JP5599325B2 - 映像伝送装置 - Google Patents
映像伝送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5599325B2 JP5599325B2 JP2011005880A JP2011005880A JP5599325B2 JP 5599325 B2 JP5599325 B2 JP 5599325B2 JP 2011005880 A JP2011005880 A JP 2011005880A JP 2011005880 A JP2011005880 A JP 2011005880A JP 5599325 B2 JP5599325 B2 JP 5599325B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video
- recording
- data
- transmission
- control unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Description
そこで、列車等に搭載された監視カメラの映像データを車上−地上ネットワーク経由で駅舎や車両基地等の地上システムに伝送し、地上システム側でも保持するシステムを想定する。単純には、車上記録装置と地上システム側の地上記録装置に同時に映像データを伝送するシステムが考えられるが、列車が走行中の場合は、広域無線回線を使用する必要があり、回線使用料等のコスト面から現実的に使用するのは困難である。一方、車上−地上ネットワークとして、駅等に設置された無線ネットワーク(ミリ波、無線LAN)を用いて、列車が駅に停車中に車上記録装置に記録された映像データを伝送する方法が開示されている。例えば、特許文献1によれば、車上記録装置に映像データを記録する際に、全映像データに対して重要度のランク付けを行っておき、重要度のランク順に映像データを伝送することで、重要度の高い映像データを優先的に地上システムに伝送するよう構成されている。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る映像伝送装置を用いた映像監視システムを示している。映像監視システム1は、車上システムとして移動体に搭載された映像伝送装置10と地上システムとして移動体外部に設置された監視装置20が、移動体の停車所における停車時に無線ネットワーク30を介して通信可能に接続されるよう構成されている。
監視装置20は、無線通信制御部21と地上記録部22が地上ネットワーク20aを介して接続され構成されている。監視装置20は、例えば駅、車両基地、監視センター等として地上にそれぞれ設置され、無線通信制御部21により映像伝送装置10からの映像データを受信し、受信した映像データを地上記録部22に記録するよう機能する。ここでは監視装置20が、移動体が停車する所定の停車所に設置されているものとして説明する。なお、監視装置20は、外部のネットワーク20bを介して図示しない外部機器へ映像データを提供できるよう構成されている。
また、車上記録部12は、映像データの記録パラメータとして予め設定された固定値の映像記録条件を記憶しており、伝送制御部15からの要求に応じて映像記録条件を出力する。
また、無線通信制御部14は、移動体の停車所毎に、無線ネットワーク30を介して監視装置20の地上ネットワーク20aとの通信接続を行う際、無線ネットワーク30の伝送帯域を確認し、この伝送帯域を用いて単位時間当たりに伝送できるデータ量を示す帯域情報を生成する。
伝送制御部15は、例えば運行管理部13から移動体が停車所に到着したことを示す信号とその到着時刻(実際の到着時刻)及び出発予定時刻を取得して運行管理テーブルとして記録し、無線通信制御部14から帯域情報を取得して帯域テーブルとして記録する。伝送制御部15は、到着時刻と出発予定時刻を用いて停車予定時間を算出し、停車予定時間と帯域情報を用いて移動体の停車予定時間中に伝送可能なデータ量(伝送可能データ量)を算出する。また、伝送制御部15は、現在の停車所における到着時刻と前停車所で映像データを伝送した時の到着時刻を元にして、前停車所に到着した時以降に車上記録部12で記録した伝送対象映像データの記録時間を算出し、映像データの記録時間と車上記録部12に予め記録された映像記録条件を用いて伝送対象データ量を算出する。また、伝送制御部15は、伝送可能データ量と伝送対象データ量を用いて、伝送対象映像データを伝送可能なデータ量で出力するためのデータ量削減率を算出する。伝送制御部15は、前停車所に到着した時以降に車上記録部12で記録した伝送対象映像データに対してデータ量削減率を用いてデータ量削減処理を行い、データ量削減処理後の映像データを無線ネットワーク30を介して監視装置20へ伝送する。
