JP5597054B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
[自動二輪車の全体構成]
図1は、第1実施形態に係る「鞍乗型車両」としての自動二輪車10の全体構成を示す左側面図であり、図2は、エンジンEの構成を示す拡大右側面図である。また、図3は、自動二輪車10におけるシリンダヘッド40の内部構造を模式的に示す平面図であり、図4は、自動二輪車10におけるエアクリーナ32、リレーボックス36および制御ユニット38の位置関係を模式的に示す平面図である。
図2に示すように、エンジンEは、シリンダヘッド40と、シリンダブロック42と、クランクケース44と、オイルパン46とを備えており、シリンダヘッド40の内部には、燃料を燃焼させる複数(本実施形態では4個)の燃焼室48が構成されており、シリンダブロック42の内部には、燃焼室48のそれぞれに対応する複数のシリンダ(図示省略)と複数のピストン50とが配設されている。また、クランクケース44の内部には、ピストン50によって回転駆動されるクランクシャフト52が配設されており、シリンダヘッド40の近傍には、スロットル装置54が配設されている。そして、スロットル装置54の出口が燃焼室48の吸気ポートに接続されるとともに、スロットル装置54の入口がダクト(図示省略)を介してエアクリーナ32の排気口112b(図4)に接続されている。さらに、スロットル装置54の側部には、燃料を噴射するインジェクタ56が設けられている。
図5(A),(B)は、第1カバー34に対するリレーボックス36の取付構造を示す斜視図である。
図6は、制御ユニット38とコネクタ74と制御ユニットケース92とを備える集合体Wをエアクリーナ32の制御ユニット収容部108に収容する工程を示す斜視図である。
図7は、自動二輪車10におけるエアクリーナ32の構成を示す斜視図である。エアクリーナ32は、エンジンEに供給される空気(ラムエアー)の流路Rを構成するエアクリーナボックス100と流路Rを流れる空気を浄化するフィルタ102とを有している。
図4に示すように、第1カバー34は、エアクリーナボックス100の側面の少なくとも一部を車幅方向の外方(本実施形態では左方)から覆う板状の部材であり、図5(A),(B)に示すように、第1カバー34の内面におけるエアクリーナボックス100の前部に対向する箇所には、固定ねじ80が螺合されるねじ穴を有する座部130と、係止突起84aを有する固定ベルト84とが一体的に形成されている。
第1実施形態によれば、上記構成により以下の効果を得ることができる。
(a)「第1の電装品」としてのリレーボックス36がエアクリーナボックス100の左方(すなわち左側の側方)に配置され、「第2の電装品」としての制御ユニット38がエアクリーナボックス100の右方(すなわち右側の側方)に配置されるので、エアクリーナ32とリレーボックス36と制御ユニット38とを合わせた部分の高さを低く抑えることが可能であり、エアクリーナ32の上方に配置される燃料タンク28等の位置を低く抑えて、走行時等における乗車姿勢の自由度を向上することができる。
(b)エアクリーナボックス100の上方に電装品が配置される場合に比べて、エアクリーナボックス100と燃料タンク28との間の隙間を小さくすることができるので、エアクリーナボックス100の容積を大きくすることが可能であり、流路Rの吸気抵抗を低減してエンジンEの出力を向上させることができる。
(c)エアクリーナボックス100の前部の左右方向寸法が後部の左右方向寸法よりも短くなっているので、エアクリーナボックス100の前部(拡大部分33を含む。)の側方には、後部の側方よりも余剰空間Uを広く確保することが可能であり、この広い余剰空間Uにリレーボックス36および制御ユニット38を配置しているので、リレーボックス36および制御ユニット38によってエアクリーナボックス100の容積が狭小化されるのを防止することができる。
(d)フレーム部12aの直上に位置する余剰空間Uを利用して、フレーム12の外側面よりも内側にリレーボックス36を配置しているので、リレーボックス36によって車体フレーム12の左右方向寸法が大きくなるのを防止することができる。
(e)リレーボックス36と制御ユニット38とが左右に分かれて配置されているので、エアクリーナボックス100の内部の流路Rが、左側または右側に大きく偏るのを防止でき、これによっても流路Rの吸気抵抗を低減してエンジンEの出力を向上させることができる。
(f)リレーボックス36と制御ユニット38とを電気的に接続するワイヤーハーネス72の電線72aを、エアクリーナボックス100の外側面に沿わせて短距離で配線することができるので、通信効率の向上(すなわち電気的なロスの低減)や軽量化を図ることができる。
(g)リレーボックス36(図5(A))および制御ユニット38(図6)のそれぞれのコネクタ74は、下方に向けて配置されているので、リレーボックス36と制御ユニット38とを電気的に接続するワイヤーハーネス72を、コネクタ74から下方に延ばしてU字状に折り返して配線することが可能であり、ワイヤーハーネス72を下方に延ばさない場合に比べて、配線の曲率を大きくすることができる。
(h)リレーボックス36がエンジンEの近傍(本実施形態では直上)に位置するエアクリーナボックス100の側方に配置されているので、リレーボックス36とエンジンEの周囲に配置されたセンサやエンジン制御用電装品との距離を短くすることが可能であり、これらを電気的に接続するワイヤーハーネス72の電線72aを短くして、通信効率の向上や軽量化を図ることができる。
(i)エアクリーナボックス100には空気(ラムエアー)が取り込まれ、エアクリーナボックス100およびその周辺部が当該空気で冷却されるので、エアクリーナボックス100の側方に配置されたリレーボックス36および制御ユニット38の温度上昇を効果的に抑えることができる。
