JP5597759B1 - 動的波長帯域割当方法、動的波長帯域割当プログラム、動的波長帯域割当記録媒体、加入者収容装置及び受動光通信網システム - Google Patents

動的波長帯域割当方法、動的波長帯域割当プログラム、動的波長帯域割当記録媒体、加入者収容装置及び受動光通信網システム Download PDF

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Abstract

【課題】波長分割多重/時分割多重受動光通信網(WDM/TDM−PON)において、上り波長の切り替えが必要な場合にのみ、上り波長の切り替えを行なうことにより、頻繁な通信途絶や装置への高負荷や消費電力の増加を防止することを目的とする。
【解決手段】OLTの切替指示信号生成部2は、各上り波長の帯域制限に基づいて上り帯域を割り当てられなかった各ONUについて、当該ONUが現時点で収容される上り波長と異なる上り波長の帯域が、当該ONUの帯域を収容する余裕があること、当該ONUが現時点で収容される上り波長の帯域が、当該ONUの帯域を収容する余裕がない又は所定の閾値より小さいこと、当該ONUの過去の実割当上り帯域が、当該ONUの過去の要求上り帯域より小さいこと、をすべて満たすときに、当該ONUが現時点で収容される上り波長から当該異なる上り波長へと、当該ONUへの上り波長の割り当てを変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、波長多重及び時分割多重を組み合わせたPON(Passive Optical Network)における、波長及び帯域の割り当てアルゴリズムに関する。
近年の急速なインターネットの普及に伴い、アクセスサービスシステムの大容量化、高度化、経済化が求められている中、それを実現する手段としてPONの研究が進められている。PONとは、光受動素子による光合分波器を用いて、1個の局側装置及び伝送路の一部を複数の加入者装置で共有することにより、経済化を図る光通信システムである。
現在、日本では主に1Gbpsの回線容量を最大32ユーザで時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)によって共有する経済的な光加入者システム、GE−PON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network)(Ethernetは登録商標)が導入されている。これにより、FTTH(Fiber To The Home)サービスが現実的な料金で提供されるようになった。
また、より大容量のニーズに対応するため、次世代光加入者システムとして、総帯域が10Gbps級である10GE−PONの研究が進められており、2009年に国際標準化が完了した。これは、送受信器のビットレートを増大させることにより、光ファイバなどの伝送路部分はGE−PONと同一のものを利用しながら、大容量化を実現する光加入者システムである。
さらなる将来には、超高精細映像サービスやユビキタスサービスなど10G級を超える大容量が求められることが考えられるが、単純に送受信器のビットレートを10G級から40/100G級に増大させるだけでは、システムアップグレードにかかるコストの増大により、実用化が難しいという課題があった。
これを解決する手段として、帯域要求量に応じて局側装置内の送受信器を段階的に増設することができるように、送受信器に波長可変性を付加し、時分割多重(TDM)及び波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を効果的に組み合わせた波長可変型WDM/TDM−PONが報告されている(例えば、非特許文献1参照。)。
波長可変型WDM/TDM−PONは非特許文献2にあるように、ユーザの要求に合わせて段階的な総帯域の増設や柔軟な負荷分散が可能となるシステムとして近年注目されており、その段階的な総帯域の増設時に、負荷分散による所属OSU(Optical Subscriber Unit)の変更には動的波長帯域割当アルゴリズムを用いる。動的波長帯域割当は、所属するOSU内において、ONU(Optical Network Unit:加入者装置)からの上りの動的帯域割当(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)と、所属OSUを切替える波長切替の組み合わせによって実現される。
Hirotaka Nakamura et al.,"40Gbit/s λ−tunable stacked−WDM/TDM−PON using dynamic wavelength and bandwidth allocation", OThT4, OSA/OFC/NFOEC2011, 2011. S. Kimura, "WDM/TDM−PON Technologies for Future Flexible Optical Access Networks", 6A1−1, OECC2010, 2010. J. Zhang et al., "Dynamic time allocation and wavelength assignment in next generation multi−rate multi−wavelength passive optical networks," IEEE International Conference on Communications (ICC),pp1−5, May. 2010. J. Buus, E. J. Murphy, "Tunable lasers in optical networks", IEEE Journal of Lightwave Technology, vol. 24, no. 1, pp. 5−11, Jan. 2006. J. Zhang et al., "Scheduling hybrid WDM/TDM passive optical networks with nonzero laser tuning time", IEEE/ACM Transaction on networking, vol. 19, no. 4, pp. 1014−1027, Aug. 2011. Tsutomu Tatsuta et al., "Design philosophy and performance of a GE−PON system for mass deployment", Journal of Optical Networking, vol. 6, No. 6, pp 689−700, 2007.