(1)フェーズ1:列車走行時
(2)フェーズ2:列車B駅到着時
(3)フェーズ3:列車B駅停車中
映像伝送装置10は、例えば列車の運転開始時に電源を投入されることで処理動作を開始し、監視カメラ11が列車の各車両内の客室や通路や扉周辺の映像を撮影して映像データを出力すると、車上記録部12が車上ネットワーク10a経由で接続された監視カメラ11からの映像データを常時記録する(ステップST101)。監視カメラ11と車上記録部12は、列車の運転開始以降フェーズ2,3においても、この処理動作を継続する。
ここで、映像伝送装置10を搭載した列車は、運行を開始すると、図4に示すように時刻t0にA駅に到着して停車状態S1となり時刻t1にA駅を出発する。列車は走行状態S2となり時刻t2にB駅に到着する。
映像伝送装置10の運行管理部13は、列車がB駅に到着し、図示しない列車の運転制御装置等から列車が到着して停車状態S1となったことを示す状態情報とその時刻t2を取得すると、列車がB駅に到着した信号とともにその到着時刻t2及び出発予定時刻t3を伝送制御部15へ出力する。
伝送制御部15は、運行管理部13から列車がB駅に到着した信号とともに到着時刻t2及び出発予定時刻t3が入力されると、その到着時刻t2及び出発予定時刻t3を記録する(ステップST102)。
伝送制御部15は、無線通信制御部14から無線ネットワーク30の帯域情報を取得し、記録する(ステップST103)。このとき、伝送制御部15は、運行開始から取得した運行情報と帯域情報に基づき、図5に示すような運行管理テーブル51と帯域テーブル52を生成して記録する。運行管理テーブル51は、A駅到着時刻t0が「09:00:00」、A駅出発時刻t1が「09:02:00」、B駅到着時刻t2が「09:05:00」、B駅出発予定時刻t3が「09:07:00」であることを示している。帯域テーブル52は、A駅到着時において接続した無線ネットワーク30の帯域情報W(t0)が「5Mbps(bits per second)」、B駅到着時において接続した無線ネットワーク30の帯域情報W(t2)が「5Mbps」であることを示している。
=5Mbps × 120s
=600Mb=75000kB ・・・(1)
ただし、ここでは無線ネットワーク30の伝送可能帯域を100%使用できるものとする。
=31kB/f × 2fps/ch × 8ch × 300s
=148800kB ・・・(2)
=75000kB / 148800kB
=0.504・・・≒50% ・・・(3)
伝送制御部15は、フェーズ2の処理を終えると、車上記録部12に常時記録された映像データの中からA駅(前駅)到着時刻t0「09:00:00」からB駅(現駅)到着時刻t2「09:05:00」までに記録された伝送対象映像データを取得する。伝送制御部15は、フェーズ2のステップST106で算出したデータ量削減率「50%」に基づき、取得した伝送対象映像データのデータ量を削減するデータ量削減処理を行う。このとき、伝送制御部15は、例えば以下の方法のいずれか、または組み合わせによりデータ量削減処理を行う。
・各監視カメラの記録フレームの1/2間引き処理を行う。例えば、記録フレームレートを「2fps/ch」から「1fps/ch」に削減する。
・各フレームの記録サイズの1/2処理を行う。例えば、映像サイズを「640×480」から「452×339」に小さくする。
・映像データの圧縮方式を変更する。例えば、映像記録形式を「JPEG」から「H.264」に変更して高圧縮率で記録する。
伝送制御部15は、データ量削減処理後の伝送対象映像データを無線ネットワーク30経由で地上システムとしての監視装置20に伝送する(ステップST107)。
実施の形態1においては、伝送対象映像データのデータ量を削減して伝送する構成について説明した。実施の形態2は、予めデータ量を調整して記録した映像データを伝送する構成について説明する。
ここで、実施の形態2の映像監視システムの構成は、実施の形態1の映像監視システム1における伝送制御部15以外の構成が同様であるため図示を省略し、映像監視システム1、映像伝送装置10、伝送制御部15以外は図1と同一の符号を用いて説明する。なお、実施の形態2においては、実施の形態1と区別するため、図1における映像監視システム1を映像監視システム2と記載し、映像伝送装置10を映像伝送装置210と記載し、伝送制御部15を伝送制御部215と記載して説明する。
