブーム下側シーブ9が、トップブーム4の幅方向中心位置(便宜上、図5において用いた符号SEで示す)を境にして左右対称となるように並設されている。
【0014】
一方、ブームヘッド5の前面に相当するシーブブロック7の前面には、トップブーム上側シーブ8とトップブーム下側シーブ9との間にガイドシーブ10が配置されている。
図2においてガイドシーブ10は、図2(B)に示すように、支軸8A、9Aの軸線と直交し、シーブブロック7の前面に直立状態で設けられている回転軸10Aに対して回転自在に取り付けられている。
ガイドシーブ10は、図2(A)に示すように、トップブーム上側シーブ8から繰り出された吊り荷用ワイヤーロープ3をトップブーム下側シーブ9の巻き始め位置に相当する軸線方向端部に位置するシーブ(便宜上、符号9Bで示す)の向きに平行させて繰り出せる配置構成とされている。
ガイドシーブ10は、次の理由により設けられている。
通常、トップブーム上側シーブ8とトップブーム下側シーブ9の巻き始め位置との間のフリートアングルを規定範囲内に収めた場合、トップブーム下側シーブ9における巻き始め位置がトップブーム4の幅方向中心寄りとなり、トップブーム下側シーブ9の巻き始め位置に向けた吊り荷用ロープ3の繰り出し方向も上記フリートアングルに順じた向きとなる。このため、巻き始め位置を起点として複数のシーブを軸方向に沿って並設すると、その並設数によってはトップブーム4の幅方向中心位置(SE)に対して大幅に偏った位置にシーブブロックの荷重中心(図5において、符号Wで示す位置)が位置することになる。
そこで、本実施例におけるガイドシーブ10は、トップブーム上側シーブ8から繰り出された吊り荷用ワイヤーロープ3がトップブーム下側シーブ9の巻き始め位置に達する位置をトップブーム下側シーブ9の軸方向端部側に向け変更して巻き始め位置をトップブーム4の幅方向中心位置よりもトップブーム下側シーブ9の軸方向で外側に位置させるようになっている。これにより、トップブーム下側シーブ9は、巻き始め位置を変更した方向に荷重中心(W)がずれることになり、トップブーム4の幅方向中心位置(SE)に対して荷重中心(W)が近接した関係を設定される。
このため、トップブーム下側シーブ9の軸方向で外側端部に向け巻き始め位置が変更させられるのに応じてトップブーム下側シーブ9の荷重中心(W)をトップブーム4の幅方向中心(SE)に近接させることができるので、トップブーム下側シーブ9をトップブーム4の幅方向中心(SE)を境にして左右対称に並設することができる。
【0015】
本実施例は以上のような構成であるから、図3に示すように、ウインチ装置のドラム(便宜上、符号Dで示す)から繰り出されてトップブーム上側シーブ8に巻き掛けられる吊り荷用ワイヤーロープ3は、トップブーム上側シーブ8での巻き掛け位置(便宜上、符号Pで示す)がドラムDの軸方向中心に近寄る状態となるので、水平方向に傾斜させない場合に比べてドラムDとトップブーム上側シーブ8との間のフリートアングル(θ1、θ2)が小さくされる。
【0016】
一方、図2(A)において、ガイドシーブ10では、トップブーム上側シーブ8から繰り出された吊り荷用ワイヤーロープ3がトップブーム下側シーブ9の巻き始め位置のシーブ9Bに向けガイドされる。
この場合には、上述したように、ガイドシーブ10を迂回させて吊り荷用ワイヤーロープ3が繰り出されることでトップブーム4の幅方向中心(SE)に対してトップブーム下側シーブ9の荷重中心(W)が近接させることができるので、トップブーム4の幅方向中心を境にして略左右対称にトップブーム下側シーブ9が並設され、その各シーブのうちの巻き始め位置に向け吊り荷用ワイヤーロープ3が繰り出される。
これにより、トップブーム上側および下側の各シーブ7、8間でのフリートアングルを規定値内に収めた場合でも、トップブーム下側シーブ9をトップブーム4の幅方向中心位置(SE)から左右対称に配置することができるので、トップブーム下側シーブの荷重中心(W)とトップブーム4の幅方向中心とのオフセット量が小さくなり、トップブーム4に対する横曲力を低減してトップブーム4の横たわみが抑制される。
【0017】
以上のような実施例によれば、支持態位を傾斜させることとトップブーム上側および下側シーブの間にガイドシーブを配置するという簡単な構成により、吊り上げ能力を向上させる際のフリートアングルの設定を可能にできるとともにトップブームの幅方向中心に対するトップブーム下側シーブの荷重中心の偏倚を小さくすることができる。
【0018】
次に、上記実施例に示したガイドシーブの別例を図4において説明する。
図4に示した実施例は、ブームヘッドに配置されているトップブーム上側シーブ(便宜上、符号8’で示す)を水平方向に傾斜させない構成とする一方、ガイドシーブをトップブーム上側および下側シーブの間で複数設けたことを特徴としている。
つまり、図4において、トップブーム上側シーブ8’とトップブーム下側シーブ9との間には、ブームヘッド5の幅方向中心位置から水平方向の略同じ位置で上下一対のガイドシーブ(便宜上符号10、10’で示す)が配置されている。
一方、トップブーム上側シーブ8’は、従来のこの種のものと同様に、支軸8Aに対して直立した状態、換言すれば、傾斜しない状態で支持されている。