ところで、動的波長帯域割当における所属するOSUの変更は、ONUが送受信する波長を変更することで実現する。
また、1OSUの配下にあるONUの帯域割当は、上り帯域の利用効率向上の観点から従来用いられたDBAの適用が想定される。DBA周期は、遅延を抑制しきめ細かい帯域制御を実現するために、できるだけ短い時間であることが望ましい。DBAが採用されているG−PON(Gigabit−capable PON)やEPON(Ethernet PON)においては、非特許文献3によると、一般的なDBA周期は125μsecおよび2msecである。
一方、波長を変更することは、光源の発振光周波数を変更することであり、その変更には何らかの時間を要する。この切替時間は短ければ短いほど通信に与える影響が少ない。したがって切替時間が短いことは望ましいが、切替時間の短い光源は一般に高価となる。光アクセスシステムは、経済化が特に重要であり、波長可変型WDM/TDM−PONの装置コスト削減のためには、より多くの種類の波長切替光源、部品が適用できることが望ましい。
しかし、非特許文献4に示すように、多くの波長切替光源、部品の波長切替時間は、将来の見込みを含めても10msec程度とされており、先に述べたDBA周期よりも長い。これに対しこれまでの動的波長帯域割当に関する提案は、このような比較的長い波長切替時間を考慮した動的波長帯域割当方式になっていない。例えば非特許文献5では、送信デバイスであるレーザーの波長変更時間を考慮した、最適な割当アルゴリズムを提案している。非特許文献5に挙げられている提案は1DBA周期内に波長切替を完了することを前提とした切替アルゴリズムである。
また、波長切替時間が長いと、切替中に通信不可となる時間が長いため、トラフィックの途絶は避けられない。このため遅延増加や装置内のバッファあふれを引き起こす可能性が高まる。非特許文献6に示すようなこれまでの動的波長帯域割当アルゴリズムの提案は、公平性や帯域利用効率を高めるために、積極的に波長切替による所属OSUを変更するアルゴリズムである。このような頻繁に波長切替が起きるアルゴリズムを、波長切替に時間を要する部品を適用したWDM/TDM−PONへ適用すると、頻繁な波長切替による通信途絶により、フレーム損や遅延の大幅な増加といったトラフィックへの影響が許容できないほど大きくなることが想定される。
さらに、仮に波長切替時間が短い光源、部品を用いてトラフィックへの影響を抑えたとしても、波長切替が頻発することは、波長切替の制御を行う部品の負荷を上昇させたり、消費電力を増加させたり、部品が摩耗し、装置の耐用年数を縮めるといった欠点も考えられる。したがって、波長切替時間がDBA周期よりも長い波長切替光源、部品の適用を想定する場合や、波長切替時間が短い光源、部品を用いる場合に、通信の途絶とのトレードオフを考慮し、波長切替が真に必要となる時期を正しく判断し、必要な時にのみ切替えるような動的波長帯域割当アルゴリズムが必要である。
そこで、前記課題を解決するために、本発明は、WDM/TDM−PONにおいて、上り波長の切り替えが必要な場合にのみ、上り波長の切り替えを行なうことにより、頻繁な通信途絶や装置への高負荷や消費電力の増加を防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、あるONUが上り帯域を割り当てられなかったとしても、以下の条件がすべて満たされなければ、当該ONUは上り波長を切り替えられない。(1)当該ONUが収容される上り波長と異なる上り波長の帯域に、当該ONUの帯域を収容する余裕がある。(2)当該ONUが収容される上り波長の帯域に、当該ONUの帯域を収容する余裕がない又は所定の閾値より小さい。(3)当該ONUの過去の実割当上り帯域が、当該ONUの過去の要求上り帯域より小さい。
具体的には、本発明は、加入者収容装置及び複数の加入者装置を備える受動光通信網において、前記複数の加入者装置が前記加入者収容装置に送信する上り信号が干渉しないように、前記複数の加入者装置に上り波長及び上り帯域を動的に割り当てる動的波長帯域割当方法であって、各上り波長の帯域制限の範囲内で各上り波長に収容される各加入者装置に上り帯域を割り当てるとともに、各上り波長の帯域制限に基づいて上り帯域を割り当てられなかった各加入者装置を全上り波長に渡ってリストアップする帯域割当ステップと、前記帯域割当ステップでリストアップされた各加入者装置について、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長と異なる上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕があるという第一条件と、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕がない又は所定の閾値より小さいという第二条件と、当該加入者装置の過去の実割当上り帯域が、当該加入者装置の過去の要求上り帯域より小さいという第三条件と、をすべて満たすときに、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長から前記異なる上り波長へと、当該加入者装置への上り波長の割り当てを変更する波長割当変更ステップと、を順に備えることを特徴とする動的波長帯域割当方法である。
また、本発明は、加入者収容装置及び複数の加入者装置を備える受動光通信網において、前記複数の加入者装置が前記加入者収容装置に送信する上り信号が干渉しないように、前記複数の加入者装置に上り波長及び上り帯域を動的に割り当てる加入者収容装置であって、各上り波長の帯域制限の範囲内で各上り波長に収容される各加入者装置に上り帯域を割り当てるとともに、各上り波長の帯域制限に基づいて上り帯域を割り当てられなかった各加入者装置を全上り波長に渡ってリストアップする帯域割当部と、前記帯域割当部でリストアップされた各加入者装置について、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長と異なる上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕があるという第一条件と、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕がない又は所定の閾値より小さいという第二条件と、当該加入者装置の過去の実割当上り帯域が、当該加入者装置の過去の要求上り帯域より小さいという第三条件と、をすべて満たすときに、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長から前記異なる上り波長へと、当該加入者装置への上り波長の割り当てを変更する波長割当変更部と、を備えることを特徴とする加入者収容装置である。