伝送制御部215は、運行情報の到着予定時刻と出発予定時刻を用いて停車予定時間を算出し、停車予定時間と帯域情報を用いて移動体の停車予定時間中に伝送可能なデータ量(伝送可能データ量)を停車所毎に算出して伝送可能データ量テーブルに記録する。
伝送制御部215は、停車所毎の到着予定時刻の差分から、各停車所間において車上記録部12に記録された伝送対象映像データの記録時間を算出する。
伝送制御部215は、停車所毎の伝送可能データ量と停車所間毎の伝送対象映像データの記録時間と車上記録部12に記録された映像記録条件を用いて移動体の停車予定時間中に伝送可能な映像データの記録パラメータを算出し、停車所間毎の新たな映像記録条件として記録パラメータテーブルに記録する。
伝送制御部215は、停車所間毎の記録パラメータと運行管理テーブルの運行情報に基づき、変更した記録パラメータで監視カメラ11からの映像データを車上記録部12に記録させる。
伝送制御部215は、運行管理部13からの運行情報に基づき、移動体の停車所における停車時に、車上記録部12から前停車所の到着時刻と現在の停車所の到着時刻との間に記録された伝送対象の映像データを抽出し、無線ネットワーク30を介して監視装置20へ伝送する。
(1)フェーズ1:記録パラメータの算出
(2)フェーズ2:映像データの記録
(3)フェーズ3:映像データの伝送
映像伝送装置210は、例えば列車の運転開始時に電源を投入されることで処理動作を開始する。映像伝送装置210の伝送制御部215は、運行管理部13から列車の運行情報を入手し、図7に示すような列車の停車するA駅からG駅毎の到着予定時刻(t0、t2、t4,t6,t8,t10,t12)と出発予定時刻(t1,t3,t5,t7,t9,t11,t13)を記録する運行管理テーブル71として記録する(ステップST201)。
このとき、伝送制御部215は、例えばB駅における伝送可能データ量を算出する際、下記式(4)のように算出する。
伝送可能データ量=帯域情報 × 停車予定時間
=6Mbps × 120s
=720Mb=90000kB・・・(4)
ただし、ここでは無線ネットワーク30の伝送可能帯域を100%使用できるものとする。
伝送制御部215は、同様の手順でA駅の伝送可能データ量「75000kB」、C駅の伝送可能データ量「120000kB」、D駅の伝送可能データ量「75000kB」、E駅の伝送可能データ量「150000kB」、F駅の伝送可能データ量「90000kB」、G駅の伝送可能データ量「37500kB」を算出し、図8に示すように、駅毎の停車時間、駅毎の帯域情報、駅毎の伝送可能データ量を伝送可能データ量テーブル81として記録する。
記録パラメータ=伝送可能データ量÷予定記録時間÷1フレーム当たりの記録データ量÷接続カメラ台数
=90000kB ÷ 300s ÷ 31kB/f ÷ 8ch
=1.21fps/ch ・・・(5)
伝送制御部215は、式(5)と同様の手順でB駅−C駅間の記録パラメータ「1.61fps/ch」、C駅−D駅間の記録パラメータ「0.72fps/ch」、D駅−E駅間の記録パラメータ「2.02fps/ch」、E駅−F駅間の記録パラメータ「1.01fps/ch」、F駅−G駅間の記録パラメータ「0.42fps/ch」を算出する。
伝送制御部215は、列車が運行を開始すると、運行管理部13からの運行情報と記録パラメータテーブル101の駅毎の記録パラメータを用いて、監視カメラ11から入力された映像データを車上記録部12に記録させる(ステップST206)。ここでは、伝送制御部215が、まずA駅−B駅間の記録パラメータを用いてA駅−B駅間で撮影された映像データを車上記録部12に記録し、以降、順次列車が各駅に到着する度に対応する記録パラメータに変更して監視カメラ11からの映像データを車上記録部12に記録する。
伝送制御部215は、運行管理部13からの運行情報に基づき各駅に到着したタイミングで、車上記録部12に記録した伝送対象映像データを抽出し、無線ネットワーク30経由で地上システムとしての監視装置20に伝送する(ステップST207)。ここでは、伝送制御部215は、列車がA駅を出発しB駅に到着すると、A駅−B駅間で撮影された映像データを車上記録部12から抽出し無線ネットワーク30経由で監視装置20へ伝送し、以降、順次列車が各駅に到着する度に現在停車中の駅に対応する前駅到着時刻から現駅到着時刻までの間に撮影された映像データを車上記録部12から抽出し無線ネットワーク30経由で監視装置20へ伝送する。