ガイドシーブ10、10’は、周方向で相対位置に吊り荷用ワイヤーロープ3が巻き掛けられるように吊り荷用ワイヤロープ3の迂回経路が設定されており、ガイドシーブ10’では、トップブーム下側シーブ9の幅方向中心側の周面に吊り荷用ワイヤーロープ3が掛け回され、ガイドシーブ10では、トップブーム下側シーブ9の軸方向端部側の周面に吊り荷用ワイヤーロープ3が掛け回されている。
ガイドシーブ10での吊り荷用ワイヤーロープ3の掛け回しの理由は、図2に示した実施例と同様にトップブーム下側シーブ9の荷重中心をトップブーム4の幅方向中心に近接させるように巻き始め位置を規定するためであり、またガイドシーブ10’での吊り荷用ワイヤーロープ3の掛け回し経路は、傾斜していないトップブーム上側シーブ8から繰り出された吊り荷用ワイヤーロープ3の向きをトップブーム下側シーブ9の掛け回し位置に向け変えるためである。
【0019】
本実施例によれば、ガイドシーブ10,10’を配置することにより、図2に示した実施例の場合と違って、トップブーム上側シーブ8の構成として従来のものと同じ構成とすることができる。このため、特別な支持構造とすることなく、単にブームヘッド4に対構造からなるガイドシーブを設けるだけの簡単な構成により、吊り上げ能力を向上させる際にブームの長さ延長などを行わなくてもフリートアングルを規定値内に収めることが可能になるとともに、ブームの横たわみの発生を抑制することが可能になる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、トップブーム上側シーブはその巻き掛け位置がトップブームの幅方向の中心線側に近づくようにブーム中心線に平行な軸回りに傾斜させ、ブーム前面にトップブーム上側シーブから繰り出される吊り荷用ワイヤーロープをトップブーム下側シーブの巻き始め位置に相当する軸方向端部に位置するシーブに向けガイドするガイドシーブを設けることにより、トップブーム上側シーブとトップブーム下側シーブとの間のフリートアングルを小さくすることができる。
【0021】
請求項2記載の発明によれば、トップブーム下側シーブでのフリートアングルを規定範囲内に収めた状態で、トップブームの幅方向中心位置に対してトップブーム下側シーブの荷重中心が近接した位置に設定することができるので、トップブーム下側シーブを軸線方向で左右対称に並設することができ、これにより、トップブーム下側シーブをトップブームの幅方向中心を境にして左右均等に配置することが可能になるので、トップブームに作用する横たわみを抑制して吊り上げ能力を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による移動式クレーンの全体構成を説明するための模式図である。
【図2】図1に示した移動式クレーンに用いられるブームヘッドに取り付けられるシーブブロックを示す図であり、(A)はブーム前面から見た正面図、(B)は側面図である。
【図3】図2に示したシーブブロックに設けられているシーブの作用を説明するための模式図である。
【図4】図2に示したシーブブロックに設けられているシーブの構成に関する別の例を説明するためのブームヘッドの正面図である。
【図5】移動式クレーンに用いられるシーブの構成の従来例を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1 移動式クレーン
3 吊り荷用ワイヤーロープ
4 トップブーム
5 ブームヘッド
6 吊り荷用フック
7 シーブブロック
8 トップブーム上側シーブ
9 トップブーム下側シーブ
10、10’ ガイドシーブ

Claims (2)

  1. 旋回台にウインチ装置を装備し、ブーム先端にトップブーム上側シーブおよび支軸上で複数並設されたトップブーム下側シーブを備え、上記ウインチ装置より繰り出された吊り荷用ワイヤーロープを上記トップブーム上側シーブに掛け回したうえで上記トップブーム下側シーブに掛け回した後、吊り荷用フックに有するシーブと上記トップブーム下側シーブとの間で必要回数折り返して端部を上記トップブーム前端下部あるいは上記吊り荷用フックの上端部に係止させて構成されたシーブ構造を備えた移動式クレーンにおいて、
    上記トップブーム上側シーブを、この巻き掛け位置が上記トップブームの幅方向の中心線側に近づくように上記ブーム中心線に平行な軸回りに傾斜させ、
    上記トップブーム上側シーブおよびトップブーム下側シーブの間で上記シーブの軸線と直交する軸線を有し、上記ブーム前面と平行に配置されているガイドシーブを上記ブーム前面に配置して上記トップブーム上側シーブから繰り出される吊り荷用ワイヤーロープを上記トップブーム下側シーブの巻き始め位置に相当する軸方向端部に位置するシーブに向けガイドするガイドシーブを設けたことを特徴とする移動式クレーン。
  2. 請求項1記載の移動式クレーンにおいて、
    上記ガイドシーブは、トップブーム下側シーブの軸方向で該下側シーブの荷重中心とトップブームの幅方向中心とを近接させることができる端部に相当する位置に吊り荷用ワイヤーロープの巻き始め位置を設定できる構成とされていることを特徴とする移動式クレーン。
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