また、本発明は、加入者収容装置及び複数の加入者装置を備え、前記複数の加入者装置が前記加入者収容装置に送信する上り信号が干渉しないように、前記複数の加入者装置に上り波長及び上り帯域を動的に割り当てる受動光通信網システムであって、前記加入者収容装置は、各上り波長の帯域制限の範囲内で各上り波長に収容される各加入者装置に上り帯域を割り当てるとともに、各上り波長の帯域制限に基づいて上り帯域を割り当てられなかった各加入者装置を全上り波長に渡ってリストアップする帯域割当部と、前記帯域割当部でリストアップされた各加入者装置について、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長と異なる上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕があるという第一条件と、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕がない又は所定の閾値より小さいという第二条件と、当該加入者装置の過去の実割当上り帯域が、当該加入者装置の過去の要求上り帯域より小さいという第三条件と、をすべて満たすときに、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長から前記異なる上り波長へと、当該加入者装置への上り波長の割り当てを変更する波長割当変更部と、を備えることを特徴とする受動光通信網システムである。
(1)の条件が満たされないにもかかわらず、当該ONUが上り波長を切り替えられたならば、新たな収容先の上り波長において帯域が不足し、不要な輻輳が発生する可能性がある。
(2)の条件が満たされないにもかかわらず、当該ONUが上り波長を切り替えられたならば、元々の収容先の上り波長において、長期間で見れば輻輳が発生しない可能性があるにもかかわらず、上り波長の切り替えによる通信の途絶を発生させたことになる。
(3)の条件が満たされないにもかかわらず、当該ONUが上り波長を切り替えられたならば、元々の収容先の上り波長において、当該ONUは上り帯域を要求に見合う程度に割り当てられ、長期間で見れば輻輳が発生しない可能性があるにもかかわらず、上り波長の切り替えによる通信の途絶を発生させたことになる。
しかし、この構成によれば、(1)〜(3)の条件がすべて満たされているときにかぎり、当該ONUは上り波長を切り替えられる。このように、WDM/TDM−PONにおいて、輻輳の発生による通信の途絶が発生する可能性が高い場合にのみ、上り波長の切り替えが必要と判断し、上り波長の切り替えを行なうことにより、頻繁な通信途絶や装置への高負荷や消費電力の増加を防止することができる。
また、本発明は、前記波長割当変更ステップでは、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長から、過去に余剰となった上り帯域が最も大きい上り波長へと、当該加入者装置への上り波長の割り当てを変更することを特徴とする動的波長帯域割当方法である。
この構成によれば、上り帯域を割り当てられなかったONUのうち、出来るかぎり数多くのONUが上り波長を切り替えられる。このことは、(1)〜(3)の条件をすべて満たしたうえでの、数多くのONUの救済処理であり、不用意な上り波長の切り替えでない。
また、本発明は、前記帯域割当ステップでは、リストアップされた各加入者装置について、過去の実割当上り帯域が過去の要求上り帯域より小さい加入者装置ほど、上り波長の割り当て変更の優先順位を高く設定することを特徴とする動的波長帯域割当方法である。
この構成によれば、上り帯域を割り当てられなかったONUのうち、上り帯域を要求に見合う程度に割り当てられなかったONUが優先的に上り波長を切り替えられる。
また、本発明は、前記帯域割当ステップでは、上り帯域の割り当てに先立って、加入者装置の全上り波長に渡ったリストアップを行なうとともに、上り波長の割り当て変更の優先順位を設定するにあたり、当該リストアップに先立って上り帯域を割り当てられなかった各加入者装置を全上り波長に渡ってリストアップするとともに、リストアップされた各加入者装置の当該優先順位設定に先立つ実割当上り帯域と、リストアップされた各加入者装置の当該優先順位設定に先立つ要求上り帯域と、を用いて、上り波長の割り当て変更の優先順位を設定することを特徴とする動的波長帯域割当方法である。
優先順位を設定する処理は、ソーティングを伴うものであり、ソーティングは、汎用CPUの計算時間を特に要する処理である。この構成によれば、帯域割当処理に先立って、優先順位を設定する処理を行なうことにより、帯域割当処理に引き続き、波長割当処理を行なうにあたり、優先順位を設定する処理を新たに行なわなくてもよい。よって、帯域/波長割当処理の合計時間を短縮することができ、帯域割当周期を短縮することができる。
この構成によれば、帯域割当処理に先立つ帯域割当状況を参照して、優先順位を設定するのではなく、優先順位設定に先立つ帯域割当状況を参照して、優先順位を設定している。ここで、優先順位設定に先立つ帯域割当状況は、帯域割当処理に先立つ帯域割当状況と比べて、帯域割当の数周期分だけ以前の状況であり、さほど変わらないと想定される。
また、本発明は、前記波長割当変更ステップでは、各上り波長で余剰となった上り帯域の過去の平均と、リストアップされた各加入者装置の過去の実割当上り帯域の平均と、リストアップされた各加入者装置の過去の要求上り帯域の平均と、を用いて、前記条件を満たすかどうかを判定することを特徴とする動的波長帯域割当方法である。
この構成によれば、帯域割当の1周期分のみ見て、(1)〜(3)の条件をすべて満たすかどうかを判定するのではなく、帯域割当の数周期分に渡って、(1)〜(3)の条件をすべて満たすかどうかを判定している。よって、瞬間的なトラフィックの増減による不要な上り波長の切り替えを行なうことなく、長期の視点で、適切な上り波長の切り替えを行なうことができる。
また、本発明は、前記帯域割当ステップでは、上り帯域の割り当てに先立って、前記条件を満たすかどうかを判定する準備を行なうにあたり、各上り波長で余剰となった上り帯域の当該判定準備に先立つ平均と、リストアップされた各加入者装置の当該判定準備に先立つ実割当上り帯域の平均と、リストアップされた各加入者装置の当該判定準備に先立つ要求上り帯域の平均と、を計算することを特徴とする動的波長帯域割当方法である。
平均を計算する処理は、除算の計算を伴うものであり、除算の計算は、汎用CPUの計算時間を特に要する処理である。この構成によれば、帯域割当処理に先立って、平均を計算する処理を行なうことにより、帯域割当処理に引き続き、波長割当処理を行なうにあたり、平均を計算する処理を新たに行なわなくてもよい。よって、帯域/波長割当処理の合計時間を短縮することができ、帯域割当周期を短縮することができる。
この構成によれば、帯域割当処理に先立つ帯域割当状況を参照して、平均を計算するのではなく、平均計算に先立つ帯域割当状況を参照して、平均を計算している。ここで、平均計算に先立つ帯域割当状況は、帯域割当処理に先立つ帯域割当状況と比べて、帯域割当の数周期分だけ以前の状況であり、さほど変わらないと想定される。