実施の形態2においては、予め各駅間で撮影される映像データのデータ量が伝送可能データ量となるよう記録パラメータを変更設定する構成について説明したが、移動体の運行時に運行遅延が発生した場合、到着予定時刻と実際の到着時刻とが大きくずれて伝送対象映像データの記録時間が予定記録時間よりも長くなり、移動体の停車時間中に伝送対象映像データの全てを地上システムへ伝送することができない。そこで、実施の形態3は、実施の形態2の構成において、移動体の運行遅延が発生した際に伝送対象映像データのデータ量を削減してから伝送する構成について説明する。
ここで、実施の形態3の映像監視システムの構成は、実施の形態2の映像監視システム2における伝送制御部215以外の構成が同様であるため図示を省略し、映像監視システム2、映像伝送装置210、伝送制御部215以外は図1と同一の符号を用いて説明する。なお、実施の形態3においては、実施の形態1,2と区別するため、図1における映像監視システム1を映像監視システム3と記載し、映像伝送装置10を映像伝送装置310と記載し、伝送制御部15を伝送制御部315と記載して説明する。
伝送制御部315は、例えば運行管理部13から移動体が停車所に到着したことを示す信号とその到着時刻(実際の到着時刻)を取得し、運行管理テーブルに記録すると、実際の到着時刻と到着予定時刻を比較する。伝送制御部315は、実際の到着時刻が到着予定時刻と同一の場合、実施の形態2の伝送制御部215と同様の処理を行い伝送対象映像データを無線ネットワーク30を経由して監視装置20へ伝送する。
一方、伝送制御部315は、実際の到着時刻が到着予定時刻より遅いと判定した場合、運行管理テーブルに記録した運行管理部13の運行情報から実際の到着時刻と前回映像データを伝送した時の到着時刻との差分を実際の伝送対象映像データの記録時間として算出する。伝送制御部315は、伝送対象映像データの記録時間と車上記録部12からの映像記録条件を用いて実際の伝送対象データ量を算出する。伝送制御部315は、伝送対象データ量と伝送可能なデータ量を用いてデータ量削減率を算出し、そのデータ量削減率に基づき車上記録部12からの映像データのデータ量を削減して地上システムとしての監視装置20へ伝送する。なお、このとき、伝送制御部315は、運行管理部13の運行情報を参照し停車時間が変更されている場合、伝送可能データ量を再計算するよう構成してもよい。
(1)フェーズ1:記録パラメータ算出
(2)フェーズ2:映像データの記録
(3)フェーズ3:映像データの伝送
図11において、(1)フェーズ1のステップST301からステップST305は、実施の形態2で上述した図6のステップST201からステップST205の処理動作と同様であり、(2)フェーズ2のステップST306は、実施の形態2で上述した図6のステップST206の処理動作とそれぞれ同様であるため説明を省略する。
映像伝送装置310の伝送制御部315は、運行管理部13から列車がB駅に到着したことを示す信号とその到着時刻(実際の到着時刻)「09:06:00」を取得すると、実際の到着時刻「09:06:00」と運行管理テーブル71の到着予定時刻「09:05:00」を比較して列車の運行が遅延しているかを判定し、実際の到着時刻が到着予定時刻より遅いため列車の運行が遅延していると判定する。伝送制御部315は、列車の運行が遅延していると判定すると、B駅(現在の停車駅)における到着時刻「09:06:00」と前回映像データ伝送時のA駅における到着時刻「09:00:00」との差分「360秒」(360s)と、運行開始時に算出した記録パラメータ「1.21fps/ch」と、図9に示す映像記録条件としての、1フレーム当たりの記録容量「31kB/f」、接続カメラ台数「8台」(8ch)とを用いて下記式(6)のようにA駅−B駅間の伝送対象データ量を計算する。
=31kB/f × 1.21fps/ch × 8ch × 360s
=108029kB ・・・(6)
B駅におけるデータ削減率=伝送可能データ量÷伝送対象データ量
=90000kB / 108029kB
=0.833・・・≒83% ・・・(7)
実施の形態1または実施の形態3においては、移動体の停車所における到着時に伝送対象映像データのデータ削減処理を行って地上システムに伝送する構成について説明したが、到着時に計画していた無線ネットワークの伝送帯域が確保できなかった場合や、停車時間が計画より短くなってしまった場合、移動体の停車時間中に伝送対象映像データを完全に伝送することができない。そこで、実施の形態4は、移動体の前停車所における伝送対象映像データの伝送未完了部分を次の停車所における伝送対象映像データに組み込んで伝送する構成について説明する。