(j)エアクリーナボックス100とリレーボックス36との間には、隙間Mが確保されているので、当該隙間Mを通過する空気によっても、リレーボックス36の冷却を促すことができる。
(k)リレーボックス36を支持する「支持部」としてのリレーボックスケース76がエアクリーナボックス100から離間して第1カバー34に設けられているので、エンジンEの振動がエアクリーナボックス100を介してリレーボックスケース76に伝わるのを阻止することが可能であり、ケース本体78がゴム弾性材料で形成されていることと相俟って、リレーボックス36の振動を効果的に防止することができる。
(l)エアクリーナ32のフィルタ102を交換する際には、リレーボックス36を第1カバー34と共に簡単に取り外すことができるので、フィルタ102の交換作業を容易に行うことができる。
第1実施形態では、エアクリーナボックス100がエンジンEの真上に配置されており、燃料タンク28がエアクリーナボックス100の真上に配置されているが、他の実施形態では、エンジンEの側方にエアクリーナボックス100が配置されてもよいし、エアクリーナボックス100の側方に燃料タンク28が配置されてもよい。
M… 隙間
R… 流路
U… 余剰空間
10… 自動二輪車(鞍乗型車両)
12… 車体フレーム
12a,12b… フレーム部
28… 燃料タンク
32… エアクリーナ
34… 第1カバー
35… 第2カバー
36… リレーボックス
38… 制御ユニット
48… 燃焼室
72… ワイヤーハーネス
72a… 電線
100… エアクリーナボックス
102… フィルタ
110… 給気ダクト
112a… 吸気口
112b… 排気口
Claims (8)
- エンジンと、
前記エンジンに供給される空気の流路を構成するエアクリーナボックスと前記流路を流れる空気を浄化するフィルタとを有するエアクリーナと、
前記エンジンの上方に配置される燃料タンクと、
前記エアクリーナボックスの側方に配置される電装品とを備え、
前記エアクリーナは、上下方向における前記エンジンのシリンダヘッドと前記燃料タンクとの間に配置される、鞍乗型車両。 - 前記エアクリーナを車幅方向外側から覆うカバーが設けられ、
前記電装品は、前記エアクリーナボックスまたは前記カバーのいずれかに取り付けられている、請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記エアクリーナボックスの側方に位置する車体フレームを備え、
前記車体フレームは、ヘッドパイプから後方に向かうにつれて徐々に互いに離間する左右一対のフレーム部を有し、
前記エアクリーナは、前記左右一対のフレーム部の間に収まるように形成され、
前記車体フレームの上方に前記カバーが設けられ、
前記電装品は、前記フレーム部の上方であって、前記エアクリーナと前記カバーとの間に配置され、
前記電装品の少なくとも一部は、前記車体フレームの直上に配置されている、請求項1または2に記載の鞍乗型車両。 - 前記電装品は、前記エンジンを制御する制御ユニットまたは前記制御ユニットに接続されるリレーボックスの少なくともいずれかであり、前記電装品には、コネクタを有する電線が接続され、前記制御ユニットおよび前記リレーボックスは、前記コネクタが接続される複数の端子を備え、
前記複数の端子が、車両の左右方向における前記エアクリーナボックスの側方に沿って並んでいる、請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - 前記コネクタは、前記エアクリーナボックスと前記フレームとの間の隙間に下方に向けて配置される、請求項4に記載の鞍乗型車両。
- 前記電装品は、第1の電装品と第2の電装品とを含み、前記第1の電装品は、前記第2の電装品と電気的に接続され、
前記第1の電装品が前記リレーボックスを含み、前記第2の電装品が前記制御ユニットを含み、
前記エアクリーナボックスの側方において、右方及び左方のうちの一方に前記第1の電装品、他方に前記第2の電装品が配置されている、請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両。 - エンジンと、
前記エンジンに供給される空気の流路を構成するエアクリーナボックスと前記流路を流れる空気を浄化するフィルタとを有するエアクリーナと、
前記エアクリーナボックスの側方に位置する車体フレームと、
前記エンジンの上方に配置される燃料タンクと、
電線を介して電気的に接続された第1の電装品及び第2の電装品を含む電装品と、を備え、
前記第1の電装品は、前記エンジンを制御する制御ユニットに接続されるリレーボックスを含み、前記第2の電装品は、前記制御ユニットを含み、
前記エアクリーナは、上下方向における前記エンジンのシリンダヘッドと前記燃料タンクとの間に配置され、
前記エンジンの燃焼室列の中心が、前記車体フレームの中心よりも左右方向の一方側に偏って配置され、
前記第1の電装品と前記第2の電装品のうち、サイズが小さい方が前記エアクリーナボックスにおける左右方向の一方側の側方に配置され、サイズが大きい方が前記エアクリーナボックスにおける左右方向の他方側の側方に配置されている、鞍乗型車両。 - 前記エアクリーナは、左右方向寸法が前部から後方に向かうにつれて徐々に大きくなる拡大部分を有し、
前記エアクリーナボックスの前部には、給気ダクトに連通する給気口が形成されており、
前記エアクリーナボックスの後部には、前記エンジンに設けられた複数の燃焼室のそれぞれに連通する複数の排気口が形成されており、
前記電装品は、前記拡大部分における前記エアクリーナボックスの前部の側方に配置されている、請求項1ないし7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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