また、本発明は、前記複数の加入者装置が上り波長の切り替えに要する時間である波長切替時間は、前記複数の加入者装置に上り帯域を動的に割り当てる周期である帯域割当周期より長く、前記複数の加入者装置に上り波長を動的に割り当てる周期である波長割当周期より短いことを特徴とする動的波長帯域割当方法である。
この構成によれば、加入者装置の波長切替時間が長いときでも、本発明の動的波長帯域割当方法、加入者収容装置及び受動光通信網システムを適用することができる。
また、本発明は、以上に記載の動的波長帯域割当方法をコンピュータに実行させるための動的波長帯域割当プログラムである。
この構成によれば、本発明の動的波長帯域割当方法、加入者収容装置及び受動光通信網システムの発明を実施するために必要となるプログラムを提供することができる。
また、本発明は、以上に記載の動的波長帯域割当プログラムを格納する動的波長帯域割当記録媒体である。
この構成によれば、本発明の動的波長帯域割当方法、加入者収容装置及び受動光通信網システムの発明を実施するために必要となる記録媒体を提供することができる。
本発明は、WDM/TDM−PONにおいて、上り波長の切り替えが必要な場合にのみ、上り波長の切り替えを行なうことにより、頻繁な通信途絶や装置への高負荷や消費電力の増加を防止することができる。
本発明の波長可変型WDM/TDM−PONシステムの構成図。 本発明の波長可変型WDM/TDM−PONシステムにおけるONUの構成図。 実施形態1における帯域割当周期と波長切替シーケンス例。 実施形態1における帯域割当フローチャート(全体)。 本発明における帯域割当フローチャート例(DBA計算)。 実施形態1における波長切替判断フローチャート(DWA計算)。 実施形態2における帯域割当周期と波長切替シーケンス例。 実施形態2における帯域割当フローチャート(全体)。 実施形態2における波長切替判断フローチャート(DWA計算)。 実施形態2における計算フローチャート(DWAパラメータ計算)。 本発明の動的波長帯域割当てフローチャートにおけるパラメータ一覧。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1に本発明における波長可変型WDM/TDM−PONシステム、およびそれを構成する局側通信装置(OLT)と加入者装置(ONU)の構成図を示す。OLTとONU間はパワースプリッタまたは波長ルータを用いたpoint−to−multipoint構成のPONトポロジで接続される。
OLTにはONU#1〜ONU#hのh台のONUが接続され、それぞれのONUは上り下りの波長の組であるλ1d,u〜λmd,uの波長を用いて送受信する。添え字dは下りの波長、添え字uは上りの波長を意味する。ONUはOLTからの指示に従ってλ1d,u〜λmd,uの波長を切替えて送受信することができる。各ONUには設置されるユーザ宅の通信装置からの上り信号が入力され、ONU内部の光送受信器で上り光信号として送信される。上り信号はONU側のパワースプリッタまたは波長ルータからはOLTに向けて1本の光ファイバに多重されるため、上り信号が重ならないよう各ONUが送信する上り信号の送信時刻、送信継続時間をOLTが算出し、制御する。
OLTは各λ1d,u〜λmd,uの波長を送受信するラインカード、OSU#1〜OSU#mと動的波長帯域割当回路で構成され、OSU#1〜OSU#mはONUから送信される各波長の信号を受信し、上り信号として出力する。
動的波長帯域割当回路は、DWBA計算部1、切替指示信号生成部2、制御信号送信部3、要求信号受信部4から成り、各ONUから送信された帯域要求を含んだReport信号を各OSUを通じて要求信号受信部4で受信し、その要求に基づいて各ONUに割当てる上り信号およびReport信号の送信時刻、送信継続時間をDWBA計算部1で算出し、その情報を格納したGate信号を切替指示信号生成部2で生成し、制御信号送信部3から各OSUを通じて各ONUへ送信する。
図2にONUの構成を示す。ONUはデータ受信部11、バッファメモリ12、フレーム送出制御部13、フレーム組立送信部14、波長可変光送受信器15、要求帯域計算部16、要求帯域信号生成部17、フレーム送出信号、波長制御信号受信部18、波長切替制御部19から構成される。
ユーザからの上り信号はデータ受信部11で受信され、バッファメモリ12内に一時的に蓄積される。フレーム送出制御部13はGate信号によって指定された上り信号の送信時刻および送信継続時間に従って、上り信号をフレーム組立送信部14に送る。フレーム組立送信部14はPON構成でOLTに信号を送信するために必要なフレーム形式を構成し、波長可変光送受信器15に送る。波長可変光送受信器15は波長切替制御部19で指定された波長λ1d,u〜λmd,uのいずれかで光信号に変換しOLTへ送信する。
波長可変光送受信器15はOLTからのGate信号を受信して電気信号に変換し、フレーム送出信号、波長制御信号受信部18へ送る。フレーム送出信号、波長制御信号受信部18はGate信号の指示を解析し、Gate信号に波長切替指示、切替後の波長、切替開始時刻が含まれていれば、指定された時刻に切替先波長と切替指示を波長切替制御部19に送る。波長切替制御部19は前記波長切替制御に従って波長可変光送受信器15の波長を切替える。
また、Gate信号にはONUの要求する帯域をReport信号としてONUから送信するよう指示する情報が含まれる。フレーム送出信号、波長制御信号受信部18はReport信号送出を要求するGate信号を受信すると、要求帯域信号生成部17へReport信号の生成を指示する。要求帯域信号生成部17は要求帯域計算部16に要求する帯域を算出するよう指示する.要求帯域計算部16はバッファメモリ12に蓄積されている上り信号のデータ量を計測しており、そのデータ量に基づき要求帯域量を決定し、要求帯域信号生成部17へ要求帯域量を送る。要求帯域信号生成部17は要求量を含んだReport信号を生成し、フレーム送出制御部13に送る。
前記Gate信号はReport信号の送出時刻および送信量の情報が含まれている。フレーム送出信号、波長制御信号受信部18はフレーム送出制御部13にGate信号に含まれていたReport信号の送出時刻および送信量の情報を送り、フレーム送出制御部13は指示された時刻にReport信号をフレーム組立送信部14に送り、波長可変光送受信器15を介してOLTへReport信号を送信する。
また、OLTから送信されるGate信号にはONUが受信した上り信号を送信する時刻およびデータ量が含まれている。フレーム送出信号、波長制御信号受信部18はフレーム送出制御部13にGate信号に含まれていた上り信号の送出時刻および送信量の情報を送り、フレーム送出制御部13は指示された時刻に上り信号をバッファメモリ12から送信量を超えないデータ量のフレームを取り出し、フレーム組立送信部14に送り、波長可変光送受信器15を介してOLTへ上り信号を送信する。