ここで、実施の形態4の映像監視システムの構成は、実施の形態1の映像監視システム1または実施の形態3の映像監視システム3における伝送制御部15,315以外の構成が同様であるため図示を省略し、映像監視システム1,3、映像伝送装置10,310、伝送制御部15,315以外は図1と同一の符号を用いて説明する。なお、実施の形態4においては、実施の形態1,3と区別するため、図1における映像監視システム1を映像監視システム4と記載し、映像伝送装置10を映像伝送装置410と記載し、伝送制御部15を伝送制御部415と記載して説明する。
(1)フェーズ1:列車走行時
(2)フェーズ2:列車C駅到着時
(3)フェーズ3:列車C駅停車中
映像伝送装置410におけるステップST401は、上述した実施の形態1のステップST101と同様であるため説明を省略する。
ここで、映像伝送装置410は、B駅(前駅)において、伝送対象としての時刻「09:00:00」から時刻「09:05:00」までに記録された映像データの全てを伝送完了できず、前駅における停車時間中に伝送対象データの伝送を終了した際、伝送制御部415がB駅出発時刻「09:07:00」の伝送終了時における未完了の映像データ上の時刻「09:04:00」を記録している。
伝送制御部415は、運行管理部13から列車がC駅に到着した信号が入力され、C駅における到着時刻t4「09:10:00」及び出発予定時刻t5「09:12:00」を記録する(ステップST402)。
伝送制御部415は、無線通信制御部14から無線ネットワーク30の帯域情報W(t4)「8Mbps」を取得し、記録する(ステップST403)。
=8Mbps × 120s
=960Mb=120000kB ・・・(8)
ただし、ここでは無線ネットワーク30の伝送可能帯域を100%使用できるものとする。
=31kB/f × 2fps/ch × 8ch × 360s
=178560kB ・・・(9)
=90000kB / 178560kB
=0.504・・・≒50% ・・・(10)
伝送制御部415は、フェーズ2の処理を終えると、車上記録部12に常時記録された映像データの中からB駅における伝送終了時の映像データ上の時刻「09:04:00」からC駅(現駅)到着時刻t4「09:10:00」までに記録された伝送対象映像データを取得する。伝送制御部415は、フェーズ2のステップST406で算出したデータ量削減率「50%」に基づき、取得した伝送対象映像データのデータ量を削減するデータ量削減処理を行う。このとき、伝送制御部415は、例えば以下の方法のいずれか、または組み合わせによりデータ量削減処理を行う。
・各監視カメラの記録フレームの1/2間引き処理を行う。例えば、記録フレームレートを「2fps/ch」から「1fps/ch」に削減する。
・各フレームの記録サイズの1/2処理を行う。例えば、映像サイズを「640×480」から「452×339」に小さくする。
・映像データの圧縮方式を変更する。例えば、映像記録形式を「JPEG」から「H.264」に変更して高圧縮率で記録する。
伝送制御部415は、データ量削減処理後の伝送対象映像データを無線ネットワーク30経由で地上システムとしての監視装置20に伝送する(ステップST407)。
(1)フェーズ1:記録パラメータ算出
(2)フェーズ2:映像データの記録
(3)フェーズ3:映像データの伝送
図13において、(1)フェーズ1のステップST421からステップST425は、実施の形態3で上述した図11のステップST301からステップST305の処理動作と同様であり、(2)フェーズ2のステップST426は、実施の形態3で上述した図11のステップST306の処理動作とそれぞれ同様であるため説明を省略する。
ここで、映像伝送装置410は、B駅(前駅)において、伝送対象としての時刻「09:00:00」から時刻「09:05:00」までに記録された映像データの全てを伝送完了できず、前駅における停車時間中に伝送対象データの伝送を終了した際、伝送制御部415がB駅出発時刻「09:07:00」の伝送終了時における映像データ上の時刻「09:04:00」を記録している。
伝送制御部415は、車上記録部12に常時記録された映像データの中からB駅における伝送終了時の映像データ上の時刻「09:04:00」からC駅(現駅)到着時刻t4「09:10:00」までに記録された伝送対象映像データを取得する。伝送制御部415は、ステップST427で算出したデータ量削減率に基づき、取得した伝送対象映像データのデータ量を削減するデータ量削減処理を行う。
実施の形態4においては、列車が走行状態または停車状態であっても、異なる監視カメラ11からの映像データであっても、映像データを記録する際の記録パラメータは同じ値を用いていたが、実施の形態5では、異なる走行状態の時間帯毎または監視カメラ11毎に異なる記録パラメータを用いて映像データを記録する構成について説明する。
