JP5598977B2 - スパウト付き収容体 - Google Patents
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Description
このように板状部の表面を粗面化しておくことで、シート状部材の裏面が密着した際、僅かな間隙を確保することができ、その部分に内容物を毛細管現象によって滞留させておくことが可能となる。すなわち、内容物が、板状部が存在する領域に滞留することで、外気や液体などの収容部への流入を確実に防止することができ、シール効果を高めることが可能となる。
図1及び図2は、本発明に係るスパウト付き収容体の第1の実施形態を示す図であり、図1は、溶着部分を斜線で示したスパウト付き収容体の側面図、図2は、図1に示すスパウト付き収容体に用いられているスパウトの構造を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
これらの図において、図3は、スパウト付き収容体の斜視図、図4は、図3に示すスパウト付き収容体に用いられているスパウトの構成を示す斜視図である。なお、以下に説明する実施形態では、前記実施形態と同一の構成部材については、同一の参照符号を付し、詳細な説明については省略する。
図5及び図6は、シート状部材に介在されるスパウトの第1の変形例及び第2の変形例を示す図であり、それぞれの図において、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
内容物の注出を果たす注出部の構成、及び注出部をカットするカットラインについては、図1に示した構成以外にも、適宜、変形することが可能である。上記した実施形態の注出部は、側縁部11に対して突出するように(嘴状となるように)形成されていたが、例えば、図7に示すように、側縁部11を突出させることなく、注出部を形成しても良い。すなわち、図7に示す注出部31Aは、側縁部11の上方側に形成されており、流路31aは、側縁部11を横切るように形成されている(カットライン32aをカットすると流路31aが開口する)。また、そのような注出部31Aをカットするに際しては、流路31aに沿って突出する未シール部分が残るようなカットライン32aを形成することが望ましい。この場合、カットライン32aは、重ね合わせたシート状部材の上端部10から側縁部11に亘って形成されており、上端部10や側縁部11の縁に切り込み10f,11fを形成しておき、この部分からカットライン32aをカットして流路31aを開口できるように構成されている。また、流路31aにおいて、突出する未シール部分については、符号31cで示されており、流路31aの開口縁31bから流路に沿って湾曲状に突出した状態となっている。
上述したように、収容体は、自立体容器として構成されるため、内容物が減少すると、上部側から密閉領域となり、収容体の上部から腰折れ状態となってしまう。すなわち、内容物が減少するに従い、収容体が転倒しやすくなってしまう。
このように流路31a内に位置する突起部22dを形成することにより、保水面が増加して保水効果を高めることが可能となる。また、内容物注出時の内圧による流路31aの変形を突起部22dによって防止する(流路31aは、突起部によって形状保持される)ことができ、一定の注出量を維持することが可能になる。
3a,3b シート状部材
5 収容部
5A 充填領域
5B 密閉領域
15 シールライン
20 スパウト
21 溶着部
22,22A,22C 板状部
22a 段差
25 栓部
30 充填ライン
31,31A,31B,31C 注出部
31a 流路
31c,31c´,31e,31e´ 未シール部分
32,32a,32b カットライン
40,40a〜40d フック
50 内容物
Claims (11)
- シート状部材を重ねて周囲を溶着した溶着領域の内側に形成され、内容物を収容する収容部と、前記重ねたシート状部材に介在されて溶着される溶着部を具備し、内容物を注出可能とするスパウトと、を有するスパウト付き収容体であって、
前記重ねたシート状部材の一側の溶着領域から収容部側に向けてシート状部材同士を溶着することで、内容物を充填した際、前記収容部を、内容物の充填領域と前記重ねたシート状部材の離反が制限された密閉領域とに分けるようにし、
前記スパウトの溶着部には、前記密閉領域に突出して前記シート状部材との間で密着して内容物の気密性を保つと共に、前記充填領域に充填された内容物の内圧が高まった際、前記シート状部材の内面との間で内容物が沿って流れる流路を確保する板状部が一体形成され、
前記溶着領域には、前記密閉領域に移動した内容物を注出可能な注出部が形成されていることを特徴とするスパウト付き収容体。 - 前記注出部は、前記板状部を介して内容物を外部に案内する流路を備えており、
前記流路は、前記溶着領域をカットすることで開口することを特徴とする請求項1に記載のスパウト付き収容体。 - 前記注出部は、前記溶着領域に対して突出形成されており、
前記流路は、前記溶着領域から突出する部分をカットすることで開口することを特徴とする請求項2に記載のスパウト付き収容体。 - 前記板状部には、前記流路内に位置する突起部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のスパウト付き収容体。
- 前記溶着領域、又は溶着領域から突出する部分をカットした際、前記流路に沿って突出する未シール部分を残すことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のスパウト付き収容体。
- 前記内容物を充填した際の充填ラインが、前記一側の溶着領域から上昇傾斜するように、前記重ねたシート状部材同士を溶着したことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のスパウト付き収容体。
- 前記板状部の表面を粗面化したことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のスパウト付き収容体。
- 前記板状部の表面に段差を形成したことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のスパウト付き収容体。
- 前記スパウトは、前記溶着部と板状部の間がテーパによって面一状に形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のスパウト付き収容体。
- 前記スパウトの溶着部には、ヒンジを介して回動可能な栓部が形成されており、
前記栓部には、前記ヒンジを介して回動した際、少なくも前記注出部を収容するスリットが形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のスパウト付き収容体。 - 前記スパウトの溶着部には、露出側にフックが一体形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のスパウト付き収容体。
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