次に実施形態1の動作を説明する。図3は本発明の実施形態1として、動的波長帯域割当動作を図1、図2の書式に従って記載したものである。動的波長割り当て(DWA:Dynamic Wavelength Allocation)のl番目の周期の時間をT_dwa_lとし、動的帯域割当(DBA)のk番目の周期の時間をT_dba_kとする。T_dwa_lは複数のDBA周期倍に設定する。図3の例では3DBA周期を1DWA周期としている。
各OSUに所属するONUは各OSUに固定的に割り当てられている波長λ1d,u〜λmd,uをそれぞれ用いて通信を行う。図3の実施形態1では周期T_dwa_l−1かつT_dba_k−1において、ONU#1、ONU#2、ONU#hはOSU#1のλ1d,uを用いて通信を行っているとする。OSU#1から発せられるGate信号g1_k−1〜gh_k−1を受信した各ONUは、各Gate信号に含まれるReport信号と上り信号の送信時刻および継続時間に従って、まずReport信号rep1_k〜reph_kをOLTへ送信する。また上り信号d1_k−1〜dh_k−1を送信する。
周期T_dwa_lかつ周期T_dba_kのReport信号を受信したOLTの動的波長帯域回路は、図3のDBA、DWA計算と記載した期間に、Report信号で要求された帯域から、各ONUに割当てる帯域と波長を計算する。波長の切替を行うかどうかの計算は、図4にて後述するフローチャートに基づいて行う。波長を切替えないと計算されたONUに対しては、図4にて後述するフローチャートにおけるDBA計算手法にしたがった帯域割当計算結果をGate信号に記載し、ONUに指示する。また、DWA周期の先頭でないDBA周期においては、後述する図4におけるDBA計算のみを行い、波長切替にかかわるDWA計算は実施しない。
実施形態1では計算の結果ONU#hの波長をλ1d,uからλ2d,uへ変更し、OSU#2へ所属するよう変更する例として記載する。この場合、割当て計算を実施したOLTはgh_kを除くGate信号のg1_k〜gh−1_kにT_dba_k周期におけるReport信号および上り信号の送信時刻および継続時間を記載して送信する。以降ONU#1〜ONU#h−1については、これまで記載したDBAの動作に基づき上り信号を送信することができる。
図4に実施形態1における動的波長帯域割当アルゴリズムのフローチャートを示す。本フローチャートはDBA周期毎のDBA計算のタイミングで行う。ここで、フローチャート開始時のDBA周期を#kとおく。
まず、各OSUにおいてDBA計算を行う(ステップS1)。DBA計算の詳細については図5を例に説明するが、周期#kにおいて各OSUに所属するONUに対し、次周期#k+1における上り帯域もしくは時間スロットを割り当てる。
次に当該DBA周期#kがDWA周期#lの先頭に相当するかを判断し(ステップS2)、DWA周期の先頭であればDWA計算を行い(ステップS3)、その結果作成される波長切替ONUのリストに基づいた波長切替のためのGateフレーム作成を行う(ステップS4)。DWA周期の先頭でなければ、DWA計算とDWAによる波長切替のためのGateフレーム作成のステップS3、S4を実施しない。
次にDBA計算結果に基づきGateフレームを作成する(ステップS5)。このとき、波長切替を行う切替リストに記載されているONUについては、波長切替のためのGateフレーム作成を優先し、DBA計算結果によるGateフレームは作成しない。または、波長切替のためのGateフレームとDBA計算で指示する内容を記載したGateフレームを、1つのGateフレームに統一してもよい。最後に作成されたGateフレームを送信する(ステップS6)。
実施形態1では、波長切替の時間がDBA周期よりも長いことを想定し、DWA計算周期を複数DBA周期分として記述している。しかし、波長切替に要する時間が1DBA周期よりも十分短い場合においては、DWA計算をDBA計算と同じタイミングで計算することができる。この場合、DBA周期#kがDWA周期#lの先頭であるかどうかの判断は不要となるため、図4における最初の分岐判断は省略することができる。
図5は図4に示した実施形態1の動的波長帯域割当アルゴリズムの割当フローチャートにおけるDBA計算の詳細を示している。図11には以降説明するDBA計算およびDWA計算に用いるパラメータ一覧をまとめている。
DBA計算はOSUそれぞれに実施される。ここで、OSU番号を#nとし,番号#nのOSUをOSU#nと表すこととする。図5はDBA計算の一例を示しており、非特許文献6におけるm=1かつM(j)=1の場合を示している。ただし、M(j)は必ずしも1でなくてもよい。DBA計算ではOSU#nに所属するONUの番号リストL(k−1)を用いる。L(k−1)は周期#k−1における理想的に割り当てるべき量を、実際の割当量から引いた差U(j,k−1)の昇順に並べられている。DBA計算ではこのL(k−1)の先頭にあるONUから順に周期#kの上り帯域の割り当てを行なう。
ここで、L(k−1)の先頭にあるONU番号を#j、その番号を有するONUをONU#j、周期#kでONUが割り当てを要求した量をR(j,k)、実際の割当量をS(j,k)とする(ステップS11)。
図5のフローチャートの最初の判断分岐(ステップS12)において、1DBA周期に割当て可能な量からONU#j以外の実際の割当量S(i,k)の合計を差し引いた量が、ONU#jの要求量R(j,k)より多い場合は、ONU#jの要求量をすべて割当てる(ステップS13)。すなわちS(j,k)=R(j,k)である。
次に、ONU#jがリストL(k−1)の最後の要素であれば(ステップS14においてYes)、DBA計算を終了する。ONU#jがリストL(k−1)の最後の要素でなければ(ステップS14においてNo)、次の要素のONU番号を新しく#jに代入し(ステップS15)、最初の判断分岐(ステップS12)に戻る。
一方、その最初の判断分岐(ステップS12)において、1DBA周期に割当て可能な量からONU#j以外の実際の割当量S(i,k)の合計を差し引いた量が、ONU#jの要求量R(j,k)より小さいか等しい場合は、その差し引いた量をS(j,k)に割当てて(ステップS16)、DBA計算を終了する。
このとき、OSU#nに所属するONUの割当要求量R(j,k)が1DBA周期に割り当て可能となる帯域より大きい場合には、リストL(k−1)には割当優先順位が低いために帯域が割り当てられなかったONUが存在し、そのONUをONU#pとする。非特許文献6においては、このONU#pに対して、次DBA周期においてU(p,k)が小さくなり、したがってL(k)の先頭に配置されることから次周期において要求帯域が割り当てられることになる。