ここで、実施の形態5の映像監視システムの構成は、実施の形態1の映像監視システム1、実施の形態3の映像監視システム3、または実施の形態4の映像監視システム4における伝送制御部15,315,415以外の構成が同様であるため図示を省略し、映像監視システム1,3,4、映像伝送装置10,310,410、伝送制御部15,315,415以外は図1と同一の符号を用いて説明する。なお、実施の形態5においては、実施の形態1,3,4と区別するため、図1における映像監視システム1を映像監視システム5と記載し、映像伝送装置10を映像伝送装置510と記載し、伝送制御部15を伝送制御部515と記載して説明する。
伝送制御部515は、例えば映像データの記録時間帯として、移動体の走行状態毎に、移動体の走行状態時と停車状態時が1:2の割合に設定され、同じ監視カメラ11でも移動体の走行中は記録フレームレートを低く、停車中は記録フレームレートを高く設定したり、監視カメラ11毎に記録フレームレートを変更して設定したりすることで映像データのデータ量を調整して記録することができる。
映像伝送装置510の伝送制御部515は、上述した実施の形態1のステップST104と同様に算出した伝送可能データ量「75000kB」に対して、下記式(11)と式(12)のように、列車の走行状態時と停車状態時で1:2の割合に分割する。
停車状態時の伝送可能データ量
=75000kB × 2/3=50000kB ・・・(11)
走行状態時の伝送可能データ量
=75000kB × 1/3=25000kB ・・・(12)
ただし、ここでは無線ネットワーク30の伝送可能帯域を100%使用できるものとする。
=31kB/f × 2fps/ch × 8ch× 120s
=59520kB ・・・(13)
走行状態時の伝送対象データ量
=31kB/f × 2fps/ch × 8ch × 180s
=89280kB ・・・(14)
停車状態のデータ削減率=50000kB / 59520kB
=0.840・・・≒84% ・・・(15)
走行状態のデータ削減率=25000kB / 89280kB
=0.280・・・≒28% ・・・(16)
伝送制御部515は、データ量削減処理後の各伝送対象映像データを無線ネットワーク30経由で地上システムとしての監視装置20に伝送する。
実施の形態5においては、移動体の停車所到着時刻までに車上記録部12に記録された過去の映像データだけを伝送対象として監視装置20に伝送する構成について説明したが、現在のライブ映像データを伝送することができない。そこで、実施の形態6は、過去の映像データに加えて現在のライブ映像データを監視装置20に伝送する構成について説明する。
ここで、実施の形態6の映像監視システムの構成は、実施の形態1の映像監視システム1、実施の形態3の映像監視システム3、または実施の形態4の映像監視システム4における伝送制御部15,315,415以外の構成が同様であるため図示を省略し、映像監視システム1,3,4、映像伝送装置10,310,410、伝送制御部15,315,415以外は図1と同一の符号を用いて説明する。なお、実施の形態6においては、実施の形態1,3,4と区別するため、図1における映像監視システム1を映像監視システム6と記載し、映像伝送装置10を映像伝送装置610と記載し、伝送制御部15を伝送制御部615と記載して説明する。
ライブ映像データの伝送可能データ量
=75000kB × 1/3 = 25000kB ・・・(17)
過去の映像データの伝送可能データ量
=75000kB × 2/3 = 50000kB ・・・(18)
ただし、ここでは無線ネットワーク30の伝送可能帯域を100%使用できるものとする。
過去の映像データのデータ削減量=50000kB / 148800kB
=0.337・・・≒34% ・・・(19)
ライブ映像データの伝送対象データ量
=31kB/f × 2fps/ch × 8ch × 120s
=59520kB ・・・(20)
ライブ映像データのデータ削減量=25000kB / 59520kB
=0.420・・・≒42% ・・・(21)
Claims (6)
- 所定の停車所間を移動する移動体に搭載され、該移動体内を撮影する撮影部と、
前記撮影部で撮影された映像データを記録パラメータを用いて記録する記録部と、
前記移動体の運行情報を管理する運行管理部と、
無線ネットワークとの通信接続を制御し、前記無線ネットワークの帯域情報を記録する通信制御部と、