このようにDBA計算は複数周期に渡って優先順位を変更しながら割当要求量R(j,k)を与えていくことにより、OSUの上り総帯域を超える帯域を要求された場合に公平割り当てを実現している。したがって、DBA計算が終了した後にリストL(k−1)に割当優先順位が低いために帯域が割り当てられなかったONUが存在するということは、上り帯域の輻輳が発生している可能性があることがわかる。したがって、DBA計算が終了した後にリストL(k−1)に残っているONUを波長切替によって空き帯域のある別のOSUへ波長変更させることで、上りの輻輳を回避する負荷分散が可能になると考えられる。
DBA計算においては上記の非特許文献6に従ったDBA計算に限る必要はない。DBA計算において、当該周期にすべての要求帯域を割り当てできない状況であることを判断し、波長切替することでOSUの上りトラフィックの負荷を分散することで輻輳回避が可能になるONUを列挙し、そのONUはU(p,k)のようにOLT全体から見て波長切替の優先順位を決める値を有していればよい。
図6は図4に示した実施形態1の動的波長帯域割当アルゴリズムの割当フローチャートにおけるDWA計算の詳細を示している。OLTは各OSUのL(k−1)にあるONUのうち、次DBA周期に帯域が割り当てられなかったONUをOLT全体にわたって集め、OLTに対して1つのリストL(k)に集約する(ステップS31)。すなわちL(k)は波長切替を行う可能性のあるONUの番号リストである。L(k)におけるONU番号の並び順は、周期#k−1における理想的に割り当てるべき量を、実際の割当量から引いた差U(j,k−1)の昇順である。DWBA計算部1は、DWA計算のステップにおいて、L(k)の先頭から順に波長切替による負荷分散を行うかを判定する。
ここで、L(k)の先頭にあるONU番号を#jとし、そのONUが所属するOSUをOSU#nとする。また、OSU#nにおいてDBA周期にまだ割当可能となっている残り帯域をQ(k)、Q(k)の前NDBA周期分に渡った平均値をQ(k)^bar、各OSU間でのQ(k)^barの最大値をQn_max(k)^bar、Qn_max(k)^barを有するOSU番号を#n_max、前NDBA周期分に渡ったS(j,k)の平均値をS(j,k)^bar、前NDBA周期分に渡ったR(j,k)の平均値をR(j,k)^barとする。DBA計算のステップS32において、これら5つのパラメータを計算する。
次に、ONU#jについて波長の切替えによる負荷分散を行うかどうかは、次の3つの式をすべて満たした場合とする(ステップS33〜S35)。
Figure 0005597759
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数1は、ONU#jに割当てられた過去の帯域の平均値が、波長切替先となるOSU#n_maxに残っているかどうかを判定するステップS33に相当する。数2はONU#jが現在所属しているOSU#nの残帯域がほとんど残っていないかどうかを判定するステップS34に相当する。ただし、αはDBA周期の平均残帯域がほとんど残っていないことを判定する閾値を示す定数である。数3はONU#jの過去の平均要求帯域が、過去の平均割当帯域よりも大きいかを判定するステップS35に相当する。
すなわち、切替先ONU#n_maxがONU#jの平均帯域を受け入れるほどの平均帯域を有しており、かつONU#jの所属するOSU#nにはすでに帯域が残っておらず、かつONU#jの平均帯域は要求する帯域を満たしていない場合に、ONU#jをOSU#nからOSU#n_maxへ波長切替すると判断する。数1〜数3の条件を満たしたONU#jについては、波長切替リストLsw(k)に切替先OSU#n_maxの情報と共に追加される(ステップS36)。
次にQn_max(k−1)^barからS(j,k−1)^barを差し引く(ステップS37)。これは、ONU#jの波長切替を行うことにより、OSU#n_maxの帯域がS(j,k−1)^barだけ減少することが予測されるためである。このステップS37にてQn_max(k−1)^barが減じられることから、次にステップS38として#n_maxを更新し、場合によっては#n_maxもステップS32のものから新たなものへと変わることになる。
以上のステップを、L(k)に渡って実施する。ステップS39はL(k)に記載されている全てのONUについて波長切替の判断を行ったかどうかを確認するためであり、最後の要素であればDWA計算を終了する。最後の要素でなければ、L(k)の次の要素をONU#jとして更新し(ステップS40)、ステップS33から繰り返す。
本実施例においては、数1及びステップS33の左辺を、Qn_max(k)^barとした。これは、数1における条件を満たすことができるONUの適用範囲を最大限にするためである。しかし、必ずしも数1及びステップS33の左辺が、Qn_max(k)^barである必要はなく、Q(k)^barであってもよい。
実施形態1によって、従来技術に比べ、以下の効果が期待できる。
まず、本発明のアルゴリズムは、OSUの上り帯域の輻輳を検知し、DWA計算によって波長切替を判断し、波長切替によって所属するOSUを移動することによる輻輳回避、負荷分散を実現する。
また、本発明の動的波長帯域割当アルゴリズムは、波長切替時間がDBA周期よりも長い光源、部品を用いた場合においても適用できる。例えばDWA計算の周期を、想定するすべての波長切替デバイスが波長切替を完了するよう十分長い時間に設定すればよい。
また本発明の動的波長帯域割当アルゴリズムは、波長切替が必要かを図6のステップS33〜S35すなわち数1〜数3によって判定する。これらは以下の3つの条件、
1)波長切替先となるOSU#n_maxの帯域はONU#jの帯域以上の空き帯域を有している、
2)ONU#jの所属するOSU#nの帯域が不足している、
3)ONU#jが割当てられた帯域より大きい帯域を要求している、
を判定することから、ONU#jが所属するOSUを変更してより多くの帯域を確実に得られることが期待できる。
また、これら3つの条件のうち一つでも満たさない場合には、以下の不必要な波長切替が起きることが想定される。
まず1)の条件を満たさない場合の波長切替を生じさせると、波長切替後のOSUにおいてそれまで発生していなかった輻輳を、逆に発生させる可能性がある。これまでフレーム損が発生しなかったOSUに対して、新たにフレーム損を発生させるよう波長切替を行うことは、負荷分散動作としては不適切である。
次に2)の条件を満たさない場合の波長切替を生じさせると、OSU#nに十分な平均残帯域があるにもかかわらず波長切替が発生する可能性がある。DBA周期のような瞬間的には帯域が不足していても、平均的には帯域が充足している場合があり得る。例えばすべてのOSUにおいて輻輳が発生していない比較的負荷の低い状況においても波長切替を生じさせることになる。本発明においては短い波長切替時間のみならず、長い波長切替時間を想定しており、輻輳が発生していない状況で波長切替によってONU#jの通信途絶や遅延の増加を引き起こすことは負荷分散動作としては不適切である。
最後に、3)の条件を満たさない場合の波長切替を生じさせると、帯域の安定しているONU#jを波長切替の対象とする可能性がある。上りの輻輳が発生した際に、波長切替による通信途絶や遅延の増加を引き起こしてまで所属OSUを変更する場合において、より大きな帯域を要求しているのではなく、平均して要求した帯域が割り当てられているONUの波長を切替えることは、負荷分散動作としては不適切である。
また、本発明において上りトラフィックの輻輳検知は平均値を用いているため、波長切替を実施する判断が行われるまでに時間を要し、その間に輻輳が継続する可能性がある。しかし、波長切替まではDBA計算に基づいた公平制御が行われ、これまでのTDM−PONとしての輻輳時動作と変わらないトラフィック制御を備えている。すなわち、本発明は上りトラフィックの輻輳回避において、DBA計算による公平制御によって輻輳制御を行いつつ、確実に輻輳を解消することができる場合のみ波長切替を行うことで、輻輳回避動作による輻輳とは直接関係しない、不必要な通信途絶を避けることができる。
本発明のアルゴリズムは上記の不適切な負荷分散動作を回避することができる。
(実施形態2)
図7は本発明の実施形態2を図3と同様の書式に従って記載したものである。OLTおよびONUの構成は図1、図2と同一である。図7における動作の記載方法及び基本的な動作も実施形態1とほぼ同様である。実施形態2においても計算の結果ONU#hの波長をλ1d,uからλ2d,uへ変更し、OSU#2へ所属するよう変更する例として記載する。
実施形態2の実施形態1との差分は、リストの作成および並べ替える時間と、Q(k)、Q(k)^bar、Qn_max(k)^bar、S(j,k)^bar、R(j,k)^barを計算する時間を、DWA周期の先頭となるDBA周期#kよりも以前から始め、計算時間をより長く確保するところにある。
したがって、図7においては、L(k)の作成および並べ替え、Q(k−p)、Q(k−p)^bar、Qn_max(k−p)^bar、S(j,k−p)^bar、R(j,k−p)^barの計算を、周期#kよりもpDBA周期前のDBA計算直後から行うこととしている。図7はp=2を例に記載している。
図8は実施形態2における全体フローチャートである。実施形態1に比較してステップS7、S8が追加されている。ステップS7ではDBA計算が終わった後に、DWA計算のpDBA周期前であるかどうかを確認し、p周期前であれば、L(k)、Q(k−p)、Q(k−p)^bar、Qn_max(k−p)^bar、S(j,k−p)^bar、R(j,k−p)^barの計算(これをDWAパラメータ計算と呼ぶ)を開始する(ステップS8)。pDBA周期前でなければDWAパラメータ計算は行わない。ステップS3及び図5におけるDBA計算は実施形態1とほぼ同様であるが、添え字k−1はすべてk−pに変わる。
図9は実施形態2におけるDWA計算のフローチャートである。実施形態1と比較すると、実施形態1のDWAパラメータ計算に相当するステップS31、S32がない。これは、pDBA周期前にすでに計算を始めていることから、実施形態2においては計算ステップが不要であるためである。実施形態1と比較すると、ステップS41〜S48は、ステップS33〜S40とほぼ同様である。
図10は実施形態2におけるDWAパラメータ計算のフローチャートである。このDWAパラメータ計算は、DBA計算と並列して行ってもよいし、DBA計算を行わない時間にシリアルに行ってもよい。
ステップS81においては未割当ONUのリストL(k)を作成し、U(j,k−3)の昇順に並べる。実施形態1にくらべて、2DBA周期前の情報を用いてリストを作成するが、pDBA周期という短い期間に、DWAによる波長切替が有効となるONUはさほど変わらないと想定されるため、未割当ONUのリストL(k)はさほど変わらないと想定されることから、U(j,k−3)の情報を用いる。
次にステップS82にて、Q(k−p)、Q(k−p)^bar、Qn_max(k−p)^bar、S(j,k−p)^bar、R(j,k−p)^barの計算を開始する。これらパラメータは各々N、N、NDBA周期の平均値であるが、pDBA周期の期間にさほど変わらないと想定されることから、pDBA周期前の情報をもちいて、波長切替の計算を行うこととしている。
以上実施形態2の説明として、図7はDWAパラメータ計算の開始を2DBA周期前すなわちp=2として説明したが、DWAパラメータがほぼ変わらないとみなされる期間であり、かつDWAパラメータの最大計算時間が十分取れるのであれば、pは特に指定はしない。すなわち、3DBA周期前でもよいし、10DBA周期前でもよい。
実施形態2において、実施形態1に加えて以下の効果が期待できる。
一般に平均の計算は複数のパラメータの総和に対して要素数で除算することとなり、特に除算の計算は汎用CPUの計算時間を特に要する処理である。また、L(k)をU(j,k−3)の昇順に並べ替える、いわゆるソーティングも汎用CPUの計算時間を特に要する処理である。
図3に示す動的波長帯域割当シーケンスにおいては、DBA計算とDWA計算の和の時間を1DBA周期に必要な割当計算時間として確保しておく必要がある。DWA計算のすべてをDWA計算の時間に行うとすると、DWA計算に時間を要し、結果的にDBA周期が長くなってしまう。実施形態2におけるDWA計算において時間を要する主たる計算を複数DBA周期以前から開始することで、DWA計算負荷を分散し、DBA周期のさらなる短縮化が可能になる。
本発明の動的波長帯域割当方法、動的波長帯域割当プログラム、動的波長帯域割当記録媒体、加入者収容装置及び受動光通信網システムは、波長可変型WDM/TDM−PONにおいて、OSU、ONUのコスト低減のための、より長い波長切替時間を有する波長切替用部品が適用でき、上り帯域割当による輻輳の自動的回避と、複数の波長の総帯域の各ONUへの有効な割り当てと、を可能とする動的波長帯域割当方法を提供できる。
1:DWBA計算部
2:切替指示信号生成部
3:制御信号送信部
4:要求信号受信部
11:データ受信部
12:バッファメモリ
13:フレーム送出制御部
14:フレーム組立送信部
15:波長可変光送受信器
16:要求帯域計算部
17:要求帯域信号生成部
18:フレーム送出信号、波長制御信号受信部
19:波長切替制御部

Claims (11)

  1. 加入者収容装置及び複数の加入者装置を備える受動光通信網において、前記複数の加入者装置が前記加入者収容装置に送信する上り信号が干渉しないように、前記複数の加入者装置に上り波長及び上り帯域を動的に割り当てる動的波長帯域割当方法であって、
    各上り波長の帯域制限の範囲内で各上り波長に収容される各加入者装置に上り帯域を割り当てるとともに、各上り波長の帯域制限に基づいて上り帯域を割り当てられなかった各加入者装置を全上り波長に渡ってリストアップする帯域割当ステップと、