前記移動体の移動開始時に前記運行管理部からの運行情報と前記通信制御部に記録された帯域情報を用いて、前記移動体の停車予定時間中に伝送可能なデータ量で映像データを記録するための条件である記録パラメータを算出し、その記録パラメータを用いて前記記録部に記録された映像データを、前記移動体の停車所における停車時に前記記録部から抽出して、前記無線ネットワークを介して地上システムへ伝送する伝送制御部と、
を備えたことを特徴とする映像伝送装置。 - 前記伝送制御部は、前記運行管理部からの運行情報に基づき移動体の到着時刻が到着予定時刻より遅いと判定した場合、前記運行情報と映像データの記録パラメータから伝送対象データ量を算出し、該伝送対象データ量と前記移動体の停車予定時間中に伝送可能なデータ量を用いてデータ量削減率を算出し、そのデータ量削減率に基づき映像データのデータ量削減処理を行ってから、前記無線ネットワークを介して地上システムへ伝送する
ことを特徴とする請求項1記載の映像伝送装置。 - 前記伝送制御部は、移動体の停車中に映像データの伝送が完了しなかった場合、伝送が未完了の時刻を記録して、次停車所での伝送対象の映像データに未完了の映像データを組み込んで伝送対象データ量を算出する
ことを特徴とする請求項2記載の映像伝送装置。 - 前記伝送制御部は、映像データの記録時間帯毎または複数の前記撮影部毎に設定された割合に応じてデータ量削減率を算出する
ことを特徴とする請求項2記載の映像伝送装置。 - 前記伝送制御部は、映像データの記録時間帯毎または複数の前記撮影部毎に設定された割合に応じて記録パラメータを算出する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の映像伝送装置。 - 前記伝送制御部は、前記記録部に記録された映像データとライブ映像データを分割するようそれぞれのデータ量削減率を算出し、各データ量削減率を用いて別々にデータ量削減処理を行い、前記記録部に記録された映像データとライブ映像データを同時に地上システムへ伝送する
ことを特徴とする請求項2記載の映像伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011005880A JP5599325B2 (ja) | 2011-01-14 | 2011-01-14 | 映像伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011005880A JP5599325B2 (ja) | 2011-01-14 | 2011-01-14 | 映像伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012147376A JP2012147376A (ja) | 2012-08-02 |
JP5599325B2 true JP5599325B2 (ja) | 2014-10-01 |
Family
ID=46790457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011005880A Expired - Fee Related JP5599325B2 (ja) | 2011-01-14 | 2011-01-14 | 映像伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5599325B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6489865B2 (ja) * | 2015-02-23 | 2019-03-27 | 学校法人早稲田大学 | データ送信システム及び方法 |
KR102187254B1 (ko) * | 2019-07-22 | 2020-12-04 | 주식회사 카모스 | 차량 dvr용 데이터 전송시스템 |
JP7220915B2 (ja) * | 2020-03-03 | 2023-02-13 | 株式会社エイビット | 車両カメラ監視システム |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11245818A (ja) * | 1998-03-06 | 1999-09-14 | Toshiba Corp | 列車通信装置および方法 |
JP2000341678A (ja) * | 1999-06-01 | 2000-12-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 監視記録装置 |
JP2005149188A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | コンテンツ表示方法及びコンテンツ表示プログラム |