    前記帯域割当ステップでリストアップされた各加入者装置について、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長と異なる上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕があるという第一条件と、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕がない又は所定の閾値より小さいという第二条件と、当該加入者装置の過去の実割当上り帯域が、当該加入者装置の過去の要求上り帯域より小さいという第三条件と、をすべて満たすときに、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長から前記異なる上り波長へと、当該加入者装置への上り波長の割り当てを変更する波長割当変更ステップと、
    を順に備えることを特徴とする動的波長帯域割当方法。
  2. 前記波長割当変更ステップでは、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長から、過去に余剰となった上り帯域が最も大きい上り波長へと、当該加入者装置への上り波長の割り当てを変更することを特徴とする、請求項1に記載の動的波長帯域割当方法。
  3. 前記帯域割当ステップでは、リストアップされた各加入者装置について、過去の実割当上り帯域が過去の要求上り帯域より小さい加入者装置ほど、上り波長の割り当て変更の優先順位を高く設定することを特徴とする、請求項1又は2に記載の動的波長帯域割当方法。
  4. 前記帯域割当ステップでは、上り帯域の割り当てに先立って、加入者装置の全上り波長に渡ったリストアップを行なうとともに、上り波長の割り当て変更の優先順位を設定するにあたり、当該リストアップに先立って上り帯域を割り当てられなかった各加入者装置を全上り波長に渡ってリストアップするとともに、リストアップされた各加入者装置の当該優先順位設定に先立つ実割当上り帯域と、リストアップされた各加入者装置の当該優先順位設定に先立つ要求上り帯域と、を用いて、上り波長の割り当て変更の優先順位を設定することを特徴とする、請求項3に記載の動的波長帯域割当方法。
  5. 前記波長割当変更ステップでは、各上り波長で余剰となった上り帯域の過去の平均と、リストアップされた各加入者装置の過去の実割当上り帯域の平均と、リストアップされた各加入者装置の過去の要求上り帯域の平均と、を用いて、前記条件を満たすかどうかを判定することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の動的波長帯域割当方法。
  6. 前記帯域割当ステップでは、上り帯域の割り当てに先立って、前記条件を満たすかどうかを判定する準備を行なうにあたり、各上り波長で余剰となった上り帯域の当該判定準備に先立つ平均と、リストアップされた各加入者装置の当該判定準備に先立つ実割当上り帯域の平均と、リストアップされた各加入者装置の当該判定準備に先立つ要求上り帯域の平均と、を計算することを特徴とする、請求項5に記載の動的波長帯域割当方法。
  7. 前記複数の加入者装置が上り波長の切り替えに要する時間である波長切替時間は、前記複数の加入者装置に上り帯域を動的に割り当てる周期である帯域割当周期より長く、前記複数の加入者装置に上り波長を動的に割り当てる周期である波長割当周期より短いことを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の動的波長帯域割当方法。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の動的波長帯域割当方法をコンピュータに実行させるための動的波長帯域割当プログラム。
  9. 請求項8に記載の動的波長帯域割当プログラムを格納する動的波長帯域割当記録媒体。
  10. 加入者収容装置及び複数の加入者装置を備える受動光通信網において、前記複数の加入者装置が前記加入者収容装置に送信する上り信号が干渉しないように、前記複数の加入者装置に上り波長及び上り帯域を動的に割り当てる加入者収容装置であって、
    各上り波長の帯域制限の範囲内で各上り波長に収容される各加入者装置に上り帯域を割り当てるとともに、各上り波長の帯域制限に基づいて上り帯域を割り当てられなかった各加入者装置を全上り波長に渡ってリストアップする帯域割当部と、
    前記帯域割当部でリストアップされた各加入者装置について、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長と異なる上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕があるという第一条件と、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕がない又は所定の閾値より小さいという第二条件と、当該加入者装置の過去の実割当上り帯域が、当該加入者装置の過去の要求上り帯域より小さいという第三条件と、をすべて満たすときに、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長から前記異なる上り波長へと、当該加入者装置への上り波長の割り当てを変更する波長割当変更部と、
    を備えることを特徴とする加入者収容装置。
  11. 加入者収容装置及び複数の加入者装置を備え、前記複数の加入者装置が前記加入者収容装置に送信する上り信号が干渉しないように、前記複数の加入者装置に上り波長及び上り帯域を動的に割り当てる受動光通信網システムであって、
    前記加入者収容装置は、
    各上り波長の帯域制限の範囲内で各上り波長に収容される各加入者装置に上り帯域を割り当てるとともに、各上り波長の帯域制限に基づいて上り帯域を割り当てられなかった各加入者装置を全上り波長に渡ってリストアップする帯域割当部と、
    前記帯域割当部でリストアップされた各加入者装置について、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長と異なる上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕があるという第一条件と、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長の帯域が、当該加入者装置の帯域を収容する余裕がない又は所定の閾値より小さいという第二条件と、当該加入者装置の過去の実割当上り帯域が、当該加入者装置の過去の要求上り帯域より小さいという第三条件と、をすべて満たすときに、当該加入者装置が現時点で収容される上り波長から前記異なる上り波長へと、当該加入者装置への上り波長の割り当てを変更する波長割当変更部と、
    を備えることを特徴とする受動光通信網システム。
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