JP2007180927A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Canon Inc | 伝送装置 |
JP4603603B2 (ja) * | 2008-07-24 | 2010-12-22 | 株式会社日立国際電気 | 録画転送装置 |
JP2010103656A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Hitachi Ltd | コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置 |
JP5312210B2 (ja) * | 2009-06-09 | 2013-10-09 | 三菱電機株式会社 | 列車情報表示システムおよび列車情報表示方法 |
-
2011
- 2011-01-14 JP JP2011005880A patent/JP5599325B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012147376A (ja) | 2012-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210204008A1 (en) | Synchronizing the storing of streaming video | |
US8264539B2 (en) | Video-recording and transfer apparatus, and video-recording and transfer method | |
CN1753491B (zh) | 远程观察系统及其方法 | |
CN102932667B (zh) | 一种实时流媒体上传中的丢帧控制与续传方法及系统 | |
JP5854194B2 (ja) | 監視カメラシステム及び監視方法 | |
JP2005311920A5 (ja) | ||
JPWO2003041341A1 (ja) | 映像伝送システムにおいて利用されるサーバ装置及び端末装置 | |
CN109155840B (zh) | 运动图像分割装置及监视方法 | |
CN102215319A (zh) | 延迟控制器、控制方法和通信系统 | |
JP5599325B2 (ja) | 映像伝送装置 | |
CN106303390A (zh) | 图像采集方法及其装置,图像传输方法及其装置 | |
JP2015138990A (ja) | 受信装置、送信装置及び通信システム | |
WO2018121705A1 (zh) | 一种流数据的双向传输方法和装置 | |
WO2015168973A1 (zh) | 无线视频处理方法、装置、媒体服务器、监控终端及系统 | |
JP6416465B2 (ja) | 画像監視システムおよび画像送信方法 | |
CN103780869A (zh) | 一种视频会话中动态调整视频传输效率的方法 | |
JP2008091993A (ja) | 遠隔管理システム | |
JP2015095705A (ja) | 映像監視システム | |
JP2004289295A (ja) | データ処理システム、データ処理装置及びデータ処理方法 | |
KR20100130792A (ko) | 실시간 범죄현장 영상 무선전송시스템 및 그 방법 | |
CN112203050A (zh) | 一种视频续传的方法及装置 | |
JP6357188B2 (ja) | 監視カメラシステム及び監視カメラデータ保存方法 | |
JP2017092826A (ja) | 映像配信システム及び映像配信方法 | |
WO2015153723A1 (en) | A method and system for real-time cloud storage of video content | |
CN115529298B (zh) | 一种密集视音频传输系统、方法和装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130918 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140715 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140812 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5599325 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |